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JP4199103B2 - 数値制御装置及び数値制御方法 - Google Patents

数値制御装置及び数値制御方法 Download PDF

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Description

数値制御装置を使用した4軸、5軸加工機による加工、特に金型加工などCAD/CAM装置を使って作成した指令点列データと加工物と工具との傾斜角度を指令する指令ベクトル列によって加工点に対する曲線補間を行って曲面を加工するとともに加工物に対する工具の傾斜角度を変化させながら加工を行う数値制御方法及び数値制御装置に関する。
CAD/CAM装置や倣い装置などを使って作成した指令点列データに基づいて数値制御工作機械等で金型等の曲面を加工する場合、指令点列データから曲線補間を行って曲面加工が行われている。この指令点列データから生成される曲線は、指令点列の位置を必ず通過する。そのため、指令点列データにCAD/CAMでの計算誤差があったり、設定単位への丸め誤差があると、その誤差が生成曲線に反映し、加工面の面精度が良くないことや加工時において機械の振動の原因となることがある。このことから、指令点列間の内挿点を求め該内挿手点に基づいて近似曲線を求め、この近似曲線に向かって、各内挿点を移動させて修正して、修正した点を通る曲線を求めて該曲線を補間して加工することにより、所期の曲線に近い滑らかな曲線で補間できるようにしたものを先の特許出願で提案した(特願2002−237394号参照)。
又、直交するX,Y,Z軸の直線移動軸以外にテーブル又は工具の回転用に1軸又は2軸を備えた4軸加工機や5軸加工機における加工プログラムの作成を容易にすることを目的とし、加工物に対する工具方向を方向ベクトルで指令し、工具先端点が指令された移動経路上を移動すると共に、工具方向がベクトルで指令された方向になるように回転軸を移動させるよう制御する数値制御装置は公知である(特許文献1参照)。
特開2003−195917号公報
直交するX,Y,Z軸の直線移動軸以外に少なくとも1つの回転軸を有する加工機で加工する場合、特許文献1に記載された数値制御装置による加工では、単に指令点を結んで補間して加工するものであり、より滑らかな曲線を生成して補間するという技術思想はなく、より精度の高い滑らかな曲線の加工が難しい。
また、上述した特願2002−237394号で提案した方法では、加工物に対して工具が傾斜することは考慮されておらず、工具又はテーブルが回転する回転軸を備える4軸、5軸加工機には適用ができない。
そこで、本発明の目的は、加工物に対して工具が傾斜して加工するような4軸又は5軸加工機においても、所期の曲線に近い滑らかな曲線で補間する数値制御装置及び数値制御方法を提供することにある。
本願請求項1に係わる発明は、複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工するための数値制御装置において、加工形状を指定する指令点列、指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列、工具径補正量、工具長補正量を設定する設定手段と、前記指令点列から滑らかな加工点用曲線を生成する手段と、前記指令ベクトルの列に基づいてベクトル先端点用近似曲線を生成する手段と、前記指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記指令ベクトルに対応する修正ベクトル先端点を求める手段と、前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を求める手段と、前記加工点用曲線と前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎補間し、各補間点における加工点とベクトル先端点を求める補間手段と、該補間手段で求めた加工点と1周期前に求めた前記加工点、補間された前記ベクトル先端点、設定された前記工具径補正量および設定された前記工具長補正量から直線移動軸と回転軸の位置を生成する軸位置生成手段と、前記生成された軸位置への移動を行う軸移動手段とを有することを特徴とするものである。
又、請求項2に係わる発明は、複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工するための数値制御装置において、加工形状を指定する指令点列、加工物、指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列、工具径補正量、工具長補正量、前記指令ベクトルに対する工具の傾き角を設定する設定手段と、指令点列間の各点間に内挿点を求めると共に指令ベクトルの列の各ベクトル間に内挿ベクトルを求める手段と、前記内挿点に基づいて加工点用近似曲線を得る手段と、前記内挿ベクトルに基づいてベクトル先端点用近似曲線を得る手段と、前記内挿点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記加工点用近似曲線上の前記内挿点に対応する修正指令点を求めると共に、その位置における1階微分値を求める手段と、前記内挿ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記ベクトル先端点用近似曲線上の前記内挿ベクトルに対応する修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める手段と、前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点を通る加工点用曲線を求める手段と、前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を求める手段と、前記加工点用曲線及びベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間し、各補間点における加工点とベクトル先端点を求め、該求めた前記加工点、1周期前に求めた前記加工点、前記ベクトル先端点、設定された工具径補正量、工具長補正量及び工具の傾き角に基づいて前記直線移動軸と回転軸の位置を求める手段と、求められた軸位置への移動を行う軸移動手段とを有することを特徴とするものである。
又、請求項3に係わる発明は、複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工する数値制御方法であって、加工形状を指定する指令点列と加工物と指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列を指令すると共に、工具径補正量、工具長補正量を指令し、且つ、前記指令ベクトルに対する工具の傾き角を指令し、前記指令点列の各点間に内挿点を求め、それを実指令点とする第1の工程と、前記指令ベクトルの列に対して内挿ベクトルを求め、それを実指令ベクトルとする第2の工程と、前記実指令点の各点について順に着目し、着目した点とその前後の予め決められた点数の実指令点を選択する第3の工程と、前記選択した実指令点に対して加工点用近似曲線を生成する第4の工程と、前記着目した実指令点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正指令点とすると共に前記加工点用近似曲線上の該修正指令点における1階微分値を求める第5の工程と、前記選択した実指令点に対応する実指令ベクトルを選択する第6の工程と、前記選択した実指令ベクトルのベクトル先端点に対してベクトル先端点用近似曲線を生成する第7の工程と、前記着目した実指令点に対応する前記実指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める第8の工程と、前記第2の工程から第8の工程までを各実指令点と実指令ベクトルについて繰り返し実行する第9の工程と、前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点の点列を通る加工点用曲線を生成する第10の工程と、前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を生成する第11の工程と、前記加工点用曲線を一定周期毎に補間して加工点を求めるとともに前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間しベクトル先端点を求め、指令された前記指令ベクトルに対する工具の傾き角、設定された前記工具径補正量、設定された前記工具長補正量、前記加工点、該加工点より1周期前の前記加工点および前記ベクトル先端点から、前記直線移動軸と前記回転軸の位置を生成する第12の工程と、前回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置から今回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置へ移動する第13の工程を有することを特徴とするものである。
又、請求項3に係る発明においては、内挿点及び内挿ベクトルを実指令点、実指令ベクトルとしたが、請求項4に係る発明は、この内挿点及び内挿ベクトルを求めずに、その変わりに指令された指令点、指令ベクトルを使用する数値制御方法である。また、請求項5に係わる発明は、傾き角については指令しない数値制御方法である。
加工点が滑らかに補間されるとともに工具と加工物の相対関係も滑らかに変化する。そのことによって、より滑らかな加工面が得られる。
図1、図2は本発明の数値制御装置又は数値制御方法を適用する5軸加工機の説明図である。図1に示す5軸加工機は、テーブル1が直交するX,Y軸方向に駆動され、該X,Y軸と直交するZ軸方向に工具2が駆動され、さらに、X軸周りの回転軸Aにより工具2が回動制御されると同時に、Z軸周りの回転軸Cによりテーブル1が制御され、テーブル1に載置固定された加工物3を加工するものである。
図2に示す5軸加工機においては、工具2が直交するX,Y,Z軸方向に駆動され、テーブル1は、X軸回りの回転軸A、Z軸回りの回転軸Cにより回転制御され、このテーブル1に載置固定された加工物3を工具2で加工するようにしたものである。
この図1,図2に示した5軸加工機は従来から公知のものであり、さらに、図1においてテーブルが回転するかわりに工具ヘッドが2軸の回転軸を持った5軸加工機も公知である。また、2つの回転軸A軸、C軸のいずれか1つの軸のみを備える4軸加工機も公知である。本発明は、このような4軸、5軸加工機を制御する数値制御装置、数値制御方法である。
図3は本発明の一実施形態における数値制御装置(CNC)100のブロック図である。CPU11は数値制御装置100を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12に格納されたシステムプログラムを、バス20を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ及び表示器/MDIユニット70を介してオペレータが入力した各種データが格納される。CMOSメモリ14は図示しないバッテリでバックアップされ、数値制御装置100の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。CMOSメモリ14中には、インターフェイス15を介して読み込まれた加工プログラムや表示器/MDIユニット70を介して入力された加工プログラム等が記憶される。また、ROM12には、加工プログラムの作成及び編集のために必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処理を実施するための各種システムプログラムがあらかじめ書き込まれている。
CAD/CAM装置や倣い装置などを使って作成された指令点列データ及び指令点列における加工面法線方向を指令するベクトル列データを含む加工プログラムがインターフェイス15を介して入力され、CMOSメモリ14に格納されている。
また、数値制御装置100内で編集した加工プログラムは、インターフェイス15を介して外部記憶手段に記憶させることができる。PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)16は、数値制御装置100に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置(例えば、工具交換用のロボットハンドといったアクチュエータ)にI/Oユニット17を介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU11に渡す。
表示器/MDIユニット70はディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インターフェイス18は表示器/MDIユニット70のキーボードからの指令,データを受けてCPU11に渡す。インターフェイス19は手動パルス発生器等を備えた操作盤71に接続されている。
各軸の軸制御回路30〜34はCPU11からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ40〜44に出力する。サーボアンプ40〜44はこの指令を受けて、各軸のサーボモータ50〜54を駆動する。各軸のサーボモータ50〜54は位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路30〜34にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、図8では、位置・速度のフィードバックについては省略している。
サーボモータ50〜54は、工作機械のX,Y,Z,A,C軸を駆動するもので、図1、図2に示した5軸工作機械を駆動制御するものである。また、スピンドル制御回路60は主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ61にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ61はスピンドル速度信号を受けて、主軸モータ62を指令された回転速度で回転させる。ポジションコーダ63は、主軸モータ62の回転に同期して帰還パルスをスピンドル制御回路60にフィードバックし、速度制御を行う。
以上のような数値制御装置100の構成は従来の数値制御装置の構成とは変りはなく、この数値制御装置100によって、図1、図2に示すような5軸加工機を駆動制御するものである。
CAD/CAM装置や倣い装置などを使って作成された指令点列データ及び指令点列における加工面法線方向を指令するベクトル列データを含む加工プログラムが入力され、CMOSメモリ14に記憶されているものとする。滑らかな曲線を生成する補間の開始を指令する工具先端点制御指令のGコードとこの指令を解除するGコードが用意されており、加工プログラムには、後述するように、滑らかな曲線を生成して補間すべき対象の指令点列の最初に、工具先端点制御指令のGコードがプログラムされ、この指令をキャンセルする位置に工具先端点制御キャンセル指令のGコードがプログラムされている。
又、工具先端点制御指令のGコードを用いずに、この工具先端点制御(滑らか曲線を生成して補間する処理)をなす区間を自動的に判断するようにしてもよい。この場合は、先の特願2002−237394号の発明と同様に、プロセッサ11は加工プログラムより点列を読み、各点列間を結ぶ線分角度や長さから滑らか曲線を生成して補間するか否かを自動的に判断するようにする。隣り合う線分間の屈折角度は基準値より小さいときは、工具先端点制御を実施し、屈折角度は基準値より大きいときは、工具先端点制御を実施しないように制御する。また、指令点間の距離が基準値以下の指令点列の場合には、工具先端点制御を行い、基準値より長い指令点間の場合には、工具先端点制御を行わないものと自動的に判断するようにしてもよいものである。
図4〜図6は、数値制御装置100のプロセッサ11が実行する工具先端点制御のアルゴリズムである。以下、この図4〜図6に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
CAD/CAM装置や倣い装置などを使って作成された指令点列データ及びベクトル列データが例えば図8に示すようなものであったとする。プロセッサ11は加工プログラムより工具先端点制御のGコードが読まれると、指令点列P0,P1,P2,Pn-1,Pnと、各指令点列に対応するベクトル列V1,V2,…Vnを読込む(ステップS1)。
次に、各点間(P0,P1) ,(P1,P2)…(Pn-1,Pn)に2点の内挿点(Q1,Q2),(Q3,Q4)…(Q2n-1,Q2n)を求め、それを実指令点とする。また、この内挿点を求めたと同じ比率で各指令ベクトル間(V0,V1) ,(V1,V2)…(Vn-1,Vn)に2点ずつ内挿点(U1,U2),(U3,U4)…(U2n-1,U2n)を求め、それを実指令ベクトルとする(ステップS2)。この実施形態においては、図9に示すように、内挿比を0.15:0.7:0.15としている。すなわち、各点間(Pi,Pi+1)の内挿点(Q2i+1,Q2i+2)の内挿比は、線分(Pi,Pi+1)の距離を内挿点Q2i+1、Q2i+2で0.15:0.7:0.15の比率に分割した例を示している。同様に、指令ベクトル列が図12に示すようなV1,V2,…Vnの場合、図13に示すように、指令点列間の内挿被と同じ内挿比の0.15:0.7:0.15で指令ベクトル間を図13に示すように内挿し、内挿ベクトル(Ui :i=0・・・2n+1)を求め、それを実指令ベクトルとする。
そして、Q0=P0,Q2n+1=Pn、U=V,U2n+1=Vとし(ステップS3)、これによって内挿点の点列Q0,Q1,Q2,…Q2n,Q2n+1からなる実指令点列とベクトル列U0,U1,U2,…U2n,U2n+1からなる実指令ベクトル列を生成する。
指標iを「1」にセットし(ステップS4)、前記実指令点の各点について順に着目し、着目した点とその前後の予め決められた点数の実指令点を選択する。また、前記選択された実指令点に対応する実指令ベクトルを選択する。該指標iの値に対応する実指令点を着目点とし、該指標iの値を判断し(ステップS5,S6)、指標iが「1」の場合には、実指令点列Qi-1,Qi,Qi+1,Qi+2(=Q,Q,Q,Q)、実指令ベクトル列Ui-1,Ui,Ui+1,Ui+2(=U,U,U,U)を取り出す(ステップS7)。また、指標iが「2〜2n-1」の場合には、実指令点列Qi-2,Qi-1,Qi,Qi+1,Qi+2、実指令ベクトル列Ui-2,Ui-1,Ui,Ui+1,Ui+2を取出し(ステップS8)。指標iが「2n」の場合には、実指令点列Qi-2,Qi-1,Qi,Qi+1(=Q2n−2,Q2n−1,Q2n,Q2n+1)を取出す(ステップS9)。なお、指標iが「2n+1」の場合には後述する。
こうして取出した実指令点列に対して、最小2乗法にて加工点用近似曲線Cmを作成する。つまり、取出した点列からの距離の2乗和が最も小さくなる加工点用近似曲線Cmを作成する(ステップS10)。この加工点用近似曲線Cmが図10に示す一点鎖線の曲線であったとする。次に、この時点の指標iに対応する着目した実指令点Qを近似曲線Cmに向かって、点列指令の設定単位以下の細かさでかつ設定トレランス量以内で移動させ、修正指令点Qi’を求め、CMOS14に設けられた図7に示すような曲線構成表に、指標iに対応させてセットする(ステップS11)。そして、実指令点Qiに対応する加工点用近似曲線Cm上の修正指令点Qi’における1階微分値Qi (1)’を求め、該1階微分値Qi (1)’も指標iに対応して曲線構成表に記憶する(ステップS12)。
また、取得した実指令ベクトル列をベクトル先端点列と考え、このベクトル先端点列に対して最小2乗法によりベクトル最先端点用近似曲線Cvmを求める(ステップS13)。図14に示すように、この時点の指標iに対応する着目した実指令ベクトルUiをベクトル最先端点用近似曲線Cvmに向かって、設定単位以下の細かさでかつ設定トレランス量以内で移動させ、修正ベクトル先端点Ui’を求め、指標iに対応させて図7に示す曲線構成表に記憶する(ステップS14)。そして、修正ベクトル先端点Ui’における1階微分値 i (1)’を求め、この1階微分値 i (1)’も曲線構成表に記憶する(ステップS15)。
指標iを「1」インクリメントし(ステップS16)、ステップS5に戻り該指標iが「2n+1」に達するまでステップS5からステップS16の処理を繰り返し実行し、加工点用近似曲線Cm、ベクトル最先端点用近似曲線Cvmを求め、修正指令点Qi’、修正ベクトル先端点Ui’を求めて曲線構成表に記憶すると共に、近似曲線Cm,Cvm上の1階微分値Q (1)’,U (1)’をも求め曲線構成表に記憶する。
指標iが2n+1に達すると、指令点Pnを修正指令点Q2n+1’とし、修正指令点Q2n’から指令点Pnへの方向ベクトルを修正指令点Q2n+1’の1階微分値Q2n+1 (1)’とし、指標i=2n+1に対応して曲線構成表に格納する。(ステップS17)。又、指令点Pを修正指令点Q’とし、指令点Pから修正指令点Q’への方向ベクトルを修正指令点Q’のへの方向ベクトルを1階微分値Q (1)’とし、指標i=0に対応させて、修正指令点Q’及び1階微分値Q (1)’を曲線構成表にセットする(ステップS18)。
こうして図7に示すような曲線構成表が作成され、この曲線構成表にセットされた修正指令点列Q0’,Q1’…Q2n+1’および各1階微分値Q0 (1)’,Q1 (1)’…Q2n+1 (1)’から、修正指令点列Q0’,Q1’…Q2n+1’を通る加工点用曲線Ceを図11に示すように3次曲線で生成する(ステップS19)。
この生成方法の一例として、修正指令点Q’〜Qi+1’のセグメントを指標iに対応させてセグメントiとし、このセグメントiの加工点用曲線の関数を次の1式で示す3次多項式で表すとする。なお、他にもNURBS曲線、他の多項式、三角関数による表現でもよい。
(t)=Af×t+Bf×t+Cf×t+Df …(1)
但しtはパラメータで0≦t≦1である。
上記(1)式の係数Af,Bf,Cfi,Dfは、空間座標系の直交するX,Y,Z軸の要素を持つ3次元ベクトルである。
式において、
(0)=Q’,f(1)=Qi+1
であり、
(0)=Q
(1)=Qi+1
(0)(1)=Q (1)
(1)(1)=Qi+1 (1)
の連立方程式を解くことにより係数Af,Bf,Cfi,Dfを求め、曲線構成表にセットする。ここで、f(0)(1),f(1)(1)はそれぞれf(t)の導関数f(t)(1)のt=0,t=1における値である。このようにして、図7に示すように、(1)式の3次多項式の係数Af,Bf,Cfi,Dfが求められて、3次多項式の(1)式が求められ加工用曲線Ceが求められる。
次に、指令ベクトルVnを修正ベクトル先端点U2n+1’とし、修正ベクトル先端点U2n’から指令ベクトルPnへの方向ベクトルを修正ベクトル先端点U2n+1’の1階微分値U2n+1 (1)’として指標i=2n+1に対応して曲線構成表にセットする。(ステップS20)。さらに、指令ベクトルVを修正ベクトル先端点U’とし、指令ベクトルVから修正ベクトル先端点U’への方向ベクトルを修正ベクトル先端点U’のへの方向ベクトルを1階微分値U (1)’として、指標i=0に対応させて修正ベクトル先端点U’、1階微分値U (1)’を曲線構成表にセットする(ステップS21)。
この曲線構成表にセットされた修正ベクトル先端点列U0’,U1’…U2n+1’および各1階微分値U0 (1)’,U1 (1)’…U2n+1 (1)’から、加工点用曲線Ceを求めた方法と同じ方法により、修正ベクトル先端点列U0’,U1’…U2n+1’を通るベクトル先端点用曲線Cveを、図15に示すように3次曲線で生成する(ステップS22)。
ベクトル先端点用曲線Cveの関数も加工点用曲線Ceの関数を求める方法と同一の方法で求めるとすると、修正ベクトル先端点U’〜Ui+1’のセグメントをセグメントiとし、セグメントiのベクトル先端点用曲線Cveの関数を次の(2)式で示す3次多項式で表す。なお、この場合でも、NURBS曲線、他の多項式、三角関数により求めてもよい。
(t)=Ag×t+Bg×t+Cg×t+Dg …(2)
但しtはパラメータで0≦t≦1であり、係数Ag,Bg,Cgi,Dgは、空間座標系の直交するX,Y,Z軸の要素を持つ3次元ベクトルである。又、g(0)=U’,g(1)=Ui+1’であり、(1)式と同様に4つ方程式より4つの未知係数Ag,Bg,Cgi,Dgは求まり、ベクトル先端点用曲線Cveの関数は求まる。
つぎに、こうして求めた加工点用曲線Ce及びベクトル先端点用曲線Cveに対して補間を行い加工点(CXt,CYt,CZt)、ベクトル(It,Jt,Kt)を求める。まず、加工点用曲線Ce及びベクトル先端点用曲線Cveを表す関数fi(t),gi(t)のパラメータtを「0」、指標iを「0」にセットし(ステップS23)、設定移動速度(オーバライド等で変化する場合があり、その時点での指令速度である)Fに補間を行う周期τを乗じた値を加工点用曲線Ceの関数の指標i、パラメータtにおける微分値fi(t)(1)で割り、補間周期におけるパラメータtの変化分Δtを求め(ステップS24)、パラメータtにこの変化分Δtを加算して更新し(ステップS25)、更新されたパラメータtが1以上判断し(ステップS26)、1以上でなければ、このパラメータの値をfi(t),gi(t)に代入し、加工点用曲線Ce及びベクトル先端点用曲線Cve上の補間点の値、すなわち、加工点(CXt,CYt,CZt)及びそのときのベクトル(It,Jt,Kt)を求める(ステップS27)。
こうして求められた加工点(CXt,CYt,CZt)とベクトル(It,Jt,Kt)、及びプログラム等で設定されている工具径補正量TR、工具長補正量LR等から、直線移動軸X,Y,Z軸の位置(Xt,Yt,Zt)と回転軸A,Cの位置(At,Ct)を求める(ステップS28)。前回の周期における直線移動軸と回転軸の位置から今回の周期における直線移動軸と回転軸の位置(Xt,Yt,Zt)、(At,Ct)への移動指令を各軸制御回路30〜34に出力し各軸を移動させる(ステップS29)。そして、ステップS24に戻り、パラメータtが1以上になるまで、補間周期毎、ステップS24〜ステップS29の処理を行い、図16に示すように補間した加工点(CXt,CYt,CZt)及びベクトル(It,Jt,Kt)を求め、加工点用曲線Ceに沿って加工することになる。
パラメータtが1以上になるとステップS26からステップS30に移行し、パラメータtから1を減じ、且つ、指標iを1インクリメントし、次の加工点用曲線Ce、ベクトル先端点用曲線Cve上のセグメントに進む。そして指標iが最終加工点(最終指令点)に対応する「2n+1」の値に達したか判断し(ステップS31)、達してなければ、ステップS27に移行する。次のセグメントに移行した直後では、パラメータはステップS30で「1」が減じられているから、前のセグメントでのパラメータtが1を越えた超過分に基づいて加工点(CXt,CYt,CZt)及びベクトル(It,Jt,Kt)が求められることになる。なお、この実施形態では、1回の補間でまたがるセグメント数は最大2つとしている。
以下ステップS24〜S29の処理を繰り返し実行し、加工点用曲線Ceに沿って加工を行い、バラメータtが1以上になると、ステップS30,S31を実行し、ステップS27に戻る処理を繰り返し実行し、補間された加工点(CXt,CYt,CZt)及びベクトル(It,Jt,Kt)を求め、加工点用曲線Ceに沿って加工を行う。そして、指標iが2n+1に達すると、ステップS31からステップS32に移行して、最後の加工点(CXt,CYt,CZt)を修正指令点Q2n+1’(指令点Pn)、対応するベクトル(It,Jt,Kt)を修正ベクトル先端点U2n+1’(指令ベクトルVn)とし、ステップS28,ステップS29と同じ処理のステップS33、ステップS34の処理を実行して工具先端点制御処理を終了する。
以上が、本実施形態における工具先端点制御処理のアルゴリズムである。
上述した処理において、ステップS28、ステップS33での直線移動軸と回転軸の位置(Xt,Yt,Zt)、(At,Ct)を求める算出方法は、ボールエンドミル、スクエアエンドミル、コーナRエンドミルなどの使用する工具の工具形状(種類)によって異なり、加工プログラムによって指令された工具によってその計算方法が選択されて求められることになる。
図17は、使用される工具がボールエンドミルであるときの直線移動軸と回転軸の位置(Xt,Yt,Zt)、(At,Ct)を求める算出方法の説明図である。又、このときの、加工プログラムは、例えば図18(a)に示すようなプログラムとなる。又、工具補正量を記憶するメモリには、補正番号毎に図18(b)に示すように設定されているものとする。
なお、図18(a)において、加工プログラムの右側にプログラムの指令の意味を記載している。すなわち、「G43.5」は工具先端点制御指令であり、Qは工具の傾き角度を指令するコードでこのプログラム例では5.0度が指令されている。また、Hは、工具長補正指令のコード、Dは工具径補正のコードで、共に補正番号01が指令された例を示している。また、「G49」はこの工具先端点制御をキャンセルする指令である。そして、この工具先端点制御指令「G43.5」からキャンセル指令「G49」までの間で指令された「X□,Y□,Z□,I□,J□,K□」の「X□,Y□,Z□」はステップS1で読み出す指令点Pに対応し、「I□,J□,K□」は、同様にステップS1で読み出す指令ベクトルVに対応するものである。
ステップS28、S33の処理においては、ステップS27、S32で求めた加工点用曲線Ce上の補間された加工点(CXt,CYt,CZt)と、1周期前に求めた加工点との差により、進行方向ベクトルを求める。また、ステップS27,S32で求めた補間されたベクトル(It,Jt,Kt)に、プログラムで指令された工具径補正量TRの長さを持ったベクトルを工具先端中心ベクトルとして求める。さらに、補間ベクトル(It,Jt,Kt)と進行方向ベクトルとのなす平面上において、補間ベクトルをプログラムで指令された傾き角(図18では5.0度)だけ回転させ、且つ、プログラムで指令された工具長補正量TL分の長さを持った工具方向ベクトルを求める。加工点(CXt,CYt,CZt)に工具先端中心ベクトル及び工具方向ベクトルを加算することによって、直線移動軸X,Y,Zの位置(Xt,Yt,Zt)を求める。また、工具方向ベクトルから回転軸A,Cの位置(At,Ct)を求める。
図19は、スクエアンドミルでの直線移動軸と回転軸の位置(Xt,Yt,Zt)、(At,Ct)を求める算出方法の説明図である。ステップS27,S32で求めた加工点(CXt,CYt,CZt)と、1周期前に求めた加工点との差により、進行方向ベクトルを求める。又、求められた補間ベクトル(It,Jt,Kt)を「90度−(設定傾き角)」分回転した方向に工具径補正量の長さを持ったベクトルを工具先端点ベクトルとする。補間ベクトル(It,Jt,Kt)と進行方向ベクトルとのなす平面上において、補間ベクトルをプログラムで指令された傾き角だけ回転させ、且つ、プログラムで指令された工具長補正量TL分の長さを持った工具方向ベクトルを求める。加工点(CXt,CYt,CZt)に工具先端中心ベクトル及び工具方向ベクトルを加算することによって、直線移動軸X,Y,Zの位置(Xt,Yt,Zt)を求める。また、工具方向ベクトルから回転軸A,Cの位置(At,Ct)を求める。
図20は、コーナR付エンドミルでの回転軸の位置(Xt,Yt,Zt)、(At,Ct)を求める算出方法の説明図である。また、このコーナR付エンドミルを使用する場合、図21に示すようなプログラムとなる。
この場合も、ステップS27,S32で求めた加工点(CXt,CYt,CZt)と、1周期前に求めた加工点との差により、進行方向ベクトルを求める。また、求められた補間ベクトル(It,Jt,Kt)の方向にプログラムで設定されたコーナR補正量の長さを持ったコーナR中心ベクトルを求める。補間ベクトル(It,Jt,Kt)を「90度−(設定傾き角)」分回転した方向で、(工具径補正量−コーナR補正量)の長さを持った工具先端中心ベクトルを求める。補間ベクトル(It,Jt,Kt)と進行方向ベクトルとのなす平面上において、補間ベクトルを傾き角分回転し、(工具補正量−コーナR補正量)の長さを持った工具方向ベクトルを求める。加工点(CXt,CYt,CZt)に、コーナR中心ベクトル、工具先端中心ベクトル及び工具方向ベクトルを加算することによって、直線移動軸X,Y,Zの位置(Xt,Yt,Zt)を求める。また、工具方向ベクトルから回転軸A,Cの位置(At,Ct)を求める。
なお、図17,図19,図20においては、工具ヘッドが回転する機械構成について説明しているが、テーブルが回転軸2軸によって回転する機械(図2),や工具ヘッドが回転軸1軸で回転すると共にテーブルが回転軸1軸によって回転する機械(図1)においても同様に、加工物と工具が指令された相対関係になるように、設定されている工具径補正量、工具長補正量、前記加工点、前記ベクトル先端点から、直線移動軸と回転軸の位置を生成することができる。
又、上述した実施形態では、ステップS1〜ステップS22で指令点列とベクトル列をすべて読み込み加工点用曲線とベクトル先端点用曲線を生成してからステップS23〜ステップS34で補間を行って軸を移動するようにしているが、すべての指令点列とベクトル列のうち必要な部分の指令点列とベクトル列のみを読み込みそれらから部分的に加工点用曲線とベクトル先端点用曲線を求めてそれらの曲線に対して補間を行って軸を移動するようにしてもよい。そうすることによって、大きなプログラム指令であっても部分的に読み込みながら補間と軸の移動を行うようにすることもできる。
また、ステップS2において内挿点を求めて実指令点とし、内挿ベクトルを求めて実指令ベクトルとしているが、内挿は行わず指令点をそのまま実指令点とし、指令ベクトルをそのまま実指令ベクトルとしてもよい。
また、ステップS10〜ステップS12で加工点用近似曲線を生成し着目した指令点を加工点用近似曲線に向かって移動して修正指令点を求め修正指令点に対応する加工点用近似曲線上の位置における1階微分を求め、ステップS13〜ステップS15でベクトル先端点用近似曲線を生成し着目した指令点に対応するベクトル先端点をベクトル先端点用近似曲線に向かって移動して修正ベクトル先端点を求め修正ベクトル先端点に対応するベクトル先端点用近似曲線上の位置における1階微分を求めているが、次のようにすることもできる。
ステップS10〜ステップS12において加工点用近似曲線を生成せず、着目した指令点をそのまま修正指令点とし、選択された実指令点から生成される曲線上の着目した指令点における1階微分を求め、1階微分とし、ステップS13〜ステップS15においてベクトル先端点用近似曲線を生成せず、着目した指令点に対応するベクトル先端点をそのまま修正ベクトル先端点とし、選択された実指令ベクトルのベクトル先端点から生成される曲線上の着目した指令点に対応するベクトル先端点における1階微分を求め、1階微分とするようにしてもよい。
テーブル回転用に1軸と工具ヘッド回転用に1軸を有する5軸加工機の説明図である。 テーブルがX軸回りの回転軸A、Z軸回りの回転軸Cにより回転制御される5軸加工機の説明図である。 本発明の一実施形態の要部ブロック図である。 同実施形態における工具先端点制御のアルゴリズムを示す処理フローチャートである。 同図4に示すフローチャートの続きである。 同図5に示すフローチャートの続きである。 同実施形態における曲線構成表の説明図である。 同実施形態における指令された点列とベクトル列の一例の説明図である。 同実施形態における指令点列に対して内挿点を求める説明図である。 同実施形態における加工点用近似曲線と修正指令点を求める説明図である。 同実施形態における加工点用曲線の説明図である。 同実施形態における指令ベクトル列の説明図である。 同実施形態における指令ベクトル先端点列に対して内挿ベクトルを求める説明図である。 同実施形態におけるベクトル先端点用近似曲線と修正ベクトル先端点を求める説明図である。 同実施形態におけるベクトル先端点用曲線の説明図である。 同実施形態における加工点用曲線に対する補間の説明図である。 同実施形態におけるボールエンドミルにおいて直線移動軸と回転軸の位置を求める説明図である。 同実施形態におけるボールエンドミル使用時におけるプログラムの一例の説明図である。 同実施形態におけるスクエアエンドミルにおいて直線移動軸と回転軸の位置を求める説明図である。 同実施形態におけるコーナR付エンドミルにおいて直線移動軸と回転軸の位置を求める説明図である。 同実施形態におけるコーナR付エンドミル使用時におけるプログラムの一例の説明図である。
符号の説明
1 テーブル
2 工具
3 加工物
100 数値制御装置
指令点
Vi 指令ベクトル
Qi 内挿点(実指令点)
Ui 内挿ベクトル(実指令ベクトル)
Qi’ 修正指令点
Qi(1)’ 修正指令点に対応する1階微分
Ui’ 修正ベクトル先端点
Ui(1)’ 修正ベクトル先端点に対応する1階微分
Cm 加工点用近似曲線
Ce 加工点用曲線
Cvm ベクトル先端点用近似曲線
Cve ベクトル先端点用曲線

Claims (5)

  1. 複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工するための数値制御装置において、加工形状を指定する指令点列、指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列、工具径補正量、工具長補正量を設定する設定手段と、
    前記指令点列から滑らかな加工点用曲線を生成する手段と、
    前記指令ベクトルの列に基づいてベクトル先端点用近似曲線を生成する手段と、
    前記指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記指令ベクトルに対応する修正ベクトル先端点を求める手段と、
    前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を求める手段と、
    前記加工点用曲線と前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎補間し、各補間点における加工点とベクトル先端点を求める補間手段と、
    該補間手段で求めた加工点と1周期前に求めた前記加工点、補間された前記ベクトル先端点、設定された前記工具径補正量および設定された前記工具長補正量から直線移動軸と回転軸の位置を生成する軸位置生成手段と、
    前記生成された軸位置への移動を行う軸移動手段とを有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工するための数値制御装置において、加工形状を指定する指令点列、指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列、工具径補正量、工具長補正量、前記指令ベクトルに対する工具の傾き角を設定する設定手段と、
    指令点列間の各点間に内挿点を求めると共に指令ベクトルの列の各ベクトル間に内挿ベクトルを求める手段と、
    前記内挿点に基づいて加工点用近似曲線を得る手段と、
    前記内挿ベクトルに基づいてベクトル先端点用近似曲線を得る手段と、
    前記内挿点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記加工点用近似曲線上の前記内挿点に対応する修正指令点を求めると共に、その位置における1階微分値を求める手段と、
    前記内挿ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、前記ベクトル先端点用近似曲線上の前記内挿ベクトルに対応する修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める手段と、
    前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点を通る加工点用曲線を求める手段と、
    前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を求める手段と、
    前記加工点用曲線及びベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間し、各補間点における加工点とベクトル先端点を求め、該求めた前記加工点、1周期前に求めた前記加工点、前記ベクトル先端点、設定された工具径補正量、工具長補正量及び工具の傾き角に基づいて前記直線移動軸と回転軸の位置を求める手段と、
    求められた軸位置への移動を行う軸移動手段とを有することを特徴とする数値制御装置。
  3. 複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工する数値制御方法であって、
    加工形状を指定する指令点列と指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列を指令すると共に、工具径補正量、工具長補正量を指令し、且つ、前記指令ベクトルに対する工具の傾き角を指令し、
    前記指令点列の各点間に内挿点を求め、それを実指令点とする第1の工程と、
    前記指令ベクトルの列に対して内挿ベクトルを求め、それを実指令ベクトルとする第2の工程と、
    前記実指令点の各点について順に着目し、着目した点とその前後の予め決められた点数の実指令点を選択する第3の工程と、
    前記選択した実指令点に対して加工点用近似曲線を生成する第4の工程と、
    前記着目した実指令点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正指令点とすると共に前記加工点用近似曲線上の該修正指令点における1階微分値を求める第5の工程と、
    前記選択した実指令点に対応する実指令ベクトルを選択する第6の工程と、
    前記選択した実指令ベクトルのベクトル先端点に対してベクトル先端点用近似曲線を生成する第7の工程と、
    前記着目した実指令点に対応する前記実指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める第8の工程と、
    前記第2の工程から第8の工程までを各実指令点と実指令ベクトルについて繰り返し実行する第9の工程と、
    前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点の点列を通る加工点用曲線を生成する第10の工程と、
    前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を生成する第11の工程と、
    前記加工点用曲線を一定周期毎に補間して加工点を求めるとともに前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間しベクトル先端点を求め、指令された前記指令ベクトルに対する工具の傾き角、設定された前記工具径補正量、設定された前記工具長補正量、前記加工点、該加工点より1周期前の前記加工点および前記ベクトル先端点から、前記直線移動軸と前記回転軸の位置を生成する第12の工程と、
    前回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置から今回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置へ移動する第13の工程と、
    有する数値制御方法。
  4. 複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工する数値制御方法であって、
    加工形状を指定する指令点列と指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列を指令すると共に、工具径補正量、工具長補正量を指令し、且つ、前記指令ベクトルに対する工具の傾き角を指令し、
    前記指令点の各点について順に着目し、着目した点とその前後の予め決められた点数の指令点を選択する第1の工程と、
    前記選択した指令点に対して加工点用近似曲線を生成する第2の工程と、
    前記着目した指令点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正指令点とすると共に前記加工点用近似曲線上の該修正指令点における1階微分値を求める第3の工程と、
    前記選択した指令点に対応する前記指令ベクトルを選択する第4の工程と、
    前記選択した前記指令ベクトルのベクトル先端点に対してベクトル先端点用近似曲線を生成する第5の工程と、
    前記着目した指令点に対応する前記指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める第6の工程と、
    前記第1の工程から第6の工程までを各指令点と前記指令ベクトルについて繰り返し実行する第7の工程と、
    前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点の点列を通る加工点用曲線を生成する第8の工程と、
    前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を生成する第9の工程と、
    前記加工点用曲線を一定周期毎に補間して加工点を求めるとともに前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間しベクトル先端点を求め、指令された前記指令ベクトルに対する工具の傾き角、設定された前記工具径補正量、設定された前記工具長補正量、前記加工点、該加工点より1周期前の前記加工点および前記ベクトル先端点から、前記直線移動軸と前記回転軸の位置を生成する第10の工程と、
    前回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置から今回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置へ移動する第11の工程と、
    有する数値制御方法。
  5. 複数個の直線移動軸及び回転移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テーブル上に固定された加工物を工具により連続的に加工する数値制御方法であって、
    加工形状を指定する指令点列と指令点列における加工面法線方向を指令する指令ベクトルの列を指令すると共に、工具径補正量、工具長補正量を指令し、
    前記指令点列の各点間に内挿点を求め、それを実指令点とする第1の工程と、
    前記指令ベクトルの列に対して内挿ベクトルを求め、それを実指令ベクトルとする第2の工程と、
    前記実指令点の各点について順に着目し、着目した点とその前後の予め決められた点数の実指令点を選択する第3の工程と、
    前記選択した実指令点に対して加工点用近似曲線を生成する第4の工程と、
    前記着目した実指令点を前記加工点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正指令点とすると共に前記加工点用近似曲線上の該修正指令点における1階微分値を求める第5の工程と、
    前記選択した実指令点に対応する実指令ベクトルを選択する第6の工程と、
    前記選択した実指令ベクトルのベクトル先端点に対してベクトル先端点用近似曲線を生成する第7の工程と、
    前記着目した実指令点に対応する前記実指令ベクトルのベクトル先端点を前記ベクトル先端点用近似曲線上の一番近い位置に向かって設定トレランス量以内で移動し、修正ベクトル先端点を求めると共にその位置における1階微分値を求める第8の工程と、
    前記第2の工程から第8の工程までを各実指令点と実指令ベクトルについて繰り返し実行する第9の工程と、
    前記修正指令点とその1階微分値に基づいて前記修正指令点の点列を通る加工点用曲線を生成する第10の工程と、
    前記修正ベクトル先端点とその位置における1階微分値に基づいて前記修正ベクトル先端点を通るベクトル先端点用曲線を生成する第11の工程と、
    前記加工点用曲線を一定周期毎に補間して加工点を求めるとともに前記ベクトル先端点用曲線を一定周期毎に補間しベクトル先端点を求め、設定された前記工具径補正量、設定された前記工具長補正量、前記加工点、該加工点より1周期前の前記加工点および前記ベクトル先端点から、前記直線移動軸と前記回転軸の位置を生成する第12の工程と、
    前回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置から今回の周期における前記直線移動軸と前記回転軸の位置へ移動する第13の工程と、
    有する数値制御方法。
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