JP4200686B2 - 情報通信端末、情報配信装置、情報配信システム、情報受信方法、情報配信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報通信端末、情報配信装置、情報配信システム、情報受信方法、情報配信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザーの所有するオーディオビジュアル機器として各種のものが普及しており、いわゆる音楽ソフトや映像ソフトを個人で楽しむことが一般化している。
例えばユーザーがCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などのディスク記録媒体に対応するオーディオシステムなどを所有し、パッケージメディアとして販売されている所望のCD、MD、DVD等を購入してコンテンツを再生させたり、或いは記録可能なメディアに自分の好みの選曲で録音を行うなどのことが行われている。
【0003】
また、オーディオビジュアル機器として、例えばハードディスクなどの大容量メディアを利用してオーディオデータファイルやビデオデータファイルを蓄積する記録再生装置が開発されている。
例えば記録再生装置は、CDなどのユーザーが所有するパッケージメディアに収録されている楽曲等のコンテンツを、その記録再生装置内のハードディスクなどにダビング記録する。記録再生装置では、HDD(ハードディスクドライブ)などの大容量の記憶媒体を用いることで、例えばユーザーが所有する多数のCD等における全楽曲などを記録再生システム内に格納しておくことができる。
するとユーザーが或る楽曲等を再生させたいときには、ユーザーがわざわざその楽曲が収録されたCD等を探して記録再生装置に装填する必要はない。すなわち記録再生装置はユーザーにより指定された楽曲をHDDから読み出して再生するようにすればよい。
従ってこのような記録再生装置は、特に大量のCD等を所有しているユーザーなどにとって非常に便利なものとなる。またCD等の入れ換え等も不要となるため、例えばその日の気分や状況に応じた選曲で音楽を楽しむなどといったことも手軽に可能となる。
【0004】
また、このような記録再生装置は、ネットワーク通信が可能とされ、外部サーバ(情報配信装置)と通信を行うことで、音楽等のコンテンツのダウンロードが可能とされる。つまり情報通信端末として機能する。
ダウンロードされたコンテンツもHDDに格納されることで、ユーザーは容易に音楽等を楽しむことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、外部サーバからダウンロード又は配信されたコンテンツには、通常、サーバ側で割り当てたコンテンツIDが付されている。従って、例えば情報通信端末(記録再生装置)側でHDDに格納する際には、コンテンツを上記コンテンツIDを利用して管理することができる。
一方、ユーザーがCD等のメディアから再生させてHDDに記録したコンテンツについては、もともとコンテンツIDは存在しない。従ってHDD上で管理するために、情報通信端末がコンテンツIDを付するようにしていた。
【0006】
このような事情から、CD等の記録媒体から取り込んだ(リッピングした)コンテンツと、外部サーバからダウンロードされたコンテンツでは、HDDにおいてコンテンツIDが一元化されていない。
このことは、機器の動作機能の向上やユーザーに対するサービスの向上に限度を与えるものとなってしまう。
【0007】
例えば外部サーバから配信可能なコンテンツを提示する際に、HDDに格納したコンテンツとの対応がとれない。これは、例えば有料で配信可能として提示されるコンテンツリストに含まれる各楽曲等のコンテンツについて、そのユーザーが既にHDDに格納している楽曲であるか否かなどを判別できないものとなる。
またCD等からリッピングした楽曲等について、そのコンテンツに関連する多様な情報を外部サーバから取得したいと思っても、対象となるコンテンツIDが異なることからスムースな通信処理ができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みて、情報通信端末において、一元管理されたコンテンツIDを用いてコンテンツ管理ができるようにし、機能やサービスの向上を図ることを目的とする。
【0009】
本発明の情報通信端末は、ネットワークを介して外部装置と通信可能な通信手段と、記憶媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し手段と、上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータを記憶する記憶手段と、上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータに関するコンテンツ特定情報を生成するコンテンツ特定情報生成手段と、上記コンテンツ特定情報を上記通信手段によりコンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ特定情報送信制御手段と、上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信されたコンテンツ識別子を上記コンテンツデータと対応付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを上記通信手段により受信することに応じて、上記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツデータを上記記憶手段が記憶しているか判断する判断手段と、上記判断手段の判断に基づいて、上記コンテンツリストの内容を表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。
【0010】
この場合、上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記コンテンツ蓄積制御手段がコンテンツ読出を行った記録媒体自体に対応する情報として、上記コンテンツ特定情報を生成する。
また上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体の管理情報から生成される情報である。
また上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体に付与されたバーコード情報から生成される情報である。
また上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体に付与されたISRC情報から生成される情報である。
また上記コンテンツ識別子は、上記コンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置が発行したコンテンツ識別子である。
また上記コンテンツ識別子は、CIDF準拠のコンテンツ識別子である。
【0011】
また、上記管理情報制御手段は、上記管理情報において、各コンテンツ識別子に対応するコンテンツが、上記記憶手段に記憶済であるか否かが管理されるようにする。
また上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記コンテンツ特定情報を上記通信手段により、コンテンツに関する付加情報を管理する外部の情報配信装置に送信させるとともに、上記管理情報制御手段は、上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信された付加情報が、上記管理情報において上記コンテンツ識別子に対応して管理されるようにする。
また上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記記憶制御手段がコンテンツ読出を行った記録媒体自体に対応する情報として、上記コンテンツ特定情報を生成し、そのコンテンツ特定情報を上記通信手段により、コンテンツに関する付加情報を管理する外部の情報配信装置に送信させるとともに、上記管理情報制御手段は、上記コンテンツ特定情報の送信に対応して上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信された付加情報として、上記記録媒体に収録された全てのコンテンツのそれぞれに対応する付加情報が、上記管理情報において、それぞれ各コンテンツ識別子に対応して管理されるようにする。
【0012】
また外部の情報配信装置から送信される、コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを上記通信手段により受信することに応じて、上記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子に基づいて上記管理情報を参照し、上記コンテンツリストに挙げられた各コンテンツについて上記蓄積手段に蓄積済か否かを判別する判別手段と、上記判別手段による判別結果が表現される状態で、上記コンテンツリストの内容を表示する表示手段と、を更に備える。
又は、少なくとも上記蓄積手段に蓄積された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を、上記通信手段により、コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段と、上記情報配信装置から送信される、コンテンツリストと、上記コンテンツリストに挙げられた各コンテンツが上記蓄積手段に蓄積済か否かを判別した判別情報とを受信することに応じて、上記判別情報が表現される状態で、上記コンテンツリストの内容を表示する表示手段とを更に備える。
また、上記蓄積手段に蓄積されたコンテンツ、又は他の記録媒体に記録されたコンテンツを再生出力する再生手段と、上記再生手段で再生しているコンテンツに対応するコンテンツ識別子を上記管理情報から検索し、上記通信手段により、外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段と、上記コンテンツ識別子の送信に応じて上記情報配信装置から送信され、上記通信手段によって受信された情報を表示する表示手段とを更に備える。
また、少なくとも上記蓄積手段に蓄積された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を、上記通信手段により、バックアップ管理を行う外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段を、更に備える。
【0015】
本発明の情報配信装置は、ネットワークを介して情報通信端末と通信可能な通信手段と、コンテンツ特定情報に基づいて1又は複数のコンテンツ識別子が特定できる管理状態で、コンテンツ識別子を格納するとともに、該コンテンツ識別子を管理するためのコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを格納する格納手段と、上記通信手段によって或る情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて上記格納手段を検索し、1又は複数のコンテンツ識別子を抽出する検索手段と、上記検索手段で検索されたコンテンツ識別子を、上記通信手段により、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信させるとともに、上記格納手段に格納した、上記コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを、上記通信手段により上記情報通信端末に送信させる配信制御手段とを備える。
【0016】
この場合、上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体自体に対応する情報である。
また上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体の管理情報から生成される情報である。
また、上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体に付与されたバーコード情報から生成される情報である。
また上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体に付与されたISRC情報から生成される情報である。
また上記コンテンツ識別子は、上記情報通信端末側とともに一元管理される識別子として当該情報配信装置が発行したコンテンツ識別子である。
また上記コンテンツ識別子は、CIDF準拠のコンテンツ識別子である。
また上記格納手段には、さらに、コンテンツ特定情報に対応して付加情報が格納されており、上記検索手段は、通信手段によって或る情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて上記格納手段を検索して付加情報を抽出し、上記配信制御手段は、上記検索手段で検索された付加情報を、上記通信手段により、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信させる。
【0021】
また本発明は、以上の各構成の情報通信端末、情報配信装置により、ネットワークを介して相互通信可能な情報通信端末と情報配信装置とから成る情報配信システムを構築する。
また本発明は、上記各構成の情報通信端末の動作を実行するコンテンツ管理方法、又は放送受信方法である。
また本発明は、上記各構成の情報配信装置の動作を実行する情報配信方法である。
また本発明は、上記の情報通信端末、情報配信装置の動作を実現するためのプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体である。
【0022】
以上の本発明によれば、情報配信装置と情報通信端末において、コンテンツは一元管理されたコンテンツ識別子によって管理される。特に情報通信端末では、例えばCD等のディスクメディアからリッピングして蓄積したコンテンツについても、情報配信装置からコンテンツ識別子を取得して管理することで、蓄積されたコンテンツを情報配信装置側と共通管理されるコンテンツ識別子で管理可能となる。
これによって、情報通信端末側では、情報配信装置との通信時にコンテンツを特定する場合に一元管理されたコンテンツ識別子を用いることができ、コンテンツのダウンロード、付加情報の取得、その他各種配信サービスを多様に実現できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について次の順序で説明していく。
1.情報配信システムの概要
2.CD情報サーバの構成
3.端末の構成
4.CD情報データベース
5.端末のHDD蓄積情報
6.端末のCD装填時の処理
7.CDタイトル情報サーバとコンテンツIDサーバによるシステム
8.配信サーバとコンテンツサーバ及び楽曲リスト
9.端末の楽曲リスト表示処理
10.楽曲リスト送信にかかる配信サーバによる処理
11.再生時のコンテンツID送信による情報取得処理
12.放送受信時のコンテンツID送信による情報取得処理1
13.放送受信時のコンテンツID送信による情報取得処理2
14.バックアップサービス
【0024】
1.情報配信システムの概要
図1は本例の情報配信システムの概要を示すものである。
この情報配信システムは、一般ユーザーが家庭などで用いる端末(記録再生装置)1と、端末1の使用に関する情報サービスを行う各種のサーバがネットワーク2を介して通信可能に接続されるシステムである。
ネットワーク2は公衆回線網としてもよいし、本システムのための専用回線網を構築してもよい。またCATV(Cable Television)、ワイヤレスコミュニケーション、衛星通信回線等でもよく、その通信形態或いは伝送路の形態は特に限定されない。
【0025】
一般ユーザーが使用する端末1は、詳しくは後述するが、内部に大容量のデータファイル蓄積部(例えば図3のHDD31)を備えるとともに、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、半導体メモリカードなどのパッケージメディアのドライブ機能や、ネットワーク2を介したデータ入出力機能などを備える。例えば本例ではパッケージメディアのドライブ機能としてCDを再生する機能を有する例とする。
そして端末1では、CDから再生されたオーディオコンテンツや、ネットワーク2を介してダウンロードされたコンテンツを、それぞれコンテンツファイルとしてHDD等に格納していくことができるものとしている。
なお、本例では音楽コンテンツを例に挙げるが、映像コンテンツ、テキストデータ、アプリケーションプログラム、ゲームソフトウエアなど、多様なコンテンツに対応可能とすることもできる。
【0026】
また端末1では、HDD等の蓄積部に格納したファイル(例えば音楽等を1曲単位で1つのファイルとして格納している)については、ユーザーが任意に再生させることなどが可能となる。従って、例えば多数のCDを有するユーザーが、全CDの全楽曲をそれぞれ1つのファイルとして端末1内に格納しておけば、わざわざCD等を選び出して装填しなくても、所望の楽曲等の再生を実行させることができる。
【0027】
この端末1は、ユーザーの家庭でのオーディオ機器としての使用に適するように、いわゆるラジカセ型の機器とされることが考えられる。もちろんコンポーネントタイプでもよい。
そして端末1には、ユーザーが各種操作を行うための各種の操作キーや操作つまみ、ジョグダイヤルと呼ばれる回動プッシュ式のキーなどが、機器前面パネルなどに設けられている。
またユーザーに対する出力部位として、再生音声等を出力するスピーカや、各種情報を表示出力する表示部が設けられる。
また、ユーザーが所有する光ディスク(例えばオーディオCD、CD−ROM、CD−R、CD−RWなど)を再生させたり、後述する内部のHDD等にデータ蓄積等を行うために、光ディスクを挿入する光ディスク挿入部が設けられる。
【0028】
このような端末1と通信可能なサーバとして、図1ではCD情報サーバ3,配信サーバ5,コンテンツサーバ7、放送情報サーバ9、バックアップサービスサーバ11を例示している。
各サーバについては、それぞれ後に、動作機能を説明していくが、概略次のようなものとされる。
【0029】
CD情報サーバ3は、CD情報データベース4を備え、少なくとも当システム内で一元管理されるコンテンツIDを管理する。コンテンツIDとは、一般に流通するコンテンツのそれぞれについて割り当てられた識別子である。例えば一般に販売されるCDに収録される各楽曲タイトル毎に、それぞれ固有のコンテンツIDが付与され、CD情報サーバ3は、例えばCDに収録される楽曲についてコンテンツIDを管理する。
またCD情報サーバは、CDアルバム或いはコンテンツ(楽曲)自体に対応する付加情報としてのCDタイトル情報もCD情報データベース4において管理している。
付加情報(CDタイトル情報)とは、例えば、曲名、アーティスト名、歌詞などのテキストデータ、楽曲イメージやアーティストの画像やジャケットの画像などの画像データ、アーティストのインターネットホームページのアドレス(URL:Uniform Resource Locator)、著作権に関する情報、関係者名(例えば作詞者、作曲者、制作者等)・・・・などの情報である。
このCD情報サーバ3は端末1に対してコンテンツIDや付加情報を配信する機能を持つことになる。
端末1は、CD等からリッピングしてHDD等に蓄積したコンテンツに対して、CD情報サーバ3からコンテンツIDを受信することで、一元管理されたコンテンツIDを用いて管理することが可能となる。またCD情報サーバ3から付加情報を受信することで、HDD等に蓄積したコンテンツに対応して上記のような各種の付加情報を格納し、表示出力に利用するなど各種動作を行うことができるようになる。
【0030】
配信サーバ5は、コンテンツ配信サービスを実施するサーバである。この配信サーバ5は楽曲リストデータベース6を備え、例えば有料で一般ユーザーに配信する楽曲コンテンツのリスト(楽曲リスト)を管理する。
そして、端末1に対して楽曲リストを配信し、楽曲コンテンツのダウンロードサービスを実行する。
楽曲リストにおいては、上記コンテンツIDによって各楽曲を管理している。
【0031】
コンテンツサーバ7は、一般ユーザーに対して配信する楽曲コンテンツ自体を管理するサーバである。コンテンツデータベース8には、配信する楽曲コンテンツが格納され、端末1が上記楽曲リストに対して購入(配信)希望の操作を行うことに応じて、要求された楽曲コンテンツを端末1にダウンロードするサービスを行う。
各楽曲コンテンツは、上記コンテンツIDによって管理される。
【0032】
放送情報サーバ9は、ラジオ放送、テレビジョン放送等の各種放送局とその放送タイムテーブルを管理するとともに、放送されるコンテンツに対応してコンテンツIDを特定するサービスを行うサーバである。放送情報データベース10には各放送局のタイムテーブルや、放送されるコンテンツのコンテンツIDが格納されている。
端末1は、放送受信時に、放送局や放送時刻の情報を放送情報サーバ9に送信することで、放送情報サーバ9から、放送されている音楽コンテンツについてのコンテンツIDを取得できる。
【0033】
バックアップサービスサーバ11は、端末1での管理情報をバックアップデータベース12に格納することで、端末1のバックアップサービスを行う。即ち端末1に蓄積されているコンテンツのコンテンツIDが含まれた管理情報をバックアップすることで、端末1の故障時等に所要のサービスを実行できるようにしたサーバである。
【0034】
なお、図1に示すシステム例は一例にすぎない。例えばコンテンツサーバ7は、多数のレコード会社等がそれぞれ運営することで、多数のコンテンツサーバ7がシステムに含まれるものとなる。他のサーバについても同様である。
またCD情報サーバ3は、一般に流通しているCDに対応してコンテンツIDや付加情報を管理するサーバとして説明するが、もちろん多様なパッケージメディア、例えばDVD、MDなどに対応するサーバも考えられる。さらには音楽コンテンツだけでなく、映像コンテンツその他のコンテンツについて、一元管理されたコンテンツIDを管理するサーバも考えられる。
【0035】
2.CD情報サーバの構成
図2にCD情報サーバ3の構成を示す。
CPU41は、起動されたプログラムに基づいてCD情報サーバ3の全体の制御、演算処理を行う。例えばネットワーク2を介した通信動作、オペレータに対する入出力動作、CD情報データベース4の制御、データ演算を行う。
CPU41はバス42を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
【0036】
メモリ部43はCPU41が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部43におけるROMには、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。メモリ部43におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。メモリ部43におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
【0037】
入力部45は、キーボード、マウス、タッチパネル、リモートコマンダー、その他の入力デバイスであって、CD情報サーバ3のオペレータが各種操作入力やデータ入力を行う。入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU41は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
【0038】
表示部47は、例えばCRTや液晶パネルなどの表示デバイスとされ、オペレータに対して各種情報表示を行う。
CPU41が各種動作状態や入力状態に応じて表示情報を表示処理部46に供給すると、表示処理部46は供給された表示データに基づいて表示部47に表示動作を実行させる。
【0039】
データベース管理部48は、CPU41の制御に基づいて例えばHDD等において構築されるCD情報データベース4に対する書込・読出アクセス動作、検索動作等を実行する。
上述したようにCD情報データベース4には、一般に流通する各種CDタイトルに対応して、CDタイトル情報(付加情報)やコンテンツIDが格納されている。
【0040】
通信処理部49は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース50は、通信処理部49でエンコードされた送信データをネットワーク2を介して所定の機器に送信する。またネットワーク2を介して外部機器から送信されてきた信号を通信処理部49に受け渡す。
通信処理部49は受信した情報をCPU41に転送する。
【0041】
なお、ここではCD情報サーバ3の構成として示したが、配信サーバ5,コンテンツサーバ7、放送情報サーバ9、バックアップサービスサーバ11、及び図10で後述するCDタイトル情報サーバ3a、コンテンツIDサーバ3bについても、構成は図2のようにして実現できる。即ち、各サーバにおいて後述する動作が実行されるためには、図2の構成において、それぞれ各サーバとして機能させるためのプログラムがインストールされていればよく、またそれぞれ図1に示したように必要なデータベースが構築されていればよいものである。
【0042】
3.端末の構成
図3に端末1の構成を示す。
CPU21は、起動されたプログラムに基づいて端末1の全体の制御、演算処理を行う。例えばネットワーク2を介した通信動作、ユーザーに対する入出力動作、CDの再生やリッピング、HDD31へのコンテンツ格納や管理情報の作成・更新、コンテンツID取得のためのコンテンツ特定情報となるCD識別子の生成、データ演算等を行う。
CPU21はバス22を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
【0043】
メモリ部23はCPU21が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部23におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。メモリ部23におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。メモリ部23におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
【0044】
入力部25は、端末1の筐体に設けられた操作キーやジョグダイヤル、タッチパネル、リモートコマンダー、バーコードスキャナ、その他の入力デバイスであって、端末1のユーザーが各種操作入力やデータ入力を行う。キーボードやマウスが入力部25として設けられてもよい。
入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
なお、入力部25としてのデバイスの1つにタッチパネルが設けられる場合は、表示部27にいわゆるGUI(Graphical User Interface)として操作用の画像が表示されるとともに、その表示部24上の画像に対して指又は専用の入力ペン等が当てられることで、そのGUI画像に応じた操作入力が行われるように構成される。
また入力部25のデバイスの1つとして、バーコードスキャナが用意されることで、例えばCDのパッケージ(アルバムジャケットなど)に表示されているバーコードを読み取ることができるようにされる。
なお、入力部25としてテンキー(数字キー)が用意される(或いはGUIとしてテンキー画像が表示されタッチパネル方式で数字入力可能とされる)ようにすれば、ユーザーはバーコード表示に付加されているバーコードナンバ(バーコードパターンの下部に示されている数字)を数字で入力していくこともできる。
【0045】
表示部27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、ユーザーに対して各種情報表示を行う。
CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいて表示部27に表示動作を実行させる。
例えばCD再生時、或いはHDD31に格納されたコンテンツの再生時には、トラックナンバ、演奏時間、動作状態、音量状態などが表示される。また再生するコンテンツに対応してCDタイトル情報が格納されていれば曲名、アーティスト名等の各種情報を表示することもできる。
またラジオ受信時には、受信周波数、音量状態などが表示される。
さらには上記各種サーバとの通信に応じて多様な表示が実行される。
【0046】
CDドライブ29は、光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等を備え、CDに対する再生動作を行う。CDドライブ制御部28は、CDドライブ29におけるCDに対する再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザーが入力部25からCD再生操作を行った場合は、CPU21はCDドライブ制御部28にCD再生を指示する。するとCDドライブ制御部28は、CDドライブ29に対して再生/アクセスを実行させる制御を行う。
CDドライブ29では、CDから読み出した信号に対してデコードを行い、再生データをCDドライブ制御部28を介してバス22に送出する。
この再生データはオーディオデータ処理部34においてイコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理が施され、スピーカ部35から出力される。
またCDドライブ29で再生されたデータは、データベース管理部30に転送され、所要のファイルエンコード処理を施されてHDD31にコンテンツファイルとして蓄積することもできる。
なお、公知のようにCDではその最内周側にTOCと呼ばれる管理情報が記録されており、CD再生時にはTOCに基づいてディスク上のトラック(コンテンツ)のアクセスを行う。従ってCDドライブ制御部28は、CDが装填された際にはCDドライブ29にTOC読出を指示し、読み出されたTOCデータを得ることで、CDの再生制御が可能となる。
【0047】
チューナ部37は、例えばAM・FMラジオチューナとされ、CPU21の制御に基づいて、アンテナ36で受信された放送信号を復調する。もちろんテレビチューナや衛星放送チューナ、デジタル放送チューナなどとしてのチューナでもよい。
復調された放送音声信号は、オーディオデータ処理部34において所要の処理が施され、スピーカ部35から放送音声として出力される。
【0048】
データベース管理部30は、CPU41の制御に基づいて例えばHDD31に対してコンテンツファイルや、コンテンツファイルを管理する管理ファイルの書込・読出アクセス動作を実行する。
例えばCDドライブ29で再生されたコンテンツや、外部のサーバからダウンロードされたコンテンツを、コンテンツファイルとしてHDD31に蓄積するとともに、その管理ファイルを書込/更新する。後述するが管理ファイルには、CD情報サーバ3から取得したコンテンツIDやCDタイトル情報が含まれるものとなる。
またデータベース管理部30は、CPU21の指示に応じて、所定のコンテンツファイルを読み出してオーディオデータ処理部34に転送し、スピーカ部35から音声出力させることもできる。
なお、もちろんHDD31は、このようにコンテンツファイルのデータベースとして用いられるだけでなく、CPU21で起動されるアプリケーションプログラムや各種データ等の格納領域として利用されてもよい。
【0049】
通信処理部32は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース33は、通信処理部32でエンコードされた送信データをネットワーク2を介して所定の機器、例えば上記各種サーバ装置に送信する。またネットワーク2を介して上記サーバ等の外部機器から送信されてきた信号を通信処理部34に受け渡す。
通信処理部34は受信した情報をCPU21に転送する。
【0050】
なお、端末1の構成は、この図3の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。
例えば各種記録媒体に対応するように、DVDドライブ、MDドライブ、テープドライブなどが設けられたり、例えばUSB、IEEE1394などの通信方式による周辺機器とのインターフェースが設けられるようにしてもよい。
またマイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVD再生時に対応するビデオ出力端子、ライン接続端子、光デジタル接続端子等が設けられてもよい。
またPCMCIAスロット、メモリカードスロットなどが形成され、外部の情報処理装置やオーディオ機器とデータのやりとりが可能とされてもよい。
【0051】
4.CD情報データベース
CD情報サーバ3が管理するCD情報データベース4に格納されるCD情報を図4に模式的に示す。
CD情報データベース4には、市場に流通しているパッケージメディアとしての多数のCDに対応して情報が格納されている。図4に示す情報#1、#2・・・・は、それぞれが1枚のCDタイトルに対応するCD情報となる。
【0052】
各CD情報、つまり各CDタイトルに対応しては、それぞれ固有のCD識別子が付与されている。後述するが、端末1とのネットワーク通信時にはこのCD識別子が、1又は複数のコンテンツIDを特定するコンテンツ特定情報として機能する。
CD識別子の生成形態は、ネットワーク上の各機器で共通化される。このCD識別子は、それぞれのCDタイトルに対応した固有のコードデータとなるものであるため、その生成形態としては以下のような例が考えられる。
【0053】
・CD識別子をCDのTOCデータから生成する。
CDのTOCデータには、CDに収録されているトラック数(曲数)、各トラックのアドレス(絶対時間情報)、総演奏時間などが記録されている。これは通常、同一タイトルのCDにおいて同一のデータとなるが、異なるタイトルのCDにおいて全てが一致することは、まずあり得ない。従って、TOCデータからCDタイトルに固有のコードを生成することができる。
例えばTOCデータから先頭トラックナンバ、最終トラックナンバ、各トラックのアドレス、総演奏時間などを抽出し、その値を合成して、また場合によっては特定の演算処理により各値を用いた演算を行うことで、固有のコード値を得ることができる。これをCD識別子とすればよい。
【0054】
・CD識別子をISRC情報から生成する。
各CDタイトルには、そのアルバム又は各楽曲毎に、著作権管理コードとしてISRCが付与され、TOCに記録されている。そしてこのISRCコードはCDタイトルに固有のコードデータとして付与されている。従って、ISRCコードを用いて、或いはISRCコードに特定の演算処理を与えて、それをCD識別子とすることができる。
【0055】
・CD識別子をバーコード情報から生成する。
各CDタイトルには、そのアルバムジャケットに、製品管理情報となるバーコードが印刷されている。このバーコード情報はディスク製造者がCDタイトル固有の情報として付与し、製品管理、販売管理に利用できるようにしたものである。従って、バーコード情報を用いて、或いはバーコード情報に特定の演算処理を与えて、それをCD識別子とすることができる。
【0056】
もちろんこれら例示する以外の生成形態でもよいし、例えば上記各例を複合的に用いてCD識別子を生成するようにしても良いが、例えばこのようなCD識別子の生成形態を採用すれば、端末1側でも同様の生成形態で個々のCDについてのCD識別子を生成することができるようになる。本例では、コンテンツ特定情報となるCD識別子が端末1側で生成することが必要になるため、このような生成方式のCD識別子を、個々のCDタイトルに対応するCD識別子として、CD情報データベース4に格納するようにする。これは、端末1がCD識別子を生成して、CD情報サーバ3に送信してきた際に、そのCD識別子によりCD情報データベース4を検索できるようにするためである。
なお、CD情報データベース4には、例えば上記3つの生成形態など、複数の生成形態によるCD識別子を並列的に記録しておくようにし、端末1側がどの生成形態でCD識別子を生成した場合でも対応できるようにすることも考えられる。
【0057】
CD情報データベース4には、各CD識別子(つまり各CDタイトル)に対応しては、CDタイトル情報及びコンテンツIDが格納される。
CDタイトル情報とは、CDの内容に関して付加された各種の情報である。例えばCDタイトル名、アーティスト名、収録曲数、或いは各コンテンツ(各楽曲)についての曲名その他である。
コンテンツIDは、CDに収録された各コンテンツ(楽曲)のそれぞれに固有に付与されたコンテンツ識別子である。
【0058】
CD識別子に対応して格納されているCDタイトル情報及びコンテンツIDのファイル形態を図5に示す。この図5のデータファイルが、1枚のCDアルバムに対応する情報となる。
まず、CD識別子に対応して、まずCD全体に対応する付加情報が格納される。ここでは付加情報として、CDタイトル(アルバム名)、アーティスト名、収録曲数、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。
この場合、他の付加情報とは、アルバムジャケット画像データ、アーティスト画像データ、プロデューサ名やレコード会社名などの関係者情報、アルバム解説テキストやコメント、アーティストやレコード会社等のインターネットホームページのアドレス(URL)、著作権情報などが考えられる。
【0059】
また、CD識別子に対応して、各楽曲(トラックTK1〜TKn)のそれぞれのコンテンツIDが格納される。
そして各コンテンツIDに対応して、各楽曲についての付加情報が格納される。ここでは付加情報としては、曲名、アーティスト名、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。他の付加情報とは、例えば曲単位での関係者(例えば作詞者、作曲者、制作者等)、著作権情報、歌詞、コメント、曲毎のイメージデータなどとなる。
【0060】
このようにCD情報データベース4には、1つのCDタイトルに対応して、図5のファイル構造に示すようCDタイトル情報とコンテンツIDが格納される。
なお説明上、「CDタイトル情報」とは、図5においてCD識別子に対応して格納されるコンテンツID以外の情報、即ち付加情報のことを示すものとしている。また、「CD情報」とは、コンテンツIDとCDタイトル情報を含めた総称として使用している。
【0061】
ところで、CDに収録された各トラック(各楽曲)としてのコンテンツのそれぞれに対応するコンテンツIDは、各楽曲固有の識別子である。
このコンテンツIDは、本例のシステムにおいて一元管理されるものとなる。つまり、端末1,CD情報サーバ3、及び図1に示した他のサーバにおいては共通に、或るコンテンツIDは特定の楽曲を示すものとして用いられる。
このコンテンツIDは、CD情報サーバ3が各楽曲に対応した固有のコードデータとして生成してて付与し、他のサーバに提供するものとすればよい。これによって他のサーバも、コンテンツIDによって楽曲コンテンツを管理できる。また、CD情報サーバ3以外でコンテンツIDを生成するものとしてもよいが、少なくともCD情報サーバ3がそのコンテンツIDを管理できるものとする。ここでいう管理とは、端末1にコンテンツIDを提供したり、或いは他のサーバにおいてコンテンツIDが利用されるようにするための管理である。
【0062】
また、広く範囲で一元管理されたコンテンツIDとしては、CIDF(コンテンツIDフォーラム)で規定されたコンテンツIDを用いるようにしてもよい。
CIDFは、インターネットの普及、デジタルデータ符号化技術の向上などに伴って、コンテンツの流通の利便性やその課金、著作権、不正利用の防止などのために組織されたもので、あらゆるデジタルコンテンツを対象としてグローバルスタンダード化を考慮したコンテンツIDフォーマットを策定する団体である。従って、このCIDFでのコンテンツIDフォーマットに準拠したコンテンツIDを用いることも、本システムにおいて有効となる。
【0063】
5.端末のHDD蓄積情報
次に図6に、端末1のHDD31に蓄積されるファイル構成を模式的に示す。
上述したように端末1では、CDからリッピングしたコンテンツ(楽曲)をコンテンツファイルとして蓄積できる。また、ネットワーク2を介してコンテンツをダウンロードした場合も、そのコンテンツをコンテンツファイルとしてHDD31に蓄積できる。
例えば、10曲入りのCDから5曲をリッピングした場合、HDD31には5つのコンテンツファイルが蓄積されることになる。
そして、ユーザーは、多量にコンテンツファイルを蓄積させたHDD31から所望のコンテンツファイルを選択して再生させることが可能となる。
【0064】
図6(a)においてHDD31内に示すコンテンツファイル群とは、それぞれ1曲を1つのコンテンツファイルとした多数のコンテンツファイルを示している。つまり実データ(音楽データ)としてのコンテンツファイル群である。
一方、HDD31内として示す管理ファイル群とは、コンテンツファイルを管理するための多数の管理ファイルを示している。
【0065】
図6(b)には管理ファイル群を模式的に示している。
管理ファイルは、市場に流通しているパッケージメディアとしてのCDに対応した管理情報とされる。即ち図6(b)に示す管理ファイル#1、#2・・・・は、それぞれが1枚のCDタイトルに対応する管理情報となる。そして、図示するように各管理情報は、それぞれCD識別子に対応してCDタイトル情報やコンテンツIDを含む情報とされる。
【0066】
ただしHDD21における管理ファイル#1、#2・・・は、ユーザーがHDD21に蓄積したコンテンツファイルに対応して生成される。
例えばユーザーが或るCDをリッピングして、そのCDに収録される全曲をそれぞれコンテンツファイルとしてHDD31に蓄積した場合、そのCDに対応する1つの管理ファイルが生成されてHDD31に格納される。
また、例えばユーザーが或るCDをリッピングして、そのCDに収録される1又は複数の一部の曲をコンテンツファイルとしてHDD31に蓄積した場合も、そのCDに対応するものとして1つの管理ファイルが生成されてHDD31に格納される。
さらには、ネットワーク2を介してコンテンツをダウンロードしてHDD31に蓄積した場合は、ネットワークを介してCD識別子が受信されれば、そのコンテンツが含まれるCD等のメディアに対応させて管理ファイルを形成し格納することができる。
【0067】
各管理ファイルにおけるCD識別子は、例えばユーザーがリッピングしたCDを示す情報であり、例えば後述するようにCD情報サーバ3との通信時を行ってコンテンツIDを取得する際の、コンテンツID特定情報となる。つまり意味的に上記CD情報サーバ3のCD情報データベース4におけるCD識別子と同じものである。
従って端末1では、上述したCD情報データベース4でのCD識別子の生成形態と同一の生成形態でCD識別子を生成する。例えばCDのリッピングを行う際に、TOCデータからCD識別子を生成する。又はCDのISRC情報からCD識別子を生成する。又は、CDに付加されたバーコードデータからCD識別子を生成する。もちろんこれ以外の生成形態でもよいが、いずれにしてもCD情報サーバ3側でのCD識別子の生成形態と同一とされる。
【0068】
各管理ファイルには、それぞれCD識別子(つまり各CDタイトル)に対応して、CDタイトル情報とコンテンツIDが格納される。
CD識別子に対応してCDタイトル情報及びコンテンツIDが格納される管理ファイルの形態を図7に示す。この図7の管理ファイルは、1枚のCDアルバムに対応する。そしてそのCDアルバムに収録された少なくとも1つのコンテンツがコンテンツファイルとしてHDD31に蓄積されているものである。ただし、収録コンテンツのうちで1つのコンテンツもHDD31に蓄積していないCDアルバムについて、予め管理ファイルを形成して、その後のリッピングやダウンロードに備えるようにすることも考えられる。
【0069】
管理ファイルにおいては、CD識別子に対応して、まずCD全体に対応する付加情報が格納される。ここでは付加情報として、CDタイトル(アルバム名)アーティスト名、収録曲数、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。
この場合、他の付加情報とは、アルバムジャケット画像データ、アーティスト画像データ、プロデューサ名やレコード会社名などの関係者情報、アルバム解説テキストやコメント、アーティストやレコード会社等のインターネットホームページのアドレス(URL)、著作権情報などが考えられる。
【0070】
また、CD識別子に対応して、各楽曲(トラックTK1〜TKn)のそれぞれのコンテンツIDが格納される。
そして各コンテンツIDに対応して、各楽曲についての付加情報が格納される。ここでは付加情報としては、曲名、アーティスト名、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。他の付加情報とは、例えば曲単位での関係者(例えば作詞者、作曲者、制作者等)、著作権情報、歌詞、コメント、曲毎のイメージデータなどとなる。
【0071】
さらに各コンテンツIDに対応してコンテンツファイルリンク情報、コンテンツソース情報が格納される。
コンテンツファイルリンク情報は、そのコンテンツIDによって示される実データとしてのHDD31に蓄積されたコンテンツファイルを示す情報である。このコンテンツファイルリンク情報によって、HDD31内で当該コンテンツIDに該当して記録されているコンテンツファイルが指定されることで、HDD31に蓄積されたコンテンツについての、管理ファイルから指定して再生することが可能となる。
なお、コンテンツIDに対応する実データとしてのコンテンツファイルがHDD31に蓄積されていない場合もある。そのときは、コンテンツファイルリンク情報が「ノーリンク」とされていることで、管理ファイルから、該当するコンテンツファイルがHDD31に存在しないことを確認できる。
【0072】
コンテンツソースは、HDD31に蓄積したコンテンツファイルについてのソースを示す情報である。例えばコンテンツファイルはCDからリッピングされたり、外部サーバからダウンロードされてHDD31に蓄積されるため、ソースの情報はCD・ダウンロードの別や、さらにはダウンロードの場合のダウンロード元のサーバの識別情報などとなる。
【0073】
このようにHDD31の管理ファイルは、1つのCDタイトル(CD識別子)に対応して、図7の構造に示すようCDタイトル情報とコンテンツIDが格納される。
ここで、端末1にとっては、CDからリッピングしてコンテンツファイルを蓄積する場合は、その再生するCDのTOC情報等からCD識別子を生成できる。従って、1つの管理ファイルに特定のCD識別子を与えることができる。
ところが、コンテンツIDは上記のように一元管理されるIDであり、CD情報サーバ3が生成したり、或いはCIDF準拠のIDとされる。従って、端末1がリッピングしたコンテンツファイルに対して勝手に付与できるものではない。またCDタイトル情報も、例えばユーザーが入力しない限りは得ることができない。
そこで後述するが、端末1は、リッピング時には、生成したCD識別子をCD情報サーバ3に送信し、CD情報サーバ3からコンテンツIDやCDタイトル情報を受信することで、図7のような管理ファイルを形成し、蓄積したコンテンツファイルの管理に用いることができるようにするものである。
【0074】
また、コンテンツダウンロードの場合は、ダウンロードに応じてコンテンツIDや付加情報が送信されてくれば、これらを含んだ管理ファイルを構築できる。
なお、CD(或いは他のメディア)からのリッピングの場合は、このようにCD識別子(メディア識別子)に対応する単位として管理ファイルを構築できるが、外部サーバからのダウンロードの場合は、必ずしもメディア単位で管理ファイルを構築できるものとはならない。
そこで、メディア単位で管理ファイルを構築できない場合は、少なくともコンテンツIDに対応させて、蓄積したコンテンツファイルが管理できるように管理ファイルが構築されるようにすればよい。
【0075】
6.端末のCD装填時の処理
本例は、端末1においてHDD31に格納されたコンテンツファイルが、上記図7のように、管理ファイルにおいてコンテンツIDを用いて管理されるようにするものである。ただしCDからのリッピングの際には、コンテンツIDやCDタイトル情報(付加情報)は端末1のみでは得ることはできず、CD情報サーバ3にコンテンツIDやCDタイトル情報を要求するものとなる。
【0076】
このような要求動作を含む処理として、端末1のCDドライブ29にCDが装填されてからの処理について図8,図9で説明する。この処理はCPU21の制御及びそれに基づく所要各部の動作として実現される。
なお、以下の説明では、CD識別子はTOCデータから生成する例とする。
【0077】
図8に示すように、端末1のCDドライブ29にCDが装填されると、CPU21はステップF101としてCDドライブ制御部28に指示を出し、まず、CDのTOCデータの読込を実行させる。
読み出されたTOCデータは、その後のCD再生のための管理情報としてCDドライブ制御部28もしくはCPU21によって確保されるが、CPU21はステップF102として、読み込んだTOCデータから、当該CDのCD識別子を判別する。つまりTOCデータのうちのトラックナンバ、トラックのアドレス等の情報を抽出し、特定の演算処理を行って、CD固有のCD識別子としての情報を得る。
【0078】
なお、上述したようにTOCデータに含まれるISRCコードからCD識別子を生成してもよいし、この時点(或いはリッピングを行う時点)でユーザーにバーコードデータ入力を要求し、バーコードデータからCD識別子を生成してもよい。上述したようにバーコードデータの入力のためにはバーコードスキャナによるものとしたり、或いはユーザーに数字入力を求めるようにすればよい。
【0079】
ステップF103では、データベース管理部30に対して、上記CD識別子を用いた管理ファイルの検索を実行させる。そして今回装填されたCDに対応する管理ファイルが既にHDD31に存在するか否かを確認する。
装填されたCDが、過去にリッピングを行ったCDであったとすると、既に当該CDに対応する管理ファイルが存在する。過去にリッピングを行っていないCDであっても、収録曲の一部が外部サーバからダウンロードされ、同時にCD識別子及び付加情報、コンテンツIDが送信されたものであったとすれば、対応する管理ファイルが存在する場合がある。
ここで、対応する管理ファイルが存在した場合は、ステップF104としてCD情報を表示部27に表示することができる。例えばアルバムタイトル、各曲の曲名、アーティスト名、ジャケットイメージなど、上記図7のように付加情報として格納されている情報を表示することができる。この場合CPU21は、HDD31から各種付加情報を読み出させ、表示処理部26に供給して表示させる。
一方、対応する管理ファイルが存在しない場合は、HDD31に付加情報は無いため、TOCデータに基づいた表示を行う。即ちCPU21はステップF105としてTOCデータから得られる表示情報を表示制御部26に供給して、表示部27に収録されているトラックナンバや総演奏時間等の表示を実行させる。
【0080】
ステップF106,F108では、ユーザーの操作を待機する。即ち、CD再生操作、或いはCDに収録された楽曲のリッピング操作を待機する。
再生操作が行われた場合は、ステップF106からF107に進み、再生を実行させる。即ちCPU21は、入力部25からのユーザーの操作に応じて指定されたトラックの再生が行われるようにCDドライブ制御部28に指示を出し、CDドライブ29で再生動作を実行させる。
ユーザーの停止操作、或いは全曲の再生が完了したらステップF106,F107のループに戻り、次の操作を待機する。
【0081】
一方、ユーザーがCDに収録された全曲又は一部の曲をHDD31にリッピングする操作を行った場合は、CPU21はステップF108からF109に進み、指定された楽曲のリッピング処理を行う。
即ちCPU21はCDドライブ制御部28に、指定されたトラックの再生を指示する。そしてCDドライブ29で再生されたトラックのオーディオデータがデータベース管理部30に転送されるようにする。CPU21はデータベース管理部30に対しては、再生された1又は複数の楽曲のオーディオデータを、それぞれコンテンツファイルとしてHDD31に格納していくように指示する。
【0082】
このようなコンテンツファイルの蓄積動作に伴って、CPU21はステップF110では、当該CDに対する管理ファイルがHDD31に存在するか否かを判断する。即ち上記ステップF103と同様の処理である。(CD装填後、2回以上リッピングが行われた場合は、ステップF103で管理ファイルが存在しないとされた場合でも、このステップF110の時点で管理ファイルが存在するものとなる場合がある)。
今回HDD31に書き込んだコンテンツファイルに対応する管理ファイルが存在しなければ、ステップF111で管理ファイル生成処理を行う。存在すれば、ステップF112で管理ファイル更新処理を行う。
【0083】
そしてコンテンツファイルの書込及び管理ファイルの生成又は更新によってリッピングを完了したら、ステップF106,F107のループに戻り、次の操作を待機する。
なお、図示を省略したが、ステップF106,F107のループにおいてイジェクト操作が行われた場合は、CDを排出して図8の処理を終了する。
【0084】
ステップF111の管理ファイル生成処理について図9で説明する。
この場合、CPU21は手順S1として、通信処理部32に指示を出し、ネットワーク2を介したCD情報サーバ3との通信を確立させる。そして通信が確立されたら、ステップF102で得たCD識別子を送信してCD情報を要求する。
【0085】
CD情報サーバ3では、通信処理部49が端末1からの通信確立要求を受けることに応じて通信確立処理を行う。そして端末1からのCD識別子を含む要求信号を受信したら、CD情報サーバ3のCPU41は、そのCD識別子によってCD情報データベース4の検索を行うようにデータベース管理部48に指示する。
これによってCD情報サーバ3では手順S11として示すようにCD情報データベース4の検索が実行される。そしてCD情報データベース4には図4、図5で説明したようにCD識別子に対応してCD情報(CDタイトル情報及びそのCDに収録されている各楽曲のコンテンツID)が含まれているため、CD識別子に基づく検索により、或る1つのCDに対応するCD情報が抽出され、読み出される。
CPU41は、例えば図5のようなCD情報として、端末1において装填されているCDに対応するCD情報が抽出されたら、手順S12において、検索結果の通知を行う。即ち通信処理部34により、検索結果として検索完了/検索エラーの情報や、検索完了の場合のCDタイトル情報及びコンテンツIDを、端末1に送信させる。
【0086】
端末1では、検索結果としてCDタイトル情報及びコンテンツIDを受信したら、手順S2として管理ファイルを生成する。即ち図7のようにCD識別子に対応させてCDタイトル情報と、各楽曲に対応するコンテンツIDを含む管理ファイルを生成する。また、HDD31に蓄積したコンテンツファイルについては、コンテンツIDに対応するコンテンツファイルリンク情報を設定する。またコンテンツソース情報として、CDからのリッピングである情報を加える。
このようにして図7に示す形態の管理ファイルを生成し、HDD31に書き込む。
【0087】
以上の処理により、端末1ではCDからのリッピングによってコンテンツファイルをHDD31に蓄積した場合でも、一元管理されるコンテンツIDによって各コンテンツファイルが管理できる状態とすることができる。
後述するが、一元管理されたコンテンツIDによってコンテンツファイルが管理されることで、その後、外部サーバからコンテンツに関連する情報を取得したい場合などに好適なものとなる。
さらに後述するが、コンテンツダウンロードのためのリスト表示などにおいてユーザーにとって好適な表示を行うことも可能となる。
【0088】
ところで、図9の通信によって端末1が得られるCD情報は、CD識別子に対応するCD情報であり、CDに収録されている全曲のコンテンツIDや、付加情報を含むものである。
従って、例えば端末1でCDに収録されている一部の曲についてのみリッピングした場合であっても、全曲についてのコンテンツID及び付加情報を得ることができる。換言すれば、リッピングしていない曲についてのコンテンツID及び付加情報も、管理ファイルに含まれるものとなる。
【0089】
ここで、例えば10曲入りのCDから2曲目のトラックのみについてリッピングが行われたとする。
図9の通信によって、CD情報サーバ3からは、全曲についてのコンテンツID及び付加情報が送られてくる。
このため手順S2では、リッピングしたコンテンツファイルを適切にコンテンツIDに対応させるための処理も行う。即ちCPU21は2曲目(CDの第2トラック)をリッピングしたことから、そのコンテンツファイルについては、送信されてきたコンテンツID及び付加情報として、第2トラックのコンテンツID及び付加情報に対応させるようにする。例えば図7においてTK2コンテンツIDに対応させて、リッピングしたコンテンツファイルについてのコンテンツファイルリンク情報を書き込むようにするものである。
またリッピングしていないコンテンツ(CDトラック)に対応するコンテンツIDに対してのコンテンツファイルリンク情報では、ノーリンクのデータを書き込む。
【0090】
このように一部のトラックのリッピングであっても、CDに収録された全トラックのコンテンツID及び付加情報が得られることで、その後の処理に好適となる。
例えば、上記のように第2トラックがリッピングされた後、同一のCDから他のトラックがリッピングされた場合を考えると、図8のステップF110では管理ファイルが存在すると判断される。つまりリッピングした曲についてのコンテンツIDや付加情報は既に蓄積されている。
従って、その場合は図9のような通信を行ってCD情報を得る必要はなく、上記のようにステップF112に進んで管理情報を更新すればよい。具体的には、その際にリッピングしたトラックに対応するコンテンツIDに関連づけられたコンテンツファイルリンク情報として、HDD31に書き込んだコンテンツファイルが示されるようにし、またコンテンツソース情報としてCDからのリッピングであることを示すように更新すればよい。
【0091】
また、少なくとも1曲がリッピングされたCDでは、全曲についての付加情報が得られているものとなるため、そのCDが装填された際にはステップF104で、全曲についての曲名などのCDタイトル情報を、ユーザーに対して表示することができるようになる。
【0092】
7.CDタイトル情報サーバとコンテンツIDサーバによるシステム
ところで図1のシステムでは、CD情報サーバ3がCDタイトル情報とコンテンツIDを管理していることが必要となる。
一方、CDタイトル情報の配信サービスを行うサーバ(CDタイトル情報サーバ)が存在し、そのCDタイトル情報サーバを図1のCD情報サーバ3として実現しようとすると、そのCDタイトル情報サーバにおけるデータベースに、コンテンツIDを追加する必要があり、システム構築に膨大なコストや労力が必要となる場合がある。
【0093】
そこで、既存のCDタイトル情報サーバをそのまま本例のシステムにおいて利用し、かつ一元管理されたコンテンツIDを利用できるようにするには、図10に示すようにCDタイトル情報サーバ3a以外にコンテンツIDサーバ3bを設けるということが考えられる。
【0094】
この場合、CDタイトル情報サーバ3aは、CDタイトル情報データベース4aにおいて、図11(a)に示すように、一般に流通する各CDタイトル毎のCD識別子に対応して、CDタイトル情報を格納しているものとする。即ちアルバム名やアーティスト名等のCD全体に対応する情報や、収録された各楽曲に対応する曲名、作曲者名等の情報である。
ただしコンテンツIDについては格納していない。
【0095】
一方、コンテンツIDサーバ3bは、コンテンツIDデータベース4bにおいて、図11(b)に示すように、一般に流通する各CDタイトル毎のCD識別子に対応して、そのCDに収録された各曲に対応するコンテンツIDを格納している。一方、CD全体或いはコンテンツ毎に対応する付加情報は格納していない(なお格納するようにしてもよい)。
【0096】
なお、CDタイトル情報サーバ3a、コンテンツIDサーバ3bは、図2で説明したCD情報サーバと同様の構成とされればよい。
【0097】
このようなコンテンツIDサーバ3bをシステムに組み込むことで、既存のCDタイトル情報サーバ3aをそのまま本例のシステム動作に利用できる。
例えば上記図8のステップF111としての、端末1での管理ファイル生成処理のための通信動作が、図12又は図13のように行われるようにすればよい。
【0098】
まず図12の例を説明する。
この場合、端末1のCPU21は手順S1として、通信処理部32に指示を出し、ネットワーク2を介したCDタイトル情報サーバ3aとの通信を確立させる。そして通信が確立されたら、ステップF102で得たCD識別子を送信してCD情報を要求する。
【0099】
CDタイトル情報サーバ3aでは、端末1からの通信確立要求を受けることに応じて通信確立処理を行う。そして端末1からのCD識別子を含む要求信号を受信したら、手順S10として、CD識別子を含むコンテンツIDの要求信号をコンテンツIDサーバ3bに送信する。
また、当該送信と共に、CDタイトル情報サーバ3aは、手順S11として示すように、端末1から受信したCD識別子を用いて、図11(a)のようなCDタイトル情報データベース4aの検索を行う。
【0100】
一方、CDタイトル情報サーバ3aから、CD識別子を含むコンテンツIDの要求信号を受信したコンテンツIDサーバ3bは、手順S21として示すように、CD識別子を用いて、図11(b)のようなコンテンツIDデータベース4bの検索を行う。
そして検索結果を得たら、手順S22として、抽出されたコンテンツID、つまり当該対象となっているCDに収録されている全曲についてのコンテンツIDを、CDタイトル情報サーバ3aに送信する。
【0101】
CDタイトル情報サーバ3aでは、コンテンツIDサーバ3bからコンテンツIDを受信することで、手順S11における検索動作で得たCDタイトル情報における各楽曲に対応するコンテンツIDを得ることができる。
そこで、手順S12として、CDタイトル情報とコンテンツIDを含むCD情報、即ち図5で示したようなデータ内容のCD情報を、検索結果として端末1に送信する。
これによって端末1では、CDタイトル情報及びコンテンツIDを受信することができ、手順S2として管理ファイルを生成することができる。即ち図7のようにCD識別子に対応させてCDタイトル情報と、各楽曲に対応するコンテンツIDを含む管理ファイルを生成するとともに、コンテンツファイルリンク情報やコンテンツソース情報を加えて図7に示す形態の管理ファイルを生成し、HDD31に書き込むことができる。
【0102】
次に図13の例を説明する。
この場合、端末1のCPU21は手順S1Aとして、ネットワーク2を介したCDタイトル情報サーバ3aとの通信を確立させる。そして通信が確立されたら、ステップF102で得たCD識別子を送信する。但しこの場合はコンテンツIDを除いたCDタイトル情報を要求するものとなる。
【0103】
CDタイトル情報サーバ3aでは、端末1からの通信確立要求を受けることに応じて通信確立処理を行う。そして端末1からのCD識別子を含む要求信号を受信したら、手順S11として、端末1から受信したCD識別子を用いて、図11(a)のようなCDタイトル情報データベース4aの検索を行う。
そして検索により得られたCDタイトル情報を、手順S12において検索結果として端末1に送信する。
これによって端末1では、リッピングした対象のCDについてのアルバム名、曲名などのCDタイトル情報を得ることができる。
【0104】
続いて端末1のCPU21は手順S1Bとして、ネットワーク2を介したコンテンツIDサーバ3bとの通信を確立させる。そして通信が確立されたら、ステップF102で得たCD識別子を送信する。この場合はコンテンツIDのみを要求するものとなる。
【0105】
端末1から、CD識別子を含むコンテンツIDの要求信号を受信したコンテンツIDサーバ3bは、手順S21として示すように、CD識別子を用いて、図11(b)のようなコンテンツIDデータベース4bの検索を行う。
そして検索結果を得たら、手順S22として、抽出されたコンテンツID、つまり当該対象となっているCDに収録されている全曲についてのコンテンツIDを、端末1に送信する。
【0106】
以上の通信によって端末1では、CDタイトル情報及びコンテンツIDを受信することができ、手順S2として管理ファイルを生成することができる。即ち図7のようにCD識別子に対応させてCDタイトル情報と、各楽曲に対応するコンテンツIDを含む管理ファイルを生成するとともに、コンテンツファイルリンク情報やコンテンツソース情報を加えて図7に示す形態の管理ファイルを生成し、HDD31に書き込むことができる。
【0107】
例えばこの図12,図13のような通信処理が行われるようにすることで、端末1はCDタイトル情報サーバ3a、コンテンツIDサーバ3bから、CDタイトル情報やコンテンツIDを得ることができる。
そして図10のようなサーバ構成によれば、既存のCDタイトル情報サーバ3a(CDタイトル情報データベース4a)をそのまま利用できることになる。
また、コンテンツIDサーバ3b及びコンテンツIDデータベース4bは新規構築されるものであるが、CDタイトル情報としての付加情報を管理する必要はないため、その構築や運用は比較的簡易なものとすることができる。
【0108】
8.配信サーバとコンテンツサーバ及び楽曲リスト
続いて、端末1のユーザーがネットワーク2を介して楽曲コンテンツをダウンロードする場合の動作について説明する。
この場合、端末1は、図1に示した配信サーバ5やコンテンツサーバ7と通信を行うことになる。
【0109】
配信サーバ5は、ユーザーの要望に応じて有料又は無料で楽曲コンテンツを配信するための管理を行うサーバである。
コンテンツサーバ8は、実際の楽曲コンテンツデータを管理し、配信サーバ5の指示に応じて端末1にコンテンツデータを配信するサーバである。
【0110】
図1に示した配信サーバ5が管理する楽曲リストデータベース6には、図14(a)のように、楽曲リストデータ#1、#2・・・が格納されている。
楽曲リストとは、ユーザーに提示する楽曲コンテンツのリストであり、ユーザーが楽曲リストからダウンロードしたいコンテンツを選択できるようにするものである。
楽曲リストデータ#1、#2・・・は、例えば楽曲ジャンル毎やアーティスト毎などに楽曲コンテンツのリストとしたものであったり、購入おすすめの楽曲コンテンツのリストとしたものであるなどとして、配信サーバ5側で任意に形成することができる。
【0111】
各楽曲リストデータ#1、#2・・・は、それぞれ楽曲リストデータの識別子で管理される。
そして、各楽曲リストデータ#1、#2・・・には、それぞれ楽曲リストタイトル情報と、そのリストに含まれるコンテンツのコンテンツIDを含むものとされている。
【0112】
楽曲リストデータベース6における、1つの楽曲リストデータ#xの構造を図15に示す。
図示するように、楽曲リストデータについて楽曲リスト識別子が付与され、この楽曲リスト識別子に対応して、楽曲リストタイトル情報と、そのリストに含まれるコンテンツのコンテンツIDが格納される。
楽曲リストタイトル情報とは、楽曲リストの内容に関して付加された各種の情報である。
コンテンツIDは、楽曲リストに挙げられた各コンテンツ(楽曲)のそれぞれに固有に付与されたコンテンツ識別子であり、これは上述したCD情報サーバ3(又はコンテンツIDサーバ3b)で一元管理されるコンテンツIDである。
【0113】
図15においては、楽曲リストタイトル情報(付加情報)として、まず楽曲リスト全体に対応する付加情報が格納される。ここでは、楽曲リストタイトル(リスト名)、アーティスト名、リスト収録曲数、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。
この場合、他の付加情報とは、楽曲リストのガイド情報、収録曲やアーティストに関する画像データ、関係者情報、著作権情報などが考えられる。
【0114】
また、楽曲リスト識別子に対応して、リストアップされた各楽曲のそれぞれのコンテンツIDが格納される。
そして各コンテンツIDに対応して、各楽曲についての楽曲リストタイトル情報としての付加情報が格納される。ここでは付加情報としては、曲名、アーティスト名、更に他の各種の1又は複数の付加情報を示している。他の付加情報とは、例えば曲単位での関係者(例えば作詞者、作曲者、制作者等)、著作権情報、歌詞、コメント、曲毎のイメージデータなどとなる。
そして更に、各楽曲のコンテンツデータを実際に管理して配信を行うコンテンツサーバのURL情報も格納される。
【0115】
なお説明上、「楽曲リストタイトル情報」とは、図15において楽曲リスト識別子に対応して格納されるコンテンツID以外の情報、即ち付加情報のことを示す。また、「楽曲リスト情報」とは、コンテンツIDと楽曲リストタイトル情報を含めた総称として使用する。
【0116】
図1のコンテンツサーバ7が管理するコンテンツデータベース8には、図14(b)のようにコンテンツデータが管理される。
即ちデータ#1、#2・・・として、それぞれコンテンツIDに対応してコンテンツデータ(楽曲等の実データ)が格納されている。この場合のコンテンツIDも、上述したCD情報サーバ3(又はコンテンツIDサーバ3b)で一元管理されるコンテンツIDである。
【0117】
9.端末の楽曲リスト表示処理
端末1は、配信サーバ5が上記のように管理している楽曲リストを表示部27に表示させることで、端末1のユーザーは、任意の楽曲を選択してダウンロードを行うことができる。特にこのリスト表示の際に、リストに挙げられている楽曲について、端末1のHDD31にすでに蓄積済の楽曲であるか否かをも、ユーザーにわかるように表示することで、ユーザーが既に所有している楽曲を再度ダウンロードしてしまうことを防止したり、ユーザーの所有楽曲の確認に好適なものとすることができる。
なお、楽曲リストに含まれる楽曲が端末1のHDD31に既に格納済であるか否かの判別は、端末1側で行う場合と、配信サーバ5側で行う場合が考えられ、ここではまず端末1側で行う例を説明する。
【0118】
図16に、楽曲リストの要求からコンテンツダウンロードまでの流れにおける通信処理を示す。なお図16に示す、端末1の処理は、ユーザーの操作に応じたCPU21の制御によって通信処理部32やデータベース管理部30の動作によって実現される処理である。また配信サーバ5やコンテンツサーバ7は、その構成は図2に示したCD情報サーバ3と概略同様であり、それぞれCPUの制御によって通信処理部やデータベース管理部の動作によって実現される処理である。
【0119】
端末1では、ユーザーが楽曲リストを表示させる操作を行うことに応じて、手順S31として楽曲リストを要求する信号を配信サーバ5に送信する。
なお、ここでは簡略化して示しているが、実際には、最初の段階で楽曲リスト自体のリストを要求し、ユーザーがその中で所定のリストを選択して、その楽曲リストを要求するなど、リストメニューが階層化されることが考えられる。
図16の手順S31としては、ユーザーが、その前段階で配信サーバから供給された楽曲リストメニューから、或る楽曲リストを選択することに応じて、端末1のCPU21が、その楽曲リストに対応する楽曲リスト識別子を配信サーバ5に要求信号として送信する動作を示している。
【0120】
配信サーバ5では、楽曲リストの要求信号を受信すると、手順S41として、要求された楽曲リストの楽曲リスト識別子から、図14(a)のような楽曲リストデータベース6の検索を行う。そして手順S42で、検索された楽曲リスト情報として、図15に示したような構造の楽曲リスト情報を端末1に送信する。
【0121】
端末1では、楽曲リスト情報を受信すると、手順S32として、その楽曲リスト情報に含まれる各楽曲について、既にHDD31に蓄積済の曲であるか否かを判別し、その判別結果を示すことができる状態で、表示部27に楽曲リストの表示を行う。
この手順S32の処理を図17,図18で説明する。
【0122】
CPU21は図17のステップF201として、変数iを「1」にセットし、ステップF202で変数iが受信した楽曲リストに含まれる収録曲数を越えたか否かを判断する。
越えていなければステップF203で、受信した楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDを用いてHDD31の管理ファイル群を検索し、同じコンテンツIDを含む管理ファイルが存在するか否かをチェックする。
なお、上述したように、管理ファイル内には、まだ蓄積されていないコンテンツデータについてのコンテンツIDが含まれていることがある。そのため、楽曲リスト情報内のコンテンツIDと同一のコンテンツIDが或る管理ファイル内で検索された場合は、図7で説明したように、そのコンテンツIDに対応して記録されているコンテンツファイルリンク情報を参照する。ここでコンテンツファイルリンク情報が「ノーリンク」であれば、当該コンテンツIDに対応するコンテンツデータはHDD31に蓄積されていないことがわかるものとなる。
つまりステップF203のチェック処理では、楽曲リスト情報内のコンテンツIDと同一のコンテンツIDを含む管理ファイルが存在しないこと、或いは、或る管理ファイルに同一のコンテンツIDがあったが、それに対応するコンテンツファイルリンク情報がノーリンクであることのいずれかにより、楽曲リスト情報に示されたコンテンツIDのコンテンツデータがHDD31に存在しないと判断するものである。
【0123】
このようなチェック処理によって、楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDで示されるコンテンツデータがHDD31に蓄積されていないと判断された場合は、ステップF204からF205に進み、ユーザーが「持っていない曲」として表示されるようにセットする。
一方、楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDで示されるコンテンツデータがHDD31に蓄積されていると判断された場合は、ステップF204からF206に進み、ユーザーが「持っている曲」として表示されるようにセットする。
【0124】
このような処理を、ステップF207で変数iをインクリメントしながら、ステップF202で変数iが楽曲リスト収録曲数を越えたと判断されるまで繰り返す。つまり図15のような楽曲リスト情報に挙げられている全コンテンツIDについて、対応するコンテンツデータがHDD31に蓄積済であるか否かが判別される。
【0125】
そして、この図17の処理を終えることで、受信された楽曲リスト情報に基づく表示は、例えば図18のように実行される。
図18は、楽曲リスト情報の表示例であり、例えば「当サイト店長おすすめのJazz10曲選」というタイトルの楽曲リスト情報が受信された場合である。
図示するように、例えば楽曲リストの先頭4曲の楽曲が提示される。残りの楽曲は頁送り操作で表示される。曲名やアーティスト名は。図15のように楽曲リスト情報に含まれた情報が表示される。
また、各楽曲に対して、「購入」や「試聴」を要求するアイコンが表示される。ユーザーは「購入」をクリックすることで、ダウンロードを要求することができる。また「試聴」をクリックすることで、ダウンロード前に確認等のために楽曲の一部を試聴できる(試聴用データをダウンロードして再生出力できる)。なお、ここでいうクリックはタッチパネル操作や、或いは数字指定入力操作なども含むものとする。
【0126】
ここで、楽曲リストに第2曲目と第4曲目として挙げられていたのコンテンツデータが、既にHDD31に蓄積済と判断されたものであったとする。すると図示するように、例えば第2曲目と第4曲目については「購入」のアイコンがクリック不能の非アクティブの状態とされ、これによってユーザーは既にHDD31に蓄積済であるため、今回購入する必要はないと認識できるようにしている。また非アクティブとされることで、ユーザーが誤ってクリックして重複購入してしまうようなことが防止される。
【0127】
なお、HDD31に蓄積済みか否かを示す表示態様は、多様に考えられる。例えば各楽曲に対応して「HDD格納済」或いはそれに類するメッセージ表示が行われるようにしてもよい。
また、HDD格納済の曲については「購入」を非アクティブとしてダウンロードのためのクリック操作不能としたが、場合によってはユーザーは、HDD格納済の曲であることを承知の上で、再度ダウンロードしたいということも考えられる。従って、上記のような「HDD格納済」というメッセージを表示した上で「購入」をクリック可能としておいてもよい。
或いは、図18のような画面上では、特に格納済の曲であることの表示は行わないことも考えられる。その場合、例えばユーザーが格納済の曲に対して購入希望操作を行った場合は、そのダウンロード実行の確認画面において、例えば「既にHDD格納済の曲ですがダウンロードしますか?」などと明示し、実行かキャンセルかを選択できるようにしてもよい。
【0128】
以上のように楽曲リスト表示が行われることで、ユーザーはリストアップされた楽曲を所有済か否かを認識しながらダウンロード操作を行うことができる。従って、所有済の楽曲であることを忘れてダウンロードしてしまうことなどを防止できる。
【0129】
リストアップされた或る楽曲についてユーザーが購入操作を行った場合、図16の手順S33としてCPU21がその操作を認識し、手順S34としてコンテンツサーバ7に対してコンテンツ要求(ダウンロード要求)の送信を行う。
このとき、CPU21は、ユーザーに購入操作された楽曲について、楽曲リスト情報に含まれているコンテンツサーバのURLを参照して、そのURLで示されるコンテンツサーバ7に対して、コンテンツIDを送信するものとなる。
【0130】
コンテンツサーバ7では、コンテンツ要求信号を受信すると、手順S51として、コンテンツ要求として送信されてきたコンテンツIDから、図14(b)のようなコンテンツデータベース8の検索を行う。そして手順S52で、検索されたコンテンツデータを端末1に送信するダウンロードを実行する。
なお、コンテンツサーバ7は、ダウンロード完了に応じて、手順S53として端末1のユーザーに対する課金処理を行う。但し、この課金処理は配信サーバ5で行うようにしてもよい。
【0131】
端末1では、コンテンツデータのダウンロードに応じて、手順S35として、そのコンテンツデータをコンテンツファイルとしてHDD31に格納させる。
そして手順S36では、今回のコンテンツファイルの記録に対応して管理ファイルの生成又は既存の管理ファイルの更新を行う。
【0132】
ダウンロードしたコンテンツファイルのコンテンツIDが、上記図17の処理において、HDD31内のどの管理ファイルにも含まれていないコンテンツIDであったと判断されていた場合は、今回のダウンロードに応じて新たな管理ファイルを生成することになる。
この場合、上述したようにCD単位のCD識別子で示される管理ファイルではなく、コンテンツIDで管理される管理ファイルが生成される。このとき管理ファイルにおいては、楽曲リスト情報に含まれた曲名等の付加情報を含ませるようにすることもできる。
なお、コンテンツサーバ7がコンテンツデータと共に付加情報を格納しており、コンテンツデータのダウンロード時に付加情報も供給するようにしていれば、コンテンツIDに対応する管理ファイルに、楽曲リスト情報に含まれていない多様な付加情報を記録することも可能である。
【0133】
また、楽曲リスト情報(或いはコンテンツサーバからのダウンロードデータ内)に、そのダウンロード楽曲が収録されているCDのCD識別子が記録されていれば、新規な管理ファイルを図7のようにCD識別子に対応した形態の管理ファイルとして形成できる。
この場合、CD識別子をCD情報サーバ3に送信して、そのCD識別子に対応した各種付加情報や、そのCDに含まれる他の曲のコンテンツIDを受け取るようにしてもよい。
また、楽曲リスト等にCD識別子が含まれていなくても、コンテンツIDをCD情報サーバ3に送信することによって検索を要求してもよい。この場合CD情報サーバ3はコンテンツIDによって図4、図5のようなCD情報データベース4を検索し、そのコンテンツIDが含まれているファイルを抽出する。そして検索されたCD識別子、他のCD収録曲のコンテンツID、付加情報を端末1に送信する。すると、端末1では、上述したCDからのリッピング時と同様に、ダウンロード時に図7の形態の管理ファイルを生成することができる。
【0134】
ダウンロードしたコンテンツファイルのコンテンツIDが、上記図17の処理において、HDD31内の或る管理ファイルに含まれているコンテンツIDであったと判断されていた場合は、今回のダウンロードに応じて新たな管理ファイルを生成する必要はなく、その管理ファイルの更新を行えばよい。
即ち、ダウンロードしたコンテンツファイルのHDD31への記録に応じて、該当管理ファイル内で該当コンテンツIDに対応するコンテンツファイルリンク情報、コンテンツソース情報を更新すればよい。また、楽曲リスト情報内の付加情報や、コンテンツサーバ7からの付加情報について、管理ファイルに含まれていない情報があれば、それを付加情報として追加してもよい。
【0135】
10.楽曲リスト送信にかかる配信サーバによる処理
上記例は、楽曲リストに含まれる楽曲が端末1のHDD31に既に格納済であるか否かの判別を端末1側で行うものとしたが、次に、楽曲リストに含まれる楽曲が、その楽曲リストを要求した端末1のHDD31に既に格納済であるか否かの判別を配信サーバ5側で行う場合について説明する。
【0136】
図19に、楽曲リストの要求からコンテンツダウンロードまでの流れにおける通信処理を示す。なお上記図16の場合と同様に、端末1の処理は、ユーザーの操作に応じたCPU21の制御によって通信処理部32やデータベース管理部30の動作によって実現される処理である。また配信サーバ5やコンテンツサーバ7は、その構成は図2に示したCD情報サーバ3と概略同様であり、それぞれCPUの制御によって通信処理部やデータベース管理部の動作によって実現される処理である。
【0137】
図16の場合と同様に、端末1では、ユーザーが楽曲リストを表示させる操作を行うことに応じて、手順S31として楽曲リスト識別子を含む楽曲リスト要求信号を配信サーバ5に送信する。
またこの場合、端末1は、その時点でHDD31に格納されている全管理ファイルについての情報を、配信サーバ5に送信する。ここで全管理ファイルについての情報とは、少なくとも全管理ファイルに記録されている全てのコンテンツIDのことである。また、上記のように端末1で、HDD31に格納されていないコンテンツデータについてのコンテンツIDが管理ファイルに含まれることがあるシステムにおいては、コンテンツIDに対応してコンテンツファイルリンク情報(この場合、少なくともノーリンクか否かの情報)も送信することになる。
また全コンテンツIDに加えて全CD識別子を送信してもよい。
【0138】
配信サーバ5では、楽曲リストの要求信号を受信すると、手順S41として、要求された楽曲リスト識別子から、図14(a)のような楽曲リストデータベース6の検索を行う。
次に手順S43として配信サーバ5のCPUは、検索した楽曲リストに含まれているコンテンツIDについて、端末1から送信されてきた全コンテンツIDと照合するチェック処理を行う。
この配信サーバ5のCPUが実行するチェック処理を図20に示す。
【0139】
配信サーバ5のCPUは図20のステップF301として、変数iを「1」にセットし、ステップF302で変数iが検索した楽曲リストに含まれる収録曲数を越えたか否かを判断する。
越えていなければステップF303で、楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDについて、端末1から受信したコンテンツIDの中に同じコンテンツIDが存在するか否かをチェックする。
なお、上述したように、管理ファイル内には、まだ蓄積されていないコンテンツデータについてのコンテンツIDが含まれていることがあるため、受信したコンテンツIDの中で、検索した楽曲リスト情報内のコンテンツIDと同一のコンテンツIDが存在した場合は、そのコンテンツIDに対応するコンテンツファイルリンク情報を参照する。ここでコンテンツファイルリンク情報が「ノーリンク」であれば、当該コンテンツIDに対応するコンテンツデータは端末1のHDD31に蓄積されていないことがわかるものとなる。
つまりステップF303のチェック処理では、楽曲リスト情報内のコンテンツIDと同一のコンテンツIDが存在しないこと、或いは、同一のコンテンツIDがあったが、それに対応するコンテンツファイルリンク情報がノーリンクであることのいずれかにより、楽曲リスト情報に示されたコンテンツIDのコンテンツデータが端末1のHDD31に存在しないと判断するものである。
【0140】
このようなチェック処理によって、楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDで示されるコンテンツデータについて、端末1のHDD31に蓄積されていないと判断された場合は、ステップF304からF305に進み、ユーザーが「持っていない曲」として判別データをセットする。
一方、楽曲リスト情報における第i曲目のコンテンツIDで示されるコンテンツデータが端末1のHDD31に蓄積されていると判断された場合は、ステップF304からF306に進み、ユーザーが「持っている曲」として判別データをセットする。
【0141】
このような処理を、ステップF307で変数iをインクリメントしながら、ステップF302で変数iが楽曲リスト収録曲数を越えたと判断されるまで繰り返す。つまり図15のような楽曲リスト情報に挙げられている全コンテンツIDについて、対応するコンテンツデータが端末1のHDD31に蓄積済であるか否かを判別した判別データが生成される。
【0142】
このようにしてチェック結果としての判別データを生成したら、配信サーバ5は手順S44で、検索された楽曲リスト情報と、判別データを端末1に送信する。
【0143】
端末1では、楽曲リスト情報及び判別データを受信すると、手順S37として、判別データの内容を示すことができる状態で、表示部27に楽曲リストの表示を行う。例えば上記図18のように、ユーザーがHDD31に所有する楽曲については「配信」を非アクティブの状態で表示する。つまり判別データとしてユーザーが「持っている曲」とされたものについて「配信」アイコンを非アクティブの状態とする。
もちろん上記したように、非アクティブにせずに「HDD格納済」或いはそれに類するメッセージ表示が行うようにしたり、配信要求の際の確認画面で表示するなど、他の表示態様も多様に考えられる。
そして、端末1での楽曲リスト表示の際に判別データの内容がユーザーに提示されることで、ユーザーはリストアップされた楽曲を所有済か否かを認識しながらダウンロード操作を行うことができる。従って、所有済の楽曲であることを忘れてダウンロードしてしまうことなどを防止できる。
【0144】
リストアップされた或る楽曲についてユーザーが購入操作を行った場合以降の、図19の手順S33〜S36の処理、及びコンテンツサーバ7の手順S51〜S53については、上記図16と同様であるため説明を省略する。
【0145】
11.再生時のコンテンツID送信による情報取得処理
次に、端末1においてCD再生を行う場合、或いはHDD31に蓄積したコンテンツファイルを再生する場合の、コンテンツIDを用いた処理について図21で説明する。
これは、コンテンツ再生時に、そのコンテンツに関連する情報を取得し、ユーザーに提示したり他のサービスを実行できるようにするものである。
【0146】
端末1のCPU21は、図21の手順S61として装填されたCDに収録されたコンテンツ、或いはHDD31に記録した或るコンテンツファイルを再生する場合には、管理ファイルからその再生するコンテンツに対応するコンテンツIDを取得し、手順S61として、CD情報サーバ3に関連情報の要求信号として送信する。
CD情報サーバ3は、関連情報の要求信号としてコンテンツIDを受信したら、手順S71として、そのコンテンツIDによって図4、図5で説明したようなCD情報データベース4を検索し、そのコンテンツIDに対応して記録されている付加情報を抽出する。そして検索された付加情報、即ち端末1で再生しているコンテンツに関連する情報を、端末1に送信する。
すると、端末1では、再生中のコンテンツに関連する情報を得ることができるものとなり、手順S63として、その情報を表示部27に表示させ、ユーザーに提示できる。従ってユーザーに対して付加価値の高い音楽再生を提供できるものとなる。
なお、端末1では取得した関連情報を、コンテンツIDに対応させて管理ファイルに追加するようにしてもよい。
【0147】
このような処理は、例えばユーザーに常に最新情報を提供するサービスとして有効である。例えばCD情報サーバ3では、常にコンテンツIDに対応する関連情報として、アーティストのコンサート情報、関連グッズ販売情報、新譜情報、テレビ放送出演情報などをCD情報データベース4に更新しながら格納していくようにすると、ユーザーがコンテンツ再生を行った際に、それらの情報をユーザーに届けることが可能となる。従って販売促進のための有効な宣伝方式ともなる。さらに、これらの関連情報として、コンサートチケットの予約サイト、インターネット販売サイト、関連データのダウンロードサイトなど、関連サイトのURLものせておき、ユーザーが表示内容に対するクリック操作で、その関連サイトとしてのウェブページが表示されるようにすれば、宣伝だけでなくユーザーの予約や購入のための便宜も図ることができるようになる。
【0148】
12.放送受信時のコンテンツID送信による情報取得処理1
次に、端末1においてラジオ放送やデータ放送の受信を行う場合に、受信した放送音声としてのコンテンツについて、多様な情報をユーザに提供する処理を図22で説明する。
これは、放送しているコンテンツを聴取している際に、そのコンテンツに関連する情報を取得し、ユーザーに提示したり他のサービスを実行できるようにするものである。
なお図22は、放送局は放送信号に、コンテンツIDを重畳して放送を行っているものとする。即ち放送局は、CD情報サーバ3で一元管理されるコンテンツIDを用いて、楽曲コンテンツの放送の際には、対応するコンテンツIDとしてのデータを重畳する。
【0149】
端末1では、図22の手順S81としてチューナ部37での受信データをオーディオ処理部34に送り、スピーカ部35から音声出力させる動作が行われる。
ここでCPU21は手順S82として、受信中の放送信号の中からコンテンツIDの情報を抽出する。
そして手順S83として、CD情報サーバ3にコンテンツIDを関連情報の要求信号として送信する。
CD情報サーバ3は、関連情報の要求信号としてコンテンツIDを受信したら、手順S91として、そのコンテンツIDによって図4、図5で説明したようなCD情報データベース4を検索し、そのコンテンツIDに対応して記録されている付加情報を抽出する。そして検索された付加情報、即ち端末1で受信出力している楽曲等のコンテンツに関連する情報を、端末1に送信する。
すると、端末1では、受信中のコンテンツの曲名、アーティスト名や、更に他の関連する情報を得ることができるものとなり、手順S84として、それらの情報を表示部27に表示させ、ユーザーに提示できる。ユーザーは放送されている曲名やアーティスト名を知ることができ、また関連情報を知ることができるため、ユーザーに対して付加価値の高い放送受信を提供できるものとなる。
なお、放送信号から抽出したコンテンツIDが、HDD31内の或る管理ファイル内のコンテンツIDと一致した場合は、CD情報サーバ3から取得した関連情報を付加情報として管理ファイルに追加するようにしてもよい。
【0150】
このような処理により、ユーザーは放送している楽曲等について正確な曲名等を認識できるほか、上記図21の処理例と同様に、例えばユーザーに最新情報を提供するサービスとして有効である。即ち、放送している曲に対応してコンサート情報、関連グッズ販売情報、新譜情報、テレビ放送出演情報等を提供でき、またコンサートチケットの予約サイト、インターネット販売サイト、関連データのダウンロードサイトなどへの案内も可能となる。
【0151】
13.放送受信時のコンテンツID送信による情報取得処理2
ところで上記例では、放送信号にコンテンツIDが含まれるものとしており、これには放送局側がコンテンツIDを用いたサービスに協力していることが必要となる。一方で、放送局がコンテンツIDを放送信号に含めなくても、上記同様の関連情報の表示を実現することもできる。
図23でそのような処理を説明する。
この場合、図1に示した放送情報サーバ9との通信が行われる。放送情報サーバ9は、その放送情報データベース10において、各放送局のタイムテーブルと放送される楽曲コンテンツのコンテンツIDを格納している。このコンテンツIDはCD情報サーバ3で一元管理されているコンテンツIDである。
【0152】
端末1では、図23の手順S81としてチューナ部37での受信データをオーディオ処理部34に送り、スピーカ部35から音声出力させる動作が行われる。
ここでCPU21は手順S83Aとして、受信中の放送信号についての放送局名(放送局の識別情報)と、放送時刻を、コンテンツIDの要求信号として放送情報サーバ9に送信する。
これに対して放送情報サーバ9では、手順S95として、放送局名と放送時刻の情報に基づいて放送情報データベース10の検索を行い、その放送局でその放送時刻に放送されていたコンテンツに対応するコンテンツIDを抽出する。そして手順S96として得られたコンテンツIDを端末1に送信する。
【0153】
これによって端末1では放送受信している楽曲についてのコンテンツIDを得ることができ、このコンテンツIDを手順S83Bにおいて、CD情報サーバ3に関連情報の要求信号として送信する。
【0154】
CD情報サーバ3は、関連情報の要求信号としてコンテンツIDを受信したら、手順S91として、そのコンテンツIDによってCD情報データベース4を検索し、そのコンテンツIDに対応して記録されている付加情報を抽出する。そして検索された付加情報、即ち端末1で受信出力している楽曲等のコンテンツに関連する情報を、端末1に送信する。
これにより端末1では、受信中のコンテンツの曲名、アーティスト名や、更に他の関連する情報を得ることができるものとなり、手順S84として、それらの情報を表示部27に表示させ、ユーザーに提示できる。
つまり放送信号にコンテンツIDが挿入されていない場合であっても、放送情報サーバ9からコンテンツIDを取得することで、ユーザーは放送されている曲名やアーティスト名を知ることができ、また関連情報を知ることができるようになる。
【0155】
14.バックアップサービス
本例の端末1では、リッピングやダウンロードによってHDD31に蓄積したコンテンツファイルについては、管理ファイルにおいてコンテンツIDに対応して管理されるものとなる。このコンテンツIDは図1のシステム上で共通の識別子であるため、次のようなバックアップサービスも実現可能となる。
【0156】
ユーザーにとっては、コンテンツサーバ7からダウンロードしたコンテンツデータ、つまり代金を払って購入した楽曲については、HDD31に格納されるものとなるが、従って、もしHDD31がクラッシュしたり、或いは端末1自体が故障して買い換えを行う場合などは、購入した楽曲自体も失うものとなってしまう。
そこで、このような場合に備えて、コンテンツデータについてのバックアップサービスを図24のように行う。
【0157】
端末1のCPU21は、定期的に、或いは所要の時点で、手順S101、S102として示すように、バックアップサービスサーバ11に対して管理ファイルの内容を送信する処理を行う。
この場合、送信する管理ファイルの内容としては、少なくともコンテンツIDである。例えばバックアップサービスの対象が、HDD31に格納された全てのコンテンツファイルとされているなら、その全てのコンテンツファイルについてのコンテンツIDを送信する。具体的には、全ての管理ファイルに含まれるコンテンツIDであって、コンテンツファイルリンク情報が「ノーリンク」ではないコンテンツIDを送信すればよい。
また、CDからリッピングされたコンテンツは、ユーザーはそのCDを所有しているはずであるため、バックアップサービス対象としないことが考えられるが、その場合は、ダウンロードしたコンテンツについてのコンテンツIDを送信する。具体的には、全ての管理ファイルに含まれるコンテンツIDであって、コンテンツソース情報がダウンロードを示しているコンテンツIDを送信すればよい。
【0158】
また端末1の送信時期としては、定期的とする以外は、HDD31にコンテンツファイルが追加された直後、ダウンロードが行われた直後などとすることが好適である。
【0159】
このような端末1からの管理ファイル内容(コンテンツID)の送信に応じて、バックアップサービスサーバ11は、端末1(又はユーザー)の識別情報と共に送信されてきた内容を、バックアップデータベース12に格納していく(手順F111、F112)。
【0160】
従って、バックアップデータベース12には、常に端末1で保有するコンテンツデータの情報が蓄積されることになる。これは、バックアップすべきコンテンツデータを端末1毎に管理していることになる。
また実際のコンテンツデータ自体のバックアップではなく、コンテンツIDを格納するのみであるため、多数の端末1に対してバックアップサービスを行っても、容量的に極端に大きな容量がバックアップデータベース12に必要となるものではない。
【0161】
ここで、あるときに端末1が故障し、ユーザーが新たな端末1に買い換えたとする。
この場合ユーザーの操作或いは購入後の設定に応じて、新端末1は手順S103として、バックアップサービスサーバ11に対してバックアップ要求を送信する。このとき、ユーザーの識別情報や、旧端末の識別情報を送信するなどし、或いはユーザーの暗証番号入力や所定の認証処理などが行われるようにし、旧端末から新端末への機種変更が、バックアップサービスサーバ11側に確認できるようにするとよい。
【0162】
バックアップサービスサーバ11では手順S113として、バックアップ要求に応じてバックアップデータベース12からバックアップしているコンテンツIDを読み出す。これによって、バックアップすべきコンテンツを確認する。
そして手順S114として、バックアップ対象となっている全部のコンテンツIDを、無料ダウンロード依頼としてコンテンツサーバ7に送信する。さらに端末1に対しては、手順S115バックアップ対象となっているコンテンツデータがダウンロードされることを通知する。
【0163】
コンテンツサーバ7では手順S121として、送信されてきた各コンテンツIDを用いて、図14(b)のようなコンテンツデータベースからコンテンツデータを検索する。そして手順S122で、検索された各コンテンツデータを、端末1にダウンロードさせる。
これによって新端末1では、旧端末1で格納されていたコンテンツを、無料で導入することができ、つまり端末故障に伴って、購入したコンテンツまでもが消失されてしまうというユーザーの不利益を解消できる。
【0164】
なお、実際の運用としては、無料ではなく、例えば通常より安価にダウンロードを可能としてもよい。
またバックアップサービスサーバ11は、バックアップ要求時に、バックアップコンテンツのリストを新端末1に送信してユーザーにコンテンツを選択させ、選択されたコンテンツについて、ダウンロードが実行されるようにコンテンツIDをコンテンツサーバに送信するようにしてもよい。
【0165】
以上、実施の形態としての構成及び動作例を各種説明してきたが、端末1や各種サーバの構成例や動作例、システム構成例などはさらに多様に考えられる。
また実施の形態ではCDを再生可能とした端末1に対応してCD識別子を用いてコンテンツIDが検索される例を挙げたが、もちろんDVD等の他のメディアであってDVD識別子などが用いられるようにしてもよい。
また本発明は楽曲コンテンツに限らず、動画、静止画、テキスト、プログラムその他の如何なるコンテンツを対象としても適用できる。
【0166】
また本発明のプログラムは、端末1や各サーバにおいて上記してきた各種動作を実行させるためのプログラムであり、情報処理装置を上記サーバ等として動作させることができる。
さらに、そのような本発明のプログラムが記録された本発明の記録媒体によれば、本発明のサーバ等の動作の実現するプログラムの提供が容易となり、システム構築に好適である。
【0167】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明では次のような効果を得ることができる。
本発明の情報配信装置と情報通信端末において、コンテンツは一元管理されたコンテンツ識別子(コンテンツID)によって管理される。特に情報通信端末では、例えばCD等のディスクメディアからリッピングして蓄積したコンテンツについても、情報配信装置からコンテンツ識別子(コンテンツID)を取得して管理することで、蓄積されたコンテンツを情報配信装置側と共通管理されるコンテンツ識別子で管理可能となる。
これによって、情報通信端末側では、情報配信装置との通信時において、蓄積手段に蓄積されたコンテンツを特定する場合に一元管理されたコンテンツ識別子を用いることができ、コンテンツのダウンロード、付加情報の取得、その他各種配信サービスを多様に実現できるという効果がある。
【0168】
情報通信端末では、CD等の記録媒体からコンテンツを読み出して、読み出したコンテンツを蓄積手段に蓄積させる場合に、そのコンテンツに関するコンテンツ特定情報を生成し、情報配信装置に送信する。そして情報配信装置は、コンテンツ特定情報に対応してコンテンツ識別子を情報通信端末に送信することで、情報通信端末ではコンテンツに対応する、一元管理されたコンテンツ識別子(コンテンツID)を得ることができる。そしてこの場合、ユーザーは特にコンテンツ識別子について意識することは不要のまま、蓄積手段に蓄積されるコンテンツがコンテンツ識別子で管理される状態とすることができる。また付加情報としてコンテンツに対応する各種の情報(CDタイトル情報等)を得ることで、それらも管理情報に加え、多様な情報を保持することができるようになる。
【0169】
また、コンテンツ特定情報は、上記したCD識別子のように記録媒体自体に対応する情報、例えばTOCなどの管理情報、バーコード情報、ISRC情報などによって生成することで、情報配信装置側は、記録媒体に対応するコンテンツ識別子、或いは付加情報を検索することができ、それを情報通信端末に送信できる。例えばCD等から1曲のコンテンツをHDD等の蓄積手段にリッピングした場合でも、そのCDのタイトル等や、CDに収録された全コンテンツに対応するコンテンツ識別子や付加情報を得ることが可能となる。
従って、情報通信端末では、蓄積手段に蓄積したコンテンツだけでなく、CD等のメディアを再生する際にも、管理情報に記録された付加情報を表示したり、関連する情報を外部の情報配信装置に要求することなども可能となる。
さらに管理情報において、各コンテンツ識別子に対応するコンテンツが、上記蓄積手段に蓄積済であるか否かが管理されるようにすることで、適切な管理が実現される。
【0170】
また、外部の情報配信装置が提供するコンテンツリストを表示する際に、コンテンツ識別子に基づいて上記管理情報を参照することで、コンテンツリストに挙げられた各コンテンツについて蓄積手段に蓄積済か否かを判別できる。従って、コンテンツリスト表示の際に、ユーザーに対して蓄積済のコンテンツであるか否かを提示できるようにすることで、ユーザーがコンテンツリストから配信希望するコンテンツを選ぶ際に便利なものとなる。例えば配信購入のためのコンテンツリストが表示された際に、蓄積済か否かがわかることで、重複したコンテンツを購入してしまうことなどを防止できる。
同様に、情報配信装置側が、情報通信端末のコンテンツ識別子から、提供しようとするコンテンツリスト内の各コンテンツが既に情報通信端末の蓄積手段に蓄積済か否かを判断して、コンテンツリストとともに判別情報を送信し、情報通信端末において判別情報がユーザーに提示される状態でコンテンツリストを表示することによっても、上記同様にユーザーにとって好適なものとなる。
【0171】
また、情報通信端末では管理情報において一元管理されたコンテンツ識別子によってコンテンツが管理されているため、コンテンツに関連する情報を外部の情報配信装置に要求する際にコンテンツ識別子を用いることができる。外部の情報配信装置は、コンテンツ識別子によって要求された情報を検索することができ、情報通信端末に送信できる。情報通信端末では受信された情報を表示することで、ユーザーに再生しているコンテンツに関連する情報を示すことができ、情報サービス性を向上させることができる。
【0172】
情報配信システムにおける情報配信装置としては、一元管理されたコンテンツ識別子によってコンテンツや関連情報を管理することで、各情報配信装置では、共通のコンテンツ識別子によって情報を検索することができるため、多様な情報配信装置によるサービスを容易に複合的に実施することができる。
これにより情報通信端末のユーザーに対するサービスを向上させることができる。
【0173】
情報通信端末は、蓄積手段に蓄積された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を、バックアップ管理を行う外部の情報配信装置に送信し、情報配信装置は、情報通信端末から送信されてきたコンテンツ識別子をバックアップ保存することで、情報通信端末の故障時等に対応するサービスが可能となる。
例えばコンテンツ識別子から情報通信端末に蓄積されていたコンテンツが特定できるため、コンテンツデータ自体を保障するようなサービスも可能である。
【0174】
また情報通信端末は、放送受信手段で受信されている信号からコンテンツ識別子を抽出する。或いは放送局及び/又は放送時刻の情報からコンテンツ特定情報を生成し、そのコンテンツ特定情報を外部の情報配信装置に送信して、放送信号に対応するコンテンツ識別子を受信する。
そしてコンテンツ識別子を外部の情報配信装置に送信し、情報配信装置はコンテンツ識別子に応じた情報を検索して情報通信端末に送信することで、情報通信端末では、放送内容に対応した各種情報を表示できることになり、これもユーザーにとって好適なものとなる。
【0175】
本発明のプログラム、又はそのプログラムを記録した記録媒体によれば、上記の効果を得ることができる情報通信端末、情報配信装置、或いはこれらによる情報配信システムを、情報処理装置において容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報配信システムの説明図である。
【図2】実施の形態のCD情報サーバのブロック図である。
【図3】実施の形態の端末のブロック図である。
【図4】実施の形態のCD情報データベースの格納情報の説明図である。
【図5】実施の形態のCD情報データベースの格納形態の説明図である。
【図6】実施の形態の端末のHDDの蓄積情報の説明図である。
【図7】実施の形態の端末のHDDの蓄積情報の形態の説明図である。
【図8】実施の形態の端末のCD装填時の処理のフローチャートである。
【図9】実施の形態のコンテンツIDを含むCD情報取得のための通信処理の説明図である。
【図10】実施の形態の情報配信システムの他の例の説明図である。
【図11】実施の形態のCDタイトル情報データベースとコンテンツIDデータベースの説明図である。
【図12】実施の形態のコンテンツIDを含むCD情報取得のための他の通信処理の説明図である。
【図13】実施の形態のコンテンツIDを含むCD情報取得のための更に他の通信処理の説明図である。
【図14】実施の形態の楽曲リストデータベースとコンテンツデータベースの説明図である。
【図15】実施の形態の楽曲リストの構造の説明図である。
【図16】実施の形態の楽曲リスト表示及びコンテンツダウンロードのための通信処理の説明図である。
【図17】実施の形態の端末の楽曲リスト表示のための処理のフローチャートである。
【図18】実施の形態の端末の楽曲リストの表示例の説明図である。
【図19】実施の形態の楽曲リスト表示及びコンテンツダウンロードのための他の通信処理の説明図である。
【図20】実施の形態の配信サーバにおける端末コンテンツチェック処理のフローチャートである。
【図21】実施の形態の再生コンテンツに対する関連情報取得のための通信処理の説明図である。
【図22】実施の形態の放送信号に対する関連情報取得のための通信処理の説明図である。
【図23】実施の形態の放送信号に対する関連情報取得のための他の通信処理の説明図である。
【図24】実施の形態のバックアップサービスのための通信処理の説明図である。
【符号の説明】
1 端末、2 ネットワーク、3 CD情報サーバ、4 CD情報データベース、5 配信サーバ、6 楽曲リストデータベース、7 コンテンツサーバ、8コンテンツデータベース、9 放送情報サーバ、10 放送情報データベース、11 バックアップサービスサーバ、12 バックアップデータベース、21,41 CPU、22,42 バス、23,43 メモリ部、24,44 入力処理部、25,45 入力部、26,46 表示処理部、27 LCD、28 CDドライブ制御部、29 CDドライブ、30,48 データベース管理部、31 HDD、32,49 通信処理部、33,50 ネットワークインターフェース、34 オーディオデータ処理部、35 スピーカ部、47 表示部
Claims (25)
- ネットワークを介して外部装置と通信可能な通信手段と、
記憶媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し手段と、
上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータを記憶する記憶手段と、
上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータに関するコンテンツ特定情報を生成するコンテンツ特定情報生成手段と、
上記コンテンツ特定情報を上記通信手段によりコンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ特定情報送信制御手段と、
上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信されたコンテンツ識別子を上記コンテンツデータと対応付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを上記通信手段により受信することに応じて、上記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツデータを上記記憶手段が記憶しているか判断する判断手段と、
上記判断手段の判断に基づいて、上記コンテンツリストの内容を表示手段に表示させる表示制御手段と
を備えたことを特徴とする情報通信端末。 - 上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記記憶制御手段がコンテンツ読出を行った記録媒体自体に対応する情報として、上記コンテンツ特定情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体の管理情報から生成される情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体に付与されたバーコード情報から生成される情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記記録媒体に付与されたISRC情報から生成される情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ識別子は、上記コンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置が発行したコンテンツ識別子であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ識別子は、CIDF準拠のコンテンツ識別子であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- 上記管理情報制御手段は、上記管理情報において、各コンテンツ識別子に対応するコンテンツが、上記記憶手段に記憶済であるか否かが管理されるようにすることを特徴とする請求項7に記載の情報通信端末。
- 上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記コンテンツ特定情報を上記通信手段により、コンテンツに関する付加情報を管理する外部の情報配信装置に送信させるとともに、
上記管理情報制御手段は、上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信された付加情報が、上記管理情報において上記コンテンツ識別子に対応して管理されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。 - 上記コンテンツ特定情報送信制御手段は、上記記憶制御手段がコンテンツ読出を行った記録媒体自体に対応する情報として、上記コンテンツ特定情報を生成し、そのコンテンツ特定情報を上記通信手段により、コンテンツに関する付加情報を管理する外部の情報配信装置に送信させるとともに、
上記管理情報制御手段は、上記コンテンツ特定情報の送信に対応して上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信された付加情報として、上記記録媒体に収録された全てのコンテンツのそれぞれに対応する付加情報が、上記管理情報において、それぞれ各コンテンツ識別子に対応して管理されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。 - 少なくとも上記記憶手段に記憶された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を、上記通信手段により、コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段と、
上記情報配信装置から送信される、コンテンツリストと、上記コンテンツリストに挙げられた各コンテンツが上記記憶手段に記憶済か否かを判別した判別情報とを受信することに応じて、上記判別情報が表現される状態で、上記コンテンツリストの内容を表示する表示手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。 - 上記記憶手段に記憶されたコンテンツ、又は他の記録媒体に記録されたコンテンツを再生出力する再生手段と、
上記再生手段で再生しているコンテンツに対応するコンテンツ識別子を上記管理情報から検索し、上記通信手段により、外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段と、
上記コンテンツ識別子の送信に応じて上記情報配信装置から送信され、上記通信手段によって受信された情報を表示する表示手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。 - 少なくとも上記記憶手段に記憶された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を、上記通信手段により、バックアップ管理を行う外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ識別子送信制御手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報通信端末。
- ネットワークを介して情報通信端末と通信可能な通信手段と、
コンテンツ特定情報に基づいて1又は複数のコンテンツ識別子が特定できる管理状態で、コンテンツ識別子を格納するとともに、該コンテンツ識別子を管理するためのコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを格納する格納手段と、
上記通信手段によって或る情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて上記格納手段を検索し、1又は複数のコンテンツ識別子を抽出する検索手段と、
上記検索手段で検索されたコンテンツ識別子を、上記通信手段により、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信させるとともに、上記格納手段に格納した、上記コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを、上記通信手段により上記情報通信端末に送信させる配信制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報配信装置。 - 上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体自体に対応する情報であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体の管理情報から生成される情報であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体に付与されたバーコード情報から生成される情報であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記コンテンツ特定情報は、上記情報通信端末においてコンテンツ読出が可能な記録媒体に付与されたISRC情報から生成される情報であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記コンテンツ識別子は、上記情報通信端末側とともに一元管理される識別子として当該情報配信装置が発行したコンテンツ識別子であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記コンテンツ識別子は、CIDF準拠のコンテンツ識別子であることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。
- 上記格納手段には、さらに、コンテンツ特定情報に対応して付加情報が格納されており、
上記検索手段は、通信手段によって或る情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて上記格納手段を検索して付加情報を抽出し、
上記配信制御手段は、上記検索手段で検索された付加情報を、上記通信手段により、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信させることを特徴とする請求項14に記載の情報配信装置。 - 上記情報通信端末側に記憶された全部又は一部のコンテンツに対応するコンテンツ識別子が、上記情報通信端末から送信されて上記通信手段により受信されることに応じて、配信対象のコンテンツリストに挙げられた各コンテンツが上記情報通信端末側に記憶済か否かを判別する判別手段と、
上記配信対象のコンテンツリストと、上記判別手段による判別情報とを、上記通信手段により上記情報通信端末に送信させる配信制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項18に記載の情報配信装置。 - ネットワークを介して相互通信可能な情報通信端末と情報配信装置とから成る情報配信システムであって、
上記情報通信端末は、
記憶媒体からコンテンツデータを読み出す読み出し手段と、
上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータを記憶する記憶手段と、
上記読み出し手段が読み出すコンテンツデータに関するコンテンツ特定情報を生成するコンテンツ特定情報生成手段と、
上記コンテンツ特定情報を上記通信手段によりコンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ特定情報送信制御手段と、
上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信されたコンテンツ識別子を上記コンテンツデータと対応付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを上記通信手段により受信することに応じて、上記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツデータを上記記憶手段が記憶しているか判断する判断手段と、
上記判断手段の判断に基づいて、上記コンテンツリストの内容を表示手段に表示させる表示制御手段と
を備え、
上記情報配信装置は、
コンテンツ特定情報に基づいて1又は複数のコンテンツ識別子が特定できる管理状態で、コンテンツ識別子を格納するとともに、該コンテンツ識別子を管理するためのコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを格納する格納手段と、
上記通信手段によって或る情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて上記格納手段を検索し、1又は複数のコンテンツ識別子を抽出する検索手段と、
上記検索手段で検索されたコンテンツ識別子を、上記通信手段により、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信させるとともに、上記格納手段に格納した、上記コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを、上記通信手段により上記情報通信端末に送信させる配信制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報配信システム。 - 記憶媒体からコンテンツデータを読み出す読み出手順と、
上記読み出し手順で読み出すコンテンツデータを記憶手段に記憶する記憶手順と、
上記読み出し手順が読み出すコンテンツデータに関するコンテンツ特定情報を生成するコンテンツ特定情報生成手順と、
上記コンテンツ特定情報を上記通信手段によりコンテンツ識別子を管理する外部の情報配信装置に送信させるコンテンツ特定情報送信制御手順と、
上記コンテンツ特定情報の送信に応じて上記情報配信装置から送信され上記通信手段によって受信されたコンテンツ識別子を上記コンテンツデータと対応付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手順と、
コンテンツ識別子を含むコンテンツリストを上記通信手段により受信することに応じて、上記コンテンツリストに含まれるコンテンツ識別子に対応するコンテンツデータを上記記憶手段が記憶しているか判断する判断手順と、
上記判断手順の判断に基づいて、上記コンテンツリストの内容を表示手段に表示させる表示制御手順と
からなることを特徴とする情報受信方法。 - コンテンツ特定情報に基づいて1又は複数のコンテンツ識別子が特定できる管理状態で、コンテンツ識別子を格納するとともに、該コンテンツ識別子を管理するためのコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを格納する格納手順と、
ネットワークを介して通信可能な情報通信端末からコンテンツ特定情報が受信されることに応じて、そのコンテンツ特定情報を用いて、格納してあるコンテンツ識別子の中から対応する1又は複数のコンテンツ識別子を検索する手順と、
検索されたコンテンツ識別子を、上記コンテンツ特定情報を送信してきた情報通信端末に対して送信するとともに、上記格納手順において格納した、上記一元管理されたコンテンツ識別子を含むコンテンツリストを、上記通信手段により上記情報通信端末に送信させる配信制御手順と、
からなることを特徴とする情報配信方法。
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