JP4239079B2 - ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 - Google Patents
ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4239079B2 JP4239079B2 JP2003328417A JP2003328417A JP4239079B2 JP 4239079 B2 JP4239079 B2 JP 4239079B2 JP 2003328417 A JP2003328417 A JP 2003328417A JP 2003328417 A JP2003328417 A JP 2003328417A JP 4239079 B2 JP4239079 B2 JP 4239079B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- layer
- resin film
- weight
- polypropylene resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
また、共押出し積層ポリプロピレン系樹脂フイルムのシール強度を改善する方策として、ポリプロピレン系樹脂を基材層とし、直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂を熱融着層に使用するものもある(例えば、特許文献1参照。)が、異種素材を積層する為、その層間強度が弱く本件が目的とする十分なヒートシール強度は得られるものではない。さらに、ポリプロピレン系樹脂層と直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂層の間に接着層を設けるものもある(例えば特許文献2参照。)が、これらは透明性に劣るものであり内容物の見栄えが悪くなり、商品としての価値を下げることとなる。また、異種素材を積層する場合、溶融、フイルム状に成形時の結晶化の違い、収縮率の違いより一方向にカールするという問題がおこり、製袋加工等の際支障をきたすものである。
また、低温ヒートシール性と高いヒートシール強度を両立させる場合、一般に厚い熱融着層が必要となり、滑り性、耐ブロッキング性が悪くなるという問題があった。
μb≧2(μa+μc)
μc>μa
中間層(B)を構成する樹脂として冷キシレン可溶分が3重量%以下であるα−オレフィン共重合体を少なくとも一種類以上含有し、且つ熱融着層(C)同士の動摩擦係数が0.5以下を特徴とするヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルムである。
また、MFRは0.1〜100g/10min、好ましくは0.5〜20g/10min、さらに好ましくは、1.0〜10g/10minの範囲のものを例示することができる。
また、冷キシレン可溶分が3重量%以下であるα−オレフィン共重合体の中間層Bにおける配合量は、10〜70重量%であり、好ましくは、
15〜60重量%、さらに好ましくは、20〜50重量%である。ここで、10重量%未満の場合は、それぞれの層間での接着力が不十分となり、十分なシール強度が得られない場合があり、70重量%を越える場合は、フイルム全体の腰が低下する他、カール等が発生する場合があり好ましくない。
また、MFRは0.1〜100g/10min、好ましくは0.5〜20g/10min、さらに好ましくは、1.0〜10g/10minの範囲のものを例示することができる。
μb≧2(μa+μc)
μc>μa
ここで、μaは基材層(A)の厚み、μbは中間層(B)の厚み、μcは熱融着層(C)の厚みを意味する。
μb<2(μa+μc)の場合は、十分なシール強度が得られなかったり、カール等の問題が発生する。
また、μc≦μaの場合は、カールの問題が発生し、取り扱い上、好ましくない。
さらに好ましい各層の厚みは、基材層(A)は1〜10μm、熱融着層(C)は3〜20μm、中間層(B)は8〜100μmを例示することができる。
延伸工程では、面積倍率で8〜50倍程度、好ましくは10〜40倍程度に延伸することができる。また、延伸方法は、1軸延伸、2軸延伸を問うものではなく、2軸延伸の場合も、同時2軸延伸法、逐次2軸延伸法、インフレーション法などで実施することができるが逐次2軸延伸が一般的である。
逐次2軸延伸を行う場合の条件としては、まず縦方法に、100〜150℃に加熱した周速差を有するロール間で3〜8倍程度延伸し、次いで幅方向にテンター延伸機を用いて140〜170℃程度の温度で4〜10倍程度延伸する。しかる後、150〜170℃の温度で熱固定処理を施した後、巻き取ることによって得られる。
ヒートシール温度100℃及び140℃、圧力0.1MPa、ヒートシール時間1秒の条件で、積層フイルムの熱融着層C面同士を重ね合わせて熱板シールを行い、15mm幅の試験片を作製した。この試験片の180度剥離強度を測定し、ヒートシール強度(N/15mm)とした。
試料1gを沸騰キシレン100mlに完全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。その後、これを析出物と溶液とにろ別し、ろ液を乾固して減圧下70℃で乾燥した。その重量を測定して重量%を求め冷キシレン可溶分とした。
100mm角のシート状試験片を準備し、カールの程度を目視で測定した。
○:カール性なし
△:ややカール性あり
×:著しいカール性あり
ASTM D882に準拠し、TD方向の5%伸張時の応力を測定した。
JIS K 7125に準拠し、シール面同士の動摩擦係数を測定した。
大森機械工業製横ピロー機を使用し、180個/分で菓子を包装し、トップシール及びセンターシール部を観察して以下のように評価した。
○:通常に包装可能
△:一部に若干シワが入る
×:シワが入ったり、フィルム詰り等で包装出来ない
単位:g/10分 JIS K−7210 (条件230℃、荷重2.16kg)に準拠して測定した。
3台の溶融押出機を用い、第1の押出機にてプロピレン単独重合体(密度0.90g/cm3、MFR2.5g/10分、融点157℃、冷キシレン可溶分3.3重量%)を基材層(A)として、第2の押出機にて、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体(密度0.89g/cm3、MFR4.6g/10分、融点128℃、冷キシレン可溶分4.6重量%)を83.65重量%、プロピレン・ブテンランダム共重合体密度0.89g/cm3、MFR9.0g/10分、融点130℃、冷キシレン可溶分14.0重量%)を15重量%、平均粒経5.8μmの無機粒子を0.55重量%、平均粒経11.6μmの無機粒子を0.3重量%、エルカ酸アミドを0.5重量%配合した混合樹脂を熱融着層Cとして、第3の押出機にて、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体(密度0.89g/cm3、MFR3.1g/10分、融点133℃、冷キシレン可溶分1.6重量%)を40重量%、プロピレン単独重合体(密度0.90g/cm3、MFR2.5g/10分、融点157℃、冷キシレン可溶分3.3重量%)を60重量%とした混合樹脂を中間層Bとして、ダイス内にて基材層A/中間層B/熱融着層Cとるように、基材層A、中間層B、熱融着層Cの順にTダイ方式にて溶融共押出し後、チルロールにて冷却固化し、縦方向に4.5倍、横方向に8倍延伸し、基材層A、中間層B、熱融着層Cの厚みがそれぞれ順に3μm、20μm、7μmである積層フイルムを得た。得られた積層フイルムは本発明の要件を満足するものであり、十分なヒートシール強度と腰感、滑り性、耐カール性を有するものであった。
熱融着層Cとしてプロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体(密度0.89g/cm3、MFR4.6g/10分、融点128℃、冷キシレン可溶分4.6重量%)を83重量%、プロピレン・ブテンランダム共重合体密度0.89g/cm3、MFR9.0g/10分、融点130℃、冷キシレン可溶分14.0重量%)を15重量%、平均粒経5.8μmの無機粒子を1.0重量%、エルカ酸アミドを1.0重量%配合した以外は、実施例1と同様にして積層フイルムを得た。得られた積層フイルムは本発明の要件を満足するものであり、十分なヒートシール強度と腰感、耐カール性、滑り性、耐ブロッキング性を有するものであった。
熱融着層Cに添加した無機粒子の平均粒経が3.5μmである以外は、実施例2と同様にして積層フイルムを得た。得られた積層フイルムは、シール強度は満足するものの、滑り性が劣り製袋加工性の悪いものであった。
基材層A、中間層B、熱融着層Cの厚みがそれぞれ順に3μm、15μm、14μmである以外は、実施例1と同様にして積層フイルムを得た。得られた積層フイルムは、中間層の厚み比が低く、腰がなく、カールするものであり、滑り性も悪く製袋時の加工性が悪く、製袋実包品の取り扱い性も悪いものであった。
中間層Bに用いる樹脂として、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体(密度0.89g/cm3、MFR3.1g/10分、融点133℃、冷キシレン可溶分1.6重量%)の変わりに、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体(密度0.89g/cm3、MFR4.6g/10分、融点128℃、冷キシレン可溶分4.6重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層フイルムを得た。中間層として使用した樹脂が冷キシレン可溶分が多く非晶部の多い原料である為、得られた積層フイルムは、カールするものであり、製袋時の加工性が悪いものであった。
Claims (3)
- 結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる基材層(A)、中間層(B)及び融点が150℃以下の熱融着層(C)が順に積層されてなる積層延伸ポリプロピレン系樹脂フイルムであって、基材層(A)の厚みμaと中間層(B)の厚みμbと熱融着層(C)の厚みμcが以下の関係を満足することを特徴とし、
μb≧2(μa+μc)
μc>μa
中間層(B)を構成する樹脂として冷キシレン可溶分が3重量%以下であるα−オレフィン共重合体を20〜50重量部含有し、且つ熱融着層(C)同士の動摩擦係数が0.5以下を特徴とするヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム。 - 請求項1記載のヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルムであって、前記中間層(B)に熱融着層(C)を形成する樹脂の少なくとも一種類を5重量部以上含有することを特徴とするヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム。
- 請求項1あるいは2記載のヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルムであって、前記中間層(B)に基材層(A)を形成する樹脂の少なくとも一種類を10重量部以上含有することを特徴とする包装用フィルム及び包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003328417A JP4239079B2 (ja) | 2003-08-06 | 2003-09-19 | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003287828 | 2003-08-06 | ||
JP2003328417A JP4239079B2 (ja) | 2003-08-06 | 2003-09-19 | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005067176A JP2005067176A (ja) | 2005-03-17 |
JP4239079B2 true JP4239079B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=34425213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003328417A Expired - Fee Related JP4239079B2 (ja) | 2003-08-06 | 2003-09-19 | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4239079B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118030A1 (ja) | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 |
JP4591261B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2010-12-01 | 東洋紡績株式会社 | ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フイルム |
ES2935812T3 (es) * | 2009-04-10 | 2023-03-10 | Dow Global Technologies Llc | Película de polipropileno orientada biaxialmente de alto rendimiento coextrudida y sellable |
JP7427868B2 (ja) * | 2019-04-03 | 2024-02-06 | Toppanホールディングス株式会社 | 捺染インク用口栓付き二重包装袋、およびそれを使用したバッグインボックス |
JP2022149819A (ja) * | 2021-03-25 | 2022-10-07 | 住友化学株式会社 | オレフィン系重合体組成物、および、フィルム |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003328417A patent/JP4239079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005067176A (ja) | 2005-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4894340B2 (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 | |
JP5869569B2 (ja) | 直線性のある引き裂き特性を持つヒートシール可能フィルム | |
JP6791728B2 (ja) | ポリプロピレン系延伸シーラントフィルム及びこれを用いたフィルム積層体 | |
JP7306539B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂多層フィルム | |
CN114423610A (zh) | 包装体 | |
JP4120227B2 (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フィルム及び包装体 | |
JP4613571B2 (ja) | ヒートシール性ポリプロピレン系樹脂積層フィルム及び包装体 | |
JP6898799B2 (ja) | ポリプロピレン系縦一軸延伸フィルム及びフィルム積層体並びに袋状物 | |
JP3795264B2 (ja) | 低温雰囲気下でのヒートシール強度が優れた包装用フィルム及び包装体 | |
KR910008816B1 (ko) | 수지 적층체 | |
JP4239079B2 (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 | |
JP4747538B2 (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フィルム及び包装体 | |
JP4239080B2 (ja) | ヒートシール性ポリオレフィン系発泡フィルム及び包装体 | |
JP4239067B2 (ja) | 積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及びそれを用いた包装体 | |
JPH07329260A (ja) | ヒートシーラブル延伸積層フィルム | |
WO2019172375A1 (ja) | シーラント用樹脂組成物、シーラント用多層フィルム、熱融着性積層フィルムおよび包装体 | |
JP2005104152A (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フィルム及び包装体 | |
JPH08197694A (ja) | 包装用積層フィルム | |
JP2007283697A (ja) | 積層ポリプロピレン系樹脂フィルム | |
JP4495602B2 (ja) | 二軸延伸ポリプロピレン多層フィルム | |
WO2013115909A1 (en) | Sealable polypropylene films with enhanced stability | |
JPH09169050A (ja) | 二軸延伸ポリプロピレンフィルム | |
JP4872344B2 (ja) | ヒートシール性積層ポリプロピレン系樹脂フイルム及び包装体 | |
JP4692818B2 (ja) | 共押出積層フィルム並びにそれを用いたラミネートフィルム及び包装容器 | |
JP2007283698A (ja) | 積層ポリプロピレン系樹脂フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081009 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081127 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20081107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081210 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4239079 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |