JP3024260B2 - インクカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジInfo
- Publication number
- JP3024260B2 JP3024260B2 JP12113691A JP12113691A JP3024260B2 JP 3024260 B2 JP3024260 B2 JP 3024260B2 JP 12113691 A JP12113691 A JP 12113691A JP 12113691 A JP12113691 A JP 12113691A JP 3024260 B2 JP3024260 B2 JP 3024260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- ink cartridge
- bag
- cartridge
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
出して記録紙に記録を行うインクジェット記録装置に用
いられるインクカートリッジに係わり、更に詳細にはイ
ンクカートリッジに内蔵されるインク袋のインク取出口
構成及び固定方法に関する。
録紙に記録を行うインクジェット記録装置では、種々の
インク供給手段が提案され実用化されている。特に、可
撓性のインク袋を用いて、インクを封入したインクカー
トリッジが従来より提案されている。
クカートリッジを示す分解斜視図であり、インク袋1は
ガスバリヤー性の向上のためにアルミ箔を2枚のフィル
ム、例えば外側をナイロンフィルム、内側をポリエチレ
ンフィルムにより挟み込んだ、アルミラミネートフィル
ムによって構成されている。アルミラミネートフィルム
を2枚重ね合わせ、周囲を熱溶着等によって接合し、接
合面(斜線部)の1辺にインク袋1内のインクを外部に
導出する筒状のインク取出口2を熱溶着等によって接合
する。インク取出口2には、ケース4にインク袋1を所
定の位置に固定するために、一対のリブ2xが設けら
れ、各々穴2yを有している。穴2yは、ケース4の一
対の突起4zと嵌合して固定される。又、インク袋1の
インク取出口2から遠い部分では、両面テープ等(不図
示)によりインク袋1とケース4は固着されている。更
に、インク袋1内のインク残量が減少し規定値になると
検出するために、検出板5が両面テープ等(不図示)に
よりインク袋1に固着されている。検出突起5aはイン
ク残量が減少するにしたがって、ケース4の外部に露出
していき、インクエンド検出器(不図示)に到達しイン
クエンドが検出される。インク取出口2の端部には、ゴ
ム等の弾性部材からなる取出口ゴム3を設けて、インク
を封止している。蓋6はケース4に嵌合し超音波溶着に
よって固定される。コーション文等を印刷したラベル7
は、蓋6に貼付されている。
ト記録装置に装着される状態を図9によって説明する。
図9はインクカートリッジ及びカートリッジのホルダー
の概略斜視図である。ホルダー9は、インクジェット記
録装置に固定され(不図示)、インクカートリッジ8の
挿入を案内するとともに、所定位置にインクカートリッ
ジ8を保持するための左右のフレーム10が設けられて
いる。ホルダー9には、インクカートリッジ8がないと
きに、ホルダー9の内部に設けた供給針15等に手が触
れないように保護するシャッター12が設けられてい
る。フレーム10には、シャッター12を直立位置(図
示位置)にロックするための弾性変位可能な一対のロッ
クアーム10a(片側のみ図示)が設けられている。シ
ャッター12は、シャッター回転中心12aを中心に回
動可能に軸支され、シャッターバネ(不図示)によっ
て、直立位置(図示位置)に付勢されている。この時、
シャッター12はロックアーム10aの溝部と係合し、
保持状態(ロック状態)になっている。インクカートリ
ッジ8を矢印G方向へ左右のフレーム10の間に挿入す
ると、インクカートリッジ8の一対の案内リブ4yが、
一対のレール10bに案内され挿入される。インクカー
トリッジ8のシャッターリブ4xが、ロックアーム10
aに到達し、ロックアーム10aを矢印H方向へ弾性変
位させる。この時シャッター12は、ロックアーム10
aの溝部からはずれ、インクカートリッジ8に押されシ
ャッター回転中心12aを中心に回動し、インクカート
リッジ8の蓋6の上部まで逃げる(不図示)。
と、左右のフレーム10に保持された一対の板バネ13
(片側のみ図示)と一対のシャッターリブ4xが噛み合
い、インクカートリッジ8は左右のフレーム10に保持
される。この状態では、ロックアーム10aの弾性変位
は元の形状(シャッター12とロックアーム10aの溝
部が係合している状態)に戻っている。インクカートリ
ッジ8が左右のフレーム10に保持された時には、供給
針15は取出口ゴム3とインク取出口2を貫き、インク
袋1内のインクに到達している。
ホルダー9に挿入すると、インクカートリッジ8のシャ
ッターリブ4xや一対の誤挿入防止リブ4wが左右のフ
レーム10の一対の誤挿入防止面10cに接触し、ホル
ダー9に挿入できない。インクカートリッジ8がホルダ
ー9から外れるときは、まずシャッターリブ4xと板バ
ネ13の噛み合いが外れ、シャッターリブ4xがロック
アーム10aに到達し、ロックアーム10aを矢印H方
向へ弾性変位させる。この時シャッター12はシャッタ
ーバネ(不図示)によって、直立位置(図示位置)まで
戻されシャッター12はロックアーム10aの溝部と係
合し、保持状態(ロック状態)になる。次に、インクカ
ートリッジを含むインクジェット記録装置全体を図10
によって説明する。図10はインクジェット記録装置全
体のインク流路系(インクの流れ)を示す概略図であ
る。インクカートリッジ8はホルダー9に保持され、供
給針15によりインク袋1内のインクがホルダー9外に
取り出される。ホルダー9からインクが取り出されたと
ころには、インク中のゴミや異物を濾過するフィルター
21が設けられており、供給チューブ19が接続されて
いる。供給チューブ19は、図示していないキャリッジ
に保持された印字ヘッド18までインクを導いている。
ジに保持され、プラテン20の長手方向に往復運動す
る。そして、印字ヘッド18はプラテン20上の図示し
ていない記録紙に記録を行う。また、印字ヘッド18の
印字品質を維持するために、印字ヘッド18のインク噴
射ノズルのクリーニング(ワイピング)やインクの吸引
をするキャップ24とポンプ23が設けられている。キ
ャップ24とポンプ23は廃液チューブ22で連結され
ている。ポンプ23からの廃インクは廃液チューブ22
と廃液針25を介してインクカートリッジ8内の廃液回
収部(不図示)に回収される。
クカートリッジ8のインク袋1内のインクは減少し、検
出板5とインクエンド検出器(不図示)によりインクエ
ンドが検出され、インクカートリッジ8は使用できなく
なる。使用済みのインクカートリッジ8は一般のゴミと
同様に扱い、埋立て・焼却等される。
たところ、インク袋1にインク取出口2を熱溶着によっ
て接合する組立工程を自動化する際、インク取出口2は
大きな凸部のリブ2xを有しているので、給材・除材工
程が複雑になり組立不良が発生するという問題点を有し
ていた。又、インク取出口2の穴2yをケース4の突起
4zに嵌合させる組立工程を自動化する際にも同様な問
題点を有していた。更に、複数のインクカートリッジに
おいてインク袋1を転用して使用する場合、ケース4の
形状制約が多くなるという問題点も有していた。又、イ
ンク袋1にインク取出口2を熱溶着によって接合する
際、接合部の一部に隙間が生じ、インク漏れやインクへ
の空気の混入による、インクの物性変化が生じてしまう
という問題点も有していた。更に、インクカートリッジ
がインクジェット記録装置に保持されているときの姿勢
が、水平置きの状態のため、検出板5のインク減少に伴
う動きが不安定で、インクエンド後のインク残量がバラ
ツクという問題点も有していた。
トリッジの構造が簡単で製造が容易なインクカートリッ
ジを提供することにある。
ッジは、内部にインクを収容すると共に外部にインクを
排出するインク取り出し口が形成された可撓性のインク
袋と、前記インク取り出し口及びインク袋を固定して収
容するケース部材と、該ケース部材の開口部を封止する
蓋部材とを備えたインクカートリッジであって、前記イ
ンク取り出し口は前記ケース部材と勘合して固定され、
前記ケース部材と蓋部材とが取り外し可能に勘合された
勘合状態を解除するための切り欠き部を備え、該切り欠
き部は封止部材により封止されていることを特徴とす
る。また、前記ケース部材と蓋部材はスナップフィット
により固定されていることを特徴とする。
する。図1は本発明のインク袋及びインクカートリッジ
を示す概略斜視図である。図2はインク取出口の舟型形
状を示す図1のA−A´断面の断面図である。図3はイ
ンク取出口の固定溝を示す図1のB−B´断面の断面図
である。図4は蓋とケースのスナップフィット形状を示
す図1のC−C´断面の断面図である。可撓性のインク
袋1はガスバリヤー性の向上のためにアルミ箔を2枚の
フィルム、例えば外側をナイロンフィルム、内側をポリ
エチレンフィルムにより挟み込んだ、アルミラミネート
フィルムによって構成されている。アルミラミネートフ
ィルムを2枚重ね合わせ、周囲を熱溶着等によって接合
している。
インクを外部に導出するインク取出口2を熱溶着等によ
って接合する。インク取出口2はプラスチック成形品で
ある。インク取出口2の接合面は、少なくとも対向する
1対のテーパがつけられたナイフエッジ形状で構成され
ており、接合面の熱溶融量(いわゆるノリしろ)が十分
あるように肉厚が厚くなるような形状となっている。
(以下舟型形状と称す)又、舟型形状は、熱溶着時の溶
融物がインク袋1との隙間を埋めるような形状に配慮さ
れている。
法とした。最も重要な部位は、R4〜R10の曲線であ
るが、図示した寸法に限定されるものではない。インク
取出口2には、ケース4にインク袋1を所定の位置に固
定するために、固定溝2aが設けられている。固定溝2
aはインク取出口2の外周部に円周状に配設されてお
り、ケース4の嵌合部4bと嵌合して保持される。嵌合
部4bは固定溝2aに沿った形状とスナップフィット形
状を持ち、インクカートリッジの落下・振動により嵌合
が外れることはない。固定溝2aは円周状に配設されて
いるが、部分的に配設しない部分を設け、嵌合部4bに
凹部を設けることにより、嵌合部における固定溝2aと
嵌合部4bの相対運動がなくなり、インク取出口2を固
定することが可能である。又、チャック部2bは、固定
溝2aと嵌合部4bを嵌合させる組立工程の自動化の
際、インク取出口2を給材・除材する際のチャック部で
あり、自動化に配慮された形状となっている。インク取
出口2にはインク袋1内のインクを導出する管部2c
と、反対側の端部にゴム等の弾性部材からなる取出口ゴ
ム3が圧入・カシメ・接着等により設けられており、イ
ンクを封止している。又、管部2cと取出口ゴム3に挟
まれた部分には薄膜部2dを設けてある。薄膜部2d
は、インクと取出口ゴム3が接触し、取出口ゴム3が侵
され不純物の溶出・析出物の発生による、インクジェッ
トヘッドの印字不良を防止するために設けられている。
では、両面テープ等(不図示)によりインク袋1とケー
ス4は固着されている。更に、インク袋1内のインク残
量が減少し規定値になると検出するために、検出板5が
両面テープ等(不図示)によりインク袋1に固着されて
いる。検出突起5aはインク残量が減少するにしたがっ
て、ケース4の外部に露出していき、インクエンド検出
器に到達しインクエンドが検出される。
合、一対の爪6bと一対の凹部4eのスナップフィット
によりケース4に固定される。最初に角6aと穴部4d
の嵌合を行い、次に爪6bと凹部4eのスナップフィッ
トを行い固定する。爪6bは矢印D方向へたわむように
構成され、蓋6が矢印E方向へ挿入されるとたわみ、凹
部4eに嵌合する。蓋6を外すときには、ケース4の切
欠き部4fに治具を入れF方向にこじることにより、簡
単に外すことが可能である。しかし、治具等がない場合
は外すことは困難で、インクカートリッジが振動・落下
しても外れることはない。
により、切欠き部4fを目隠しするように貼付すること
で、インクカートリッジが振動・落下することによる蓋
6の外れやすさの防止と、ユーザーが故意に蓋6を開け
ることを防止することが可能である。本実施例の蓋6の
場合、発明者が評価したところ、爪6bと凹部4eの干
渉量L1=0.3〜1.2mm、爪6bの腕部の長さL2
=2〜8mm程度が望ましく、この範囲以外の寸法はイン
クカートリッジの振動・落下による蓋6の外れや、爪6
b・凹部4e・爪6bの腕部等にヒビや欠けが発生し、
蓋6とケース4の固定ができなくなる可能性がある。
又、蓋6とケース4をスナップフィット形状に構成する
ことで、超音波溶着による固定の工程を省くことがで
き、作業性もよく、安価に構成できる。更に、超音波溶
着は破壊接着なのに対して、スナップフィット形状は一
時的なたわみのみで形状が維持されるため、インク袋1
の交換のみでインクカートリッジのケース4と蓋6と検
出板5が再生でき、リサイクル使用が可能となる。すな
わち、消耗品としてインクカートリッジそのものを破棄
していた従来と比較して、本実施例の構成は、インク袋
1のみの破棄ですむので、更に安価にインクカートリッ
ジを提供することができる。
穴部4dと凹部4eを廃止し、蓋6とケース4を嵌合さ
せ、ラベル7のみにより蓋6を固定することも可能であ
る。但し、ラベル7は穴部4dの面〜蓋6〜切欠き部4
fの面まで貼付するというように、少なくとも2陵に渡
って貼付する必要がある。ラベル7のみで蓋6を固定す
ることで、更に安価にインクカートリッジが構成でき、
又インクカートリッジのリサイクル性が更に向上する。
ト記録装置に装着される状態を図5によって説明する。
トリッジのホルダーの概略斜視図である。ホルダー9
は、インクジェット記録装置に固定され(不図示)、イ
ンクカートリッジ8の挿入を案内するとともに、所定位
置にインクインクカートリッジ8を保持するための上下
のフレーム10が設けられている。ホルダー9には、イ
ンクカートリッジ8がないときに、ホルダー9の内部に
設けた供給針15等に手が触れないように保護するシャ
ッター12が設けられている。フレーム10には、シャ
ッター12を図示位置にロックするための弾性変位可能
な一対のロックアーム10a(片側のみ図示)が設けら
れている。シャッター12は、シャッター回転中心12
aを中心に回動可能に軸支され、シャッターバネ(不図
示)によって、図示位置に付勢されている。この時、シ
ャッター12はロックアーム10aの溝部と係合し、保
持状態(ロック状態)になっている。
のフレーム10の間に挿入すると、インクカートリッジ
8の一対の機能リブ4cが、一対のレール10bに案内
され挿入される。インクカートリッジ8の一対の機能リ
ブ4cがロックアーム10aに到達し、ロックアーム1
0aを矢印J方向へ弾性変位させる。この時シャッター
12は、ロックアーム10aの溝部からはずれ、インク
カートリッジ8に押されシャッター回転中心12aを中
心に回動し、インクカートリッジ8の蓋6の上部まで逃
げる(不図示)。インクカートリッジ8がさらに奥に入
ると、針座フレーム(不図示)に保持された位置決め軸
16とインクカートリッジ8の位置決め穴4aが係合し
インクカートリッジ8の上下の位置が決まる。同時に、
針座フレーム(不図示)に保持されたガイド軸17とイ
ンクカートリッジ8のガイド穴4gが係合しインクカー
トリッジ8の左右の位置が決まる。位置決め軸16とガ
イド軸17の先端は、位置決め穴4aとガイド穴4gに
スムースに入っていくためにテーパ形状が施されてい
る。又、この時供給針15はインク取出口2に到達しな
いように配慮されている。すなわち、位置決め軸16と
位置決め穴4aの係合・ガイド軸17とガイド穴4gの
係合は、供給針15に対するインクカートリッジ8の位
置決めをする機能を有している。インクカートリッジ8
がさらに奥に入ると、上下のフレーム10に保持された
一対の板バネ13(片側のみ図示)と一対の機能リブ4
cが噛み合い、インクカートリッジ8は上下のフレーム
10に保持される。この状態では、ロックアーム10a
の弾性変位は元の形状(シャッター12とロックアーム
10aの溝部が係合している状態)に戻っている。
0に保持された時には、供給針15は取出口ゴム3とイ
ンク取出口2を貫き、インク袋1内のインクに到達して
いる。インクカートリッジ8を図示以外の方向でホルダ
ー9に挿入すると、インクカートリッジ8の機能リブ4
cや一対の誤挿入防止リブ4wが上下のフレーム10の
一対の誤挿入防止面10cに接触し、ホルダー9に挿入
できない。インクカートリッジ8がホルダー9から外れ
るときは、まず機能リブ4cと板バネ13の噛み合いが
外れ、機能リブ4cがロックアーム10aに到達し、ロ
ックアーム10aを矢印J方向へ弾性変位させる。この
時シャッター12はシャッターバネ(不図示)によっ
て、図示位置まで戻されシャッター12はロックアーム
10aの溝部と係合し、保持状態(ロック状態)にな
る。
ェット記録装置全体を図6によって説明する。図6はイ
ンクジェット記録装置全体のインク流路系(インクの流
れ)を示す概略図である。インクカートリッジ8はホル
ダー9に縦置きに保持され、供給針15によりインク袋
1内のインクがホルダー9外に取り出される。ホルダー
9には、インク中のゴミや異物を濾過するフィルター2
1が付属しており、供給チューブ19が接続されてい
る。供給チューブ19は、図示していないキャリッジに
保持された印字ヘッド18までインクを導いている。印
字ヘッド18は図示していないキャリッジに保持され、
プラテン20の長手方向に往復運動する。そして、印字
ヘッド18はプラテン20上の図示していない記録紙に
記録を行う。
るために、印字ヘッド18のインク噴射ノズルのクリー
ニング(ワイピング)やインクの吸引をするキャップ2
4とポンプ23が設けられている。キャップ24とポン
プ23は廃液チューブ22で連結されている。ポンプ2
3からの廃インクは廃液チューブ22を介してインクジ
ェット記録装置内に設けた廃液パック26に回収され
る。廃液パック26はプラスチックの真空成形等で構成
され、フェルト等の廃液吸収材27を有している。廃液
パック26の上部には穴が開いており、回収した廃イン
クはインクジェット記録装置の動作する環境温湿度にお
いて蒸発していき、廃インク中の不揮発成分のみが残留
する。本実施例のインクの場合、不揮発成分は蒸発前の
インクの5〜20重量%程度であるため、インクジェッ
ト記録装置の寿命までにおいても少ない吸収容量です
む。
クカートリッジ8のインク袋1内のインクは減少し、検
出板5とインクエンド検出器11(図5)によりインク
エンドが検出され、インクカートリッジ8は使用できな
くなる。インクエンドが検出された使用済みのインクカ
ートリッジ8は、インクが充填されたインク袋1を取り
替えることにより、インクカートリッジ8としてリサイ
クルされる構成となっている。
ク取出口2に固定溝2aを設け、インク取出口2をケー
ス4に嵌合させて保持あるいは固定させるようにした。
これにより、インク取出口2とインク袋1の接合と、イ
ンク取出口2のケース4への嵌合の組立工程が簡単にで
きる。更に、インク取出口2に固定溝2aを設けたこと
により、ケース4の嵌合部4bの形状の制約が少なくな
るインク取出口2を持つインク袋1にできる。又、イン
ク取出口2のシール部の形状を舟型形状にすることによ
り、接合面の熱溶融量(いわゆるノリしろ)が十分あ
り、熱溶着時の溶融物がインク袋1との隙間を埋めるた
め、インク袋1とインク取出口2の接合レベルが向上
し、インク漏れやインクへの空気の混入のないインク袋
1にできる。インク袋1はインクカートリッジ8に1面
を両面テープで固着され、インクカートリッジ8はイン
クジェット記録装置に縦置きの状態(インク袋1と両面
テープが重力により滑り剥離する方向)に保持されてい
る。
少するにしたがって、ケース4の外部に露出していき、
インクエンド検出器11に到達しインクエンドが検出さ
れる。この時の検出板5の動きを説明する。
きを示す断面図である。図7(a)は、使用前のインク
カートリッジ8がインクジェット記録装置のホルダー9
に縦置きの状態(図示状態)で挿入されている。インク
袋1内にはインクが十分あるため重力方向に多少の膨ら
みができる。検出板5は両面テープによりインク袋1に
固着されており、ほぼ鉛直状態(図示状態)に保持され
ている。図7(b)は、インクの消費によりインク袋1
のインク量が2/3程度になった状態を示す。インク袋
1内のインクは重力により重力方向に溜り、インク袋1
は重力方向に膨らむ。インク袋の変形にともない、検出
板5は検出突起5a付近を回転中心として、矢印K方向
に回転していく。この回転は本実施例の場合、検出板5
とケース4の隙間L3=0〜5mmとなるまで続く。図7
(c)は、インク袋1のインク量がインクエンド時の残
量になった状態を示す。インク袋1内のインクはほとん
どなく、残ったインクが重力方向に多少溜り、インク袋
1は重力方向に多少膨らむ。インク袋の変形にともな
い、検出板5は隙間L3部付近を回転中心として、矢印
L方向に回転していく。この回転は本実施例の場合、検
出突起5aがインクエンド検出器11に接触しインクエ
ンドが検出されるまで続く。
を縦置きの状態にすれば、検出板の動きにある一定の傾
向をもたせることができ、インクエンド後のインク残量
のバラツキと残量を小さくすることができる。インクエ
ンド後のインク残量のバラツキを更に小さくするには、
インクエンド後の隙間L3のバラツキを小さくすればよ
く、手段としては、隙間L3部にケース4からリブ(図
7(c)の網掛け部、隙間L3より低く高さ1〜5mm程
度)を設ければよい。
合・爪6bと凹部4eのスナップフィットにより固定さ
れる。最初に角6aと穴部4dの嵌合を行い、次に爪6
bと凹部4eのスナップフィットを行い固定する。組立
は簡単であるが、治具等がない場合は外すことは困難
で、インクカートリッジが振動・落下しても外れること
はない。更に、ラベル7により切欠き部4fを目隠しす
るように貼付することで、インクカートリッジが振動・
落下することによる蓋6の外れやすさの防止と、ユーザ
ーが故意に蓋6を開けることを防止することが可能であ
る。更に、超音波溶着は破壊接着なのに対して、スナッ
プフィット形状は一時的なたわみのみで形状が維持され
るため、インク袋1の交換のみでインクカートリッジの
ケース4と蓋6と検出板5が再生でき、リサイクル使用
が可能となる。すなわち、消耗品としてインクカートリ
ッジそのものを破棄していた従来と比較して、本実施例
の構成は、インク袋1のみの破棄ですむので、更に安価
にインクカートリッジを提供することができる。
穴部4dと凹部4eを廃止し、蓋6とケース4を嵌合さ
せ、ラベル7のみにより蓋6を固定することも可能であ
る。但し、ラベル7は穴部4dの面〜蓋6〜切欠き部4
fの面まで貼付するというように、少なくとも2陵に渡
って貼付する必要がある。ラベル7のみで蓋6を固定す
ることで、更に安価にインクカートリッジが構成でき、
又インクカートリッジのリサイクル性が更に向上する。
されると、位置決め軸16とインクカートリッジ8の位
置決め穴4aが係合しインクカートリッジ8の上下の位
置が決まる。同時に、ガイド軸17とインクカートリッ
ジ8のガイド穴4gが係合し、インクカートリッジ8の
左右の位置が決まる。この時、供給針15はインク取出
口2に到達しないように配慮されている。すなわち、位
置決め軸16と位置決め穴4aの係合・ガイド軸17と
ガイド穴4gの係合は、供給針15に対するインクカー
トリッジ8の位置決めをする機能を有している。よっ
て、一対のフレーム10の組立精度や部品精度を厳しく
する必要はなくなる。そして、位置決め軸16とガイド
軸17と供給針15の組立後の各々の位置精度と、ケー
ス4の位置決め穴4aとガイド穴4gと嵌合部4bの各
々の位置精度を管理するだけでよくなる。
ジに保持され、プラテン20の長手方向に往復運動す
る。そして、印字ヘッド18はプラテン20上の図示し
ていない記録紙に記録を行う。記録を行うにしたがっ
て、消費したインクは印字ヘッド18の毛細管現象によ
って、インク袋1から印字ヘッド18に供給される。検
出板5の検出突起5aは、インク残量が減少するにした
がってケース4の外部に露出していき、インク残量が規
定値になるとインクエンド検出器11に到達しインクエ
ンドが検出される。そして、インクエンドが検出された
使用済みのインクカートリッジ8は、インクが充填され
たインク袋1を取り替えることにより、インクカートリ
ッジ8としてリサイクルされる。
ーブ22を介してインクジェット記録装置内に設けた廃
液パック26に回収される。回収した廃インクは、イン
クジェット記録装置の動作する環境温湿度において蒸発
していき、廃インクの不揮発成分のみが残留する。本実
施例のインクの場合、不揮発成分は蒸発前のインクの5
〜20重量%程度であるため、インクジェット記録装置
の寿命までにおいても少ない吸収容量ですむ。
インクを収容すると共に外部にインクを排出するインク
取り出し口が形成された可撓性のインク袋と、前記イン
ク取り出し口及びインク袋を固定して収容するケース部
材と、該ケース部材の開口部を封止する蓋部材とを備え
たインクカートリッジであって、前記インク取り出し口
は前記ケース部材と勘合して固定され、前記ケース部材
と蓋部材とが取り外し可能に勘合された勘合状態を解除
するための切り欠き部を備え、該切り欠き部は封止部材
により封止されていることにより、簡単な構成で製造が
容易でかつ強度も維持したインクカートリッジが得られ
る。また、ケース部、インク袋、蓋部が容易に着脱でき
る構成なので、インク袋等の最低限の部分を破棄するの
みで、ケース部及び蓋部をリサイクルすることが可能に
なる。更に、前記切り欠き部を封止部材により封止する
ことにより、ユーザーによる不用意な分解などを防止で
き、インク袋の破損等による汚染等を防止することがで
きる。この様な構成は、前記ケース部材と蓋部材をスナ
ップフィットにより固定することにより更に簡単な構成
で実現でき、また前記ケース部材と蓋部材の勘合状態を
解除するための切り欠き部を備えることにより、リサイ
クル時における再生作業を容易にすることができる。
す分解斜視図。
図。
図。
ホルダーの分解斜視図。
(インクの流れ)を示す概略図。
面図。
す分解斜視図。
リッジのホルダーの分解斜視図。
ク流路系(インクの流れ)を示す概略図。
Claims (2)
- 【請求項1】 内部にインクを収容すると共に外部にイ
ンクを排出するインク取り出し口が形成された可撓性の
インク袋と、前記インク取り出し口及びインク袋を固定
して収容するケース部材と、該ケース部材の開口部を封
止する蓋部材とを備えたインクカートリッジであって、 前記インク取り出し口は前記ケース部材と勘合して固定
され、前記ケース部材と蓋部材とが取り外し可能に勘合
された勘合状態を解除するための切り欠き部を備え、該
切り欠き部は封止部材により封止されていることを特徴
とするインクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記ケース部材と蓋部材はスナップフィ
ットにより固定されていることを特徴とする請求項1記
載のインクカートリッジ。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12113691A JP3024260B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | インクカートリッジ |
EP92108959A EP0516088B1 (en) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
DE69226662T DE69226662T2 (de) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Tintenkassette für Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung |
EP96103079A EP0715958B1 (en) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
DE9218185U DE9218185U1 (de) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Tintenpatrone für eine Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung |
DE69214512T DE69214512T2 (de) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Tintenkassette für Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung |
SG1997004070A SG66411A1 (en) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
SG1996004592A SG47827A1 (en) | 1991-05-27 | 1992-05-27 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
US08/295,040 US5666146A (en) | 1991-05-27 | 1994-08-25 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
US08/925,387 US6264314B1 (en) | 1991-05-27 | 1997-09-08 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
HK97102028A HK1000417A1 (en) | 1991-05-27 | 1997-10-24 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
HK98105407A HK1006366A1 (en) | 1991-05-27 | 1998-06-16 | Ink cartridge for ink jet recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12113691A JP3024260B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | インクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04347653A JPH04347653A (ja) | 1992-12-02 |
JP3024260B2 true JP3024260B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=14803767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12113691A Expired - Lifetime JP3024260B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | インクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024260B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD523073S1 (en) | 2002-10-31 | 2006-06-13 | Ricoh Company, Ltd. | Ink-jet printer |
US7377627B2 (en) | 2002-12-06 | 2008-05-27 | Ricoh Company, Ltd. | Ink cartridge, housing therefor, ink bag, ink-jet recording apparatus, ink container, and image-forming apparatus |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1281526B1 (en) | 1998-02-13 | 2005-09-14 | Seiko Epson Corporation | Ink jet droplet ejection capability recovery method |
US6264318B1 (en) | 1999-02-10 | 2001-07-24 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Ink-jet recording apparatus and ink storing device |
JP4133154B2 (ja) | 2002-09-19 | 2008-08-13 | 株式会社リコー | インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ |
US8608299B1 (en) * | 2012-12-21 | 2013-12-17 | Jetbest Corporation | Ink cartridge with replaceable ink bag |
CN112041173B (zh) | 2018-07-13 | 2022-03-08 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 耦接系统 |
US11198299B2 (en) | 2018-07-13 | 2021-12-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Collar for fluid barrier |
CN112423988B (zh) | 2018-07-13 | 2022-08-02 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 用于打印液体供给装置的具有倾斜夹紧凸缘的管嘴 |
US11390089B2 (en) | 2018-07-13 | 2022-07-19 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Pliable print liquid supply reservoirs with offset spout |
WO2020013849A1 (en) * | 2018-07-13 | 2020-01-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Clamp plates with wedge-shaped fork ends for a print liquid supply |
DE102022115378B3 (de) | 2022-06-21 | 2023-07-20 | Canon Production Printing Holding B.V. | Vorrichtung, Tintendrucksystem und Verfahren zur Ermittlung eines Tintenleerstandes eines Tintenbehälters |
CN115583107B (zh) * | 2022-08-30 | 2024-06-14 | 珠海纳思达企业管理有限公司 | 一种再生墨盒及制造方法 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP12113691A patent/JP3024260B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD523073S1 (en) | 2002-10-31 | 2006-06-13 | Ricoh Company, Ltd. | Ink-jet printer |
US7377627B2 (en) | 2002-12-06 | 2008-05-27 | Ricoh Company, Ltd. | Ink cartridge, housing therefor, ink bag, ink-jet recording apparatus, ink container, and image-forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04347653A (ja) | 1992-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0516377A (ja) | インクカートリツジ | |
JP3024260B2 (ja) | インクカートリッジ | |
EP0516088B1 (en) | Ink cartridge for ink jet recording apparatus | |
US6264314B1 (en) | Ink cartridge for ink jet recording apparatus | |
EP0604128B1 (en) | Ink jet cartridge | |
US6152555A (en) | Ink container, ink container holder for removably holding ink container, and ink container cap | |
CA2022756C (en) | Ink jet recording apparatus and ink cartridge for the apparatus | |
JPH08207298A (ja) | インク供給装置および記録装置 | |
KR0164637B1 (ko) | 잉크젯 기록 장치 | |
EP1518692A1 (en) | Liquid supplying system and apparatus incorporating the same | |
EP1300249B1 (en) | Ink cartridge and remaining ink volume detection method | |
JP3533897B2 (ja) | 廃インク吸収機能付きインクカートリッジ | |
JPH0516379A (ja) | インクジエツト記録装置のインクカートリツジ | |
JPH0516378A (ja) | インクカートリツジ | |
US8152286B2 (en) | Ink supply device and inkjet image recording device | |
JP2001260390A (ja) | インクカートリッジ | |
JP2774640B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6740687B2 (ja) | カートリッジ | |
JP2001347687A (ja) | インクカートリッジおよびインクジェットプリンタ | |
JP3377045B2 (ja) | インクカートリッジ | |
JP7541891B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3377046B2 (ja) | インクカートリッジ | |
JP3381789B2 (ja) | インクカートリッジ | |
JPH11157100A (ja) | インクジェットプリンタ、およびそれに装着可能なインクカートリッジ | |
JPH03234626A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121 |