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JP4238032B2 - 改良された弾性率ならびに溶融強度を備えたエチレンポリマーのブレンドおよびこれらのブレンドから製造した物品 - Google Patents

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JP4238032B2 JP2002571590A JP2002571590A JP4238032B2 JP 4238032 B2 JP4238032 B2 JP 4238032B2 JP 2002571590 A JP2002571590 A JP 2002571590A JP 2002571590 A JP2002571590 A JP 2002571590A JP 4238032 B2 JP4238032 B2 JP 4238032B2
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Description

本発明は、100,00psi以上あるいは30,000psi未満の曲げ弾性率を持ち、所与のメルトインデックスにおいて従来アクセス不能な高い溶融強度も生じる樹脂調合物について述べる。本発明は、これらの樹脂調合物から作成された発泡体を含む製造物品も提供する。
低密度ポリエチレン(LDPE)および線状低密度ポリエチレン(LLDPE)のブレンドは、従来技術において既知である。例えば、ギーゼルズらは「Melt Strength Behavior of Polyethylene Blends」、Intern.Polymer Processing VII(1992)、44〜50ページ(非特許文献1)でLDPEとLLDPEのブレンドを例示し、ここでLLDPEは0.1g/10分のメルトインデックス(I2)を持ち、最終ブレンド密度は約0.92g/cm3であり、溶融強度において相乗的改良を示す。0.92g/ccのポリエチレン樹脂密度は、約40,000psiの曲げ弾性率に相当する。しかし、ギーゼルズは100,000psi以上あるいは30,000psi未満である曲げ弾性率を持つブレンドについて、相乗効果が見られるエチレンブレンド成分の範囲の指示を一切例示してもいないし、与えてもいない。
米国特許第5,863,665号(特許文献1)は、組成物全体の重量の75〜95%の、少なくとも1つの均質に分岐した線状エチレン/α−オレフィンインターポリマー組成物であって、0.85g/cc〜0.940g/ccの範囲の密度を持つことを特徴とする、均質に分岐した線状エチレン/α−オレフィンインターポリマーと、6.0g/10分未満のメルトインデックスI2と、少なくとも0.916g/ccの密度と、少なくとも9cNの溶融強度と、190℃にてゴットフェルトレオテンユニットを用いて決定した少なくとも9cNの溶融強度と、少なくとも7.0のMw/Mn比と、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した二峰性分子量分布を持つ、組成物全体の重量の5〜25%の少なくとも1つの高圧エチレンポリマーよりなり、エチレンポリマー押出組成物が少なくとも1.0g/10分のメルトインデックスI2を持つ、エチレンポリマー押出組成物について述べている。本組成物のブレンドは、約115,000psi未満の曲げ弾性率を持つ。さらに、この特許は発泡体を教示、例示または請求していない。
米国特許第4,649,001号(特許文献2)は、発泡剤を含むポリエチレンベース樹脂の組成物を溶融することと、こねることと、その後に押出発泡を含む、ポリエチレン押出発泡体を作成する方法について述べている。広範な分子量分布を持つ線状低密度ポリエチレンは、ポリエチレンベース樹脂として使用される。使用された線状低密度ポリエチレンは、0.920〜0.940g/cm3の密度、0.3〜10g/10分のメルトフローレートおよび4以上の重量平均分子量と数平均分子量との間の関係(Mw/Mn)を持つ。密度が0.918〜0.923g/cm3の低密度ポリエチレンも発泡体を作成するためにブレンドされる。発泡体はすべて押出された。架橋発泡体は請求されなかった。押出発泡体を作成するのに使用された樹脂の最高の曲げ弾性率は、約120,000psi(0.940g/cm3の樹脂密度で)に相当するが、これはブレンドではない。さらに線状低密度ポリエチレンの密度は0.940g/cm3以下であった。
米国特許第5,582,923号(特許文献3)は、実質的に線状のエチレンポリマー組成物、均質に分岐した線状エチレンポリマー組成物および不均質に分岐した線状エチレンポリマー組成物(ここでエチレン/α−オレフィンポリマーは0.85g/cc〜0.940g/ccの範囲にある密度を持つことを特徴とする)からなる群より選択された、75〜95パーセントの少なくとも1つのエチレン/α−オレフィンインターポリマー組成物と、6.0g/10分未満のメルトインデックスI2と、少なくとも0.916g/ccの密度と、190℃にてゴットフェルトレオテンユニットを用いて決定した少なくとも9cNの溶融強度と、少なくとも7.0のMw/Mn比と、ゲル透過クロマトグラフィーによって決定した二峰性分子量分布を持つことを特徴とする5〜25パーセントの少なくとも1つの高圧エチレンポリマーから構成されるエチレンポリマー押出組成物であって、少なくとも1.0g/10分のメルトインデックスI2を持つエチレンポリマー押出組成物について述べている。本組成物のブレンドは約115,000psi未満の曲げ弾性率を持つ。さらにこの特許は発泡体を教示、例示または請求していない。
米国特許第4,226,946号(特許文献4)は、3.0〜15.0ポンド/立方フィートの密度と、実質的な独立気泡構造と、7〜170psi、好ましくは7〜60psiの10パーセント変形における平均圧縮強度とを持つポリエチレンブレンド発泡体と、ゲル形成押出技術を用いた、ポリエチレンブレンドならびに少なくとも1つの発泡剤からそれを作成するための手段を開示している。ポリエチレンブレンドは40〜65重量パーセントの中間密度線状ポリエチレン(密度0.931〜0.940g/cc)との混合物中の35〜60重量パーセントの低密度分岐ポリエチレン(密度0.910〜0.930g/cc)から構成される。生じたブレンドの密度は、0.9365g/cc未満(約100,000psi未満の曲げ弾性率に相当)および0.9180g/cc超える(約40,000psiを超える曲げ弾性率に相当)。
米国特許第5,863,665号 米国特許第4,649,001号 米国特許第5,582,923号 米国特許第4,226,946号 米国特許第3,645,992号 米国特許第4,798,081号 米国特許第5,008,204号 国際公開公報第93/04486号 米国特許第5,272,236号 米国特許第5,278,272号 米国特許第4,599,392号 米国特許第3,573,152号 米国特許第4,824,720号 米国特許第4,323,528号 米国特許第5,817,705号 米国特許第4,379,859号 米国特許第4,464,484号 米国特許第4,168,353号 米国特許第3,616,365号 米国特許第3,504,068号 米国特許第3,953,558号 米国特許第3,886,100号 米国特許第3,959,189号 米国特許第4,168,353号 米国特許第4,429,059号 英国特許第2,145,961A号 「Melt Strength Behavior of Polyethylene Blends」、Intern.Polymer Processing VII(1992) Journal Of Science、Poly.Ed.,第20巻、(1982)C.P.パーク「Polyolefin Foam」、第9章、Handbook of Polymer Foam and Technology、D.クレンプナー K.C.フリッシュ編、Hanser Publisher、Munich、Vienna、New York、Barcelona(1991) Plastic Foams、第II部、フリッシュおよびサンダース、544〜585ページ、Marcel Dekker,Inc.(1973) Plastic Materials、ブリドソン、第5版.,Butterworths(1989)
しかしなお、要求された曲げ弾性率を実現しながら、所与のメルトインデックスにおいて高い溶融強度および/または溶融伸張性も示すことが可能な樹脂組成物の必要性もある。我々は驚くべきことに、ある組成物が溶融強度において相乗改良を示し、ある場合においてはさらに驚くべきことに、この溶融強度における溶融伸張性において相乗改良を示すことを発見した。分岐樹脂は線状ポリエチレン樹脂によって可能な弾性率を実現することはできず、線状樹脂は匹敵する溶融強度の分岐樹脂よりもはるかに低いメルトインデックスを持つ必要がある。さらに、本発明で使用されるブレンドによって実現された溶融強度が所与のメルトインデックスにおいて、同じメルトインデックスおよび/または密度において分岐樹脂または線状樹脂によって実現可能な溶融強度を超えることがある。結果として、本発明で使用されるブレンドは、同じ密度の線状ポリエチレン樹脂と比較して大きく改良された溶融強度を示す。
押出発泡体製造方法は、型からの押出直後の膨張方法の間に泡構造がその完全性を維持できるように、十分に高い強度の溶融強度の樹脂を必要とする。本発明の前に、加工に適したメルトインデックス(I2>0.5、好ましくは>1g/l0分)において本要件を満足することのできる樹脂は、LDPE、またはEVAなどの分岐樹脂だけであった。それゆえ曲げ弾性率は、これらの分岐樹脂によって得られるものに限定されていた(すなわち、約80,000psi以下、約0.930g/cm3以下の密度のLDPEと同等)。より高い弾性率(>100,000psi)の樹脂を用いて発泡体を作成することが非常に望ましい。なぜならこれにより、分岐樹脂から作成されたより高い密度の発泡体の圧縮強度を維持しながら、(この樹脂がより低い弾性率の制限を持っていても)発泡体の密度全体を低下させることができる。
本発明は、分岐樹脂(例えばLDPE)および線状樹脂(例えばチーグラーおよび/またはメタロセン触媒によって調製されたLLDPE)を含むブレンドについて述べる。これらのブレンドは、所与のメルトインデックスI2において向上した溶融強度および弾性率の独自の組合せを提供する。場合により、LDPEのみで実現可能なよりも高いまたは低い弾性率を提供するために、特定のブレンド調合物を選択してもよい。それゆえ本発明は、LDPEまたは同様のメルトインデックスI2を持つ線状ポリエチレンに結合されたブレンドと同様の、またはそれよりも大きい溶融強度において、100,000psiより大またはそれに等しい、あるいは30,000psi未満の曲げ弾性率のブレンドを提供することができる。
本発明のブレンドは、高弾性率の発泡体の製造に有用であり、その調製は高い溶融強度を必要とする。生じた高弾性率組成物(すなわち100,000psi以上の曲げ弾性率)は架橋および非架橋発泡体の製造に特に適している。それゆえ本発明の発泡体は、分岐ポリエチレンから作成された発泡体と同様の圧縮強度および耐荷重能力を持つが、本発明の発泡体は著しく低い発泡体密度を持つ(そのような発泡体を作成するのに必要な、重量による樹脂の量の約4分の1までの削減を可能にする)。さらに本発明の発泡体の上部サービス温度も改良されて、結果として発泡体の寸法安定性の次の改良を生じさせる。特性のこの組合せを備えた樹脂は現在入手できない。
本発明の高弾性率発泡体は、比較的低い弾性率の高溶融強度分岐樹脂と、より高い密度でそれゆえより高い弾性率の線状樹脂とのブレンドを含み、100,000psiを超える弾性率の最終ブレンド樹脂をもたらす。市販の分岐エチレン樹脂はこの弾性率を実現できない。
本発明にはいわゆる「軟質」発泡体も含まれる。これらの発泡体は比較的低い弾性率の高溶融強度の分岐樹脂と、より密度が低く、それゆえより弾性率の低い線状樹脂とのブレンドを含み、曲げ弾性率が30,000psi未満の最終ブレンド樹脂を生じる。市販の低密度ポリエチレンもこの弾性率を実現できない。エチレンビニル酢酸(EVA)およびエチレンアクリル酸(EAA)などのエチレンコポリマーは30,000psi未満の曲げ弾性率を持ちうるが、これらの樹脂は高温においては熱的に安定でなく(すなわち直ちに分解する)、著しい脱色および/または匂いを生じることが多い。それゆえこれらの樹脂は、押出しされた非架橋発泡体への限定された用途を持つのみである。
本発明は;
A)不均質または均質の線状エチレンホモポリマーまたはインターポリマー;
B)分岐ホモポリマーまたはインターポリマー;および
C)場合により、AまたはB以外で、エチレンスチレンインターポリマー(ESI)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−プロピレンゴムおよびスチレン−ブタジエンゴムからなる群より選択される1つ以上の熱可塑性ポリマー;を含む、ブレンドを含み、前記ブレンドが;
1)0.05〜20g/10分のメルトインデックスI2;
2)100,000psi以上または30,000psi未満の曲げ弾性率;
3)2cN以上の溶融強度;25mm/秒以上の溶融伸張性を持ち;および前記ブレンドの前記溶融強度が以下の不等式を満足する;溶融強度≧FMS *[(f*A)+((1−f)*B)]
式中;
A=3.3814*(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278*log10(I2));式中
I2はブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fはブレンド中の線状ポリエチレンの重量分率であり、FMSは≧1.1である。
定義
ある族に属する元素および金属への本明細書での参照はすべて、CRCプレス、Inc.1989により出版および版権所有された元素周期律表を参考にしている。族または複数の族への参照も、付番方式のIUPAC系を用いてこの元素周期律表に反映されている族または複数の族とする。
本明細書で列挙される数値はすべて、任意のより小さい値と任意のより大きい値との間に少なくとも2単位の隔たりがあるという条件で、より小さい値からより大きい値まで1単位刻みですべての値を含む。例として、成分の量、または例えば温度、圧力、時間などの方法変数の値が例えば1〜90、好ましくは20〜80、さらに好ましくは30〜70であることが述べられている場合、15〜85、22〜68、43〜51、30〜32などの値が本明細書において明確に列挙されることを意味する。1未満の値の場合は、1単位は必要に応じて、0.0001、0.001、0.01または0.1とみなされる。これらは特に意図されるものの単なる例であり、最低値と最高値との間の列挙された、考えられるすべての数値の組合せは、同様の方法で本出願に明確に述べられるものとする。
「ヒドロカルビル」という用語は本明細書で使用されるように、脂肪族、脂環族、芳香族、アリール置換脂肪族、アリール置換脂環族、脂肪族置換芳香族、または脂肪族置換脂環族を意味する。
「ヒドロカルビロキシ」という用語は、ヒドロカルビル基であって、それに結合した炭素原子との間に酸素結合を持つヒドロカルビル基を意味する。
「インターポリマー」という用語は本明細書で使用されるように、少なくとも2つの異なるモノマーが重合してインターポリマーを生成するポリマーを示すのに使用される。これはコポリマー、ターポリマーなどを含む。
「軟質発泡体」という用語は本明細書で、30未満、好ましくは25未満および最も好ましくは20未満のアスカーC硬度を持つ発泡体を示すために使用される。本発泡体の硬度はアスカーCデュロメータを用いてセルラーラバーとヤーンについて、ASTM D2240−97によって(しかし直径5mmの球形インデンタを用いて)測定した。
メルトインデックス(I2、g/10分)は、ASTM D−1238(190℃/2.16kg)によって決定した。
密度(g/cm3)はASTM D−792によって決定した。
曲げ弾性率は、ASTM D−790−91、方法1、手順Bによって測定した。長方形断面のバーを、三点荷重系および10ポンドのロードセルを用いて試験した。
溶融張力−溶融張力(グラム)は、2.16kgの荷重を用い、溶融ポリマーのストランドを50rpmにてプーリ系の周囲を30秒の期間にわたってある引張速度にて引張ることによって、190℃にて測定した。溶融張力はこの期間にわたる平均の力であった。
溶融強度(MS、cNで測定)および溶融伸張性(ME、mm/秒で測定)−測定は溶融ポリマーまたはブレンドのストランドを一定の加速度で破断が発生するまで引張ることにより実施した。実験設備は毛細管レオメータと巻取装置としてのレオテン装置で構成されていた。ストランドを単軸方向に伸ばすために必要な力は、巻取速度の関数として記録した。引取共振または破断のどちらかが発生する前に達成された最大の力を溶融強度として定義した。引取共振または破断が発生した速度を溶融伸張度として定義した。破断で終了した引取共振は、測定された力のプロフィールにおける増加する振幅の周期的振動の開始によって示される。観察可能な引取共振の不在時に、溶融強度は破断時の力として定義する。これらの試験は、以下の条件で実施した:
・質量流量:1.35グラム/分
・温度:190℃
・毛細管長:41.9mm
・毛細管直径:2.1mm
・ピストン直径:9.54mm
・ピストン速度:0.423mm/秒
・剪断速度:33.0s-1
・ドローダウン距離(巻取ホイールまでの型出口):100mm
・冷却条件:周囲空気
・加速度:2.4mm/秒2
上部サービス温度(UST)−パーキンエルマー社から商品モデルTMA7として市販されている熱機械分析装置(TMA)を用いて、ポリマーおよびブレンドの上部サービス温度(UST)を測定した。102gのプローブ力および5℃/分の加熱速度を用いた。各試験片は厚さ3.3mmおよび直径7.8mmのディスクであり、205℃の圧縮成形および室温までの空冷によって調製した。プローブ貫入1mmにおける温度を上部サービス温度(UST)として得た。
ブレンド組成物
本発明のブレンド組成物は、1つ以上の線状ホモポリマーまたはインターポリマー(成分A)および1つ以上の分岐ホモポリマーまたはインターポリマー(成分B)を含む。
成分A
成分Aを含む線状ホモポリマーおよびインターポリマーは、チーグラーおよびメタロセン型触媒系を含むいわゆる配位触媒反応を用いて調製されたものである。線状インターポリマーはさらにインターポリマー分子内にコモノマーが分布する方法によって、均質または不均質ポリマーに分けることができる。
本発明のブレンドにおいて成分Aとして使用される線状均質ポリマーおよびインターポリマーは本明細書において、米国特許第3,645,992号(Elston)(特許文献5)で定義されたように定義されており、その開示は参照により本明細書に組み込まれている。したがって、均質ポリマーおよびインターポリマーは、コモノマーが所与のインターポリマー内にランダムに分布し、実質的にすべてのインターポリマー分子がそのインターポリマー内と同一のエチレン/コモノマー比を持つものである。均質ポリマーは狭い組成分布を持つ。
本明細書で使用される「狭い組成分布」という用語は、均質インターポリマーのコモノマー分布を説明し、均質インターポリマーが単一の溶融ピークを持ち、本質的に測定可能な「線状」ポリマー画分を欠くことを意味する。狭い組成分布の均質インターポリマーは、そのSCBDI(短鎖分岐分布インデックス)またはCDBI(組成分布分岐インデックス)によって特徴付けることができる。SCBDIまたはCDBIは、平均合計モルコモノマー50パーセント以内のコノモマー含有率を有するポリマー分子の重量パーセントとして定義される。
ポリマーのCDBIは、例えばワイルドら、Journal Of Science、Poly.Ed.,第20巻、441ページ(1982)(非特許文献2)または米国特許第4,798,081号(特許文献6)、ならびに米国特許第5,008,204号(特許文献7)および国際公開公報第93/04486号(特許文献8)で述べられているように、例えば温度上昇溶出分画(本明細書では「TREF」と省略する)などの、当分野で既知の技法から得られたデータより直ちに計算され、それらすべての開示は参照して本明細書に組み込まれる。本発明の狭い組成物分布の均質インターポリマーおよびコポリマーのSCBDIまたはCBDIは好ましくは30パーセントを超え、特に50パーセントを超える。本発明で使用される狭い組成分布の均質インターポリマーおよびコポリマーは本質的に、TREF技法により測定される測定可能な「高密度」画分を欠いている(すなわちホモポリマー)。線状均質インターポリマーおよびポリマーは、15(重量)パーセント以下、好ましくは10(重量)パーセント未満、および特に5(重量)パーセント未満において、2メチル/1000炭素以下の枝分かれ度も持つ。
有用な線状均質ホモポリマーまたはインターポリマーは、米国特許第5,272,236号(ライ(Lai)ら)(特許文献9)、および米国特許第5,278,272号(特許文献10)で定義された、いわゆる実質的な線状ポリマーも含み、その内容全体は参照により含まれる。
線状不均質ホモポリマーおよびインターポリマーも、本発明のブレンドにおいて成分Aとして使用できる。不均質インターポリマーは、実質的にすべてのインターポリマー分子が同じエチレン/コモノマー比を持たず、広範な組成分布を持つものである。
本明細書で使用される「広範な組成分布」という語は、不均質インターポリマーのコモノマー分布を説明し、不均質インターポリマーが「線状」画分を持ち、不均質インターポリマーが複数の溶融ピークを持つ(すなわち、少なくとも2つの別個の溶融ピークを示す)ことを意味する。線状不均質インターポリマーおよびポリマーは、10(重量)パーセント以上、好ましくは15(重量)パーセント以上、および特に20(重量)パーセント超において、2メチル/1000炭素以下の枝分かれ度も持つ。不均質インターポリマーは、ポリマー全体の25(重量)パーセント以下、好ましくは15(重量)パーセント未満、および特に10(重量)パーセント未満において、25メチル/1000炭素以上の枝分かれ度も持つ。
本発明の新規ポリマー組成物を作成するのに使用される線状均質ならびに不均質ポリマーおよびインターポリマーは、エチレンホモポリマーまたはエチレンと少なくとも1つのC3〜C20α−オレフィンとのインターポリマーでもよい。好ましいモノマーはエチレン、1−プロペン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、および1−オクテンを含む。他の好ましいモノマーはスチレン、ハロまたはアルキル置換スチレン、ビニルベンゾシクロブタン、1,4−ヘキサジエン、シクロペンテン、シクロヘキセンおよびシクロオクテンを含む。
成分B
本発明のブレンドにおける成分Bとして使用される分岐ポリマーおよびインターポリマーは本明細書で、オートクレーブまたは管状リアクター内で14,500psi(100MPa)を超える圧力において、フリーラジカル開始剤を用いて部分的にまたは全体的にホモポリマー化またはインターポリマー化されたものとして定義される。
そのような分岐ポリマーおよびインターポリマーはこれに限定されるわけではないが、高圧低密度エチレンホモポリマー(LPDE)などの低密度エチレンポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、エチレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、エチレン−カルボン酸コポリマーおよびエチレンアクリル酸塩コポリマーはもちろんのこと、ポリブチレン(PB)などの低〜中圧で生成されるオレフィンポリマーも含む。
適切な高圧エチレンインターポリマーは、米国特許第4,599,392号(特許文献11)でマッキニーらによって述べられているように、少なくとも1つのα,β−エチレン不飽和コモノマー(例えばアクリル酸、メタクリル酸および酢酸ビニル)によってインターポリマー化されたエチレンを含む。好ましい高圧エチレンインターポリマーは、0.1〜55総重量パーセントのコモノマー、およびさらに好ましくは1〜35総重量パーセントのコモノマー、および最も好ましくは2〜28総重量パーセントのコモノマーを含み、例えばイオノマー化および押出グラフト化などの既知の技法によって化学的および/または物理的に修飾することができる。
適切な分岐エチレンポリマー、成分Bは、メルトインデックスが0.05〜10g/10分のEVA、LDPEおよびEAAを含む。LDPEを使用することが最も好ましい。
本発明のブレンド組成物の特性
本発明のブレンドは、例えば所望の割合のペレット化形にドライブレンドし、続いてスクリュー押出機またはバンバリーミキサーなどの装置で溶融ブレンドすることなどの、当分野で既知の適切な手段によって調製できる。ドライブレンドされたペレットは直接溶融加工されて、例えば押出または射出成形によって最終固体物品となる。ブレンドは、ブレンド成分を単離せずに、直接重合によって作成することもできる。直接重合は例えば、1台のリアクターまたは直列または並列の2台以上のリアクターにおいて1つ以上の触媒を使用し、モノマー混合物および触媒選択などの、少なくとも1つの操作条件にて変化する。分岐および線状樹脂を、230℃を超える溶融温度でブレンドすることにより、溶融強度のさらなる上昇が引き起こされうる。
我々は予想外に、ある分岐ポリエチレン樹脂をより高い密度の線状ポリエチレン樹脂とブレンドすることによって、発泡体生成を可能にするために必要な溶融温度により、あるメルトインデックス範囲の樹脂ブレンドを得ることを発見した。この溶融強度は、2つの成分の線状組合せから予測されるよりも相乗的にはるかに高い。
ブレンドの溶融強度は以下の不等式を満足する;
溶融強度≧FMS *[(f*A)+((1−f)*B)]式中:
A=3.3814*(1/I2)0.6476および
B=10(1.2896-0.4278*log10(I2))
式中、I2はブレンドの測定したメルトインデックスである;fはブレンド中の線状ポリエチレン(成分A)の重量分率である。
MSはブレンド中の溶融強度における相乗効果の尺度である。FMS=1.0の場合、ブレンドは溶融強度における相乗的改良を示さない。FMS>1の場合、ブレンドはブレンドのメルトインデックスにおいて、線状および分岐エチレンポリマーの組合せから予想(または予測)されたよりも大きな溶融強度を示すという点で、相乗的である。
本発明のブレンドの場合、FMSは≧1.1、好ましくは≧1.25、さらに好ましくは≧1.5、なおさらに好ましくは≧2.0、最も好ましくは≧2.5である。
ブレンド組成物の最終的なメルトインデックス、I2は0.05〜20、好ましくは0.1〜10、さらに好ましくは0.2〜7、なおさらに好ましくは0.5〜5g/10分である。
ブレンド組成物の最終溶融強度は、2cN以上、さらに好ましくは7cN以上、最も好ましくは10cN以上である。
ブレンド組成物の最終溶融拡張性は、25以上、好ましくは50、最も好ましくは75mm/秒以上である。
ブレンド組成物の最終曲げ弾性率は、100,000psi以上、さらに好ましくは120,000psi以上、および最も好ましくは130,000psiである。
別の実施態様において、ブレンド組成物の最終曲げ弾性率は、30,000psi以下、好ましくは25,000psi以下、および最も好ましくは20,000psi以下である。
曲げ弾性率が100,000psi以上のブレンドでは、ブレンドの上部サービス温度(UST)は115℃より高く、好ましくは118℃より高く、さらに好ましくは121℃よりも高く、さらになお好ましくは125℃より高い。
成分AのメルトインデックスI2は、60g/10分未満、好ましくは30g/10分未満、さらに好ましくは15g/10分未満、および最も好ましくは10g/10分未満である。
曲げ弾性率が100,000psi以上のブレンドでは、線状樹脂、成分Aは約138,000psi(−0.944g/ccの密度と同等)を超える、好ましくは約164,000psi(−0.9500g/ccの密度と同等)を超える、さらに好ましくは約210,000psi(−0.9600g/ccの密度と同等)を超える弾性率を持つ必要がある。成分Aがエチレンホモポリマーであることが最も好ましい。
曲げ弾性率が30,000psi以下のブレンドでは、成分Aは約28,000psi未満、好ましくは約25,000psi未満、さらに好ましくは約22,000psi未満の弾性率を持つ必要がある。再度、これらのブレンドでは、成分Aがエチレンホモポリマーであることが好ましい。
本発明のブレンドは場合により、これに限定されるわけではないが最終発泡体またはそれから製造された物品の加工可能性、上部サービス温度、弾性率、圧縮強度、硬度、強靭性、増大した発泡体セルのサイズ、および美観を含む特性のさらなる改良を提供するために、1つ以上の熱可塑性プラスチックを含む「追加ポリマー」を含んでもよい。「追加ポリマー」の例はこれに限定されるわけではないが、低密度 ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンスチレンインターポリマー(ESI)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−プロピレンゴムおよびスチレン−ブタジエンゴムを含む。1つの態様において、本発明のブレンドは、例えば増大したセルサイズを有するアルケニル芳香族ポリマー発泡体を作成するために、アルケニル芳香族ポリマー(ポリスチレンなど)とさらにブレンドされていてもよい。
これらのブレンドの用途は、溶融強度、弾性率および/または上部サービス温度が主要な性能要件である用途、例えばクッションパッキング、スポーツおよびレジャー、建物および建築などのための非架橋発泡体;非架橋ブロー成形物品;自動車などの用途の架橋発泡体;非架橋発泡体ボトルラベル;フィルム;繊維;および押出コーティングなどを含む。
本発明の発泡体
本発明は、比較的より高いメルトインデックスにおける高い溶融強度および高い溶融拡張性と同時に、約100,000psiを超える曲げ弾性率を備え、それゆえ従来の線状または実質的な線状ポリエチレンによって以前は実現または達成不可能であった発泡体構造および方法への高密度樹脂の適用を拡大するブレンドを提供する。100,000psi以上の曲げ弾性率の線状ポリマーを使用して、これらのMS、MEおよびMIの組合せを実現することは不可能である。分岐エチレンポリマーを用いると、MSおよびMEを実現することは可能であるが、曲げ弾性率は80,000psi以下となる。
本発明は、比較的より高いメルトインデックスにおける高い溶融強度および高い溶融拡張性と同時に、約30,000psi未満の曲げ弾性率を備え、それゆえ従来の線状または実質的な線状ポリエチレンによって以前は実現または達成不可能であった発泡体構造および方法への低密度樹脂の適用を拡大するブレンドを提供する。曲げ弾性率が30,000psi以下の線状ポリマーを用いて、これらの溶融強度、高溶融拡張性およびメルトインデックスの組合せを実現することは不可能である。EVA以外の分岐エチレンポリマーを用いると、MSおよびMEを実現することは不可能であり、曲げ弾性率は30,000psiを超える。EVAの場合、そのような利点は、熱不安定性および臭気などの許容されない追加特性とともにのみ生じる。
これらのブレンドの曲げ弾性率は、従来技術において以前に述べられたよりも高く、さらに必要な溶融強度および伸張粘度とともに、既存の組成物よりも大きな剛性およびそれゆえ高い圧縮強度を与え、発泡体内への満足な製造を可能とする。これらの発泡体で必要とされる樹脂の減少量は、現在の技術をしのぐ経済上および環境上の利点をもたらす。所与のメルトインデックスにおいて、以前に述べたポリエチレンは本発明で述べるように、溶融強度、伸張度および約100,000psiを超える弾性率の組合せを提供する。
任意の弾性率の市販用に許容される発泡体を調製するためには、約2cN、好ましくは約7cNを超える、最も好ましくは10cNを超える最低溶融強度と、25mm/秒、好ましくは50mm/秒を超える、最も好ましくは75mm/秒を超える最低伸張度を持つ必要がある。LDPE樹脂はこれらの特性を示すが、必要な弾性率(100,000psiを超えるか、あるいは30,000psi未満)または剛性を生じることができない。HDPEまたはLLDPE樹脂は、3g/10分未満、多くは1g/10分未満のメルトインデックス(I2)において、要求された溶融強度のみを実現することができる。これらは、例えば過剰な剪断加熱により、発泡体加工可能性における問題を引き起こす。
この非常に高い溶融強度は、成功する発泡体生成のための必要要件であり、LDPEなどの分岐樹脂で要求されるよりも大きく、以前に既知の分岐ポリエチレンにより同じメルトインデックスおよび密度において実現されない。本発明の高弾性率発泡体に特に当てはまり、より高い密度の樹脂の上昇した溶融点により、より高い発泡温度の結果が必要であり、より低い密度の発泡体製品を作成するためには発泡剤の増量が必要であり、このどちらも押出物の粘度を低下させる傾向にある。発泡体は高い溶融強度を持たず、固化の前に発泡体セル構造の崩壊により崩壊する。例えば密度が2.0ポンド/立方フィートの高圧LDPEによって作成された発泡体は、密度が0.5ポンド/立方フィートであるが同様の圧縮強度を持つ、この新たな組成物の樹脂によって作成された発泡体で置き換えることができる。
発泡体は0.05〜100、好ましくは0.1〜100および最も好ましくは0.2〜100重量パーセントの、成分AおよびBのブレンド(発泡体中に存在するポリマーの合計量に基づく)を含む。
上述のポリマー組成物は、物理的および/または化学的発泡剤および従来の方法を用いて、発泡体生成物に変換できる。発泡体生成物は例えば、押出熱可塑性ポリマー発泡体、押出ポリマーストランド発泡体、膨張性熱可塑性発泡体ビーズ、膨張熱可塑性発泡体ビーズまた膨張ならびに溶融熱可塑性発泡体ビーズおよび各種タイプ架橋発泡体を含む。発泡体生成物はシート、丸型、ストランド形態、ロッド、フィルム、硬質厚板、積層厚板、凝集ストランド厚板、プロフィールおよびバンストックなどの、既知のいずれの物理的構成をとることができる。発泡体生成物は、従来の方法または方法を使用して、製造物品に変換することができる。例えば、特に膨張性発泡体ビーズからそのような物品を作成する場合に、1つ以上の膨張、凝集および溶接を使用できる。膨張性ビーズを、これに限定されるわけではないが、上述の構成を含む、発泡体生成物を利用する既知の構成に成形することもできる。
方法の発泡体形成ステップは当分野で既知である。例えば、参照して本明細書に組み込まれる、C.P.パーク「Polyolefin Foam」、第9章、Handbook of Polymer Foam and Technology、D.クレンプナー(非特許文献3)およびK.C.フリッシュ編、Hanser Publisher、Munich、Vienna、New York、Barcelona(1991)(非特許文献4)における、エチレンポリマー発泡体構造の作成およびそれらの加工の方法に関する教示により例示される。
本発明の発泡体は実質的に非架橋である。すなわち発泡体構造は、ASTM D2765−84、方法Aにより測定したように、発泡体またはポリマーの総重量に基づいて、50重量パーセント以下、好ましくは40重量パーセント以下、さらに好ましくは30重量パーセント以下、なおさらに好ましくは20重量パーセント以下、最も好ましくは10重量パーセント以下のゲルを含む。
あるいは、ポリマー組成物は既知の架橋剤をさらに添加することによって、実質的に架橋された発泡体を作成するために使用できる(すなわち、ASTM D2765−84、方法Aにより測定したように、発泡体またはポリマーの総重量に基づいて、50重量パーセントを超えるゲルを含む)。各種の架橋剤および技術は当分野で述べられている。架橋は架橋剤の添加により誘起される。架橋の誘起および発泡ならびに膨張を引き起こすための高温への暴露は同時にまたは連続して起こりうる。化学架橋剤を使用する場合、化学発泡剤と同じ方法でポリマー材料中に包含される。さらに化学架橋剤を使用する場合、架橋剤または発泡剤の分解を防止し、早期架橋を防止するために、発泡性溶融ポリマー材料は加熱されるか、好ましくは150℃未満の温度に暴露される。放射線架橋を使用する場合、発泡剤の分解を防止するために、発泡性溶融ポリマー材料は加熱されるか、好ましくは160℃未満の温度に暴露される。発泡性溶融ポリマー材料は発泡性構造を形成するために所望の形状の型を通じて押出されるか、運搬される。発泡性構造は次に架橋され、加熱炉などの中で上昇した、または高温(通常、150℃〜250℃)において膨張して、発泡体構造を形成する。放射線架橋を使用する場合、発泡性構造は照射されて、ポリマー材料を架橋し、次に上述したように上昇した温度で膨張される。本構造は、架橋剤または放射線のどちらかを用いて上記方法によって、シートまたは薄板形に好都合に形成することができる。
本発明の発泡体構造は、場合により、従来の押出発泡方法によって作成される。構造はポリマーまたはブレンドを加熱し、可塑化または溶融ポリマー材料を形成し、その中に発泡性ゲルを形成するための発泡剤を含み、発泡体生成物を形成するために型を通じてゲルを押出すことにより好都合に調製される。(適切な数の開口を備えた)型および操作条件によって、押出発泡体厚板または凝集発泡体ストランド生成物によるロッドから、発泡体ビーズ、そして最終的には発泡性ビーズの裁断ストランドまで変化しうる。発泡剤と混合する前にポリマー材料をガラス転移温度または溶融点における、またはそれ以上の温度まで加熱する。発泡剤は場合により、押出機、ミキサー、またはブレンダーなどを用いて当分野で既知のいずれの手段によっても、溶融ポリマー材料に包含または混入される。発泡剤は、溶融ポリマー材料の実質的な膨張を防止するために、および発泡剤をその中で均質に都合よく分散させるために、十分に上昇された圧力にて溶融ポリマー材料と混合される。場合により、核形成剤は可塑化または溶融の前に、溶融ポリマー中に場合によりブレンドされるか、ポリマー材料とドライブレンドされる。発泡性ゲルを型から押出す前に、通常はゲルを最適な温度まで冷却する。発泡性ゲルは通常、発泡体構造の物理特性を最適化するために、より低い温度に冷却される。この温度は発泡温度と呼ばれることが多く、通常は成分のポリマーガラス転移温度(Tg)より高いか、または十分な結晶性を持つものでは、ピーク結晶溶融温度(Tm)付近である。「付近」とは、その温度、その上またはその下を意味し、安定な発泡体が存在する場所に大きく依存する。温度は、Tmの上下30℃以内になることが望ましい。本発明の発泡体の場合、最適発泡温度は、発泡体が崩壊しない範囲内にある。ゲルは押出機、他の混合装置、または別の冷却装置内で冷却できる。ゲルは次に所望の形状の型を通じて、減圧または低圧区域に押出される、または運搬されて発泡体構造を形成する。低圧の区域は、型を通じて押出される前に発泡性ゲルが保持される区域よりも低い圧力である。低圧は場合により、加圧または減圧(真空)であるが、大気圧レベルであることが好ましい。
別の実施態様において、生じた発泡体構造は場合により、ポリマー材料の多オリフィス型を通じた押出により凝集ストランド形状に成形される。オリフィスは、溶融押出物の隣接する流れの接触が発泡方法中に発生し、接触表面が単一発泡体構造を生じるように十分な接着によって相互に付着するように配置される。型内部に存在する溶融押出物の流れは、ストランドまたはプロフィールの形を取り、これは望ましくは単一構造を形成するために発泡、凝集、および相互に付着する。望ましくは、凝集した個々のストランドおよびプロフィールは、発泡体の調製、成形および使用時に発生する応力下でのストランドの層間剥離を防止するために、単一構造に付着を維持する必要がある。発泡体構造樹脂の凝集ストランド形を作成する装置および方法は、米国特許第3,573,152号(特許文献12)および米国特許第4,824,720号(特許文献13)に見られる。
あるいは生じた発泡体構造は、米国特許第4,323,528号(特許文献14)および米国特許第5,817,705号(特許文献15)に見られる蓄圧押出方法および装置によって好都合に形成される。本装置は一般に「押出機−蓄圧機システム」として既知であり、連続ベースというよりは、むしろ間欠ベースで方法を実施できるようにする。装置は、発泡性ゲルが発泡を妨害する条件下にとどまる、保持区域または蓄圧機を含む。保持区域は、大気などのより低い圧力の区域に開いた出口型を装備している。型は、好ましくは保持区域の外側にあるゲートによって開閉できるオリフィスを持つ。ゲートの操作は、発泡性組成物を型に流す以外は、発泡性組成物に影響を与えない。ゲートを開き、実質的に同時に(例えば機械ラム)機構によって機械的圧力をゲルに印加すると、型を通じてゲルを低圧区域に押し込む。機械的圧力は型内での著しい発泡を防止するのに十分速く、さらに発泡体の断面積または形状における不規則性の発生を最小限に抑える、または除去するのに十分遅い速度において、型を通じて発泡性ゲルを押出すのに十分である。したがって、間欠的に実施すること以外は、方法およびその生じる生成物は、連続押出方法で作成されるものと非常に類似している。
蓄圧押出方法において、大きな横断面積を持つ低密度発泡体構造は1)圧力下にてポリマーまたはブレンド材料および発泡剤のゲルを、ゲルが膨張されるときにゲルの粘度が発泡剤を維持するのに十分である温度にて形成することと;2)ゲルを発泡させない温度および圧力に維持された保持区域であって、ゲルが発泡する低い圧力の区域内にオリフィス開口を規定する出口型と、型オリフィスを閉じる開閉可能ゲートを持つ保持区域内に、ゲルを押出すことと;3)周期的にゲートを開くことと;4)ゲルを保持区域から型オリフィスを通じて低圧区域に放出するために、型オリフィス内での実質的な発泡が発生するよりも高く、断面積または形状の不規則性が発生するよりも低い速度にて、機械的圧力を可動ラムによってゲルに実質的に同時に印加することと;および5)発泡体構造を生成するために、放出されたゲルを少なくとも1寸法で抑制せずに膨張させることと;によって調製される。
本発泡体構造は、発泡剤を含む予備膨張ビーズの膨張によって、物品に形成するのに適した発泡体ビーズにも形成することができる。ビーズは、各種形状の物品を形成するために膨張時に成形してもよい。膨張ビーズおよび成形膨張ビーズ発泡体物品を作成するための方法は、Plastic Foams、第II部、フリッシュおよびサンダース、544〜585ページ、Marcel Dekker,Inc.(1973)(非特許文献5)およびPlastic Materials、ブリドソン、第5版.,426〜429ページ、Butterworths(1989)(非特許文献6)に述べられている。膨張性および膨張ビーズは、バッチにより、または押出方法により作成可能であり、実質的に非架橋性でも実質的に架橋性でもよい。
膨張性ビーズを作成するバッチ方法は、膨張性ポリスチレン(EPS)を製造する方法に類似している。生じた発泡体構造は、物品に形成するため適切な非架橋ビーズに形成される。溶融ブレンドまたはリアクター内ブレンドのどちらかによって作成された本発明のブレンドから作成された粒子などの、個別の樹脂粒子は、上昇した温度および圧力にて圧力容器内の水性懸濁液中または無水状態で、発泡剤(および場合により架橋剤)に含浸される。水性懸濁液の場合、発泡剤(および場合により架橋剤)は、オートクレーブまたは他の圧力容器内で上昇した圧力および温度において、粒子が実質的に不溶である(水などの)液体溶媒に導入される。粒子を発泡体ビーズに膨張させるために、粒子を大気中または減圧領域中のどちらかに迅速に放出するか、冷却され、非膨張ビーズとして放出される。個別のステップにおいて、非膨張ビーズを加熱して、例えば蒸気または熱風によってそれらを膨張させる。ビーズ発泡体を作成するための本方法は、米国特許第4,379,859号(特許文献16)および米国特許第4,464,484号(特許文献17)でよく教示されている。
前記ビーズ方法の変形において、ポリマー材料とのグラフトインターポリマーを形成するために、場合によりスチレンモノマーを発泡剤による含浸の前に、本発明のブレンド組成物の懸濁ペレットに含浸させる。生じたインターポリマービーズは冷却され、実質的に膨張せずに容器から放出される。ビーズは次に膨張され、当技術範囲内の膨張ポリスチレンビーズ成形方法によって成形される。そのようなポリエチレン/ポリスチレンインターポリマービーズを作成する方法は例えば、米国特許第4,168,353号(特許文献18)に記載されている。
上述の押出方法の変形は、膨張性熱可塑性ポリマービーズを直ちに生じる。方法は上述の従来の発泡体押出方法を用いて、今や1個または複数の穴を含む型オリフィスまで追跡する。変形は、(a)発泡性ゲルを発泡が生じるよりも低い温度まで冷却することと、(b)相当する数の本質的に連続した膨張性熱可塑性ストランドを形成するために、1つ以上のオリフィスを含む型を通じて冷却ゲルを押出すことと;(c)場合により型オリフィスを出るストランドを冷水浴で冷却させることと;および(d)膨張性熱可塑性ビーズを形成するために、膨張性熱可塑性ストランドをペレット化することと、を必要とする。あるいは、ストランドを型表面にてペレットまたは細粒に切断し、細粒を膨張させることによって、ストランドは発泡体ビーズに変換される。
発泡体ビーズは、本発明のポリマーブレンド組成物、架橋剤および化学発泡剤の混合物を適切な混合装置または押出機内で調製し、混合物をペレットに形成し、ペレットを加熱して架橋させ、膨張させることによっても調製できる。
物品への成形に適した架橋発泡体ビーズを作成する別の方法において、本発明のブレンドは溶融され、従来の発泡体押出装置内で物理発泡剤と混合されて、本質的に連続した発泡体ストランドを形成する。発泡体ストランドは、発泡体ビーズを形成するために細粒化またはペレット化される。発泡体ビーズは次に、放射線によって架橋される。架橋された発泡体ビーズは次に、凝集および成形されて、他の発泡体ビーズ方法のための上述した各種の物品を形成する。本方法の追加の教示は、米国特許第3,616,365号(特許文献19)およびC.P.パーク、上述の出版物、224〜228ページで見られる。
発泡体ビーズは次に、物品を形成するために、発泡体ビーズを型に充填すること、型を圧縮してビーズを圧縮すること、および蒸気などによってビーズを加熱して、ビーズの凝集および溶着を行うことなどの、当分野で既知のいずれの手段によっても成形される。場合により、ビーズは型に充填する前に、上昇させた圧力または温度にて空気または他の発泡剤に含浸させてもよい。さらにビーズは場合により、充填の前に加熱してもよい。発泡体ビーズは従来、次に当分野で既知の適切な成形方法によって、ブロックまたは成形物品に成形される。一部の方法は、米国特許第3,504,068号(特許文献20)および米国特許第3,953,558号(特許文献21)に教示されている。上記方法および成形方法の優れた教示はC.P.パーク、上掲、191ページ、197〜198ページ、および227〜233ページ、米国特許第3,886,100号(特許文献22)、米国特許第3,959,189号(特許文献23)、米国特許第4,168,353号(特許文献24)および米国特許第4,429,059号(特許文献25)に見られる。
本架橋発泡体構造も、英国特許第2,145,961A号(特許文献26)で述べられたロングランド型を利用した押出方法によって、連続厚板構造に作成することができる。その方法において、ポリマー、化学発泡剤および架橋剤は押出機内で混合され、混合物を加熱してポリマーを架橋させ、ロングランド型内で発泡剤を分解させ;発泡体構造を型によって成形され、型から出され、発泡体構造および型の接触が適切な潤滑材によって潤滑される。
本架橋発泡体構造は、2つの異なる方法によってバンストック形に作成してもよい。一方の方法は架橋剤の使用を含み、もう一方は放射線を使用する。
本架橋発泡体構造は、スラブを形成するために本発明のブレンド、架橋剤および化学発泡剤を混合することと、架橋剤がポリマー材料を架橋し、発泡剤が分解できるように、混合物を型内で加熱することと、型内の圧力の解放により膨張させることによって、バンストック形に作成される。場合により、圧力解放時に形成されたバンストックを再加熱して、さらに膨張を行う。
発泡体はポリマーシートに高エネルギービームを照射することによって、または化学架橋剤を含むポリマーシートを加熱することのどちらかによって、架橋ポリマーシートから形成できる。架橋ポリマーシートを所望の形状に切断し、ポリマーの軟化点より上の温度にてより高い圧力で窒素に含浸させる;シート内の気泡の圧力効果核形成および多少の膨張を解放する。シートは軟化点よりも上の低い圧力にて再加熱され、圧力は次に解放されて発泡体の膨張が可能となる。
本発明の発泡体構造を作成するのに有用な発泡剤は、無機剤、有機発泡剤および化学発泡剤を含む。適切な無機発泡剤は、二酸化炭素、窒素、アルゴン、水、空気、六フッ化硫黄(SF6)およびヘリウムを含む。有機発泡剤は、1〜9の炭素原子を持つ脂肪族炭化水素、1〜3の炭素原子を持つ脂肪族アルコール、および1〜4の炭素原子を持つ、完全におよび部分的にハロゲン化された脂肪族炭化水素を含む。脂肪族炭化水素は、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタンを含む。脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、およびイソプロパノールを含む。完全におよび部分的にハロゲン化された脂肪族炭化水素は、フルオロカーボン、クロロカーボン、およびクロロフルオロカーボンを含む。フルオロカーボンの例は、フッ化メチル、パーフルオロメタン、フッ化エチル、1,1−ジフルオロエタン(HFC−152a)、フルオロエタン(HFC−161)、1,1,1−トリフルオロエタン(HFC143a)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a)、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−134)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン、ペンタフルオロエタン(HFC−125)、ジフルオロメタン(HFC−32)、パーフルオロエタン、2,2−ジフルオロプロパン、1,1,1−トリフルオロプロパン、パーフルオロプロパン、ジクロロプロパン、ジフルオロプロパン、パーフルオロブタン、パーフルオロシクロブタンを含む。本発明における使用のための部分的にハロゲン化されたクロロカーボンおよびクロロフルオロカーボンは、塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、1,1,1−トリクロロメタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)、クロロジフルオロメタン(HCFC−22)、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−123)および1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)を含む。完全にハロゲン化されたクロロフルオロカーボンは、トリクロロモノフルオロメタン(CFC−11)、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、トリクロロトリフルオロエタン(CFC−113)、ジクロロテトラフルオロエタン(CFC−114)、クロロヘプタフルオロプロパン、およびジクロロヘキサフルオロプロパンを含む。化学発泡剤は、アゾジカーボンアミド、アゾジイソブチル−ニトリル、バリウムアゾジカルボキシラート、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、およびベンゼンスルホンヒドラジド、4,4−オキシベンゼンスルホニルセミカーバジド、およびp−トルエンスルホニルセミカーバジド、トリヒドラジノトリアジンおよびHydrocerol(商標)(ベーリンガーインゲルハイムの製品)という名称で販売されている各種製品などの、クエン酸と重炭酸ナトリウムの混合物を含む。上述の発泡剤はいずれも、単独で、または1つ以上の他の発泡剤と組合せて使用できる。好ましい発泡剤はイソブタン、二酸化炭素、HFC−152a、および上述の混合物を含む。発泡体形成ポリマーゲルを作成するためにポリマー溶融材料に包含される発泡剤の量は、ポリマー1キログラムあたり0.05〜5.0グラムモル、好ましくは0.2〜0.3グラムモル、および最も好ましくは0.5〜2.5グラムモルである。
発泡体は場合により気体透過交換を向上または加速するために穴をあけられ、そこで発泡剤が発泡体から出て、空気が発泡体に入る。生じた穴あき発泡体は、好ましくは発泡体の縦伸張の傾向がない、多数のチャネルをそこに定義している。チャネルは1つの発泡体表面から少なくとも部分的に発泡体を通じて延伸し、場合により1つの外部表面から別の外部表面まで発泡体を完全に通過して延伸する。チャネルは実質的に外部発泡体表面全体の上に好都合に存在し、好ましくは均一または実質的に均一なスペースを有する。適切なスペース間隔は、2.5センチメートル(cm)およびそれまでを含み、好ましくは1.3cmおよびそれまでを含む。発泡体は場合により、寸法安定性発泡体を維持しながら発泡剤の透過または放出を加速させるために、穴あけと組合せて上述のタイプの安定性制御剤を利用する。米国特許第5,424,016号、米国特許第5,585,058号、国際公開公報第92/19439号および国際公開公報97/22455号は、穴あけに関する優れた情報を提供する。必要に応じて、本発明の発泡体は発泡体の開セル含有率を増加させるいずれの既知の手段によっても後処理できる。そのような後処理法は制限なく、発泡体を機械的に圧縮し、蒸気および/または熱風への暴露により膨張させることを含む。
本発明の発泡体は一般に、900未満、好ましくは850未満、さらに好ましく800kg/m3未満、なおさらに好ましくは5〜700キログラム/立方メートル、および最も好ましくは5〜200キログラム/立方メートル(ASTM D3575−93、付録W、方法B)の密度を持つ。発泡体はマイクロセル(すなわち0.05mm未満、好ましくは0.001mm〜0.05mmのセルサイズを持つ)またはマクロセル(すなわち0.05mm以上のセルサイズ)でもよい。マクロセル発泡体はASTM D3576−77の手順によって測定したように、0.05〜15、好ましくは0.1〜10.0、およびさらに好ましくは0.1〜5ミリメートル、好ましくは0.2〜3ミリメートル、およびさらに好ましくは0.2〜2ミリメートルの平均セルサイズを持つ。密度およびセルサイズの好ましい範囲は、本発明の範囲を制限するものと解釈するべきではない。
本発明の発泡体は好ましくは優れた寸法安定性を示す。好ましい発泡体は、発泡体膨張後30秒以内の最初の体積測定の1ヶ月後に測定したときに、最初の体積の80パーセント以上を維持する。体積は水の立方置換などの適切な方法で測定される。
本発明の発泡体は、成分選択および方法条件の変化によって、ASTM D2856−94によって測定したように、発泡体の全体積に基づいて0〜100体積パーセントの範囲である開セル含有率を持つ。30体積パーセント未満の開セル含有率を持つ発泡体は一般に、閉セル発泡体として知られるクラスにあたる。開セル発泡体として知られるこれらは通常、30を超える、好ましくは40を超える、およびさらに好ましくは50体積パーセントを超える開セル含有率を持つ。開セル含有率は望ましくは100体積パーセント以下、好ましくは95体積パーセント以下、およびさらに好ましくは90体積パーセント以下である。
密度が100kg/m3未満の発泡体は一般には≦90、望ましくは≦80、および好ましくは≦70のアスカーC硬度を持つ。発泡体の硬度測定は、直径5mmの球形インデンタを用い、ASTMD2240−97によって、セルラーゴムおよびヤーンについてアスカーCデュロメータを用いる。
発泡体がシートまたは厚板の形状である場合、一般には≧0.5mm、好ましくは≧1mmの厚さおよび一般に≧5mm、好ましくは≧10mmの幅を持つ。本明細書で使用されるように、発泡体厚板またはシートの「厚さ」は、その最小断面積寸法を指す(例えば、1つの平面から反対側の平面まで測定するように)。発泡体が円形またはロッドとして存在する場合、一般に≧5mm、好ましくは≧10mmの直径を持つ。
発泡体は≦6、望ましくは≦5、好ましくは≦4の落下試験最適C因子(ASTM−D1596)を持つ。
場合により、各種の添加剤を本発明の組成物または発泡体に包含させてもよい。添加剤は制限なく、安定性制御剤、核形成剤、無機充填剤、導電性充填剤、顔料、着色料、抗酸化剤、酸除去剤、紫外線吸収剤または安定剤、難燃剤、加工助剤、押出助剤、静電気防止剤、粘着添加剤(例えば、ポリイソブチレン)、粘着防止剤、他の熱可塑性ポリマーを含む。無機および導電性充填剤などのある添加剤は、発泡体の核形成剤および/または開セル促進剤としても機能しうる。酸化防止剤の例は、立体障害性フェノール(例えばIrganox(商標)1010)および亜リン酸塩(例えば、Irgafos(商標)168)であり、どちらもチバガイギーコーポレーションの商標であり、チバガイギーコーポレーションより市販されている。
添加剤は当業者に既知の機能的に同等の量で好都合に利用される。例えば、利用される抗酸化剤の量は、ポリマーまたはポリマーブレンドが、ポリマーの保管および最終使用中に利用される温度および環境において酸化を受けることを防止する量である。抗酸化剤のそのような量は通常、ポリマーまたはポリマー ブレンドの重量に基づいて、0.01〜10、好ましくは0.02〜5、さらに好ましくは0.03〜2重量パーセントの範囲にある。同様に、他の列挙されたすべての添加剤の量は、機能的に同等の量で使用される。
核形成剤は場合により、発泡体セルのサイズを制御するために添加される。好ましい核形成剤は、炭酸カルシウム、タルク、粘土、二酸化チタン、シリカ、ステアリル酸バリウム、ステアリル酸カルシウム、珪藻土、クエン酸および重炭酸ナトリウムの混合物などの無機物質を含む。利用される核形成剤の量は、使用される場合、好都合にポリマー樹脂の100重量部あたり0.01〜5重量部の範囲である。
発泡体の製造において、安定性制御剤(透過性改良剤としても知られる)は場合により、寸法安定性を向上させるために本発泡体に添加される。好ましい薬剤は、アミドおよびC10−24脂肪酸のエステルを含む。そのような薬剤は米国特許第3,644,230号および第4,214,054号に見られる。エステルは発泡体製造中および製造後の静電気を減少させることもできる。最も好ましい薬剤は、ステアリルステアルアミド、グリセロモノステアレート、グリセロールモノベヘネート、およびソルビトールモノステアレートを含む。使用する場合、そのような安定性制御剤は通常、ポリマー100部あたり>0〜10部の範囲の量で利用される。
本発明の発泡体は、匹敵する密度および開または閉セル含有率の発泡体が今日使用されるいずれの用途においても使用できる。そのような用途は制限なく、コンピュータ、テレビなどの最終電子製品および台所用器具のクッション梱包(例えばコーナーブロック、補強材;サドル、パウチ、バッグ、エンベロープ、オーバーラップ、インターリーフィング、カプセル化);爆発性物質または装置の梱包または保護材料;材料取り扱い(トレー、トートボックス、ボックスライナー、トートボックス挿入物および仕切板、シャント、スタッフィング、ボード、パーツスペーサーおよびパーツセパレータ);作業台付属品(エプロン、テーブルおよびベンチのトップカバー、フロアマット、シートクッション);自動車用(天井内張り、バンパーおよびドアの衝撃吸収、カーペットアンダーレイメント、遮音);浮き(例えばライフジャケット、ベストおよびベルト);スポーツおよびレジャーまたは競技およびリクレーション用製品(例えば、運動マットおよびボディボード);卵用容器、肉用トレー、果物用トレー、断熱材(壁被覆、屋根葺き、基礎断熱および住居用アンダーレイメントのために建物および工事に使用されるものなど);防音材(例えば装置および建物および工事用);パイプ被覆、冷却用断熱、浮力用途(例えば、フローティングドックおよびいかだ)、花およびクラフト製品、パレット、荷物ライナー、デスクパッド、履物(靴底を含む)、温室用断熱ブランケット、ケース挿入物、ディスプレイ発泡体、ガスケット、グロメット、シール;プリンタおよびタイプライターの騒音減衰;ディスプレイケース挿入物;ミサイルコンテナ詰め物;軍事用シェルホルダー;各種品物の輸送時のブロッキングおよび支持体;保存および梱包;自動車用防音パッド、シール;医療用器具、皮膚接触パッド;クッション付パレット;および防振パッドを含む。上記のリストは単に多数の適切な用途を例示している。当業者は本発明の範囲および精神から逸脱せずに、別の用途を直ちに想像することができる。
別の側面において、本発明のポリマー組成物は、発泡フィルムの作成に使用できる。本発明のフィルムは単層または多層フィルムでもよい。フィルムの1つ以上の層を配向または発泡させてもよい。本発明の多層フィルムは本明細書で定義するブレンドを含む1、2またはそれ以上の層を含んでもよい。1つの実施態様において、本発明のフィルムは0.5〜100ミルの厚さを持つ。好ましくは本発明は、本発明のブレンドを含む強靭かつ硬質のフィルムに関する。本発明のフィルムはプリントされてもよい。本発明のフィルムは、当分野で既知の方法によって得られる。フィルムは同時押出および押出コーティングを含むブローまたはキャストフィルムの押出方法を用いて作成してもよい。発泡フィルムを作成するために、フィルムの1つ以上の層を、例えば従来の発泡剤によって膨張させてもよい。多層構造を形成するために、1つ以上のフィルムを積層してもよい。好ましいのは、1または2の表面層および発泡層がコア層である2層または3層フィルムである。表面層は本発明のブレンドを含んでいても、含んでいなくてもよい。3層構造において、好ましくは、発泡層はコアまたは中間層である。フィルムは(さらに)、テンターフレーム、二重バブルまたは他のブローフィルム技法によって、発泡後に配向させてもよい。
発泡フィルムは、ラベルとしてまたは熱成形性製品においての使用に特に適している。発泡フィルム構造を作成するために、物理または化学発泡剤のどちらかを使用できる。本明細書で定義したポリマー組成物を含む1つ以上の発泡層を含む本発明の多層フィルムは、例えば同時押出方法を使用して、当分野で既知の方法により得られる。
ラベルフィルムは、プリント済、スリット幅フィルムロールから構成され、ラベルは瓶などの容器に当分野で既知の接着剤およびにかわで接着されている。加えて、本発明のフィルムはプリントされ、感圧性接着剤によってコーティングされ、紙またはフィルムを剥離するために積層され、従来の感圧技法によって、瓶、容器または他の表面に貼付される。瓶はガラス瓶でもペットボトルでもよい。ガラス瓶を被覆し、またはガラス瓶に貼付され、ラベルは保護目的も果たしうる。瓶がペットボトルの場合、好ましいラベルは巻きつけラベルである。
上記のリストは単に多数の適切な用途を例示している。当業者は本発明の範囲および精神から逸脱せずに、別の用途を直ちに想像することができる。
以下の実施例は本発明の例示であるが、その範囲をいかなる方法でも制限するものと解釈されないものとする。
これらの研究で使用されるブレンド成分
HDPE 05862Nは、5g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9625g/cm3の公称密度を持つ高密度ポリエチレン(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品)である。
HDPE 10462Nは、10g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9625g/cm3の公称密度を持つ高密度ポリエチレン(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品)である。
AFFINITY(商標)SM1300(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品および商標)は、30g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9020g/cm3の公称密度を持つ。
AFFINITY(商標)PL1280(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品および商標)は、6g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9000g/cm3の公称密度を持つ。
DSV 10305.00は、1.1g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9570g/cm3の公称密度を持つ高密度ポリエチレン(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品)である。
LDPE 662iは、0.5g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9190g/cm3の公称密度を持つ低密度ポリエチレン(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品)である。
LDPE 620iは、1.8g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9239g/cm3の公称密度を持つ低密度ポリエチレン(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品)である。
LDPE 722(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品および商標)は、8g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9180g/cm3の公称密度を持つ。
LDPE 4012(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの製品および商標)は、12g/10分の公称メルトインデックス(I2)および0.9180g/cm3の公称密度を持つ。
実施例1〜10および比較実施例1〜
高密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチレン(LDPE)の混合物をドライブレンドし、続いて200rpmにてL/D=30を用いて、ライストライ18mmツインスクリュー押出機で合成した。使用したポリマーはHDPE 05862N、HDPE 10462NおよびDSV10305.00およびLDPE 662iであった。実施例1は、0.4重量パーセント鉱油も含んでいた。他の実施例および比較実施例は、鉱油を含んでいなかった。温度設定は:区域1−130℃;区域2−170℃;区域3−190℃;区域4−190℃;区域5−190℃;型−190℃であった。溶融温度は205℃〜211℃の範囲であった。データを表1に示す。比較実施例は個別のポリマー、またはそのブレンドであり、それは同じ方法設定で押出されたが、本発明の実施例の基準を満足しなかった。
本発明のブレンドの測定溶融強度は、線状関係から予測されたものよりもかなり大きかった。溶融強度は、幅広い範囲のメルトインデックス(0.46dg/分〜4.92dg/分)にわたって3.2cN〜33.0cNの範囲で変化した。溶融強度およびメルトインデックスのこれらの範囲は、各種の発泡体(異なる密度、異なる形状、および形態、架橋、非架橋など)を作成するのに適している。本発明のブレンドの溶融強度は、同様のメルトインデックスのHDPEの溶融強度よりも大であった(比較実施例1対実施例1;比較実施例3対実施例6〜8)。実施例10の本発明のブレンドは、LDPE 662i(比較実施例4)と同じ溶融強度を示したが、ブレンドのメルトインデックスはより高く、その曲げ弾性率は著しく大きかった。本発明のブレンドは曲げ弾性率は100,000psiより大であり、HDPEの曲げ弾性率と同様に高かった(比較実施例1〜3対実施例1〜3)。本発明のブレンドの上部サービス温度は、120℃より高かった。
実施例11〜14および比較実施例7〜8
HDPE 05862NおよびLDPE 620iの混合物をドライブレンドし、続いて200rpmにてL/D=30を用いて、ライストライ18mmツインスクリュー押出機で合成した。温度設定は:区域1−130℃;区域2−170℃;区域3−190℃;区域4−190℃;区域5−190℃;型−190℃であった。溶融温度は204℃〜211℃の範囲であった。データを表2に示す。比較実施例は、本発明の実施例の曲げ弾性率基準を満足しないブレンドであった。
実施例15〜18および比較実施例9〜18
AFFINITY SM1300および各種グレードのLDPEの混合物をドライブレンドし、続いて100rpmにてL/D=30を用いて、ライストライ18mmツインスクリュー押出機で合成した。温度設定は:区域1−185℃;区域2−185℃;区域3−185℃;区域4−185℃;区域5−185℃;型−185℃であった。データを表3に示す。比較実施例は、本発明の実施例の1つ以上の基準を満足しないブレンドであった。
実施例19〜33
AFFINITY PL1280および各種グレードのLDPEの混合物をドライブレンドし、続いて100rpmにてL/D=30を用いて、ライストライ18mmツインスクリュー押出機で合成した。温度設定は:区域1−185℃;区域2−185℃;区域3−185℃;区域4−185℃;区域5−185℃;型−185℃であった。データを表4に示す。
Figure 0004238032
Figure 0004238032
Figure 0004238032
Figure 0004238032
実施例34〜36および比較実施例19
高密度ポリエチレン(HDPE)およびLDPEの混合物を252rpmおよび175ポンド/時にて40mmツインスクリュー押出機で溶融ブレンドした。押出機の温度プロフィールは:区域2−171℃;区域3−190℃;区域4−208℃;区域5−218℃;区域6−229℃;区域7−241℃;区域8−214℃;区域9−224℃;型−221℃であった。最終溶融温度は285℃であった。ブレンドの最終特性を表5に示す。このブレンド組成物は、実施例9および10の組成物の中間である(表5)。
Figure 0004238032
実施例34のブレンドは続いて、発泡剤としてのイソブタンによる押出発泡方法を用いて発泡させた。比較実施例19はLDPE 662iによる従来の発泡体であった。グリセロールモノステアレート(GMS)を浸透性改良剤として、タルクを核形成剤として使用した。生じた発泡体の特性を表6にまとめる。注:「phr」は100分の1樹脂に相当する。
Figure 0004238032
密度が27kg/m3〜34kg/m3の発泡体は、比較実施例34のブレンドからうまく作成された。開セルは55〜89体積パーセントで変化可能であった。発泡体のセルサイズは、0.8〜1.1mmの範囲であった。実施例35および36の発泡体の正規化圧縮強度(全圧縮強度/密度)は、より低い発泡体密度においても、対照発泡体(比較実施例19)よりも著しく高かった。これらのデータは、本発明のブレンドから作成された発泡体(実施例34〜36)が、LDPEから作成された発泡体に対して、同様の密度および開セル含有率において、著しく高い耐荷重能力を示すことを示している。または本発明のブレンドから作成された発泡体(実施例34〜36)は、比較的より低い発泡体密度においてであるが、LDPE発泡体と等しい耐荷重能力を持つ。

Claims (18)

  1. A)0.944g/cm以上の密度を有する不均質または均質の線状エチレンホモポリマーあるいはインターポリマーの35〜95重量%と;
    B)0.05〜10g/10分のメルトインデックス、I2を有する分岐エチレンポリマーの5〜65重量%と;
    C) 安定性制御剤、核形成剤、無機充填剤、導電性充填剤、顔料、着色料、抗酸化剤、酸除去剤、紫外線吸収剤または安定剤、難燃剤、加工助剤、押出助剤、静電気防止剤、粘着添加剤、粘着防止剤、および発泡剤からなる群より選択される少なくとも1つの添加剤と;
    からなるブレンドであって;
    1)0.05〜20g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≧100,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧2cNの溶融強度と;
    4)≧25mm/秒の溶融伸張度と;
    5)115℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    6)前記ブレンドの溶融強度が次の不等式;
    溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]1.1
    (式中、A=3.3814×(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278 × log10(I2));およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率であ)を満足する、ブレンド。
  2. A)成分Aが60g/10分未満のメルトインデックス、I2を持ち、不均質または均質の線状エチレンホモポリマー、あるいは少なくとも1つのC3〜C20α−オレフィンを備えたエチレンのインターポリマーであり;
    B)成分Bが低密度ポリエチレン(LDPEエチレンビニル酢酸(EVA、およびエチレンアクリル酸(EAAからなる群より選択される;
    ブレンドであって、
    1)0.1〜10g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≧120,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧7cNの溶融強度と;
    4)≧50mm/秒の溶融伸張度と;
    5)118℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    6)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧1.25
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項1に記載のブレンド。
  3. A)成分Aが30g/10分未満のメルトインデックス、I2を持ち、線状のエチレンホモポリマーあるいは線状のエチレン/C3〜C8α−オレフィンインターポリマーであり;
    B)成分Bが低密度ポリエチレン(LDPEである;
    ブレンドであって、
    1)0.2〜7g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≧130,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧10cNの溶融強度と;
    4)≧75mm/秒の溶融伸張度と;
    5)121℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    6)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧1.5
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項1に記載のブレンド。
  4. 成分Aが15g/10分未満のメルトインデックス、I2を持ち、前記ブレンドが
    1)0.5〜5g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)125℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    3)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧2.5
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項3に記載のブレンド。
  5. A)28,000psi未満の曲げ弾性率を有する不均質または均質の線状エチレンホモポリマーまたはインターポリマーと;
    B)0.05〜10g/10分のメルトインデックス、I2を有する分岐エチレンポリマーと;
    を含むブレンドであって、
    1)0.05〜20g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≦30,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧2cNの溶融強度と;
    4)≧25mm/秒の溶融伸張度と、を持ち;
    5)前記ブレンドの溶融強度が次の不等式;
    溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]1.1
    (式中、A=3.3814×(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278 × log10(I2));およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率であ)を満足する、ブレンド。
  6. A)成分Aが不均質または均質の線状エチレンホモポリマーまたは少なくとも1つのC3〜C20α−オレフィンを備えたエチレンのインターポリマー であり、60g/10分未満のメルトインデックス、I2を持ち;
    B)成分Bが低密度ポリエチレン(LDPEエチレンビニル酢酸(EVA、およびエチレンアクリル酸(EAAからなる群より選択される;
    ブレンドであって、
    1)0.1〜10g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≦25,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧7cNの溶融強度と;
    4)≧50mm/秒の溶融伸張度と、を持ち;
    5)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧1.25
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項5に記載のブレンド。
  7. A)成分Aが、30g/10分未満のメルトインデックス、I2を持つ、線状エチレンホモポリマーあるいは線状のエチレン/C3〜C8α−オレフィンインターポリマーであり;
    B)成分Bが低密度ポリエチレン(LDPEである;
    ブレンドであって、
    1)0.2〜7g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≦20,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧10cNの溶融強度と;
    4)≧75mm/秒の溶融伸張度と、を持ち;
    5)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧1.5
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項5に記載のブレンド。
  8. 成分Aが15g/10分未満のメルトインデックス、I2を持ち、前記ブレンドが
    1)0.5〜5g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]≧2.5
    (式中、A=3.3814×(1/I2) 0.6476 およびB=10 (1.2896-0.4278 × log10(I2)) ;およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率である)を満足する、請求項7に記載のブレンド。
  9. 低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンスチレンインターポリマー(ESI)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−プロピレンゴムおよびスチレン−ブタジエンゴムからなる群より選択される1つ以上の追加のポリマーを場合によって含む、請求項8に記載のブレンド。
  10. 1)橋されておらず、ASTM D−2765−84、方法Aによる測定によれば、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセント以下のゲル含有率を持つ;または
    2)橋されており、ASTM D−2765−84、方法Aによる測定によれば、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセントを超えるゲル含有率を持つ;いずれかの請求項9に記載のブレンドを含む発泡体。
  11. 請求項1または5に記載のブレンドから作成された、フィルム、繊維、ブロー成形物品または押出コーティング。
  12. STM D−2765−84、方法Aによる測定により、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセント以下のゲル含有率を持つ、架橋性の発泡体;またはSTM D−2765−84、方法Aによる測定により、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセントを超えるゲル含有率を持つ、橋性の発泡体のどちらかを作成する方法であって;
    (I)
    A)
    1)0.944g/cm以上の密度を有する不均質または均質の線状エチレンホモポリマーまたはインターポリマーの35〜95重量%と;
    2)0.05〜10g/10分のメルトインデックス、I2を有する分岐エチレンポリマーの5〜65重量%と;
    3)安定性制御剤、核形成剤、無機充填剤、導電性充填剤、顔料、着色料、抗酸化剤、酸除去剤、紫外線吸収剤または安定剤、難燃剤、加工助剤、押出助剤、静電気防止剤、粘着添加剤、粘着防止剤、および発泡剤からなる群より選択される少なくとも1つの添加剤と;からなるブレンドであって;
    a)0.05〜20g/10分のメルトインデックス、I2と;
    b)≧100,000psiの曲げ弾性率と;
    c)190℃において≧2cNの溶融強度と;
    d)≧25mm/秒の溶融伸張性と;
    e)115℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    f)前記ブレンドの前記溶融強度が次の不等式;
    溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]1.1
    (式中、A=3.3814×(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278 × log10(I2));およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率であ)を満足する、ブレンドと;
    B)場合により1つ以上の核形成剤と;
    C)場合により1つ以上の他の添加剤と;
    を含む溶融ポリマー材料を形成することと;
    (II)発泡性ゲルを形成するために、上昇させた圧力において前記溶融ポリマー材料内に
    D)1つ以上の発泡剤および場合により1つ以上の同時発泡剤;
    を包含させることと;
    (III)前記発泡性ゲルを最適温度まで冷却することと;
    (IV)ステップIIIによるゲルを、発泡体を形成するために型を通じて低圧区域に押出すことと、を含む方法。
  13. STM D−2765−84、方法Aによる測定により、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセント以下のゲル含有率を持つ、架橋性の発泡体;またはSTM D−2765−84、方法Aによる測定により、発泡体の総重量に基づいて50重量パーセントを超えるゲル含有率を持つ、橋性の発泡体のどちらかを作成する方法であって;
    (I)
    A)
    1)28,000psi未満の曲げ弾性率を有する不均質または均質の線状エチレンホモポリマーまたはインターポリマーと;
    2)0.05〜10g/10分のメルトインデックス、I2を有する分岐エチレンポリマーと、を含むブレンドであって;
    a)0.05〜20g/10分のメルトインデックス、I2と;
    b)≦30,000psiの曲げ弾性率と;
    c)190℃において≧2cNの溶融強度と;
    d)≧25mm/秒の溶融伸張性と;
    e)前記ブレンドの前記溶融強度が次の不等式;
    溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]1.1
    (式中、A=3.3814×(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278 × log10(I2));およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率であ)を満足する、ブレンドと;
    B)場合により1つ以上の核形成剤と;
    C)場合により1つ以上の他の添加剤と;
    を含む溶融ポリマー材料を形成することと;
    (II)発泡性ゲルを形成するために、上昇させた圧力において前記溶融ポリマー材料内

    D)1つ以上の発泡剤および場合により1つ以上の同時発泡剤;
    を包含させることと;
    (III)前記発泡性ゲルを最適温度まで冷却することと;
    (IV)ステップIIIによるゲルを、発泡体を形成するために型を通じて低圧区域に押出すことと、を含む方法。
  14. 前記ブレンドが場合により、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレンスチレンインターポリマー(ESI)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−プロピレンゴムおよびスチレン−ブタジエンゴムからなる群より選択される1つ以上の追加のポリマーを含む、請求項13に記載の方法。
  15. A)0.944g/cm以上の密度を有する不均質または均質の線状エチレンホモポリマーあるいはインターポリマーの35〜95重量%と;
    B)0.05〜10g/10分のメルトインデックス、I2を有する分岐エチレンポリマーの5〜65重量%と;
    C)更に、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレンスチレンインターポリマー、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン−プロピレンゴムおよびスチレン−ブタジエンゴムからなる群より選択される1つ以上の追加のポリマーと;
    D) 安定性制御剤、核形成剤、無機充填剤、導電性充填剤、顔料、着色料、抗酸化剤、酸除去剤、紫外線吸収剤または安定剤、難燃剤、加工助剤、押出助剤、静電気防止剤、粘着添加剤、粘着防止剤、および発泡剤からなる群より選択される少なくとも1つの添加剤と;
    からなるブレンドであって;
    1)0.05〜20g/10分のメルトインデックス、I2と;
    2)≧100,000psiの曲げ弾性率と;
    3)190℃において≧2cNの溶融強度と;
    4)≧25mm/秒の溶融伸張度と;
    5)115℃を超える上部サービス温度(USTと、を持ち;
    6)前記ブレンドの溶融強度が次の不等式;
    溶融強度/[(f×A)+((1−f)×B)]1.1
    (式中、A=3.3814×(1/I2)0.6476およびB=10(1.2896-0.4278 × log10(I2));およびI2は、ブレンドの測定されたメルトインデックスであり;fは、ブレンド中の線状ポリエチレン重量分率であ)を満足する、ブレンド。
  16. 請求項1、5または15に記載のブレンドから形成される発泡体。
  17. 請求項16に記載の発泡体から形成される物品。
  18. 前記物品が、梱包用品、自動車用品、浮き用品、断熱材、履物、ガスケット、および医療用器具からなる群より選択される、請求項17に記載の物品。
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