JP4254499B2 - 質量分析用マイクロチップおよびこれを用いた質量分析装置 - Google Patents
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Description
固体や半固体上の試料をTOFMS(飛行時間型質量分析装置)で測定する場合には、レーザ照射により試料を飛散させてイオン化するMALDI法が多用されている。これは、MALDI法が試料中の高分子イオンを高分子イオンとしての特徴を残したままソフトにイオン化できる特徴を有するとともに、パルス的なレーザ照射によるイオン化が、間欠的に測定が行なわれるTOFMS測定に適しているからである。
しかしながら、ESI等の大気圧イオン化法をTOFMSやイオントラップ型質量分析装置のイオン源として組み合わせた場合、TOFMSやイオントラップ型質量分析装置では、間欠的に測定が行われるため、測定タイミング以外にイオン源に導入された試料は測定されずに廃棄されることとなり、試料の利用効率は決してよくない。
特に、イオントラップ検出器を用いるイオントラップ型質量分析装置では試料の有効利用に対する要求が強く、微量試料での測定が可能なパルスイオン源が求められている。
また、本発明は、TOFMSやイオントラップ型質量分析装置のように、間欠的に測定がなされる質量分析装置のイオン化に適したイオン化部品を提供することを目的とする。
なお、切り取りたい試料位置を確認するための検出機構を設けてもよい。例えばバルブの前に光検出器や蛍光センサーなどのセンサーを設けることができる。また、試料分離部から導入した試料量により位置決めしてもよい。
この発明によれば、試薬溶媒導入部から試薬や溶媒を注入することにより、試料を希釈したり、反応させたりして質量分析前に種々の前処理を行うようにすることができる。
この発明によれば、質量分析用マイクロチップを質量分析装置本体のイオン化部に直接取り付ける。そして選択した一つの試料貯蔵部から試料取出用開閉バルブを介して微量試料をイオン化開口部に送り、質量分析装置のレーザ光源からレーザ照射を行うことによりイオン化が行われる。
この発明によれば導波路を介してレーザ光を正確かつ効率的にイオン化開口部に導く。
この発明によれば、吐出用ノズルから吐出される試料がインターフェース部から質量分析部に導入され、質量分析部にて試料の質量分析を行われる。
この発明によれば、大気圧下に置かれた質量分析用マイクロチップの吐出ノズルがインターフェース部の小孔に対向している。質量分析部は真空に維持されているので、この小孔により差圧が形成されている。吐出ノズルから微量試料が吐出されると、試料がこの小孔を通過して質量分析部に導入され、質量分析が行われる。
この発明によれば、質量分析用マイクロチップを質量分析装置のイオン化部に取り付けて、レーザ光源からレーザをイオン化開口部に照射してイオン化し、イオン化された試料を質量分析部に導いて質量分析を行う。
この発明によれば、注入された試料は試料分離部において成分ごとに分離した上で試料貯蔵部に貯留することができるので、あらかじめ成分分離した試料を供給する必要がなくなる。
図1は、本発明の一実施例である質量分析用マイクロチップの構成を示す平面図、図2はその斜視図である。
この質量分析用マイクロチップ1は、必要な孔加工や溝加工を施したベースプレート、カバープレートからなる2枚の石英ガラスを貼り合わせるようにして形成される。
マイクロチップ1の上面には、試料導入部となる試料導入ポート12、ベントポート14、排出ポート16の3つの開口が形成され、各ポートは図示しない外部流路から試料液や溶媒液を供給したり排出したりできるようにしてある。
マイクロチップ1に用いられる開閉バルブや三方バルブは、ダイアフラムバルブのような可動部が機械的に動作するバルブに限られず、EWOD(electro wetting on Dielectric)を用いて流路内面の濡れ性を制御して流体の方向を切り替えるバルブ、あるいは流路内面を構成する素材の濡れ性の違いと流体にかかる圧力を利用して流体の方向を切り替えるパッシブバルブのような可動部がないバルブでもよい。要するに流路切り替えが可能であればよい。
次に、上記のマイクロチップ1を用いて質量分析を行うための質量分析装置について図を用いて説明する。図3は本発明の一実施例である質量分析装置の構成を示す概略平面図である。
また、マイクロチップ1と試料導入部62との間には高圧電源80が接続されており、電圧を印加できるようにしてある。
次に、マイクロチップ1を用いて試料を貯蔵する際の手順について図を用いて説明する。ここでは便宜上マイクロチップ1の前段にある図示しない流路から供給される試料が、既に成分分離された状態で送られるものとして説明するが、分離流路18において成分されるものであっても構わない。また、試料液は、マイクロチップ1の前段で加圧されており、圧力差が駆動力となって下流側のマイクロチップ1に流れてくるものとする。例えば前段に液体クロマトグラフ装置が接続されている場合が一例として挙げられるが、これに限られるわけではない。
前側流路切替部として機能する三方バルブVAは分離流路18と切取流路20とが連通する状態(分離流路側状態という)におかれ、後側流路切替部として機能する三方バルブVBは切取流路20と分離流路32とが連通する状態(排出流路側状態という)におかれる。
マイクロチップ1の前段から試料導入ポート12に導入されて分離流路18を流れる試料液体は、順次下流側に流れるが、このとき分離流路18の底部に設けた図示しない試料モニタでモニタされており、最初の成分1が切取流路20に達するまでこの状態が維持される。したがって成分1より前を流れる不要な溶媒、不要な成分については排出ポートに廃棄される。
成分1が切取流路20に達すると、成分1を第1の貯留部である試料貯蔵部24−1に導くため、分岐流路開閉バルブVC−1を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−2、VC−3を閉じた状態で、三方バルブVBを切取流路20と分岐流路22とが連通する状態(分岐流路側状態という)に切り替える。
成分1を第1の貯留部である試料貯蔵部24−1に導くため、分岐流路開閉バルブVC−1を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−2、VC−3を閉じたままの状態で、三方バルブVAをベント流路30と切取流路20とが連通する状態(ベント流路側状態という)に切り替える。そして成分2が三方バルブVAに達する前に成分1を試料貯蔵部24−1に達するように圧送する。
成分1が試料貯蔵部24−1に達すると三方バルブVAを分離流路側状態に切り替え、三方バルブVBを排出流路側状態に切り替え、試料を流す。そして成分2が切取流路20に達するまで待つ。
そして成分2が切取流路20に達すると、成分2を第2の貯留部である試料貯蔵部24−2に導くため、分岐流路開閉バルブVC−2を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−1、VC−3を閉じた状態で、三方バルブVBを分岐流路側状態に切り替える。
成分2を第2の貯留部である試料貯蔵部24−2に導くため、分岐流路開閉バルブVC−2を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−1、VC−3を閉じたままの状態で、三方バルブVAをベント流路側状態に切り替える。そして成分3が三方バルブVAに達する前に成分2を試料貯蔵部24−2に圧送する。
成分2が試料貯蔵部24−2に達すると三方バルブVAを分離流路側状態に切り替え、三方バルブVBを排出流路側状態に切り替え、試料を流す。そして成分3が切取流路20に達するまで待つ。
そして成分3が切取流路20に達すると、成分3を第3の貯留部である試料貯蔵部24−3に導くため、分岐流路開閉バルブVC−3を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−1、VC−2を閉じた状態で、三方バルブVBを分岐流路側状態に切り替える。
成分3を第3の貯留部である試料貯蔵部24−3に導くため、分岐流路開閉バルブVC−3を開き、他の分岐流路開閉バルブVC−1、VC−2を閉じたままの状態で、三方バルブVAをベント流路側状態に切り替える。そして成分3を試料貯蔵部24−3に圧送する
成分1から成分3をそれぞれ別の試料貯蔵部24−1、24−2、24−3に貯留し終えると、三方バルブVAを分離流路側状態、三方バルブVBを排出流路側状態に切り替え、分岐流路開閉バルブVC1〜VC3を閉じる。これにより、後から流れてくる不要な試料や溶媒は排出ポートに廃棄される。
次にマイクロチップに分取貯蔵された微量試料を質量分析装置本体に送り、分析する動作について説明する。ここでは、試料貯蔵部24−1、24−2、24−3に貯留されている微量試料をこの順で測定するものとする。分析は以下の(i)工程から(h)工程を順次実行することにより微量試料をそれぞれ所望のタイミングで別々に分析する。
あらかじめ、質量分析装置本体70をいつでも測定可能なスタンバイ状態まで立ち上げ、試料が供給されるのを待つ。
分岐流路開閉バルブVC−1〜VC−3を閉じ、成分1が貯留してある試料貯蔵部24−1内を吐出用アクチュエータ34−1により加圧し、一定量の試料となる試料液滴を高電界が印加されたインターフェース部60の空間に吐出する。
吐出された成分1の微量試料はイオン化され、インターフェース部60の小孔61(キャピラリー)を通過する。微量試料は小孔61を通過する間に脱溶媒化され微細化されてイオンガイド部71に入り、イオンガイド73により導かれて質量分析部72に入る。質量分析部72では、入ってきたイオンをイオントラップ型検出器75により電磁的に処理しつつ質量分析がなされる。
成分1の質量分析が終了すると、成分2が貯留してある試料貯蔵部24−2内を吐出用アクチュエータ34−2により加圧し、一定量の試料となる試料液滴を高電界が印加されたインターフェース部60の空間に吐出する。以下同様の工程で質量分析がなされる。
成分2の質量分析が終了すると、成分3が貯留してある試料貯蔵部24−3内を吐出用アクチュエータ34−3により加圧し、一定量の試料となる試料液滴を高電界が印加されたインターフェース部60の空間に吐出する。以下同様の工程で質量分析がなされる。
次に、図1、図2に示したマイクロチップの変形実施例について説明する。
図5は本発明の他の一実施例である質量分析用マイクロチップの概略構成を示す図である。図5において図1、図2と同じものについては同符号を付すことにより説明を省略する。
図5のマイクロチップ2では、試料貯蔵部24−1、24−2、24−3の下流側の取出流路に開閉バルブ25−1、25−2、25−3をさらに設けている点が図1、図2の実施例と異なる。
このマイクロチップ2によれば、試料貯蔵部24を挟んだ両側の開閉バルブを閉じておくことにより、試料貯蔵部24内の試料を密閉状態で貯留しておくことができるのでコンタミ物質の影響を受けにくくすることができる。
本実施例のマイクロチップ3は、分離流路18に交差点Xで交差するように試料導入流路13が形成され、その両端に試料導入ポート12a、第2電極ポート12bが形成される。また、分離流路18の上流端には第3電極ポート12cが形成される(すなわち、本実施例では図1における試料導入ポート12が第3電極ポート12cとなる)。また、分離流路18は電気泳動用カラムである。
これにより試料の一部が分離流路18側に泳動し、分離流路18内で成分ごとに分離しながら三方バルブVAの方に流れていく。そして、最初の分離成分が切取流路20に達すると、実施例1と同様の手順によりベントポート14から圧縮空気を導入し圧力差により試料を試料貯蔵部24−1導く。これ以降、実施例1と同様の手順で成分ごとに順次別の試料貯蔵部に貯留していく。
本実施例のマイクロチップ4は、分岐流路22における分岐点Y0直後の各分岐流路22−1、22−2、22−3の位置に狭窄部分Y1、Y2、Y3を形成し、この部分に電圧が印加できるようにしてある。そして切取流路20で切り取られた微量試料が分岐点に近づいたときに狭窄部Y1、Y2、Y3に印加する電圧を制御する(試料表面のゼータ電位を変化させて、流れ性を変化させる)ことにより、いずれかの分岐流路に進むようにする。これにより分岐点Y0でむだなく正確に流路切り替えすることができる。
本実施例のマイクロチップ5は、試薬、溶媒を供給するための試薬・溶媒導入ポート40と試薬溶媒流路42とからなる試薬溶媒導入部が形成され、分岐流路22における分岐点Y0の直前に連通するようにしてある。そして必要に応じて試料貯蔵部24に試薬あるいは溶媒を供給し、試料貯蔵部24内で化学反応を起こしたり希釈したりした上で質量分析装置に送るようにする。
この質量分析用マイクロチップ6は、実施例1で説明したようなインターフェース部60を介して質量分析装置に接続されるマイクロチップ1〜5と異なり、直接マイクロチップ自体を質量分析装置のイオン化部に入れて用いるものである。なお、図1、図2と同じものは同一符号を付すことにより説明を省略する。
この質量分析装置90は、飛行時間型(TOF)の検出器92と、マイクロチップ6の開口44にレーザ光を照射するためのレーザ光源94と、レーザ光により励起されて開口44から飛び出したイオンを所望の方向に進行させるためのイオンレンズ96とからなる。そして、検出器92、レーザ光源94、イオンレンズ96の制御およびマイクロチップ6のバルブ制御は制御部98により制御される。
分岐流路開閉バルブVC1〜VC3を閉じ、開閉バルブ25−1を開き、開閉バルブ25−2、25−3を閉じた状態で試料貯蔵部24−1の吐出アクチュエータ34−1を駆動して試料貯蔵部24−1に貯留されていた成分1の微量試料を開口44に送り出す。
最初の質量分析を行った後、しばらくして検出器92が測定可能になるとレーザ光源94から再びレーザが照射され2回目の質量分析が行われる。このように間欠的に測定が繰り返される。
成分1の測定が終わると、開閉バルブ25−2を開き、他の開閉バルブを閉じ、吐出用アクチュエータ34−2を駆動して試料貯蔵部24−2に貯留された成分2の微量試料を開口44に送って同様の質量分析を行う。以下、同様の操作を繰り返すことにより順次微量試料の質量分析がなされる。
12:試料導入ポート(試料導入部)
14:ベントポート
16:排出ポート
18:分離流路
20:切取流路
22:分岐流路
24:試料貯蔵部
26:吐出用ノズル
28:取出流路
30:ベント流路
32:排出流路
34:吐出用アクチュエータ
40:試薬溶媒ポート
42:試薬溶媒流路
44:開口
46:導波路
50:質量分析装置
60:インターフェース部
61:小孔
62:試料導入部
70:質量分析装置本体
72:質量分析部
90:質量分析装置
92:検出器(TOF)
94:レーザ光源
VA:三方バルブ(前側流路切替部)
VB:三方バルブ(後側流路切替部)
VC:分岐流路開閉バルブ
Claims (12)
- 質量分析のための試料を調製するための質量分析用マイクロチップであって、
試料導入部と、
試料導入部に連通する流路上に形成され、試料導入部から流れてくる試料の一部を順次切り取る試料切取部と、
複数の試料貯蔵部と、
試料切取部と各試料貯蔵部とを流路接続し、試料切取部で切り取られた試料の一部をそれぞれいずれかの試料貯蔵部に送るための分岐流路と、
分岐流路にそれぞれ設けられる分岐流路開閉バルブと、
試料貯蔵部に連通し、試料貯蔵部に貯留された試料を取り出す取出流路とを備えたことを特徴とする質量分析用マイクロチップ。 - 取出流路は、マイクロチップ外壁に形成された吐出用ノズルに連通することを特徴とする請求項1に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 試料導入部と試料切取部との間の流路に、試料導入部から導入された試料を成分ごとに分離する試料分離部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 試料分離部には成分ごとに分離するためのクロマトグラフィ用カラムまたは電気泳動用カラムが形成されることを特徴とする請求項3に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 試料切取部は、前側流路切替部と後側流路切替部とに挟まれた切取流路と、前側流路切替部から分岐しベントポートに接続されるベント流路と、後側流路切替部から分岐し排出ポートに接続される排出流路とからなる請求項1に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 前側流路切替部および後側流路切替部は、三方バルブにより形成されることを特徴とする請求項5に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 試料切取部と分岐流路との間に試薬または溶媒を注入するための試薬溶媒導入部をさらに設けたことを特徴とする請求項1に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 質量分析用マイクロチップには、さらにレーザ照射によるイオン化のための開口部が形成され、取出流路は開口部に連通することを特徴とする請求項1に記載の質量分析用マイクロチップ。
- イオン化用の開口部にレーザ光を導く導波路をさらに形成したことを特徴とする請求項8に記載の質量分析用マイクロチップ。
- 請求項2に記載の質量分析用マイクロチップと、試料の質量分析を行う質量分析部を有する質量分析装置本体と、質量分析用マイクロチップの吐出用ノズルから吐出される試料を質量分析部に導入するためのインターフェース部とを備えたことを特徴とする質量分析装置。
- インターフェース部には、質量分析用マイクロチップの吐出ノズルに対向する位置に配置され吐出ノズルから吐出される試料を質量分析部に導入するための小孔が形成されることを特徴とする請求項10に記載の質量分析装置。
- 請求項8に記載の質量分析用マイクロチップと、イオン化部およびイオン化部でイオン化された試料の質量分析を行う質量分析部とを有する質量分析装置本体とを備え、イオン化部はレーザ光源を有し、質量分析用マイクロチップ上のイオン化用開口部にレーザ光を照射するようにしてイオン化を行うことを特徴とする質量分析装置。
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