JP4208406B2 - 画像読み取り装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報の読み取りを原稿搬送中に行う原稿流し読み機能を備えた画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラテンガラス上に載置された原稿画像をスキャナの移動によって読み取る原稿固定読み方式に加えて、自動原稿送り装置によりプラテンガラス上を搬送中に原稿画像を読み取る原稿流し読み方式を備えた画像読み取り装置が知られている。この読み取り方式は、原稿交換と同時に読み取りを行えることと、原稿間のスキャナ移動時間がないことで、原稿固定読み方式に比べて原稿束全体の読み取り時間を短縮することが可能となる。
【0003】
また、プラテンガラス上の固定位置で原稿画像を読み取るため、プラテンガラスと原稿の間やプラテンガラスの下部に付着した粉塵、汚れ等によって原稿画像を正しく読み取れない場合がある。これを回避するために原稿画像読み込み終了後、プラテンガラスの汚れを検知し、汚れのない位置で流し読みを行うゴミ検知技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ゴミ検知中につぎの原稿読み込みをスタート予約させた場合、ゴミ検知終了後に原稿読み込みをスタートさせる。しかしながら、ゴミ検知終了時にゴミが検出されたと判断した場合アラーム表示を出したまま、つぎの原稿読み込みはスタートさせていなかった。そのためスタート予約したユーザは、ジョブが終わる時間だけ待って、装置に原稿を取りに戻ったとき、まだ原稿読み込みをスタートしていない状況になり作業効率が悪くならざるを得なかった。
【0005】
本発明はかかる実状に鑑み、良好な画像の読み取りを行ない、円滑かつ効率のよい作業を実現可能な画像読み取り装置および方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読み取り装置は、原稿をプラテンガラス上に給送する原稿送り手段と、前記プラテンガラス上の原稿を読み取る読み取り手段と、前記原稿送り手段により前記プラテンガラス上に載置された原稿を、前記読み取り手段を移動させることにより読み取る第一の読み取り動作と、前記読み取り手段を所定位置に固定し前記原稿送り手段により原稿を前記プラテンガラス上で移動させることにより読み取る第二の読み取り動作を選択的に行わせる制御手段と、前記所定位置における前記プラテンガラス上のゴミを検知するゴミ検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記ゴミ検知手段の検知結果に応じて、前記第一の読み取り動作と前記第二の読み取り動作のいずれかを行わせることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の画像読み取り装置において、前記制御手段は、前記ゴミ検知手段がゴミ有りと判断した場合、前記第一の読み取り動作を行わせることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の画像読み取り装置において、前記制御手段は、前記ゴミ検知手段がゴミ無しと判断した場合、前記第二の読み取り動作を行わせることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の画像読み取り装置において、前記ゴミ検知手段によるゴミ検知実行中に画像読み込み開始要求があった場合、前記ゴミ検知手段がゴミ有りと判断したことに応じて、前記制御手段は前記第一の読み取り動作を行わせ、前記第一の読み取り動作が終了した後、ゴミ検出の通知を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の画像読み取り方法は、原稿をプラテンガラス上に給送する原稿送り工程と、前記プラテンガラス上の原稿を読み取る読み取り工程と、前記原稿送り工程により前記プラテンガラス上に載置された原稿を、読み取り手段を移動させることにより読み取る第一の読み取り動作と、前記読み取り手段を所定位置に固定し原稿を前記プラテンガラス上で移動させることにより読み取る第二の読み取り動作を選択的に行わせる制御工程と、前記所定位置における前記プラテンガラス上のゴミを検知するゴミ検知工程と、を備え、前記制御工程において、前記ゴミ検知工程の検知結果に応じて、前記第一の読み取り動作と前記第二の読み取り動作のいずれかを行わせることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の画像読み取り方法において、前記制御工程において、前記ゴミ検知工程でゴミ有りと判断した場合、前記第一の読み取り動作を行わせることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の画像読み取り方法において、前記制御工程において、前記ゴミ検知工程でゴミ無しと判断した場合、前記第二の読み取り動作を行わせることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の画像読み取り方法において、前記ゴミ検知工程におけるゴミ検知実行中に画像読み込み開始要求があった場合、前記ゴミ検知工程でゴミ有りと判断したことに応じて、前記制御工程において前記第一の読み取り動作を行わせ、前記第一の読み取り動作が終了した後、ゴミ検出の通知を行うことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の記憶媒体は、上記いずれかの方法の処理手順を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
【0016】
本発明によれば、ゴミ検知中にスタート予約があった場合、ゴミ検知結果がゴミ有りであったときには固定読みに、またゴミ無しであったら流し読み込みに自動で切り替えて原稿読み込みをスタートする。ゴミ検知結果が出る前のコピースタートに対しても、自動で異常画像を回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施の形態を説明する。
この実施形態における画像読み取り装置としてデジタル複写機を一例に挙げて説明する。図1は、本発明の実施形態のデジタル複写機の構成を示すブロック図である。リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像メモリ部3へ出力する。プリンタ部2は、画像メモリ部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像メモリ部3は、リーダ部1から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを記憶する。また、その記憶している圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをプリンタ部2へ転送する。
【0018】
画像メモリ部3はまた、記憶している画像データを外部I/F処理部4に転送し、外部I/F処理部4から転送された画像データを記憶する。外部I/F処理部4は、画像メモリ部3から転送された画像データに所定の処理を施した後、外部装置に出力し、外部装置から送られた画像データに所定の処理を施して画像メモリ部3に転送する。また、自動原稿送り装置6はリーダ部1に接続されており、載置された原稿を所定位置に給送する。
【0019】
図2は、本発明におけるデジタル複写機を示す断面構成図である。図中200はデジタル複写機199の本体を示している。6は自動原稿送り装置(ADF)を示している。201は原稿載置台としてのプラテンガラス、202はスキャナであり、原稿照明ランプ203や走査ミラー204等で構成される。図示しないモータによりスキャナが所定方向に往復走査されて、原稿の反射光を走査ミラー204〜206を介してレンズ207を透過して、イメージセンサ部208内のCCDセンサに結像する。209はレーザやポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部であり、イメージセンサ部208で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感光体ドラム211に照射する。
【0020】
感光体ドラム211の回りには、1次帯電器212、現像器213、転写帯電器216、分離帯電器217、前露光ランプ214、クリーニング装置215が装備されている。画像形成部210において、感光体ドラム211は図示しないモータにより、図に示す矢印の方向に回転し、1次帯電器212により所望の電位に帯電された後、露光制御部209からのレーザ光219が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム211上に形成された静電潜像は、現像器213により現像されて、トナー像として可視化される。
【0021】
一方、右カセットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセット223あるいは下段カセット224からピックアップローラ225,226,227,228により給紙された転写紙は、給紙ローラ229,230,231,232により本体に送られ、レジストローラ233により転写ベルトに給送される。そして、可視化されたトナー像が転写帯電器216により転写紙に転写される。
【0022】
転写後の感光体ドラム211は、クリーニング装置215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ214により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、分離帯電器217によって感光体ドラム211から分離され、転写ベルト234によって定着器235に送られる。定着器235では加圧、加熱により定着され、排出ローラ236により本体200の外に排出される。
【0023】
本体200の右側には、例えば約4000枚程度の転写紙を収納し得るデッキ250が装備されている。デッキ250のリフタ251は、ピックアップローラ252に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇し、転写紙は給紙ローラ253によって本体に送られる。また、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し254が装備されている。
【0024】
さらに、図2において237は排紙フラッパであり、搬送パス238側と排出パス243側の経路を切り替える。240は下搬送パスであり、排紙ローラ236から送り出された転写紙を反転パス239を介し、転写紙を裏返して再給紙パス241に導く。左カセットデッキ222から給紙ローラ230により給紙された転写紙も、再給紙パス241に導かれる。242は転写紙を画像形成部210に再給紙する再給紙ローラである。244は排紙フラッパ237の近傍に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス243側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出ローラである。
【0025】
両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ237を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス238、反転パス239、下搬送パス240を介して再給紙パス241に導く。このとき反転ローラ245によって転写紙の後端が搬送パス238から全て抜け出し、且つ反転ローラ245に転写紙が噛んだ状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させることによって搬送パス240に送り出す。本体から転写紙を反転して排出するときには、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転ローラ245によって転写紙の後端が搬送パス238に残った状態の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させることによって、転写紙を裏返して排出ローラ244側に送り出す。
【0026】
排紙処理装置290は、デジタル複写機の本体200から1枚ごとに排出される転写紙を処理トレイ294で積載してそろえる。1部の排出が終了したら、転写紙束をステイプルして排紙トレイ292または293に束で排出する。排紙トレイ293は図示しないモータで上下に移動制御され、画像形成動作開始前に処理トレイの位置になるように移動する。291は排出された転写紙の間に挿入する区切り紙を積載する用紙トレイ、295は排出された転写紙を「Z折り」にするZ折り機である。また、296は排出された転写紙一部をまとめて「センタ折り」してステイプルを行なうことによって製本を行なう製本機であり、製本された紙束は排出トレイ297に排出される。
【0027】
図3は、デジタル複写機199内の制御ブロック図である。171はデジタル複写機199の基本的制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM174と処理を行うためのワークRAM175、入出力ポート173がアドレスバス、データバスにより接続されている。入出力ポート173には、デジタル複写機199を制御するモータ、クラッチ等の各種負荷(図示せず)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(図示せず)が接続されている。CPU171はROM174の内容に従って、入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い画像形成動作を実行する。
【0028】
また、CPU171には操作部172が接続されており、操作部172の表示手段、キー入力手段を制御する。操作者はキー入力手段を通して、画像形成動作モードや、スキャナ読み取りモード、プリント出力モードなどの表示の切り替えをCPU171に指示する。CPU171はデジタル複写機199の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。CPU171には、イメージセンサ部208で電気信号に変換された信号を処理する画像処理部170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3と、画像処理部170でデジタル化された信号からプラテンガラス201上のゴミを検知するゴミ判定部176とが接続されている。
【0029】
つぎに図4に基づいて、画像処理部170を説明する。
図4は、画像処理部のブロック図である。図4において、レンズ207を介してCCDセンサに結像された原稿画像は、B1ackの輝度のデータとして入力され、CCDセンサによりアナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、アナログ信号処理部(図示せず)に入力される。そして、サンプル&ホールドやダークレベルの補正等が行われた後に、A/D変換部501でアナログ・デジタル変換(A/D変換)される。そのデジタル化された信号は、シェーディング補正(原稿を読み取るセンサのばらつきや原稿照明用ランプの配光特性の補正)され、その後log変換部502に送られる。
【0030】
log変換部502では、入力された輝度データを濃度データに変換するためのルックアップテーブル(LUT)が格納されており、入力されたデータに対応するテーブル値を出力することによって、輝度データを濃度データに変換する。その後、変倍処理部503により所望の倍率に画像を変倍して、γ補正部504に入力される。
【0031】
γ補正部504では濃度データを出力する際に、プリンタの特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部で設定された濃度値に応じた出力の調整を行う。その後、2値化部505へ送られる。
【0032】
2値化部505では多値の濃度データが2値化され、濃度値が「0」あるいは「255」となる。8bitの画像データは、2値化され「0」または「1」の1bitの画像データに変換され、メモリに格納する画像データ量は小さくなる。しかし、画像を2値化すると、画像の階調数は256階調から2階調になるため、写真画像のような中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間調表現をする必要がある。
【0033】
ここでは、2値のデータで擬似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。この方法は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合は「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合は「0」の濃度データであるとして2値化する。そして2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法である。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス上の重み係数を、2値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加算することによって行う。これにより画像全体での濃度平均値が保存され、中間調を擬似的に2値で表現することができる。
【0034】
2値化された画像データは、画像メモリ部3へ送られ、画像蓄積される。また、外部I/F処理部4から入力されるコンピュータからの画像データは、外部I/F処理部で2値画像データとして処理されているため、そのまま画像メモリ部3に送られる。
【0035】
画像メモリ部3は、高速のぺージメモリと複数のぺージ画像データを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)を有している。ハードディスクに格納された複数の画像データは、デジタル複写機199の操作部で指定された編集モードに応じた順序で出力される。例えばソートの場合、自動原稿送り装置6から読み取った原稿束の画像を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これによりビンが複数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0036】
画像メモリ部3から出力した画像データはプリンタ部2にあるスムージング部506に送られる。スムージング部506では、2値化した画像の尖端部が滑らかになるようにデータの補間を行い、露光制御部209へ画像データを出力する。露光制御部209では前述の処理により画像データを転写紙に形成する。
【0037】
また、後述するゴミ判定時には、レンズ207を介してCCDセンサに結像された読み取り画像は、原稿画像の場合と同様にデジタル化され、シェーディング補正後、ゴミ判定部176に送られる。ゴミ判定部176では、入力された信号を画素単位で原稿送り方向に加算し、加算結果が一定レベルを超えていたらその画素部分にはゴミが付着しているものと判断する。
【0038】
つぎに、画像メモリ部3の詳細を図5に従って説明する。
画像メモリ部3では、DRAM等のメモリで構成されるぺージメモリ部301に、メモリコントローラ部302を介しての外部I/F処理部4および画像処理部170からの2値画像の書き込み、外部I/F処理部4およびプリンタ部2への画像読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304への画像の入出力のアクセスを行う。メモリコントローラ部302は、ぺージメモリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、また画像I/F処理部4、画像処理部170、ハードディスク304からのぺージメモリ301へのアクセスの調停を行う。
【0039】
さらに、CPU171の指示に従ってぺージメモリ部301への書き込みアドレス、ぺージメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御をする。それによりCPU171はページメモリ部301に複数の原稿画像を並べてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や画像の一部分のみ切り出して出力する機能や画像回転機能を制御する。
【0040】
つぎに、図6に従って外部I/F処理部4の構成を述べる。
外部I/F処理部4は前述したように、画像メモリ部3を介してリーダ部1の2値画像データを取り込み、また画像メモリ部3を介して2値画像データをプリンタ部2へ出力して画像形成を行う。外部I/F処理部4にはコア部406とファクシミリ部401、ファクシミリ部401の通信画像データを保存するハードディスク402、外部コンピュータ11と接続するコンピュータインタフェース部403、フォーマッタ部404およびイメージメモリ部405を有している。
【0041】
ファクシミリ部401はモデム(図示せず)を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。ファクシミリ部401では、ファクシミリ機能である指定された時間にファクシミリ送信を行ったり、相手から指定パスワードの間い合わせで画像データを送信するなどハードディスク402にファクシミリ用の画像を保存して処理を行う。これにより一度リーダ部1から画像メモリ部3を介して、ファクシミリ部401、ファクシミリ用のハードディスク402へ画像を転送した後は、リーダ部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使うことなしに、ファクシミリ送信を行うことができる。
【0042】
コンピュータインタフェース部403は、外部のコンピュータとのデータ通信を行うインタフェース部であり、ローカルエリアネットワーク(以下、LANという)、シリアルI/F、SCSII/Fおよびプリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。このI/Fを介してプリンタ部2、リーダ部1の状態を外部コンピュータに通知したり、コンピュータの指示でリーダ部1で読み取った画像を外部コンピュータへ転送する。あるいはまた、外部コンピュータからプリント画像データを受け取ったりする。
【0043】
外部コンピュータからコンピュータインタフェース部403を介して通知されるプリントデータは、専用のプリンタコードで記述されているため、フォーマッタ部404はそのコードを画像メモリ部3を介してプリンタ部2で画像形成を行うラスタイメージデータに変換する。フォーマッタ部404は、ラスタイメージデータの展開をイメージメモリ部405に行う。
【0044】
イメージメモリ405部は、このようにフォーマッタ部404がラスタイメージデータの展開するメモリとして使用したり、またリーダ部1の画像をコンピュータインタフェース部403を介して外部コンピュータに送る(画像スキャナ機能)場合に、画像メモリ部3から送られる画像データをイメージメモリ部405に一度展開し、外部コンピュータに送るデータの形式に変換してコンピュータインタフェース部403からデータを送出するような場合においても使用される。
【0045】
コア部406はファクシミリ部401、コンピュータインタフェース部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405および画像メモリ部3間それぞれのデータ転送を制御管理する。これにより外部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、あるいは画像メモリ部3への画像転送路が1つであっても、コア部406の管理のもとで排他制御、優先度制御され画像出力が行われる。
【0046】
つぎに、本発明における自動原稿送り装置(DF)6の動作を説明する。
図7〜図10は、自動原稿送り装置6の概略断面図である。まず、図7(a)を用いて自動原稿送り装置6の各部を説明する。原稿トレイ620は、少なくとも1枚以上のシートで構成される原稿束621を載置する。給紙ローラ601は、原稿トレイ620に載置された原稿束621の原稿面に落下し回転することで、原稿束621の最上面の原稿Dを給紙するようになっている。ストッパ611は、原稿の給送開始前には図7(a)のように突出しており、原稿束621はこのストッパ611により規制されて下流に進出できないようになっている。
【0047】
給紙ローラ601によって給送された原稿は、分離ローラ602と分離ベルト603の作用によって1枚に分離される。この分離は、リタード分離技術によって実現されている。搬送ローラ604は、分離ローラ602および分離ベルト603によって分離された原稿をレジストローラ605へ搬送する。レジストローラ605に原稿を突き当てループを形成することによって、原稿の搬送における斜行を解消する。レジストローラ605の下方には、レジストローラ605を通過した原稿をプラテン201方向への搬送路である給紙パス652、または反転入り口パス653へ誘導する反転給紙フラッパ613が配置されている。第一反転ローラ614と第二反転ローラ615はともに、原稿を反転させる場合に回転する。反転フラッパ612は、第二反転ローラ615の方向から到来する原稿を反転パス650または再給紙パス651へ誘導する。
【0048】
ベルト駆動ローラ606は、原稿をプラテン201上に配置するための給送ベルト607を駆動する。給送ベルト607は、プラテン201に当接している。給排紙ローラ617は、手差し給紙口622から供給された原稿の給排紙および給送ベルト607によって給送された原稿Dを原稿排紙口623へ排出する。排紙フラッパ616は、手差し給排紙パス654または原稿排紙パス655へ原稿を誘導する。排紙フラッパ616は、原稿排紙時には手差し排紙口622の方へ原稿が排出されないように作用する。手差し給排紙ローラ619は、手差し原稿の給排紙を行う。排紙ローラ618は、原稿の排出を行う。
【0049】
また、原稿トレイ620の下部には3個のセンサ608,609,610が配置されている。原稿セット検知センサ610は、原稿束621がセットされたことを検知する透過型光センサである。原稿後端検知センサ608は、原稿がハーフサイズ原稿か否かを判定するための反射型光センサである。原稿セット検知センサ610と原稿後端検知センサ608の間にある最終原稿検知センサ609は、搬送中の原稿が最終原稿か否かを判定するための反射型光センサである。
【0050】
また、原稿サイズ検知センサ624,625,626は、搬送中の原稿のサイズを検知するセンサである。これらのセンサは、原稿の幅方向に3個並んで配置されており、3個のセンサ値により原稿幅を3段階に検出し、原稿サイズのA系とB系、あるいはA4とA5の原稿幅等を判別することができる。また、原稿の通過時間により原稿長を検出することもできる。これによりサイズの異なる原稿が混在する原稿束であっても、個々の原稿サイズの検出を行うことができる。ただし、この際、原稿束は原稿幅方向の奥側を揃えて載置するものとする。
【0051】
つぎに、両面に印刷がなされた原稿(両面原稿)の両面を読み取る際の自動原稿送り装置6の動作について説明する。
自動原稿送り装置6に両面原稿の給送開始が指示されると、ストッパ611が下降し、さらに給紙ローラ601が原稿上面に落下する(図7(b))。給紙ローラ601、分離ローラ602、分離ベルト603、搬送ローラ604の作用により、原稿は原稿束621の最上面から1枚だけ分離され、レジストローラ605まで給送される(図7(c))。このとき反転給紙フラッパ613は、原稿を反転パス650へ搬送する方向にセットされている。
【0052】
レジストローラ605が回転すると、原稿は図7(d)に示すパスを経由して、図8(e)に示す位置まで搬送される。ここから第一反転ローラ614と第二反転ローラ615の駆動方向が反転し、原稿はプラテン201上に給送され、図8(f)の位置で停止する。原稿の読み取りが終了すると、図8(g)に示すように再給紙パス651を経由して原稿がひっくり返され、図8(h)に示すように再びプラテン201上に給送される。
【0053】
原稿の読み取りが終了すると、原稿Dは右方向へ給送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置6の機外へ排出される。自動原稿送り装置6は、以上の動作を繰り返すことで、両面原稿を最上面から1枚ずつ分離し、両面の読み取りを行い、上面を下向きにして(フェイスダウンで)排出することができる。
【0054】
つぎに、スキャナ202を所定の位置に固定し、原稿を移動させて画像を読み取る原稿読み取り方式(流し読み)の動作を説明する。なお、原稿がスモールサイズのみの場合とラージサイズが含まれる場合に分けて説明する。ここに本実施の形態においては、スモールサイズとは原稿トレイ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検知センサ608が原稿を検知しないサイズであり、A4サイズ、LTRサイズ等が含まれる。ラージサイズとは原稿トレイ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検知センサ608が原稿を検知するサイズであり、A3サイズ、11×17サイズ等が含まれる。
【0055】
まず、スモールサイズのみの原稿の流し読みを説明する。
原稿がレジストローラ605に到達するまでの動作は図7(a)から図7(c)で説明した通りである。流し読みの場合はさらに、図9(i)に示すように反転給紙フラッパ613が原稿をプラテン201上へ導く。原稿は図中のA点上を所定の速度で搬送され、原稿の画像はA点の下部で待機しているスキャナ202によって読み取られる(図9(j))。この際、原稿の先端がA点を通過するタイミングで読み取り開始の信号をリーダ部1に通知する。読み取られた原稿Dはそのまま図の右方向へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置6の機外へ排出される(図9(k))。
【0056】
A点はA0,A1,A2,A3,A4およびA5の6点から構成され、LTRサイズの原稿後端がレジストローラ605を通過した位置をA0、そこから図の右方向に0.5mmごとにA1,A2…と規定されている。後述するゴミ判定によって判定された読み取り可能な位置を記憶し、読み取りの際には、記憶した位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自動原稿送り装置6に指示が出される。
【0057】
つぎに、ラージサイズが含まれる原稿の流し読みを説明する。原稿がレジストローラ605に到達するまでの動作は図7(a)から図7(c)で説明した通りである。ラージサイズが含まれる原稿の流し読みの場合はさらに、図10(l)に示すように、反転給紙フラッパ613が原稿をプラテン201上へ導く。原稿は図中のB点上を所定の速度で搬送され、原稿の画像はB点の下部に待機しているスキャナ202によって読み取られる。この際、原稿の先端がB点を通過するタイミングで読み取り開始の信号をリーダ部1に通知する。読み取られた原稿Dはそのまま図の右方向へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置6の機外へ排出される(図10(m))。
【0058】
B点はB0,B1,B2,B3,B4およびB5の6点から構成され、11×17サイズの原稿後端がレジストローラ605を通過した位置をB0、そこから図の右方向に0.5mmごとにB1,B2…と規定されている。後述するゴミ判定によって判定された読み取り可能な位置を記憶し、読み取りの際には、記憶した位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自動原稿送り装置6に指示が出される。
【0059】
最後に、スキャナ202を移動させて画像を読み取る原稿固定読みの場合は、原稿の後端がプラテン201の端部に合わさる位置(図8(h)に示す位置)に載置する。
【0060】
つぎに、自動原稿送り装置6(図7参照)の原稿トレイ620にセットされた原稿束621の向きと、搬送されて原稿排紙口622に排出された原稿束621の向きがどのように対応するかを図11に示す。
図11の左側に示した原稿が、原稿トレイ620にセットされた原稿束621である。この原稿の最上面にある番号1の原稿から順に搬送され、表裏が反転されて出力される。このため図11の右側に示したように、最上面の原稿が表裏反転されて、最下面となって排出される。
【0061】
上記のような構成の画像読み取り装置において、原稿サイズと出力用紙サイズに基づいて最適な変倍率を計算する自動変倍機能が設定された場合の制御例を説明する。
自動変倍機能が設定された場合、自動原稿送り装置に載置された原稿束が同一サイズの原稿からなるものであれば、原稿束の1枚目をプラテン上に給送する。その給送途中で原稿サイズを検出するとともに、原稿固定読みによって原稿画像を読み取る。原稿束の2枚目以降は、自動原稿送り装置による原稿の搬送中に原稿流し読みによって原稿画像を読み取るように制御する。
【0062】
ただし、変倍率が流し読み不可能な倍率であったなら、原稿固定読みによって原稿画像を読み取るように制御する。自動原稿送り装置に載置された原稿束が異なるサイズの原稿からなるものであれば(原稿混載モード)、原稿1枚ごとに変倍率を計算する必要があるため、最終原稿まで原稿固定読みによって原稿画像を読み取るように制御する。
【0063】
図12は、ゴミ検知動作に関する基本的なフローを説明する図である。
原稿搬送手段280による原稿搬送を利用して画像読み取りを行う流し読み動作を行う場合には、画像読み取り動作が行われていない時間を利用する(ステップS101,S102)。この場合、現在の流し読み位置のまま、原稿のない状態で給送ベルト207を空回転させ、画像読み取りを行う。読み取り画像信号には通常原稿搬送手段280が持つ給送ベルト607の表面の画像が入力されることになる。
【0064】
しかし、プラテンガラス201上にゴミが付着している場合には、読み取り画像信号に副走査方向に連続した画像が検出される。一定時間の給送ベルト607駆動、画像読み取りを行った後、このようなゴミによると思われる画像が検出された場合は、前回読み取りを行った位置では引き続き流し読み動作を行うことができないものと判断する。また、上記のような異常画像が検出されなかった場合は引き続きその位置での流し読みを行うものとする。
【0065】
流し読み位置でのプラテンガラスの汚れが検知された場合、流し読み動作が可能な位置を検出するために(ステップS104)、スキャナ202をA0位置まで左方向に移動させる。A0から右方向へA1,A2と流し読み可能位置を順番に探す処理を行う。まず所定位置に移動し、流し読み可能な次候補位置とする。その位置で流し読みが可能かどうか(ゴミがないかどうか)を検出するために、上述したゴミ検知のための画像読み取り動作(給送ベルト空回転、画像読み取り、画像判断)を行う(ステップS106)。
【0066】
ゴミがないと判断された場合は、その位置を流し読み可能と判断し、次回の流し読み動作以降はその位置での流し読み動作を行う。再検知動作でもゴミが検知された場合は、右方向への一定量移動とゴミ検知を繰り返し、流し読み可能と判断できる場所が決まるまで処理を繰り返す。所定数の読み取り位置でのゴミ検知の結果、全ての位置でゴミが検知された場合、流し読みによる画像読み取りができないと判断し、複写機の状態をゴミあり状態とする(ステップS109)。所定の処理により流し読みが可能と判断されるまで、流し読みによる読み取り動作を行わない。
【0067】
図13は、複写機本体の操作部172を示す図である。パワーランプ1621は、電源が入っていることを示すためのランプである。パワースイッチ1613は、電源のON/OFFの切替えに合わせて点灯、消灯する。テンキー1622は、画像形成枚数の設定や動作モードの設定等の数値入力の際に使用する。クリアキー1623は、テンキー1622で入力した設定をクリアする場合に使用する。リセットキー1616は、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。
【0068】
また、スタートキー1614を押下することで画像形成動作を開始する。スタートキー1614の中央には、画像形成処理のスタートが可能か否かを示す赤色と緑色のLED(図示せず)がある。画像形成動作のスタートが不可能の場合は、赤色のLEDが点灯し、スタート可能な場合は緑色のLEDが点灯する。ストップキー1615は、複写動作の停止を行う際に使用する。また、ガイドキー1617を押下した後に、その他のキーを押下すると、そのキーにより設定できる機能の説明が表示パネル1620に表示される。このガイド表示を解除する場合は、再度ガイドキー1617を押下する。
【0069】
ユーザ設定キー1618は、複写機本体200の設定をユーザが変更する場合に使用する。ユーザが変更できる設定内容としては、例えば複写機本体100に対する設定を自動的にクリアするまでの時間や、リセットキー1616を押下した際のモードの既定値等の設定や、ゴミ検知中のスタートキーを有効にするか無効にするかを選択することができる。また、画像形成動作中に割り込みキー1619を押下すると、その他の画像形成動作を中止して、自動原稿送り装置6を使用しないで複写することができる。
【0070】
表示パネル1620は、液晶等で構成されており、詳細なモード設定を容易にするべく設定モードに応じて表示内容が切り替わる。なお、画面はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。表示パネル1620には、複写動作モードの設定画面が表示されている。表示パネル1620内にはキー1624,1625,1626,1627,1628,1629,1630,1631が表示されている。ユーザはこれらのキーを押下することで、複写機本体200に対するモード設定を行う。
【0071】
両面印刷設定キー1624は、両面印刷の設定を行うためのキーであり、片面原稿2枚を両面で出力する「片面−両面モード」、両面原稿を両面で出力する「両面−両面モード」、両面原稿を片面2枚で出力する「両面−片面モード」等の設定を行う際に使用するキーである。
【0072】
キー1627は、用紙選択を行うためのキーであり、キー1628,1629,1630,1631は複写動作の複写倍率を設定する際に使用するキーである。応用モードキー1626は、読み込んだ画像とフォーム画像との合成処理を行うためのイメージ合成機能の設定や、パンフレットを作成する際に適した順序で画像形成処理を行うためのパンフレットモードの設定や、縮小レイアウトモード、拡大レイアウトモード、イメージ合成モード、製本モード等の応用機能モードを設定する際に使用するキーである。応用モードキー1626を押下することにより、上述した各応用機能モードの設定するための画面が表示パネル1620に表示される。ユーザはこの画面で応用機能モードを設定する。
【0073】
表示パネル1620内に表示されているキーで使用することができないキーはその表示部分を点線(網掛け)にすることで、そのキーが操作できないことを表すようにする。また、表示パネル1620内の上方個所には、設定した複写動作の内容表示や現在の動作状態を1ラインで表示できる範囲で表示する。図13では、コピーAの設定画面を示している。
【0074】
図13においてコピーA機能キー1601、コピー機能キー1604、プリンタ機能キー1610は、複写動作、システム動作の各機能の設定を行うために操作部の表示パネル1620の表示内容を切り替えるために使用する機能キーである。これらの機能キーは半透明のキーボタンで構成されており、キーの内部にはLED等の表示ランプ(図示せず)がある。そしてユーザが、これらのキーの中から何れかのキーを選択することで、選択された操作画面に対応したキー内部のランプのみが点灯制御される。その他のキー内部のランプは、消灯制御される。
【0075】
また、これらの機能キーの右側に配置されている緑色のLED1603,1606,1612は、各機能の動作状況を表すよう点灯制御される。例えばコピーB機能キー1604を押下し、表示パネル1620にコピーBの操作画面を表示させる。コピーBがスタンバイ中ではコピーBのLED606は消灯制御される。コピーBが出力動作中の場合はコピーBのLED1606は点滅制御される。また、コピーBの画像が画像メモリ部3のハードディスク304に記憶され、コピーBのプリント動作が行われてない場合は点灯制御される。
【0076】
キー1601,1604,1610の左側に配置されている赤色のLED1602,1605,1611は、各機能で異常が発生した場合にそのことを表すよう点灯制御される。例えばコピーBに紙なし中断やJAMなどの異常が発生した場合は、コピーBのLED1605は点灯制御される。この時コピーB機能キー1604を押下しコピーB機能キーに切り替えることで、表示パネル1620にコピーBの異常状況が表示され、その詳細を知ることができる。
【0077】
上述したこれらの機能キー1601,1604,1610はどの動作状況にもよらず押下することができ、表示パネル1620に表示させる内容を変更することで操作部を切り替える。そして、前述したストップキー1615、スタートキー1614あるいはリセットキー1616など表示パネル1620内にないキーは、コピーA機能キー1601、コピーB機能キー1604、プリンタ機能キー1610のうちから選択した機能に対応した操作ができるようになっている。したがって、例えば図13のように、コピーAの操作画面を表示パネル1620上に表示しているときに、ストップキー1615を押下しても、コピーBの出力動作は停止しない。コピーAの操作画面を表示パネル1620上に表示しているときに、コピーBの複写動作の停止を行うには、コピーB機能キー1604を押下し、操作画面を切り替えた後に、ストップキーを押すことでコピーBの複写動作は停止する。
【0078】
また、ユーザ設定キー1618により変更した内容は変更時に選択していた機能に対して反映されているので、それぞれの機能に対して独立にして設定することができる。
【0079】
ここで、原稿読み込み終了後、読み込み終了時の読み込み位置でプラテンガラスの汚れが検知された場合に行われるゴミ検知を実行中、画像形成動作はスタート可能とし、スタートキー1614は緑色のLEDが点灯している。ゴミ検知実行中に、スタートキーが押された場合、ゴミ検知終了後、検知結果によって原稿を固定読みで読み込むか、流し読みで読み込むかを切り替えて原稿読み込み動作を開始する。
【0080】
つぎに、本実施形態の動作を図14のフローチャートを用いて説明する。
図14のフローチャートは、原稿読み込みが終了後、読み込み終了時の読み込み位置でプラテンガラスの汚れが検知された場合に行われるゴミ検知を開始した後のフローチャートである。
【0081】
まず、ミラー台をゴミ検知動作開始位置まで戻し、ゴミ検知位置カウンタNを1にする(ステップS1301,1302)。つぎにN番目のゴミ位置でのゴミ検知を行い(ステップS1303)、その検知位置でゴミがあるかどうか判断する(ステップS1304)。ステップS1304でゴミがあると検知されたら、ゴミ検知位置が最終位置であるか否かを判断する(ステップS1305)。最終位置でなかったらゴミ検知位置カウンタをインクリメント(+1)し(ステップS1306)、ステップS1302に戻る。そして、ミラー台をつぎの検知位置まで移動し、つぎの検知位置での検知を行う。
【0082】
ステップS1305で最終位置と判断した場合、全ての検知位置でゴミがあったと判断する。つぎに予約コピースタートされたか否かを判断し(ステップS1307)、予約コピースタートされていたら、固定読みで原稿読み込みを開始する(ステップS1309)。ステップS1307で予約コピースタートされていなかったら、操作部に図15に示すゴミ有り表示画面を表示する(ステップS1308)。
【0083】
ステップS1304でゴミが検知されなかったら、予約コピースタートがされたかどうか判断する(ステップS1310)。予約コピースタートされていたら、流し読み動作で原稿の読み込みを開始する(ステップS1311)。ステップS1310で予約コピースタートされていなかったら、そのまま終了する。
【0084】
つぎに、本発明の第2の実施形態を説明する。この実施形態において画像形成装置の制御構成は、実質的に前述の実施形態と同様とする。第2の実施形態では、ゴミ検知実行中にコピースタートキーが押下され、検知結果がゴミ有りであると判断された場合、固定読みで原稿読み込み終了後に操作部上にゴミ有りの表示を行う場合について述べる。
【0085】
第2の実施形態の動作を図16のフローチャートを用いて説明する。図16のフローチャートは、原稿読み込みが終了後、読み込み終了時の読み込み位置でプラテンガラスの汚れが検知された場合に行われるゴミ検知を開始した後のフローチャートである。
【0086】
まず、ミラー台をゴミ検知動作開始位置まで戻し、ゴミ検知位置カウンタNを1にする(ステップS1501,1502)。つぎにN番目のゴミ位置でのゴミ検知を行い(ステップS1503)、その検知位置でゴミがあるかどうかを判断する(ステップS1504)。ステップS1504でゴミがあると検知されたら、ゴミ検知位置が最終位置であるか否かを判断する(ステップS1505)。最終位置でなかったらゴミ検知位置カウンタをインクリメント(+1)し(ステップS1506)、ステップS1502に戻る。そして、ミラー台をつぎの検知位置まで移動し、つぎの検知位置での検知を行う。
【0087】
ステップS1505で最終位置と判断した場合、全ての検知位置でゴミがあったと判断し、つぎに予約コピースタートされたか否かを判断する(ステップS1507)。予約コピースタートされていたら、固定読みで原稿読み込みを開始し(ステップS1509)、原稿読み込み終了を待って(ステップS1510)、図15に示したゴミ有り表示画面を表示する(ステップS1508)。
【0088】
ステップS1507で予約コピースタートされていなかったら、操作部に図15のゴミ有り表示画面を表示する(ステップS1508)。ステップS1504でゴミが検知されなかったら、予約コピースタートがされたかどうか判断し(ステップS1511)する。予約コピースタートされていたら、流し読み動作で原稿の読み込みを開始する(ステップS1512)。ステップS1511で予約コピースタートされていなかったら、そのまま終了する。
【0089】
ここで、上記様々な実施形態に示した各機能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成しても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータシステムによって構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プログラムに従って実現するようにしても良い。また、上記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0090】
この場合、上記ソフトウェアのプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAMの他に例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0091】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0092】
さらに、供給されたプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ゴミ検知実行中にスタート予約があった場合、ゴミ検知結果がゴミ有りであったときには固定読みに、またゴミ無しであったら流し読みに自動で切り替えて原稿読み込みをスタートする。ゴミ検知結果が出る前のコピースタートに対しても、画像異常を回避した原稿読み込みを開始することができ、したがって良好画像を円滑かつ効率的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明におけるデジタル複写機を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施形態におけるデジタル複写機内の制御ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における画像処理部のブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における画像メモリ部の詳細を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における外部I/F処理部の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における自動原稿送り装置の略断面図である。
【図8】本発明の実施形態における自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動作の説明図である。
【図9】本発明の実施形態における自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動作の説明図である。
【図10】本発明の実施形態における自動原稿送り装置の略断面図による原稿給送動作の説明図である。
【図11】本発明の実施形態における原稿排紙口から排出された原稿束の向きを表す図である。
【図12】本発明の実施形態におけるゴミ検知動作の概略を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態におけるデジタル複写機の操作部を示す図である。
【図14】本発明の実施形態における原稿読み込みが終了後、読み込み終了時の読み込み位置でプラテンガラスの汚れが検知された場合に行われるゴミ検知を開始した後の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態におけるプラテン上にゴミがあることを表示する操作部画面を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態における原稿読み込みが終了後、読み込み終了時の読み込み位置でプラテンガラスの汚れが検知された場合に行われるゴミ検知を開始した後の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像メモリ部
4 外部I/F処理部
5 自動原稿送り装置
171 CPU
172 操作部
173 入出力ポート
174 ROM
175 RAM
176 ゴミ判定部
199 デジタル複写機
200 本体
201 プラテンガラス
202 スキャナ
203 原稿照明ランプ
204 走査ミラー
208 イメージセンサ部
209 露光制御部
211 感光体ドラム
212 1次帯電器
213 現像器
216 転写帯電器
217 分離帯電器
219 レーザ光
221 右カセットデッキ
222 左カセットデッキ
223 上段カセット
224 下段カセット
225,226,227,228 ピックアップローラ
229,230,231,232 給紙ローラ
235 定着器
237 排紙フラッパ
240 下搬送パス
243 排出パス
290 排紙処理装置
292,293 排紙トレイ
295 Z折り機
297 製本機
301 ぺージメモリ部
302 メモリコントローラ部
304 ハードディスク
401 ファクシミリ部
402 ハードディスク
403 コンピュータインタフェース部
404 フォーマッタ部
406 コア部
501 A/D変換部
502 log変換部
503 変倍処理部
504 γ補正部
505 2値化部
601 給紙ローラ
602 分離ローラ
603 分離ベルト
604 搬送ローラ
611 ストッパ
614 第一反転ローラ
615 第二反転ローラ
624,625,626 原稿サイズ検知センサ
Claims (9)
- 原稿をプラテンガラス上に給送する原稿送り手段と、
前記プラテンガラス上の原稿を読み取る読み取り手段と、
前記原稿送り手段により前記プラテンガラス上に載置された原稿を、前記読み取り手段を移動させることにより読み取る第一の読み取り動作と、前記読み取り手段を所定位置に固定し前記原稿送り手段により原稿を前記プラテンガラス上で移動させることにより読み取る第二の読み取り動作を選択的に行わせる制御手段と、
前記所定位置における前記プラテンガラス上のゴミを検知するゴミ検知手段と、を備え、
前記制御手段は、前記ゴミ検知手段の検知結果に応じて、前記第一の読み取り動作と前記第二の読み取り動作のいずれかを行わせることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1に記載の装置において、
前記制御手段は、前記ゴミ検知手段がゴミ有りと判断した場合、前記第一の読み取り動作を行わせることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1に記載の装置において、
前記制御手段は、前記ゴミ検知手段がゴミ無しと判断した場合、前記第二の読み取り動作を行わせることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項2に記載の装置において、
前記ゴミ検知手段によるゴミ検知実行中に画像読み込み開始要求があった場合、前記ゴミ検知手段がゴミ有りと判断したことに応じて、前記制御手段は前記第一の読み取り動作を行わせ、前記第一の読み取り動作が終了した後、ゴミ検出の通知を行うことを特徴とする画像読み取り装置。 - 原稿をプラテンガラス上に給送する原稿送り工程と、
前記プラテンガラス上の原稿を読み取る読み取り工程と、
前記原稿送り工程により前記プラテンガラス上に載置された原稿を、読み取り手段を移動させることにより読み取る第一の読み取り動作と、前記読み取り手段を所定位置に固定し原稿を前記プラテンガラス上で移動させることにより読み取る第二の読み取り動作を選択的に行わせる制御工程と、
前記所定位置における前記プラテンガラス上のゴミを検知するゴミ検知工程と、を備え、
前記制御工程において、前記ゴミ検知工程の検知結果に応じて、前記第一の読み取り動作と前記第二の読み取り動作のいずれかを行わせることを特徴とする画像読み取り方法。 - 請求項5に記載の方法において、
前記制御工程において、前記ゴミ検知工程でゴミ有りと判断した場合、前記第一の読み取り動作を行わせることを特徴とする画像読み取り方法。 - 請求項5に記載の方法において、
前記制御工程において、前記ゴミ検知工程でゴミ無しと判断した場合、前記第二の読み取り動作を行わせることを特徴とする画像読み取り方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記ゴミ検知工程におけるゴミ検知実行中に画像読み込み開始要求があった場合、前記ゴミ検知工程でゴミ有りと判断したことに応じて、前記制御工程において前記第一の読み取り動作を行わせ、前記第一の読み取り動作が終了した後、ゴミ検出の通知を行うことを特徴とする画像読み取り方法。 - 請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法の各処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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