JP4247807B2 - ジョークラッシャの出口隙間調整機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョークラッシャの固定歯と動歯との出口隙間を調整する出口隙間調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ジョークラッシャの一例を図7に示す自走式ジョークラッシャ1により説明する。図7において、走行体2にはホッパ3と、フィーダ4と、ジョークラッシャ10と、ベルトコンベア5とが搭載されている。ジョークラッシャ10は、固定歯11と、相対して揺動する動歯12とを備えており、上部の広いV字型を形成している。コンクリートや岩石等の被破砕物6はホッパ3に投入され、フィーダ4によってジョークラッシャ10の上部に搬送され、ジョークラッシャ10内で破砕され、下部出口からベルトコンベア5により外部へ排出されて製品となる。破砕物の粒径は、固定歯11と動歯12との出口隙間δによって決まる。長時間破砕を続けた為に固定歯11及び動歯12が磨耗した場合、又は破砕物の粒径を変更する場合には、出口隙間δを正確に再調整する必要がある。したがって、一般にジョークラッシャは出口隙間調整機構を備えている。
【0003】
従来から、ジョークラッシャの出口隙間調整機構については各種のものが提案されているが、例えば実開昭63−141638号、実開昭63−141639号及び特願平9−535119号(国際公開第97/36683号)の各公報に開示されたものが良く知られている。
【0004】
図8は第1例の実開昭63−141638号公報に開示されたものの側面図である。ジョークラッシャ10の固定歯11を固設しているフレーム7の、動歯12の背面側に設けられたガイド60には、トグルブロック61が動歯12に向けて摺動自在に配置されている。動歯12の背面下部に設けられた第1当接部14にはトグルプレート13の先端部が当接し、トグルブロック61の前面部に設けられた第2当接部15にはトグルプレート13の基端部が当接している。トグルブロック61の背面側のフレーム7には、油圧式メカニカルロック装置62をピストンロッド63側に備えた油圧シリンダ64が固設されており、ピストンロッド63の先端部とトグルブロック61の背面とはコロ65を介して当接している。動歯12とフレーム7との間には、動歯12の下部を常にトグルブロック61側に付勢し、かつトグルプレート13を第1当接部14と第2当接部15との間に保持するプリテンション装置20が設けられている。プリテンション装置20は、フレーム7に固設されたブラケット21と座金24との間に挟持されたバネ23と、一端部が動歯12の下端部に連結され、他端部がバネ23及び座金24を貫通してナット25により締着されたロッド22とにより構成される。動歯12は上端部がフレーム7に偏心軸16を介して支持されており、偏心軸16を回転すると動歯12は揺動するようになっている。
【0005】
ジョークラッシャ10の作動中には、油圧式メカニカルロック装置62はロックされている。そして固定歯11と動歯12との出口隙間を調整する場合には、作業者は図示しない油圧装置を操作して、油圧式メカニカルロック装置62のロックを解除する。その後、油圧シリンダ64を伸縮して出口隙間を調整し、油圧式メカニカルロック装置62を再びロックする。
【0006】
図9は第2例の実開昭63−141639号公報に開示されたものの側面図である。第1例と同一部分には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。動歯12の背面側のフレーム7に固設されたコ字型のブラケット70の背面側には、油圧式メカニカルロック装置71を備えた油圧シリンダ72が水平方向に取着されており、油圧シリンダ72はトグルブロック73の後端部に連結されている。ブラケット70とトグルブロック73との間には、調整板74が挿入されている。また、トグルブロック73の上方のフレーム7に固設されたブラケット75には、油圧式メカニカルロック装置71を備えた上部油圧シリンダ76が直立して取着されており、上部油圧シリンダ76はトグルブロック73に連結されて、これを上方に引き上げ、固定している。この上部油圧シリンダ76は動歯12に向けて略水平方向に移動可能となっていて、ボルト77によりブラケット75に着脱自在に締着されている。
【0007】
ジョークラッシャ10の作動中には、トグルブロック73と、調整板74と、ブラケット70とは密接しており、油圧式メカニカルロック装置71,71はロックされている。出口隙間を調整する場合には、作業者は図示しない油圧装置を操作して油圧シリンダ72と上部油圧シリンダ76の油圧メカニカルロック装置71をロック解除する。次に、上部油圧シリンダ76のボルト77を緩めて上部油圧シリンダ76を少し伸ばす。次に、油圧シリンダ72を伸縮し、調整板74の厚みを調整して出口隙間を調整し、油圧シリンダ72を縮小して調整板74を密接させる。次に、上部油圧シリンダ76を縮小してボルト77を締着し、それぞれの油圧メカニカルロック装置71,71をロックする。
【0008】
図10は第3例の特願平9−535119号(国際公開第97/36683号)に開示された出口隙間調整装置の側面図であり、図11は図10のC−C矢視図である。第1例と同一構成要素には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。図10、図11において、トグルブロック30のトグルプレート13と反対側の面には、下部が突出した下り勾配面31が形成されている。フレーム7に固設されたトグルブロックフレーム32には、トグルブロック30を動歯12に向けて摺動自在に載置する搭載面33が設けられている。また、トグルブロックフレーム32のトグルブロック30に相対する面には、トグルブロック30の前記下り勾配面31に合致する勾配面34が設けられ、搭載面33と共にV型開口部35を形成している。トグルブロック30の下り勾配面31とトグルブロックフレーム32の勾配面34との間には、隙間調整シム36が挿入されている。トグルブロックフレーム32には一対の油圧シリンダ80,80が取着され、ピストンロッド81とトグルブロック30の下り勾配面31側とは連結ピン82により連結されている。また、動歯12とトグルブロックフレーム32との間には、プリテンション装置20が設けられている。
【0009】
図12は第3例の隙間調整装置の油圧回路図である。油圧源83の出力回路と油圧シリンダ80のヘッド側回路85およびボトム側回路88とは、電磁切換弁84を介して接続している。電磁切換弁84はf,g,hの3位置を有し、f位置では油圧シリンダ80を縮小し、g位置では油圧シリンダ80を保持し、h位置では油圧シリンダ80を伸長する。油圧シリンダ80のヘッド側回路85には、アキュムレータ86と圧力スイッチ87とが接続されている。操作レバー57と、電磁切換弁84と、圧力スイッチ87とは、制御器58を介して接続している。
【0010】
次に、作動について図10および図12に基づいて説明する。破砕作業中には電磁切換弁84はg位置にあり、油圧シリンダ80のヘッド側回路85及びボトム側回路88は閉じられている。出口隙間を調整する場合には、作業者は操作レバー57を操作して制御器58からの指令信号により電磁切換弁84をh位置にして油圧シリンダ80を伸長する。次に、隙間調整シム36を調整してトグルブロック30の位置を定め、出口隙間を設定する。次に、操作レバー57を操作して電磁切換弁84をf位置にして油圧シリンダ80を縮小し、トグルブロック30と、隙間調整シム36と、トグルブロックフレーム32とを密接させる。
【0011】
図13は、第4例の出口隙間調整機構の平面図である。トグルブロックフレーム32とトグルブロック30との関係は第3例のものと同一なので側面図による説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。図中、第3例のものと同一構成要素には同一符号を付す。トグルブロックフレーム32の中央部に取着された1本の油圧シリンダ90は、トグルブロック30に連結している。油圧シリンダ90の左右には、トグルブロック30とトグルブロックフレーム32とを連結する一対のテンションロッド91,91が設けられ、それぞれの後端部にダブルナット92,92を締着してトグルブロック30をトグルブロックフレーム32側に密接させている。
【0012】
破砕作業中には油圧シリンダ90は浮きの状態にあり、ダブルナット92を締着した状態にある。出口隙間を調整する場合には、ダブルナット92,92を緩めて油圧シリンダ90を伸張し、隙間調整シム36の厚さを調整してトグルブロック30の位置を定める。次に、油圧シリンダ90を縮小してトグルブロック30と隙間調整シム36とトグルブロックフレーム32とを密接させ、浮きの状態にした後、ダブルナット92,92を締着する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の構成においては、以下のような問題点がある。
a)第1例においては、破砕作業中にトグルプレート13に加わる大きな推力は、すべて油圧式メカニカルロック装置62および油圧シリンダ64に加わる。そのため、容量の大きな油圧式メカニカルロック装置62および油圧シリンダ64が必要になり、装置が大型となり、コストも高くなる。
b)第2例においては、垂直方向の上部油圧シリンダ76が必要となるため、出口隙間調整の度にボルト77を緩め、上部油圧シリンダ76を伸ばし、調整終了後に再び上部油圧シリンダ76を縮小してボルト77を締着しなければならず、調整に多大の時間を必要とする。また、部品点数が多く、構造複雑でコストも高い。
c)第3例においては、図10の側面図および図12の油圧回路図で示したように、隙間調整シム36部に隙間があった場合にはトグルブロック30に加わる推力はすべて油圧シリンダ80のボトム側に加わる。したがって、隙間調整時に操作レバー57の操作を誤って、隙間調整シム35を挿入した部分に隙間が存在すると、トグルブロック30に大きな推力が加わった場合、油圧シリンダ80のボトム側配管88が破損する恐れがある。
d)第4例においては、トグルブロック30の位置固定のために、テンションロッド91,91とダブルナット92,92を設けている。そのため、隙間調整の度にダブルナット92,92を緩め、調整後、再び締着するという作業が必要となり、多大の作業時間を要する。その時間は例えば30分以上にも達する。
【0014】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、小型で、構造が簡単で、破損の恐れがなく、かつ出口隙間調整時間を短くできるジョークラッシャの出口隙間調整機構を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、本発明に係るジークラッシャの隙間調整装置の発明は、フレームに固設された固定歯と、固定歯に対面し、揺動運動する動歯と、動歯の背面に位置し、トグルプレートを介して動歯と当接するトグルブロックと、フレームに固設され、トグルブロックを支持するトグルブロックフレームとを有し、固定歯と動歯との出口隙間を調整するジョークラッシャの出口隙間調整機構において、前記トグルブロックは、トグルプレートと反対側の面に下部が突出する下り勾配面を有し、前記トグルブロックフレームは、トグルブロックを摺動自在に載置する搭載面と、トグルブロックの下り勾配面に相対して設けた勾配面とを有し、相対するトグルブロックの下り勾配面とトグルブロックフレームの勾配面との間に出し入れ自在の隙間調整シムを有し、トグルブロックフレームの勾配面の背面側に油圧式メカニカルロックシリンダを設け、前記油圧式メカニカルロックシリンダはジョークラッシャ作業時にはロック状態にし、出口隙間調整時には伸長させる構成としている。
【0016】
本発明によると、トグルブロックに下り勾配面を設け、フレームの勾配面と係合させたため、トグルブロックに推力が加わった場合、トグルブロックには下向きの力が発生する。そのため垂直油圧シリンダは不要であり、構造簡単になる。また、推力はフレームの勾配面が受けるため、油圧式メカニカルロックシリンダの容量は小さくてよく、装置を小型化できる。調整時に隙間調整シム部に隙間があっても、油圧式メカニカルロックシリンダが滑って勾配面が当接するため、破損の恐れはない。さらに、出口隙間調整は油圧式メカニカルロックシリンダの伸縮のみで行えるため、操作が簡単で、調整時間が短く、能率的である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るジョークラッシャの出口隙間調整機構の実施形態について図面を参照して詳述する。
【0018】
図1は本発明の出口隙間調整機構の一例を示す側面図であり、図2は図1のA−A矢視図である。図1および図2において、ジョークラッシャ10のフレーム7には固定歯11が固設され、これに対面して動歯12が偏心軸16により揺動自在に取着されている。動歯12の背面側にはトグルブロックフレーム32がフレーム7に固設され、トグルブロック30を摺動自在に支持している。動歯12の背面の下端部に設けられた第1当接部14にはトグルプレート13の先端部が当接し、トグルブロック30の前面に設けられた第2当接部15にはトグルプレート13の後端部が当接している。トグルブロック30の後面には、下部が突出する下り勾配面31が形成されている。トグルブロックフレーム32は、トグルブロック30を動歯12の背面に向けて摺動自在に載置する搭載面33と、トグルブロック30に相対する面に設けた、トグルブロック30の下り勾配面31に合致する勾配面34とによりV型開口部35を形成している。下り勾配面31と勾配面34との間には隙間調整シム36が挿入されている。トグルブロックフレーム32の勾配面34の背面側には、一対の油圧式メカニカルロックシリンダ40,40が取着されている。油圧式メカニカルロックシリンダ40,40の両側には、常時動歯12の下端部をトグルブロック30側に付勢するプリテンション装置20,20が設けられている。
【0019】
図2に示すように、プリテンション装置20は、トグルブロック30に固設されたブラケット21に当接したバネ23およびバネ23の後端部に当接した座金24と、一端部が動歯12の下部に連結され、他端部が前記バネ23および座金24を貫通するロッド22と、ロッド22を座金24に締着するナット25とを備えている。
また、図2のB−B矢視図である図3に示すように、油圧式メカニカルロックシリンダ40のピストンロッド41はトグルブロック30に連結ピン42により連結されている。
【0020】
図4は油圧式メカニカルロックシリンダ40の断面図である。シリンダ43にはピストンロッド41を有するピストン44が圧入されている。ピストンロッド41には油穴45が設けられ、ピストン44の外側面に連通している。図4は外部から油穴45に圧油を供給していない状態を示しており、この状態ではピストン44はシリンダ43との間の摩擦抵抗で位置を固定されている。油圧式メカニカルロックシリンダ40を伸縮させる場合には、図5に示すように、油穴45に圧油を供給し、ピストン44の外周部のシリンダ43を図中のP部のように膨らませて内径を拡大し、これによりピストン44とシリンダ43との間の摩擦抵抗を小さくしてピストン44の圧入力を低減し、シリンダヘッド室46またはシリンダボトム室47に圧油を供給してピストン44を移動させる。
【0021】
図6は本発明の出口隙間調整機構の油圧回路図である。図6において、油圧式メカニカルロックシリンダ40のピストンロッド41の油穴45と、第1油圧源50とを接続するピストン回路51上には、第1電磁切換弁52が設けられている。油圧式メカニカルロックシリンダ40と第2油圧源53とを接続するヘッド回路54およびボトム回路55上には、第2電磁切換弁56が設けられている。第1電磁切換弁52はa,bの2位置を有しており、a位置ではピストン回路51はタンク59に接続し、b位置では第1油圧源50の吐出回路に接続する。第2電磁切換弁56はc,d,eの3位置を有しており、c位置ではヘッド回路54は第2油圧源53に接続し、d位置ではヘッド回路54とボトム回路55とはタンク59に接続し、e位置ではボトム回路55は第2油圧源50に接続する。操作レバー57は制御器58を介して第1電磁切換弁52および第2電磁切換弁56に接続している。
【0022】
次に作動について説明する。破砕作業時には、トグルブロック30の下り勾配面31は隙間調整シム35を介してトグルブロックフレーム32の勾配面34に当接している。また、油圧式メカニカルロックシリンダ40はロック状態にある。したがって、動歯12からの大きな推力はトグルブロックフレーム32が受け、トグルブロック30の前後方向のガタつきは油圧式メカニカルロックシリンダ40によって防止されている。出口隙間を調整する場合には、操作レバー57を操作して制御器58から第1電磁切換弁52に制御信号を出力し、第1電磁切換弁52をb位置に切り換え、ピストン回路51を経て油圧式メカニカルロックシリンダ40のピストン44に圧油を供給してシリンダ43を膨らませる。次に、操作レバー57を操作して制御器58から第2電磁切換弁56に制御信号を出力し、e位置に切り換えてボトム回路55に圧油を供給して油圧式メカニカルロックシリンダ40を伸張させる。次に、隙間調整シム36の厚さを調整して出口隙間を調整する。次に、操作レバー57を操作して第2電磁切換弁56をc位置に切り換え、ヘッド回路54に圧油を供給して油圧式メカニカルロックシリンダ40を縮小させ、トグルブロック30と、隙間調整シム36と、トグルブロックフレーム32の勾配面34とを密着させる。次に、第1電磁切換弁52をa位置に切り換え、隙間調整作業を終わる。
【0023】
上記のように隙間調整作業は簡単であり、作業時間も例えば一人で略3分ですみ、従来のものの一例として前述した30分に比して大幅に短縮することができる。破砕作業中は油圧式メカニカルロックシリンダ40のヘッド回路54およびボトム回路55はドレン回路に接続しているため、ヘッド回路54やボトム回路55に異常油圧が発生することはなく、破損の危険はない。また、油圧式メカニカルロックシリンダ40はトグルブロック30のガタつきの防止と、出口隙間調整時のトグルブロック30の移動のみとなるため、小型のものでよく、装置の小型化およびコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出口隙間調整機構の側面一部断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】本発明に係る油圧式メカニカルロックシリンダの側面断面図である。
【図5】本発明に係る油圧式メカニカルロックシリンダの作動説明図である。
【図6】本発明の出口隙間調整機構の油圧回路図である。
【図7】自走式ジョークラッシャの側面一部断面図である。
【図8】従来の第1例の出口隙間調整機構の側面断面図である。
【図9】従来の第2例の出口隙間調整機構の側面断面図である。
【図10】従来の第3例の出口隙間調整機構の側面断面図である。
【図11】図10のC−C矢視図である。
【図12】従来の第3例の出口隙間調整機構の油圧回路図である。
【図13】従来の第4例の出口隙間調整機構の平面図である。
【符号の説明】
7…フレーム、10…ジョークラッシャ、11…固定歯、12…動歯、13…トグルプレート、20…プリテンション装置、30…トグルブロック、31…下り勾配面、32…トグルブロックフレーム、33…搭載面、34…勾配面、35…V型開口部、36…隙間調整シム、40…油圧式メカニカルロックシリンダ、50…第1油圧源、51…ピストン回路、52…第1電磁切換弁、53…第2油圧源、54…ヘッド回路、55…ボトム回路、56…第2電磁切換弁、57…操作レバー、58…制御器。
Claims (1)
- フレーム(7) に固設された固定歯(11)と、固定歯(11)に対面し、揺動運動する動歯(12)と、動歯(12)の背面に位置し、トグルプレート(13)を介して動歯(12)と当接するトグルブロックと、フレーム(7) に固設され、トグルブロックを支持するトグルブロックフレームとを有し、固定歯(11)と動歯(12)との出口隙間を調整するジョークラッシャの出口隙間調整機構において、
前記トグルブロック(30)は、トグルプレート(13)と反対側の面に下部が突出する下り勾配面(31)を有し、前記トグルブロックフレーム(32)は、トグルブロック(30)を摺動自在に載置する搭載面(33)と、トグルブロック(30)の下り勾配面(31)に相対して設けた勾配面(34)とを有し、相対するトグルブロック (30) の下り勾配面(31)とトグルブロックフレーム (32) の勾配面(34)との間に出し入れ自在の隙間調整シム(36)を有し、トグルブロックフレーム(32)の勾配面(34)の背面側に油圧式メカニカルロックシリンダ(40)を設け、前記油圧式メカニカルロックシリンダ (40) はジョークラッシャ作業時にはロック状態にし、出口隙間調整時には伸長させる
ことを特徴とするジョークラッシャの出口隙間調整機構。
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