JP4265267B2 - 空気通路開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気通路を開閉する空気通路開閉装置に関するもので、車両用空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
エアミックスドアや風量を調節する開閉ドアは、空気が流通する開口部の開口面積を調節することにより風量や風量割合を調節するものであるが、ドア開度が小さいときには、「ヒュー」という耳障りな異音が発生し易い。
【0003】
すなわち、図11に示すように、開閉ドアaの開度が小さいときには、開口部bの外縁部と開閉ドアとの間に形成された比較的に小さな隙間(短い距離)を、空気は乱流に移行することなく層流状態で流通するが、開閉ドアを通過した後の空気流れのうち開閉ドアの背面側では、主流から剥離した剥離層(剥離流れ)が発生するとともに、この剥離層が渦となって主流と共に下流側に移動(進行)していき、開口部の外縁部に衝突する。
【0004】
そして、渦が外縁部に衝突した際に発生する圧力波が開閉ドアの背面に到達するとともに、この圧力波が開閉ドアの背面に到達したことをきっかけとして、再び開閉ドアの背面にて剥離した剥離層が渦となって主流と共に下流側に移動(進行)していく。このとき、開閉ドアの端部から開口部の外縁部に向けて流れる空気は層流状態であるため、所定の周期にて安定的に渦が発生する。
【0005】
つまり、開閉ドアの開度が小さいときには、一旦、開閉ドアの端部で渦が発生すると、所定の周期にて安定的に渦が発生するので、異音が発生する。このため、異音の周波数は空気の流速及び開閉ドアの端部から開口部の外縁部までの距離の関数となり、異音の大きさ(騒音レベル)は渦の紙面垂直方向(主流の流通方向と直交する方向)長さ(以下、この長さを渦長さと呼ぶ。)に比例する。
【0006】
なお、ここで言う、渦長さは、渦が主流の流通方向と直交する方向に完全に連続している部位のみを言うものではなく、途中で渦が切れてもよく、巨視的に異音が発生する領域を意味するものとする。
【0007】
これに対して、図12に示すように、開口部及び空気通路を構成する空調ケーシングd側に、開口部の外縁部と開閉ドアとの隙間を流れる空気流れの主流方向に対して平行な壁面を構成する突起部(リブ)cを設けることにより、空気流れを攪乱して異音の原因となる渦が所定の周期にて安定的の発生することが抑制し、異音を低減する発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−66735号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発明者の試験検討によると、特許文献1に記載の発明では、異音を十分に低減することができなかった。
【0010】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な空気通路開閉装置を提供し、第2には、異音を十分に低減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、空気が流通する開口部(20a)を有し、空気通路を構成するケーシング(20)と、開口部(20a)の開口面積を調節する板状の開閉ドア(34)とを備え、
開口部(20a)にはシール座部(20b)が設けられており、
開閉ドア(34)は、ドア本体部(34a)と、ドア本体部(34a)の外縁部に設けられてシール座部(20b)と接触する弾性材料からなるリップシール部(34b)と、シール座部(20b)とリップシール部(34b)との隙間を流れる空気流れの主流方向に対して傾斜した壁面(34d)を構成する突起部(34e)とを備え、
突起部(34e)は開閉ドア(34)の板面(34f)のうちリップシール部(34b)側においてドア本体部(34a)とリップシール部(34b)とにまたがって設けられ、かつ、突起部(34e)は主流方向と略直交する方向に複数個設けられており、
突起部(34e)は、主流方向に沿って細長く延びる平面形状に形成され、
突起部(34e)は、隣り合う壁面(34d)の傾斜方向が交互に反転する八の字状に配置され、八の字状の開き側部と八の字状の狭まり側部とが主流方向と略直交する方向に交互に形成されることを特徴とする。
【0012】
これにより、空気流れの主流方向に対して平行な壁面を構成する突起部(リブ)を設けた特許文献1に記載の発明に比べて、空気流れをより確実に攪乱することができる。
【0013】
したがって、異音の原因となる渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得るので、異音の原因となる渦が所定の周期にて安定的に発生することを抑制でき、異音を確実に低減することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、前記突起部(34e)における前記主流方向の上流側の高さが前記主流方向の下流側の高さよりも低いことを特徴とするものである。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、前記突起部(34e)における前記主流方向の上流側の高さが前記主流方向の下流側の高さよりも高いことを特徴とするものである。
【0016】
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、前記突起部(34e)における前記主流方向の中央部の高さが最大となっていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置において、前記突起部(34e)における前記主流方向の中央部の高さが最小となっていることを特徴とするものである。
【0017】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、車両用空調装置に本発明に係る空気通路開閉装置を適用したものであって、図1は本実施形態に係る車両用空調装置10の模式図である。
【0019】
圧縮機13は走行用のエンジンから動力を得て冷媒を吸入圧縮するものであり、室外熱交換器14は冷媒と外気とを熱交換して冷媒を冷却するものであり、減圧器11は冷媒を減圧する減圧手段である。
【0020】
室内熱交換器21は室内に吹き出す空気と冷媒とを熱交換するものであり、アキュムレータ12は、室内熱交換器21から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して気相冷媒を圧縮機13の吸入側に流出させるとともに、余剰冷媒を液相冷媒として蓄える気液分離器である。
【0021】
なお、四方弁15は圧縮機13から吐出した冷媒を室外熱交換器14側に流す冷房運転、除湿冷房運転又は除湿暖房運転と室内熱交換器21側に流す暖房運転とを切り換える切替弁である。
【0022】
送風機22は車室内に空気を送風する送風手段であり、空調ケーシング20は室内熱交換器21を収納するとともに、室内熱交換器21を通過した空気が流れる空気通路を構成するダクト手段である。
【0023】
ヒータ23は、空調ケーシング20内のうち室内熱交換器21より空気流れ下流側に収納されてエンジン冷却水を熱源として車室内に吹き出す空気を加熱する加熱手段であり、エアミックスドア31はヒータ23を通過する風量とヒータ23を迂回して流れる風量との割合を調節して室内に吹き出す空気の温度を調節する温度調節手段である。
【0024】
また、送風機22の空気流れ上流側には、車室外空気を導入する外気モードと車室内空気を導入する内気モードとを切り換える内外気切換ドア32が設けられ、一方、ヒータ23及びエアミックスドア31より空気流れ下流側には、車室内に吹き出す空気の方向を制御する吹き出しモード制御用のドア33〜35が設けられている。
【0025】
そして、ドア33は窓ガラスの方向に向けて空気を吹き出させるデフロスタ開口部を開閉してデフモードを制御するデフドアであり、ドア34は乗員の上半身に向けて空気を吹き出させるフェイス開口部を開閉してフェイスモード制御するフェイスドアであり、ドア35は乗員の下半身に向けて空気を吹き出させるフット開口部を開閉してフットモードを制御するフットドアである。
【0026】
なお、本実施形態は、フェイスドア34に本発明を適用した空気通路開閉装置であり、その詳細は後述する。
【0027】
そして、内外気切換ドア32、ドア33〜35及びエアミックスドア31は、そのドア位置をポテンショメータが一体となったサーボモータ等の駆動手段により開閉駆動されるとともに、電子制御装置(ECU)1は、ポテンショメータの出力信号等に基づいてサーボモータ及び送風機22を制御する。
【0028】
なお、ポテンショメータ41は内外気切換ドア32のドア位置を検出するドア位置検出手段であり、ポテンショメータ42aはデフドア33のドア位置を検出するドア位置検出手段であり、ポテンショメータ42bはフェイスドア34のドア位置を検出するドア位置検出手段であり、ポテンショメータ42cはフットドア35のドア位置を検出するドア位置検出手段である。
【0029】
酸素センサ24は、空調ケーシング20内を流れる空気の酸素濃度を検出することにより、間接的に漏れ出した冷媒量を検出する冷媒漏れ判定手段であり、本実施形態では、酸素センサ24により酸素濃度が所定濃度以下となったものと判定されたとき、又は車両の衝突を検知するセンサ(エアバッグ作動に用いる加速度センサ)が車両の衝突を検出したときに、空調ケーシング20内に冷媒が漏れ出している、又は漏れ出得る状態にあると判定する。
【0030】
なお、本実施形態では、冷媒として、二酸化炭素又はプロパンや炭化水素等の可燃性ガスを採用しているが、本実施形態はこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
【0031】
湿度センサ25は空気の湿度を検出するもので、車室内の窓ガラスが曇り易い状況にあるか否かを判定する曇り判定手段をなす。なお、本実施形態では、冷房運転から暖房運転に切り替わったとき、除霜運転終了後、若しくは起動初期で室内熱交換器21表面の水分蒸発が懸念されるとき、又は湿度センサ25が所定値以上の湿度を検知したときに、車室内の窓ガラスが曇り易い状況にあると判定する。
【0032】
因みに、本実施形態では、酸素センサ24及び湿度センサ25を空調ケーシング20内外に設けているが、いずれか一方のみであってもよい。
【0033】
また、冷房運転、除湿冷却時及び除湿暖房時における冷媒流れは、全て図1の実線矢印にて示される流れであり、暖房運転及び除霜運転における冷媒流れは、全て図1の波線矢印にて示される流れである。
【0034】
次に、フェイスドア34、つまり本実施形態に係る空気通路開閉装置について図2、3を用い述べる。
【0035】
なお、図2はフェイスドア34周りの拡大図であり、図3はフェイスドア34単体の斜視図である。
【0036】
空調ケーシング20のうちフェイス開口部20aには、図2に示すように、フェイスドア34の外縁部が接触するシール座部20bが設けられており、このシール座部20bがフェイス開口部20aの外縁部となる。
【0037】
一方、フェイスドア34は、略矩形状のドア本体部34a、ドア本体部34aの外縁部に設けられてシール座部20bと接触するリップシール部34b、及びドア本体部34aを回転させるシャフト34c等からなるもので、フェイスドア34のリップシール部34b側には、フェイス開口部20aのシール座部20bとフェイスドア34との隙間を流れる空気流れの主流方向(図2の矢印方向)に対して傾斜した壁面34d(図4参照)を構成する複数個の突起部34eが設けられている。
【0038】
なお、リップシール部34bは容易に弾性変形することができるエラストマゴム等の弾性材料製であり、ドア本体部34aはリップシール部34bに比べて十分に剛性が高い板状のものであり、本実施形態では、リップシール部34b、ドア本体部34a及び突起部34eは、二色成形法等で一体成形されている。
【0039】
また、複数個の突起部34eは、図3、4に示すように、フェイスドア34の板面34fと略平行な方向な平面において、主流方向と略直交する方向に1列に並んでいるとともに、隣り合う壁面34dは、主流方向に対して略対称となるように、ハの字状に設けられている。
【0040】
換言すれば、複数個の突起部34eは、フェイスドア34の板面34fと略平行な方向な平面において、主流方向と略直交する方向に1列に並んでいるとともに、隣り合う壁面34dの傾斜方向が交互に反転するようにフェイスドア34に一体成形されていることとなる。
【0041】
因みに、本実施形態では、突起部34eの諸元(図4参照)、つまり巾a=1mm、長さb=5mm、間隔c=15mm、角度d=120°、高さe=3mmとしている。
【0042】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0043】
フェイス開口部20aのシール座部20bとフェイスドア34との隙間を流れる空気流れの主流方向に対して傾斜した壁面34dを構成する突起部34eを設けている。このため、図6に示す特許文献1に記載の発明のように、空気流れの主流方向に対して平行な壁面を構成する突起部(リブ)を設けたものに比べて、本実施形態では、図5に示すように空気流れをより確実に攪乱することができる。
【0044】
したがって、異音の原因となる渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得るので、異音の原因となる渦が所定の周期にて安定的に発生することを抑制でき、異音を確実に低減することができる。
【0045】
なお、図6は空気流れの主流方向に対して平行な壁面を構成する突起部(リブ)を設けた場合、つまり特許文献1に記載の発明の渦の発生状況を示す模式図である。
【0046】
(第2実施形態)
第1実施形態に係る突起部34eは、高さeが一定であったが、本実施形態は、図7に示すように、突起部34eにおけるハの字の低辺側の高さeを上辺側の高さeよりも低くしたものである。
ここで、ハの字の低辺側の高さeとは図7の空気流れの矢印に示すように、突起部34eにおける主流の流れ方向の上流側の高さのことであり、そして、ハの字の上辺側の高さeとは突起部34eにおける主流の流れ方向の下流側の高さのことである。
【0047】
なお、突起部34eの高さeを隣り合う突起部34eで相違させれば、渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得る。
【0048】
(第3実施形態)
第2実施形態では、突起部34eにおけるハの字の低辺側の高さeを上辺側の高さeよりも低くしたが、本実施形態は、図8に示すように、突起部34eにおけるハの字の低辺側の高さeを上辺側の高さeよりも高くしたものである。
ここで、ハの字の低辺側の高さeとは図8の空気流れの矢印に示すように、突起部34eにおける主流の流れ方向の上流側の高さのことであり、そして、ハの字の上辺側の高さeとは突起部34eにおける主流の流れ方向の下流側の高さのことである。
【0049】
なお、本実施形態においても、突起部34eの高さeを隣り合う突起部34eで相違させれば、渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得る。
【0050】
(第4実施形態)
第2、3実施形態では、主流の流れ方向において、突起部34eの高さeを順次変化させたが、本実施形態は、図9に示すように、主流の流れ方向略中央部において、突起部34eの高さeが最大となるように変化させるものである。
【0051】
本実施形態においても、突起部34eの高さeを隣り合う突起部34eで相違させれば、渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得る。
【0052】
(第5実施形態)
第4実施形態では、主流の流れ方向略中央部において、突起部34eの高さeが最大となるように変化させたが、本実施形態は、図10に示すように、主流の流れ方向略中央部において、突起部34eの高さeが最小となるように変化させるものである。
【0053】
本実施形態においても、突起部34eの高さeを隣り合う突起部34eで相違させれば、渦を効果的にせん断又は消滅させることができ得る。
【0054】
(第6実施形態)
本実施形態は、第1〜5実施形態に係る突起部34eのうち少なくとも2つを組み合わせて、突起部34eの高さeを隣り合う突起部34eで相違させるものである。
【0055】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、フェイスドア34に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のドアにも適用することができる。
【0056】
また、上述の実施形態では、ドア本体部34aとリップシール部34bとが一体成形されたエアラストマドアに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のドアにも適用することができる。
【0057】
また、上述の実施形態では、フェイスドア34側に突起部34eを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、空調ケーシング20側に突起部34eを設けてもよい。
【0058】
また、上述の実施形態では、突起部34eをハの字状に配置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば千鳥状に配置してもよい。
【0059】
また、上述の実施形態では、突起部34eを1列としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハの字状の突起部34eを複数列組合せてもよい。
【0060】
なお、突起部34eを複数列とする場合、第1〜5実施形態に係る突起部34eのうち少なくとも2つを組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用空調装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るフェイスドア周りの拡大図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るフェイスドア単体の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る突起部の説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る突起部周りの空気流れを示す説明図である。
【図6】特許文献1に記載の突起部周りの空気流れを示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る突起部の説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る突起部の説明図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る突起部の説明図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る突起部の説明図である。
【図11】異音の発生原因を示す図である。
【図12】特許文献1に記載の発明の特徴を示す図である。
【符号の説明】
34…フェイスドア、34a…ドア本体部、
34b…リップシール部、34c…シャフト、34e…突起部。
Claims (5)
- 空気が流通する開口部(20a)を有し、空気通路を構成するケーシング(20)と、
前記開口部(20a)の開口面積を調節する板状の開閉ドア(34)とを備え、
前記開口部(20a)にはシール座部(20b)が設けられており、
前記開閉ドア(34)は、ドア本体部(34a)と、前記ドア本体部(34a)の外縁部に設けられて前記シール座部(20b)と接触する弾性材料からなるリップシール部(34b)と、前記シール座部(20b)と前記リップシール部(34b)との隙間を流れる空気流れの主流方向に対して傾斜した壁面(34d)を構成する突起部(34e)とを備え、
前記突起部(34e)は前記開閉ドア(34)の板面(34f)のうち前記リップシール部(34b)側において前記ドア本体部(34a)と前記リップシール部(34b)とにまたがって設けられ、かつ、前記突起部(34e)は前記主流方向と略直交する方向に複数個設けられており、
前記突起部(34e)は、前記主流方向に沿って細長く延びる平面形状に形成され、
前記突起部(34e)は、隣り合う前記壁面(34d)の傾斜方向が交互に反転する八の字状に配置され、八の字状の開き側部と八の字状の狭まり側部とが前記主流方向と略直交する方向に交互に形成されることを特徴とする空気通路開閉装置。 - 前記突起部(34e)における前記主流方向の上流側の高さが前記主流方向の下流側の高さよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
- 前記突起部(34e)における前記主流方向の上流側の高さが前記主流方向の下流側の高さよりも高いことを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
- 前記突起部(34e)における前記主流方向の中央部の高さが最大となっていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
- 前記突起部(34e)における前記主流方向の中央部の高さが最小となっていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉装置。
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