JP4220154B2 - 移動通信システムにおける無線リンクプロトコルによるデータ再伝送装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access: 以下、CDMAと称する)方式の移動通信システムに関し、特に、無線環境においてデータの効率的な伝送のために使用される無線リンクプロトコル(Radio Link Protocol: 以下、RLPと称する)によってデータを送受信する時に受信されなかったフレームを速く再伝送する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
主に音声サービスを提供するIS−95規格から発展されたCDMA−2000規格は、追加的に、高品質の音声伝送、動画像伝送、及びインターネット接続のサービスが提供できる。
CDMA−2000におけるパケットデータサービスを図1に示す。図1において、端末機は、ターミナル装置(Terminal Equipment:TE)及び端末装置(Mobile Termination: MT)から構成される。BS/MSCは、基地局/交換機(Base Station/Mobile Switching Center)を示し、IWFは、データネットワーク(例:インターネット)と連動させるインターワーキング機能(Interworking Function)部を示す。前記IWF部は、相違するプロトコルを使用する場合、相互プロトコルを変換させる装置である。前記端末機と前記IWF部の上位サービス(ウェブサービス: web service)処理部は、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)処理部とポイント・ツー・ポイントプロトコル(Point-to-Point Protocol:PPP)処理部を通してデータを交換する。つまり、前記上位サービス処理部は、データをリンクプロトコルパケットの形態で下位階層に伝達し、下位階層では適切なプロトコルを使用して前記受信されたデータを伝送する。
【0003】
図1において、前記TEと前記MTとの間にEIA−232制御器が使用される例を示す。前記EIA−232制御器を通して前記MTで受信されたリンクプロトコルパケットは、本発明におけるRLPによってRLPフレームになる。前記RLPフレームは、CDMA−2000規格であるIS−2000規格によって連結された物理チャネルを通して伝送される。前記物理チャネルを通して前記基地局で受信されたRLPパケットは、前記リンクプロトコルパケットに復元され、前記復元されたパケットは、リレー階層(relay layer)を通して前記IWF部に伝送される。一般的に、前記基地局と前記IWF部との間のインターフェース連結はIS−658規格によって遂行される。前記IWF部は、前記リンクプロトコルパケットからデータを読み出してネットワークプロトコル処理部に伝達し、最終的に前記上位サービス処理部に伝達する。
【0004】
前記過程は、前記端末器から前記基地局へのデータ伝送を説明し、前記基地局から前記端末器へのデータ伝送も同様に遂行される。
CDMA−2000規格では、多様なサービスを提供するために、図1とは相違する多様な構成を提供することができる。しかしながら、前記多様な構成は、ウェブサービスデータを含む前記リンクプロトコルパケットがRLPによって物理チャネルを通して伝送されるという共通点がある。
図2は、図1のRLPによってデータを送受信する移動通信システムの詳細ブロック図である。
【0005】
図2を参照すると、メモリ装置である送信データバッファ122、222及び受信データバッファ124、224は、EIA−232制御器またはIS−658制御器がリンクプロトコル処理器110、210から受信したデータを貯蔵する。RLP処理器130、230は、前記データバッファ122、222から必要なだけのデータを受信して受信側に伝送する。前記RLP処理器130、230は、前記受信されたデータを前記データバッファ124、224に貯蔵する。前記EIA−232制御器または前記IS−658制御器は、前記貯蔵されたデータをPPP処理器、つまり、前記リンクプロトコル処理器110、210に伝達する。前記EIA−232制御器及び前記IS−658制御器は、それぞれ前記EIA−232規格及び前記IS−658規格に基づいて動作する。現在CDMA−2000パケットサービスは、前記EIA−232制御器及び前記IS−658制御器の以外に他の方式を使用することができるので、図2においては前記制御器を図示しない。
【0006】
多重化/逆多重化(MUX/DEMUX)制御器140、240は、RLPフレームの目的地及びサイズに関する情報を前記RLPフレームに付けて物理階層処理器150、250に伝達する。さらに、前記MUX/DEMUX制御器140、240は、受信されたRLPフレームの目的地及びサイズを確認し、前記上位RLP処理器130、230に前記RLPフレームを伝達する。
前記物理階層処理器150、250は、IS−2000規格によって前記端末機と前記基地局との間に物理チャネルを連結し、前記MUX/DEMUX制御器140、240から受信された情報を前記物理チャネルを通して送信し、前記物理チャネルを通して受信された情報を前記MUX/DEMUX制御器140、240に伝達する。
【0007】
RLPタイプ−3(RLP type-3)規格によると、受信したフレームが損傷している場合は、RLPフレーム送信器にフレーム再伝送を要請する。つまり、RLPフレーム受信器が特定のフレームに対する再伝送要請を含むNAK(Non-AKnowledgement)フレームを前記RLPフレーム送信器に伝送し、その後、前記RLPフレーム送信器が前記フレームを再伝送する。ここで、前記NAKフレーム及び前記再伝送されたフレームも損傷する可能性がある。従って、前記RLPフレーム受信器は、所定の時間内に前記再伝送が要請されたフレームの受信に失敗した場合、前記NAKフレームを再伝送する。前記RLPフレーム受信器は、前記NAKフレームを伝送した後、再伝送タイマーを適切な値に設定し、前記再伝送タイマーの値が1ずつ減少されて0になるまで前記再伝送が要求されたフレームを受信することができなかった場合は、前記NAKフレームを再伝送する。
【0008】
前記RLPフレーム受信器がヌルフレーム(null frame)、アイドルフレーム(idle frame)、または新しいデータフレーム(new data frame)を受信すると、前記再伝送タイマーの値は減少される。前記RLPフレーム送信器は、伝送するデータが存在しない時、または、処理する再伝送要請がない時に、ヌルフレームまたはアイドルフレームを伝送する。前記RLPフレーム送信器は、伝送するデータは存在するが、処理する再伝送要請がない時に、新しいデータフレームを伝送する。前記RLPフレーム受信器が前記のようなフレームを受信したことは、前記RLPフレーム送信器が再伝送要請を受けなかったことを意味する。従って、前記RLPフレーム受信器は、前記再伝送タイマーの値を減少させる。
【0009】
しかしながら、前記RLPフレーム送信器に再伝送されるフレームが多すぎる場合は、前記フレームの再送信が終了されるまで、ヌルフレーム、アイドルフレーム、または新しいデータフレームを伝送することができない。従って、前記RLP受信器は、再伝送されたフレームが再び受信されなかった場合、ヌルフレーム、アイドルフレーム、または新しいデータフレームを受信するまでは、前記再伝送要請を伝送しない。
【0010】
図3は、従来のフレーム再伝送要請及び再伝送動作を示す図である。ここで、前記RLPフレーム受信器によって再伝送を要請し、前記RLPフレーム送信器によって要請されたフレームを再伝送するために、2タイムスロット(つまり、40ms)の時間がかかることを例として示す。再伝送タイマーは前記RLPタイプ−3規格によって各再伝送フレームに対して設定されるが、ここでは、フレーム#1が再伝送の間に損傷するケースのみを考慮する。
【0011】
図3において、前記RLPフレーム受信器は、T1時点でフレーム#1乃至#5が損傷したことを認知し、NAKフレームを伝送すると共に、フレーム#1に対する再伝送タイマーを2タイムスロットに設定する。前記RLPフレーム送信器は、T2時点で前記要請されたフレームを再伝送する。前記RLPフレーム受信器は、T3時点で前記要請されたフレームを全く受信しないので、前記再伝送タイマーの値を1減少させる。T4時点で、前記RLPフレーム受信器は、フレーム#0を受信し、ヌルフレーム、アイドルフレーム、または新しいデータフレームを受信していないので、前記再伝送タイマーの値を減少させる必要がない。T5時点でフレーム#1が損傷した場合、前記RLPフレーム受信器は、前述したような理由で前記再伝送タイマーの値を減少させない。前記RLPフレーム受信器は、T6時点でもフレーム#1を受信するので、前記再伝送タイマーの値を減少させない。
【0012】
図3から分かるように、現在RLPタイプ−3規格によると、再び受信されなかったフレーム#1に対しては、最後のフレーム#5が再伝送されるまでは再伝送を要請することができない。再伝送されるフレームが多すぎる場合、前記再伝送要請は非常に遅延する。従って、上位リンクプロトコル制御器が再伝送を遂行するようになり、それによって全体的な性能が低減する。
【0013】
前記RLPタイプ−3が前記のようなタイマー減少条件を設定する理由は、前記RLPフレーム送信器が前記受信された順序によって再伝送要請を処理するからである。前記RLPフレーム受信器がT6時点でフレーム#1の再伝送を要請しても、前記RLPフレーム送信器は、T6時点より後で受信されたフレーム#1に対する再伝送要請を処理する前に、T2時点で受信されたフレーム#0乃至#5に対する再伝送要請を処理する。従って、再伝送フレームがそのシーケンス番号の順序によって到着すると保障されない。その結果、前記RLPフレーム受信器は、前記RLPフレーム受信器が全ての前記再伝送フレームの伝送を完了するまで、特定のフレームが受信されなかったことを認知することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、RLPタイプ−3方式の以外の新しいRLPフレーム再伝送方法を使用するRLPデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、RLPフレーム送信器が、RLPフレーム受信器における待機時間を低減するために、シーケンス番号の順序によって再伝送フレームを伝送することによってデータ伝送性能を向上させるRLPデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
【0015】
本発明のまた他の目的は、RLPフレーム受信器が再伝送タイマーの値を新しい方法で減少させることによって、より速く再伝送を要請することができるRLPデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、RLPフレーム送信器はシーケンス番号の順序によって再伝送フレームの伝送順位を決定し、RLPフレーム受信器は前記受信されたフレームのシーケンス番号に基づいて再伝送タイマーの値を減少させるRLPデータ送受信装置及び方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記のような目的を達成するための本発明は、移動通信システムにおける無線リンクプロトコルによってデータを再伝送する装置及び方法を提供する。フレーム再伝送を要請する方法において、受信器は、送信器から受信されなかった複数のRLPフレームのシーケンス番号を貯蔵し、前記シーケンス番号を示すフィールドを含む再伝送要請フレームを伝送する。次に、前記送信器は、前記要請されたRLPフレームを前記シーケンス番号の順に前記受信器に伝送する。前記受信器は、前記要請されたRLPフレームのいずれか1つを受信することに失敗した場合、前記貯蔵されたシーケンス番号を受信されたRLPフレームのシーケンス番号と比較し、受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号より大きいシーケンス番号を有するRLPフレームを受信すると、前記受信されなかったRLPフレームの再伝送を要請する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による好適な一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨を明確にするために関連した公知機能または構成に対する具体的な説明は省略する。
本発明は、RLPタイプ−3方式の以外の新しい方式によってRLPフレームの再伝送を要請し、要請されたフレームを再伝送する方法及び装置に関する。RLPフレーム送信器は、シーケンス番号の順序に再伝送フレームを伝送することで、まず前記RLPフレーム受信器に到着すべきフレームが他のフレームより早く送信されるようにする。従って、小さいシーケンス番号を有するフレームを大きいシーケンス番号を有するフレームより後で受信するためにRLPフレーム受信器に要求される時間を減少させることによって、データ伝送性能が向上する。前記RLPフレーム送信器は、常にシーケンス番号の順序によって再伝送フレームを送信するので、前記RLPフレーム受信器は、適切な時点で再伝送タイマーの値を減少させることによって、より速く再伝送要請を伝送することができる。
【0018】
本発明で提案する前記RLPフレーム送信器のフレーム再伝送方法によると、再伝送フレームの優先順位を決定し、前記決定された優先順位によって前記フレームを再伝送する。前記優先順位は、シーケンス番号に基づいて決定することができる。前記RLPフレーム受信器は、最小のシーケンス番号を有するフレームを他のフレームより早く受信すべきであるので、最優先順位は前記最小のシーケンス番号を有するフレームに与えられる。
【0019】
本発明で提案する前記RLPフレーム受信器における再伝送タイマーの値の減少方法によると、1タイムスロットに受信されたフレームのシーケンス番号のうち最大のシーケンス番号を貯蔵し、小さいシーケンス番号を有するフレームに対する再伝送タイマーの値を1ずつ減少させる。全ての再伝送フレームがシーケンス番号の順序によって伝送されるので、より大きいシーケンス番号を有するフレームの到着は、待機するフレームに対する再伝送要請が前記RLPフレーム送信器に到着しなかったこと、または、前記待機するフレームが送信の間に失われたことを意味する。
【0020】
図4は、本発明による再伝送動作を示す。ここで、フレーム#1が再伝送の間に損傷すると仮定し、フレーム#1に対する再伝送タイマーのみを考慮する。
図4を参照すると、T1時点で、前記RLPフレーム受信器は、フレーム#0乃至#5が損傷したことを認知し、NAKフレームを前記RLPフレーム送信器に送信すると共に、フレーム#1に対する再伝送タイマーを2タイムスロットに設定する。T2時点で、前記RLPフレーム送信器は、前記再伝送要請されたフレームを順序によって整列し、前記フレームを再伝送し始める。T3時点で、前記RLPフレーム受信器は、何のフレームも到着しないので、前記再伝送タイマーの値を1だけ減少させた“1”に設定する。T4時点でフレーム#0を受信すると、前記受信されたフレームのシーケンス番号がフレーム#1のシーケンス番号より小さいので、前記RLPフレーム受信器は、前記再伝送タイマーの値を減少させない。T5時点で、フレーム#1が再伝送の間に損傷しても、前記RLPフレーム受信器は、どのフレームが損傷しているかが分からないので、前記再伝送タイマーの値を減少させない。T6時点でフレーム#2を受信すると、これは、RLP送信器からフレーム#1が予め再伝送されたことを意味するので、前記RLPフレーム受信器は、前記再伝送タイマーの値を0に減少させることによって、フレーム#1に対する再伝送要請を前記RLP送信器に伝送するようになる。
【0021】
図4から分かるように、本発明において、フレーム#1に対する再伝送要請をフレーム#2が受信された直後に伝送することができる。再伝送フレームが多い場合も再伝送を要請することができるので、全体的な性能が向上する。
図5は、本発明によるRLPフレーム送信器の構成を示すブロック図である。
【0022】
図5を参照すると、本発明による前記RLPフレーム送信器は、送信データバッファ122、RLP処理器130、MUX/DEMUX制御器140、及び物理階層処理器150から構成される。前記送信データバッファ122は、送信されるデータストリーム(data stream)を貯蔵する。前記RLP処理器130は、前記MUX/DEMUX制御器140からRLPフレームの生成が要請されると、前記送信データバッファ122に貯蔵されているデータストリームから要請されたサイズ内のデータを読み出してRLPフレームを生成する。前記RLP処理器130は、RLPフレーム受信器からRLPフレームの再伝送が要請されると、対応するRLPフレームを再伝送する。前記MUX/DEMUX制御器140は、前記RLP処理器130にRLPフレームの生成を要請し、前記要請に応答して前記RLP処理器から受信されたRLPフレーム(または、データブロック)を物理チャネル情報ビットに多重化して、前記物理階層処理器150に伝達する。前記MUX/DEMUX制御器140が1つのRLP処理器130にRLPフレームの生成または再伝送を要請すると示してあるが、複数のRLP処理器を使用することもできる。前記物理階層処理器150は、CDMA−2000規格によって前記受信された物理チャネル情報ビットに対して符号化及び変調を遂行して、物理チャネルを通して受信器に送信する。
【0023】
前記RLP処理器130は、前記RLP制御器131、L_V(S)レジスタ132、V(SS)レジスタ141、再伝送バッファ(Forward Resequencing Buffer)133、再伝送要請キュー134、セグメントバッファ(segment buffer)146を有する。前記RLP制御器131は、送信/再伝送されるRLPフレームを生成するための動作を全般的に制御する。前記L_V(S)レジスタ132は、前記RLP制御器131の制御によって、新しいRLPフレームのシーケンス番号を計数して貯蔵するシーケンス番号カウンタとして動作する。前記シーケンス番号は、RLPフレームのフレームシーケンス番号及び前記RLPフレームを構成するバイトデータのデータシーケンス番号を含む。前記RLP制御器131は、前記L_V(S)レジスタ132からカウント値を読み出して新しいフレームを生成し、その後、前記L_V(S)レジスタ132のカウント値を1だけ増加させる。前記V(SS)レジスタ141は、RLPフレームを分割(segmentation)し、前記分割されたフレームのシーケンス番号を貯蔵する。
【0024】
前記再伝送バッファ133は、前記RLP制御器131によって生成されるRLPフレームを貯蔵する。前記再伝送要請キュー134は、前記RLPフレーム受信器からの再伝送要請によって生成された再伝送フレームを貯蔵する。ここで、前記再伝送フレームは自分のシーケンス番号と共に貯蔵される。前記再伝送要請キュー134は、貯蔵された再伝送フレームをシーケンス番号の順序によって整列する機能を有する。前記セグメントバッファ146は、分割されたRLPフレームを貯蔵する。
【0025】
図6は、本発明によるRLPフレーム受信器のブロック図である。
図6を参照すると、本発明による前記RLPフレーム受信器は、物理階層処理器150、MUX/DEMUX制御器140、RLP処理器130、及び受信データバッファ124から構成される。前記物理階層処理器150は、物理チャネルを通して前記RLPフレーム送信器から受信された物理チャネル情報ビットに対して、CDMA−2000規格によって復調及び復号化を遂行して、前記MUX/DEMUX制御器140に伝達する。前記MUX/DEMUX制御器140は、前記受信されたRLPフレームを逆多重化して、前記RLP処理器130に伝達する。前記RLP処理器130は、前記受信されたRLPフレームが新しいデータを含むか、再伝送データを含むかを判断する。伝送の間に失われたフレームが存在しない場合、前記RLP処理器130は前記受信されたRLPフレームを前記受信データバッファ124に貯蔵する。一方、失われたフレームが存在する場合、前記RLP処理器130は、前記RLPフレーム送信器に前記失われたフレームの再伝送を要請する。
【0026】
前記RLP処理器130は、RLP制御器131、レジスタ135乃至137及び142乃至145、NAKリスト138、及び再整列バッファ139から構成される。前記RLP制御器131は、RLPフレームを受信して前記受信データバッファ124に貯蔵する動作を全般的に制御し、失われたフレームが存在する場合は、前記失われたフレームの再伝送を前記RLPフレーム送信器に要請する。
前記L_V(R)レジスタ135は、前記RLP制御器131の制御によって、受信されると予想されるフレームのシーケンス番号を貯蔵する。前記L_V(N)レジスタ136は、受信されなかったフレームのうち最小のシーケンス番号を貯蔵する。Eレジスタ137は、失われたRLPフレームのカウント数を貯蔵する。
【0027】
前記RLP制御器131は、前記MUX/DEMUX制御器140から受信されたRLPフレームが順序を追って受信されたか否かを検査する。前記L_V(R)レジスタ135は、前記貯蔵されたフレームシーケンス番号と受信されたRLPフレームのシーケンス番号を比較する。比較の結果、前記値が同一である場合、前記RLP制御器131は、伝送の間に失われたフレームが存在しないと判断し、前記受信されたRLPフレームのデータを前記受信データバッファ124に伝達する。一方、同一でない場合、前記RLP処理器130は、前記貯蔵されたシーケンス番号と前記受信されたRLPフレームのシーケンス番号との間のシーケンス番号を有するフレームが失われたと判断する。次に、前記受信されたRLPフレームのデータを前記再整列バッファ139に貯蔵し、再伝送を要請する前記失われたフレームに関する情報を前記NAKリスト138に記録し、前記情報を後で制御フレームと共に伝送する。前記MUX/DEMUX制御器140から前記失われたRLPフレームが知らされると、前記RLP制御器131は、初期化の時に使用するために、前記失われたフレームを前記Eレジスタ137の値に反映する。
【0028】
前記NAKリスト138は、失われたフレームのシーケンス番号、各データの1番目のバイトのデータシーケンス番号、各データの最後のバイトのデータシーケンス番号、フレームが完全に受信されたことを示すインジケータ、再伝送タイマー、及びラウンドタイマー(round timer)を記録する。前記NAKリスト138は、再受信されるデータに関する情報を記録し、再伝送要請の時または再伝送要請の放棄の時に使用される再伝送タイマーの値を維持する。前記再整列バッファ139は、ランダムにデータを貯蔵し、失われたデータを受信すると、前記貯蔵されたデータを順序を追って再整列して前記受信データバッファ124に伝達する。
【0029】
前記V(RS)レジスタ142及び前記V(NS)レジスタ143は、セグメントフレームのデータシーケンス番号を貯蔵する。前記V(RS)レジスタ142は、次に受信されると予想される新しいセグメントフレームのデータシーケンス番号を貯蔵し、前記V(NS)レジスタ143は、前記L_V(N)レジスタ136に貯蔵されたシーケンス番号を有する前記RLPフレームの最初のデータのデータシーケンス番号を貯蔵する。前記R_L_SEQレジスタ144は、所定の時間の間に受信されたRLPフレームのうち最大のシーケンス番号を貯蔵する。前記R_S_SEQレジスタ145は、所定の時間の間に受信されたセグメントフレームのうち最大のシーケンス番号を貯蔵する。前記RLP制御器131は、前記R_L_SEQレジスタ144及び前記R_S_SEQレジスタ145に貯蔵された値に基づいて、各NAKエントリ(entry)内の再伝送タイマーの値を減少させるか否かを決定する。
【0030】
図5及び図6に示す前記RLPフレーム送信器及び前記RLPフレーム受信器におけるRLPフレームの再伝送要請及び再伝送動作を下記のように要約することができる。
前記RLPフレーム送信器は、それぞれフレームシーケンス番号及びデータシーケンス番号を有する複数のRLPフレームを送信する。
【0031】
前記RLPフレーム受信器は、前記送信器から前記RLPフレームを受信し、前記受信されたフレームのうち失われたフレームのシーケンス番号を貯蔵する。次に、前記RLPフレーム受信器は、前記失われたフレームのシーケンス番号を提供するフィールドを含むNAKフレームを前記RLPフレーム送信器に送信する。
前記RLPフレーム送信器は、前記NAKフレームに応答して、該当するフレームをシーケンス番号の順に再伝送する。前記再伝送されるフレームにもシーケンス番号が与えられる。
【0032】
前記RLPフレーム受信器は、前記RLPフレーム送信器から前記再伝送されたフレームをシーケンス番号の順に受信し、前記貯蔵されたシーケンス番号を前記受信されたフレームのシーケンス番号と比較する。比較の結果、1つのRLPフレームが依然として受信されなかった場合、前記RLPフレーム受信器は、前記受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号を提供するフィールドを含むNAKフレームを前記RLPフレーム送信器に送信する。
本発明によるRLPフレームの生成及び送受信動作は、前記RLP処理器130及び230に関連して別々に説明することができるが、前記RLP処理器130及び230は、同一の方式で動作するので、説明を明瞭にするために、前記RLP処理器130のみに関して説明する。
【0033】
2次元アドレシング方式
前記RLP送信器における前記RLP制御器131は、送信データバッファ122に貯蔵されたデータストリームからデータを読み出し、前記MUX/DEMUX制御器140によって要求されたサイズ以下のRLPフレームを生成する。前記送信データバッファ122に貯蔵されたデータストリームは、無限の長さを有すると仮定する。従って、前記RLP制御器131は、前記データストリームの最初の部分と最後の部分を特に区別しない。前記生成されたRLPフレームは、固定サイズのRLPフレームと可変サイズのRLPフレームとに区分することができる。前記2種類のRLPフレームは、最大NDATAバイトのデータを有することができる。
【0034】
本発明において、RLPフレームのデータバイトに対して0乃至NDATA−1のシーケンス番号を与える。前記のようなシーケンス番号をデータシーケンス番号(data sequence number)と称する。前記RLPフレームの1番目のデータバイトにシーケンス番号0が与えられ、次のデータバイトには以前のデータバイトのシーケンス番号より1だけ大きいシーケンス番号が与えられる。前記RLPフレームは、NDATAバイトのデータを有することができるので、NDATA−1より大きいデータシーケンス番号は発生しない。
【0035】
さらに、本発明において、各RLPフレームにシーケンス番号を与える。このシーケンス番号をフレームシーケンス番号(frame sequence number)と称する。最初に生成されたRLPフレームにはフレームシーケンス番号0が与えられ、新しいRLPフレームには以前のRLPフレームのシーケンス番号より1だけ大きいシーケンス番号が与えられる。以前のフレームに(2N−1)のシーケンス番号が与えられる場合、次のフレームにはシーケンス番号0が与えられる。
【0036】
フレームシーケンス番号及びデータシーケンス番号を使用すると、特定のRLPフレームの特定のデータバイトを識別することができる。前記のような方式を本発明において“2次元アドレシング方式(two-dimensional addressing)”と称する。さらに、特定のデータバイトのフレームシーケンス番号及びデータシーケンス番号を含む2次元アドレスを簡単に“シーケンス番号”と称する。
【0037】
前記2次元アドレシング方式において、2つのシーケンス番号間の、より大きい/より小さい/同一である、のような関係を表1のように定義する。
【表1】
【0038】
本発明において、前記のように定義された2次元アドレシング方式を使用することによって、特定のフレームの特定のデータを指定することができる。つまり、前記データの1番目のバイト及び最後のバイトのシーケンス番号を利用して前記データを表現することができる。前記1番目のバイトのシーケンス番号≦前記データの各バイトのシーケンス番号≦最後のバイトのシーケンス番号、の関係であるので、<表1>を参照して、任意のデータバイトが前記指定されたデータに含まれるか否かを容易に判断することができる。従って、2つのシーケンス番号によって特定のデータを表現する。例えば、2つのシーケンス番号(L_SEQA,S_SEQA))及び(L_SEQB,S_SEQB)は、(L_SEQA,S_SEQA)≦シーケンス番号≦(L_SEQB,S_SEQB)の全てのデータを指定する。前記1番目のバイトのシーケンス番号(L_SEQA,S_SEQA)を最初のシーケンス番号と称し、最後のバイトのシーケンス番号(L_SEQB,S_SEQB)を前記データの最後のシーケンス番号と称する。
【0039】
表2は、前記2次元アドレシング方式において、3つのシーケンス番号がある時、2つのシーケンス番号の間の1つのシーケンス番号を定義する。
【表2】
【0040】
可変長RLPフレームを送受信するために、本発明は、最後のフレームセグメントを表示するフィールドLAST_SEGを使用し、最後のバイトを示すデータシーケンス番号として(NDATA−1)を使用する。前記RLPフレームを複数のフレームセグメントに分割して送信する時、前記RLPフレーム受信器が前記RLPフレームの長さを知らないので、前記RLPフレーム送信器は、最後のフレームセグメントのLAST_SEGを1に設定する。LAST_SEGが1である場合、前記RLPフレーム受信器は、前記受信されたフレームセグメントが前記RLPフレームの最後の部分であると判断する。
【0041】
再伝送を要請する時、前記RLPフレーム受信器は、受信されなかったデータの最初のシーケンス番号及び最後のシーケンス番号を設定することによって、再伝送されるデータを指定する。可変長のRLPフレームの場合、前述したように、前記RLPフレーム受信器は、フレームの長さが分からない。従って、前記RLPフレーム受信器が前記最後のフレームセグメントの受信に失敗した場合、前記最後のシーケンス番号を見つけることができない。この場合、前記再伝送データの最後のシーケンス番号として(NDATA−1)を使用する。前記RLPフレーム送信器は、前記最後のシーケンス番号として(NDATA−1)の値を有するデータに対する再伝送要請を受ける場合、該当するフレームを最後のバイトまで再伝送すべきであると認識する。
【0042】
図7は、本発明による2次元アドレシング方式において、可変長RLPフレームを送受信する例を示す。40バイトのフレーム#1及び30バイトのフレーム#2があり、各フレームが最大4096バイトを有することができると仮定した場合の、フレームセグメントが送受信される例を示す。
図7を参照すると、T1時点及びT2時点で、前記RLPフレーム送信器はフレーム#1を20バイトのフレームセグメントに分けて伝送する。T1時点で、前記RLPフレーム送信器は、20バイトのデータを有する1番目のフレームセグメントを伝送する。前記フレームセグメントが最後のフレームセグメントではないので、LST_SEGフィールドを0に設定する。T2時点で、前記RLPフレーム送信器は、LST_SEGを1に設定して、最後のフレームセグメントを伝送する。前記RLPフレーム受信器は、前記LST_SEGフィールドが1に設定されたことから、フレーム#1が全体40バイトを有すると判断する。T3時点及びT4時点で、前記RLPフレーム送信器は、フレーム#2をそれぞれ20バイト及び10バイトを有するフレームセグメントに分けて伝送する。フレーム#2の最後のフレームセグメントが損傷し、フレーム#3の1番目のフレームセグメントが到着する場合、前記RLPフレーム受信器は、T5時点で、フレーム#2の21番目のバイトから最後のバイトに対して、つまり、フレーム#2の21番目のバイトから4095(つまり、4096−1)番目のバイトに対して再伝送要請を伝送する。前記RLPフレーム送信器は、T6時点で、フレーム#2の21番目のバイトから最後のバイトまでを再伝送する。ここで、LST_SEGは1に設定される。前記RLPフレーム受信器は、LST_SEGか1に設定されたことから、フレーム#2が全体30バイトを有し、フレーム#2の全てのデータが受信されたと認知する。
【0043】
RLPフレームの送受信
本発明において、基本的に、RLPはNAKに基づいて動作する。言い換えると、前記RLPフレーム送信器から伝送されたデータのうち受信されなかったデータが存在する場合、前記RLPフレーム受信器は失われたフレームのデータの再伝送を要請する。
2次元アドレシング方式を使用する前記RLPによると、2つのシーケンス番号(フレームシーケンス番号及びデータシーケンス番号)を使用して受信されなかったデータを表示することができる。従って、前記RLPフレーム受信器は、前記2つのシーケンス番号を1つの再伝送要請として前記RLPフレーム送信器に伝送する。
【0044】
本発明によって、速い再伝送要請及び要請されたフレームの再伝送動作を、前記2次元アドレシング方式を支援するRLPにおいて遂行するために、前記RLPフレーム送信器及び前記RLPフレーム受信器は、下記のような方式で動作する。前記RLPフレーム送信器は、送信する複数の再伝送フレームが存在する場合、<表1>によって、まず最小のシーケンス番号を有する再伝送フレームを最初に送信する。各再伝送フレームは、フレームシーケンス番号及び1番目のバイトのデータシーケンス番号を有するので、伝送されるデータの前記最初のシーケンス番号を得ることができる。従って、前記RLPフレーム送信器は、各再伝送フレームの最初のシーケンス番号及び<表1>によって、前記再伝送フレームを順に整列する。前記RLPフレーム送信器は、前記RLPフレーム受信器によって他のデータより早く、最初に受信すべきデータを送信するために、前記整列された順序によって、前記再伝送フレームを送信する。
【0045】
前記RLPフレーム受信器は、再伝送要請が前記RLPフレーム送信器に伝達されなかったか、要求されたデータが伝送の間に損傷した場合、失われたデータの再伝送を要請するために、各再伝送要請に対して再伝送タイマーを備える。前記RLPフレーム受信器は、前記RLPフレーム送信器がまず最小のシーケンス番号を有するデータの再伝送要請を処理するので、待機するデータに対する再伝送タイマーの値を下記の条件によって減少させる。つまり、前記待機するデータの最初のシーケンス番号より大きい最初のシーケンス番号を有するデータを受信する場合、前記RLPフレーム受信器は、前記再伝送タイマーの値を1だけ低減させる。しかしながら、前記RLPフレーム受信器は、前記待機するデータの最初の」シーケンス番号より小さい最初のシーケンス番号を有するデータを受信する場合、前記再伝送タイマーの値を低減しない。
【0046】
MUX/DEMUX制御器のデータ送信
前記RLPフレーム送信器における前記MUX/DEMUX制御器140は、送信側のRLP制御器131にRLPフレームの生成を要請する。前記MUX/DEMUX制御器140は、所定の時間ごとにRLPフレームの生成を要請するが、いつ、どれほどのサイズのRLPフレームを要請するかは、前記MUX/DEMUX制御器140の構成によって変わる。
【0047】
前記MUX/DEMUX制御器140は、前記RLP制御器131にRLPフレームの生成を要請すると共に、伝送のために使用されるチャネル及びRLPフレームの最大許容サイズTに関する情報を知らせる。前記RLP制御器131は、前記最大サイズTの範囲内でRLPフレームを生成する。前記MUX/DEMUX制御器140は、必要な時、前記RLP制御器131に対してRLPフレームのサイズを指定する。この場合、前記RLP制御器131は、前記指定されたサイズのRLPフレームを生成する。前記MUX/DEMUX制御器140は、所望するサイズより小さいサイズのRLPフレームを受信する場合、前記RLPフレームの最後に“0”を付加することによって、所望するサイズに前記RLPフレームのサイズを調整することができる。
【0048】
前記MUX/DEMUX制御器140は、サービス別に存在するRLP制御器131からデータブロックを受信し、前記データブロックで物理チャネル情報ビットを構成し、前記物理チャネル情報ビットを前記物理階層処理器150に伝達する。以下、前記RLP制御器131が前記MUX/DEMUX制御器140に伝達するRLPフレームを“データブロック(data block)”と言い、前記MUX/DEMUX制御器140が前記物理階層処理器150に伝達する送信単位を“物理チャネル情報ビット(physical channel information bits)”と言う。前記物理チャネル処理器150は、CDMA−2000規格によって前記物理チャネル情報ビットに対して符号化及び変調を遂行して、物理チャネルを通して送信する。
【0049】
図10は、前記送信器における前記MUX/DEMUX制御器140において物理チャネル情報ビットを生成する過程を示すフローチャートである。
図10を参照すると、段階1100で、前記MUX/DEMUX制御器140は、物理チャネル情報ビットの生成に先立って各RLPの優先順位を決定する。前記送信優先順位は、RLPによってデータを送受信する各サービスの品質を保障するために変更することができる。前記MUX/DEMUX制御器140は、各物理チャネルを通して可能のデータブロックの組合せを記録するテーブルを有する。表3は、前記のようなデータブロックの組合せを示す。表3は、CDMA−2000において可能の全てのチャネルの全ての情報ビット構造を示すのではなく、伝送率集合1において可能の基本チャネル情報ビットの構造のみを示すことに注意する。
【0050】
【表3】
【0051】
表3において、伝送率は、生成された物理チャネル情報ビットが伝送される伝送率を示し、情報ビット長は、情報ビットの最大許容数を示す。表3に示すように、伝送率は情報ビット長によって変化する。つまり、172情報 ビットは9.6kbpsで、80情報ビットは4.8kbpsで、40情報ビットは2.7kbpsで、16情報ビットは1.5kbpsで伝送される。
【0052】
表3の物理チャネル情報ビット構造において、RLPフレームは、最大2つのRLP制御器から生成され、前記RLP制御器は、以下、第1RLP及び第2RLPと称する。表3に示すように、物理チャネル情報ビットに含まれるRLPフレームは、前記情報ビットの最前における情報ビットヘッダに基づいて区別される。例えば、前記第1RLPで生成された171ビットのRLPフレームを含む情報ビットの場合、前記1番目の情報ビットを“0”に設定する。前記第1RLPで生成された80ビットのRLPフレーム及び前記第2RLPで生成された88ビットのRLPフレームを含む情報ビットの場合、最初の4つの情報ビットを“1100”に設定する。従って、前記受信器における前記MUX/DEMUX制御器は、前記情報ビットヘッダによって、受信された情報ビットに含まれたRLPフレームのサイズ、個数、及び目的地が分かる。
【0053】
段階1100で、前記MUX/DEMUX制御器140は、表3に示すデータブロックの8つの可能の組合せを貯蔵する。次に、前記MUX/DEMUX制御器140は、第1RLPフレーム制御器によって伝送されるRLPフレームの最大サイズTを決定し、iを1に設定する。
段階1100で、前記MUX/DEMUX制御器140は、最優先順位のRLP制御器に許容される最大サイズのRLPフレームを生成することを要請する。表3において、第1RLP制御器に最優先順位が与えられる場合、前記MUX/DEMUX制御器140は、最大171ビットのRLPフレームを生成することを前記第1RLP制御器に要請する。前記第2RLP制御器に最優先順位が与えられる場合は、最大168ビットのRLPフレームを生成することを前記第2RLP制御器に要請する。以下の説明において、前記第2RLP制御器に優先順位が与えられると仮定する。
【0054】
段階1120で、前記MUX/DEMUX制御器140は、前記生成されたRLPフレームを送信することができる組合せ以外の組合せを集合Cから削除する。前記第2RLP制御器が40ビットのRLPフレームを生成し、前記40ビットの第2RLPフレームを伝送することができる組合せを(第1RLPフレーム,第2RLPフレーム)で表示する時、可能の組合せは、(80ビット,88ビット)、(40ビット,128ビット)、(16ビット,152ビット)、(0ビット,168ビット)である。
【0055】
段階1130で、前記MUX/DEMUX制御器140は、前記集合Cに1つの組合せのみが残っているか否かを判断する。1つの組合せのみが残っている場合は段階1180に進行し、そうでない場合は段階1140に進行する。段階1140で、前記MUX/DEMUX制御器140は、iがNと同一であるか否かを判断する。iとNが同一である場合は段階1170に進行する。そうでない場合は、段階1150に進行してiを1だけ増加させた後、段階1160に進行する。
【0056】
段階1160で、前記MUX/DEMUX制御器140は、前記残りの組合せから次の優先順位のRLP制御器に要請するRLPフレームの最大サイズを決定する。次に、前記MUX/DEMUX制御器140は、段階1100に戻って、該当するRLP制御器に前記RLPフレームの生成を要請する。ここで、前記第1RLP制御器に最大80ビットのRLPフレームを生成することを要請する。
【0057】
段階1170で、与えられたデータブロックに対して様々な組合せを生成することができる場合、前記送信器MUX/DEMUX制御器140は、適した組合せのいずれか1つを選択する。段階1110で、前記第1RLP制御器が16ビットのRLPフレームを生成する場合、前記40ビットの第2RLPフレームと構成可能な組合せは、表3を参照すると、(80ビット,88ビット)、(40ビット,128ビット)、(16ビット,152ビット)である。前記組合せは、同一の伝送率を有する。従って、前記MUX/DEMUX制御器140は、前記組合せのうち任意の1つの選択することができる。逆に、段階1110で、前記第1RLP制御器が何のRLPフレームも生成しない場合、前記40ビットの第2RLPフレームと構成できる組合せは、(0ビット,168ビット)のみである。
【0058】
段階1180で、前記MUX/DEMUX制御器140は、与えられたデータブロック及び1つの残りの組合せに対して情報ビットを生成する。16ビット第1RLPフレーム、40ビット第2RLPフレーム、及び組合せ(80ビット, 88ビット)を選択する場合、前記MUX/DEMUX制御器140は、前記第1RLPフレームの最後に64ビットの0を付加して80ビットデータブロックを生成し、前記第2RLPフレームの最後に48ビットの0を付加して88ビットデータブロックを生成し、前記2つのブロックの最初部分に情報ビットヘッダとして“1100”を付加することによって、172情報ビットを完成する。0ビット第1RLPフレーム及び40ビット第2RLPフレームの場合、前記第2RLPフレームの最後部分に128ビットの0を付加して168ビットデータブロックを生成し、前記データブロックの最初部分に情報ビットヘッダ“1111”を付加して172情報ビットを完成する。前記情報ビットは、前記物理階層制御器150に伝達され、物理チャネルを通して前記MUX/DEMUX制御器140に送信される
【0059】
MUX/DEMUX制御器のデータ受信
前記MUX/DEMUX制御器140は、可能の物理チャネル情報ビット構成及び情報ビットヘッダに基づいて、物理チャネル情報ビットからRLPフレームを分離し、前記分離されたRLPフレームを対応するRLP制御器に伝達する。前記MUX/DEMUX制御器140は、表3のように、各物理チャネルに対して構成可能のデータブロックの組合せを記録するテーブルを有するので、前記受信された情報ビットを解析することができる。前記MUX/DEMUX制御器140は、前記受信された情報ビットが損傷していると認識する場合、各RLP制御器に損傷したフレームが受信されたことを知らせる。
【0060】
RLPフレームフォーマット
図8A乃至図8F、及び図9A及び図9Bは、前記RLP制御器131が前記MUX/DEMUX制御器140に伝達することのできるRLPフレームの種類を示す。
本発明において、図8に示すSYNC、SYNC/ACK、ACK、及び<表4>に示すNAKフレームを“制御フレーム(control frame)”に分類し、データを伝送するフレームを“データフレーム(data frame)”と称する。データフレームは、新しく伝送されるか再伝送されるかによって、“新しいデータフレーム(new data frame)”と“再伝送データフレーム(retransmitted data frame)”とに分けられる。前記データフレームは、さらに、“一般データフレーム(unsegmented data frame)”と“セグメントデータフレーム(segmented data frame)”とに分けられる。図8Fに示すように、12ビットのSEQフィールドを有するフレームは、“アイドルフレーム(idle frame)またはインターセグメント充填フレーム(intersegment fill frame)”と呼ばれ、前記制御フレーム及び前記データフレームとは別に称する。
【0061】
図8は、基本チャネルまたは専用制御チャネルを通して伝送できるRLPフレームのフォーマットを示す。
前記RLP制御器131は、必要な時、下記のような方式で制御フレームを構成する。SYNC、ACK、またはSYNC/ACKフレームの場合、SEQフィールドを前記L_V(S)レジスタ132に貯蔵された下位8ビットフレームシーケンス番号に設定し、CLTフィールドをフレームの種類によって設定した後、FCSフィールドを前記CTLフィールドに付加する。FCSフィールドは、RFC−1662によって規定された多項式(polynomial)によって生成される16ビットフレーム点検シーケンス(frame check sequence)である。前記FCSフィールドは、全ての以前のビットに対して生成される。前記RLP制御器131は、前記FCSフィールドの次の全てのビットを0に設定する。
【0062】
前記RLP制御器131は、再伝送されるフレームが存在する場合、前記RLPフレーム受信器においてNAKフレームを生成して前記MUX/DEMUX制御器140に伝達する。前記NAKフレームの構造は表4に示すようである。
【表4】
【0063】
前記RLP制御器131は、L_SEQ_HIフィールドには前記L_V(N)レジスタ136に貯蔵された上位4ビットシーケンス番号を、SEQフィールドには前記L_V(N)レジスタ136に貯蔵された下位8ビットのシーケンス番号を充填し、CTLフィールドを“1100 1000”に設定する。前記RLP制御器131は、NAK_FRM_COUNTフィールドの値を前記NAKフレームに含まれるフレームに対する再伝送要求の数から1を引いた値に設定する。前記RLP制御器131は、NAK_SEG_COUNTフィールドの値を前記NAKフレームに含まれるフレームの一部分に対する再伝送要求の数から1を引いた値に設定する。
【0064】
前記RLP制御器131は、NAK_FRM_COUNTフィールドに1を加算した値の分だけ全体のフレームに対する再伝送要求を充填する。前記全体のフレームに対する再伝送要請の生成においては、自分のフレームシーケンス番号を有することで十分である。前記RLP制御器131は、1番目のフレームの12ビットフレームシーケンス番号をFIRSTフィールドに充填し、最後のフレームの12ビットフレームシーケンス番号をLASTフィールドに充填する。
【0065】
前記RLP制御器131は、NAK_SEG_COUNTに1を加算した値の分だけフレームの一部分に対する再伝送要求を充填する。前記フレームの一部分の再伝送を要請するためには、データ部分の最初のシーケンス番号及び最後のシーケンス番号が必要である。前記RLP制御器131は、前記フレームの一部分の12ビットフレームシーケンス番号をNAK_SEQフィールドに充填し、前記フレームの一部分の12ビット最初のシーケンス番号をFIRST_SEQフィールドに充填し、前記フレームの一部分の12ビット最後のシーケンス番号をLAST_SEQフィールドに充填する。前記データ部分に対する再伝送要求は、前記フレームの一部分のみに対してできる。2つのフレームシーケンス番号を有することで、複数のフレームにわたるデータに対する再伝送要求ができる。
【0066】
前記RLP制御器131は、前記再伝送要求を充填した後、バイト整列のために前記FCSフィールドを0でパディング(padding)し、前記FCSフィールドを充填する。前記FCSフィールドは、RFC−1662によって規定された多項式(polynomial)によって生成される16ビットフレーム点検シーケンス(frame check sequence)である。前記FCSフィールドは、全ての以前のビットに対して構成される。次に、前記RLP制御器131は、前記NAKフレームの残りの部分を0で充填する。
【0067】
前記RLP制御器131は、基本チャネルまたは専用制御チャネルを通して伝送されるデータフレームを下記のような方式で生成する。図8Bに示すように、前記RLP制御器131は、SEQフィールドを伝送されるRLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号で充填し、CTLフィールドを0に設定する。RLPフレームが再伝送されるフレームである場合、REXMITフィールドを1に設定し、そうでない場合は、0に設定する。前記RLP制御器131は、LENフィールドを伝送されるデータの長さに設定し、前記データをLENフィールドの次に充填し、前記RLPフレームの残りの部分を0で充填する。
【0068】
前記RLP制御器131は、基本チャネルまたは専用制御チャネルを通して伝送されるRLPフレームの一部分を含むセグメントデータフレームを下記のような方式で生成する。図8Cに示すように、前記RLP制御器131は、SEQフィールドを伝送されるRLPフレームセグメントの下位8ビットフレームシーケンス番号で充填し、CTLフィールドを“10000”に設定する。RLPフレームセグメントが再伝送されるフレームである場合、REXMITフィールドを1に設定し、そうでない場合は、0に設定する。前記RLP制御器131は、S_SEQフィールドを伝送されるデータの1番目のバイトの12ビットデータシーケンス番号で充填する。前記セグメントデータフレームが該当するRLPフレームの最後のバイトを含む場合、LASTフィールドを1に設定し、そうでない場合は、0に設定する。前記RLP制御器131は、LENフィールドを伝送されるデータの長さに設定し、前記データをS_SEQフィールドの次に充填し、前記データフレームの残りの部分は0で充填する。
【0069】
図8D及び図8Eに示すように、本発明によるRLPフレームは、基本チャネルまたは専用制御チャネルの最大伝送率(つまり、9.6kbpsまたは14.4kbps)で2つの相違するフォーマットを使用する。前記2つのフォーマットは、最後の2ビットのTYPEフィールドによって識別される。図8Dに示すフォーマットは、データのみを伝送するのに使用され、前記L_V(S)レジスタ132に貯蔵された下位8ビットのフレームシーケンス番号で充填されるSEQフィールドと、再伝送されるデータの場合は11に設定され、新しいデータの場合は10に設定されるTYPEフィールドとを有する。図8Eに示すフォーマットにおいて、図8A、図8B、または図8Cに示すフォーマットの1つのフレームで情報フィールドを充填し、TYPEフィールドは00に設定される。
【0070】
前記RLP制御器131は、下記のような方式で、基本チャネルまたは専用制御チャネルを通して伝送されるアイドルフレームまたはインターセグメント充填フレームを生成する。図8Fに示すように、SEQフィールドを前記L_V(S)レジスタ132に貯蔵された下位8ビットのフレームシーケンス番号で充填し、前記L_SEQフィールドを前記L_V(S)レジスタ132の上位4ビットのフレームシーケンス番号で充填する。アイドルフレームの場合はCTLフィールを“1001”に設定し、インターセグメント充填フレームの場合はCTLフィールドを“1010”に設定する。
【0071】
図9A及び図9Bは、本発明によって付加チャネルを通して伝送されるRLPフレームのフォーマットを示す。
前記RLP制御器131は、下記のような方式で、付加チャネルを通して伝送されるデータフレームを生成する。図9Aにおいて、SEQフィールドは、伝送されるRLPフレームの下位8ビットのフレームシーケンス番号で充填される。前記RLPフレームが再伝送されるフレームである場合は、TYPEフィールドを10に設定し、そうでない場合は11に設定する。前記RLP制御器131は、前記データフレームの残りの部分をデータで充填する。
【0072】
前記RLP制御器131は、下記の方式で、付加チャネルを通して伝送されるRLPフレームの一部分を含むセグメントデータフレームを生成する。図9Bにおいて、SEQフィールドは、前記RLPフレームの下位8ビットのフレームシーケンス番号で充填され、CTLフィールド及びTYPEフィールドは、それぞれ“00”及び“01”に設定される。前記セグメントフレームが再伝送されるフレームである場合、REXMITフィールドは1に設定され、そうでない場合は、0に設定される。前記RLP制御器131は、S_SEQフィールドを伝送されるデータの1番目のバイトの12ビットデータシーケンス番号で充填する。前記セグメントデータフレームが前記RLPフレームの最後のバイトを含む場合、LASTフィールドは1に設定され、そうでない場合は、0に設定される。前記RLP制御器131は、次のLASTフィールドにデータを入れ、前記フレームの残りの部分は0で充填する。
【0073】
RLP制御器の初期化
前記RLP制御器131は、フレームの送受信動作の前に、L_V(S)レジスタ132、L_V(R)レジスタ135、L_V(N)レジスタ136、Eレジスタ137、V(SS)レジスタ141、V(RS)レジスタ142、V(NS)レジスタ143、R_L_SEQレジスタ144、及びR_S_SEQレジスタ145の初期値を0に設定する。さらに、前記RLP制御器131は、再伝送バッファ133、再伝送要請キュー134、NAKリスト138、再整列バッファ139、及びセグメントバッファ146の全てのエントリを削除する。本発明において、それぞれのL_V(S)レジスタ132、L_V(R)レジスタ135、L_V(N)レジスタ136、R_L_SEQレジスタ144、V(SS)レジスタ141、V(RS)レジスタ142、V(NS)レジスタ143、及びR_S_SEQレジスタ145が12ビット整数を貯蔵することができると仮定する。
【0074】
前記RLP制御器131は、下記のように初期化過程を遂行する。(1)前記RLP制御器131は、SYNCフレームを前記MUX/DEMUX制御器140に連続して伝達する。
(2)段階(1)を遂行する間に、前記MUX/DEMUX制御器140からSYNCフレームを受信すると、前記RLP制御器131は、前記SYNCフレームと相違するフレームを受信するまで、前記記MUX/DEMUX制御器140にSYNC/ACKフレームを伝達する。
(3)段階(1)を遂行する間に、前記MUX/DEMUX制御器140からSYNC/ACKフレームを受信すると、前記RLP制御器131は、SYNC/ACKフレームと相違するフレームを受信するまで、前記MUX/DEMUX制御器140にACKフレームを伝達する。
【0075】
前記RLP制御器131は、前記SYNC/ACKフレームと相違するフレームを受信すると、つまり、前記初期化過程が完了すると、データ送信を開始する。前記RLP制御器131は、前記MUX/DEMUX制御器140にSYNC、SYNC/ACK、ACKフレームの以外の全てのフレームを伝達することができる。
【0076】
RLP制御器のデータフレーム送信
前記RLP制御器131は、フレームシーケンス番号を指定するために前記L_V(S)レジスタ132を使用する。前記RLP制御器131は、新しいRLPフレームを生成する場合、前記L_V(S)レジスタ132に貯蔵された値を前記新しいRLPフレームの12ビットフレームシーケンス番号に指定する。前記RLP制御器131は、受信側からの可能の再伝送要請に備えて、前記再伝送バッファ133に前記RLPフレームを貯蔵する。前記RLP制御器131は、前記RLPフレームのサイズが前記MUX/DEMUX制御器140によって設定された最大サイズである場合、伝送の前に、前記RLPフレームを分割(segmentation)する。前記RLPフレームが前記最大サイズより小さい場合、前記RLP制御器131は、単に前記RLPフレームを前記MUX/DEMUX制御器140に伝達する。前記RLP制御器131は、前記生成されたデータフレームが完全に伝送されるまで、新しいRLPフレームを生成しない。
【0077】
前記RLP制御器131は、前記データフレームの伝送を終了すると、前記L_V(S)レジスタ132の値を(前記L_V(S)レジスタ132の値+1)を212で割った余りに設定する。データを再伝送するか、制御フレーム/アイドルフレームを伝送する時、前記L_V(S)レジスタ132の値は増加しない。
前記RLP制御器131は、前記再伝送要請キュー134に再伝送フレームが存在する場合、前記フレームを再伝送すべきである。前記再伝送フレームは、一般データフレーム(unsegmented data frame)であっても、セグメントデータフレーム(segmented data frame)であってもよい。前記再伝送フレームが一般データフレームである場合、前記再伝送フレームのデータの最初のシーケンス番号は、前記再伝送フレームと共に貯蔵された12ビットフレームシーケンス番号、及びデータシーケンス番号“0”を有する。前記再伝送フレームがセグメントデータフレームである場合、前記再伝送フレームのデータの最初のシーケンス番号は、前記再伝送フレームと共に貯蔵された12ビットフレームシーケンス番号、及びデータシーケンス番号としてS_SEQフィールドの12ビットを有する。
【0078】
前記RLP制御器131は、前記再伝送要請キュー134に貯蔵された再伝送 フレームの送信において、最小の最初のシーケンス番号を有する再伝送フレームをまず送信する。前記RLP制御器131は、再伝送されるRLPフレームのサイズが前記MUX/DEMUX制御器140によって設定される最大サイズより大きい場合、前記再伝送されるRLPフレームを分割する。そうでない場合、前記RLP制御器131は、単に前記RLPフレームを前記MUX/DEMUX制御器140に伝達する。
前記RLP制御器131は、伝送する制御フレーム、再伝送フレーム、新しいデータフレームが存在しない場合、図8Fに示すアイドルフレームを前記MUX/DEMUX制御器140に伝達することができる。
【0079】
RLP制御器のセグメントデータフレーム送信
前記RLP制御器131は、伝送される一般データフレームまたはセグメントデータフレームが前記MUX/DEMUX制御器140によって設定された最大サイズより大きい場合、伝送の前に前記データフレームを分割する。伝送される一般データフレーム/セグメントデータフレームを“伝送されるRLPフレーム”と称する。前記最大サイズがどのセグメントフレームも伝送できないほどの小さいサイズである場合、前記RLP制御器131は、前記MUX/DEMUX制御器140に何のフレームも伝達しないか、インターセグメント充填フレームを伝達する。
【0080】
前記RLP制御器131は、伝送される前記RLPフレームを分割する時、前記最初部分から前記RLPフレームを分割するにことによって前記MUX/DEMUX制御器140が要求したサイズのセグメントフレームを形成する。前記セグメントフレームを“伝送されるフレームセグメント”と称する。
前記RLP制御器131は、新しいデータフレームからフレームセグメントを形成する時、前記RLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号及び前記V(SS)レジスタ141に貯蔵された前記フレームセグメントの1番目のバイトのデータシーケンス番号を使用する。前記フレームセグメントが完成した後、前記RLP制御器131は、前記フレームセグメントに含まれたデータバイトの数の分だけ前記V(SS)レジスタ141の値を増加させる。
【0081】
反面、前記RLP制御器131は、再伝送データフレームからフレームセグメントを形成する場合は、異なる方式で動作する。一般データフレームからフレームセグメントを形成する場合、前記フレームセグメントの1番目のバイトのデータシーケンス番号は“0”である。セグメントデータフレームからフレームセグメントを形成する場合、前記セグメントデータフレームのS_SEQフィールドを伝送されるフレームセグメントの1番目のバイトのデータシーケンス番号として使用する。伝送される前記セグメントフレームは、伝送されるRLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号及び前記のようなデータシーケンス番号を使用して形成される。
【0082】
前記RLP制御器131は、伝送されるRLPフレームの残りのデータから他のフレームセグメントを形成する。前記フレームセグメントを“残りのフレームセグメント”と称する。
前記RLP制御器131は、新しいデータフレームからフレームセグメントを形成する時、伝送されるRLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号及び、前記V(SS)レジスタ141に貯蔵された前記残りのフレームセグメントの1番目のバイトのデータシーケンス番号を使用する。
【0083】
反面、前記RLP制御器131は、再伝送データフレームからフレームセグメントを生成する時、前記過程から得られたデータシーケンス番号に前記伝送されるフレームセグメントのデータバイトの数を加えた値を、前記残りのフレームセグメントの1番目のバイトのデータシーケンス番号として使用する。前記残りのフレームセグメントは、伝送されるRLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号及び前記のように得られたデータシーケンス番号を使用して形成される。
【0084】
前記RLP制御器131は、前記フレームセグメントを前記MUX/DEMUX制御器140に伝達する。前記RLP制御器131は、前記伝送されるRLPフレームが再伝送データフレームである場合、前記残りのフレームセグメントを前記RLPフレームの12ビットフレームシーケンス番号と共に前記再伝送要請キュー134に貯蔵する。前記RLPフレームが新しいデータフレームである場合、前記RLP制御器131は、前記残りのフレームセグメントを前記RLPフレームの12ビットフレームシーケンス番号と共に前記セグメントバッファ146に貯蔵する。前記RLP制御器131は、新しいデータフレームを送信する時、前記セグメントバッファ146に貯蔵された前記残りのフレームセグメントに対して前記フレームセグメント送信動作を遂行する。前記RLP制御器131は、前記残りのフレームセグメントを送信した後、前記V(SS)レジスタ141の値を0に設定し、前記L_V(S)レジスタ132の値を、前記L_V(S)レジスタ132の値に1を加えた値を212で割った余りに設定する。
【0085】
RLP制御器の制御フレームの受信
前記MUX/DEMUX制御器140は、前記RLP制御器131に前記RLPフレームを伝送すると共に、受信されたRLPフレームのサイズTを知らせる。
前記RLP制御器131は、SYNC、SYNC/ACK、またはACKフレームを受信すると、前記初期化過程を遂行する。前記RLP制御器131は、NAKフレームを受信すると、<表4>を参照して前記NAKフレームを解析する。まず、前記RLP制御器131は、上位4ビットの前記NAKフレームのL_SEQ_HIフィールド及び下位8ビットのSEQフィールドを使用して12ビットのシーケンス番号を形成する。前記シーケンス番号は前記受信器におけるL_V(N)レジスタ136の値であるので、前記RLP制御器131は、前記L_V(N)レジスタ136の値より小さいフレームシーケンス番号を有する再伝送エントリを前記再伝送バッファ133から削除することができる。
【0086】
前記RLP制御器131は、NAK_FRM_COUNT及びフィールドの値及びNAK_SEG_COUNTフィールドの値に基づいて、前記受信されたNAKフレームに含まられたフレーム再伝送要求及びフレームの一部分に対する再伝送要求の数を検出することができる。
前記RLP制御器131は、前記受信されたNAKフレームに含まれた(NAK_FRM_COUNT+1)個のフレーム再伝送要求のそれぞれに対して下記の過程を遂行する。
【0087】
(1)再伝送が要請されたフレームのフレームシーケンス番号L_SEQを前記フレーム再伝送要求のFIRSTフィールドの値に設定する。
(2)前記フレームシーケンス番号L_SEQと一致する12ビットフレームシーケンス番号を有するRLPフレームを前記再伝送バッファ133から探す。前記RLPフレームが前記再伝送バッファ133に存在する場合、前記RLPフレームのコピーをRLPフレームの12ビットフレームシーケンス番号と共に前記再伝送要請キュー134に貯蔵する。
(3)L_SEQがフレーム再伝送要求のLASTと同一である場合、前記過程を終了する。そうでない場合は、L_SEQの値を、前記L_SEQの値に1を加えて212で割った余りに更新し、前記過程を繰り返す。
【0088】
前記RLP制御器131は、前記NAKフレームに含まれた(NAK_SEG_COUNT+1)個のフレームの一部分に対する再伝送要求のそれぞれに対して下記の過程を遂行する。
(1)再伝送が要請されたフレームのシーケンス番号L_SEQを前記フレームの一部分に対する再伝送要求のNAK_SEQフィールドの値に設定する。
(2)前記フレームシーケンス番号L_SEQと一致する12ビットフレームシーケンス番号を有するRLPフレームを前記再伝送バッファ133で探す。前記RLPフレームが前記再伝送バッファ133に存在する場合、自分のデータシーケンス番号として前記再伝送要求のFIRST_SEQフィールド及びLAST_SEQフィールドを有するデータからセグメントデータフレームを形成する。セグメントデータフレームは、前記RLPフレームの下位8ビットフレームシーケンス番号及び前記データの1番目のバイトのデータシーケンス番号を使用して構成される。前記RLP制御器131は、前記セグメントフレームを前記RLPフレームの12ビットフレームシーケンス番号と共に前記再伝送要請キュー134に貯蔵する。
【0089】
RLP制御器のデータフレーム受信
前記MUX/DEMUX制御器140は、前記RLP制御器131に前記RLPフレームと共に、受信されたRLPフレームのサイズTを伝送する。
前記RLP制御器131は、新しいデータフレームを受信すると、前記L_V(R)レジスタ135の12ビット値及び受信された新しいデータフレームのSEQフィールドの値を使用して前記受信された新しいデータフレームの12ビットシーケンス番号L_SEQを数式1によって計算する。
[数式1] L_SEQ=[L_V(R)+{28+SEQ-(L_V(R) modulo 28)} modulo 28] modulo 212
【0090】
前記RLP制御器131は、再伝送データフレームを受信する場合、図6に示す前記NAKリスト138を参照すべきである。前記NAKリスト138の各NAKエントリは、L_SEQ(失われたフレームの12ビットフレームシーケンス番号)、FIRST_S_SEQ(データの1番目のバイトの12ビットデータシーケンス番号)、LAST_S_SEQ(データの最後のバイトの12ビットデータシーケンス番号)、RECEIVED(全てのフレームが受信されたか否かを示すインジケータ)、REXMIT_TIMER(再伝送タイマー)、及びROUND_COUNTER(ラウンドカウンタ)から構成される。前記RLP制御器131は、前記NAKリスト138で前記受信された再伝送フレームの8ビットSEQフィールドの値と同一のNAKエントリを探す。前記のようなNAKエントリが存在する場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリに貯蔵された前記フレームシーケンス番号を前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号L_SEQにする。前記のようなエントリが存在しない場合、前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームを捨てる。
【0091】
前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームの前記フレームシーケンス番号L_SEQ、データシーケンス番号S_SEQ、及びLASTを使用して前記受信されたフレームを処理する。前記受信されたフレームがセグメントデータフレームでなく一般データフレームである場合、前記RLP制御器131は、前記データシーケンス番号S_SEQを“0”に、前記最後のセグメントインジケータLASTを“0”に見なす。前記受信されたフレームがセグメントデータフレームである場合、前記RLP制御器131は、前記データシーケンス番号S_SEQを前記受信されたフレームのS_SEQフィールド値に、前記最後のセグメントインジケータLASTを前記受信されたフレームのLASTフィールド値に決定する。前記RLP制御器131は、前記受信されたセグメントデータフレーム及び一般データフレームを下記のように同一の方式で処理する。
【0092】
前記RLP制御器131は、新しいデータフレームを受信する場合、下記の動作を遂行する。
(1)前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームが遅延したフレームであると見なした場合、前記受信されたフレームを再伝送フレームのように処理する。
(2)前記受信したフレームのシーケンス番号(L_SEQ,S_SEQ)が(前記L_V(R)レジスタ135の値,前記V(RS)レジスタ142の値)である場合、前記RLP制御器131は、前記V(RS)レジスタ142の値を前記受信されたデータバイトの分だけ増加させる。前記受信されたフレームのLASTが1である場合、前記RLP制御器131は、前記V(RS)レジスタ142の値を“0”に設定し、前記L_V(R)レジスタ135の値を(前記L_V(R)レジスタ135の値+1)を212で割った余りに設定する。LASTが1であり、1だけ増加させる前の前記L_V(R)レジスタ135の値が前記L_V(N)レジスタ136の値と同一である場合、前記RLP制御器131は、前記L_V(N)レジスタ136の値を(前記 L_V(N)レジスタ136の値+1)を212で割った余りに設定し、前記受信されたデータを前記受信データバッファ124に貯蔵する。前記のような場合は、前記データフレームが正常的に受信されたケースである。1を増加させる前のL_V(R)レジスタ135の値が前記L_V(N)レジスタ136の値と相違する場合、前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームを前記再整列バッファ138に貯蔵する。前記のような場合は、前記データフレームが正常的に受信されなかったため、再伝送フレームを待機するケースである。
【0093】
(3)前記受信されたフレームのシーケンス番号(L_SEQ,S_SEQ)が(前記L_V(R)レジスタ135の値,前記V(RS)レジスタ142の値)より大きい場合、前記RLP制御器131は、(前記L_V(R)レジスタ135の値,前記V(RS)レジスタ142の値)≦最初のシーケンス番号<(L_SEQ,S_SEQ)であるデータまたはフレームに対してNAKエントリを形成する。前記NAKエントリにおいて、L_SEQフィールドはフレームシーケンス番号に、FIRST_S_SEQフィールドは各データの1番目のバイトのデータシーケンス番号に、LAST_S_SEQフィールドは各データの最後のバイトのデータシーケンス番号に、RECEIVEDフィールドは0に、ROUND_COUNTERフィールドは所定の値に設定される。前記RLP制御器131は、前記V(RS)レジスタ142の値を前記データシーケンス番号S_SEQに前記受信されたデータのバイトの数を加えた値に設定する。前記受信されたセグメントフレームのLASTフィールドが1である場合、前記RLP制御器131は、前記V(RS)レジスタ142の値を0に設定し、前記L_V(R)レジスタ135の値を(前記前記L_V(R)レジスタ135の値+1)を212で割った余りに設定し、前記受信されたデータを前記再整列バッファ139に貯蔵する。
【0094】
前記RLP制御器131は、再伝送データフレームを受信した後、下記の動作を遂行する。
(1)前記受信されたフレームのシーケンス番号(L_SEQ,S_SEQ)が(前記L_V(N)レジスタ136の値, 前記V(NS)レジスタ143の値)より小さく、前記受信されたデータが(前記L_V(N)レジスタ136の値,前記V(NS)レジスタ143の値)で表現されるデータを含まない場合、前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームを捨てる。
(2)前記受信されたフレームのシーケンス番号(L_SEQ,S_SEQ)が(前記L_V(N)レジスタ136の値, 前記V(NS)レジスタ143の値)より大きいか同一である場合、前記RLP制御器131は前記受信されたフレームを捨てる。
【0095】
(3)前記受信されたデータが(前記L_V(N)レジスタ136の値,前記V(NS)レジスタ143の値)で表現されるデータを含む場合、前記RLP制御器131は、最初のシーケンス番号として(前記L_V(N)レジスタ136の値,前記V(NS)レジスタ143の値)及び最後のシーケンス番号として前記受信されたデータの最後のバイトのデータシーケンス番号を有するデータを、前記受信データバッファ124に貯蔵する。前記RLP制御器131は、前記V_(NS)レジスタ146の値を(前記受信されたデータの最後のバイトのデータシーケンス番号+1)に設定する。前記受信されたフレームのLASTが1である場合、前記RLP制御器131は、前記V(NS)レジスタ143(前記V_(NS)レジスタ146)の値を0に設定し、前記L_V(N)レジスタ136の値を(前記L_Vレジスタ136+1)を212で割った余りに設定する。前記RLP制御器131は、前記再整列バッファ139に貯蔵されたフレームに対して、シーケンス番号の順序に前記再伝送フレーム受信過程を繰り返す。前記再整列バッファ139に貯蔵された再伝送フレームが(前記L_V(N)レジスタ136の値,前記V(NS)レジスタ143の値)を有するフレームを含まない場合、前記過程を終了する。
【0096】
(4)シーケンス番号(L_SEQ,S_SEQ)が(前記L_V(N)レジスタ136の値,前記V(NS)レジスタ143の値)より大きい場合、前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームを前記再整列バッファ139に貯蔵する。
前記RLP制御器131は、各NAKエントリに対して下記の動作を遂行する。
(1)前記NAKエントリのL_SEQフィールドが前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号L_SEQと相違する場合、前記RLP制御器131は前記 NAKエントリを変化させない。前記NAKエントリのL_SEQフィールドが前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号L_SEQと同一である場合のみに、下記の過程を遂行する。
【0097】
(2)前記RLP制御器131は、前記受信されたデータの1番目のバイト及び最後のバイトのデータシーケンス番号、つまり、F_S_SEQ及びL_S_SEQを計算する。F_S_SEQは、前記受信されたフレームのデータシーケンス番号S_SEQであり、L_S_SEQは、前記受信されたフレームの最後のバイトのデータシーケンス番号である。前記受信されたフレームのLASTが1である場合、L_SEQ_SEQは(212−1)になる。
【0098】
(3)前記NAKエントリのFIRST_S_SEQフィールド及びLAST_S_SEQフィールドで表示されるデータが前記受信されたデータに含まれる場合、前記RLP制御器131は、RECEIVEDフィールドを1に設定する。
(4)前記NAKエントリのFIRST_S_SEQフィールド及びLAST_S_SEQフィールドで表示されるデータが前記受信されたデータに含まれない場合、前記RLP制御器131は、前記含まれたデータ及び前記含まれなかったデータに対して相違するNAKエントリを形成する。つまり、L_SEQフィールドは前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号に、FIRST_S_SEQフィールド及びLAST_S_SEQフィールドは各データに適した値に、RECEIVEDフィールドは、前記含まれたデータに対しては1に、前記含まれなかったデータに対しては0に設定される。REXMIT_TIMERフィールドは、前記NAKエントリのREXMIT_TIMERフィールドと同一の値に設定され、ROUND_COUNTERフィールドは所定の値に設定される。前記RLP制御器131は、前記既存のNAKエントリを削除する。
(5)前記NAKエントリのFIRST_S_SEQフィールド及びLAST_S_SEQフィールドで表示されるデータが前記受信されたデータに含まれない場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリを変化させない。
【0099】
RLP制御器のアイドル/インターセグメント充填フレームの受信
前記RLP制御器131は、アイドルフレームまたはインターセグメント充填フレームを受信すると、上位4ビットの前記受信したフレームのL_SEQ_HIフィールド値及び下位8ビットのSEQフィールド値を組み合わせることによって、前記受信されたフレームの12ビットフレームシーケンス番号L_SEQを得る。
【0100】
前記RLP制御器131は、前記受信されたアイドルフレーム/インターセグメント充填フレームに対して下記の方式によって動作する。
(1)前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号L_SEQが前記L_V(R)レジスタ135の値より大きい場合、前記RLP制御器131は、前記L_V(R)レジスタ135の値≦フレームシーケンス番号≦(L_SEQ−1)modulo 212である全てのフレームに対してNAKエントリを形成する。各NAKエントリのL_SEQフィールドは、対応するフレームのフレームシーケンス番号に設定され、FIRST_S_SEQフィールドは0に、LAST_S_SEQフィールドは(212−1)に、RECEIVEDフィールドは0に、ROUND_COUNTERフィールドは所定の値に設定される。
(2)前記RLP制御器131は、前記受信されたフレームのフレームシーケンス番号 L_SEQが前記L_V(R)レジスタ135の値より小さい場合、前記初期化過程を遂行する。
【0101】
RLP制御器における損傷したフレームの受信
前記RLP制御器131は、前記MUX/DEMUX制御器140によって損傷したRLPフレームの受信が知らされると、前記Eレジスタ137の値を1だけ増加させる。前記増加されたEレジスタの値が255より大きい場合、前記RLP制御器131は前記初期化過程を遂行する。
前記RLP制御器131は、データ受信の間に正常的に受信されたRLPフレームが存在する場合、前記Eレジスタ137の値を0に設定する。
【0102】
RLP制御器のNAKリストの修正
前記RLP制御器131は、所定の時間の間に受信された全てのフレームを処理した後、前記NAKリスト138の各NAKエントリに対して再伝送を要請するか、それ以上再伝送を待機しないかを、下記のような方式で決定する。
本発明において、前記RLPフレーム受信器によって前記RLPフレーム送信器に再伝送を要請し、再伝送データフレームの受信を待機する過程を、“1つのラウンド(round)”と定義する。1つのラウンドは、再伝送要請を含むNAKフレームが伝送されてから所定の時間が経過するか、または、要請されたフレームが到着すると終了する。1つのラウンドにおいて、再伝送要請は、複数の連続的なNAKフレームにわたって伝送されることができる。
【0103】
基地局RLPは、前記RLPフレーム受信器が何回のラウンドを遂行した後データ受信を放棄するか、または、各ラウンドに対して再伝送要請を伝送するために幾つのNAKフレームを使用するかを決定する。
前記RLP制御器131は、RLPフレームを受信する度に、前記R_L_SEQレジスタ144に最大シーケンス番号を有するRLPフレームを貯蔵する。前記RLP制御器131は、前記R_L_SEQレジスタ144の値と同一のフレームシーケンス番号を有するRLPフレームの1番目のバイトのデータシーケンス番号を前記R_S_SEQレジスタ145に貯蔵する。複数のRLPフレームが前記R_L_SEQレジスタ144の値と同一のフレームシーケンス番号を有する場合、前記RLP制御器131は、前記RLPフレームの1番目のバイトのデータシーケンス番号の最大値を貯蔵する。例えば、前記受信したフレームが前記R_L_SEQレジスタ144の値と同一のフレームシーケンス番号を有する一般データフレームである場合、前記R_S_SEQレジスタ145に0が貯蔵される。前記R_L_SEQレジスタ144の値と同一のフレームシーケンス番号を有する受信したフレームが全部セグメントフレームである場合、前記セグメントフレームのS_SEQフィールド値の最大値が前記R_S_SEQレジスタ145に貯蔵される。
【0104】
前記RLP制御器131は、前記NAKリスト138の全てのNAKエントリに対して、最古のNAKエントリから下記の動作を遂行する。
(1)前記NAKエントリのREXMIT_TIMERが0より大きく、基地局RLPが現在のラウンドの間に決定した個数のNAKフレームに前記NAKエントリによって指定されたデータが含まれる場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリのシーケンス番号(L_SEQ,FIRST_S_SEQ)と(前記R_L_SEQレジスタ144の値, 前記R_S_SEQレジスタ145の値)を比較する。(L_SEQ,FIRST_S_SEQ)が(前記R_L_SEQレジスタ144の値,前記R_S_SEQレジスタ145の値)より小さい場合、前記RLP制御器131は、REXMIT_TIMERの値を1だけ減少させる。
【0105】
(2)前記減少されたREXMIT_TIMERが0である場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリのROUND_COUNTERを1だけ減少させる。前記NAKエントリのRECEIVEDが1である場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリを前記NAKリスト138から削除する。
(3)反面、RECEIVEDが0であり、ROUND_COUNTERが0である場合、前記RLP制御器131は、待機するフレームが受信されなかったと見なし、前記V(NS)レジスタ143の値をLAST_S_SEQの値に1を加えた値に設定する。前記V(NS)レジスタ143の値が0である場合、前記RLP制御器131は、前記L_V(N)レジスタ136の値を(前記L_V(N)レジスタ136の値+1)を212で割った余りに設定する。前記RLP制御器131は、前記再整列バッファ139に貯蔵されたフレームに対して前記再伝送フレーム受信過程を遂行する。(前記R_L_SEQレジスタ136144の値,前記R_S_SEQレジスタ145の値)で表示されるデータを含むフレームが存在しない場合は、前記過程を終了する。
【0106】
(4)前記NAKエントリのRECEIVEDが0であり、ROUND_COUNTERが0でない場合、前記RLP制御器131は、前記NAKエントリのREXMIT_TIMERを0より大きい値に設定し、前記基地局RLPによって現在のラウンドの間に決定された個数のフレームに、前記NAKエントリによって指定されるデータを含める。
【0107】
前記RLP制御器131は、前記NAKリスト138においてREXMIT_TIMERの値が設定せれていない全てのNAKエントリに対して下記の動作を遂行する。
(1)前記NAKエントリのROUND_COUNTERを前記基地局RLPによって設定された値に設定する。
(2)前記NAKエントリのREXMIT_TIMERを0より大きい値に設定し、前記基地局RLPによって指定された個数のNAKフレームに前記NAKエントリによって指定されたデータを含める。
【0108】
一方、前記本発明の詳細な説明では具体的な実施形態を挙げて説明してきたが、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは勿論である。従って、本発明の範囲は前記実施形態によって限られるべきでなく、特許請求の範囲とそれに均等なものによって定められるべきである。
【0109】
【発明の効果】
前述してきたように、本発明は、データを効果的に伝送するために、従来の方式より速いデータ再伝送方法を提供する。従って、前記RLPの伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パケットデータサービスのための一般的なCDMA通信システムの構成図である。
【図2】 本発明が適用されるRLPによるデータ送受信装置のブロック図である。
【図3】 従来技術によるフレーム再伝送動作を示す図である。
【図4】 本発明によるフレーム再伝送動作を示す図である。
【図5】 本発明によるRLPデータ送信器のブロック図である。
【図6】 本発明によるRLPデータ受信器のブロック図である。
【図7】 本発明によって、2次元アドレシング方式で可変長のRLPフレームを送受信する例を示す図である。
【図8A】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図8B】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図8C】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図8D】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図8E】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図8F】 本発明によって生成されるRLPフレームを基本チャネル及び専用制御チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図9A】 本発明によって生成されるRLPフレームを付加チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図9B】 本発明によって生成されるRLPフレームを付加チャネルを通して送受信する時に伝送されるフレームフォーマットを示す図である。
【図10】 本発明によるMUX/DEMUX制御器における物理チャネル情報ビット生成動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
122、222 送信データバッファ
124、224 受信データバッファ
110、210 リンクプロトコル処理器
130、230 RLP処理器
131 RLP制御器
132 L_V(S)レジスタ
133 再伝送バッファ
134 再伝送要請キュー
135 L_V(R)レジスタ
136 L_V(N)レジスタ
137 Eレジスタ
138 NAKリスト
139 再整列バッファ
140、240 多重化/逆多重化制御器
141 V(SS)レジスタ
142 V(RS)レジスタ
143 V(NS)レジスタ
144 R_L_SEQレジスタ
145 R_S_SEQレジスタ
146 セグメントバッファ
150、250 物理階層処理器
Claims (3)
- 移動通信システムにおけるフレーム再伝送要求方法において、送信器から受信されなかった複数の無線リンクプロトコル(RLP)フレームのシーケンス番号を受信器に貯蔵する過程と、
前記受信器から前記シーケンス番号を示すフィールドを含む再伝送要請フレームを送信する過程と、
前記受信器が前記送信器から前記シーケンス番号の順の前記要請されたRLPフレームを順次に受信する過程と、
受信されたRLPフレームのシーケンス番号を前記貯蔵された前記シーケンス番号と比較し、受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号より大きいシーケンス番号のRLPフレームを受信すると、前記受信されなかったRLPフレームの再伝送を要請する過程と
を含むことを特徴とする方法。 - 移動通信システムにおいて、
それぞれシーケンス番号を有する複数のRLPフレームを送信する送信器と、
前記複数のRLPフレームを受信する受信器と
から構成され、
前記受信器は、受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号を示すフィールドを含む再伝送要請フレームを送信し、前記送信器は、前記再伝送要請フレームを受信して、前記シーケンス番号の順の前記要請されたRLPフレームのシーケンス番号と共に前記要請されたRLPフレームを前記受信器に順次に送信し、前記受信器は、前記受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号より大きいシーケンス番号を有するRLPフレームを受信すると、前記受信に失敗した前記RLPフレームに対する再伝送要請フレームを送信することを特徴とするシステム。 - 移動通信システムにおいて、
それぞれシーケンス番号を有する複数のRLPフレームを送信し、再伝送要請フレームを受信すると、前記シーケンス番号の順に要請されたRLPフレームのシーケンス番号と共に要請されたRLPフレームを受信器に順次に送信する送信器と、
複数のRLPフレームを受信し、受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号を示すフィールドを含む第1再伝送要請フレームを送信し、前記受信されなかったRLPフレームのシーケンス番号より大きいシーケンス番号を有するRLPフレームを受信すると、前記受信に失敗した前記RLPフレームに対する第2再伝送要請フレームを送信する受信器と
を含むことを特徴とするシステム。
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