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JP2012073285A - 撮像方法および顕微鏡装置 - Google Patents

撮像方法および顕微鏡装置 Download PDF

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JP2012073285A JP2010215906A JP2010215906A JP2012073285A JP 2012073285 A JP2012073285 A JP 2012073285A JP 2010215906 A JP2010215906 A JP 2010215906A JP 2010215906 A JP2010215906 A JP 2010215906A JP 2012073285 A JP2012073285 A JP 2012073285A
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Abstract

【課題】より精度の高いオートフォーカスを行うことができ、撮像した画像データの色再現性をより向上させることができる。
【解決手段】試料101からの光を光路Aで撮像ユニット110に導き、光路BでAFユニット112に導く。AFユニット112に導かれた光を分割し、光路Cと光路Dとに導く。第1の平面上に投影される光路Cに導かれた光と、第1の平面上に投影される光路Dに導かれた光とのコントラストの差に基づいて、撮像ユニット112の撮像面に光路Aに導かれた試料101からの光による試料101の像が結像するように、撮像ユニット110の焦点を調節する。撮像ユニット110に導かれた光を用いて、試料101の像を撮像し画像データを生成する。AFユニット112に導かれた光を用いて、試料101のスペクトル情報を検出する。検出したスペクトル情報に基づいて、画像データの色調を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像方法および顕微鏡装置に関する。
近年、細胞、組織診断といった病理学の分野などにおいて、試料が配置されているスライドガラス標本の標本全体をカラー撮影してデジタル画像化し、これをディスプレイ上に表示し、あたかも実際の顕微鏡で試料を観察しているかのように操作ができるバーチャル顕微鏡がよく知られている。また、病理学における細胞、組織診断に用いられる医用画像には正確な診断が必要とされるために、被写体の正確な色再現が求められている。
撮影画像の色再現性を向上させる方法として、被写体のRGBカラー画像データと点計測した被写体のスペクトル情報(点計測スペクトル)とを用いて、RGB3バンド画像の分光反射率の推定精度を向上させて、標本スライドのカラー画像の色再現性を向上させる方法が知られている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。また、点計測スペクトルを取得する方法としては分光計測器などのスペクトル検出器を用いる方法が広く知られている。
図24は、従来知られているスペクトル検出器を搭載した顕微鏡装置の構成を示したブロック図である。図示する顕微鏡装置1400は、試料1401が載置されるステージ1402と、ステージ1402を水平方向と光軸方向とに駆動するステージ駆動部1403とを備えている。また、顕微鏡装置1400は、試料1401を照明する光源1404と、光源1404の光を集光するコンデンサレンズ1405と、試料1401に対向するように複数のレンズで構成された対物レンズ1406と、対物レンズ1406の光軸に沿って配置された第1結像レンズ1407と、試料1401の像を撮影するカメラ1408とを備えている。
また、顕微鏡装置1400は、試料1401の像をカメラ1408に合焦させるために必要な合焦信号を生成するAFユニット1409と、試料1401上の所定部分のスペクトル情報を取得するスペクトル検出器1410とを備えている。また、顕微鏡装置1400は、試料1401からの光を分配してAFユニット1409とスペクトル検出ユニット1410に導くビームスプリッタ1411とビームスプリッタ1412とを、対物レンズ1406の光軸上に備えている。また、顕微鏡装置1400は、ビームスプリッタ1411からの光を集光し、AFユニット1409に導くコンデンサレンズ1413を備えている。また、顕微鏡装置1400は、ビームスプリッタ1412からの光を集光し、スペクトル検出器1410に導くコンデンサレンズ1414を備えている。また、撮像装置1400は、スペクトル検出器1409が検出したスペクトル情報に基づいて、カメラ1408が撮像した画像を補正する画像処理部1415を備えている。
次に、顕微鏡装置1400による試料1401の撮像方法について説明する。まず、ステージ駆動部1403はステージ1402を水平方向に駆動させ、ステージ1402に載置された試料1401の所定の撮影領域をカメラ1408の視野範囲に移動させる。次に、ステージ駆動部1403は、AFユニット1410からの指令に基づいて、カメラ1408の撮像素子面上に試料1401の像が結像するようにステージ1402を光軸方向に移動させる。
次に、カメラ1408の撮像素子面上に試料1401の像が結像した後に、カメラ1408は試料1401の所定の撮影領域の画像を撮像し、スペクトル検出器1409は試料1401の所定領域のスペクトル検出を行う。次に、画像処理部1415は、スペクトル検出器1409が検出したスペクトル情報に基づいて、カメラ1408が撮像した画像を補正することによって、試料1401の撮影画像の色再現性を向上させる。
このように、試料1401からの光を分割して、カメラ1408とAFユニット1410とスペクトル検出器1409に光を導く顕微鏡装置1400が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−209627号公報
「多点計測スペクトルを利用したカラー画像の色推定手法の実験的評価」,第54回応用物理学会関係連合講演会講演予稿集. p. 1071. 2007. Mar 「Piecewise Wiener推定による多点測定スペクトルを利用した色再現」,第55回応用物理学関係連合講演会講演予稿集. p. 1055. 2008. Mar
上述したスペクトル検出器1409は、カメラ1408で撮像した試料1401の画像の色再現性を向上させるためのスペクトル情報を生成しており、高精度に試料1401の画像の色再現を行うためには、スペクトル検出器1409に十分な量の光を入射させて精度の高いスペクトル情報を生成する必要がある。また、AFユニット1410は、カメラ1408の焦点を合わせるためのフォーカス信号を生成しており、精度の高いフォーカシングを行うためにはAFユニット1410内にある図示しない光検出素子に十分な量の光を入射させる必要がある。
しかし、従来の顕微鏡装置1400による撮像方法では、試料1401からの光をビームスプリッタ1411及びビームスプリッタ1412により3分割し、3分割した光をそれぞれカメラ1408と、AFユニット1410と、スペクトル検出器1409とに入射させて試料の撮像と、フォーカス信号の生成と、スペクトル情報の生成とを行っている。このように、従来の顕微鏡装置1400では、試料1401からの光を3分割しているため、フォーカス信号の生成とスペクトル情報の生成とを行なうに十分な光量を得ることができない。そのため、顕微鏡装置1400は、精度の高いオートフォーカスを行うことができず、試料1401を撮像した画像の色再現向上を十分に図ることができないという課題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、より精度の高いオートフォーカスを行うことができ、撮像した画像データの色再現性をより向上させることができる撮像方法および顕微鏡装置を提供することを目的とする。
本発明は、試料からの光を第1の光路で撮像ユニットに導く第1のステップと、前記試料からの光を第2の光路でオートフォーカスユニットに導く第2のステップと、前記オートフォーカスユニットに導かれた光を分割し、第3の光路および当該第3の光路と結像点が異なる第4の光路とに導く第3のステップと、第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差に基づいて、前記撮像ユニットの撮像面に前記第1の光路に導かれた前記試料からの光による当該試料の像が結像するように、当該撮像ユニットの焦点を調節する第4のステップと、前記撮像ユニットに導かれた光を用いて、前記試料の像を撮像し画像データを生成する第5のステップと、前記オートフォーカスユニットに導かれた光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する第6のステップと、前記検出した前記スペクトル情報に基づいて、前記画像データの色調を補正する第7のステップと、を含むことを特徴とする撮像方法である。
また、本発明の撮像方法において、前記第6のステップは、前記第3の光路に導かれた前記光または/および前記第4の光路に導かれた前記光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法において、前記第6のステップで、前記第3の光路に導かれた前記光と前記第4の光路に導かれた前記光とは混色部を通ることを特徴とする。
また、本発明は、前記第4の光路に導かれた前記光の一部を、前記第1の平面上に結像するように第5の光路に導く第8のステップと、前記第5の光路に導かれた前記光を混色する第9のステップと、を含み、前記第6のステップでは、前記第9のステップで混色された前記光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出することを特徴とする撮像方法である。
また、本発明の撮像方法において、前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置されたセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、前記第6のステップでは、前記センサが、前記試料のスペクトル情報を検出することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法において、前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置された第1のセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、前記第6のステップでは、前記第1の平面上に配置された第2のセンサが、前記試料のスペクトル情報を検出することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法において、前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置された第1のセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、前記第6のステップでは、前記第3の光路または前記第4の光路に導かれた前記光の焦点が前記第1の平面よりも非合焦となる方向にずれた第2の平面上に配置された第2のセンサが、前記試料のスペクトル情報を検出することを特徴とする。
また、本発明は、試料からの光を受光し、当該試料の像を撮像して画像データを生成する撮像ユニットと、前記試料からの光を、前記撮像ユニットに導く第1の光路と、オートフォーカスユニットに導く第2の光路とに分割する第1のビームスプリッタと、前記オートフォーカスユニットに導かれた光を、第3の光路と、当該第3の光路と結像点が異なる第4の光路とに分割する第2のビームスプリッタと、前記第3の光路に導かれた前記光と、前記第4の光路に導かれた前記光とを受光し、前記第3の光路に導かれた前記光と前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、前記オートフォーカスユニットに導かれた光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する光検出器と、前記光検出器が検出した前記コントラストの差に基づいて、前記撮像ユニットの撮像面に、前記第1の光路に導かれた前記試料からの光による当該試料の像が結像するように、当該撮像ユニットの焦点を調節する焦点調節部と、前記光検出器が検出する前記スペクトル情報に基づいて、前記撮像ユニットが生成した画像データの色調を補正する色調補正部と、を備えることを特徴とする顕微鏡装置である。
本発明によれば、試料からの光を第1の光路で撮像ユニットに導く。また、試料からの光を第2の光路でオートフォーカスユニットに導く。また、オートフォーカスユニットに導かれた光を分割し、第3の光路と、第3の光路とは結像点が異なる第4の光路とに導く。そして、第1の平面上に投影される第3の光路に導かれた光と、第1の平面上に投影される第4の光路に導かれた光とのコントラストの差に基づいて、撮像ユニットの撮像面に第1の光路に導かれた試料からの光による試料の像が結像するように、撮像ユニットの焦点を調節する。また、オートフォーカスユニットに導かれた光を用いて、試料のスペクトル情報を検出し、検出したスペクトル情報に基づいて、画像データの色調を補正する。これにより、撮像ユニットとオートフォーカスユニットとに導かれる光の減衰を最小限に抑えることができるので、より精度の高いオートフォーカスを行うことができ、撮像した画像データの色再現性をより向上させることができる。
本発明の第1の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第1の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第1の実施形態における光検出器の断面図である。 本発明の第1の実施形態において、光検出器に投影される投影像が表示される領域を示した概略図である。 本発明の第1の実施形態において、試料の位置を光軸方向に変化させたときの前ピンコントラスト信号と後ピンコントラスト信号の変化を示したグラフである。 本発明の第1の実施形態において、試料の位置を光軸方向に変化させたときの差分コントラスト信号値の変化を示したグラフである。 本発明の第2の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第3の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第3の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第3の実施形態における光検出器の断面図である。 本発明の第3の実施形態において、光検出器に投影される投影像が表示される領域を示した概略図である。 本発明の第4の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第4の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第4の実施形態において、光検出器に投影される投影像が表示される領域を示した概略図である。 本発明の第5の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第5の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第5の実施形態において、光検出器に投影される投影像が表示される領域を示した概略図である。 本発明の第5の実施形態における8個のカラーセンサを備えた光検出器の上面図である。 本発明の第6の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第6の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第7の実施形態における顕微鏡装置の構成を示した概略図である。 本発明の第7の実施形態における光検出器の上面図である。 本発明の第7の実施形態において、光検出器に投影される投影像が表示される領域を示した概略図である。 従来知られているスペクトル検出器を搭載した顕微鏡装置の構成を示したブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における顕微鏡装置1の構成を示した概略図である。図示する例では、顕微鏡装置1は、ステージ102と、ステージ駆動部103と、ステージ制御部104と、光源105と、コンデンサレンズ106と、対物レンズ107と、第1の結像レンズ108と、撮像素子109を備えた撮像ユニット110と、第1のビームスプリッタ111と、AF(Autofocus、オートフォーカス)ユニット112と、スペクトル検出部118と、色調補正装置119とを備える。また、AFユニット112は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、光検出器116と、コントラスト検出部117とを備える。AFユニット112は、撮像ユニット110の撮像素子109に投影される試料101の像を合焦状態にするための差分コントラスト信号と、撮像ユニット110が生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報を生成する。
ステージ102は、試料101を載置するための台である。ステージ駆動部103は、ステージ102を水平及び垂直方向に駆動する。ステージ制御部104は、ステージ駆動部103を制御する。光源105は、光を発生し、試料101を透過照明する。コンデンサレンズ106は、光源105が発生した光を集光して試料101に照射する。対物レンズ107は、複数のレンズで構成されており、試料101に対向するように配置されている。また、対物レンズ107は試料101からの光束を集光させる。
第1のビームスプリッタ111は、対物レンズ107の光軸上かつ対物レンズ107と第1の結像レンズ108との間に配置されている。また、第1のビームスプリッタ111は、対物レンズ107が集光した光の一部を透過して一部を反射する。これにより、第1のビームスプリッタ111は、対物レンズ107が集光した光を、第1の結像レンズ108の方向(撮像ユニット110の方向)と、AFユニット112が備える第2の結像レンズ113の方向とに2分割する。なお、第1のビームスプリッタ111が透過し、第1の結像レンズ108に入射される光の光路を光路A(第1の光路)とする。また、第1のビームスプリッタ111が反射し、AFユニット112が備える第2の結像レンズ113に入射される光の光路を光路B(第2の光路)とする。
第1の結像レンズ108は、対物レンズ107の光軸に沿って配置されており、対物レンズ107が集光し、第1のビームスプリッタ111が透過した光を、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面上に結像させる。これにより、試料101からの光は、撮像素子109に導かれる。撮像ユニット110が備える撮像素子109は、試料101からの光を受光し、受光した光を、受光した光の強度に応じた電気信号に光電変換する。撮像ユニット110は、撮像素子109が光電変換した電気信号に基づいて試料101の画像データを生成する。また、撮像ユニット110は、生成した画像データを色調補正部119に入力する。
第2の結像レンズ113は、対物レンズ107が集光し、第1のビームスプリッタ111が反射した光を結像する。第2のビームスプリッタ114は、光路Bの延長上かつ第2の結像レンズ113と光検出器116との間に配置されている。また、第2のビームスプリッタ114は、第2の結像レンズ113からの光の一部を透過して一部を反射する。これにより、第2のビームスプリッタ114は、第2の結像レンズ113からの光を、光検出器116の方向と、ミラー115の方向とに2分割する。ミラー115は、第2のビームスプリッタ114が反射した光を、光検出器116の方向に反射する。なお、第2のビームスプリッタ114が透過し、光検出器116に入射する光の光路を光路C(第3の光路)とする。また、第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射し、光検出器116に入射する光の光路を光路D(第4の光路)とする。なお、前記ミラー115は光路Cと光路Dが略平行となるように配置されている。また、光路Cは第2のビームスプリッタ114から直接光検出器116に導かれる光路であり、光路Dは第2のビームスプリッタ114からミラー115を介して光検出器116に導かれる光路であるため、光路Dの光路長は光路Cの光路長よりも長い。
光検出器116は、光路Cかつ光路D上に配置され、光路Cに導かれた試料101からの光と、光路Dに導かれた試料101からの光とを受光し、受光した光を、受光した光の強さに応じた電気信号に光電変換し出力する。なお、光検出器116の光検出面である平面を第1の平面とする。コントラスト検出部117は、光検出器116が出力する電気信号に基づいて、光路Cに導かれて光検出器116に入射される試料101からの光のコントラストと、光路Dに導かれて光検出器116に入射される試料101からの光のコントラストとの差を検出する。また、コントラスト検出部117は、検出したコントラストの差を示すコントラスト信号を生成し、生成したコントラスト信号をステージ制御部104に入力する。
スペクトル検出部118は、光検出器116が出力する電気信号に基づいて、投影光のスペクトル情報を生成する。また、スペクトル検出部118は、生成したスペクトル情報を色調補正部119に入力する。色調補正部119は、スペクトル情報に基づいて、撮像ユニット110が生成した画像データの色調補正を行う。
なお、図1において、光路Aと平行な方向をZ軸とし、光路Bと平行な方向をX軸とし、X軸とZ軸との両方と垂直な方向をY軸とする。また、顕微鏡装置1は、CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory、読み出し専用記憶装置)と、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)と、外部記憶装置等とを含む、図示せぬコンピュータシステムを有している。そして、上述したステージ制御部104と、撮像ユニット110と、スペクトル検出部118と、色調補正装置119とにより行なわれる処理の過程は、コンピュータシステムにより制御される。
次に、光検出器116の構成について説明する。図2は、本実施形態における光検出器116の上面図である。また、図3は、本実施形態における光検出器116の断面図である。図示するように、光検出器116は受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ200を備えている。また、受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−n(nは整数、本実施形態ではn=6とする)が繰り返し配置されている。この構成により、ラインセンサ200が備える各受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。
図4は、本実施形態において、光検出器116に投影される、光路Cに導かれた光による投影像が表示される領域と、光路Dに導かれた光による投影像が表示される領域とを示した概略図である。本実施形態では、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域401に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域402に投影される。上述したとおり、光路Cの光路長よりも光路Dの光路長の方が長い。そのため、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器116の後方(図1、平面m上の後ピン位置11)となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器116の前方(図1、平面n上の前ピン位置12)となる。
次に、光検出器116が出力する信号について説明する。光検出器116は、光路Cに導かれて入射した光と、光路Dに導かれて入射した光とを受光し、受光した光を強度に応じた電気信号に光電変換し出力する。ここで、光検出器116が、光路Cに導かれた像(光)を光電変換した電気信号を、後ピン信号と定義し、光検出器116が、光路Dに導かれた像を光電変換した電気信号を、前ピン信号と定義する。
次に、コントラスト検出部117が生成する信号について説明する。光検出器116が出力する前ピン信号と後ピン信号は、コントラスト検出部117に入力される。コントラスト検出部117は、前ピン信号と後ピン信号とのコントラスト差を検出し、差分コントラスト信号を生成する。具体的には、コントラスト検出部117は、先ず、前ピン信号と後ピン信号との各々において、受光素子の画素間出力差の絶対値をとり、その総和を取った前ピンコントラスト信号と後ピンコントラスト信号を生成する。次に、コントラスト検出部117は、前ピンコントラスト信号と後ピンコントラスト信号の差分をとり、差分コントラスト信号を生成する。
図5は、試料101の位置を光軸方向(Z軸方向)に変化させたときの前ピンコントラスト信号と後ピンコントラスト信号の変化を示したグラフである。図示するグラフの横軸は、試料101と対物レンズ107との間の距離(デフォーカス量)を示し、縦軸は、コントラスト信号値を示す。また、曲線501は、デフォーカス量と前ピンコントラスト信号値との関係を示す。また、曲線502は、デフォーカス量と後ピンコントラスト信号値との関係を示す。Z軸方向に移動するステージ102に載置された試料101を、対物レンズ107に対して十分に遠い位置(−Z)から十分に近い位置(+Z)まで移動させると、先ず、前ピンコントラスト信号値が、光路Dによる投影像合焦位置(前ピン位置)で最大となりその後低下する。続いて、後ピンコントラスト信号値が、光路Cによる投影像合焦位置(後ピン位置)で最大となりその後低下する。
図6は、試料101の位置を光軸方向(Z軸方向)に変化させたときの差分コントラスト信号値の変化を示したグラフである。図示するグラフの横軸は、試料101と対物レンズ107との間の距離(デフォーカス量)を示し、縦軸は、差分コントラスト信号値を示す。また、曲線601は、デフォーカス量と差分コントラスト信号値との関係を示す。Z軸方向に移動するステージ102に載置された試料101を、対物レンズ107に対して十分に遠い位置(−Z)から十分に近い位置(+Z)まで移動させると、差分コントラスト信号値は、光路Dによる投影像合焦位置で極大となり、その後急峻に低下してゼロとなり、光路Cによる投影像合焦位置で極小となるS字カーブを描く。
なお、本実施形態では、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面は、差分コントラスト信号値がゼロの時に試料101の像が結像する位置に配置されている。そのため、ステージ制御部104は、コントラスト検出部117から入力される差分コントラスト信号値がゼロとなるように試料101の位置(ステージ102の位置)をZ軸方向に移動させることで、撮像素子109のピントが試料101に合うように制御することができる(光路差AF)。なお、撮像素子109のピントが試料101に合うように制御する処理を合焦処理と呼ぶ。
本実施形態では、ステージ制御部104は、入力される差分コントラスト信号値が正のとき、撮像素子109のピントは前ピン状態にあると判断し、ステージ駆動部103に、差分コントラスト信号の大きさに従った移動量で−Z軸方向にステージ102を移動させる。また、ステージ制御部104は、入力される差分コントラスト信号値が負のとき、撮像素子109のピントは後ピン状態にあると判断し、ステージ駆動部103に、差分コントラスト信号の大きさに従った移動量で+Z軸方向にステージ102を移動させる。ステージ制御部104は、この操作を繰り返し、入力される差分コントラスト信号値がゼロとなったならば、撮像素子109は合焦状態であると判断し、合焦処理を終了する。
次に、本実施形態における顕微鏡装置1の動作について説明する。初めに、ステージ制御部104は、ステージ駆動部103にステージ102を水平方向に駆動させ、対物レンズ107の光軸上に試料101の撮影すべき所定の領域を移動させる。次に、光源105は試料101を照射する光を発生する。試料101を透過した光は、対物レンズ107で集光され、第1のビームスプリッタ111により第1の結像レンズ108の方向とAFユニット112の方向とに分割される。
第1の結像レンズ108の方向に分割された光は、第1の結像レンズ108を介して、即ち、光路Aに導かれて、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面に照射される(第1のステップ)。一方、AFユニット112の方向に分割された光は、光路Bに導かれてAFユニット112に入射する(第2のステップ)。AFユニット112に入射した光は、AFユニット112を構成する第2の結像レンズ113を通過した後、第2のビームスプリッタ114に入射する。第2のビームスプリッタ114に入射した光は、光検出器116の方向と、ミラー115の方向とに分割される。
光検出器116の方向に分割された光は、光路Cに導かれて光検出器116に投影される。光路Cに導かれた光の投影像は、図4に示した領域401に投影される。一方、ミラー115の方向に分割された光は、ミラー115を介して、即ち、光路Dに導かれて、光検出器116に投影される。光路Dに導かれた光の投影像は、図4に示した領域402に投影される(第3のステップ)。
次に、光検出器116は、光路Cに導かれて領域401に入射した光と、光路Dに導かれて領域402に入射した光とを受光し、受光した光の強さに応じた前ピン信号と後ピン信号とを出力する。光検出器116が出力する前ピン信号と後ピン信号とは、コントラスト検出部117に入力される。コントラスト検出部117は、前ピン信号と後ピン信号とのコントラスト差を検出して差分コントラスト信号を生成し、ステージ制御部104に入力する。ステージ制御部104は、コントラスト検出部117から入力される差分コントラスト信号値がゼロとなるように試料101の位置(ステージ102の位置)をZ軸方向に移動させ、撮像素子109のピントが試料101に合うように制御する。そして、ステージ制御部104は、コントラスト検出部117から入力される差分コントラスト信号値がゼロとなったならば、撮像素子109のピントは合焦状態であると判定し、合焦処理を終了する(第4のステップ)。
合焦処理の終了後、図示せぬコンピュータシステムの指令により、撮像ユニット110は試料101を撮影し、試料101の画像データを生成する。その後、撮像ユニット110は、生成した画像データを色調補正部119に入力する(第5のステップ)。
また、撮像ユニット110が試料101の画像を撮影しているとき、即ち、差分コントラスト信号がゼロのとき、光検出器116には前ピン状態、及び後ピン状態の非合焦で且つコントラスト量が等しい光が照射されている。即ち、光路Cおよび光路Dにより導かれ、光検出器116に照射される光はピンボケ状態である。そのため、光検出器116の領域401と領域402には、試料101の所定の領域の像が混色された光が照射されている。光検出器116が備えるラインセンサ200の各々の受光素子201は、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nを搭載している。この構成により、ラインセンサ200の各受光素子201は、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nのスペクトルに対応した光を光電変換する。そして、光検出器116が備えるラインセンサ200の各々の受光素子201が光電変換した、各スペクトルの光の強度に応じた電気信号は、スペクトル検出部118に入力される。スペクトル検出部118は、入力された電気信号の信号処理を行い、試料101の色情報を示すスペクトル情報を生成し、色調補正部119に入力する(第6のステップ)。なお、スペクトル情報を生成する処理をスペクトル検出処理と呼ぶ。
次に、色調補正部119は、スペクトル検出部118が生成したスペクトル情報に基づいて、撮像ユニット110が生成した画像データを、色再現性が正確となるように補正して推定分光反射率画像を生成し出力する(第7のステップ)。
上述したとおり、本実施形態によれば、顕微鏡装置1は、試料101からの光を、撮像ユニット110とAFユニット112との2つに分割する。そして、撮像ユニット110は、2つに分割されたうち、一方の光を用いて試料101の撮像を行い、画像データを生成する。また、AFユニット112は、2つに分割された試料のうち、他方の光を用いて撮像ユニット110の撮像素子109のピントを合焦状態にするための差分コントラスト信号と、撮像ユニット110が生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報を生成する。そのため、従来のように、試料101からの光を3分割することなく、画像データの生成と、差分コントラスト信号の生成と、スペクトル情報とを生成することができる。従って、顕微鏡装置1は、撮像ユニット110とAFユニット112とに入射される光の減衰を最小限に抑えることができるので、より高精度に撮像素子109のピントを合焦状態にすることができ、高品質な画像データを生成することができ、さらに、色再現性がより正確になるように、生成した画像データの補正を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、光検出器116が、前ピン信号および後ピン信号と、スペクトル情報をそれぞれ検出して出力する例について説明したが、これに限らない。例えば、光検出器116は、スペクトル情報を別途検出するのではなく、前ピン信号と後ピン信号とを合成してスペクトル情報として出力するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図7は、本実施形態における顕微鏡装置2の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置2の構成と、第1の実施形態における顕微鏡装置1の構成とで異なる点は、AFユニット612の構成のみである。なお、図7において、図1に示した同一の構成部分に関しては、図1と同一の符号を付与して示している。
AFユニット612は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、光検出器116と、コントラスト検出部117と、混色部601を備える。第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、光検出器116と、コントラスト検出部117とは、第1の実施形態の各部と同一である。混色部601は、入射された光を混合して透過する。
本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、顕微鏡装置2がスペクトル検出処理を行う際に、混色部601は、第2のビームスプリッタ114と光検出器116との間、およびミラー115と光検出器116との間、即ち光路Cと光路Dとに挿入されるように配置される。なお、顕微鏡装置2がスペクトル検出処理以外の処理を行う際には、混色部601は、AFユニット612の上部の領域602に配置される。
この構成により、合焦処理を行う際には混色部601が光路Cおよび光路D上に無いため、光検出器116上に像が正しく投影される。そのため、顕微鏡装置2は合焦処理を正しく行うことができる。一方、スペクトル検出処理を行う際には混色部601が光路Cおよび光路D上に配置されるので、光検出器116にはより色が均一に混合した混色光が照射される。そのため、顕微鏡装置2は、より正確なスペクトル情報が得られる。従って、本実施形態の顕微鏡装置2は、色再現性がより正確になるように、撮像ユニット110が生成した画像データの補正を行うことができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図8は、本実施形態における顕微鏡装置3の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置3の構成と、第1の実施形態における顕微鏡装置1の構成とで異なる点は、AFユニット712の構成のみである。なお、図8において、図1に示した同一の構成部分に関しては、図1と同一の符号を付与して示している。
AFユニット712は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117と、混色部701と、第3のビームスプリッタ702と、光検出器716とを備える。第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117とは、第1の実施形態の各部と同一である。
混色部701は、入射された光を混合して透過する。第3のビームスプリッタ702は、光路D上かつ第2のビームスプリッタ114とミラー115との間に配置されている。また、第3のビームスプリッタ702は、第2のビームスプリッタ114からの光の一部を透過して一部を反射する。これにより、第3のビームスプリッタ702は、第2のビームスプリッタ114からの光を、ミラー115の方向と、混色部701の方向とに2分割する。なお、第3のビームスプリッタ702が透過し、ミラー115が反射し、光検出器716に入射する光の光路を光路Dとする。また、第3のビームスプリッタ702が反射し、混色部701が透過し、光検出器716に入射する光の光路を光路E(第5の光路)とする。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面は、光検出器116が出力する差分コントラスト信号値がゼロの時に試料101の像が結像する位置に配置されている。また、AFユニット712は、撮像素子109の撮像面に試料101の像が結像する時に、光検出器716の光検出面である第1の平面に光路Eで導かれた光が結像するように配置されている。
次に、光検出器716の構成について説明する。図9は、本実施形態における光検出器716の上面図である。また、図10は、本実施形態における光検出器716の断面図である。図示するように、光検出器716は受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ800を備えている。また、受光素子201のうち、後述する図11に示される光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域に含まれる受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−n(nは整数、本実施形態ではn=6とする)が繰り返し配置されている。この構成により、ラインセンサ800が備える各受光素子201のうち、後述する図11に示される光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域1103に含まれる受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。
図11は、本実施形態において、光検出器716に投影される、光路Cに導かれた光による投影像と、光路Dに導かれた光による投影像と、光路Eに導かれた光による投影像とを示した概略図である。本実施形態では、図示するように、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域1101に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域1102に投影される。また、光路Eに導かれた光(第3のビームスプリッタ702が反射し、混色部701が透過し、光検出器716に入射する光)による投影像は、領域1103に投影される。なお、上述したとおり、撮像素子109の撮像面に試料101の像が結像する際には、光路Eに導かれた光の結像点は光検出器116の光検出面(図8中の第1の平面、合焦位置13)である第1の平面となる。また、第1の実施形態と同様に、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器716の後方(図8中の平面m、後ピン位置11)となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器716の前方(図8中の平面n、前ピン位置12)となる。
次に、本実施形態における顕微鏡装置3の動作について説明する。初めに、ステージ制御部104は、ステージ駆動部103にステージ102を水平方向に駆動させ、対物レンズ107の光軸上に試料101の撮影すべき所定の領域を移動させる。次に、光源105は試料101を照射する光を発生する。試料101を透過した光は、対物レンズ107で集光され、第1のビームスプリッタ111により第1の結像レンズ108の方向とAFユニット712の方向とに分割される。
第1の結像レンズ108の方向に分割された光は、第1の結像レンズ108を介して、即ち、光路Aに導かれて、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面に照射される。一方、AFユニット112の方向に分割された光は、光路Bに導かれてAFユニット712に入射する。AFユニット712に入射した光は、AFユニット712を構成する第2の結像レンズ113を通過した後、第2のビームスプリッタ114に入射する。第2のビームスプリッタ114に入射した光は、光検出器716の方向と、第3のビームスプリッタ702の方向とに分割される。
光検出器716の方向に分割された光は、光路Cに導かれて光検出器716に投影される。光路Cに導かれた光の投影像は、図11に示した領域1101に投影される。一方、第3のビームスプリッタ702の方向に分割された光は、第3のビームスプリッタ702によりミラー115の方向と混色部701の方向とに分割される。ミラー115の方向に分割された光は、ミラー115を介して、即ち、光路Dに導かれて、光検出器716に投影される。光路Dに導かれた光の投影像は、図11に示した領域1102に投影される。一方、混色部701の方向に分割された光は、混色部701を介して、即ち、光路Eに導かれて、光検出器116に投影される。光路Eに導かれた光の投影像は、図11に示した領域1103に投影される(第8のステップ、第9のステップ)。
次に、光検出器716は、光路Cに導かれて領域1101に入射した光と、光路Dに導かれて領域1102に入射した光とを受光し、前ピン信号と後ピン信号とを出力する。なお、本実施形態では領域1101と領域1102とに含まれる受光素子201は、カラーフィルタ202−1〜202−nを搭載していない。そのため、領域1101と領域1102とに含まれる受光素子201は、より感度良く入射した光の強度を検出することができる。光検出器716が出力する前ピン信号と後ピン信号とは、コントラスト検出部117に入力される。コントラスト検出部117は、前ピン信号と後ピン信号とのコントラスト差を検出して差分コントラスト信号を生成し、ステージ制御部104に入力する。ステージ制御部104は、コントラスト検出部117から入力される差分コントラスト信号値がゼロとなるように試料101の位置(ステージ102の位置)をZ軸方向に移動させ、撮像素子109のピントが試料101に合うように制御する。そして、ステージ制御部104は、コントラスト検出部117から入力される差分コントラスト信号値がゼロとなったならば、撮像素子109のピントは合焦状態であると判定し、合焦処理を終了する。
合焦処理の終了後、図示せぬコンピュータシステムの指令により、撮像ユニット110は試料101の画像を撮影し、試料101の画像データを生成する。その後、撮像ユニット110は、生成した画像データを色調補正部119に入力する。
また、撮像ユニット110が試料101の画像を撮影しているとき、即ち、光検出器716の領域1103に入射する光の光量が極大となったとき、光検出器716の領域1103には、光路Eによって導かれ、混色部701によって混色された光が照射されている。すなわち、光検出器716の領域1103には、試料101の所定の領域の像が混色された光が照射されている。
光検出器116が備えるラインセンサ800のうち、領域1103に含まれる各々の受光素子201は、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nを搭載している。この構成により、ラインセンサ800のうち、領域1103に含まれている各受光素子201は、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nのスペクトルに対応した光を光電変換する。そして、光検出器716が備えるラインセンサ800のうち、領域1103に含まれる各々の受光素子201が光電変換した、各スペクトルの光の強度に応じた電気信号は、スペクトル検出部118に入力される。スペクトル検出部118は、入力された電気信号の信号処理を行い、試料101の色情報を示すスペクトル情報を生成し、色調補正部119に入力し、スペクトル検出処理を終了する。
次に、色調補正部119は、スペクトル検出部118が生成したスペクトル情報に基づいて、撮像ユニット110が生成した画像データを、色再現性が正確となるように補正して推定分光反射率画像を生成し出力する。
上述したとおり、本実施形態において、合焦処理を行うために用いる光を検出する受光素子201は、カラーフィルタ202−1〜202−nを搭載していないため、より感度良く入射した光の強度を検出することができる。これにより、顕微鏡装置3は、より正確な合焦処理を行うことができる。また、混色部701が光路E上に配置されるので、スペクトル検出処理を行うために用いる光を検出する受光素子201には、より色が均一に混合した混色光が照射される。さらに、顕微鏡装置3は、混色された光が極大となるときにスペクトル検出を行うのでより正確なスペクトル情報が得られる。従って、本実施形態の顕微鏡装置3は、より正確にピントが合った画像データを取得することができる。また、顕微鏡装置3は、色再現性がより正確になるように、撮像ユニット110が生成した画像データの補正を行うことができる。
なお、上述した例では、光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域(領域1103)に含まれる全ての受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nが繰り返し配置されている例を示したが、これに限らない。例えば、領域1103に含まれる受光素子201の一部の受光素子201(例えば領域1103の中心付近の受光素子201)の受光面にのみ、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nを繰り返し配置する。そして、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nが配置された受光素子201が光電変換した、各スペクトルの光の強度に応じた電気信号に基づいてスペクトル情報を生成するようにしてもよい。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。図12は、本実施形態における顕微鏡装置4の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置4の構成と、第1の実施形態における顕微鏡装置1の構成とで異なる点は、AFユニット1112の構成のみである。なお、図12において、図1に示した同一の構成部分に関しては、図1と同一の符号を付与して示している。
AFユニット1112は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117と、光検出器1116とを備える。第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117とは、第1の実施形態の各部と同一である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面は、光検出器1116が出力する差分コントラスト信号値がゼロの時に試料101の像が結像する位置に配置されている。
次に、光検出器1116の構成について説明する。図13は、本実施形態における光検出器1116の上面図である。図示するように、光検出器1116は、受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ1200(第1のセンサ)と、カラーセンサ1203(第2のセンサ)とを備える。カラーセンサ1203は、n個(nは整数、本実施形態ではn=6とする)の受光素子201を備えており、受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nが配置されている。また、カラーセンサ1203は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域に配置されている。この構成により、カラーセンサ1203が備える受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。
図14は、本実施形態において、光検出器1116に投影される、光路Cに導かれた光による投影像と、光路Dに導かれた光による投影像とを示した概略図である。本実施形態では、図示するように、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域1511に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域1512に投影される。なお、第1の実施形態と同様に、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器1116の後方(図12中の平面m、後ピン位置11)となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器1116の前方(図12中の平面n、前ピン位置12)となる。
次に、本実施形態における顕微鏡装置4の動作について説明する。本実施形態における顕微鏡装置4の合焦処理は、第1の実施形態における顕微鏡装置1の合焦処理と同様である。合焦処理の終了後、図示せぬコンピュータシステムの指令により、撮像ユニット110は試料101の画像を撮影し、試料101の画像データを生成する。その後、撮像ユニット110は、生成した画像データを色調補正部119に入力する。
また、撮像ユニット110が試料101の画像を撮影しているとき、即ち、差分コントラスト信号がゼロのとき、光検出器1116の領域1203には前ピン状態の非合焦の光(ピンボケ状態の光)が照射されている。すなわち、光検出器1116の領域1512に配置されているカラーセンサ1203には、試料101の所定の領域の像が混色された光が照射されている。カラーセンサ1203の各々の受光素子201は、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1〜202−nを搭載している。この構成により、カラーセンサ1203の各受光素子201は、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nのスペクトルに対応した光を光電変換する。そして、光検出器1116のカラーセンサ1203が備える受光素子201各々が光電変換した、各スペクトルの光の強度に応じた電気信号は、スペクトル検出部118に入力される。スペクトル検出部118は、入力された電気信号の信号処理を行い、試料101の色情報を示すスペクトル情報を生成し、色調補正部119に入力する。
次に、色調補正部119は、スペクトル検出部118が生成したスペクトル情報に基づいて、撮像ユニット110が生成した画像データを、色再現性が正確となるように補正して推定分光反射率画像を生成し出力する。
上述したとおり、本実施形態によれば、顕微鏡装置4は、試料101からの光を、撮像ユニット110とAFユニット1112との2つに分割する。そして、撮像ユニット110は、2つに分割されたうち、一方の光を用いて試料101の撮像を行い、画像データを生成する。また、AFユニット1112は、2つに分割された試料のうち、他方の光を用いて撮像ユニット110の撮像素子109のピントを合焦状態にするための差分コントラスト信号と、撮像ユニット110が生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報を生成する。そのため、従来のように、試料101からの光を3分割することなく、画像データの生成と、差分コントラスト信号の生成と、スペクトル情報とを生成することができる。さらに、本実施形態において、合焦処理を行うために用いる光を検出する受光素子201は、カラーフィルタ202−1〜202−nを搭載していないため、より感度良く入射した光の強度を検出することができる。これにより、顕微鏡装置4は、より正確な合焦処理を行うことができる。従って、本実施形態の顕微鏡装置4は、より正確にピントが合った画像データを取得することができる。また、顕微鏡装置4は、色再現性がより正確になるように、撮像ユニット110が生成した画像データの補正を行うことができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。図15は、本実施形態における顕微鏡装置5の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置5の構成と、第4の実施形態における顕微鏡装置4の構成とで異なる点は、AFユニット1512の構成のみである。なお、図15において、図12に示した同一の構成部分に関しては、図12と同一の符号を付与して示している。
AFユニット1512は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117と、光検出器1516とを備える。第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117とは、第4の実施形態の各部と同一である。なお、本実施形態では、第4の実施形態と同様に、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面は、光検出器1516が出力する差分コントラスト信号値がゼロの時に試料101の像が結像する位置に配置されている。
次に、光検出器1516の構成について説明する。図16は、本実施形態における光検出器1516の上面図である。図示するように、光検出器1516は、受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ1200と、カラーセンサ1501,1502とを備える。カラーセンサ1501,1502は、n個(nは整数、本実施形態ではn=6とする)の受光素子201を備えており、受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nが配置されている。また、カラーセンサ1501は、光路Cに導かれた光の投影像が投影される領域に配置されている。また、カラーセンサ1502は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域内にカラーセンサ1501が検出する投影像と共役な投影像が現れる位置に、該カラーセンサ1502の各画素が前記カラーセンサ1501の各画素が検出する像と一致するように配置されている。この構成により、カラーセンサ1501,1502が備える各受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。
図17は、本実施形態において、光検出器1516に投影される、光路Cに導かれた光による投影像と、光路Dに導かれた光による投影像とを示した概略図である。本実施形態では、図示するように、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域1601に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域1602に投影される。なお、第1の実施形態と同様に、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器1516の後方(図15中の平面m、後ピン位置11)となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器1516の前方(図15中の平面n、前ピン位置12)となる。
次に、本実施形態における顕微鏡装置5の動作について説明する。本実施形態における顕微鏡装置5の合焦処理は、第4の実施形態における顕微鏡装置4の合焦処理と同様である。合焦処理の終了後、図示せぬコンピュータシステムの指令により、撮像ユニット110は試料101の画像を撮影し、試料101の画像データを生成する。その後、撮像ユニット110は、生成した画像データを色調補正部119に入力する。
また、撮像ユニット110が試料101の画像を撮影しているとき、即ち、差分コントラスト信号がゼロのとき、光検出器1516の領域1601には後ピン状態の非合焦の光(ピンボケ状態の光)が照射されており、光検出器1516の領域1602には前ピン状態の非合焦の光が照射されている。すなわち、光検出器1516の領域1601に配置されているカラーセンサ1501と、光検出器1516の領域1602に配置されているカラーセンサ1502とには、試料101の所定の領域の像が混色された光が照射されている。また、カラーセンサ1501,1502の各々の受光素子201は、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1〜202−nを搭載している。この構成により、カラーセンサ1501,1502の各受光素子201は、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nのスペクトルに対応した光を光電変換する。そして、光検出器1516のカラーセンサ1501,1502が備える受光素子201各々が光電変換した各スペクトルの光の強度に応じた電気信号は、スペクトル検出部118に入力される。スペクトル検出部118は、入力された電気信号の信号処理を行い、試料101の色情報を示すスペクトル情報を生成し、色調補正部119に入力する。
次に、色調補正部119は、スペクトル検出部118が生成したスペクトル情報に基づいて、撮像ユニット110が生成した画像データを、色再現性が正確となるように補正して推定分光反射率画像を生成し出力する。
上述したとおり、本実施形態によれば、顕微鏡装置5が備える光検出器1516は、2つのカラーセンサ1501,1502を備えているため、撮像ユニット110が生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報をより精度良く生成することができる。従って、本実施形態の顕微鏡装置5は、色再現性がより正確になるように、撮像ユニット110が生成した画像データの補正を行うことができる。
なお、上述した例では、カラーセンサ1502は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域内にカラーセンサ1501が検出する投影像と共役な投影像が現れる位置に、該カラーセンサ1502の各画素が前記カラーセンサ1501の各画素が検出する像と一致するように配置されているが、カラーセンサ1502を光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域内にカラーセンサ1501が検出する投影像と共役な投影像が現れる位置に配置しなくてもよい。
なお、光検出器1516が備えるカラーセンサの数は2つに限らず、3つ以上備えていても良い。図18は、8個のカラーセンサを備えた光検出器の上面図である。図示するように、光検出器1816は、受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ1200と、カラーセンサ1801〜1808とを備える。カラーセンサ1801〜1808の構成は、本実施形態のカラーセンサ1501,1502の構成と同様の構成である。カラーセンサ1801〜1804は、光路Cに導かれた光の投影像が投影される領域1811に配置されている。また、カラーセンサ1805〜1808は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域1812に配置されている。なお、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器1816の後方となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器1816の前方となる。
このように、光検出器が複数個のカラーセンサを備え、スペクトル情報の生成に複数個のカラーセンサの出力値を用いることで、撮像ユニットが生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報をより精度良く生成することができる。従って、カラーセンサを複数個備えた光検出器を有する顕微鏡装置は、色再現性がより正確になるように、撮像ユニットが生成した画像データの補正を行うことができる。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態について図面を参照して説明する。図19は、本実施形態における顕微鏡装置6の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置6の構成と、第5の実施形態における顕微鏡装置5の構成とで異なる点は、AFユニット1912の構成のみである。なお、図19において、図15に示した同一の構成部分に関しては、図15と同一の符号を付与して示している。また、本実施形態の顕微鏡装置6の動作手順は、第5の実施形態の顕微鏡装置5の動作手順と同様である。
AFユニット1912は、第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117と、光検出器1916とを備える。第2の結像レンズ113と、第2のビームスプリッタ114と、ミラー115と、コントラスト検出部117とは、第5の実施形態の各部と同一である。なお、本実施形態では、第5の実施形態と同様に、撮像ユニット110が備える撮像素子109の撮像面は、光検出器1916が出力する差分コントラスト信号値がゼロの時に試料101の像が結像する位置に配置されている。
光検出器1916は、受光素子が列を成して直線上に配置されたラインセンサ(後述する図20参照)と、ラインセンサの受光面(第1の平面)とは異なる面にカラーセンサ1901,1902を備える。カラーセンサ1901は、光路Cに導かれた光の投影像が投影される領域、かつラインセンサの受光面よりも、試料101からの光の投影像がより非合焦となる平面p(第2の平面)上に該カラーセンサ1901のセンサ面が位置するように配置されている。また、カラーセンサ1502は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域、かつラインセンサの受光面よりも、試料101からの光の投影像がより非合焦となる平面q(第2の平面)上に該カラーセンサ1902のセンサ面が位置するように配置されている。なお、ラインセンサの受光面から平面pまでの距離と、ラインセンサの受光面から平面qまでの距離とは、同じ距離であることが望ましい。
次に、光検出器1916の構成について説明する。図20は光検出器1916の上面図である。図示するように、光検出器1916は、受光素子201が列を成して直線上に配置されたラインセンサ1200と、カラーセンサ1901,1902とを備える。カラーセンサ1901,1902は、n個(nは整数、本実施形態ではn=6とする)の受光素子201を備えており、受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nが配置されている。また、上述したとおり、カラーセンサ1901は、光路Cに導かれた光の投影像が投影される領域2011、かつラインセンサ1200が配置されている平面(第1の平面)よりも、試料101からの光の投影像がより非合焦となる平面(図19中の平面p)上に配置されている。また、カラーセンサ1902は、光路Dに導かれた光の投影像が投影される領域2012、かつラインセンサ1200が配置されている平面(第1の平面)よりも、試料101からの光の投影像がより非合焦となる平面(図19中の平面q)上に配置されている。
この構成により、カラーセンサ1901,1902が備える各受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。さらに、カラーセンサ1901、1902は、試料101からの光の投影像がより非合焦となる平面上に配置されている。そのため、カラーセンサ1901,1902には、試料101の所定の領域の像がより混色された光が照射されている。従って、本実施形態の顕微鏡装置6は、撮像ユニット110が生成した画像データの色再現性を正確に補正するためのスペクトル情報をより精度良く生成することができ、色再現性がより正確になるように、撮像ユニット110が生成した画像データの補正を行うことができる。
(第7の実施形態)
以下、本発明の第7の実施形態について図面を参照して説明する。図21は、本実施形態における顕微鏡装置7の構成を示した概略図である。本実施形態における顕微鏡装置7の構成と、第3の実施形態における顕微鏡装置3の構成とで異なる点は、AFユニット2112が備える光検出器2116の構成のみである。なお、図21において、図8に示した同一の構成部分に関しては、図8と同一の符号を付与して示している。また、本実施形態の顕微鏡装置7の動作手順は、第3の実施形態の顕微鏡装置3の動作手順と同様である。
次に、光検出器2116の構成について説明する。図22は、本実施形態における光検出器2116の上面図である。図示するように、光検出器2116は受光素子201が2次元状に配置されたエリアセンサ2200を備えている。なお、光検出器2116は、エリアセンサ2200の代わりに、ラインセンサを平行に複数備えるようにしてもよい。また、受光素子201のうち、後述する図23に示される光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域に含まれる受光素子201の受光面の各々に、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−n(nは整数、本実施形態ではn=6とする)が繰り返し配置されている。この構成により、エリアセンサ2200が備える各受光素子201のうち、後述する図22に示される光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域に含まれる受光素子201は、互いに異なる波長のスペクトル情報を検出することができる。なお、光路Eで導かれた光による投影像が投影される領域に含まれる受光素子201の全てにカラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nを配置するのではなく、例えば、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nを配置する受光素子201と、配置しない受光素子201とを市松状に設けるようにしてもよい。
図23は、本実施形態において、光検出器2116に投影される、光路Cに導かれた光による投影像と、光路Dに導かれた光による投影像と、光路Eに導かれた光による投影像とを示した概略図である。本実施形態では、図示するように、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域2301に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域2302に投影される。また、光路Eに導かれた光(第3のビームスプリッタ702が反射し、混色部701が透過した光)による投影像は、領域2303に投影される。
このように、光検出器2116は、2次元状に受光素子201が配置されたエリアセンサ2200を備え、エリアセンサ2200の出力値を差分コントラスト信号とスペクトル情報との生成に用いることで、より精度良く各信号を生成することができる。従って、2次元状に受光素子201が配置されたエリアセンサ2200を備えた光検出器2116を有する顕微鏡装置7は、より高精度に撮像素子109のピントを合焦状態にすることができ、色再現性がより正確になるように、撮像ユニットが生成した画像データの補正を行うことができる。
以上、この発明の第1の実施形態から第7の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、顕微鏡装置が、ラインセンサが取得した画像データを、スペクトル検出ユニットが取得したスペクトル情報を用いて色調補正する例について説明したが、これに限らず、顕微鏡装置は、スペクトル情報を用いて補正することができる方法であれば、どのような補正を行ってもよい。
1〜7・・・顕微鏡装置、102・・・ステージ、103・・・ステージ駆動部、104・・・ステージ制御部、105・・・光源、106・・・コンデンサレンズ、107・・・対物レンズ、108・・・第1の結像レンズ、109・・・撮像素子、110・・・撮像ユニット、111・・・第1のビームスプリッタ、112,612,712,1112,1512,1912,2112・・・AFユニット、113・・・第2の結像レンズ、114・・・第2のビームスプリッタ、115・・・ミラー、116,716,1116,1516,1816,1916,2116・・・光検出器、117・・・コントラスト検出部、118・・・スペクトル検出部、119・・・色調補正装置、200,800,1200・・・ラインセンサ、201・・・受光素子、202−1〜201−n・・・カラーフィルタ、601,701・・・混色部、702・・・第3のビームスプリッタ、1203,1501,1502,1801〜1808,1901,1902・・・カラーセンサ、2200・・・エリアセンサ
図14は、本実施形態において、光検出器1116に投影される、光路Cに導かれた光による投影像と、光路Dに導かれた光による投影像とを示した概略図である。本実施形態では、図示するように、光路Cに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が透過した光)による投影像は、領域1401に投影される。また、光路Dに導かれた光(第2のビームスプリッタ114が反射し、ミラー115が反射した光)による投影像は、領域1402に投影される。なお、第1の実施形態と同様に、光路Cに導かれた光の結像点は、光検出器1116の後方(図12中の平面m、後ピン位置11)となり、光路Dに導かれた光の結像点は光検出器1116の前方(図12中の平面n、前ピン位置12)となる。
また、撮像ユニット110が試料101の画像を撮影しているとき、即ち、差分コントラスト信号がゼロのとき、光検出器1116の領域1203には前ピン状態の非合焦の光(ピンボケ状態の光)が照射されている。すなわち、光検出器1116の領域1402に配置されているカラーセンサ1203には、試料101の所定の領域の像が混色された光が照射されている。カラーセンサ1203の各々の受光素子201は、互いに分光透過率の異なるカラーフィルタ202−1〜202−nを搭載している。この構成により、カラーセンサ1203の各受光素子201は、カラーフィルタ202−1,202−2,202−3,・・・,202−nのスペクトルに対応した光を光電変換する。そして、光検出器1116のカラーセンサ1203が備える受光素子201各々が光電変換した、各スペクトルの光の強度に応じた電気信号は、スペクトル検出部118に入力される。スペクトル検出部118は、入力された電気信号の信号処理を行い、試料101の色情報を示すスペクトル情報を生成し、色調補正部119に入力する。

Claims (8)

  1. 試料からの光を第1の光路で撮像ユニットに導く第1のステップと、
    前記試料からの光を第2の光路でオートフォーカスユニットに導く第2のステップと、
    前記オートフォーカスユニットに導かれた光を分割し、第3の光路および当該第3の光路と結像点が異なる第4の光路とに導く第3のステップと、
    第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差に基づいて、前記撮像ユニットの撮像面に前記第1の光路に導かれた前記試料からの光による当該試料の像が結像するように、当該撮像ユニットの焦点を調節する第4のステップと、
    前記撮像ユニットに導かれた光を用いて、前記試料の像を撮像し画像データを生成する第5のステップと、
    前記オートフォーカスユニットに導かれた光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する第6のステップと、
    前記検出した前記スペクトル情報に基づいて、前記画像データの色調を補正する第7のステップと、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  2. 前記第6のステップは、前記第3の光路に導かれた前記光または/および前記第4の光路に導かれた前記光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
  3. 前記第6のステップで、前記第3の光路に導かれた前記光と前記第4の光路に導かれた前記光とは混色部を通る
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像方法。
  4. 前記第4の光路に導かれた前記光の一部を、前記第1の平面上に結像するように第5の光路に導く第8のステップと、
    前記第5の光路に導かれた前記光を混色する第9のステップと、
    を含み、
    前記第6のステップでは、前記第9のステップで混色された前記光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像方法。
  5. 前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置されたセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、
    前記第6のステップでは、前記センサが、前記試料のスペクトル情報を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像方法。
  6. 前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置された第1のセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、
    前記第6のステップでは、前記第1の平面上に配置された第2のセンサが、前記試料のスペクトル情報を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像方法。
  7. 前記第4のステップでは、前記第1の平面上に配置された第1のセンサが、当該第1の平面上に投影される前記第3の光路に導かれた前記光と、当該第1の平面上に投影される前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、
    前記第6のステップでは、前記第3の光路または前記第4の光路に導かれた前記光の焦点が前記第1の平面よりも非合焦となる方向にずれた第2の平面上に配置された第2のセンサが、前記試料のスペクトル情報を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像方法。
  8. 試料からの光を受光し、当該試料の像を撮像して画像データを生成する撮像ユニットと、
    前記試料からの光を、前記撮像ユニットに導く第1の光路と、オートフォーカスユニットに導く第2の光路とに分割する第1のビームスプリッタと、
    前記オートフォーカスユニットに導かれた光を、第3の光路と、当該第3の光路と結像点が異なる第4の光路とに分割する第2のビームスプリッタと、
    前記第3の光路に導かれた前記光と、前記第4の光路に導かれた前記光とを受光し、前記第3の光路に導かれた前記光と前記第4の光路に導かれた前記光とのコントラストの差を検出し、前記オートフォーカスユニットに導かれた光を用いて、前記試料のスペクトル情報を検出する光検出器と、
    前記光検出器が検出した前記コントラストの差に基づいて、前記撮像ユニットの撮像面に、前記第1の光路に導かれた前記試料からの光による当該試料の像が結像するように、当該撮像ユニットの焦点を調節する焦点調節部と、
    前記光検出器が検出する前記スペクトル情報に基づいて、前記撮像ユニットが生成した画像データの色調を補正する色調補正部と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡装置。
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