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JP4262033B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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JP4262033B2
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Description

本発明は、電気的な消去と書き込みにより閾値電圧を可逆的に変更可能にされる不揮発性メモリセルを有する半導体集積回路、特に不揮発性メモリセルの過消去を抑制する技術に関する。
上記不揮発性メモリセルは消去状態と書き込み状態を有する。消去状態は例えばメモリセルの選択端子から見た閾値電圧が低い状態であり、書き込み状態は例えばメモリセルの選択端子から見た閾値電圧が高い状態である。上記不揮発性メモリセルの選択端子はワード線に接続され、上記不揮発性メモリセルの閾値電圧を下げる消去動作は、選択されたワード線に接続されている全てのメモリセルを対象に行われる。例えばフローティングゲート構造の不揮発性メモリセルの場合、ワード線に高電圧を印加し、フローティングゲートに蓄積されている電子をソース線又は基板(ウェル領域)に向けて放出させる。このとき、各メモリセルの消去特性が異なるため、最も消去特性の遅いメモリセルの閾値電圧が消去ベリファイレベルに到達する時には、消去特性の速いメモリセルはデプリート状態(過消去状態)にある事が往々にしてある。選択されたワード線に接続されている全てのメモリセルの閾値電圧が消去ベリファイレベル以下になった後で、目標とする消去分布の下限以下に閾値電圧があるメモリセルに対して選択的に書込みを行い、消去分布の下限をそろえる処理(書き戻し処理)が行なわれる。この処理を経ることによってデプリート状態が解消される。このように、消去動作は、閾値電圧を下げる処理(消去処理)と閾値電圧分布の下限をそろえる処理(書き戻し処理)の2つの処理から成る。
特許文献1には過消去に対処する技術として、消去動作の後、選択されたビット線に接続された全てのメモリセルのリーク電流の総和が所定レベル以下であることを検出するリークチェックを行ない、リークチェック結果がOKでないとき一時消去動作を停止して過消去状態にあるメモリセルに対する弱書き込みを行ない、再度消去動作に戻る制御シーケンスが提供される。
特開2000−260189号公報
本発明者はデプリート状態が残る場合について検討した。消去動作において前記書き戻し処理を完了すればデプリート状態の不揮発性メモリセルは残らない。しかしながら、消去動作の途中で動作電源が遮断されたりして書き戻し処理を完了できなければデプリート状態が残る。デプリート状態の不揮発性メモリセルはワード線非選択状態であっても電流を流し得る状態若しくはオン状態になる。ビット線と回路の接地電圧の間に複数の不揮発性メモリセルが並列接続される構造のメモリアレイでは、ビット線を共有する複数の不揮発性メモリセルの中で一つでもデプリート状態になっていると、当該ビット線は常時回路の接地電圧に導通され、データ読み出しを正常に行なうことができない。係る問題点は、活線挿抜が許容されるICカードやメモリカードにそのような不揮発性メモリが搭載される場合に顕在化される虞がある。このような虞はICカードやメモリカード側で活線挿抜における電源遮断遅延として別途対策を講ずることは可能であるが、本発明者は、カード以外の用途も含めてデプリート対策の信頼性を向上させるには不揮発性メモリセルを有する半導体集積回路側においても対処するのが望ましいという認識を持った。
本発明の目的は、途中でデプリートを生ずることなく不揮発性メモリセルの消去を行なうことができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の別の目的は、消去動作中に動作電源遮断が発生しても不揮発性メモリセルのデプリート状態を生じない半導体集積回路を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、途中でデプリートを生ずることなく不揮発性メモリセルの消去を高速に行なうことができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、半導体集積回路は、電気的な消去と書き込みにより閾値電圧を可逆的に変更可能にされる不揮発性メモリセル(MC)と、前記不揮発性メモリセルの閾値電圧の変更を制御する制御回路(10)とを有する。前記制御回路は、消去動作において、複数個を一単位に不揮発性メモリセルの消去を行なう消去処理と、閾値電圧分布の消去方向限界が過消去限界(Vdprt)の消去方向手前の第1レベル(Vpwb)を超えたとき前記一単位の中の所定の揮発性メモリセルに書き込みを行なう第1書き込み処理(S5及びS6、S5a及びS6)と、前記第1書き込み処理が完了した後に、前記閾値電圧分布の消去方向限界が過消去限界の消去方向手前の第2レベル(Vwb)を超えているとき前記一単位の中の所定の不揮発性メモリセルに書き込みを行なう第2書き込み処理(S3)とを制御する。例えば前記消去は不揮発性メモリセルの閾値電圧を低くすることであり、前記書き込みは不揮発性メモリセルの閾値電圧を高くすることである。
上記した手段によれば、消去処理で消去限界を超えそうな不揮発性メモリに対しては逐次第1書き込み処理によりデプリートの発生を抑止する。途中でデプリートを生ずることなく不揮発性メモリセルの消去を行なうことができる。消去動作中に動作電源遮断が発生しても不揮発性メモリセルのデプリート状態を生じない。
書き戻し処理に相当する第2書き込み処理の他に第1書き込み処理を追加することによるオーバーヘッド時間の発生を低減若しくは抑制するには、第1に、前記第1書き込み処理で不揮発性メモリセルに印加する書き込み電圧を前記第2書き込み処理で不揮発性メモリセルに印加する書き込み電圧よりも高くすればよい。電圧的に書き込みを荒くできるので処理時間を短縮することができる。第2は、前記第1書き込み処理で不揮発性メモリセルに書き込み電圧を印加する印加時間は前記第2書き込み処理で不揮発性メモリセルに前記書き込み電圧を印加する印加時間よりも長くすればよい。時間的に書き込みを荒くできるので処理時間の短縮につながる。上記手段を実効あらしめるには前記第1レベルは第2レベルよりも前記過消去限界に近いことが望ましい。
本発明の具体的な形態として、前記消去処理は、閾値電圧分布の反消去方向限界が消去判定レベル(Vevfy)に到達したかを判定する消去ベリファイ(S2)と、未到達のとき消去電圧を印加する消去電圧印加(S1,S7)とを繰り返して、閾値電圧分布の反消去方向限界を消去限界に到達させる処理である。前記第1書き込み処理は、閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えるかを判定する第1の書き込みベリファイ(S5,S5a)と、前記第1の書き込みベリファイによる判定結果が超えているとき書き込み電圧を印加する第1の書き込み電圧印加(S6)とを繰り返して、閾値電圧分布の消去方向限界を前記第1レベルまでに収めることである。
このとき、前記消去処理と第1の書き込み処理との相互関係の第1の形態として、前記制御回路は、前記消去電圧印加(S1)と消去ベリファイ(S2)のループを繰り返し、ループの途中で、第1の書き込みベリファイ(S5)を行ない、閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えたときは第1の書き込み電圧印加(S6)を挿入する。消去電圧の印加は電圧的若しくは時間的に段階的に行なうことを要する。急激に行なえば閾値電圧分布の消去方向限界が一度に過消去限界を超えてしまうからである。前記消去電圧印加と消去ベリファイを繰り返すループ回数が多くなると、ループへの切換え動作によるオーバヘッド時間が増大する。
上記オーバヘッド時間を短縮する第2の形態として、前記制御回路は、閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えるまで、前記消去電圧印加(S1)及び第1の書き込みベリファイ(S5)による第1ループ(ROP1)を繰り返し、その後、前記消去電圧印加(S7)及び消去ベリファイ(S2)による第2ループ(ROP2)を繰り返し、前記第2ループの途中で、第1の書き込みベリファイ(S5a)を行ない、閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えたとき第1の書き込み電圧印加(S6)を挿入する。これにより、第2ループにおける消去電圧印加は、前記第1ループにける消去電圧印加の累積印加時間等の累積印加状態を超えない範囲で一度に行なっても、閾値電圧分布の消去方向限界が一度に過消去限界を超える虞はない。例えば、前記第2ループ(ROP2)における1回の消去電圧印加(S7)の印加時間を、前記第1ループ(ROP1)にける1回の消去電圧印加(S1)の印加時間よりも長くすればよい。或いは,前記第2ループにける1回の消去電圧印加の印加時間を、前記第1ループにける消去電圧印加の累積印加時間に相当させればよい。この意味において、第2ループの繰り返し回数を少なくすることができ、ループの切換え動作による全体的なオーバヘッド時間を低減することができる。
本発明の具体的な形態として、半導体集積回路(1、20)は、複数個の前記不揮発性メモリセル(MC)がビット線(BL)とソース線(SL)に並列接続され、並列接続された前記不揮発性メモリセルの選択端子がワード線(WL)に個別接続されたメモリアレイ(2)を有する。読み出し動作において選択ワード度線は選択レベルに、非選択ワード度線は非選択レベルにされる。更に、半導体集積回路(20)は、前記不揮発性メモリセルを備えた不揮発性メモリ(1)を有する。更に半導体集積回路(20)は、前記不揮発性メモリをアクセス可能な中央処理装置(21)を有し、データプロセッサとして構成される。更に、前記制御回路(10)は、前記中央処理装置(21)とその動作プログラムを保有するメモリ領域例えば一部のメモリアレイ(2)によって構成することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、消去電圧を印加し続けると過消去になってしまう過消去予備軍のメモリセルに対して書き込み処理を行なうから、途中でデプリートを生ずることなく不揮発性メモリセルの消去を完了することができる。これにより、消去動作中に動作電源遮断が発生しても不揮発性メモリセルのデプリート状態を生じない。
第1ループにより消去特性の早い不揮発性メモリセルが過消去状態になる直前までの消去電圧印加状態を検出し、これを、その後の消去・ベリファイループ(第2ループ)における消去電圧印加に反映することにより、第2ループのループ回数を減らすことができ、ループ切換えの総オーバヘッド時間を短縮でき、途中でデプリートを生ずることなく不揮発性メモリセルの消去を高速に行なうことが可能である。
図1には本発明の一例に係るフラッシュメモリ1が示される。フラッシュメモリ1は単結晶シリコンなどの1個の半導体基板に形成され、メモリアレイ2、サブデコーダ3、メインデコーダ4、センスラッチ列5、データラッチ列6、カラムスイッチ列7、周辺回路8、及びパッド列9から成る。周辺回路8は電源回路11、制御回路10及びインタフェース回路12等を有する。
前記メモリアレイ2は、電気的な消去及び書き込みによって閾値電圧が可逆的に変更可能にされる多数の不揮発性メモリセルMCを有する。本明細書において消去とは不揮発性メモリセルMCの閾値電圧を低くすることであり、書き込みとは不揮発性メモリセルの閾値電圧を高くすることである。不揮発性メモリセルMCは例えばソースとドレインの間のチャネル領域の上に夫々絶縁されたフローティングゲートとコントロールゲートを有すスタックドゲート構造を有する。不揮発性メモリセルMCのコントロールゲートはワード線WLに、ドレインはビット線BLに、ソースはソース線SLに接続される。ワード線選択とカラムスイッチ列7によるビット線選択とは、アドレス信号をデコードするメインデコーダ4及びサブデコーダ3によるデコード信号に基づいて行われる。ビット線BLにはその一端にセンスラッチ列5のセンスラッチが接続され、他方にはデータラッチ列6のデータラッチが接続される。読み出し動作のワード線選択で不揮発性メモリセルから読み出されたデータはデータラッチ列6のデータラッチとセンスラッチ列5のセンスラッチを用いて検出され、カラムスイッチ列7で選択されるバイト又はワードなどのアクセス単位に従ってインタフェース回路12に伝達される。消去動作は、特に制限されないが、ワード線単位で行なわれる。書き込み動作ではインタフェース回路12に入力された書き込みデータがカラムスイッチ列7を介してセンスラッチ列5にラッチされ、センスラッチ列5にラッチされたデータの論理値に応じて書き込み電圧の印加と阻止が制御される。
電源回路11はフラッシュメモリ1の消去及び書き込みに必要な高電圧や読み出しに必要なワード線昇圧電圧などの動作電源をチャージポンプ回路及び抵抗分圧回路等を利用して生成する。制御回路10は外部から入力されるストローブ信号及びコマンドに従ってフラッシュメモリ1の消去、書き込み、読み出しのタイミング制御並びに動作電源の選択制御等を行なう。パッド列9は外に接続するボンディングパッド及び入力・出力バッファを有する。図1の例では後述の消去手順等の制御を制御回路10が行なう。
図2にはメモリアレイ2の一例が示される。この例ではビット線BLは、デバイデッドビット線構造を有し、各グローバルビット線GBLには選択スイッチ15を介してローカルビット線LBLが接続される。ローカルビットLBLには複数個の不揮発性メモリセルMCのドレインが接続され、1本のローカルビット線LBLを共有する不揮発性メモリセルMCのソースはソース線SLに共通接続される。ソース線SLは選択スイッチ16を介して共通ソース線CSLに接続する。共通ソース線CSLは回路の接地電圧VSSが印加される。不揮発性メモリセルMCのコントロールゲートには行単位でワード線WLが接続する。分離スイッチ15、16の選択端子には行単位で選択信号線DSL、SSLが接続する。ワード線WLは下位側アドレスのデコード結果に従って選択され、選択信号線DSL、SSLは上位側アドレスのデコード結果に従って選択され、結果としてグローバルビット線GBLを共有する複数のストリングの中から一つのストリングが選択され、選択されたストリングのローカルビット線LBLがグローバルビット線GBLに接続する。
図3にはメモリアレイ2の別の例が示される。この例では、各ビットBLには複数個の不揮発性メモリセルMCのドレインが接続され、不揮発性メモリセルMCのソースはソース線SLに共通接続される。不揮発性メモリセルのコントロールゲートには行単位でワード線WLが接続する。
ここで、消去、書き込み、読み出しのとき不揮発性メモリセルMCに印加する電圧関係について説明する。外部動作電源電圧VDDを例えば3.3Vとする。例えば、読み出しでは、Vd(ドレイン電圧)=1V、Vcg(コントロールゲート電圧)=3.8V、Vs(ソース電圧)=0V、Vsub(基板電圧)=0Vとされる。消去では、Vd=OP(フローティング)、Vcg=−11V、Vs=OP、Vsub=10.5Vとされる。この消去電圧関係によってフローティングゲートに注入されている電子が基板(ウェル領域)に放出されて、コントロールゲートから見た閾値電圧が低下される。書き込みでは、Vd=6V、Vcg=10V、Vs=0V、Vsub=0Vとされる。この書き込み電圧関係により、ドレインからソースへ電流が流れ、発生したホットエレクトロンがフローティングゲートに注入されて、コントロールゲートから見た閾値電圧が上昇される。他の書き込み方法では、Vd=0V、Vcg=10V、Vs=0V、Vsub=0Vとされる。この書き込み電圧関係により、ドレイン−ソース間のチャネル領域とフローティングゲートとの間でFNトンネル現象により電子がフローティングゲートに注入されて、コントロールゲートから見た閾値電圧が上昇される。
消去動作の手順について説明する。ここでは先ず、消去動作の途中でデプリート状態の発生を許容し、最後にデプリート状態を修正する、本発明に対する比較例に係る消去動作の手順を説明する。
図4には比較例に係る消去動作手順が示される。
消去バイアス印加S1では、不揮発性メモリセルMCの閾値電圧を下げるために、前記消去関係電圧として説明した消去バイアスを印加する。この時、一括消去単位とされる選択ワード線を共有する複数個の不揮発性メモリセルMCの閾値電圧分布は消去スピードに応じたばらつきを持つ。例えば図5のように初期閾値電圧分布は消去バイアス印加S1により低下される。閾値電圧はVthとして図示されている。
消去ベリファイS2では、消去バイアス印加S1後の閾値電圧分布の上限が消去ベリファイレベルVevfy以下にあるかをチェックする。図6の状態は、閾値電圧分布の上限が消去ベリファイレベルVevfy以上にあるためフェイルとされる。図7の状態は、閾値電圧分布の上限が消去ベリファイレベルVevfy以下にあるためパスとなる。パスとなるまで、S1の消去バイアス印加とS2の消去ベリファイがを繰り返される。この時、閾値分布は消去特性に応じたばらつきを持つため、図7に例示されるように閾値分布の下限はデプリートレベルVdprt以下になる事がある。
書き戻しS3では、消去後の閾値電圧分布において、図8に例示されるように,書き戻しレベルVwb以下の不揮発性メモリセルMCに対し選択的に書込みを行い、閾値電圧分布の下限を書き戻しレベルVwb以上に揃える。この時、消去動作途中でデプリートした不揮発性メモリセルMCも書き戻しの対象にされるため、正常に書き戻しが完了されればデプリートした不揮発性メモリセルMCが残る事はない。逆に、正常に書き戻しが完了される前に,動作電源の遮断などによって消去動作が中止されると、デプリートした不揮発性メモリセルMCが残ってしまう。例えば図13に例示されるようにデプリートした不揮発性メモリセルMCはワード線WLが非選択であってもオン状態にされ、書きこみ状態の不揮発性メモリセルMCが選択されるべき場合には誤ったデータが読み出されることになる。
上裾チェックS4では、書き戻し後の閾値電圧分布において、過剰に書き戻しされた不揮発性メモリセルMCがないかをチェックするため、図9のように閾値電圧分布の上限が上裾レベルVubd以下にある事をチェックする。特に図示はしないが、上裾チェックにて閾値電圧分布の上限が上裾レベルVubdを超えていることが検出されたときは、再度消去動作をやり直す。
次に、本発明に係る消去手順を説明する。
図10には本発明に係る消去手順の一例が示される。図4の消去手順との相違は、消去バイアス印加S1と消去ベリファイS2のループの途中に、プレ書き戻しベリファイS5とプレ書き戻しS6を挿入してある点である。
プレ書き戻しベリファイS5では、図11に例示されるように、消去バイアス印加S1の後の閾値電圧分布において、当該分布の下限がプレ書き戻しレベルVpwb以下にあるかをチェックする。
プレ書き戻しS6では、図12に例示されるように、プレ書き戻しベリファイS5でフェイルした不揮発性メモリセルMCに対し、選択的に書込みを行い、分布の下限をプレ書き戻しレベルVpwb以上に揃える。
前記プレ書き戻しレベルは、図11及び図12に示されるように、デプリートレベルVdprt以上であって、書き戻しレベルVwb以下の間に設定されている。この設定により、プレ書き戻し処理は書込みを荒くでき処理時間の短縮となる。即ち、前記書き戻しS3の処理に比べて、プレ書き戻し後における分布の幅が大きい(分布の上限−プレ書き戻しレベルVpwb)>(分布の上限−書き戻しレベルVwb)ため、分布の狭帯化は後者のプレ書き戻しの方が広く制御でき、ラフな書込みで充分だからである。ラフな書き込み若しくは荒い書き込みとは、書き戻しS3の処理の最初の書き込み電圧と比べて、書き込み電圧を高くする、或いは書きこみパルス時間を長くするということである。
前記プレ書き戻しレベルVpwb以下に分布の下限があるフェイルの場合には、プレ書き戻しS6を行なう。プレ書き戻しレベルVpwb以下に分布の下限がないパスの場合は、前記消去ベリファイS2を行なって分布の上限をチェックする。S1からS4の処理は図4の場合と同じであるからその詳細な説明は省略する。
このように、図10の消去動作では、消去バイアス後にデプリート予備軍の不揮発性メモリセルMCにプレ書き戻しS6を行なうことにより、デプリートを途中で発生させずに消去を完了することができる。しかも、プレ書き戻しレベルVpwbをデプリートレベルVdprtより高く、書き戻しレベルVwb以下の間に設定することにより、プレ書き戻し処理S5,S6の書込みを荒くでき、プレ書き戻しの処理S5,S6が追加されていてもその処理時間の増大を極力抑えることができる。
図14には図10の消去手順による消去動作中の閾値電圧分布において、消去速度が最速及び最遅の不揮発性メモリセルMCの閾値電圧(Vth)の変化の傾向を示す。図4の消去手順では消去バイアス印加の毎に、最速不揮発性メモリセルの閾値電圧は下がり続けてデプリートレベルVdprt以下に達する。これに対し、図10の消去手順では消去バイアス毎印加にプレ書戻しS6を行うため、最速不揮発性メモリセルの閾値電圧はある一定の閾値電圧(Vpwb)以下にはならない。
図15には本発明に係る消去手順の別の例が示される。上述の図10の消去手順では、消去バイアス印加S1と消去ベリファイS2のループの中にプレ書き戻しS6が入るので、図4に比べて消去時間が増加すると考えられる。即ち、図10では、消去バイアス印加S1を含むループの中にプレ書き戻しS6が入るので、プレ書き戻しS6を行なう場には消去と書き込みの動作電源の切換えを行なわなければならず、これがオーバヘッド時間となり、前記ループの処理時間が長くなる。そのような電源切換えのオーバヘッド時間を加味すると、書き戻しS3の処理時間が20マイクロ秒であるのに対し、プレ書き戻しS6の処理時間は200マイクロ秒となる。図15の処理手順はそのようなオーバヘッド時間を減らして消去時間の短縮を狙うものである。
図15では、消去バイアス印加S1後にプレ書き戻しベリファイS5を行ない、このプレ書き戻しベリファイでパスした場合は消去ベリファイのチェックを行わずに、消去バイアス印加S1を繰り返す。この繰り返しループは第1ループROP1を成す。この第1ループROP1では、消去後のメモリ分布の下限(消去の速い不揮発性メモリセル)がプレ書き戻しベリファイレベルVpwb以下になる(デプリート予備軍となる)まで消去バイアスを連続して印加し(S1)、無駄な消去ベリファイ動作を省略する。消去の速い不揮発性メモリセルがデプリート予備軍になっても消去の遅い不揮発性メモリセルは未だ消去ベリファイレベルVevfyに到達しない状況では実質的に消去ベリファイを行なう意味はないからである。そして、一度プレ書き戻しベリファイS5でフェイルした後は、消去バイアス印加S7及び消去ベリファイS2による第2ループROP2を繰り返し、前記第2ループROP2の途中で、プレ書き戻しベリファイS5aを行ない、閾値電圧分布の下限が前記プレ書き戻しレベルVpwbを超えたときプレ書き戻しS6を行なう。
前記消去バイアス印加S7では、前記第1ループROP1で費やした消去バイアス印加の累積時間を一気に印加する。この意味において、第2ループROP2の繰り返し回数を少なくすることができ、ループ中における書き込み・消去の切換え動作による全体的なオーバヘッド時間を低減することができる。要するに、第1ループROP1において最初にプレ書き戻しベリファイS5がフェイルするまでの間に印加した消去バイアスの累積印加時間は、消去の速い不揮発性メモリセルがデプリートしないという意味において、その時の消去動作の消去特性に最適な消去パルス幅となるから、当該消去パルス幅を消去パルス印加S7の一回の印加幅とすることにより、第2ループROP2のループ回数Nを減らす事ができ、消去動作を高速化することができる。
尚、例えば外部電源電圧VDD=3.3Vのとき、消去ベリファイレベルVevfy=2.8V、書き戻しレベルVwb=1.8V等とされる。
図16には図10の消去手順に対する図15の消去手順によるループ回数低減効果の論理的な一例が示される。図16では、最速不揮発性メモリセルと最遅不揮発性メモリセルの閾値X電圧特性差(ばらつき)は例えば1Vで固定とする。初期検討の欄は図10の消去手順による場合を示し、高速化の欄は図15の消去手順による場合を示す。tEPαは消去最速不揮発性メモリセルを消去状態にするのに必要な消去バイアスの総印加時間、tEPβは消去最遅不揮発性メモリセルを消去状態にするのに必要な消去バイアスの総印加時間、1回の消去バイアス印加S1に要する時間tEPiは一律10マイクロ秒(μs)とする。1回の消去バイアス印加S7に要する時間tEPaは、図10の手順の場合にはtEPi(=10μs)に等しく短い時間である。それに対し、図15の手順の場合には第1ループROP1における消去バイアス印加の累計時間であるから、tEPαに等しく比較的長い時間となる。消去完了に必要な消去バイアス印加のループ回数は、大凡、最遅不揮発性メモリセルを消去状態にするために必要な消去バイアス印加のループ回数N(=tEPβ/tEPa)として把握すれば、図10の消去手順では100回(特性A)、500回(特性B)であるのに対し、図15の消去手順では10回(特性A)、10回(特性)B)である。消去バイアスの実際の総印加時間は図10の場合と図15の場合で変わりないが、後者はループの繰り返し回数が少ないから、ループ内での消去電圧等の切換えなどに費やされるオーバヘッド時間が格段に低減される。このように、図10の消去手順では、特性A,Bに対して消去を実施した場合、消去最遅不揮発性メモリセルを消去するのに必要な消去バイアス総印加時間が長いほどループ回数が多くなるが、図15の消去手順では、異なる特性A,Bにおいて、ループ回数は共通であり、図10の手順よりも少ない回数で消去できる事がわかる。
図17には本発明の一例に係るマイクロプロセッサが例示される。マイクロプロセッサ20は、中央処理装置(CPU)21、CPU21のワーク領域などに利用されるランダムアクセスメモリ(RAM)22、バスステートコントローラ27、CPU21の動作プログラム及び制御データなどが格納されるフラッシュメモリモジュール23、フラッシュメモリモジュール23の制御ロジックを構成するフラッシュメモリコントローラ24、タイマやシリアルインタフェースコントローラなどのその他の周辺回路25、及び外部バスインタフェース回路(EXIF)26から成る。前記フラッシュメモリモジュール23とフラッシュメモリコントローラ24は前記フラッシュメモリ1を構成する。フラッシュメモリコントローラ24はフラッシュメモリ1の制御回路10を実現する。フラッシュメモリコントローラ24はCPU21からアクセスコマンドを受取ってフラッシュメモリモジュール23の読み出し、消去,及び書き込みの各動作を制御する。図10、図15などで説明した前記消去シーケンスはフラッシュメモリコントローラ24が制御する。特に図示はしないが、消去及び書き込みの各動作シーケンスは、フラッシュメモリコントローラ24に代えてCPU21が直接制御してもよい。この場合に、消去及び書き込み動作の制御プログラムはフラッシュメモリモジュール23の所定のメモリアレイ2に割り当てられる保護領域に保持させればよい。マイクロプロセッサ20が実装基板に搭載されたオンボードの状態において保護領域は消去及び書き込みが禁止される。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図15の消去手順では、第1ループROP1の消去バイアス印加S1と第2ループROP2の消去バイアス印加S7との間で消去のパルス時間を変化させることによってループ回数を減少させて消去を高速化したが、パルス時間でなく、消去電圧を段階的に大きくする事で同様の作用を実現してもよい。例えば、消去バイアス印加S1において消去電圧を徐々に大きくしていき、消去バイアス印加S7では消去バイアス印加S1でプレ書き戻しベリファイレベルを下回った時の消去電圧を用いて消去を実施すればよい。これにより、同じく、ループ回数を減少させ消去の高速化を実現できる。
また、消去動作中の書き戻し処理、又はプレ書き戻し処理の書込み方法は、FNトンネル書込み、ホットエレクトロン書込みのどちらでも実行可能であり、2種類の書込み方式を並列に動作させる事も可能である。
また、プレ書き戻しベリファイレベルは、例えばデプリートレベル以上、書き戻しレベル以下の間に設定するものとしたが、書き戻しレベルと同じレベルを用いてもよい。プレ書き戻しに荒い書き込みを採用することはできないので処理時間は長くなるが、処理としては実施可能である。
上記消去状態と書き込み状態の定義は上記とは逆にしてもよい。即ち、閾値電圧の高い状態を消去状態、閾値電圧の低い状態を書き込み状態とする。
不揮発性メモリセルの構造はスタックドゲート構造に限定されない。例えば、ソースとドレインの間に選択トランジスタ部とを分離して直列的に配置したスプリットゲート構造であってよい。不揮発性メモリセルの電荷蓄積領域はポリシリコンに限定されず、シリコン窒化膜などの電荷トラップ性絶縁膜で構成してもよい。
また、消去単位はワード線単位に限定されない。ソース線を共有する単位、若しくはウェル領域を共有する単位であってもよい。不揮発性メモリセルの情報記憶単は1ビットに限定されず2ビット等の複数ビットであってもよい。
本発明の一例に係るフラッシュメモリを示すブロック図である。 メモリアレイの一例を示す回路図である。 メモリアレイの別の例を示す回路図である。 比較例に係る消去動作手順を示すフローチャートである。 消去バイアスを印加したときの閾値電圧分布説明図である。 消去ベリファイがフェイルとなるときの閾値電圧分布説明図である。 消去ベリファイがパスとなるときの閾値電圧分布説明図である。 書き戻しを行なうときの閾値電圧分布説明図である。 上裾チェックを行なうときの閾値電圧分布説明図である。 本発明に係る消去手順の一例を示すフローチャートである。 プレ書き戻しベリファイを行なうときの閾値電圧分布説明図である。 プレ書き戻しを行なうときの閾値電圧分布説明図である。 デプリートの有無による読み出し動作の相違を例示する説明図である。 図10の消去手順による消去動作中の閾値電圧分布において消去速度が最速及び最遅の不揮発性メモリセルの閾値電圧の変化の傾向を示す説明図である。 は本発明に係る消去手順の別の例を示すフローチャートである。 図10の消去手順に対する図15の消去手順によるループ回数低減効果の論理的な一例を示す説明図である。 本発明の一例に係るマイクロプロセッサのブロック図である。
符号の説明
1 フラッシュメモリ
2 メモリアレイ
WL ワード線
BL ビット線
SL ソース線
MC メモリセル
11 制御回路
ROP1 第1ループ
ROP2 第2ループ
Vevfy 消去ベリファイレベル
Vwb 書き戻しレベル
Vpwb プレ書き戻しレベル
Vdprt デプリートレベル
20 マイクロプロセッサ
21 CPU
23 フラッシュメモリモジュール
24 フラッシュメモリコントローラ

Claims (12)

  1. 電気的な消去動作と書き込み動作により閾値電圧を可逆的に変更可能にされる不揮発性メモリセルと、
    前記不揮発性メモリセルの閾値電圧の変更を制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記消去動作において、閾値電圧分布の反消去方向限界が消去判定レベルに到達したかを判定する消去ベリファイ処理と、
    前記閾値電圧分布の反消去方向限界が前記消去判定レベルに未到達の場合に消去電圧を印加する消去電圧印加処理と、
    閾値電圧分布の消去方向限界が過消去限界の消去方向手前の第1レベルを超えるかを判定する第1の書き込みベリファイ処理と、
    前記第1の書き込みベリファイ処理による判定結果が前記第1レベルを超えている判定の場合に書き込み電圧を印加する第1の書き込み電圧印加処理と、
    前記第1書き込み電圧印加処理の後に、前記閾値電圧分布の消去方向限界が前記過消去限界の消去方向手前の第2レベルを超えているとき前記不揮発性メモリセルに書き込みを行なう第2書き込み処理と、を含み、
    さらに前記制御回路は、前記消去電圧印加処理と前記消去ベリファイ処理のループを繰り返し、前記ループの途中で、前記第1の書き込みベリファイ処理を行ない、前記閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えたときは前記第1の書き込み電圧印加処理を挿入することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 電気的な消去動作と書き込み動作により閾値電圧を可逆的に変更可能にされる不揮発性メモリセルと、
    前記不揮発性メモリセルの閾値電圧の変更を制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記消去動作において、閾値電圧分布の反消去方向限界が消去判定レベルに到達したかを判定する消去ベリファイ処理と、
    前記閾値電圧分布の反消去方向限界が前記消去判定レベルに未到達のとき消去電圧を印加する消去電圧印加処理と、
    閾値電圧分布の消去方向限界が過消去限界の消去方向手前の第1レベルを超えるかを判定する第1の書き込みベリファイ処理と、
    前記第1の書き込みベリファイ処理による判定結果が前記第1レベル超えている判定の場合に書き込み電圧を印加する第1の書き込み電圧印加処理と、
    前記第1書き込み電圧印加処理の後に、前記閾値電圧分布の消去方向限界が前記過消去限界の消去方向手前の第2レベルを超えているとき前記不揮発性メモリセルに書き込みを行なう第2書き込み処理と、を含み、
    さらに前記制御回路は、前記閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えるまで、前記消去電圧印加処理及び前記第1の書き込みベリファイ処理による第1ループを繰り返し、その後、前記消去電圧印加処理及び前記消去ベリファイ処理による第2ループを繰り返し、前記第2ループの途中で、前記第1の書き込みベリファイ処理を行ない、前記閾値電圧分布の消去方向限界が前記第1レベルを超えたとき前記第1の書き込み電圧印加を挿入することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記消去動作は不揮発性メモリセルの閾値電圧を低くすることであり、前記書き込み動作は不揮発性メモリセルの閾値電圧を高くすることであることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1書き込み電圧印加処理で不揮発性メモリセルに印加する書き込み電圧は前記第2書き込み処理で不揮発性メモリセルに印加する書き込み電圧よりも高いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  5. 前記第1書き込み電圧印加処理で不揮発性メモリセルに書き込み電圧を印加する印加時間は前記第2書き込み処理で不揮発性メモリセルに前記書き込み電圧を印加する印加時間よりも長いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1レベルは第2レベルよりも前記過消去限界に近いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  7. 前記第2ループにける1回の消去電圧印加の印加時間は、前記第1ループにおける1回の消去電圧印加の印加時間よりも長いことを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  8. 前記第2ループにおける1回の消去電圧印加の印加時間は、前記第1ループにおける消去電圧印加の累積印加時間に相当することを特徴とする請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 複数個の前記不揮発性メモリセルがビット線とソース線に並列接続され、並列接続された前記不揮発性メモリセルの選択端子がワード線に個別接続されたメモリアレイを有し、読み出し動作において選択ワード線は選択レベルに、非選択ワード線は非選択レベルにされることを特徴とする請求項請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  10. 複数個の前記不揮発性メモリセルを備えた不揮発性メモリを有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  11. 前記不揮発性メモリをアクセス可能な中央処理装置を有し、データプロセッサとして構成されることを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
  12. 前記制御回路は前記中央処理装置とその動作プログラムを保持する前記不揮発メモリを含むメモリ領域から成ることを特徴とする請求項11記載の半導体集積回路。
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