[go: up one dir, main page]

JP4230877B2 - 遮音パネル - Google Patents

遮音パネル Download PDF

Info

Publication number
JP4230877B2
JP4230877B2 JP2003356553A JP2003356553A JP4230877B2 JP 4230877 B2 JP4230877 B2 JP 4230877B2 JP 2003356553 A JP2003356553 A JP 2003356553A JP 2003356553 A JP2003356553 A JP 2003356553A JP 4230877 B2 JP4230877 B2 JP 4230877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
plate
fixed
pushing edge
pushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003356553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005120695A (ja
Inventor
正浩 伊賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP2003356553A priority Critical patent/JP4230877B2/ja
Publication of JP2005120695A publication Critical patent/JP2005120695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4230877B2 publication Critical patent/JP4230877B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、高速道路の路肩や側壁に設置して、走行する自動車等の騒音を遮断したり、道路からの投物の落下を防止するための遮音パネルに関する。
従来から、高速道路を走行する自動車からの騒音が道路周辺の住宅等に伝わるのを防止したり、或いは、道路側からの投物が路肩から落下するのを防止するために、道路の路肩部に道路に沿って遮音パネルを張りめぐらすことが行われている。このような遮音パネルとしては、上下横枠材と両側縦枠材とによって矩形状枠を形成し、この矩形状枠に遮音板を嵌め込んで、該遮音板の上端部を上側横枠材に複数個のボルトにより固着していると共に該遮音板の両側端部と下端部とを押し縁によって両側縦枠材と下側横枠材とにおける受け部に押しつけてこれらの押し縁と受け部とにより遮音板の両側端部と下端部とを挟着した状態にして該押し縁をボルトにより両側縦枠材と下側横枠材とに固着した構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−151418号公報
しかしながら、このような遮音パネルによれば、両側端部と下端部とは両側縦枠材と下側横枠材とにボルトにより固着することなく、これらの両側縦枠材と押し縁及び下側横枠材と押し縁とによってそれぞれ単に挟持しただけの支持構造であるため、遮音板に自動車が衝突した場合、該遮音板は上側横枠材に複数個のボルトによって固着されている上端部を支点として横断面V字状に屈曲変形しながら衝撃力を殆ど吸収することなくその両側端部と下端部とが両側縦枠材と押し縁間、及び下側横枠材と押し縁間から簡単に抜け出し、場合によって遮音板が割れて飛び散り、安全面において問題が生じるといった問題点がある。
矩形状枠からの遮音板の抜け出しを防止するには、該遮音板の四方端部を矩形状枠を構成している上記上下横枠材と両側縦枠材とにボルトによって強固に固着しておけばよいが、そうすると、遮音板がポリカーボネート樹脂のように熱による伸長、収縮率が大きい樹脂板からなる場合には、その伸縮によって遮音板が波打ち状に変形し、外観を著しく損する虞れがあり、また、衝撃力が遮音板の四方端部におけるボルトによる固着部に集中的に作用して遮音板に亀裂や割れが発生するといった問題点が生じる。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、自動車等が衝突した際における衝撃力を吸収して合成樹脂製遮音板が大きく屈折変形したり、割れが生じたりするのを防止すると共に、冬期と夏期とにおける温度差等により発生する上記遮音板の伸縮を効果的に吸収して波打ち状に変形するのを防止することができる遮音パネルを提供するにある。また、他の目的は、構造が簡単にして組立てや施工が容易な遮音パネルを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の遮音パネルは、請求項1に記載したように、合成樹脂製遮音板の上下端部の後面に上下押し縁材を重ね合わせて上側押し縁材のみを遮音板に固着すると共に、遮音板の両側端部の後面に両側押し縁材を重ね合わせて遮音板の両側端部に上下方向に所定間隔毎に固着しているネジを、これらの押し縁材に上下方向に所定間隔毎に設けている横長孔に該横長孔の長さ方向に摺動可能に挿通し且つ該ネジによって遮音板の両側端部の後面に上記両側押し縁材を連結してあり、さらに、上記遮音板の上下端部における前面側に上下枠をそれぞれ配してこれらの上下枠の後面と上下押し縁材の前面間に遮音板の上下端部を介在させた状態にして上下押し縁材を上下枠にそれぞれ一体に固着している一方、上記両側押し縁材の側面板部を支柱に固定するように構成している。
このように構成した遮音パネルにおいて、請求項2に係る発明は、上記上下押し縁材と上下枠及び両側押し縁材を一定長さを有する断面L字状の形鋼材より形成し、遮音板の上下端部の後面に上記上下押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ当てがって上側押し縁材のみを遮音板に固着していると共に、遮音板の両側端部の後面に上記両側押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ重ね合わせて垂直前面板部に設けている横長孔に遮音板の両側端部に固着しているネジを摺動可能に装着してあり、さらに、上記上下押し縁材を上記上下枠の後面側にそれぞれ配してこれらの上下枠と上下押し縁材との対向する垂直前面板部間に遮音板の上下端部の受入れ溝をそれぞれ形成した状態で上下枠と上下押し縁材との垂直前面板部から後方に向かって屈折している水平面板部をそれぞれ互いに重ね合わせて固着している一方、上記遮音板の両側端部の前面を断面I形状の支柱におけるフランジ部の後面に当接させた状態にして両側押し縁材における垂直前面板部から後方に屈折している側面板部を支柱のフランジ部に固着するように構成していることを特徴とする。
上記のように構成した遮音パネルにおいて、請求項3に係る発明は、上記両側押し縁材に設けている横長孔にカラー部材を該横長孔の長さ方向に摺動自在に挿入している共に、このカラー部材に遮音板の両側端部に固着しているネジを挿通した状態で該ネジに螺合しているナットによりカラー部材を介して上記押し縁材を上記ネジが横長孔の長さ方向に摺動可能な所定の締付力でもって挟着していることを特徴とする。
本発明の遮音パネルによれば、遮音板の両側端部の後面に沿って配設している両側押し縁材の側面板部を隣接する支柱に取付けるように構成しているので、支柱に対する遮音パネルの取付作業が簡単且つ能率よく行える。
その上、遮音板の上下端部の後面に上下押し縁材を重ね合わせて上側押し縁材のみを遮音板に固着すると共に、遮音板の両側端部の後面に両側押し縁材を重ね合わせて遮音板の両側端部に上下方向に所定間隔毎に固着しているネジをこれらの押し縁材に上下方向に所定間隔毎に設けている横長孔に該横長孔の長さ方向に摺動可能に装着しているので、自動車等がこの遮音板に衝突して該衝撃力によって遮音板が横断面V字状に屈折変形してその両側端部が支柱のフランジ部と両側押し縁材との対向面間から内側方に抜け出そうとする際に、この遮音板の両側端部に固着しているネジが両側押し縁材の両側端部に設けている横長孔に対して大きな滑り抵抗でもって内側方に移動することになり、従って、この時の抵抗力によって上記衝撃力を緩衝的に吸収して遮音板が割れて飛散するのを防止することができる。
さらに、遮音板の両側端部に固着しているネジは、支柱に取付けた両側押し縁材に固着させることなく、上述したようにこの両側押し縁材に設けている横長孔に該横長孔の長さ方向、即ち、左右方向に摺動可能に装着していると共に遮音板の下端部も下側押し縁材に固着していないから、遮音板がポリカーボネート樹脂のように夏期や冬期の温度差による伸長、収縮率が大きい樹脂板からなる場合であっては、左右方向及び上下方向に円滑に伸縮させて遮音板が波打ち状に変形するのを防止することができ、常に、良好な遮音板の張設状態を保持しておくことができる。
また、請求項2に係る発明によれば、上記上下押し縁材と上下枠及び両側押し縁材は一定長さを有する断面L字状の形鋼材よりなり、遮音板の上下端部の後面に上記上下押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ当てがって上側押し縁材のみを遮音板に固着していると共に、遮音板の両側端部の後面に上記両側押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ重ね合わせて垂直前面板部に設けている横長孔に遮音板の両側端部に固着しているネジを摺動可能に装着しているので、遮音板の後面における四方端部に対する上下及び両側押し縁材の配設が容易に行えるばかりでなく、上記上下押し縁材を上記上下枠の後面側にそれぞれ配してこれらの上下枠と上下押し縁材との対向する垂直前面板部間に遮音板の上下端部の受入れ溝をそれぞれ形成した状態で上下枠と上下押し縁材との垂直前面板部から後方に向かって屈折している水平面板部をそれぞれ互いに重ね合わせて固着しているので、この遮音パネルの組立作業が簡単且つ能率よく行えると共に構造が極めて簡素化された遮音パネルを構成することができる。
さらに、上記両側押し縁材における垂直前面板部から後方に屈折している側面板部を直接、支柱のウエブ部に固着するように構成しているので、支柱に対する遮音パネルの施工作業が上述したように能率よく且つ正確に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、両側押し縁材に設けている横長孔にカラー部材を該横長孔の長さ方向に摺動自在に挿入している共に、このカラー部材に遮音板の両側端部に固着しているネジを挿通した状態で該ネジに螺合しているナットによりカラー部材を介して上記押し縁材を上記ネジが横長孔の長さ方向に摺動可能な所定の締付力でもって挟着しているので、ナットによる締付力、即ち、押し縁材に対する挟着力がカラー部材によって必要以上に大きくなるのを抑止することができると共に、自動車等が遮音板に衝突した際に、その衝突力によって遮音板の両側端部に固着しているネジが押し縁材の横長孔に沿って内側方に引き寄せられる時の引抜き抵抗力、即ち、押し縁材の横長孔に対する滑り抵抗力を所定の抵抗力となるように調整することができる。
なお、遮音板の両側端部に固着している上記ネジに螺合しているナットの締付力によって、押し縁材に設けている横長孔に挿入したカラー部材を介して押し縁材を前後面から挟着するに際して、ナットとカラー部材との対向面間に座金やゴムパッキン等を介在させて、これらの座金やゴムパッキンを介してナットの締付力を押縁材の前後面に作用させてもよい。
次に本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1〜図3において、遮音パネルAは、矩形状の遮音板1の後面における上下端部と両側端部とに上下押し縁材2、3と両側押し縁材4、4とをそれぞれ重ね合わせ状態に配して遮音板1の後面における上端部に上側押し縁材2を複数個のネジ5によって固着していると共に、図4、図5に示すように、遮音板1の両側端部に上下方向に所定間隔毎にネジ6を固着してこれらのネジ6を両側押し縁材4、4に該ネジ6と同一間隔毎に設けている各横長孔7に摺動可能に挿通し且つ該ネジ6に螺合したナット8、8によって遮音板1の両側端部の後面に両側押し縁材4、4を連結してあり、さらに、遮音板1の上下端部における前面側に上下枠9、10をそれぞれ配してこれらの上下枠9、10の後面と上記上下押し縁材2、3の前面間に遮音板1の上下端部を介在させた状態にして上下押し縁材2、3を上下枠9、10にそれぞれ複数個のネジ11、12により一体に固着している一方、上記両側押し縁材4、4の側面板部を複数個のネジ13により支柱に取付けるように構成している。
上記遮音パネルAの構成をさらに具体的に説明すると、遮音板1はポリカーボネートやアクリル樹脂板等の透光性と遮音性を有し且つ耐衝撃性に優れた樹脂板から形成されている一方、上記上下押し縁材2、3と両側押し縁材4、4及び上下枠9、10は、一定長さを有する断面L字状の形鋼材より形成されている。そして上側押し縁材2を、図3に示すようにその長さ方向を遮音板1の横幅方向に向け且つ一方の横長長方形状の板部を前面(正面)側に向けてこの板部を垂直前面板部2aとしてその上端から他方の平面横長長方形状の水平板部2bを後方に向かって直角に屈折させた状態に配して、該垂直前面板部2aの前面を遮音板1の上端部おける後面に当てがって、垂直前面板部2aの長さ方向に一定間隔毎に固着具の一つである上記複数個のネジ5により垂直前面板部2aを遮音板1の上端部後面に固着している。
さらに、上記上枠9も上側押し縁材2と同様に、その長さ方向を遮音板1の横幅方向に向け且つ一方の横長長方形状の板部を前面(正面)側に向けてこの板部を垂直前面板部9aとし、且つ、該垂直前面板部9aの上端から他方の平面横長長方形状の水平板部9bを後方に向かって直角に屈折させてあり、この上枠9の垂直前面板部9aの後面から上記遮音板1の厚みよりも幅広い間隔を存して上記上側押し縁材2の垂直前面板部2aを平行に配することにより、これらの垂直前面板部2a、9a間に遮音板1の上端部の受入れ溝14を形成していると共に、この状態で上枠9の水平板部9bの下面に上側押し縁材2の水平板部2bの上面を重ね合わせて固着具の一つである複数個のネジ11により左右方向に一定間隔毎に上側押し縁材2の水平板部2bを上枠9の水平板部9bの下面に一体に固着している。
また、上記下枠10も下側押し縁材3と同様に、その長さ方向を遮音板1の横幅方向に向け且つ一方の横長長方形状の板部を前面(正面)側に向けてこの板部を垂直前面板部10a とし、且つ、該垂直前面板部10a の下端から他方の平面横長長方形状の水平板部10b を後方に向かって直角に屈折させてあり、この下枠10の垂直前面板部10a の後面から上記遮音板1の厚みよりも幅広い間隔を存して上記下側押し縁材3の垂直前面板部3aを平行に配することにより、これらの垂直前面板部3a、10a 間に遮音板1の下端部の受入れ溝15を形成していると共に、この状態で下枠10の水平板部10b の上面に下側押し縁材3の水平板部3bの下面を重ね合わせて固着具の一つである複数個のネジ12により左右方向に一定間隔毎に下側押し縁材3の水平板部3bを上枠10の水平板部10b の下面に一体に固着している。さらに、上記受入れ溝15内においては、下枠10の垂直前面板部10a と遮音板1の下端部との対向面間に弾力性を有するシール材16を介在させている。
遮音板1の横幅は上記上下押し縁材2、3やこの上下押し縁材2、3と同一長さに形成している上下枠9、10の長さよりも幅広く形成されていてその両側端部を上下押し縁材2、3及び上下枠9、10の両側端面から両外側方に一定幅だけ突出させてあり、この両側端部に上下方向に所定間隔毎に固着具の一つである上記ネジ6を固着して図2、図4に示すようにこれらの各ネジ6を後方に向かって突出させ、その突出螺軸部分を遮音板1の両側端部の後面に重ね合わせ状態で配した両側押し縁材4、4の上記各横長孔7に挿通して該ネジ6に螺合した上下一対のナット8、8で長孔部分を前後面から挟持させることにより、遮音板1の両側端部の後面に両側押し縁材4、4を連結している。
この両側押し縁材4、4は上記上下枠9、10間の長さに略等しい一定長さを有する断面L字状の形鋼材よりなり、図4に示すようにその長さ方向を遮音板1の縦幅方向に向けた正面縦長長方形状の垂直前面板部4a、4aをそれぞれ遮音板1の両側端部の後面にシール材17を介し上述したように重ね合わせていると共に、この垂直前面板部4a、4aの外側端から後方に向かって直角に屈折している縦長長方形状の側面板部4b、4bをH形鋼よりなる支柱Bのウエブ部b1に固着具の一つである複数個のネジ13により固着するように構成している。なお、両側押し縁材4、4の側面板部4bと支柱Bのウエブ部b1には、長さ方向に一定間隔毎にネジ挿通孔19、20をそれぞれ設けてあり、これらのネジ挿通孔19、20に上記ネジ13を挿通してナット13' により固着するように構成している。
さらに、これらの押し縁材4、4の上記垂直前面板部4aには、遮音板1の両側端部に固着している上記ネジ6と同一間隔毎でもって且つこれらの各ネジ6と対応させて上記横長孔7を穿設していると共に、各ネジ6に垂直前面板部4aの厚みと同等の長さを有し且つ横長孔7の孔幅に等しい外径を有する短筒形状のカラー部材21を被嵌してこのカラー部材21を横長孔7に摺動自在に挿入した状態でネジ6に螺合している2つのナット8、8により該カラー部材21および押し縁材4、4の前後端面を挟着させている。そのため、ナット8、8を強く締付けてもカラー部材21の端面により必要以上の締付けが規制されるので、上記ネジ6が横長孔7の長さ方向に摺動可能な所定の締付力でもってナット8、8を押し縁材4に挟着させることができる。従って、自動車等が遮音板1に衝突した際に、その衝突力によって遮音板1の両側端部に固着している上記ネジ6が押し縁材4の横長孔7に沿って内側方に引き寄せられる時の引抜き抵抗力、即ち、押し縁材4の横長孔7に対する滑り抵抗力が所定の抵抗力となるように上記ナット8、8の締付力を調整することができる。
このような滑り抵抗は、上記ナット8、8を横長孔7の前後周辺面に座金又はゴムパッキンを介して圧着する圧着力によって発生させてもよく、又、上記カラー部材21を弾性変形可能な部材により形成しておくと共に押し縁材4の垂直前面板部4aの厚みよりも僅かに長く形成しておき、ナット8、8の締付力によってカラー部材21を拡径方向に変形させ、横長孔7の孔壁に対する摩擦力によって発生させてもよい。
以上のように構成した遮音パネルAを、高速道路端等に沿って一定間隔毎に立設している支柱B、B・・・における隣接する支柱B、B間に施工するには、上下枠9、10の両側端面から外側方に突出している遮音板1の両側端部の前面をシール材18、18を介して支柱B、Bの前側の対向するフランジ部b2、b2における後面に当てがうと共に、遮音板1の両側端部の後面に上記ネジ6を介して連結している両側押し縁材4、4の側面板部4bの外側面を支柱B、Bのウエブ部b1に重ね合わせ、側面板部4bとウエブ部b1とに設けているネジ挿通孔19、20を連通させてこれらの各ネジ挿通孔19、20にネジ13を挿通し、ナット13' により固着する。
この遮音パネルAの施工は、その両側押し縁材4、4を隣接する支柱B、Bの後面側に押し付けて上述したようにネジ13により固着するという作業により簡単に行うことができ、遮音パネルAを能率よく施工することができる。
このように、各隣接する支柱B、B間に遮音パネルAを張設、固定する作業を支柱Bの長さ方向に複数枚の遮音パネルが積み重なるように順次行って遮音壁を構築するものである。なお、遮音パネルAを施工した状態においては、遮音板1の両側端部と両側押し縁材4、4とを連結しているネジ6、6は、横長孔7の外側端部側に配置された取付形態となるように構成している。
次に、上記のように施工した遮音パネルAの遮音板1に自動車が衝突した場合、その衝撃力によって遮音板1は、上側押し縁材2にネジ5により固着している上端部を支点としてネジにより下側押し縁材3に固着されていない該遮音板1の下端部が下枠10と下側押し縁材3間の受入溝15から引き出される方向に作用を受けると共に遮音板1の両側端部は支柱Bのフランジ部b2と支柱Bに固着した両側押し縁材4、4の垂直前面板部4aとの間から内側方に向かって抜け出る方向に引き寄せられながら道路外に向かって横断面V字状に屈曲変形する。
この際、上記衝撃力によって遮音板1の両側端部が支柱Bのフランジ部b2と両側押し縁材4、4の垂直前面板部4a間から内側方に向かって引き出される方向に移動する時に、遮音板1の両側端部に固着しているネジ6が両側押し縁材4に設けている横長孔7内を遮音板1の両側端部と一体的に内側方に摺動し、該ネジ6に螺合しているナット8、8による横長孔7に対する挟着力、又は、ネジ6に被嵌しているカラー部材21と横長孔7との摩擦力によって滑り抵抗が発生し、このこの滑り抵抗によって上記衝撃力が吸収、緩衝されて遮音板1が割れて飛散するのを防止することができると共に、ネジ6が横長孔7の内側端部に受止されて遮音板1が両側押し縁材4、4から離脱するのを防止することができる。
なお、以上の実施の形態においては、両側押し縁材4、4を断面L字状の形鋼材より形成し、その垂直前面板部4aに横長孔7を設けたが、図6、図7に示すように、角パイプ形状のアルミ材から押し縁材4'を形成し、この押し縁材4'の縦長長方形状の垂直後面板部4b' に横長孔7を上下方向に一定間隔毎に設け、各横長孔7に上記実施の形態と同様に、遮音板1の両側端部に固着しているネジ6をナット8、8とカラー部材21とによって所定の所定の滑り抵抗が得られるように連結した構造としておいてもよい。また、支柱Bに対するこの押し縁材4'の取付けは、支柱Bのウエブ部b1にネジにより固着することなく、その縦長長方形状の垂直前面板部4a' の外側部に段部22を設け、この段部22を支柱Bのフランジ部b2にネジ13' により固着するように構成しておいてもよい。
支柱間に取付けた遮音パネルを正面側から見た状態の簡略斜視図。 その一部を省略した横断面図。 その一部を省略した縦断側面図。 支柱に対する取付け状態を示す拡大横断面図。 その横長孔部分の簡略正面図。 別な形状の側方押し縁材の一部の斜視図。 この押し縁材の使用状態を示す簡略横断面図。
符号の説明
A 遮音パネル
B 支柱
1 遮音板
2、3 上下押し縁材
4、4 両側押し縁材
2a、3a、4a 垂直前面板部
2b、3b 水平板部
4b 側面板部
5、6 ネジ
7 横長孔
8 ナット
9、10 上下枠
21 カラー部材

Claims (3)

  1. 合成樹脂製遮音板の上下端部の後面に上下押し縁材を重ね合わせて上側押し縁材のみを遮音板に固着すると共に、遮音板の両側端部の後面に両側押し縁材を重ね合わせて遮音板の両側端部に上下方向に所定間隔毎に固着しているネジを、これらの押し縁材に上下方向に所定間隔毎に設けている横長孔に該横長孔の長さ方向に摺動可能に挿通し且つ該ネジによって遮音板の両側端部の後面に上記両側押し縁材を連結してあり、さらに、上記遮音板の上下端部における前面側に上下枠をそれぞれ配してこれらの上下枠の後面と上下押し縁材の前面間に遮音板の上下端部を介在させた状態にして上下押し縁材を上下枠にそれぞれ一体に固着している一方、上記両側押し縁材の側面板部を支柱に固定するように構成していることを特徴とする遮音パネル。
  2. 上下押し縁材と上下枠及び両側押し縁材は一定長さを有する断面L字状の形鋼材よりなり、遮音板の上下端部の後面に上記上下押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ当てがって上側押し縁材のみを遮音板に固着していると共に、遮音板の両側端部の後面に上記両側押し縁材における垂直前面板部をそれぞれ重ね合わせて垂直前面板部に設けている横長孔に遮音板の両側端部に固着しているネジを摺動可能に装着してあり、さらに、上記上下押し縁材を上記上下枠の後面側にそれぞれ配してこれらの上下枠と上下押し縁材との対向する垂直前面板部間に遮音板の上下端部の受入れ溝をそれぞれ形成した状態で上下枠と上下押し縁材との垂直前面板部から後方に向かって屈折している水平面板部をそれぞれ互いに重ね合わせて固着している一方、上記遮音板の両側端部の前面を断面H形状の支柱におけるフランジ部の後面に当接させた状態にして両側押し縁材における垂直前面板部から後方に屈折している側面板部を支柱のウエブ部に固着するように構成していることを特徴とする請求項1に記載の遮音パネル。
  3. 両側押し縁材に設けている横長孔にカラー部材を該横長孔の長さ方向に摺動自在に挿入している共に、このカラー部材に遮音板の両側端部に固着しているネジを挿通した状態で該ネジに螺合しているナットによりカラー部材を介して上記押し縁材を上記ネジが横長孔の長さ方向に摺動可能な所定の締付力でもって挟着していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遮音パネル。
JP2003356553A 2003-10-16 2003-10-16 遮音パネル Expired - Lifetime JP4230877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003356553A JP4230877B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 遮音パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003356553A JP4230877B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 遮音パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005120695A JP2005120695A (ja) 2005-05-12
JP4230877B2 true JP4230877B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=34613767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003356553A Expired - Lifetime JP4230877B2 (ja) 2003-10-16 2003-10-16 遮音パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4230877B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102279079B1 (ko) * 2020-07-13 2021-07-16 성수복 부분 탈부착이 가능한 유지관리형 투명방음패널 및 이를 이용한 시공방법
KR102279072B1 (ko) * 2020-07-13 2021-07-16 성수복 부분 탈부착이 가능한 유지관리형 흡음 겸용 투명 반사 방음패널 및 이를 이용한 시공방법

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4910138B2 (ja) * 2006-08-18 2012-04-04 ペンタックスリコーイメージング株式会社 フォーカス調整機構を備えたレンズ鏡筒
KR100942313B1 (ko) * 2009-06-01 2010-02-16 (주)디엔테크 수평방향 착탈식 방음벽
KR101129488B1 (ko) * 2011-07-16 2012-03-28 김명호 지주 및 방음패널의 이탈방지 및 내진 장치
JP6214392B2 (ja) * 2013-12-27 2017-10-18 新中央工業株式会社 押縁用押え金具
KR101464460B1 (ko) 2014-06-19 2014-11-21 주식회사 태산건설산업 방음벽 하중전이방지장치 및 이 하중전이방지장치를 이용한 방음벽의 흡음패널 교체방법
JP2016079791A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 Jfe建材株式会社 防音パネル及び防音パネルの組み立て方法
JP6437827B2 (ja) * 2015-01-15 2018-12-12 株式会社日本コンポジット工業 トンネル覆工構造体
KR101614717B1 (ko) * 2015-12-04 2016-04-29 주식회사 태산건설산업 하중전이방지장치를 포함하는 흡음, 투명형 방음벽
KR101919089B1 (ko) 2018-06-01 2018-11-15 박연우 도로 방음벽용 설치수단
KR102175801B1 (ko) * 2019-06-13 2020-11-06 주식회사 에스티 방음판의 탈부착이 용이하며 탈락방지 기능이 구비된 방음시설
KR102631949B1 (ko) * 2021-12-14 2024-01-30 황규연 방음패널 교체가 용이한 방음벽
KR102644280B1 (ko) * 2023-10-27 2024-03-07 휴먼이엔티 주식회사 저영향개발기법을 적용한 생태 방음벽의 시공방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102279079B1 (ko) * 2020-07-13 2021-07-16 성수복 부분 탈부착이 가능한 유지관리형 투명방음패널 및 이를 이용한 시공방법
KR102279072B1 (ko) * 2020-07-13 2021-07-16 성수복 부분 탈부착이 가능한 유지관리형 흡음 겸용 투명 반사 방음패널 및 이를 이용한 시공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005120695A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4230877B2 (ja) 遮音パネル
CN104812973B (zh) H型钢柱补强装置及使用其的h型钢柱补强方法
JP2018035662A (ja) 振動吸収用耐震パネルを備えた壁体断熱システム組立体
KR101969409B1 (ko) 방음벽 설치용 방음패널 고정장치
JP6563830B2 (ja) ばね金具及び防音パネル及び防音パネルの設置構造
JP4838065B2 (ja) 支柱に板状体を取り付ける取付装置
CN112459338B (zh) 一种轻钢龙骨的吊顶结构及安装方法
KR101958722B1 (ko) H-빔을 이용한 방음 터널에서의 빔 결합형 루프 판넬 고정장치
JP4570399B2 (ja) エレベーターのかご室
KR200392080Y1 (ko) 지붕판 고정장치
TW201806308A (zh) 太陽能板固定裝置
JP3561099B2 (ja) 笠材付き防音パネル
JP4230876B2 (ja) 遮音パネル
JP2005282168A (ja) 遮音パネル
JP2015059337A (ja) 防音壁およびばね金具
KR20150001626A (ko) 다기능 빔 클램프
KR20160000774U (ko) 천정 구조물 고정용 클립
JP6621373B2 (ja) 天井化粧構造
KR101257315B1 (ko) 천장판 설치구조
JP4233992B2 (ja) 防音壁背面への吸音パネルの取付け構造
JP2004190307A (ja) 遮音パネル
JP7401352B2 (ja) 遮音パネル、遮音壁及び遮音壁の施工方法
KR101347559B1 (ko) 방음판 고정장치
JP2638324B2 (ja) パネル取付構造
JP3188429U (ja) 取付金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4230877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term