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JP4230600B2 - 郵便物読取装置 - Google Patents

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JP4230600B2
JP4230600B2 JP08141999A JP8141999A JP4230600B2 JP 4230600 B2 JP4230600 B2 JP 4230600B2 JP 08141999 A JP08141999 A JP 08141999A JP 8141999 A JP8141999 A JP 8141999A JP 4230600 B2 JP4230600 B2 JP 4230600B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、郵便物上の画像を読取り、その読取画像から宛名を認識し、その認識結果に基づいて郵便物の区分を行う郵便物読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便物宛名読取区分機などのいわゆる郵便物読取装置は、郵便物に記載された宛名情報をパターン認識技術を用いて読み取り、その読取結果に基づいて郵便物を所定のポケットに区分するもので、たとえば図4に示すように構成される。
【0003】
1は装置本体で、供給部2に収容されている郵便物が1枚ずつ供給される搬送路3を備え、この搬送路3の終端に区分集積部4を設けている。そして、搬送路3に沿って、画像読取部であるところのスキャナ部4、コード読取部であるところのバーコード認識部5、識別コード印刷部いわゆるIDコード印刷部6、宛名コード印刷部7を順次に配設している。本体1の背面側には判別部8が設けられ、その判別部8に入力手段であるところのVCS(ビデオ・コーディング・システム)10が接続される。VCS10には、操作用端末として複数台のVCD(ビデオ・コーディング・デスク)が付属されている。
【0004】
郵便物は、以下に述べるような3段階の処理によって、区分される。このうち、第1段階における1次区分の処理を図5のフローチャートに示している。
【0005】
[1]第1段階:1次区分
(1−1)郵便局に集められた郵便物は、係員の手により、供給部2に収容される。
【0006】
(1−2)供給された郵便物は1枚ずつ搬送され、郵便物上の画像がスキャナ部4で読取られる(画像入力;ステップ101)。
【0007】
(1−3)読取られた画像は判別部8に転送され(ステップ102)、その読取画像から文字認識技術を用いて宛名が認識される。
【0008】
(1−4)宛名の認識が成功した場合には(読取成功;ステップ103のはい)、宛名コード印刷部7において、認識結果を符合化した宛名コード(バーコード)が対象の郵便物に印刷される(ステップ104)。この宛名コードは後述する再搬送に際してバーコード認識部5による読取りが可能である。
【0009】
(1−5)宛名の認識が失敗した場合には(ステップ103のいいえ)、IDコード印刷部6において、郵便物を識別するための識別コードいわゆるIDコード(バーコード)が対象の郵便物に印刷される(ステップ105)。このIDコードも後述する再搬送に際してバーコード認識部5による読取りが可能である。
【0010】
宛名の認識が失敗した場合には、更に、スキャナ部4の読取画像が上記IDコードと共に画像情報伝送路を通じてVCS10に転送される(ステップ106)。
【0011】
(1−6)宛名の認識が成功した郵便物については、その認識結果に応じて、区分集積部4の各ポケットに仮区分される(書状区分;ステップ107)。宛名の認識が失敗した郵便物については、区分集積部4の各ポケットのうち、予め定められた領域のポケットに仮区分される(書状区分;ステップ107)。
【0012】
[2]第2段階:VCS打鍵
(2−1)VCS10は、本体1から転送されてくる読取画像(認識失敗)に対し画像圧縮処理を施してデータ量の削減を図った後、それを内部の記憶装置に蓄積する。
【0013】
(2−2)VCS10は、本体1から転送されてくる読取画像(認識失敗)を1枚分ずつ各VCD11に分配する。
【0014】
(2−3)各VCD11はディスプレイおよびキーボードを備えており、VCS10からの読取画像がディスプレイ上に表示される。各VCD11の前にはオペレータが常駐しており、オペレータはディスプレイ表示を見て郵便物上の宛名を読取ってそれをキーボードの打鍵により宛先情報として入力する。
【0015】
(2−4)各VCD11で入力される宛先情報は、IDコード(対象の郵便物に印刷済み)に対応付けられた形でVCS10を介して本体1に転送される。
【0016】
[3]第3段階:2次区分
(3−1)第1段階で区分集積部4に仮区分集積された郵便物は、係員の手により、再度、供給部2に収容される。
【0017】
(3−2)供給部2の郵便物が1枚ずつ搬送路3に供給され、各郵便物上に印刷されている宛名コードまたはIDコードがバーコード認識部5で読取られる。
【0018】
(3−3)宛名コードが読取られた場合には、その読取結果に基づいて、対象の郵便物が区分集積部4の各ポケットに区分供給される。
【0019】
(3−4)IDコードが読取られた場合には、VCS10から送られている宛先情報(オペレータ入力されたもの)のいずれかがその各宛先情報に対応付けられているIDコードと上記読取られたIDコードとの照合により検索され、その検索された宛先情報に基づいて、対象の郵便物が区分集積部4の各ポケットに区分供給される。
【0020】
このような本体1とVCS10の協調によって、高い処理効率を達成できる。
【0021】
ところで、判別部8は、図1に示すように、本体1から読取画像が供給される前処理部、およびこの前処理部から読取画像が1枚分ずつ振り分けられる複数の認識ユニットを備え、読取画像中の住所や氏名などの宛名情報をパターン認識技術を用いた認識ユニットの処理により認識する。この処理を図6のフローチャートに示している。
【0022】
判別部8での認識はスキャナ部4での画像読取から宛名コード印刷までの短い時間に終了する高速処理の必要性から、複数の認識ユニットによる並列計算機システムが採用されており、各認識ユニットはそれぞれ1通の郵便物の認識処理を担当する。判別部8の制御部は、1つの認識ユニットの処理が完了する前に、他の認識ユニットに次々に画像を供給して並列処理を行なわせることができるため、判別部8の全体として高い処理能力を発揮できる。
【0023】
以下、判別部8の具体的な処理について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0024】
(1)スキャナ部4から送られてきた読取画像は前処理部に入力される(ステップ201)。
【0025】
(2)複数の認識ユニットのうち、待機状態にある認識ユニットのどれかに読取画像が転送される(ステップ202)。
【0026】
(3)各認識ユニットの認識結果は本体1へ送信される。とくに、認識が失敗した場合、つまり読取不能の場合には、読取不能信号が本体1へ送信される。
【0027】
(4)認識ユニットの処理が予め定められた一定時間(制限時間)T1内に完了し(ステップ203のはい)、しかも認識結果として十分なものが得られた場合には(ステップ204のはい)、その認識結果が本体1へ送信される(ステップ205)。
【0028】
(5)認識ユニットの処理が予め定められた一定時間T1内に完了しない場合(ステップ203のいいえ)、あるいは一定時間T1内に何らかの処理結果が得られてもそれが認識結果として不十分な場合には(ステップ203のはい、ステップ204のいいえ)、該当認識ユニットの処理が強制的に中断され、該当認識ユニットが別の郵便物の処理に使用できるように解放される。同時に、現在処理中であった郵便物に対する読取不能信号が本体1へ送信される(ステップ206)。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような郵便物読取装置で認識する郵便物には、以下で列挙するような、非常に大きな多様性がある。
【0030】
(1)郵便物が縦置きか横置きか。
【0031】
(2)宛名が縦書か横書か。
【0032】
(3)宛名が手書文字か印刷文字か。
【0033】
(4)広告・差出人・模様などの宛名以外の記載はあるか。
【0034】
(5)汚れなどの雑音成分の存在。
【0035】
これらが要因となり、判別部8における各認識ユニットの処理時間は、郵便物によって大きく変化することになる。従来の技術では、このように多様な郵便物を各認識ユニットで一定時間T1の間に処理する必要があるため、以下に列挙するような無駄が生じる。
【0036】
(1)ある認識ユニットが非常に複雑な郵便物を処理する場合に、たとえ他の認識ユニットが待機状態にあっても、一定時間T1の制限があるために処理を中断しなくてはならない。これによって、VCS10の処理に回る郵便物が増加し、VCD11の台数やオペレータの人数が増加し、結果としてシステム全体のコストが増加する。
【0037】
(2)制限時間による処理の中断を減らすためには、各認識ユニットの性能を上げなくてはならず、やはりコストの上昇になる。
【0038】
この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的とするところは、多様な郵便物に対し中断の少ない効率的な宛名認識を行うことができ、ひいてはコストの低減も図れる郵便物読取装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の郵便物読取装置は、郵便物の搬送路に沿って画像読取部、コード読取部、識別コード印刷部、宛名コード印刷部を順次に配設し、かつ上記画像読取部の読取画像から宛名を認識する認識手段、および上記画像読取部から送られる読取画像を表示しながらオペレータ操作による宛先情報入力を受付ける情報入力手段を備え、上記認識手段による認識が成功の場合にその認識結果に対応する宛名コードを上記宛名コード印刷部にて対象の郵便物に印刷し、認識が失敗の場合には郵便物識別用の識別コードを上記識別コード印刷部にて対象の郵便物に印刷し且つ対象の読取画像を上記識別コードと共に上記入力手段に伝送しその入力手段から入力される宛先情報を同識別コードに対応付けて保持しておき、一旦搬送された郵便物が再搬送された際に、上記コード読取部で宛名コードが読取られた場合はその宛名コードに基づいて対象の郵便物を区分し、上記コード読取部で識別コードが読取られた場合はその識別コードに対応付けられた宛名コードに基づいて対象の郵便物を区分するものであって、上記認識手段の認識が一定時間T1内に完了した場合に同認識手段の認識が成功であると判定し、一定時間T1内に完了しない場合に同認識手段の認識が失敗であると判定する判定手段と;この判定手段の判定結果が失敗でも、上記認識手段の認識が一定時間T2(>T1)内に完了した場合には、上記入力手段への読取画像の伝送を中止し、同認識手段の認識結果を上記入力手段からの入力宛先情報として代用する制御手段と;を備える。
【0040】
請求項2に係る発明の郵便物読取装置は、請求項1に係る発明において、認識手段が、郵便物1通ずつに対応する複数の認識ユニットで構成され、複数の郵便物を並列処理する。
【0041】
請求項3に係る発明の郵便物読取装置は、請求項1に係る発明において、判定手段が、一定時間T1として、郵便物が画像読取部から識別コード印刷部に達するまでの時間よりも短い時間を持つ。
【0042】
請求項4に係る発明の郵便物読取装置は、請求項1に係る発明において、制御手段が、一定時間T2として、郵便物が画像読取部から区分集積の手前位置に達するまでの時間を最大値として持つ。
【0043】
請求項5に係る発明の郵便物読取装置は、請求項2に係る発明において、制御手段が、一定時間T2として、郵便物が画像読取部から区分処理の手前位置に達するまでの時間を最大値として持ち、各認識ユニットのその都度の稼働台数状況に応じて逐次に可変設定する。
【0044】
請求項6に係る発明の郵便物読取装置は、請求項1に係る発明において、さらに、郵便物が区分集積される区分集積部を備える。
【0045】
請求項7に係る発明の郵便物読取装置は、請求項1に係る発明において、区分集積部が、判定手段の判定結果が失敗であっても認識手段の認識が一定時間T2内に完了した場合の郵便物を集積する第1の領域と、判定手段の判定結果が失敗でしかも認識手段の認識が一定時間T2内に完了しなかった場合の郵便物を集積する第2の領域とを備える。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0047】
まず、全体的な構成は図4と同じである。
【0048】
判別部8は、図1に示すように、前処理部21、この前処理部21に画像伝送バス22を介して接続された複数の認識ユニット23、この各認識ユニット23に制御用バス24を介して接続された制御ユニット25を備える。
【0049】
前処理部21は、本体1のスキャナ部4から供給される読取画像を各認識ユニット23に1枚分ずつ振り分けて供給する。
【0050】
各認識ユニット23は、読取画像中の住所や氏名などの宛名情報をパターン認識技術を用いて認識するもので、それぞれ1通の郵便物の認識処理を担当する。
【0051】
制御ユニット25は、1つの認識ユニット23の処理が完了する前に、他の認識ユニット23に次々に読取画像を取込ませて並列処理を行なわせるとともに、各認識ユニット23の認識結果を本体1に伝送する。上記並列処理により、判別部8の全体として高い処理能力を発揮することができる。
【0052】
とくに、各認識ユニット23は、認識が一定時間T1内に完了した場合に同認識手段の認識が成功であると判定し、一定時間T1内に完了しない場合に同認識手段の認識が失敗であると判定する判定手段を備えている。
【0053】
一定時間T1は、郵便物がスキャナ部4からIDコード印刷部6に達するまでの時間よりも短い時間に設定される。
【0054】
また、制御ユニット25は、上記判定手段の判定結果が失敗でも、認識が一定時間T2(>T1)内に完了した場合には、VCS10への読取画像の伝送を中止し、同認識結果をVCS10からの入力宛先情報として代用する制御手段を備えている。
【0055】
一定時間T2は、いわゆる認識打切時間、または認識許容時間であり、郵便物がスキャナ部4から区分集積部4の手前位置に達するまでの時間を最大値として持ち、各認識ユニット23のその都度の稼働台数状況に応じて逐次に可変設定される。
【0056】
区分集積部4には、認識ユニット23における判定手段の判定結果が失敗であっても、認識が一定時間T2内に完了した場合の郵便物を集積する第1の領域のポケットと、判定結果が失敗でしかも認識が一定時間T2内に完了しなかった場合の郵便物を集積する第2の領域のポケットとが定められている。
【0057】
つぎに、上記の構成の作用を説明する。
【0058】
まず、判別部8の処理について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0059】
(1)スキャナ部4から送られてきた読取画像は前処理部に入力される(ステップ201)。
【0060】
(2)複数の認識ユニット23のうち、待機状態にある認識ユニット23のどれかに読取画像が転送する(ステップ202)。
【0061】
(3)制御ユニット25により、各認識ユニット23の現在の稼働台数状況に応じて、一定時間T2が逐次に可変設定される。
【0062】
たとえば、稼動台数が少ない(待機台数が多い)場合は、判別部8の全体としての処理能力にまだ余裕がある状態であり、1つの認識ユニット23の処理にかかる時間を延長することが可能である。よって、この場合は、一定時間T2が長めに設定される。
【0063】
稼動台数が多い(待機台数が少ない)場合は、判別部8の全体としての処理能力に余裕がない状態であり、1つの認識ユニット23の処理にかかる時間を延長することが難しい。よって、この場合は、一定時間T2をあまり長くできず、短めに設定される。
【0064】
(4)各認識ユニット23の認識結果は本体1へ送信される。とくに、認識が失敗した場合、つまり読取不能の場合には、読取不能信号が本体1へ送信される。
【0065】
(5)認識ユニット23の処理が予め定められた一定時間(制限時間)T1内に完了し(ステップ203のはい)、しかも認識結果として十分なものが得られた場合には(ステップ204のはい)、認識が成功であるとの判定の下に、認識結果が本体1へ送信される(ステップ205)。
【0066】
(6)認識ユニット23の処理が予め定められた一定時間T1内に何らかの処理結果が得られてもそれが認識結果として不十分な場合には(ステップ203のはい、ステップ204のいいえ)、認識が失敗であるとの判定の下に、該当認識ユニット23の処理が強制的に中断され、該当認識ユニット23が別の郵便物の処理に使用できるように解放される。同時に、現在処理中であった郵便物に対する読取不能信号が本体1へ送信される(ステップ206)。
【0067】
(7)認識ユニット23の処理が予め定められた一定時間T1内に完了しない場合(ステップ203のいいえ)、認識が失敗であるとの判定の下に、現在処理中であった郵便物に対する読取不能信号が本体1へ送信される(ステップ207)。
【0068】
認識ユニット23の処理は、一定時間T1が経過しても中断されず、一定時間T2に達するまで継続される。
【0069】
(8)認識ユニット23の処理が予め定められた一定時間T1内に完了しない場合でも(ステップ203のいいえ)、つまり認識の判定が失敗であっても、その後、一定時間T2(>T1)内に認識が完了し、しかも認識結果として十分なものが得られた場合には(ステップ208のはい)、認識結果が本体1へ送信される(ステップ205)。このとき、VCS10への読取画像の伝送が中止され、認識結果があたかもVCS10からの入力宛先情報であるかのように扱われて、IDコード(対象の郵便物に印刷済み)に対応付けられた形で本体1に保持される。
【0070】
(9)一定時間T2内に認識が完了しない場合、あるいは完了してもそれが認識結果として不十分な場合には(ステップ208のいいえ)、該当認識ユニット23の処理が強制的に中断され(ステップ209)、該当認識ユニット23が別の郵便物の処理に使用できるように解放される。
【0071】
次に、全体的な処理を図2のフローチャートにより説明する。
【0072】
[1]第1段階:1次区分
(1−1)郵便局に集められた郵便物は、係員の手により、供給部2に収容される。
【0073】
(1−2)供給された郵便物は1枚ずつ搬送され、郵便物上の画像がスキャナ部4で読取られる(画像入力;ステップ101)。
【0074】
(1−3)読取られた画像は判別部8に転送され(ステップ102)、その読取画像から文字認識技術を用いて宛名が認識される。
【0075】
(1−4)宛名の認識が成功した場合には(読取成功;ステップ103のはい)、宛名コード印刷部7において、認識結果を符合化した宛名コード(バーコード)が対象の郵便物に印刷される(ステップ104)。この宛名コードは後述する再搬送に際してバーコード認識部5による読取りが可能である。
【0076】
(1−5)宛名の認識が失敗した場合には(ステップ103のいいえ)、IDコード印刷部6において、郵便物を識別するための識別コードいわゆるIDコード(バーコード)が対象の郵便物に印刷される(ステップ105)。このIDコードも後述する再搬送に際してバーコード認識部5による読取りが可能である。
【0077】
宛名の認識が失敗した場合には、更に、スキャナ部4の読取画像が上記IDコードと共に画像情報伝送路を通じてVCS10に転送される(ステップ106)。
【0078】
(1−6)宛名の認識が成功した郵便物については、その認識結果に応じて、区分集積部4の各ポケットに仮区分される(書状区分;ステップ107)。宛名の認識が失敗であっても、認識が一定時間T2内に完了した郵便物については、区分集積部4の各ポケットのうち、予め定められた第1の領域のポケットに仮区分される(書状区分;ステップ107)。宛名の認識が失敗で、しかも認識が一定時間T2内に完了しなかった郵便物については、区分集積部4の各ポケットのうち、予め定められた第2の領域のポケットに仮区分される(書状区分;ステップ107)。
【0079】
(1−7)判別部8の処理において、一定時間T1内には認識ユニット23の認識が完了しなかったが、一定時間T2内に認識が完了した場合には、VCS10への読取画像の伝送が中止される(ステップ109)、認識結果は、あたかもVCS10からの入力宛先情報であるかのように扱われ、IDコード(対象の郵便物に印刷済み)に対応付けられた形で本体1に保持される。
【0080】
[2]第2段階:VCS打鍵
(2−1)VCS10は、本体1から転送されてくる読取画像(認識失敗)に対し画像圧縮処理を施してデータ量の削減を図った後、それを内部の記憶装置に蓄積する。
【0081】
(2−2)VCS10は、本体1から転送されてくる読取画像(認識失敗)を1枚分ずつ各VCD11に分配する。
【0082】
(2−3)各VCD11はディスプレイおよびキーボードを備えており、VCS10からの読取画像がディスプレイ上に表示される。各VCD11の前にはオペレータが常駐しており、オペレータはディスプレイ表示を見て郵便物上の宛名情報を読取ってそれをキーボードの打鍵により宛先情報として入力する。
【0083】
(2−4)各VCD11で入力される宛先情報は、IDコード(対象の郵便物に印刷済み)に対応付けられた形でVCS10を介して本体1に転送される。
【0084】
[3]第3段階:2次区分
(3−1)第1段階で区分集積部4に仮区分集積された郵便物は、係員の手により、再度、供給部2に収容される。
【0085】
(3−2)供給部2の郵便物が1枚ずつ搬送路3に供給され、各郵便物上に印刷されている宛名コードまたはIDコードがバーコード認識部5で読取られる。
【0086】
(3−3)宛名コードが読取られた場合には、その読取結果に基づいて、対象の郵便物が区分集積部4の各ポケットに区分供給される。
【0087】
(3−4)IDコードが読取られた場合には、VCS10から送られている宛先情報(オペレータ入力されたもの)、あるいは一定時間T2までの認識に基づいて保持された宛先情報のうち、そのいずれかがその各宛先情報に対応付けられているIDコードと上記読取られたIDコードとの照合により検索され、その検索された宛先情報に基づいて、対象の郵便物が区分集積部4の各ポケットに区分供給される。
【0088】
以上のように、各認識ユニット23の認識時間の制限として、一定時間T1よりも長い一定時間T2をもう一段設定することにより、多様な郵便物に対し中断の少ない効率的な宛名認識を行うことができる。すなわち、中断が少なくなるので、VCS10の処理に回る郵便物の量が減り、ひいてはVCD11の台数やオペレータの人数を減らすことができ、システム全体のコストを低減できる。
【0089】
一定時間T2をもう一段設定するだけの簡単な追加であるから、各認識ユニット23の性能を上げる必要もなく、コストの増加は生じない。
【0090】
しかも、一定時間T2については、各認識ユニット23の稼動台数状況に応じて逐次に可変設定されるので、各認識ユニット23の運用に合せた適切な認識処理を行うことができる。
【0091】
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、宛名の認識時間の制限として一定時間T1よりも長い一定時間T2をもう一段設定する構成としたので、多様な郵便物に対し中断のない効率的な宛名認識を行うことができ、ひいてはコストの低減も図れる郵便物読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の判別部の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の全体的な作用を説明するためのフローチャート。
【図3】同実施例の判別部の作用を説明するためのフローチャート。
【図4】同実施例および従来装置の全体的な構成を示す斜視図。
【図5】従来装置の全体的な作用を説明するためのフローチャート。
【図6】従来装置の判別部の作用を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…本体
2…供給部
3…搬送路
4…区分集積部
5…バーコード読取部(コード読取部)
6…IDコード印刷部(識別コード印刷部)
7…宛名コード印刷部
8…判別部
10…VCS(入力手段)
11…VCD

Claims (7)

  1. 郵便物の搬送路に沿って画像読取部、コード読取部、識別コード印刷部、宛名コード印刷部を順次に配設し、かつ前記画像読取部の読取画像から宛名を認識する認識手段、および前記画像読取部から送られる読取画像を表示しながらオペレータ操作による宛先情報入力を受付ける情報入力手段を備え、前記認識手段による認識が成功の場合にその認識結果に対応する宛名コードを前記宛名コード印刷部にて対象の郵便物に印刷し、認識が失敗の場合には郵便物識別用の識別コードを前記識別コード印刷部にて対象の郵便物に印刷し且つ対象の読取画像を前記識別コードと共に前記入力手段に伝送しその入力手段から入力される宛先情報を同識別コードに対応付けて保持しておき、一旦搬送された郵便物が再搬送された際に、前記コード読取部で宛名コードが読取られた場合はその宛名コードに基づいて対象の郵便物を区分し、前記コード読取部で識別コードが読取られた場合はその識別コードに対応付けられた宛名コードに基づいて対象の郵便物を区分する郵便物読取装置において、
    前記認識手段の認識が一定時間T1内に完了した場合に同認識手段の認識が成功であると判定し、一定時間T1内に完了しない場合に同認識手段の認識が失敗であると判定する判定手段と、
    この判定手段の判定結果が失敗でも、前記認識手段の認識が一定時間T2(>T1)内に完了した場合には、前記入力手段への読取画像の伝送を中止し、同認識手段の認識結果を前記入力手段からの入力宛先情報として代用する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする郵便物読取装置。
  2. 前記認識手段は、郵便物1通ずつに対応する複数の認識ユニットで構成され、複数の郵便物を並列処理することを特徴とする請求項1記載の郵便物読取装置。
  3. 前記判定手段は、一定時間T1として、郵便物が画像読取部から識別コード印刷部に達するまでの時間よりも短い時間を持つことを特徴とする請求項1記載の郵便物読取装置。
  4. 前記制御手段は、一定時間T2として、郵便物が画像読取部から区分処理の手前位置に達するまでの時間を最大値として持つことを特徴とする請求項1記載の郵便物読取装置。
  5. 前記制御手段は、一定時間T2として、郵便物が画像読取部から区分処理の手前位置に達するまでの時間を最大値として持ち、各認識ユニットのその都度の稼働台数状況に応じて逐次に可変設定することを特徴とする請求項2記載の郵便物読取装置。
  6. 郵便物が区分集積される区分集積部を備えることを特徴とする請求項1記載の郵便物読取装置。
  7. 前記区分集積部は、前記判定手段の判定結果が失敗であっても前記認識手段の認識が一定時間T2内に完了した場合の郵便物を集積する第1の領域と、前記判定手段の判定結果が失敗でしかも前記認識手段の認識が一定時間T2内に完了しなかった場合の郵便物を集積する第2の領域とを備えることを特徴とする請求項1記載の郵便物読取装置。
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