JP4230330B2 - ミシン - Google Patents
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Description
図13に示すように、回転天秤部材109は、回転中心位置から半径方向外側に延びた腕部109aに上糸Tが掛け渡され、当該腕部109aの角度変化に応じてその長手方向に沿って上糸Tが移動し、回転中心に上糸Tが接離することで上糸供給量の調節が行われる。
上軸回転角度80°の位置において、回転天秤部材109による糸取り量が最も大きく(糸供給量が最も小さく)なり、かかる場合の回転天秤部材109の腕部109aにおける適正な上糸Tの位置が天秤上死点位置となる(図13(B)の上糸位置)。さらに、回転天秤部材109が回転し、上軸回転角度100°に至る前に、天秤上死点位置よりも回転中心側に設けられた凹部109bに上糸Tが落ち込み(図13(C))、これにより、凹部109bにより生じた撓み分の糸供給が縫い針101側に行われ、かかるタイミングで、針棒102が下降動作を行う。
上述のミシン100にあっては、縫製終了後は糸切り装置による上糸切断が行われ、上軸回転角度60°の位置で停止される。従って、次回の縫製に際しては、上軸回転角度60°から開始されることとなるが、縫い始めは縫い針101に挿通された上糸Tは布地に差し込まれていないために摩擦保持力がなく、フリーの状態となっている。このため、回転天秤部材109の回転による遠心力の影響を上糸Tは受けやすく、本来は腕部109aに沿って回転中心側に移動するはずの上糸Tが移動を行わない場合があった(図15(B))。
その場合、上糸は凹部109bに到達せず、所定の糸供給量を確保できない状態で針棒102が下降動作を開始すると、上糸Tは縫い針101から抜けてしまい、縫製が行えなくなる場合がある、という不都合があった。
本発明は、縫製開始時に縫い針からの上糸の抜けを抑制することをその目的とする。
上記構成において、針棒の上下動周期と同じ周期で回転天秤部材が回転することで、腕部の長手方向に沿って上糸が往復移動し、その際、上糸が腕部の縁に対して摺接する位置に応じて下流側への上糸供給量が変動を生じる。そして、腕部の向き及び形状により、上糸が最も高位置となる位置が腕部には決まっており、かかる部位にさしかかると上糸供給量が最小となる。かかる位置が天秤上死点となる。その後、腕部の回転によりすぐに凹部に上糸が落ち込むことで上糸が縫い針に近接し、糸供給量が増加する。
従って、例え、縫い針の糸通し穴に既に挿通されている上糸量が少ないために上糸の逆流が生じやすい環境下であっても、既に上糸は天秤上死点を通過した状態にあることから、当該天秤上死点位置よりも遠心力により外側に上糸が移動することを抑制すると共に、上糸が凹部に位置することから上糸供給量に余裕があるため、上糸の縫い針からの脱落を回避する。
上記構成にあっては、針棒の上下動が開始される前或いは最下位置に到達する前において、上糸位置変更手段の作動の際に、回転天秤部材の腕部と係合する上糸に係合部材が係合して掛かる係合状態で回転天秤部材の凹部に移動させる。即ち、係合部材が上糸を凹部まで運ぶこととなる。
上記構成では、係合部材が上糸の回転天秤部材の両面側にそれぞれ延在する部分と同時に係合して凹部まで運ぶこととなる。
上記構成では、係合部材が、凹部に向かう方向に沿った長穴内を移動して上糸を移動させるため、上糸の回転天秤部材の両面側にそれぞれ延在する部分と同時に係合して凹部まで運ぶこととなる。
上記構成では、係合部材が上糸に係合する際に、当該係合部材の先端部が回転天秤部材の腕部の表面に摺接した状態となる。従って、腕部の表面と係合部材との間には隙間がなく、掛け渡された状態の上糸は、より確実に係合部材と係合して移動することとなる。
上記構成では、係合部材が上糸に係合し、当該係合状態で上糸に対して天秤上死点位置から凹部側へ移動する方向に張力を付与する。従って、かかる張力により上糸が凹部に移動される。
上記構成では、針棒の上下動が開始される前或いは最下位置に到達する前に、上糸位置変更手段により、上糸に送風が行われ、これにより、上糸は天秤上死点位置を越えて凹部まで送られる。
なお、回転天秤部材の回動を通常の補正時よりも遅い速度で行うのは、遠心力の影響を低減するためである。
上記構成では、上糸位置変更手段により上糸が天秤上死点位置から凹部側へ移動される際に縫い針側からの上糸の戻りが防止される。このため、縫い針からの上糸の脱落をより効果的に防止される。
以下、本発明の第一の実施形態たる回転天秤方式のミシン10について図1及び図2に基づいて説明する。なお、実施形態たるミシン10において前述した従来のミシン100と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明は省略するものとする。
図1は、ミシン10を正面方向から見た動作説明図であり、図1(A)は上軸回転角度60°の場合を示し、図1(B)は上軸回転角度80°の場合を示し、図1(C)は上軸回転角度100°の場合を示す。
かかるミシン10は、縫い針101をその下端部で保持する針棒102と、針棒102を左右方向に揺動させると共に上下動可能に支持する針棒揺動腕103と、針棒102に上下動駆動力を付与する上軸104と、上軸104の先端部に設けられたトルク変動解消用の錘105と、錘105に偏心状態で設けられた針棒クランク106と、針棒クランク106と針棒102とを連結し上下駆動力を伝達する針棒クランクロッド107と、針棒クランク106の先端側に固定装備された天秤取付台板11と、天秤取付台板11に固定支持され、縫い針101の上下動と同じ周期で周期的に変化する張力を上糸Tに付与する回転天秤部材20と、縫製開始の一針目形成前に上糸Tを回転天秤部材20の天秤上死点位置26から後述する凹部23に移動させる上糸位置変更手段30とを備えている(図10参照)。
以下、各部を詳説する。上述の天秤取付台板11は円板状に形成され、上軸104と同心で回転動作を行う。この天秤取付台板11は、その中心位置近くにおいて回転天秤部材20の基部21を固定支持すると共に、後述する回転天秤部材20に設けられる長穴25に対応して同じ位置に同じ大きさで貫通した切り欠き11aが形成されている(図2及び図3参照)。
回転天秤部材20は、回転中心側となる基部21と、上糸Tが掛け渡された状態で回転することでその長手方向に沿って上糸Tを往復移動させる腕部22とを備えている。そして、上糸Tの天秤上死点位置26からさらなる回転により当該上糸Tが落ち込む凹部23を腕部22に有する点は前述した回転天秤部材109と同じである。
そして、上記回転天秤部材20は、その基部21において水平方向に設けられた上軸104を中心に回転運動を行うので、その腕部22の回転半径方向外側端部(回転端部とする)は、一回転につき上下にその位置が入れ替わる動作を行うこととなる。
図2は上糸位置変更手段30及びその周辺の構成を示す一部切り欠いた平面図、図3は回転天秤部材20の図示を省略したミシン10の正面図である。上糸位置変更手段30は、上糸Tに係合して天秤上死点位置から回転天秤部材20の凹部23まで移動させる係合部材31と、係合部材31をその先端部で起伏回動自在に支持する支持体32と、支持体32を介して所定方向に沿って係合部材31を往復移動させる駆動手段34と、支持体32の一方向の移動により係合部材31と当接して起伏を促す当接体33とを備えている。
支持体32の先端部には、その回動先端部が上糸Tを引っ掛け易いように鉤状に形成され、基端部において図1における垂直上下方向に沿った中心線により起伏回動自在に係合部材31が支持されている。かかる係合部材31は、図示しないバネにより、当該係止部材31の長手方向が支持体32に沿って横たわった状態となる方向に弾性力が付勢されている。
上糸保持手段40は、第二の糸案内114のすぐ手前に配置され、通過する上糸Tを挟持する挟持手段と、当該挟持動作を駆動するソレノイド等の駆動手段とを備えている。かかる駆動手段は後述する動作制御手段50の動作制御に従って駆動し、上糸保持手段40は、第二の糸案内114の手前位置において、所定のタイミングで通過する上糸Tの移動を規制することができる。
このため、例えば、縫い針101の糸通し穴に通された上糸Tが、回転天秤部材20側に引き寄せられて縫い針101から脱落することを防止することができる。
動作制御手段50について図4により説明する。図4はミシン10の制御系を示すブロック図である。
図4に示すように、動作制御手段50は、ミシン10の後述する各種機能,動作を実行させる制御プログラム,制御データ又は各種縫製データが書き込まれているROM52と、制御プログラムに従って各部の動作を集中制御するマイコンであるMPU51と、MPU51の処理データや縫製処理に関する各種データをワークエリアに格納するRAM53とを備えている。
さらに、MPU51は、ミシンモータ12の駆動停止後、上糸保持手段40の駆動手段を駆動させて上糸を挟持状態とする動作制御を行うと共に、上糸位置変動手段30の駆動手段34であるソレノイドを駆動して、係合部材31を図2における左方である退避位置から右方である作動位置に移動させる動作制御を行う。これにより、上糸Tを回転天秤部材20の腕部22に沿って凹部23まで移動させて当該凹部23に上糸Tを落とし込む。次いで、MPU51は、上糸保持手段40の駆動手段を駆動させて上糸の挟持状態を解除する動作制御を行うと共に、上糸位置変動手段30の駆動手段34であるソレノイドを再度駆動して、係合部材31を図2における右方である駆動位置から左方である退避位置に退避移動させる動作制御を行う。
上記構成からなるミシン10の動作説明を図1及び図2に基づいて行う。
即ち、操作入力手段14から縫製の開始が入力されると、MPU51が設定された回転数でミシンモータ12の駆動を開始する。また、この時、第一テンション110、第二テンション111、糸たぐり装置113は、所定の駆動タイミングと所定の駆動量で作動する。これにより、各部の駆動量に応じて縫製が行われる。
さらに、図1(A)に示すように、上糸保持手段40が駆動して上糸Tが上流側に戻されないように挟持される。かかる状態で、上糸位置変更手段30の駆動手段34により支持体32が突出状態となり、これにより、当接体33に係合部材31の基端部の角部が当接し、図示しないバネに抗して係合部材31が起伏回動する。かかる起伏回動に伴い、係合部材31は、回転天秤部材20の長穴25に沿って移動し、上糸Tにおける腕部22の表面側に位置する部分と裏面に位置する部分の双方が係合部材31に係合しつつ、凹部23側に移動されて、凹部23に上糸Tが落とし込まれる。
その後、支持体32は、再び突出状態から退避状態に戻るように後退し、当接体33との当接状態が解除されて、係合部材31はバネの弾性に従って支持体32側に倒れ、退避位置に戻される。また、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
また、回転天秤部材20に長穴25を設け、係合部材31が挿通された状態で上糸Tと係合するため、腕部22の両面側にそれぞれ延在する上糸Tの両部分と同時に係合部材31は係合することとなり、より高い確実性で上糸Tが凹部23に移動され、上糸Tの縫い針101からの脱落をさらに効果的に回避し、ミシン10の信頼性をさらに向上することが可能となる。
また、係合部材31が、長穴25内を移動して上糸Tを移動させるため、係合部材31を回転天秤部材20の腕部22の両面に回り込むような複雑な形状に形成する必要がなく、図2の如く、真っ直ぐな単純形状を採ることができ、装置の生産性の向上を図ることが可能となる。
上記ミシン10の動作制御手段50では、縫製の終了時における上糸切断作業の後に上糸Tを回転天秤部材20の凹部23に移動させる動作制御を行っているが、かかる上糸Tの凹部23への移動動作は、それ以降の次の縫製を開始してから第一針目の針棒が最下点位置に到達するまでに行うことも可能である。かかるタイミングであれば、縫い針101から上糸Tの端部の脱落の抑制効果を得ることが可能である。
なお、後述する他の実施形態についても、同様である。
上糸位置変更手段30と異なる構成の新たな上糸位置変更手段30Aを図5に示す。本実施形態では、この上糸位置変更手段30A以外の構成についてはミシン10と同一であることから重複する説明は省略するものとする。
この図5は上糸位置変更手段30Aの平面図であり、ミシンにおける配置は上糸位置変更手段30と異なり、天秤取付台板11よりも外側において図示しないフレームに支持されている。
係合部材31Aは、リンク体32Aの揺動に伴って揺動し、その先端部は鍵状に形成されている。また、揺動により係合部材31Aの先端部は、上軸回転角度60°における回転天秤部材20の長穴25内に侵入すると共に当該長穴25に沿って移動するように配置されている。
その後、駆動手段はリンク体32Aを逆方向に揺動させ、係合部材31Aはその先端部が凹部23から離間する方向に揺動し、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
かかる構成の上糸位置変更手段30Aを適用した場合であっても、前述したミシン10とほぼ同様な効果を得ることができる。
上糸位置変更手段30と異なる構成の新たな上糸位置変更手段30Bを図6に示す。
本実施形態では、回転天秤部材20に長穴25を設ける必要がないという点と、この上糸位置変更手段30B以外の構成についてはミシン10と同一であることから重複する説明は省略するものとする。
この図6は上糸位置変更手段30Bを有するミシン10Bの正面図である。
係合部材31Bは、リンク体32Bの揺動に伴って揺動し、その先端部は回転天秤部材20の正面側の面部(図6に現れた面部)に摺接するように当該面部側に屈曲すると共に係合部材31Bは可撓性或いは弾性を備える素材で形成されている。また、揺動により係合部材31Bの先端部は、上軸回転角度60°において、天秤上死点位置26よりも回転半径外側の位置から凹部23までの範囲を摺接するように配置設定されている。
その後、駆動手段33Bは、リンク体32Bを逆方向に揺動させ、係合部材31Bはその先端部が凹部23から離間する方向に揺動し、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
上糸位置変更手段30と異なる構成の新たな上糸位置変更手段を図7に示す。
本実施形態では、回転天秤部材20に長穴25を設ける必要がないという点と、この上糸位置変更手段以外の構成についてはミシン10と同一であることから重複する説明は省略するものとする。
この図7は上糸位置変更手段を有するミシン10Cの正面図である。
係合部材31Cは、糸案内112の近傍からほぼ垂直上方に移動を行い、これにより、上糸Tに対して上軸回転角度60°における天秤上死点位置26から凹部23側への移動を生じる方向に張力付与を行う。
なお、上糸Tに対して天秤上死点位置26から凹部23側への移動を生じる方向に張力付与することができれば、係合部材31Cは上述の移動方向に限定されるものではない。
その後、駆動手段は、係合部材31Cを糸案内112に近傍位置まで下降させ、上糸Tへの張力付与状態が解除されると共に、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
上糸位置変更手段30と異なる構成の新たな上糸位置変更手段30Dを図8に示す。
本実施形態では、回転天秤部材20に長穴25を設ける必要がないという点と、この上糸位置変更手段30D以外の構成についてはミシン10と同一であることから重複する説明は省略するものとする。
この図8は上糸位置変更手段を有するミシン10Dの正面図である。
送風手段は、例えば、周囲に外気を取り込んで吹き出しを行うファンであっても良いし、ボンベ等に封入された圧縮気体を吹き出すものであっても良い。
その後、上糸位置変更手段30Dは、停止すると共に、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
上糸位置変更手段30と異なる構成の新たな上糸位置変更手段を図9に示す。
本実施形態では、回転天秤部材20に長穴25を設ける必要がないという点と、上糸位置変更手段が前述した動作制御手段50における動作制御により実現する点以外の構成についてはミシン10と同一であることから重複する説明は省略するものとする。
この図9(A)はミシン10Eの上糸切断後であって、上軸104の駆動を停止した状態における正面図であり、図9(B)は動作制御手段50による上糸位置変更手段としての動作制御を実行している状態の正面図である。
これにより、上糸Tは落下方向に移動して、天秤上死点位置26を通過して凹部23に入り込む。その後、上軸104が反時計方向に90°回転駆動され、回転天秤部材は図9(A)と同じ姿勢に戻される。また、上糸保持手段40の上糸保持状態は解除される。
20 回転天秤部材
21 基部
22 腕部
23 凹部
25 長穴
26 天秤上死点位置
30,30A,30B 上糸位置変更手段
30D 上糸位置変更手段(送風手段)
31,31A,31B,31C 係合部材
40 上糸保持手段
50 動作制御手段
101 縫い針
102 針棒
T 上糸
Claims (9)
- 上糸経路上の縫い針よりも上流側に配置されると共に前記縫い針の上下動と同じ周期で周期的に変化する張力を上糸に付与する回転天秤部材を備えるミシンであって、
前記回転天秤部材は、回転中心側となる基部と、前記上糸が掛け渡された状態で回転することでその長手方向に沿って前記上糸を往復移動させる腕部とを備え、
前記上糸の天秤上死点位置から当該上糸が落ち込む凹部を前記腕部に設け、
一針目形成前に前記上糸を前記凹部に移動させる上糸位置変更手段を有することを特徴とするミシン。 - 前記上糸経路変更手段は、前記上糸に係合して前記天秤上死点位置から前記凹部まで移動させる係合部材を有することを特徴とする請求項1記載のミシン。
- 前記腕部は、その表面から裏面にかけて前記上糸が掛け渡される平板状部を有すると共に、
前記係合部材は、前記上糸の前記表面側に延在する部分と前記裏面側に延在する部分の双方に係合した状態で前記凹部まで移動させることを特徴とする請求項2記載のミシン。 - 前記腕部の平板状部に、前記天秤上死点位置から前記凹部に向かう方向に沿った長穴が貫通して形成され、
前記係合部材が、前記長穴内を移動して前記上糸を移動させることを特徴とする請求項3記載のミシン。 - 前記係合部材は、可撓性を有すると共にその先端部が前記腕部の表面に摺接して前記上糸を前記凹部に移動させることを特徴とする請求項2記載のミシン。
- 前記係合部材は、前記回転天秤部材よりも上流側に配置されると共に、その移動により前記上糸に対して天秤上死点位置から凹部側へ移動する方向に張力を付与することを特徴とする請求項2記載のミシン。
- 前記上糸位置変更手段は、前記天秤上死点位置から凹部側へ送風する送風手段であることを特徴とする請求項1記載のミシン。
- 前記回転天秤部材は、その回転動作により回転半径外側端部が上下動するように配設されると共に、前記天秤上死点位置よりも前記凹部が前記基部に近い配置で設けられ、
前記上糸位置変更手段は、縫製時よりも低速回転で前記回転天秤部材の回転半径外側端部を上方に移動させて逆回転で現位置に戻す制御手段であることを特徴とする請求項1記載のミシン。 - 上糸経路上の縫い針よりも上流側であって前記回転天秤部材よりも下流側に配置され、前記上糸位置変更手段の作動時に前記上糸の戻り方向の移動を規制する上糸保持手段を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一に記載のミシン。
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