JP4250992B2 - インクカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクカートリッジに関し、特に、可撓性のインク収納容器を筐体内に保持したインクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクカートリッジとして、インクを密閉した可撓性のインク収納容器(インク袋)を筐体内に保持したものが知られている。特開2001−18415号公報にはインク袋の両端を筐体内に固定するインクカートリッジが開示されている。
【0003】
このインクカートリッジは、インク袋の両端の取り付けしろに複数の取り付け孔を穿設し、筐体内にはその取り付け孔と係合するスナップ止めを設け、そのスナップ止めに取り付け孔を挿入することによってインク袋を筐体内に両側のみにおいて固定し、中央部を自由状態としている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−18415号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、インク袋の取り付け孔を筐体内のスナップ止めに固定する際には、インク袋内のインクが消費されて減少した場合のことを考慮して、即ち、インク袋内のインクが減少した場合にインク袋の互いに対向する面が密着するようにインク袋の両端を、筐体の外側に向けて引張り気味に固定しなければならないので、インク袋の互いに対向する面が互いに接近する方向、即ちインクを押す圧力が発生する。かかる圧力は、インク袋内のインクが満杯に充填されている場合のみならず、そのインクの量が減少しても作用する。この圧力は、インクの量が減少した場合には、インクが多く充填されている場合に比べて小さくなるので、インク袋内のインクが減少するのに伴ってインク袋内のインクに加わる圧力に変動が生じる。その結果、インクジェットヘッドでのインクの圧力が設定値よりも高くなったり、また変動して、印字品質に悪影響を及ぼしてしまうという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、可撓性のインク収納容器内のインクをほぼ所期の設定圧力でインクジェットヘッドへ供給することができるインクカートリッジを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のインクカートリッジは、インクジェットヘッドに供給するためのインクを貯留するものであり、上部一側辺に沿って形成された孔を有しインクを蓄える可撓性のインク収納容器と、そのインク収納容器を収納すると共に使用状態において前記インク収納容器を上部一側で固定し下部をほぼ自由状態として懸架状態で保持する筐体とを備え、前記筐体は、前記孔に貫通する貫通部材を備え使用状態において垂直となる一側面を開放した本体部と、前記貫通部材と嵌合する支持部材を備えその開放面を覆う蓋体部とからなり、前記貫通部材は、前記孔よりも大きい部分を有し前記本体部の底板に突設される棒部と、前記孔よりも小さい部分を有し棒部に突設される突起部とを備え、前記支持部材は、前記孔よりも大きい部分を有すると共に貫通部材の突起部の外周に嵌合する略筒形状に形成され、前記本体部及び前記蓋体部を結合することによって、その内部に前記インク袋が収納され、前記本体部と蓋体部との結合面上に前記インク袋の上部一側が配置されると共に、前記貫通部材の突起部が前記支持部材に嵌入され、前記貫通部材の棒部の端面と前記支持部材の端面との間で前記インク袋の上部一側は固定される。
【0008】
請求項1記載のインクカートリッジによれば、使用状態において、インク収納容器は、上部一側で固定され下部をほぼ自由状態として懸架状態で筐体に保持される。
即ち、筐体に備えられた貫通部材を、インク収納容器の上部一側辺に沿って形成された孔に貫通させると、インク収納容器は、筐体に懸架状態で保持される。
また、貫通部材を孔に貫通させ本体部と蓋体部を結合させると、インク収納容器の孔を有する上部一側を挟んで対向する、本体部と蓋体部とに設けられた突部の対向面間でインク収納容器が筐体に懸架状態で保持される。
【0009】
【0010】
【0011】
請求項2記載のインクカートリッジは、請求項1記載のインクカートリッジにおいて、前記インク収納容器は、可撓性のシート状材料を溶着することにより袋状に形成されており、前記孔は、前記可撓性のシート状材料が溶着された部分に形成されている。
【0012】
請求項3記載のインクカートリッジは、請求項1又は2に記載のインクカートリッジにおいて、前記インク収納容器は、前記上部一側と隣接する側縁に、インクを外部へ導出するための導出口を有する導出口部材を備え、前記筐体は、前記導出口を外部へ開口させて前記導出口部材を固定する固定部を備えており、前記導出口部材は、前記筐体に固定される前記上部一側から前記インク収納容器の可撓性部分を介して離れて位置する。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係るインクジェット記録装置1の展開平面図であり、図2は、そのインクジェット記録装置1のカートリッジ装着部5にインクカートリッジ4が装着された状態を示す部分的拡大図である。
【0016】
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、略箱状体に難燃性のプラスチックで形成された記録装置本体2と、その記録装置本体2に着脱可能に装着されたインクジェットヘッドユニット3と、インクを貯留するインクカートリッジ4と、そのインクカートリッジ4を着脱可能に装着するカートリッジ装着部5と、そのカートリッジ装着部5に装着されたインクカートリッジ4からインクジェットヘッドユニット3にインクを導入するチューブ6と、ガイドロッド7とを備えている。
【0017】
インクジェットヘッドユニット3は、インクを吐出して記録媒体(記録用紙)に対し記録を行うインクジェットヘッド(図示せず)を搭載するものである。このインクジェットヘッドユニット3は、キャリッジ3aに搭載されており、かかるキャリッジ3aは公知のようにガイドロッド7にスライド可能に支持され、モータによってプーリを介して駆動されるヘッドにより、記録装置本体2の長手方向(図1の矢印A方向)へ往復移動することができる。
【0018】
インクカートリッジ4は、インクジェットヘッドに供給するインクを貯溜しておくためのものであり、カートリッジ装着部5は、インクカートリッジ4を記録装置本体2に装着するためのものであり記録装置本体2の左下部に設けられている。図2に示すように、カートリッジ装着部5は、側面視コ字形状で形成されており、その中央部には、中空針状のインク抽出針8が設けられている。インク抽出針8は、インクカートリッジ4がカートリッジ装着部5に装着されたとき、インクカートリッジ4の弾性栓部材88を貫通してインクカートリッジ4内のインクをチューブ6へ導くものである。チューブ6に導かれたインクは、インクジェットヘッドユニット3に導かれ、インクジェットヘッドに供給される。インクジェットヘッドに供給されたインクは、インクジェットヘッドから吐出され、これにより、記録用紙に記録が行われる。
【0019】
図3及び図4を参照して、インクカートリッジ4の構成について説明する。図3は、インクカートリッジ4の分解斜視図であり、図4(a)はインクカートリッジ4の側断面図であり、図4(b)は、図4(a)のIV−IV断面線におけるインクカートリッジ4の断面図である。なお、本実施例では、インクカートリッジ4の使用状態は、図1及び図2に示すように、後述する導出口部材77がインクジェット記録装置1に対して左向き(図3及び図4の矢印C方向)にカートリッジ装着部5に装着されている。
【0020】
インクカートリッジ4は、インク収納容器(インク袋)25と、それを収納する筐体29とから構成されている。インク袋25は、インクを貯留する袋体25aと、袋体25a内のインクを外部に導出する導出口部材77とを備えている。袋体25aは、可撓性を有する複数枚のフィルムシートを積層して構成される積層構造を有する2枚の矩形状のシート材料を重ね合わせて、それらの周囲を熱溶着によって接合することにより平面視矩形状かつ、袋状に形成されている。この袋状に形成された袋体25a内には、インクが貯留される。
【0021】
袋体25aの一側辺の熱溶着された接合部分26dには、インク袋25を筐体29に固定するための孔30が複数個形成されている。孔30は、熱溶着された接合部分26dに形成されているため、孔30を設けるために新たな部材をインク袋25に設ける必要はないので、材料コスト及び製造コストが嵩むことなく孔30を設けることができる。
【0022】
袋体25aの熱溶着された接合部分26a〜26dのうち、孔30が形成された接合部分26dと隣接する接合部分26aには、接合部分26dと所定距離をおいた略中央位置に、袋体25a内のインクを外部に導出するためのインク導出口となる導出口部材77が取着されている。導出口部材77は、孔30が形成された接合部分26dと所定距離をおいた位置に取着されているので、袋体25aの孔30から導出口部材77までの寸法と、それに対応した後述する貫通部材40から切り欠き部10aまでの寸法とに誤差が多少あっても、上記所定距離の間でその誤差を吸収することができ、貫通部材40を孔30に貫通させた状態で、導出口部材77を切り欠き部10aに容易に取り付けることができる。
【0023】
導出口部材77は、複数のリブ77aを備えており、そのリブ77aが2枚のシート材料で挟み込まれた状態で熱溶着されることによって袋体25aに取着される。導出口部材77は、袋体25aの外部に突出する円筒部77bを有し、その円筒部77bを貫通して袋体25aの内部と外部とを連通させる連通路66を有すると共に、円筒部77bの外周面に環状に形成された固定溝15を有す。この固定溝15は、後述する本体部22及び蓋体部23の切り欠き部10a,10aとそれぞれ係合することにより本体部22及び蓋体部23に導出口部材77を固定するためのものである。連通路66には、袋体25aの内部と外部とを遮断する弾性栓部材88が圧入されている。この弾性栓部材88は、ゴムで構成されており、カートリッジ装着部5に設けられたインク抽出針8の抜き刺しによってもインクを密閉する弾性復元力を有している。インク抽出針8を、弾性栓部材88に突き刺すことで、袋体25aの内部とチューブ6とが連通され、インクジェットヘッドへインクを供給することが可能となる。
【0024】
筐体29は、本体部22と、蓋体部23とで構成されている。本体部22は、矩形状の箱状に形成されており、平面視矩形状の底板9と、その底板9の周縁から直角に立設された側壁10〜13とを備えており、その側壁10〜13によって開放面55が形成されている。一方、蓋体部23は、本体部22と同一の形状で構成されている。これら本体部22及び蓋体部23を結合することによって、その内部にインク袋25を収納することができる。
【0025】
本体部22は、インク袋25を固定するための貫通部材40と、袋体25aに取着された導出口部材77を本体部22に固定するための切り欠き部10aとを備えている。貫通部材40は、本体部22の一側辺側(使用状態における上側)の側壁13に沿って、開放面55に向かって突出して備えられている。この貫通部材40は、断面形状が共に円形の棒部40aと突起部40bとからなる凸形状で構成されている。棒部40aは底板9に突設されており、突起部40bはその棒部40aに突設されている。棒部40aの外径は、孔30の内径よりも大きく形成され、突起部40bの外径は、孔30の内径よりも小さく形成されている。よって、突出部40bを孔30に貫通させたとき、突出部40bの孔30に対する貫通位置の自由度があるので、インク袋25を本体部22に対して片手で容易に着脱することができる。
【0026】
蓋体部23は、貫通部材40と嵌合する支持部材50と、導出口部材77を固定する切り欠き部10aとを備えている。支持部材50は、蓋体部23の一側辺側(使用状態における上側)の側壁13に沿って、貫通部材40に対応した位置に設けられており、貫通部材40の突起部40bの外周に嵌合する略筒形状に形成されている。また、支持部材50の外径は、孔30の内径より大きく形成されている。本体部22と蓋体部23とが結合され、貫通部材40の突起部40bが支持部材50に嵌入すると、貫通部材40の棒部40aの端面と支持部材50の端面との間でインク袋25の接合部分26dは固定される。
【0027】
本体部22と蓋体部23の両切り欠き部10aは、側壁13に隣接する側壁10のほぼ中央に相互に対向して形成されている。本体部22と蓋体部23とが結合されたとき、導出口部材77は、その固定溝15を両切り欠き部10aと係合して筐体29に固定される。
【0028】
上記構成のインクカートリッジ4は、貫通部材40に固定された接合部分26が上になるように、つまりインク袋25の扁平方向が上下方向になるようにして装着部5に装着される。この状態でインク袋25は、接合部分26と反対側の側部を自由端として貫通部材40に吊り下げられ、棒部40aと支持部材50とで本体部22及び蓋体部23のいずれにも偏って強く圧迫されないように保持されている。
【0029】
したがって、インク袋25を構成するシート材は、特許文献1に記載のように引張り状態になることなく、自由状態にあり、内部のインクに押圧力をあたえることがない。またこの状態は、インクの減少によっても変わらないから、インクジェットヘッドへのインクの供給圧力をいつもほぼ所期状態に維持することができる。
【0030】
次に、上述したインク袋25とは異なった構成のインク袋80を本発明のインクカートリッジ4に適用した第2実施例を図5を参照して説明する。図5(a)は、インクカートリッジ4の側断面図であり、図5(b)は、V−V断面線におけるインクカートリッジ4の断面図である。以下、第1実施例と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0031】
第2実施例では、インク袋80は、第1実施例と同様のシート材料で構成されており、そのシート材料を折り曲げて重ね合わされた3辺を熱溶着することにより袋状に形成されたものである。インク袋80袋の一側辺の熱溶着された接合部分60cには、第1実施例と同様に、インク袋80を筐体29に懸架状態で保持するための孔30が形成されている。
【0032】
以上、上記実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0033】
【発明の効果】
請求項1記載のインクカートリッジによれば、使用状態において、可撓性のインク収納容器は、筐体内に、上部一側で固定され下部をほぼ自由状態として懸架状態で保持されるので、インク収納容器の筐体への固定によって、内部のインクに押圧力をあたえることがなく、インクの減少によっても同様の状態が維持されるから、インクジェットヘッドへのインクの供給圧力をいつもほぼ所期状態に維持することができる。また、インク収納容器の片側で筐体内に固定するだけであるから、容易にインク収納容器を固定することができるという効果がある。
また、筐体に備えられた貫通部材を、インク収納容器の上部一側辺に沿って形成された孔に貫通させると、インク収納容器は、筐体に懸架状態で保持される。よって、インク収納容器の一側辺に沿って形成された孔を筐体に備えられた貫通部材に貫通させるだけで、使用状態におけるインク収納容器の上部一側が固定され、インク収納容器を懸架状態で保持することができる。従って、容易にインク収納容器を筐体に固定することができるという効果がある。
また、貫通部材を孔に貫通させ本体部と蓋体部を結合させると、インク収納容器の孔を 有する上部一側を挟んで対向する、本体部と蓋体部とに設けられた突部間でインク収納容器の一側が固定される。よって、本体部と蓋体部に設けられた突部の互いに対向する面によって位置決めがなされ、インク収納容器を本来の設計位置に容易に懸架することができるという効果がある。更に、突部の互いに対向する方向へのインク収納容器の移動を、両突部で制限することができるので、筐体の側面への接触によるインク収納容器内のインクの圧力変動を抑制することができるという効果がある。
【0034】
【0035】
請求項2記載のインクカートリッジによれば、請求項1記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、インク収納容器は、可撓性のシート状材料を溶着することにより袋状に形成されており、孔は、可撓性のシート状材料が溶着された部分に形成されているので、孔を設けるために新たな部材をインク収納容器に設ける必要が無く、材料コストを増加させることなく孔を設けることができるという効果がある。
【0036】
請求項3記載のインクカートリッジによれば、請求項1又は2に記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、導出口部材は筐体に固定される上部一側からインク収納容器の可撓性部分を介して離れて位置しているので、インク収納容器の上部一側から導出口部材までの寸法と、それに対応した筐体の上部一側から固定部までの寸法との誤差が多少あっても、インク収納容器の上部一側から導出口部材までのインク収納容器の可撓性部分でその誤差を吸収することができ、上部一側及び導出口部材をそれぞれの位置に容易に取り付けることができるという効果がある。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るインクジェット記録装置の展開平面図である。
【図2】 インクジェット記録装置のカートリッジ装着部にインクカートリッジが装着された状態を示す部分拡大図である。
【図3】 インクカートリッジの分解斜視図である。
【図4】 (a)は、インクカートリッジ側断面図であり、(b)は、IV−IV断面線におけるインクカートリッジの断面図である。
【図5】 (a)は第2実施例のインクカートリッジの側断面図であり、(b)は、V−V断面線におけるインクカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
4 インクカートリッジ
10a 切り欠き部(固定部)
22 本体部(筐体の一部)
23 蓋体部(筐体の一部)
25,80 インク収納容器
29 筐体
30 孔
40 貫通部材
40a 棒部
40b 突起部
77 導出口部材
Claims (3)
- インクジェットヘッドに供給するためのインクを貯留するインクカートリッジにおいて、
上部一側辺に沿って形成された孔を有しインクを蓄える可撓性のインク収納容器と、
そのインク収納容器を収納すると共に使用状態において前記インク収納容器を上部一側で固定し下部をほぼ自由状態として懸架状態で保持する筐体とを備え、
前記筐体は、前記孔に貫通する貫通部材を備え使用状態において垂直となる一側面を開放した本体部と、前記貫通部材と嵌合する支持部材を備えその開放面を覆う蓋体部とからなり、
前記貫通部材は、前記孔よりも大きい部分を有し前記本体部の底板に突設される棒部と、前記孔よりも小さい部分を有し棒部に突設される突起部とを備え、
前記支持部材は、前記孔よりも大きい部分を有すると共に貫通部材の突起部の外周に嵌合する略筒形状に形成され、
前記本体部及び前記蓋体部を結合することによって、その内部に前記インク袋が収納され、前記本体部と蓋体部との結合面上に前記インク袋の上部一側が配置されると共に、前記貫通部材の突起部が前記支持部材に嵌入され、前記貫通部材の棒部の端面と前記支持部材の端面との間で前記インク袋の上部一側は固定されることを特徴とするインクカートリッジ - 前記インク収納容器は、可撓性のシート状材料を溶着することにより袋状に形成されており、前記孔は、前記可撓性のシート状材料が溶着された部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
- 前記インク収納容器は、前記上部一側と隣接する側縁に、インクを外部へ導出するための導出口を有する導出口部材を備え、
前記筐体は、前記導出口を外部へ開口させて前記導出口部材を固定する固定部を備えており、
前記導出口部材は、前記筐体に固定される前記上部一側から前記インク収納容器の可撓性部分を介して離れて位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
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