JP4219420B2 - 排ガスフィルター浄化方法、及び排ガスフィルター浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディーゼル機関等から排出されるパティキュレート(煤等の可燃性微粒子)等を捕集し、捕集したものを燃焼させる排ガスフィルター浄化方法、及び排ガスフィルター浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年ディーゼルエンジンが排出するパティキュレート(煤)が環境保護および健康上の理由から規制され始めている。これを取り除き、ディーゼルエンジンの排ガスを浄化するには、排気管の途中に耐熱性のセラミックハニカムのフィルターを取り付けパティキュレートを濾過する方法がある。そしてこの方法の特徴は、ある程度パティキュレートが堆積したとき、これに火をつけて燃焼させ、炭酸ガスに変えて大気に放出し、セラミックフィルタをクリーンに再生し、繰り返し使用することである。この作業を燃焼再生(リジェネレーション)と呼んでいる。一般にディーゼルエンジンの排ガスはパティキュレートの着火温度より低いので、そのままではパティキュレートは燃焼せず、堆積するだけで、排気圧力が過度に上昇し、エンジン及びエミッション性能を低下させる。従って、燃焼再生には何らかの方法によって排ガス温度を上げるか、又はフィルタ温度を上げる必要がある。近年は、排気系にフィルタ2個を備え、排ガス浄化を交互に行う方式が提案されいる。燃焼再生は排ガス濾過中ではなく、ある程度パティキュレートが堆積した後、排ガス浄化はもう一方のフィルタで行っているときに、燃焼再生が実施される。昇温手段としては、電気ヒータ、バーナー、マイクロ波などによって、フィルタ温度を上げて、パティキュレートを燃焼させ、再生を実施している。
【0003】
以下、従来例のディーゼル排ガス浄化装置を図面にもとづいて説明する。
図9は従来例におけるディーゼル機関の排ガス浄化装置の概略構成を示す模式図を示している。8a,8bはセラミックハニカム製のフィルタ、20a,20bはフィルタ8a,8bそれぞれを加熱するための電気ヒータ、6はエンジン排ガス流路を制御する弁、11は燃焼再生のための二次空気の導入弁、18a,18bは燃焼再生のための二次空気の排気弁、13は二次空気供給のためのエアブロア、4,5a,5b,9a,9bはそれぞれエンジン排ガスの分岐配管、10a,10b,19a,19b,12は燃焼再生の二次空気及びその排気の流路配管、16はエアブロア13や弁6,導入弁11,排気弁18a,18bや電気ヒータ20a,20bを制御するコントローラー、2はディーゼルエンジン、3はマニホールド、7a,7bはフィルタ8a,8bを収納する容器である。
【0004】
以上のように構成された、従来のディーゼル排ガス浄化装置の再生時についてその動作を説明する。
【0005】
フィルタ8aが排ガス浄化中、差圧センサー(図示せず)等の捕集量検知装置で、再生開始時期と判断する。これまで配管4から分岐配管5aに流れていた排ガスは、弁6,導入弁11が作動し、配管4から分岐配管5bに流れ、フィルタ8bを通過することにより浄化され、配管9bから流出する。一方再生開始時期と判断されたフィルタ8aは、電気ヒータ20aに電力が供給され、加熱される。同時に導入弁11が開き、エアブロア13から配管10aを通って、フィルタ8aに二次空気が供給される。ある時間経過するとフィルタ8aの温度がパティキュレート着火温度に達し、パティキュレートが燃焼を開始する。その燃焼排ガスは配管19aから流出する。ある時間経過後、電気ヒータ20aへの電力供給が終了し、二次空気のみによるパティキュレート燃焼が継続する。この燃焼は、パティキュレートの火炎伝搬によって実現される。ある時間経過すると、燃焼再生が完了したと判断して、エアブロア13が停止し、排気弁18aが閉じ、二次空気の供給も終了し、フィルタ8aは浄化待機の状態になる。
【0006】
その後、差圧センサー等の捕集量検知装置でフィルタ8bが再生開始時期に達したと判断する。以下、上記の記号aとbを入れ換えた動作が継続し、交互に排ガス浄化及び燃焼再生を繰り返す。
【0007】
従来では、電気ヒータによる加熱を例にあげたが加熱方式としては、軽油等を燃料としたバーナーによる加熱方法(IPCコードF01N3/02、331)があり、課題として、バーナーの安定性や炎を出すため、安全性確保がある。また、マイクロ波加熱(特開平4−136409号公報)では、パティキュレートの捕集量を検知できる利点があるが、フィルタ内の均一加熱やマイクロ波の漏れ対策や高電圧使用による安全性確保等の課題を有している。
【0008】
また、フィルタ入り口部の温度を規定した特公平3−36133号公報があるが、これはパティキュレートを完全に燃焼するために必要な温度を規定しているだけで、この方法では、着火現象がみられ、急激な温度上昇が発生し、フィルタが破損する可能性があるという欠点がある。
【0009】
また、フィルタを加熱せずに、高圧エアでパティキュレートを払い落とし、フィルタ外部で加熱燃焼する逆洗方式と呼ばれるフィルタ再生方法もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、電気ヒータによる加熱で火炎伝搬による燃焼であるため、フィルタ内の温度勾配が非常に大きくなり、フィルタのクラック発生の要因となっている。また、火炎伝搬で燃焼継続を実現するため、パティキュレートの捕集状態や捕集量によって、部分的にパティキュレートの燃え残りが発生して、捕集再生の繰り返しの中、異常燃焼で高温になり、溶損の原因となっている。クラック及び溶損ともにフィルタの機能を大きく損なうものであり、実用化に向けての大きな課題となっている。
【0011】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、フィルタにクラックが入ったり熔損することなどを抑制することができる排ガス浄化方法及び排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は、火炎伝搬による燃焼再生ではなく、空気を加熱媒体として、フィルタ全体を加熱し、フィルタ内温度が100℃〜700℃の間での温度上昇率が前記フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように100℃/分以下で加熱するものであり、フィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下で加熱するものである。空気を加熱媒体として、フィルタ全体を加熱する為、いわゆる着火と呼ばれる急激な温度上昇の発生がなく、フィルタ内の温度勾配を小さくし、異常高温も防止できる。このため、フィルタのクラック及び溶損の発生を完全に防止できる。パティキュレートを捕集するフィルタとしては、ウォールスルータイプのハニカム構造で、材質としては、コージェライトやムライト、及びチタン酸アルミニューム等の材料が用いられる。形状は、円筒形のものがほとんどであるが、楕円筒形や方形でもかまわない。大きさは、直径4〜13インチ、長さ5〜14インチで、セル数は、1インチ平方あたり50〜400個である。フィルタに捕集されるパティキュレートの捕集量は、フィルタの単位体積(1リットル)あたりの重量(グラム)で表し、1〜30g/L程度である。
【0013】
空気を加熱する手段としては、空気加熱用電気ヒータやバーナーなどの燃料燃焼による空気加熱がある。空気加熱用電気ヒータの場合、発熱体と空気が接触する構造を有し、発熱体としては、ニクロム線、カンタル線、セラミックヒータ等がある。加熱する空気量に応じて、ヒータ容量は決定される。
【0014】
フィルタを収納する容器は、耐熱性のある金属を使用し、フィルタとの間には、蛭石等が含有され、熱によって膨張する材質のシール材があり、パティキュレートの漏れを防止する。また、この容器の放熱により、フィルタの内外周の温度差が発生するので、セラミックウールなどの断熱材で包み込む断熱方法が好ましい。
【0015】
空気を送風する手段としては、エアブロアやエアポンプやコンプレッサー等があるが、エアブロアは大流量であるが小静圧であり、エアポンプやコンプレッサーは大静圧であるが小流量である。
【0016】
空気の流量としては、0.1〜2立米で多ければ多い程良いが、送風手段の能力から1立米以下が適当である。また、1立米程度の空気を加熱するには、多大な電力が必要となるため、加熱空気の循環やエンジン排ガス利用等の電力削減手段を設けることが好ましい。
【0017】
パティキュレートの成分の一つに可溶性有機物(SOF)があり、フィルタに捕集された場合でも、再生中に燃焼せず、蒸発して大気中に放出されるので、本発明に用いるフィルタの前または後ろに貴金属等を担持したSOF酸化触媒を設けることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の技術的手段による実施の形態は次のようになる。
【0019】
本発明の請求項1に記載の発明は、火炎伝搬による燃焼再生ではなく、空気を加熱媒体として、フィルタ全体を加熱し、フィルタ内平均温度が100℃〜700℃の領域に於いては前記フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように100℃/分以下で加熱するものであり、再生後のフィルタの破損の発生がなく、パティキュレートの漏れ、汚染度の増加がなく、温度上昇率を100℃/分以下に規定することにより単位時間当たりの発熱量を抑制することにより、いわゆる着火と呼ばれる急激な温度上昇の発生がなく異常高温を防止できる。このため、フィルタのクラック及び溶損の発生を完全に防止できるという作用を有する。請求項2に記載の発明はフィルター内平均温度を700℃以下となるように前記フィルターを加熱したものであり、フィルター内平均温度を700℃以下に規定することにより、フィルター内温度の異常高温を防止できる為、フィルタのクラック及び溶損の発生を完全に防止できるという作用を有する。請求項3に記載の発明はフィルターを加熱流体で加熱しフィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下としたものであり、再生後のフィルタの破損の発生がなく、パティキュレートの漏れ、汚染度の増加がなく、フィルター全体を加熱しフィルター内の温度勾配を小さくすることができフィルタのクラックを防止することができるという作用を有する。請求項4に記載の発明は排ガスを通過させて前記排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタと、前記フィルタを収納するフィルタ収納容器と、前記フィルタ収納容器内に排ガスを供給する第1の配管と、前記フィルタ収納容器から浄化された排ガスを放出する第2の配管と、前記フィルタの温度を検知する温度検知手段と、前記フィルタを加熱する加熱手段と、前記フィルタを加熱する時、前記加熱手段により空気を加熱媒体として前記フィルタ全体を加熱し、前記フィルタ内の平均温度が100℃〜700℃の領域においては、前記フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を100℃/分以下とするように前記温度検知手段からの情報を基に前記加熱手段に供給するエネルギーを制御する制御部を備えたことを特徴とする排ガスフィルター浄化装置であり、フィルター内の温度検知手段を有するものであり、この情報を基にフィルター内平均温度が100℃〜700℃の領域に於いて、フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないようにフィルター内平均温度上昇率を100℃/分以下と規定することにより、再生後のフィルタの破損の発生がなく、パティキュレートの漏れ、汚染度の増加がなく、フィルター内温度の異常高温を防止でき、又、単位時間当たりの発熱量を抑制することにより、いわゆる着火と呼ばれる急激な温度上昇の発生がなく異常高温を防止できる。この為、フィルタのクラック及び溶損の発生を完全に防止できるという作用を有する。
【0020】
請求項5に記載の発明はフィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下としたことを特徴とする排ガスフィルター浄化装置であり、再生後のフィルタの破損の発生がなく、パティキュレートの漏れ、汚染度の増加がないという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図1から図3を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態における排ガス浄化装置を示す概略図である。
【0022】
図1において、102はディーゼルエンジン、103はディーゼルエンジン102に接続されたマニホールド、104はマニホールド103に接続された配管、105a,105bはそれぞれ配管104に接続された分岐配管で、配管104と分岐配管105aと分岐配管105bの接続部には分岐弁106が設けられている。また、分岐配管105aには放出弁118aを介して放出管119aが接続されている。同様に分岐配管105bには放出弁118bを介して放出管119bが接続されている。
【0023】
107aは分岐配管105aに接続されたフィルタ収納容器で、フィルタ収納容器107a内部には、排ガス中のパティキュレート等を補集し排ガスを浄化するフィルタ108aと、電気ヒータ117aと、フィルタ108aと電気ヒータ117aの間に配置された温度センサ114aがそれぞれ収納されている。この時、フィルタ収納容器107a内には排ガスの流入方向に対して、フィルタ108aと電気ヒータ117aが順に配置されている。
【0024】
121aはフィルタ収納容器107a内のフィルタ108aの両端の圧力差を測定する差圧センサである。
【0025】
107bは分岐配管105bに接続されたフィルタ収納容器で、フィルタ収納容器107bはフィルタ収納容器107aとほぼ同じ構成となっている。すなわちフィルタ収納容器107b内部には、排ガス中のパティキュレート等を補集するフィルタ108bと、電気ヒータ117bと、フィルタ108bと電気ヒータ117bの間に配置された温度センサ114bがそれぞれ収納されており、しかもフィルタ収納容器107b内には排ガスの流入方向に対して、フィルタ108bと電気ヒータ117bが順に配置されている。
【0026】
121bはフィルタ収納容器107b内のフィルタ108bの両端の圧力差を測定する差圧センサである。
【0027】
109aはフィルタ収納容器107aに接続され、浄化した排ガスを放出する配管、109bはフィルタ収納容器107bに接続され、浄化した排ガスを放出する配管、113は空気流を発生させるエアブロア、112はエアブロア113に接続された配管、110a及び110bはそれぞれ配管112に接続された分岐配管で、分岐配管110a,110bはそれぞれ配管109a,109bに接続されている。111は配管112と分岐配管110aと分岐配管110bの接合部に設けられた分岐弁である。
【0028】
116は電気ヒータ117a,117bやエアブロア113等を制御する制御部である。
【0029】
なお、それぞれの配管は耐食性のあるステンレス等で構成することが好ましい。また、各弁(放出弁や分岐弁など)の駆動方式はエア圧式や油圧式、また電磁式等がありどれを用いてもかまわない。また、各弁の排ガスなどと接触する部分は、耐食性のあるステンレス等で構成することが好ましい。
【0030】
フィルタ108a,108bはそれぞれコージライトやムライト、及びチタン酸アルミニューム等の熱膨張係数が小さく、耐熱衝撃性、及び耐熱溶融性に優れた材料でしかも圧力損失の小さなハニカム構造が好ましい。なお、このフィルタ108a,108bの少なくとも一方に酸化触媒を設けても良い。
【0031】
エアブロア113はフィルタ108a,108bの大きさなどによっても異なるが一定以上の吐出流量と静圧が要求され、大流量及び大静圧のものが好ましい。また、エアブロア113の代わりにエアポンプを用いても良い。
【0032】
温度センサ114a,114bはシースタイプの熱電対や白金抵抗体等の比較的高温を検知できるものであればよいが、排ガスにさらされるので耐食性がよいものを選ぶのが好ましい。また、放射伝熱による指示温度の低下を防ぐ様に各センサの配置を考慮することが好ましい。
【0033】
電気ヒータ117a,117bは例えばセラミック製のサポート部内に発熱体であるニクロム線やカンタル線を熱効率の良い巻き方で巻いたものを収納したものが好ましい。
【0034】
差圧センサ121a,121bのフィルタ収納容器107a,107bに配置される部分は半導体圧力センサ等を用いることが好ましいが、排ガスが直接触れないようにミストフィルタ等をセンサの周りに配置することが好ましい。
【0035】
【実施例】
(実施例1)
以上の様に構成された排ガス浄化装置について以下その動作を図1,図2,図3を用いて説明する。図2,図3は本発明の一実施例における排ガス浄化装置を示すブロック図及び動作を示すフローチャートである。なお、本実施例では、まずフィルタ収納容器107aで排ガスを浄化した後に、排ガスをフィルタ収納容器107bに流入するようにして、更にフィルタ収納容器107a内に設けられたフィルタ108aを再生する場合について説明する。
【0036】
まず図3に示すように、STEP(以下Sと略す)1において、制御部116は燃焼再生時期かどうかを判定する。S1において、制御部116が燃焼再生時期かどうかを判定するのに差圧センサ121aの出力を参照する。即ち、差圧センサ121aの出力を基にして差圧検出部201は差圧信号を作製し、その差圧信号によって制御部116は燃焼再生時期かどうかを判定する。本実施例の場合、フィルタ収納容器107aの排ガス流入側の圧力と排ガス流出側の圧力差が大きくなればなるほど、フィルタ108aにパティキュレートなどが多く捕集されていることになるので、制御部116はフィルタ108aは燃焼再生時期であると判定する。
【0037】
次に、S2で制御部116はマニホールド103からの排ガスがフィルタ収納容器107aからフィルタ収納容器107bの方に流れるように分岐弁106を作動させて、分岐配管105bと配管104を流通させ、マニホールド103から送られてきた排ガスをフィルタ収納容器107bに流れ込むようにする。更に制御部116は、エアブロア113で発生した風が分岐配管110aと配管109aを通ってフィルタ収納容器107aに導かれるように、分岐弁111を作動させる。
【0038】
その後、S3で制御部116はヒータ駆動部202に信号を出して電気ヒータ117aを発熱させる。またS3では、制御部116は送風駆動部203に信号を出してエアブロア113を駆動させ、送風を開始する。更に、S3では制御部116は放出弁118aに信号を出し、分岐配管105aと配管119aを接続する。この様な処理によって、エアブロア113で発生した風は、分岐配管110aと配管109aを通ってフィルタ収納容器107aに導かれ、しかもフィルタ収納容器107aの中で電気ヒータ117aによって加熱され、熱風となる。この熱風はフィルタ108aに流れ込んで、フィルタ108aを加熱し、フィルタ108aに捕集されたパティキュレート等を燃焼させる。フィルタ108aに流れ込んだ熱風は、フィルタ収納容器107aを出て分岐配管105a,放出弁118aを経由して配管119aに導かれ、外部に放出される。
【0039】
S4では、温度センサ114aの出力を基にして温度検出部204が温度信号を作製し、その温度信号によって制御部116はフィルタ108aの平均温度が100℃以上になったか否かを判定する。
【0040】
この時、図4(a)に示すように温度センサ114aで検知した温度とフィルタ108a内の平均温度には時間の経過とともに約100℃の温度差が生じてくる。即ち、温度センサ114aが約200℃を示したとき、フィルタ108a内の平均温度は約100℃となっている。更に温度センサ114aの検知温度とフィルタ108a内平均温度は図4(b)に示すように相関関係が認められ、例えば温度センサ114aでの検知温度が800℃であれば、フィルタ108a内平均温度は700℃なっていることが分かる。なお、本実施例では図4(a)に示す様に温度センサ114aの検知温度とフィルタ108a内平均温度は、約100℃の温度差があり、更に図4(b)に示す様に、直線的な相関関係があったが、これらは、フィルタ108aの種類や再生温度さらには、排ガスなどの種類によって異なってくるので、適宜選択し関係等を求めなければならない。更に、本実施例で述べているフィルタ108a内平均温度とは、直径5.66インチ長さ6インチの円筒状のフィルタにおいて図5に示すZ1〜Z9の測温ポイントでの温度を平均したものをいう。例えばZ1は円筒の中心から約22mmのポイントであり、Z4〜Z6は、フィルタ108aの中心付近の温度を示している。
【0041】
S4でフィルタ108a内平均温度が100℃以下であればS5に飛んで制御部116はヒータ駆動部202に信号を出して電気ヒータ117aにかかる電圧を高くする。S4で、フィルタ108a内平均温度が100℃以上であれば、S6に飛ぶ。
【0042】
S6では、フィルタ108a内平均温度の上昇率(以下平均温度上昇率と略す)が100℃/分となるように所定時間後の目標温度を設定する。例えば、フィルタ108a内平均温度が現在100℃の場合、4.5分後の目標温度を550℃となるように設定する(この時の平均温度上昇率は100℃/分)。
【0043】
S7では、フィルタ108a内平均温度が550℃以上かどうかを判断し、フィルタ108a内平均温度が550℃以下の場合、S8へ進み電気ヒータ117aにかける電圧を増加させ、その後にS7戻り、新たな目標温度を設定する。
【0044】
550℃以上の場合はS9にジャンプし、S9では、フィルタ108a内平均温度の上昇率(以下平均温度上昇率と略す)が30℃/分となるように所定時間後の目標温度を設定する。例えば、フィルタ108a内平均温度が現在550℃の場合、5分後の目標温度を700℃となるように設定する(この時の平均温度上昇率は30℃/分)。S10では、フィルタ108a内平均温度が700℃以上かどうかを判断し、フィルタ108a内平均温度が700℃以下の場合、電気ヒータ117a及びエアブロア113をOFF状態にする。S10で温度が700℃以下の時はS12へ移行する。S9で目標温度を700℃と設定したのは図6に示すようにフィルタ108a内に捕集されたもの(主としてパティキュレート)は温度が600℃近傍、又は700℃以下で完全に燃焼してしまう成分が殆どを占めるからである。
【0045】
S12では、目標温度より実際の温度が低いかどうかを判定し、低かったらS13へ進み電気ヒータ117aにかける電圧を増加させ、その後にS9戻り、新たな目標温度を設定する。S12で目標温度より高かったらS14に進んで、電気ヒータ117aにかける電圧を低減させてS9へ戻り、新たな目標温度を設定する。
【0046】
なお、フィルタ収納容器107bを再生する場合にも上記と同様に行う。この時、差圧検出部301,ヒータ駆動部302,温度検出部304はそれぞれ差圧検知部201,ヒータ駆動部202,温度検出部204と同じ働きをする。
【0047】
更に本実施例では、フィルタ収納容器107a内の温度調整を電気ヒータ117aの発熱量を変化させることによって行ったが、エアブロア113の風量を変化させることによって調整しても良い。更に、電気ヒータ117aの発熱量及びエアブロア113の両方を変化させることによって行ってもよい。しかしながら制御が簡単で、低コストな方法としては、本実施例の様に電気ヒータ117aを制御することが最も好ましい。
【0048】
本実施例では、フィルタ収納容器107a,107bの一方で排ガスの浄化を行い、前記一方のフィルタ収納容器が排ガスで目詰まりした場合に、他方のフィルタ収納容器で排ガスの浄化を行い、前記一方のフィルタ収納容器内のフィルタの再生を行う装置について説明したが、一つのフィルタ収納容器を持つ装置でも同様の効果を得ることができる。1つのフィルタ収納容器を持つ装置の場合には、フィルタが目詰まりを起こした場合には、一旦エンジンを停止させてからフィルタの再生を行うようにすればよい。更にフィルタ収納容器を3つ以上配置したものでも同様の効果を得ることができる。
【0049】
尚、以上の説明ではフィルタ108a内平均温度が700℃になるかどうかを検知したけれども、700℃を超えない様な時間を予め設定しておき、その時間まで、所定の上昇温度でフィルタを加熱するようにしてもよい。
【0050】
また、本実施例ではフィルタ108aの材質等によって700℃以上にならないように制御したが、700℃を多少超えてもよい。しかしながら、最も好ましいのは、本実施例の様に700℃以下とした方がよい。
【0051】
本実施例では、熱風によってフィルタ108aを加熱したが、排ガスや酸化剤を添加した加熱流体等でフィルタ108aを加熱しても同様の効果を得ることができる。これら加熱流体の中でも、空気を加熱したものは非常に用いやすく、装置の構成が簡単になり、コスト等を低減することができる。
【0052】
次に平均温度上昇率について説明する。実施例1では、フィルタとして、材質がコージライト、形状は円筒形、寸法は径5.66インチ長さ6インチ、セル数は1インチ平方あたり100セルを使用し、そのフィルタはパティキュレートの捕集量は10g/リットルである。空気加熱手段としては電気ヒータを使用し、構造は金属パイプ内に発熱体を有し、その中を空気が通過するもので、発熱体はカンタル線を使用した。送風手段としては、エアブロアを使用し、空気流量としては、1分間あたり500リットルを選択した。その他の構成は図1に示した構成とした。
【0053】
図7に平均温度上昇率と再生後のフィルタのパティキュレートの漏れ量を示す汚染度の関係を示す。平均温度上昇率は5秒毎に温度データを取り込み、1分間あたりの温度上昇率に計算している。再生後のフィルタの漏れ量を示す汚染度はJIS規格のD8004(自動車用ディーゼルエンジン排気煙濃度測定用反射式スモークメータ)で測定した。図7からも明らかなように、平均温度上昇率が100℃/分以下の場合は再生後のフィルタの漏れ量を示す汚染度の増加もなく、フィルタの破損が発生していない。また、平均温度上昇率が100℃/分以上の場合は再生後のフィルタの漏れ量を示す汚染度が増加し、フィルタの破損が発生している。なお、平均温度上昇率は低ければ低いほど望ましいけれども、700℃に達するまでにかなり時間がかかってしまうので、再生時間、及びパティキュレートの捕集量を考慮し最適な温度上昇率を選択する必要がある。
【0054】
以上の様に、本実施例では、フィルタ108aを燃焼再生する際に少なくとも100℃〜700℃の間では平均温度上昇率を100℃/分以下することによって、フィルタ108aにダメージを与えることはない。
【0055】
(実施例2)
実施例2では実施例1と同様にフィルタとしては、材質がコージライト、形状は円筒形、寸法は径5.66インチ長さ6インチ、セル数は1インチ平方あたり100セルを使用し、そのフィルタはパティキュレートの捕集量を実施例1に対して2倍の20g/リットルとした。空気加熱手段としては電気ヒータを使用し、構造は金属パイプ内に発熱体を有し、その中を空気が通過するもので、発熱体はカンタル線を使用した。送風手段としては、エアブロアを使用し、空気流量としては、1分間あたり500リットルを選択した。その他の構成は図1に示した構成とした。動作を示すフローチャートに於いて、S6では、フィルタ108a内平均温度の上昇率(以下平均温度上昇率と略す)が75℃/分となるように所定時間後の目標温度を設定する。例えば、フィルタ108a内平均温度が現在100℃の場合、6分後の目標温度を550℃となるように設定する(この時の平均温度上昇率は75℃/分)。
【0056】
S7では、フィルタ108a内平均温度が550℃以上かどうかを判断し、フィルタ108a内平均温度が550℃以下の場合、S8へ進み電気ヒータ117aにかける電圧を増加させ、その後にS7戻り、新たな目標温度を設定する。550℃以上の場合はS9にジャンプし、S9では、フィルタ108a内平均温度の上昇率(以下平均温度上昇率と略す)が15℃/分となるように所定時間後の目標温度を設定する。例えば、フィルタ108a内平均温度が現在550℃の場合、10分後の目標温度を700℃となるように設定する(この時の平均温度上昇率は15℃/分)。図8に実施例2に於けるフィルタ温度履歴を示す。図7に平均温度上昇率と再生後のフィルタのパティキュレートの漏れ量を示す汚染度の関係を示すが、捕集量が20g/リットルの場合、平均温度上昇率が75℃/分以下の場合は再生後のフィルタの漏れ量を示す汚染度の増加もなく、フィルタの破損が発生していない。また、平均温度上昇率が75℃/分以上の場合は再生後のフィルタの漏れ量を示す汚染度が増加し、フィルタの破損が発生している。このように、捕集量が多い場合、平均温度上昇率は低ければ低いほど望ましいけれども、700℃に達するまでにかなり時間がかかってしまうので、再生時間、及びパティキュレートの捕集量を考慮し最適な温度上昇率を選択する必要がある。
【0057】
【発明の効果】
フィルタの破損が発生しないように、平均温度上昇率は低ければ低いほど望ましいけれども、700℃に達するまでにかなり時間がかかってしまうので、再生時間、及びパティキュレートの捕集量を考慮し最適な温度上昇率を選択する必要があるが、以上のように本発明によれば、火炎伝搬による燃焼再生ではなく、空気を加熱媒体として、フィルタ全体を加熱し、フィルタ内温度が100℃〜700℃の間での温度上昇率がフィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように100℃/分以下で加熱し、フィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下で加熱することにより、再生後のフィルタの破損の発生がなく、パティキュレートの漏れ、汚染度の増加がない。空気を加熱媒体として、フィルタ全体を加熱する為、いわゆる着火と呼ばれる急激な温度上昇の発生がなく、フィルタ内の温度勾配を小さくし、異常高温も防止できる。このため、フィルタのクラック及び溶損の発生を完全に防止できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における排ガス浄化装置を示す概略図
【図2】本発明の一実施例における排ガス浄化装置を示すブロック図
【図3】本発明の一実施例における排ガス浄化装置の動作を示すフローチャート
【図4】温度センサの検知温度とフィルタ内平均温度の関係を示す図
【図5】フィルタ内平均温度を求める際の測定ポイントを示す図
【図6】捕集したパティキュレートの熱分析による温度と燃焼重量の関係を示す特性図
【図7】平均温度上昇率と汚染度の関係を示す特性図
【図8】実施例2を示す温度センサの検知温度とフィルタ内平均温度の関係を示す図
【図9】従来例におけるディーゼル機関の排ガス浄化装置の概略構成を示す模式図
【符号の説明】
2,102 ディーゼルエンジン
3,103 マニホールド
5a,5b,105a,105b 分岐配管
8a,8b,108a,108b フィルタ
9a,9b,109a,109b 配管
11,111 分技弁
13,113 エアブロア
16,116 制御部
18a,18b 排気弁
19a,19b 流路配管
20a,20b,117a,117b 電気ヒータ
118a 放出弁
114a,114b 温度センサ
121a,121b 差圧センサ
Claims (5)
- 排ガスを通過させて排ガス中のパティキュレートを除去するフィルタを加熱して、前記フィルタに付着したパティキュレートを燃焼させる排ガス浄化方法であって、前記フィルタを加熱する場合、空気を加熱媒体として前記フィルタ全体を加熱し、前記フィルタ内の平均温度が100℃〜700℃の領域においては、前記フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を100℃/分以下としたことを特徴とする排ガスフィルター浄化方法。
- フィルタ内の平均温度を700℃以下となるように前記フィルタを加熱することを特徴とする請求項1記載の排ガスフィルター浄化方法。
- フィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタのパティキュレートの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下としたことを特徴とする請求項1または2記載の排ガスフィルター浄化方法。
- 排ガスを通過させて前記排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタと、前記フィルタを収納するフィルタ収納容器と、前記フィルタ収納容器内に排ガスを供給する第1の配管と、前記フィルタ収納容器から浄化された排ガスを放出する第2の配管と、前記フィルタの温度を検知する温度検知手段と、前記フィルタを加熱する加熱手段と、前記フィルタを加熱する時、前記加熱手段により空気を加熱媒体として前記フィルタ全体を加熱し、前記フィルタ内の平均温度が100℃〜700℃の領域においては、前記フィルタのパティキュレートの捕集量が10g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を100℃/分以下とするように前記温度検知手段からの情報を基に前記加熱手段に供給するエネルギーを制御する制御部を備えたことを特徴とする排ガスフィルター浄化装置。
- フィルタのパティキュレートの捕集量が20g/リットルの場合再生後のフィルタの破損が発生しないように前記フィルタ内平均温度上昇率を75℃/分以下としたことを特徴とする請求項4記載の排ガスフィルター浄化装置。
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