JP4214363B2 - 像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像倍率補正機能付き光学系及び同光学系を備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
非可視光として赤外光を利用しているフィルムスキャナの画像読取装置においては、フィルム等被写体に照明光を照射することにより、被写体の画像情報を含む光を撮像光学系を介して光電変換素子の受光面に投影・結像し、前記光電変換素子により光電変換することにより、被写体からの画像情報を電気信号に変換して画像データとして読み取っている。
また、このような装置では、照明光学系及び撮像光学系に付着したゴミ、フィルム上のゴミ、傷、指紋等は読み取った画像データ上に黒点等となって現れ、結果的にフィルムスキャナで再現する画像の欠陥となり画質の劣化をもたらしていた。
【0003】
これに対して、赤外光を利用してこのような画像の欠陥を自動的に見えなくし、或いは十分に軽減するように補正する方法が各種提案されている。これは、フィルムの赤外光に対する透過率特性に着目して、上述の画質劣化の原因となるゴミ、傷、指紋等のみを赤外光により検知し、検知したゴミや傷等の欠陥データにより可視光で読み取った被写体の画像データを修正するという方法である。
【0004】
しかし、レンズ等撮像光学系では可視光と赤外光の波長の違いによる主として軸上色収差及び倍率色収差の2種類(ザイデルの5収差は省略する)の色収差を生じ、軸上色収差によって光路長のずれが生じ、赤外光による結像面は可視光による結像面よりも一般的に遠方に存在する。また、倍率色収差によって像倍率の異なる収差が生じ、可視光による結像面よりも遠方に結像した場合の赤外光による結像面では、可視光像より赤外光像が大きくなる場合がある。
【0005】
したがって、「特公平6−78992号公報」(従来例1)では、赤、緑、青の各色分解フィルタと、IR(赤外線)フィルタを装着したフィルタホルダを回転して3原色画像とIR画像を1個の光電変換素子で順次読み取っているが、IRフィルタによるIR画像データ読取時には、駆動機構によってセンサ(光電変換素子)を光軸方向に微少量変化させて結像位置を制御している。
【0006】
「特開2000−324303号公報」(従来例2)では、可視光と赤外光の波長の違いによる結像位置の違いを可視光用フィルタと赤外光用フィルタの厚みを変えることにより補正している。実際には可視光による結像面よりも、赤外光による結像面は遠方に存在するので、この結像位置の違いを補正すべく可視光読取の際には赤外光読取の場合よりも厚いフィルタを挿入して結像面の位置補正を行っている。このことにより、可視光読取と赤外光読取の場合で各々適切な光路長に制御して1個の光電変換素子により画像を読み取ることが可能となる。さらにレンズ移動手段により結像レンズを光軸に沿って移動することによって結像位置を制御することもできる。
【0007】
「特開2001−211295号公報」(従来例3)では、光学フィルタとしての赤外光カットフィルタと可視光カットフィルタをフィルタ用モータで切り替えると同時に、一体的に保持枠に保持され光軸間距離が予め調整されている結像レンズとラインセンサ(撮像素子)がフォーカスモータによって可視光像及び赤外光像それぞれがベストピント(最良合焦)状態になるようフォーカス調整することによってそれぞれの光路長を補正している。
【0008】
一方、近年、電子・通信技術のデジタル化に伴い240サイズで透明な磁気層が形成された写真フィルム(いわゆる「APSフィルム」)の登場もあり、従来の135サイズの写真フィルム、110,120及び220サイズ(ブローニサイズ)等も含めて、画像読取装置は多様なサイズの写真フィルムに対応する必要が生じてきた。そこで画像読取装置には自由に画枠設定が可能なズームレンズを対物レンズとして使用するようになってきた。
【0009】
そのほかに、非可視光として紫外光領域を利用している従来例として、近年ますます微細化されつつある半導体集積回路のパターンを高分解能で精度良く検査することのできる紫外線顕微鏡装置として、「特開平5−127096号公報」(従来例4)では、可視域から近紫外域の波長を有する光源(水銀ランプ)からの光は、照明レンズ系、対物レンズ系を通じてステージに保持された被検体としての半導体デバイスへ照射される。半導体デバイスで反射した光は前記対物レンズを再度通過し、ダイクロイックミラーにより紫外線の光路と可視光の光路とに分離される。
分離された光は、2つに分離された鏡筒のそれぞれの鏡筒内を通過し変倍レンズ系を介して、紫外線は紫外線用CCD(モノクローム)カメラへ、可視光はカラーCCDカメラへ導かれる。
したがって、半導体デバイスのパターンは、高解像力、高倍率の紫外線画像と、半導体デバイスのパターンの色を視認できるカラー画像とを同時に表示したり、画像処理装置を通じて紫外線画像とカラー画像とを重畳させて表示することにより、紫外線画像を疑似カラー画像として表示可能となる。
ここで、前記変倍レンズ系は、近紫外域と可視光域の光に対してそれぞれ像位置の色収差及び倍率の色収差が補正されている。また、紫外線顕微鏡の総合倍率を可変とするように、変倍レンズ系と対物レンズ系との組み合わせが選択可能となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例1〜3のように赤外光を利用している画像読取装置においては、R,G,Bフィルタ及びIRフィルタや、赤外カットフィルタ、可視光カットフィルタ等をフィルタ切替用モータで切り替え、さらにその都度レンズフォーカスを制御したり又は一体的に保持枠に保持され光軸間距離が予め調整されている結像レンズとラインセンサをフォーカスモータで制御する方式では、フィルタを順次切替ながら画像を読み込むため処理速度が自ずから制限され、また、フィルタ切替制御とそのための機構が装置を大型化、複雑化する傾向にあった。
【0011】
さらに、レンズは、使用するガラスの屈折率が光の波長によって異なるために軸上色収差・倍率色収差を生じ、特にズームレンズではズーミングとともに軸上色収差・倍率色収差ともに変動し、この変動量が問題となる。軸上色収差は一般的に望遠端で最も大きくなると言われている。この軸上色収差が大きく残っていると、テレビカメラでは、トラッキング(R,G,Bチャンネルのフォーカス合わせ)を広角端で正確に合わせても望遠端でB,Rチャンネルのトラッキングエラーが生じ、色のにじみとなって現れる。
また、倍率色収差があるとテレビカメラでは、レジストレーション・エラーの変動となって現れる。特に長焦点の高倍率ズームレンズでは、広角側と望遠側では緑の波長の光学像に対し赤と青の光学像の倍率が逆転する傾向にある。
近年では、レンズ光学系の設計がコンピュータの活用により容易になり、精密に、かつ高速で行え、さらに、通常の光学ガラスとは分散の異なる蛍石という結晶や、異常分散ガラス等ガラス材料の開発もあり、可視光領域での軸上色収差及び倍率色収差も殆ど問題にならない程度に改良が進んでいる。
【0012】
しかし、通常のズームレンズにおいては、可視光領域に対し近赤外光・赤外光など長波長領域では軸上色収差・倍率色収差ともに改善が困難で、そのため、多様なサイズの写真フィルムに対応するためズームレンズを画像読取装置に使用する場合、ズーミングによる長波長領域での広角側から望遠側までの軸上色収差の変移は画像読取装置の光学系で補正し、倍率色収差は画像信号処理手段をコンピュータ制御するなどして補正する必要があった。
【0013】
また、前記従来例4の紫外線顕微鏡装置においては、2つに分離された鏡筒にそれぞれ専用のカメラを搭載するなど、装置が複雑で、大型化しやすい傾向にあった。
【0014】
以上説明した現状に鑑み、赤外光を使用した画像読取装置などにおけるR,G,Bフィルタ及びIRフィルタや、赤外カットフィルタ、可視光カットフィルタ等を装着したフィルタディスクを使用せず、さらに、広角側から望遠側までズームレンズのズーム倍率が変化しても軸上色収差及び倍率色収差を補正することにより非可視光の焦点位置補正及び倍率補正が可能であり、また、紫外線顕微鏡装置においては、一つの鏡筒と1台のカメラ装置にできる像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者は,上記に鑑み鋭意研究の結果、次の手段によりこの課題を解決した。
(1) 対物レンズとしてズームレンズを装着した撮像装置において、
前記ズームレンズによる光学像を可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段と、
非可視光光路中のみに配設され、前記ズームレンズによる第1次像を変倍し、かつ軸上色収差及び倍率色収差を補正した第2次像として再結像させ、該第2次像の大きさを、可視光光路の前記ズームレンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致させるための像倍率に変化できるリレーレンズ光学系と、
前記ズームレンズの像倍率データが予めメモリされた像倍率データメモリと、
前記像倍率データメモリから読み出したデータに基づいて前記リレーレンズ光学系を制御するリレーレンズ制御手段とを備え、
前記像倍率データが、前記ズームレンズのそれぞれの焦点距離における可視光画像の像倍率に対応する非可視光画像の像倍率データであることを特徴とする像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0016】
(2) 前記リレーレンズ光学系が、前記ズームレンズ側から順に、
前記第1次像に合焦し、かつ概略平行光束とする第1レンズ群と、
該第1レンズ群の光束を受けて像倍率を連続的に変化できる第2レンズ群と、
該第2レンズ群の光束を受けて第2次像を結像する第3レンズ群と
で構成されてなることを特徴とする前項(1)に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0017】
(3) 前記リレーレンズ光学系が、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に、又は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に、又はその双方に反射ミラーを配設し、前段のレンズ群からの光束を所定の角度で反射し、後段のレンズ群に入射できることを特徴とする前項(1)又は2に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0018】
(4) 前記反射ミラーが、その反射角度を調整可能な機構を備えてなることを特徴とする前項(3)に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
(5) 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
前記ズームレンズ側から順に、非可視光を反射し、可視光を透過する干渉膜を備えた1つのプリズムと、該プリズムの可視光を透過する射出面側に配設された1つ又は複数のプリズムとで構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0019】
(6) 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
前記ズームレンズ側から順に、非可視光を透過し、可視光を反射する干渉膜を備えた1つのプリズムと、該プリズムの非可視光を透過する射出面側に配設された1つのプリズムとで構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
(7) 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
可視光を反射又は透過し、非可視光を透過又は反射する干渉膜を備えたミラーで構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0021】
(8) 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第1レンズ群を制御して、前記第1次像に合焦させることができるものであることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0022】
(9) 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づきズーム機能を有する複数のレンズを配置した第2レンズ群を制御して、前記第1レンズ群の光束を受けて像倍率を連続的に変化させることができるものであることを特徴とする前項(1)〜(8)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0023】
(10) 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第3レンズ群を制御して、前記第2レンズ群の光束を受けて前記第2次像の大きさを、可視光光路のズームレンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致させることができ、かつ合焦できるものであることを特徴とする前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
【0026】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施の形態について、実施例の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本願発明実施例1の非可視光の軸上色収差補正及び倍率色収差補正が可能な像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置をフィルムスキャナの画像読取装置として使用した場合の光学系模式図及び回路ブロック図であり、図2は、同発明実施例1のリレーレンズ光学系の第1レンズ群と第2レンズ群との間に反射ミラーを配設した像倍率補正機能付き光学系の模式図であり、図3は、同発明実施例1の撮像光学系の複合プリズムに異なる形状の2つのプリズムを組み合わせ、その非可視光光路中のみにリレーレンズ光学系を備えた像倍率補正機能付き光学系の模式図であり、図4は、同発明実施例1の撮像光学系に4ピース色分解プリズムを使用し、その非可視光光路中のみにリレーレンズ光学系を備えた像倍率補正機能付き光学系の模式図であり、図5は、同発明実施例2の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を監視用テレビカメラとして使用した場合のブロック図であり、図6は、同発明実施例3の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を紫外線顕微鏡装置用撮像装置として使用した場合の模式図であり、図7は、同発明実施例3の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を紫外線顕微鏡装置用撮像装置として使用した場合のブロック図である。
【0027】
(実施例1)
図1において、集光光学系を含む照明光源として非可視光領域としての赤外光領域と可視光領域の波長を合わせ持つ光源Lによって照射された光は、フィルム駆動装置1によって一定方向・一定速度で走行するネガフィルム2を透過し、対物レンズであるズームレンズ3により複合プリズム4の第1のプリズム4aを介してラインセンサ型可視光用撮像デバイス5の光電変換素子面に結像し、また、第1のプリズム4aと第2のプリズム4bを透過して第1次像11を結像し、さらにリレーレンズ光学系12を介して非可視光用撮像システムとしてのラインセンサ型赤外光用撮像デバイス6の光電変換素子面に第2次像13を再結像する。
【0028】
像分離手段である前記複合プリズム4は、赤外光領域の波長を透過(又は反射)し、可視光領域の波長を反射(又は透過)する干渉膜が蒸着された被膜面4cを有し、二等辺直角三角形形状の第1のプリズム4aと、該第1のプリズム4aの前記被膜面4cと一定空隙を介して相対する第2のプリズム4bとで正四角形状に形成されている。
前記複合プリズム4において、可視光領域の波長又は赤外光領域の波長のみを取り出すために2つのプリズム4a,4bのそれぞれの射出面に、余分な波長領域等をカットする光学フィルタとしてそれぞれ赤外光カット用トリミングフィルタ及び可視光カット用トリミングフィルタ又は赤外光特定波長(例えば800nm〜850nm)のバンドパスフィルタ等を貼着することが好ましい。
なお、上記図例では2つのプリズムで光学像を可視光像及び非可視光像に分離する光学系であるが、簡易な方式として、可視光を反射又は透過し、非可視光を透過又は反射する干渉膜(被膜面4c)を備えた板状のミラーとしてもよい。
【0029】
上記撮像デバイスの一例としては、可視光領域とともに赤外光領域にも感度を有する固体撮像デバイス(CCD)がある。またこの撮像デバイスは、画像のカラー読取が可能な赤・緑・青(R,G,B)光の感度を兼ね備えている。
本実施例では、可視光用撮像デバイス5として、受光部がある一定の間隔をおいて平行に配置されている3ライン(R,G,B)を持つ3ラインセンサを用いている。また、赤外光用撮像デバイス6としては、赤外光領域の波長に感度の優れた1ラインの撮像デバイスを用いてもよい。
【0030】
一定方向・一定速度で走行するフィルム2に同期してライン・バイ・ラインで画像を読み取る2つの撮像デバイス5,6の光電変換された電気信号(以降、画像信号と記述)は、A/D変換、自動利得調整、シェーディング補正、ガンマ補正等公知の画像処理回路を有する増幅回路7,8でそれぞれ増幅され、フィルム欠陥補正手段9に入力される。
なお、フィルム欠陥補正前の各増幅回路7,8の出力画像は端子18,19に、フィルム欠陥補正後の出力画像は端子20にビデオモニタを接続することにより監視できる。
【0031】
フィルム欠陥補正手段9では、前述したように、照明光学系及び撮像光学系に付着したゴミ、フィルム上のゴミ、傷、指紋等が読み取った画像データ上に黒点等(ポジフィルムの場合は白点等)となって現れ、結果的に画像読取装置で再現する画像の欠陥となり画質の劣化をもたらしてしまうので、このようなの画像の欠陥を自動的に見えなくし、或いは十分に軽減するように補正する公知の技術を使用している。
すなわちフィルムの赤外光に対する透過率特性に着目して、上記の画質劣化の原因となるゴミ、傷、指紋等のみを赤外光により検知し、検知したゴミや傷等の画像データと、可視光で読み取った画像データとを比較してフィルム欠陥補正手段9を用いてフィルム欠陥を補正するという方法である。
フィルム欠陥補正手段9の信号出力は出力端子20を介して図示しない画像メモリ、画像処理回路等を備えた公知の写真プリント装置へ供給される。
【0032】
このように、可視光用撮像デバイス5及び赤外光用撮像デバイス6から光電変換された画像信号に基づいてフィルムの欠陥補正を行うが、自由に被写体の画枠設定が可能なズームレンズ3によってサイズの異なる多種類のフィルムに対応し、かつフィルムサイズによってズーム倍率を変更しても、可視光と赤外光との波長の違いにより生ずる赤外光用撮像デバイス6の受光面(第2次像13)の軸上色収差及び倍率色収差を補正でき、さらにそれぞれの撮像デバイスの受光面に適正な光学像を結像できるように、本願発明ではリレーレンズ光学系12を制御している。
【0033】
図1において、ズームレンズ3には、ズームレンズ制御手段10として図示しないアイリス、フォーカス、ズームの各機構に小型モータによる駆動手段を取り付け、フィルムサイズの自動又は手動切替、ネガ・ポジフィルムの選択切替等の機能を有する制御パネル17からの指令に基づいて、それぞれ手動又は自動制御機能を備えたアイリス、フォーカス、ズーム各駆動手段を駆動している。
さらに、ズームレンズ3の広角端から望遠端までの可視光領域における各焦点距離値に対し、赤外光領域の波長によって生ずる像倍率の変化量を予め計測し、これで得たズーム倍率データの実測値を像倍率データメモリ15に入力しておく。
ここで、像倍率データメモリ15は、予め複数のズームレンズ3のズーム倍率データをメモリ・アロケーション・テーブルとして持つことが好ましい。
なお、可視光領域におけるズームレンズ3の各焦点距離は緑チャンネルの中心波長を基準とすることが好ましい。
また、赤外光領域の波長の中心値は、赤外光でゴミ、傷等を効率よく検知できる波長領域と、赤外光用撮像デバイス6の感度の比較的高い波長領域とを勘案して設定することが好ましい。
【0034】
フィルム駆動装置1に装填されたフィルム2のサイズに対応して制御パネル17で選択されたフィルムサイズ制御信号により、ズームレンズ制御手段10を介して、ズームレンズ3のズーム倍率値(焦点距離)を可視光用撮像デバイス5の受光面に適正な大きさの光学像が結像されるように所定の値に制御すると同時に、制御パネル17で選択されたフィルムサイズ制御信号により、像倍率データメモリ15に入力されている前記所定のズーム倍率値に対応した前記赤外光による像倍率データを読み出してリレーレンズ制御手段16に加えることによりリレーレンズ光学系12の第1〜3のレンズ群を駆動して、赤外光用撮像デバイス6の受光面(第2次像13)にゴミ、傷等の欠陥画像を結像する。
【0035】
リレーレンズ光学系12は、対物レンズ側から順に、前記第1次像11に合焦し、かつ概略平行光束とする第1レンズ群12aと、該第1レンズ群12aの光束を受けて像倍率を連続的に変化できる第2レンズ群12bと、該第2レンズ群12bの光束を受けて第2次像13を結像する第3レンズ群12cとで構成されている。
【0036】
前述の通り、前記制御パネル17で選択されたフィルムサイズ制御信号によりズームレンズ3が所定のズーム倍率値に設定されると、可視光用撮像デバイス5の受光面に、選択されたフィルムサイズの可視光領域の波長による被写体像が結像される。
同時に、第1のプリズム4a及び第2のプリズム4bを透過して結像された第1次像11としてゴミ、傷等の欠陥画像である赤外光領域の波長による被写体像が結像される。
【0037】
前述の通り、赤外領域の波長による第1次像11の結像位置は、ズームレンズ3の像倍率が変化するとその焦点距離値によって変化する。
このため、前記読み出された像倍率データに基づいてリレーレンズ制御手段16が作動し、フォーカシングレンズ系としての第1レンズ群12aは、第1次像11に合焦するように図示しない第1レンズ群駆動手段により高速度で駆動され、その第1レンズ群の光束を受けバリエータレンズ系としての第2レンズ群12bは、図示しない第2レンズ群駆動手段により高速度で駆動されて適正な像倍率値とし、さらにコンペンセーターレンズ系及びリレーレンズ系としての第3レンズ群12cは、図示しない第3レンズ群駆動手段により赤外光用撮像デバイス6の受光面に第2次像13を結像するように高速度で駆動される。
【0038】
以上、対物レンズ等撮像光学系における可視光と非可視光の波長の違いによる軸上色収差及び倍率色収差によって生ずる光路長のずれ及び像倍率の差異が前記リレーレンズ光学系によって補正でき、被写体であるフィルム2のゴミや傷等の画像データである赤外領域の波長による第1次像11を第2次像13の結像位置に再結像できることを説明した。
ここで、前記第3レンズ群12cによって再結像された第2次像13の大きさは、可視光光路の対物レンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致された大きさで再結像される。
即ち、可視光用撮像デバイス5と赤外光用撮像デバイス6が同じサイズのデバイスの場合は合致するように第3レンズ群12cは構成され、サイズが異なる場合、例えば、可視光用撮像デバイス5が1/2インチサイズで、非可視光用デバイス6が1/3インチサイズの場合の第2次像は縮小するように第3レンズ群12cは構成されている。縮小された第2次像の場合は単位面積当たりの光束が増加するため高感度化が図れる。なお、紫外線顕微鏡装置など、紫外光領域の波長による画像に高解像度画質を要求される場合は、可視光用撮像デバイス5が1/3インチサイズで、赤外光用撮像デバイス6が1/2インチサイズとして、第2次像は拡大するように第3レンズ群12cは構成されている。
当然ながら、上記撮像デバイスのサイズが異なっても撮像デバイスから光電変換されたそれぞれの画像信号上の画像の大きさは一致している。
【0039】
その他に、一般的にゴミや傷等はフィルム2の裏面又は表面の面上に発生していることが多いことと、また、特にフィルムサイズが小さいため又は部分拡大(トリミング)のためズームレンズ3の焦点距離を望遠側にした場合など、可視光用撮像デバイス5の受光面に結像されたフィルム内部の画像情報の大きさに対し、赤外領域の波長によるフィルム2の裏面(光源L側)のゴミや傷等の画像情報である第1次像11は縮小されて撮像され、表面(ズームレンズ3側)のゴミや傷等の画像情報である第1次像11は拡大されて撮像される。
このため、前記フィルム2の裏面又は表面の縮小又は拡大されたゴミや傷等の画像情報である第1次像11は、前記リレーレンズ光学系12によってそれぞれ像倍率データメモリ15の像倍率データに基づいて第2次像13に再結像され、かつその画像信号上の画像の大きさは前記可視光用撮像デバイス5の受光面に結像されたフィルム内部の画像情報の大きさと合致するように制御される。
【0040】
図2において、前記リレーレンズ光学系12の第1レンズ群12aと第2レンズ群12bとの間に反射ミラー44を配設し、前段のレンズ群からの光束を所定の角度で反射し、後段のレンズ群に入射できるように構成されている。前記反射ミラー44は、その反射角度を図示しないミラー固定金具等に調整可能な機構を備えることにより、例えば、ラインセンサ型可視光用撮像デバイス5の画素列と、ラインセンサ型赤外光用撮像デバイス6の画素列との垂直方向の位置合わせを反射ミラー44の反射角度を調整することで容易に行うことが可能になる。また、反射ミラー44によって光軸42に対する反射角度を自由に設定できるので、像倍率補正機能付き光学系43の複合プリズム4及び撮像デバイス5,6の配置上の設計自由度が得られる。
なお、反射ミラー44は、第1レンズ群12aと第2レンズ群12bとの間だけでなく、第2レンズ群12bと第3レンズ群12cとの間に配設したり、又はその双方に配設することも可能である。その他の構成及び作用は図1の説明と同様である。
【0041】
図3において、本実施例1の複合プリズム4は、プリズム加工上の容易さ等から二等辺直角三角形状としたが、像倍率補正機能付き光学系43の複合プリズム4及び撮像デバイス5,6の配置上の制約などから、異なる形状の2つのプリズムの組み合わせで複合プリズム4’を構成しても良い。
特に第1のプリズム4’aを、例えば、テレビジョンカメラ用R,G,B3ピース式プリズム光学系の青チャンネル用のプリズムと同様なくさび状の形状とし、この第1のプリズム4’aの被膜面4’cで反射された可視光の光学像を入射面側で全反射させてから可視光用撮像デバイス5に光学像を結像させる。
第2のプリズム4’bの光軸中心のガラス厚みは、前記第1のプリズム4’aの被膜面4’cから射出面までの光路長とほぼ同一とすればよい。
このような構成にすることによって、複合プリズム4’の形状が複雑になるが第1のプリズム4’aによる画像の左右(又は上下)の反転を防止することができる。その他の構成及び作用については図1の説明と同様である。
【0042】
図4において、図1〜3で示した2ピースのプリズム構成以外に4ピース色分解プリズムで構成した像倍率補正機能付き光学系43の事例を示す。
本図例では、第1のプリズム4’aの被膜面4’cで反射された非可視光の光学像を入射面側で全反射させてから第1次像11を結像させる。
第1のプリズム4’aを透過した可視光は、プリズム4’bBで赤及び緑領域波長を透過し青領域波長を反射して撮像デバイス5’B受光面に結像して青画像信号に光電変換し、同様にプリズム4’bRで緑領域波長を透過し赤領域波長を反射して撮像デバイス5’R受光面に結像して赤画像信号に光電変換し、さらにプリズム4’bGを透過した緑領域波長は撮像デバイス5’G受光面に結像して緑画像信号に光電変換する。
【0043】
本図例では、4つの撮像デバイスにそれぞれ専用の単色用ラインセンサを使用することにより被写体画像の同一場所を同一時間に走査することが可能になる。
このような構成にすることによって、複合プリズム4’の形状が複雑になるがそれぞれのプリズムによる画像の左右(又は上下)の反転を防止することができると同時に最も優れた高画質の画像信号を得ることができる。
前記複合プリズム4’において、青、赤、緑領域の波長又は赤外光領域の波長のみを取り出すために4つのプリズム4’a,4’bB,4’bR,4’bGのそれぞれの射出面に、余分な波長領域等をカットする光学フィルタ(トリミングフィルタ)を貼着することが好ましい。また、赤外光領域の波長に選択性を持たせるため赤外光の特定波長(例えば800nm〜850nm)のバンドパスフィルタ等を貼着してもよい。
その他の構成及び作用については図1〜3の説明と同様である。
【0044】
なお、実施例としてラインセンサ型撮像デバイスを使用したが、フィルム2を撮像位置で一旦静止し、エリアセンサ型撮像デバイスを用いて撮像する方式でもよい。
また、赤外光用撮像デバイス6は光学像の結像位置に配設するように記述したが、公知のフィルム欠陥補正方法によっては、光学像の結像位置から若干ぼけるような位置に予め配設してもよい。
【0045】
(実施例2)
図5は、像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置14を監視用テレビカメラとして使用した場合のブロック図であって、例えば、エリアセンサ型撮像デバイスを使用して夜間は赤外光照明を使用する昼夜兼用監視カメラ、又は赤外光の放射を伴う被写体の監視用カメラ等に適用する場合に好適である。
【0046】
本図例において、増幅回路7,8の出力信号の手動又は自動切替及び画像の階調レベル毎に着色等のできる画像処理手段21と、赤外光照明ランプIRLをオン・オフ制御できる照明制御手段23は、図示しない被写体の明るさを検知するセンサ出力か、又はビデオレベルを検知して、画像処理手段21の画像切替と、赤外光照明ランプIRLの点滅を自動制御するか又は手動で制御することもできる。出力端子18,19,22に監視用ビデオモニタを接続すればそれぞれの画像を監視することができる。その他の構成及び作用は、実施例1と同様である。
【0047】
(実施例3)
本実施例は、像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置14を紫外線顕微鏡装置用カメラとして使用した場合を示す。
図6において、紫外線顕微鏡装置39は鏡脚24にアーム25を介して鏡筒26を支持し、鏡筒26上部にはターレット40を介してズームレンズ等対物レンズを含まない撮像装置14が装着されている。
また、高倍率観察時にも、例えば被写体である半導体デバイス36をスムーズに移動可能な機械的ステージ38がアーム25に装着され、該機械的ステージ38は、Zステージ38Zと、Zステージ38Zに取り付けられたXステージ38X及び図示しないYステージ38Yで構成され、Zステージ38Zは焦点合わせのために半導体デバイス36と対物レンズ系29との相対位置を変えられるように、調節ねじ37Zを操作することにより対物レンズ系29の光軸(Z軸)に沿って微少移動ができる。
さらに、Xステージ38X及びYステージ38Yは、調節ねじ37X及び図示しない調節ねじ37Yを操作することによりそれぞれZステージ38Zに垂直方向に微少移動可能である。
そして、床から伝わる振動を機械的に防止するため、鏡脚24下部に防振台41が設置されていることが好ましい。
【0048】
可視〜近紫外の波長の光を発する、例えば水銀ランプ、キセノンランプ、水銀・キセノンランプ等の光源27からの光は、照明レンズ系28により適宜に収束されてハーフミラー32で反射され、レボルバ30に取り付けられた複数のレンズからなる対物レンズ系29によって合焦されて被写体、例えば半導体デバイス36へ入射する。
半導体デバイス36からの反射した光は再度対物レンズ系29、ハーフミラー32、結像レンズ系31、ハーフミラー33を透過し、ターレット40に収容された複数のレンズで構成される拡大レンズ系34によって本願発明の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置14のエリアセンサ型撮像デバイス上に結像する。
一方、ハーフミラー33で反射した光はアイピース系35レンズにより目視観測できる。
【0049】
ここで、例えば、対物レンズ系29に倍率10,50,100のレンズをレボルバ30に装着し、ターレット40に拡大レンズ系34として倍率1,2,4のレンズを装着して組み合わせることにより、10,20,40,50,100,200,400倍の7種類の総合像倍率が得られ、半導体デバイス36のパターン等を低倍率から高倍率まで切り替えて観察することができる。
しかし、これらの総合像倍率の変更に伴い、先に説明したズームレンズのズーム倍率を変化させた場合と同様に可視光領域に対し非可視光の波長領域での軸上色収差及び倍率色収差が発生するため、これを補正する必要がある。
【0050】
そのため、対物レンズ系29と拡大レンズ系34の組み合わせによって発生する軸上色収差及び倍率色収差の補正について図7に基づいて説明する。
紫外線顕微鏡装置39は、対物レンズ系29が装着されたレボルバ30(図6参照)及び拡大レンズ系34が装着されたターレット40(図6参照)をそれぞれ駆動できるレンズ駆動手段51と、該レンズ駆動手段51を介してそれぞれのレンズを選択・組み合わせ制御できる制御パネル52と、前記対物レンズ系29と拡大レンズ系34の組み合わせによる可視光領域の総合像倍率データに対応する非可視光領域の像倍率データを像倍率データメモリ53に予めメモリしておき、制御パネル52によって選択された前記対物レンズ系29と拡大レンズ系34の組み合わせによる像倍率データを像倍率データメモリ53から読み出し、そのデータに基づきリレーレンズ光学系12を制御できるリレーレンズ制御手段16を備えた撮像装置14で構成されている。
前記像倍率データは、対物レンズ系29と拡大レンズ系34の組み合わせによる前記総合像倍率毎に、可視光領域における各総合像倍率値(焦点距離)に対し、非可視光領域としての紫外光領域の波長によって生ずる像倍率のずれ量を予め計測し、これで得た像倍率データが像倍率データメモリ53にメモリされている。
【0051】
前記制御パネル52で対物レンズ系29と拡大レンズ系34の任意の組み合わせを選択すると、レンズ駆動手段51によって図6で示したレボルバ30とターレット40を駆動し指定の対物レンズ系29と拡大レンズ系34を選択し、同時に像倍率データメモリ53から所定の像倍率データを読み出してリレーレンズ制御手段16を介してリレーレンズ光学系12を制御し、軸上色収差及び倍率色収差を補正する。
【0052】
可視光用撮像デバイス5に結像し光電変換された被写体の色を確認できるカラー画像として出力端子19に出力し、非可視光用撮像デバイスとしての紫外光用撮像デバイス6’に軸上色収差及び倍率色収差が補正された被写体像を結像し、光電変換された被写体の高解像力、高倍率の紫外画像として出力端子18に出力される。
また、画像処理手段21によって紫外画像とカラー画像とを重畳させて表示することにより紫外画像を疑似カラー画像として出力端子22から出力し図示しないビデオモニタに表示することもできる。
【0053】
以上の説明において、「・・・レンズ系」とは、単数又は複数の光学レンズを含む系を意味する。また、「アイピース系」とは、肉眼で観察するためのアイレンズ、視野レンズ等を含む系を意味する。
ここで、ハーフミラー33は反射ミラーとし、半導体デバイス36からの全反射光を撮像装置14に効率よく供給するため上下端のいずれかに回転ひんじを備えて、アイピース系35で観察する場合は図6で示す位置にして半導体デバイス36からの全反射光をアイピース系35へ供給し、撮像装置14で観察する場合はひんじを利用して反射ミラーを光路中からはずれるようにしても良い。
また、紫外線に弱い被写体を観察・計測する場合には、照明光学系28の光路中のいずれかに図示しない機械的シャッタを配設し、光源27をオン・オフすることなく、被写体に対する紫外線の照射を防ぎ、被写体の損傷を最小限にするようにしても良い。
その他の構成及び作用は、実施例1と同様である。
【0054】
【発明の効果】
本願発明によれば、次のような効果が発揮される。
1.本願の請求項1の発明によれば、
前記リレーレンズ光学系が、前記第2次像の大きさを、可視光光路の対物レンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致させるための像倍率に変化できるリレーレンズ光学系を備えているので、対物レンズ等撮像光学系における可視光と非可視光の波長の違いによる軸上色収差及び倍率色収差によって生ずる光路長のずれ及び像倍率の差異が前記リレーレンズ光学系によって補正でき、かつ可視光用撮像デバイスと非可視光用撮像デバイスの大きさをそれぞれ自由に選択できるので、装置設計上の自由度が得られるとともに、特に縮小時は高感度化、光学系の小型化、低コスト化を図ることが可能になる。
さらに、対物レンズとしてのズームレンズの像倍率データが予めメモリされた像倍率データメモリと、前記像倍率補正機能付き光学系と、前記像倍率データメモリから読み出したデータに基づいて制御される前記リレーレンズ制御手段とを備え、前記像倍率データが、前記ズームレンズのそれぞれの焦点距離における可視光画像の像倍率に対応する非可視光画像の像倍率データであり、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第1〜第3レンズ群で構成するリレーレンズ光学系を制御することによって、非可視光像は自動的に軸上色収差及び倍率色収差が補正され、かつ可視光像と非可視光像は大きさの一致した画像信号が得られるので、画像処理手段によって電子的に像の大きさを合わせる必要がないため、画像処理がきわめて容易で、かつ正確な画像処理結果を提供することが可能となる。
また、フィルムサイズが小さいため又は部分拡大(トリミング)のためズームレンズの焦点距離を望遠側にした場合など、可視光用撮像デバイスの受光面に結像されたフィルム内部の画像情報の大きさに対し、赤外領域の波長によるフィルムの裏面(光源側)のゴミや傷等の画像情報である第1次像は縮小されて撮像され、表面(ズームレンズ側)のゴミや傷等の画像情報である第1次像は拡大されて撮像されても、前記フィルム2の裏面又は表面の縮小又は拡大されたゴミや傷等の画像情報である第1次像は、前記リレーレンズ光学系によってそれぞれ像倍率データメモリの像倍率データに基づいて第2次像に再結像され、かつその画像信号上の画像の大きさは前記可視光用撮像デバイスの受光面に結像されたフィルム内部の画像情報の大きさと合致するように制御できるので、可視光画像及び非可視光画像による画像処理がきわめて容易に、かつ正確な画像処理結果を提供することが可能となる。
さらにまた、フィルムスキャナの画像読取装置で、赤外光を利用して撮像光学系に付着したゴミ、フィルム表面のゴミ、傷、指紋等を検知して画像から見えなくし、あるいは十分に軽減するように補正する方法において、ゴミや傷等の検知画像を若干拡大又は縮小し、さらにピントをぼかすことによりローパスフィルタ効果を持たせ、ゴミや傷のエッジ部による検知誤差を抑制することが可能になる。
例えば、被写体を可視光及び非可視光領域の波長を含む照明手段と照明制御手段を備えた撮像装置において、ズームレンズのズーム倍率、又は顕微鏡装置の対物レンズと拡大レンズとの組み合わせによる総合像倍率など、像倍率が可変な撮像光学系の像倍率を変えることによって生ずる非可視光領域の軸上色収差及び倍率色収差を、リレーレンズ光学系を制御することによって、連続的に、かつ自動的に補正でき、可視光領域と非可視光領域の適正な光学像をそれぞれの撮像デバイスの受光面に結像することができると同時に、非可視光画像信号との画像処理によって疑似カラー信号が容易に得られる他、撮像装置の小型化、低廉化を図ることができる。
【0055】
2.本願の請求項2の発明によれば、
さらに、リレーレンズ光学系の第1〜第3レンズ群の作動により、レンズ等撮像光学系による可視光と非可視光の波長の違いで生ずる軸上色収差及び倍率色収差が補正され、かつ可視光像に対応し非可視光像の適正な光学像を非可視光撮像デバイスの受光面に結像することができる。
【0056】
3.本願の請求項3の発明によれば、
さらに、リレーレンズ光学系の光路中に反射ミラーを配設することにより、光学系全体の配置上の設計自由度が増加すると同時に装置の小型化が可能になる。さらに光路中に反射ミラーを2枚配設すれば画像の左右(又は上下)の反転防止ができる。
【0057】
4.本願の請求項4の発明によれば、
さらに、反射ミラーの角度を調整できるので、可視光像と非可視光像の位置合わせが容易にできる。
【0058】
5.本願の請求項5及び6の発明によれば、
前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、対物レンズ側から順に、非可視光を反射(又は透過)し、可視光を透過(又は反射)する干渉膜を備えた1つのプリズムと、該プリズムの可視光(又は非可視光)を透過する射出面側に配設された1つ又は複数のプリズムとで構成できるので、可視光用撮像デバイスは多種な組み合わせが可能になり、例えば、3ラインセンサ又は単板カラー撮像デバイス等を使用した簡易型から、4ピース色分解プリズムを使用しR,G,Bにそれぞれ専用のラインセンサ等を使用した高級型撮像装置の供給が可能となる。
また、3ラインセンサの場合を除き、いずれの撮像デバイスの組み合わせの場合でも、被写体の同一場所を同一時間で走査することができるので画像処理がきわめて容易で、かつ正確な画像処理結果を提供することが可能となる。
さらに、4ピース色分解プリズムを使用し赤,緑,青にそれぞれ専用のラインセンサ又はエリアセンサを使用した場合は、高精細で、かつ色再現性に優れた可視光カラー画像と非可視光画像による画像処理が可能となり、より忠実な画像処理結果を提供することが可能となる。
【0059】
6.本願の請求項7の発明によれば、
前記可視光及び非可視光に分離する光学系が、可視光を反射又は透過し、非可視光を透過又は反射する干渉膜を備えたミラーで構成すれば、撮像光学系の簡略化、低価格化が可能となる。
【0063】
7.本願の請求項8〜10の発明によれば、
前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第1レンズ群を制御して、前記第1次像に合焦させ、また、第2レンズ群を制御して、前記第2次像の大きさを、可視光光路の対物レンズによる第1次像の大きさに合致させることができ、さらに、第3レンズ群を制御して、前記第2次像を合焦できるので、例えば、前記各レンズ群に小型モータによる高速駆動手段を装着すれば、ズームレンズの焦点距離値を制御することによって像倍率が変化し、非可視光領域の波長による第1次像の結像位置及び光学像の大きさが変化しても、第2次像は自動的に軸上色収差及び倍率色収差が高速度で補正され、可視光像と非可視光像は大きさの一致した画像信号が得られるので、高速で、かつ正確な画像処理結果を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明実施例1の非可視光の軸上色収差補正及び倍率色収差補正が可能な像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置をフィルムスキャナの画像読取装置として使用した場合の光学系模式図及び回路ブロック図。
【図2】同発明実施例1のリレーレンズ光学系の第1レンズ群と第2レンズ群との間に反射ミラーを配設した像倍率補正機能付き光学系の模式図。
【図3】同発明実施例1の撮像光学系の複合プリズムに異なる形状の2つのプリズムを組み合わせ、その非可視光光路中のみにリレーレンズ光学系を備えた像倍率補正機能付き光学系の模式図。
【図4】同発明実施例1の撮像光学系に4ピース色分解プリズムを使用し、その非可視光光路中のみにリレーレンズ光学系を備えた像倍率補正機能付き光学系の模式図。
【図5】同発明実施例2の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を監視用テレビカメラとして使用した場合のブロック図。
【図6】同発明実施例3の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を紫外線顕微鏡装置用撮像装置として使用した場合の模式図。
【図7】同発明実施例3の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置を紫外線顕微鏡装置用撮像装置として使用した場合のブロック図。
【符号の説明】
1:フィルム駆動装置 2:フィルム
3:ズームレンズ 4,4’:複合プリズム
4a,4’a:第1のプリズム 4b,4’b:第2のプリズム
4c,4’c:被膜面 5:可視光用撮像デバイス
6:赤外光用撮像デバイス
6’:非可視光用撮像デバイスとしての紫外光用撮像デバイス
7,8:増幅回路 9:フィルム欠陥補正手段
10:ズームレンズ制御手段 11:第1次像
12:リレーレンズ光学系 12a:第1レンズ群
12b:第2レンズ群 12c:第3レンズ群
13:第2次像 14:撮像装置
15:像倍率データメモリ 16:リレーレンズ制御手段
17:制御パネル 18,19,20,22:出力端子
21:画像処理手段 23:照明制御手段
24:鏡脚 25:アーム
26:鏡筒 27:光源
28:照明レンズ系 29:対物レンズ系
30:レボルバ 31:結像レンズ系
32,33:ハーフミラー 34:拡大レンズ系
35:アイピース系 36:半導体デバイス
37X,37Z:調節ねじ 38:機械的ステージ
38X:Xステージ 38Z:Zステージ
39:紫外線顕微鏡装置 40:ターレット
41:防振台 42:光軸
43:像倍率補正機能付き光学系 44:反射ミラー
51:レンズ駆動手段 52:制御パネル
53:像倍率データメモリ
L:光源 IRL:赤外光照明ランプ
Claims (10)
- 対物レンズとしてズームレンズを装着した撮像装置において、
前記ズームレンズによる光学像を可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段と、
非可視光光路中のみに配設され、前記ズームレンズによる第1次像を変倍し、かつ軸上色収差及び倍率色収差を補正した第2次像として再結像させ、該第2次像の大きさを、可視光光路の前記ズームレンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致させるための像倍率に変化できるリレーレンズ光学系と、
前記ズームレンズの像倍率データが予めメモリされた像倍率データメモリと、
前記像倍率データメモリから読み出したデータに基づいて前記リレーレンズ光学系を制御するリレーレンズ制御手段とを備え、
前記像倍率データが、前記ズームレンズのそれぞれの焦点距離における可視光画像の像倍率に対応する非可視光画像の像倍率データであることを特徴とする像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。 - 前記リレーレンズ光学系が、前記ズームレンズ側から順に、
前記第1次像に合焦し、かつ概略平行光束とする第1レンズ群と、
該第1レンズ群の光束を受けて像倍率を連続的に変化できる第2レンズ群と、
該第2レンズ群の光束を受けて第2次像を結像する第3レンズ群と
で構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。 - 前記リレーレンズ光学系が、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に、又は前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に、又はその双方に反射ミラーを配設し、前段のレンズ群からの光束を所定の角度で反射し、後段のレンズ群に入射できることを特徴とする請求項1又は2に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
- 前記反射ミラーが、その反射角度を調整可能な機構を備えてなることを特徴とする請求項3に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
- 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
前記ズームレンズ側から順に、非可視光を反射し、可視光を透過する干渉膜を備えた1つのプリズムと、該プリズムの可視光を透過する射出面側に配設された1つ又は複数のプリズムとで構成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。 - 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
前記ズームレンズ側から順に、非可視光を透過し、可視光を反射する干渉膜を備えた1つのプリズムと、該プリズムの非可視光を透過する射出面側に配設された1つのプリズムとで構成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。 - 前記可視光像及び非可視光像に分離する像分離手段が、
可視光を反射又は透過し、非可視光を透過又は反射する干渉膜を備えたミラーで構成されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。 - 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第1レンズ群を制御して、前記第1次像に合焦させることができるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
- 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づきズーム機能を有する複数のレンズを配置した第2レンズ群を制御して、前記第1レンズ群の光束を受けて像倍率を連続的に変化させることができるものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
- 前記リレーレンズ制御手段が、ズームレンズの焦点距離を変位させた位置データに基づき前記像倍率データメモリの設定されたデータを読み出し、該データに基づき第3レンズ群を制御して、前記第2レンズ群の光束を受けて前記第2次像の大きさを、可視光光路のズームレンズによる第1次像の大きさに対し拡大又は縮小又は合致させることができ、かつ合焦できるものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の像倍率補正機能付き光学系を備えた撮像装置。
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