JP4218412B2 - ローリング駆動リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローリング駆動リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシに関し、詳しくは軸周り方向の小角度の往復ローリング運動を取り出すことができるローリング駆動リニアアクチュエータ、及び、歯磨き用ブラシに軸周り方向の往復ローリング運動を行わせることができる電動歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータの駆動力を伝動機構を介してバス磨きのための軸方向の往復直線運動を歯磨き用ブラシに行わせることができるリニアアクチュエータを備えた電動歯ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照)。このリニアアクチュエータは、シャフトに磁性体からなるプランジャーを取り付けて可動子が構成され、シールドケースの内面に固定される筒状の巻線と、巻線の巻線ボビンの軸方向両側に配置される筒状をした大径の永久磁石と、筒状のヨークとで、筒状をした固定子が構成され、巻線に交番電流を印加することで、可動子が軸方向の往復動を行なうものである。
【0003】
他の従来例として、機械的な運動変換機構を用いて、軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動とを選択的に行なわせることが可能な電動歯ブラシが知られている(例えば、特許文献2参照)。この電動歯ブラシでは、モータの正逆の軸周り方向の切り換えによって、運動変換機構を介して軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動の2動作を行わせるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−176758号公報
【特許文献2】
特開平9−173360号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者のリニアアクチュエータにあっては、単独で往復ローリング運動を行なうことができないものであり、しかも、筒状の永久磁石をシールドケースの内面に沿って配設しているため、筒状の永久磁石が大型化し、リニアアクチュエータの小型化を図ることが困難であるという問題点があり、また、高価な永久磁石の大型化によってリニアアクチュエータのコストアップを招くという問題点があり、さらに、従来では瓦状の永久磁石を複数組み合わせて筒状の永久磁石を形成しているため、筒状の永久磁石の製作に手間がかかるという問題点もあった。
【0006】
また後者の機械的な運動変換機構を利用した電動歯ブラシにあっては、軸方向の往復動と軸周り方向の往復ローリング運動との動作を切り替えるための運動変換機構の機械的な仕組みが複雑化し、これに伴い電動歯ブラシが大型化し、組み立てが困難となり、コストアップを招くという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、低コスト化、小型化及び組み立て性の向上を図ることができるローリング駆動リニアアクチュエータを提供することにあり、さらに低コストで小型の電動歯ブラシを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るローリング駆動リニアアクチュエータは、軸周り方向Aに回転自在に支持されたシャフト3に平板状永久磁石4とヨーク5とを装着して可動子6を構成し、該可動子6を囲むように周方向に巻回された巻線7と磁性体からなるステータ9とを備えた筒状をした固定子10内に上記可動子6を回転自在に挿通すると共に、巻線7に電流を印加して可動子6をシャフト3を中心として所定角度で往復ローリング運動させるようにしたローリング駆動リニアアクチュエータ2であって、上記平板状永久磁石4とヨーク5とが周方向に隣接配置され、平板状永久磁石4はシャフト3の軸方向Bと交差する方向の外面4aと内面4bとが異極となるように着磁されており、ステータ9に設けた磁極子11が平板状永久磁石4の外面4a或いはヨーク5の外面5aに対向するものであり、上記軸周り方向Aに所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子6と、該可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成し、この振動系に吸振錘17を設け、吸振錘17の重心位置Mを可動子6の回転軸線Dと同軸上に配置すると共に、可動子6の回転時に可動子6と吸振錘17とが軸周り方向Aに逆位相で回転駆動されるように構成し、さらに上記可動子6の回転角度を許容範囲内に規制するためのばね部材13と、外部から可動子6を軸周り方向Aに許容範囲以上に回転させる力がかかったときに可動子6の回転を機械的に止めるためのストッパー手段14とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
このように、平板状永久磁石4をシャフト3に装着することで、従来のように筒状の永久磁石をシールドケースの内面に配設した場合と比較して、平板状永久磁石4の内径及び外径が小さくなって平板状永久磁石4の体積が小さくなり、平板状永久磁石4のコストが安くなる。また、平板状永久磁石4の外面4aと内面4bとを結ぶ方向に着磁を行なうことで、平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが異極となり、平板状永久磁石4の磁束をヨーク5に通しやすくすることができ、平板状永久磁石4の磁束を効率良く使うことができる。さらに、従来の機械的な運動変換機構を利用したものと比較して、ローリング駆動リニアアクチュエータ2の組み立て性が向上するものである。
また、軸周り方向Aに所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子6と、該可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成し、この振動系に吸振錘17を設け、吸振錘17の重心位置Mを可動子6の回転軸線Dと同軸上に配置すると共に、可動子6の回転時に可動子6と吸振錘17とが軸周り方向Aに逆位相で回転駆動されるように構成したので、ばね部材13のばね定数及び可動子6の質量とで決定される共振周波数付近の電流を流すことで振動量(振幅量)を多く取ることができると共に、吸振錘17は可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転するので、可動子6の回転をアシストできるようになり、大きな出力を得ることができる。
さらに上記ばね部材13によって、可動子6を軸周り方向Aに許容範囲内で回転可能な状態で保持できると共に、可動子6の軸周り方向Aの回転動作に伴ってバネ力が蓄積されることで、可動子6の回転角度を許容範囲内に規制することができる。さらに、シャフト3が外力によって許容範囲以上に回転するのをストッパー手段14によって機械的に規制できるようになるので、外力によって可動子6が許容範囲以上に回転をするのを確実に止めることができ、シャフト3に対して強い外的付加荷重や衝撃荷重等がかかった場合でも、往復ローリング運動の信頼性を確保できるものである。
【0010】
また、上記平板状永久磁石4が周方向に2個以上設けられ、各平板状永久磁石4の外面4aが同極となっているのが好ましい。
【0011】
このような構成とすることで、各平板状永久磁石4の外面4aがすべて同極となり、ステータ9の磁極子11と対向する平板状永久磁石4の数を増やすことができ、大きな出力を取り出すことができる。
【0014】
また、上記ステータ9は、巻線7が巻回される巻線ボビン8の軸方向Bの両側に設けられていると共に、一方のステータ9の磁極子11aの位置と他方のステータ9の磁極子11bの位置とを可動子6の軸周り方向Aにおいて不一致とするのが好ましい。
【0015】
このような構成とすることで、ステータ9の数が増え、磁極子11a、11bの数を増やすことができるので、可動子6の回転トルクを上昇させることができる。また、一方のステータ9の磁極子11aの位置と他方のステータ9の磁極子11bの位置を可動子6の軸周り方向Aにおいて一致させないことで、巻線7に一方向の電流を流したときは1つの平板状永久磁石4に対して軸周りの一方向A1に向かって一方の磁極子11aからの磁気反発力と他方の磁極子11bからの磁気吸引力とが同時に作用することで可動子6は軸周りの一方向A1に大きな力で回転できるようになり、また巻線7に他方向の電流を流したときは当該1つの平板状永久磁石4に対して軸周りの他方向A2に向かって一方の磁極子11aからの磁気吸引力と他方の磁極子11bからの磁気反発力とが同時に作用することで可動子6は軸周りの他方向A2に大きな力で回転できるようになり、結果、可動子6を大きな出力で往復ローリング運動させることが可能となる。
【0016】
また、上記可動子6の回転初期において、ステータ9に設けた複数の磁極子11a,11bのうちの一方の磁極子11aが平板状永久磁石4とヨーク5との接点15aに対向して位置し、他方の磁極子11bが平板状永久磁石4とヨーク5との別の接点15bに対向して位置しているのが好ましい。
【0017】
このような構成とすることで、可動子6の回転初期において、巻線7に一方向の電流を流すと平板状永久磁石4は一方のステータ9の磁極子11aからは磁気反発力を受け、同時に他方の磁極子11bからは磁気吸引力を受けることで軸周りの一方向A1に大きな力で回動できるようになり、巻線7に他方向の電流を流すと当該平板状永久磁石4は一方のステータ9の磁極子11aからは磁気吸引力を受け、同時に他方のステータ9の磁極子11bからは磁気反発力を受けることで軸周りの他方向A2に大きな力で回動できるようになり、従って、例えば交番電流を印加することで可動子6の初期の回転力が大となり、スムーズな往復ローリング運動を開始させることが可能となる。
【0018】
また、上記巻線7が巻回される巻線ボビン8の軸方向Bの側面に、ステータ9を巻線ボビン8に対して軸周り方向Aに位置決めするためのステータ位置決め部16を設けるのが好ましい。
【0019】
このような構成とすることで、ステータ位置決め部16によってステータ9を巻線ボビン8に取り付けた状態で、ステータ9をシールドケース12の内面に対して回り止め固定することで、巻線ボビン8をシールドケース12に対して回り止め固定する必要がなく、組み立て性が向上する。
【0022】
また、上記吸振錘17と可動子6との間に、シャフト3の軸方向Bと交差する方向に隙間18を設けるのが好ましい。
【0023】
このような構成とすることで、隙間18によって吸振錘17が抵抗なくスムーズな動作で軸周り方向Aに回転駆動可能となる。
【0024】
また、上記可動子6の回転時に吸振錘17の慣性モーメントが可動子6の慣性モーメントよりも大きくなるように設定するのが好ましい。
【0025】
このような構成とすることで、吸振錘17によって可動子6の回転のアシスト力を増大させることができ、出力を更に増加させることができる。
【0026】
また軸周り方向Aに所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子6と、該可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成し、巻線7に電流を印加することで上記可動子6をその共振周波数よりも低い周波数でローリング駆動する場合又は上記共振周波数よりも高い周波数でローリング駆動する場合のいずれか一方を選択的に設定可能であるのが好ましい。
【0027】
このような構成とすることで、共振周波数付近で且つ共振周波数よりも低い周波数でローリング駆動させる場合は、低電流で目的とする振幅で往復ローリング運動させることができ、特にアクチュエータの電源が電池の場合において、電池の長寿命化を図ることができる。一方、共振周波数付近で且つ共振周波数よりも高い周波数で往復ローリング運動させる場合は、高電流で目的とする振幅で往復ローリング運動させることができ、大きな出力を得ることができる。
【0028】
また、上記ステータ9の外周部に凸又は凹形状の嵌合部19を設け、アクチュエータの外郭を形成するシールドケース12の内面に、該嵌合部19に嵌合してステータ9の軸周り方向Aの回転を規制するための凹又は凸形状の回転規制部20を設けるのが好ましい。
【0029】
このような構成とすることで、ステータ9の嵌合部19をシールドケース12の回転規制部20に嵌め込むことで、ステータ9の軸周り方向Aの回転をシールドケース12によって簡単に規制できるようになり、組み立て性が向上する。
【0030】
また、本発明に係る電動歯ブラシ1は、上記ローリング駆動リニアアクチュエータ2を駆動源とし、該ローリング駆動リニアアクチュエータ2のシャフト3により駆動される歯磨き用ブラシを備えていることを特徴としている。
【0031】
このような構成とすることで、平板状永久磁石4をシャフト3に装着することで、従来のように筒状の永久磁石をシールドケース12の内面に配設した場合と比較して、平板状永久磁石4の内径及び外径が小さくなって平板状永久磁石4の体積が小さくなり、平板状永久磁石4のコストが安くなる。また、平板状永久磁石4の外面4aと内面4bとを結ぶ方向に着磁を行なうことで、平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが異極となり、平板状永久磁石4の磁束をヨーク5に通しやすくすることができ、平板状永久磁石4の磁束を効率良く使うことができる。さらに、従来の機械的な運動変換機構を利用したものと比較して、ローリング駆動リニアアクチュエータ2の組み立てが容易となり、かかるローリング駆動リニアアクチュエータ2を駆動源とする電動歯ブラシ1であるから、小型で且つ低コストの電動歯ブラシ1を得ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
【0033】
図1には本発明のローリング駆動リニアアクチュエータ2の一実施形態が示してある。
【0034】
筒状(実施形態では円筒状)をしたシールドケース12内には、可動子6と、筒状の固定子10とが内装してある。
【0035】
先ず可動子6について説明する。図1(a)に示すように、シャフト3の軸方向Bの両端部がそれぞれ軸受け部24a,24bにて軸周り方向Aに回転自在に支持されており、このシャフト3にヨーク5と平板状永久磁石4とを装着して可動子6が構成されている。本例では、シャフト3は非磁性体で構成されている。シャフト3を非磁性体とすることでシャフト3を通しての磁束漏れがなくなり、出力損失を防止できるものである。もちろん、シャフト3の強度を高めるために磁性体で形成されてもよい。ヨーク5は図4に示すように、シャフト3に対して圧入固定されている。ヨーク5は鉄材などの筒状の磁性体にて形成されており、その外周面には図5(b)(c)に示すように、円弧部分と直線部分とが連続する辺がn個(例えば4個)設けられている。なおnは少なくとも1以上であればよい。ヨーク5の各辺の直線部分には底面が平坦なコ字状溝25(図4)が設けられており、図5に示すように、各コ字状溝25内に平板状永久磁石4を各々嵌め込むことで、平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが周方向に隣接配置された状態となり、この状態で各平板状永久磁石4の外面4aがそれぞれ直線部分を形成し、平板状永久磁石4相互間におけるヨーク5の各外面5aがそれぞれ円弧部分を形成している。
【0036】
ここでは、平板状永久磁石4は、シャフト3の軸方向Bと交差する方向の外面4a(直線部分)と内面4bとが異極となるように着磁されている。つまり図5に示す4個の平板状永久磁石4の外面4aがすべてN極である場合は、ヨーク5の各外面5a(円弧部分)はすべてS極となり、逆に、4個の平板状永久磁石4の外面4aがすべてS極である場合は、ヨーク5の各外面5aはすべてN極となる。
【0037】
また、上記ヨーク5の軸方向B両側には、図1(a)に示すように、非磁性体からなる環状のばね受け部材26がそれぞれ装着されている。ばね受け部材26は後述するばね部材13の端部を回り止め固定するものであり、図4に示すばね受け部材26の片面に設けた複数の突起27がヨーク5のコ字状溝25の長手方向の端部に挿入されることによって、ばね受け部材26はヨーク5に対して回り止め状態で装着されるようになっている。
【0038】
一方、筒状をした固定子10を説明する。シールドケース12の内周面には、図5(a)に示すように、磁路を励磁するための巻線7が巻線ボビン8に巻回され、巻線ボビン8の軸方向B両側に筒状の磁性体からなるステータ9をそれぞれ配設することで、筒状をした固定子10が構成されており、この固定子10内に上記可動子6を所定のギャップを介して回転自在に挿通することで、ローリング駆動リニアアクチュエータ2の磁気回路が構成されている。
【0039】
各ステータ9の内周部には、図5(b)(c)に示すように、可動子6の極(平板状永久磁石4の外面4a、ヨーク5の外面5a)と対向するようにn個以下の磁極子11(例えば、4個)が設けられている。ここでは、図6に示すように、ステータ9の磁極子11相互間は切欠されている。すなわち、シャフト3を鉄などの磁性体で形成した場合において、磁極子11相互間を切欠することで、シャフト3への磁束漏れを少なくでき、平板状永久磁石4の持つ磁束をステータ9側で有効に使用できるものとなる。なお磁極子11の数は少なくとも1個以上であればよいが、出力を高める場合は磁極子11の数を平板状永久磁石4の数(4個)と同数まで増やすようにする。
【0040】
ここで、図5(a)に示すように、ステータ9を巻線ボビン8の軸方向B両側に設ける場合において、図5(b)に示す一方のステータ9の磁極子11aの位置と、図5(c)に示す他方のステータ9の磁極子11bの位置とを可動子6の軸周り方向Aにおいて不一致としている。また本例では可動子6の回転初期において、一方のステータ9の磁極子11aが平板状永久磁石4の軸周り方向Aの一端部とヨーク5との一方の接点15aに対向して位置し、他方のステータ9の磁極子11bが当該平板状永久磁石4の軸周り方向Aの他端部とヨーク5との他方の接点15bに対向して位置するように設定してある。これにより、同一の平板状永久磁石4に対する一方のステータ9の磁極子11aとのギャップ、他方のステータ9の磁極子11bとのギャップが略同じとなり、可動子6の往復ローリング運動が効率良く行なわれるようになる。すなわち、巻線7に一方向の電流を流すと平板状永久磁石4は一方のステータ9の磁極子11aからは磁気反発力を受け、同時に他方の磁極子11bからは磁気吸引力を受けることで軸周りの一方向A1に大きな力で回動できるようになり、巻線7に他方向の電流を流すと当該平板状永久磁石4は一方のステータ9の磁極子11aからは磁気吸引力を受け、同時に他方の磁極子11bからは磁気反発力を受けることで軸周りの他方向A2に大きな力で回動できるようになる。そのうえ、平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが周方向に隣接配置され、両者4a,4bは異極となっているため、磁極子11a,11bとヨーク5の外面5aとの間でも可動子6を回転させる磁気力が発生する。
【0041】
ここにおいて、上記極性の異なる平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが隣接配置され、磁極子11と平板状永久磁石4との間に可動子6を回転させる磁気力が発生するだけでなく、磁極子11とヨーク5の外面5aとの間に発生する磁気力を利用して可動子6を回転させることができ、しかも、平板状永久磁石4の外面4aは直線部分であるため、磁極子11との対向面積を大きく確保でき、一方、ヨーク5の外面5aは円弧部分であるため、磁極子11との対向面積を大きく確保しながら磁極子11とのギャップを小さくでき、これにより、巻線7に交番電流を印加することで可動子6は初期の回転力が大となり、スムーズな往復ローリング運動を開始させることが可能となる。
【0042】
上記巻線7が巻回される巻線ボビン8の軸方向Bの側面には、図6に示すように、ステータ9を巻線ボビン8に対して軸周り方向Aに位置決めするためのステータ位置決め部16がそれぞれ設けられている。本例では、巻線ボビン8の軸方向Bの側面の周方向の複数箇所に、円弧状をした凸リブ状のステータ位置決め部16が突設されており、ステータ9の複数箇所に該ステータ位置決め部16が嵌合可能な円弧状をした位置決め凹所117が凹設されており、各位置決め凹所117に各ステータ位置決め部16を横から嵌め込むようにしてステータ9を巻線ボビン8の軸方向B両側に取り付けた状態で、各ステータ9をシールドケース12の内面に対して回り止め固定する。ここでは、図7に示すように、ステータ9の外周部にキー溝状の嵌合部19を設け、シールドケース12の内面に、該嵌合部19に嵌合してステータ9の軸周り方向Aの回転を規制するためのキー形状の回転規制部20を設けてある。このように、ステータ9の嵌合部19にシールドケース12の回転規制部20を嵌め込むようにすることで、ステータ9の軸周り方向Aの回転をシールドケース12によって簡単に規制できるようになり、シールドケース12への固定子10の固定が容易となっている。
【0043】
図5は可動子6の回転初期において、ステータ9に設けた各磁極子11(11a,11b)が平板状永久磁石4とそれぞれ対向して位置している場合を示している。巻線7に電流を流していないときには平板状永久磁石4がステータ9に及ぼす磁力とばね部材13のばね力とが釣り合う位置で可動子6が停止している。巻線7に一方向の電流を流すと一方のステータ9の磁極子11aがN極、他方のステータ9の磁極子11bがS極となり、可動子6は軸周りの一方向A1(或いはA2)に回動するようになり、巻線7に他方向の電流を流すと一方のステータ9の磁極子11aがS極、他方のステータ9の磁極子11bがN極となり、可動子6は軸周りの他方向A2(或いはA1)に回動するようになる。従って、巻線7に交番電流を流すことによって可動子6を軸周り方向Aに小角度で往復ローリング運動させることができる。
【0044】
上記のように軸周り方向Aに所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子6と、該可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とで、ローリング駆動の振動系が構成されている。ばね部材13は可動子6の軸周り方向Aの往復ローリング運動に伴って伸張又は圧縮して圧縮ばね力、引っ張りばね力を可動子6に付与するものであり、このばね部材13のばね定数及び可動子6の質量とで決定される共振周波数付近の電流を流すことで振動量(振幅量)を多く取ることができるようになっている。
【0045】
上記ローリング駆動の振動系には、図1に示すように、吸振錘17が設けられている。吸振錐20は略筒状をしていてシャフト3に遊びを持たせて被嵌してあり、可動子6と軸受け部24bとの間に位置し、後述するばね部材13a,13bにて軸方向Bに対して保持されている。ここでは、吸振錘17の重心位置Mを可動子6の回転軸線Dと同軸上に配置すると共に、可動子6の回転時に可動子6と吸振錘17とが軸周り方向Aに逆位相で回転駆動されるように構成してある。吸振錘17の一例を図11に示す。そして本実施形態においては、固定子10とシールドケース12を固定部とし、可動子6の質量、吸振錘17の質量の2質点系の振動モデルとして取り扱うことができ、この場合、可動子6と吸振錘17とが同位相で運動する第1次(低次側)の振動モードと、可動子6と吸振錘17とが逆位相で運動する第2次(高次側)の振動モードとがあり、この第2次の固有振動数付近の周波数の電流を巻線7に印加することで、可動子6に軸周り方向Aの往復ローリング運動を行なわせた場合に、逆移動の運動を行なう吸振錘17が可動子6の慣性力を打ち消すものである。これにより、シールドケース12側に伝わる振動を減少させることができるのである。
【0046】
また上記可動子6の回転時に吸振錘17の慣性モーメントが可動子6の慣性モーメントよりも大きくなるように設定されている。ここでは、吸振錘17の重量によって、吸振錘17の慣性モーメントを可動子6の慣性モーメントよりも大きくなるようにしている。吸振錘17の慣性モーメントを大きくすることで可動子6の回転のアシスト力が増大し、一層の出力アップを図ることができるものである。そのうえ吸振錘17が可動子6とは軸周り方向Aに逆位相で回転することで、可動子6の回転をアシストして出力をより大きくする働きをする。さらに本例では吸振錘17と可動子6との間に、シャフト3の軸方向Bと交差する方向に隙間18が設けられている。この隙間18はエアーギャップであり、吸振錘17を抵抗なくスムーズな動作で軸周り方向Aに回転駆動させる働きをする。なお、ベアリング等を介在させてもよいが、コストを低く抑えるためには隙間18の方が好ましい。
【0047】
また上記振動系のばね部材13は、図8に示すコイルバネからなる。本例では3つのばね部材13,13a,13bを使用している。第1ばね部材13は可動子6の一端面とシールドケース12の一方の内側面との間に介在されており、第1ばね部材13の一端は他方の軸受け部24aに対して回り止め固定されており、他端は上記ヨーク5の一端面に装着された図9、図10に示すばね受け部材26の突起27が設けられる面と反対側の面に設けたばね止め部28に係合することで回り止め固定されている。さらに、可動子6の他端面と吸振錘17の一端面との間には第2ばね部材13aが介在されており、この第2ばね部材13aの一端は、上記ヨーク5の他端面に装着されるばね受け部材26に設けた係合凹所(図9、図10)に係合することで回り止め固定され、他端は吸振錘17の一端面に設けた溝状のばね止め部29(図11(b))に係合することで回り止め固定されている。さらに、吸振錘17の他端面とシールドケース12の他方の内側面との間に第3ばね部材13bが介在されており、この第3ばね部材13bの一端は吸振錘17の他端面に設けた溝状のばね止め部30(図11(c))に係合することで回り止め固定され、他端は他方の軸受け部24bに対して回り止め固定されている。これら3つのばね部材13,13a,13bの各両端をそれぞれ上記所定のばね受け部材26等で回り止め固定することで、可動子6を軸周り方向Aに許容範囲内で回転可能な状態で保持する働きと、可動子6の軸周り方向Aの回転動作に伴ってバネ力が蓄積されることで、可動子6の回転角度を許容範囲内に規制して、シャフト3のローリング角度を決める働きとをする。
【0048】
ところで、上記ばね部材13(13a,13b)のみで可動子6の回転を規制する構造では、外部から可動子6を軸周り方向Aに許容範囲以上に回転させる力が加わったときには可動子6が許容範囲を越えて回転する可能性があり、アクチュエータの駆動特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0049】
そこで本例では、外部から可動子6に対して軸周り方向Aに許容範囲以上に回転させる力がかかったときに可動子6の回転を機械的に止めるためのストッパー手段14を設けている。ここでは、図1(b)に示すように、歯磨き用ブラシ23が取り付けられるシャフト3の軸方向Bの一端部とは反対側の他端部は断面D字状をしたDカット面14aとなっており、他方の軸受け部24bに設けた山形状テーパー部31に嵌め込んである。可動子6が振幅の中立位置にあるときは、シャフト3のDカット面14aは山形状テーパー部31の斜面に当たらず、シャフト3は軸周り方向Aに許容範囲で往復回転可能となり、シャフト3が軸周りの一方向A1に許容範囲以上に回転したときはDカット面14aが山形状テーパー部31の片側斜面に当たることでシャフト3の一方向A1への回転が止められ、またシャフト3が他方向A2に許容範囲以上に回転したときにはDカット面14aが山形状テーパー部31の他側斜面に当たることでシャフト3の他方向A2への回転が止められるようになる。これにより、シャフト3のローリング角度以上の回転が機械的に阻止されることとなり、外的付加荷重や衝撃荷重等に対してローリング駆動リニアアクチュエータ2の信頼性を確保できるようになっている。
【0050】
なお、Dカット面14aは、シャフト3にヨーク5を圧入固定して組み付ける際の基準面として使用できるものである。つまり、ヨーク5のコ字状溝25の平坦な底面25a(図4)とDカット面14aとが略平行となるようにヨーク5を組み付けることで、シャフト3に対するヨーク5の正規の組み付け角度を容易に決定できるようになっている。
【0051】
しかして、ローリング駆動リニアアクチュエータ2を構成するにあたって、高価な永久磁石の使用にあたり、平板状永久磁石4を使用し、この平板状永久磁石4を筒状の固定子10側に設けるのではなく、固定子10内に回転自在に挿入される可動子6側に設けているので、従来のように筒状の永久磁石をシールドケース12の内面に配設した場合と比較して、平板状永久磁石4の内径及び外径が小さくなって平板状永久磁石4の体積が小さくなり、このように平板状永久磁石4の小型化に伴い、平板状永久磁石4のコストが安くなり、ローリング駆動リニアアクチュエータ2のコストを低減することができる。さらに、平板状永久磁石4は、例えば棒磁石をスライス切断するだけで、安価に製作することができるので、従来のように複数個の瓦状の永久磁石を筒状に組み立てる場合と比較して、製作面でも好ましいものである。しかも、この平板状永久磁石4の外面4aと内面4bとを結ぶ方向に着磁したものをヨーク5のコ字状溝25に嵌め込むだけで、平板状永久磁石4の外面4aとヨーク5の外面5aとが異極となり、平板状永久磁石4の磁束をヨーク5に通しやすくすることができ、平板状永久磁石4の磁束を効率良く使うことができるので、従来のように機械的な運動変換機構を利用したものと比較して、ローリング駆動リニアアクチュエータ2の組み立てが容易となる。
【0052】
なお前記実施形態では、ステータ9を巻線ボビン8の軸方向B両側に設けた場合を説明したが、図12、図13に示すように、巻線ボビン8の軸方向Bの片側のみに設けてもよい。図12は可動子6の回転初期において、ステータ9の磁極子11は平板状永久磁石4に対向して位置した場合を示し、図13は可動子6の回転初期においてステータ9の磁極子11が平板状永久磁石4とヨーク5との接点15に対向して位置している場合を示している。図12、図13のいずれにおいても可動子6の動きは前記実施形態で説明したものと同様であるが、図12では、ヨーク5をシャフト3に組み付ける際に、シャフト3に設けたDカット面14a(図1(b))とヨーク5のコ字状溝25の平坦な底面とが略平行となるようにヨーク5を組み付けることで、シャフト3に対するヨーク5の正規の組み付け角度を容易に決定できるという利点がある。一方、図13では、前記図5で説明した場合と同様、ステータ9の磁極子11の位置を平板状永久磁石4からずらせることで、可動子6の初期の回転力が大となり、スムーズな往復ローリング運動を開始させることができる利点がある。
【0053】
ここで、上記実施形態のものは、軸周り方向Aに回転駆動する可動子6と、該可動子6を軸周り方向Aに支持するばね部材13とでローリング駆動の振動系を構成しているが、このようなローリング駆動リニアアクチュエータ2において、電圧を一定にした場合における周波数と可動子6の振幅の関係、及び、この関係における周波数と電流の関係は図14に示すようなグラフとなる。すなわち図14において、線イ、ロは電圧を一定にした場合における周波数と可動子6の振幅の関係を示し、線ハ、ニは周波数と電流の関係を示しており、共振周波数(図14においてホで示す)付近の周波数の交番電流を流すことで、前述のように可動子6の振動量(振幅量)が多く取れるのであり、例えば、図14において、共振周波数が250[Hz]の場合、可動子6は1.1[mm]の最大振幅となり、250[Hz]以下、230[Hz]以上の範囲(図14において範囲ヘで示すで示す)、及び、250[Hz]以上、280[Hz]以下の範囲では、それぞれ、0.5[mm]以上の振幅となり、この範囲内に可動子6の振幅が設定されると、ばね部材13を利用して可動子6の振動量(振幅量)を多く取れることになる。ここで、共振周波数付近で且つ共振周波数よりも高い周波数と低い周波数との2箇所で同じ振幅が得られるが、共振周波数よりも低い周波数に設定して可動子6をローリング駆動させる場合(範囲ト内で周波数を設定した場合)は、低電流で目的とする振幅で往復ローリング運動させることができ、特にローリング駆動リニアアクチュエータ2の電源が電池21の場合において、電池21の長寿命化を図ることができる。一方、共振周波数よりも高い周波数に設定した場合(範囲ヘ内で周波数を設定した場合)は、高電流で目的とする振幅で往復ローリング運動させることができ、大きな出力を得ることができる。
【0054】
本発明の上記した実施形態に示すローリング駆動リニアアクチュエータは種々の駆動源として用いることができるが、その一例として例えば電動歯ブラシに用いることができる。その一例を図3に示す。
【0055】
電動歯ブラシの略筒状をした細長いハウジング22内にはハウジング22内の長手方向の略半分に上記のローリング駆動リニアアクチュエータ2が内装してあり、ハウジング22内の長手方向の他の略半分に電池21が内装してある。また、このハウジング22内には制御回路部が内装してあり、更に、図示を省略しているがハウジング22の外周面部にはスイッチが設けてある。ハウジング22に内装したローリング駆動リニアアクチュエータ2の可動子6のシャフト3の一端部はハウジング22の長手方向の一端面部に露出しており、このシャフト3の一端部に歯磨き用ブラシ23の柄部24の長手方向の一端部を取付けてあり(柄部24はシャフト3に固定してもよく、あるいは着脱自在に取付けてもよく、着脱自在に取付けた状態では柄部24はシャフト3に対して軸周りには回動しないように取付ける)、柄部24の長手方向の他端部の一側面に柄部24の長手方向と略直交する方向に突出するブラシ部が設けてある。
【0056】
しかして、ローリング駆動リニアアクチュエータ2の巻線7に電流を印加することで、シャフト3を軸周り方向に往復ローリング運動してシャフト3に取付けた歯磨き用ブラシ23が軸周り方向にローリング駆動し、これにより歯磨きを行うものである。
【0057】
そして、上記ローリング駆動リニアアクチュエータ2を備えた電動歯ブラシにおいては、既に述べたようにローリング駆動リニアアクチュエータ2が平板状永久磁石4をシャフト3に装着することで低コスト化したローリング駆動リニアアクチュエータ2を使用できるので電動歯ブラシの低コスト化が図れるものである。
【0058】
また、本発明に係るローリング駆動リニアアクチュエータ2は、電動歯ブラシ1の駆動源として利用される場合に限らず、電気かみそりの駆動源として、さらに各種の機械制御用の駆動源として広い範囲に適用可能である。
【0059】
【発明の効果】
上述のように本発明のローリング駆動リニアアクチュエータにあっては、平板状永久磁石をシャフトに装着することで、従来のように筒状の永久磁石をシールドケースの内面に配設した場合と比較して、平板状永久磁石の内径及び外径が小さくなって平板状永久磁石の体積が小さくなり、平板状永久磁石のコストが安くなる。しかも、平板状永久磁石の外面と内面とを結ぶ方向に着磁を行なうことで、平板状永久磁石の外面とヨークの外面とが異極となり、平板状永久磁石の磁束をヨークに通しやすくすることができ、平板状永久磁石の磁束を効率良く使うことができると共に、従来の機械的な運動変換機構を利用したものと比較して、ローリング駆動リニアアクチュエータの組み立て性が向上する。この結果、小型化が可能で且つ組み立てが容易なローリング駆動リニアアクチュエータを低コストで得ることができるものである。さらに、吸振錘は可動子とは軸周り方向に逆位相で回転するので、可動子の回転をアシストできるようになり、大きな出力を得ることができる。さらに可動子の軸周り方向の回転動作に伴ってバネ力が蓄積されることで、可動子の回転角度を許容範囲内に規制することができる。そのうえシャフトが外力によって許容範囲以上に回転するのをストッパー手段によって機械的に規制できるので、外力によって可動子が許容範囲以上に回転をするのを確実に止めることができ、シャフトに対して強い外的付加荷重や衝撃荷重等がかかった場合でも、往復ローリング運動の信頼性を確保できるものである。
【0060】
また、本発明の電動歯ブラシにあっては、上記のように小型化が可能で且つ組み立てが容易な低コストのローリング駆動リニアアクチュエータを用いているので、電動歯ブラシの小型化、組み立て性の向上及びコストの低減を図ることができる。しかも、大きな出力を得ることができ、さらに可動子の回転角度を許容範囲内に規制することができ、そのうえ外力によって可動子が許容範囲以上に回転をするのを確実に止めることができ、歯磨き用ブラシを駆動するシャフトに対して強い外的付加荷重や衝撃荷重等がかかった場合でも、往復ローリング運動の信頼性を確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態のローリング駆動リニアアクチュエータの断面図、(b)はシャフトのDカット面付近の断面図である。
【図2】同上のローリング駆動リニアアクチュエータの分解斜視図である。
【図3】同上のローリング駆動リニアアクチュエータを内蔵した電動歯ブラシの側面断面図である。
【図4】同上のシャフトにヨーク及びばね受け部材を組み付けた状態の斜視図である。
【図5】(a)は同上のローリング駆動リニアアクチュエータの動作を説明するための概略断面図、(b)は巻線ボビンの片側に配置される一方のステータの磁極子と平板状永久磁石との位置関係を説明する断面図、(c)は巻線ボビンの他の片側に配置される他方のステータの磁極子と平板状永久磁石との位置関係を説明する断面図である。
【図6】同上の巻線ボビンとステータの分解斜視図である。
【図7】(a)は同上のシールドケースとステータ付き巻線ボビンの分解斜視図、(b)は同上のシールドケースの断面図である。
【図8】(a)〜(c)は同上のばね部材の正面図、側面図、背面図である。
【図9】(a)は同上のばね受け部材の側面図、(b)は正面図である。
【図10】同上のばね受け部材にばね部材の一端を回り止めする場合の説明図である。
【図11】(a)〜(d)は同上の吸振錘の正面図、側面断面図、背面図、斜視図である。
【図12】(a)は同上の巻線ボビンの片側にステータを配置した場合の断面図、(b)はステータの磁極子と平板状永久磁石との位置関係を説明する断面図である。
【図13】(a)は同上の巻線ボビンの片側にステータを配置した場合の断面図、(b)はステータの磁極子と平板状永久磁石との位置関係を説明する断面図である。
【図14】同上の巻線に印加される電圧を一定にした場合における周波数と可動子の振幅の関係、及び、この関係における周波数と電流の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電動歯ブラシ
2 ローリング駆動リニアアクチュエータ
3 シャフト
4 平板状永久磁石
4a 外面
4b 内面
5 ヨーク
5a 外面
6 可動子
7 巻線
8 巻線ボビン
9 ステータ
10 固定子
11,11a,11b 磁極子
13 ばね部材
15,15a,15b 接点
16 ステータ位置決め部
17 吸振錘
18 吸振錘の隙間
19 嵌合部
20 回転規制部
A 軸周り方向
A1 軸周り方向の一方向
A2 軸周り方向の他方向
B 軸方向
D 回転軸線
M 吸振錘の重心位置
Claims (10)
- 軸周り方向に回転自在に支持されたシャフトに平板状永久磁石とヨークとを装着して可動子を構成し、該可動子を囲むように周方向に巻回された巻線と磁性体からなるステータとを備えた筒状をした固定子内に上記可動子を回転自在に挿通すると共に、巻線に電流を印加して可動子をシャフトを中心として所定角度で往復ローリング運動させるようにしたローリング駆動リニアアクチュエータであって、上記平板状永久磁石とヨークとが周方向に隣接配置され、平板状永久磁石はシャフトの軸方向と交差する方向の外面と内面とが異極となるように着磁されており、ステータに設けた磁極子が平板状永久磁石の外面或いはヨークの外面に対向するものであり、上記軸周り方向に所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子と、該可動子を軸周り方向に支持するばね部材とでローリング駆動の振動系を構成し、この振動系に吸振錘を設け、吸振錘の重心位置を可動子の回転軸線と同軸上に配置すると共に、可動子の回転時に可動子と吸振錘とが軸周り方向に逆位相で回転駆動されるように構成し、さらに上記可動子の回転角度を許容範囲内に規制するためのばね部材と、外部から可動子を軸周り方向に許容範囲以上に回転させる力がかかったときに可動子の回転を機械的に止めるためのストッパー手段とを備えていることを特徴とするローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記平板状永久磁石が周方向に2個以上設けられ、各平板状永久磁石の外面が同極となっていることを特徴とする請求項1記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記ステータは、巻線が巻回される巻線ボビンの軸方向の両側に設けられていると共に、一方のステータの磁極子の位置と他方のステータの磁極子の位置とを可動子の軸周り方向において不一致としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記可動子の回転初期において、少なくとも一方のステータに設けた磁極子が平板状永久磁石とヨークとの接点に対向して位置していることを特徴とする請求項3記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記巻線が巻回される巻線ボビンの軸方向の側面に、ステータを巻線ボビンに対して軸周り方向に位置決めするためのステータ位置決め部を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記吸振錘と可動子との間に、シャフトの軸方向と交差する方向に隙間を設けたことを特徴とする請求項1記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記可動子の回転時に吸振錘の慣性モーメントが可動子の慣性モーメントよりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項1又は請求項6記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 軸周り方向に所定角度で往復ローリング運動を行なう可動子と、該可動子を軸周り方向に支持するばね部材とでローリング駆動の振動系を構成したものにおいて、巻線に電流を印加することで上記可動子をその共振周波数よりも低い周波数でローリング駆動する場合又は上記共振周波数よりも高い周波数でローリング駆動する場合のいずれか一方を選択的に設定可能であることを特徴とする請求項1記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 上記ステータの外周部に凸又は凹形状の嵌合部を設け、アクチュエータの外郭を形成するシールドケースの内面に、該嵌合部に嵌合してステータの軸周り方向の回転を規制するための凹又は凸形状の回転規制部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のローリング駆動リニアアクチュエータ。
- 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のローリング駆動リニアアクチュエータを駆動源とし、該ローリング駆動リニアアクチュエータのシャフトにより駆動される歯磨き用ブラシを備えていることを特徴とする電動歯ブラシ。
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