JP4198527B2 - タッチパネル及び表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネル及び表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)等の表示装置に装着され、表示内容に対応してペンまたは指等による操作で制御信号を入力する透明タッチパネルであって、そのタッチ位置検出手段としてガラス表面を伝搬する弾性表面波を用いたもの(以下、SAW方式タッチパネルと称する)が提案されている。
【0003】
次に、この従来のSAW方式タッチパネルについて説明する。特許文献1記載のタッチパネル装置は、ガラス基板1枚で構成され、そのガラス基板の表面を伝搬するSAWの遮断位置を検出することで、タッチ位置を決定するようにしている。このため、光線透過率が高く表示装置の画面を損ねることはないことが最大の長所であり、また操作領域は無垢のガラス表面なので傷がつきにくく、耐久性に優れるという他方式のタッチパネルにはない特徴を有する。
【0004】
しかし、特許文献1記載のタッチパネル装置では、ガラス1枚構成であるため、耐衝撃性に乏しく、特に薄型を狙ってガラスの厚さを薄くしたものにおいては、軽微な衝撃により割れてしまうという問題がある。また、ガラス表面に水滴、油適が付着するとSAWの伝搬が妨げられ、誤入力の原因になるという問題もある。
【0005】
このような問題点を解決する従来技術として、特許文献2記載のタッチパネル装置が提案されている。特許文献2記載のタッチパネル装置は、ガラス基板の上に複数個のスペーサを介して透明フィルムを設けることが提案されている。これにより、弾性表面波が伝搬する透明基板が露出しないので、傷や水滴その他の汚れが直接弾性表面波の伝達特性に影響を及ぼすことがないというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−222041号公報
【特許文献2】
特許3010669号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2記載のタッチパネル装置では、SAWを伝搬するガラス基板の上に複数個のスペーサを介して透明フィルムを設けるようにしているが、このタッチパネル装置を小型、薄型のモバイル機器に適用した場合、伝搬されるSAWのエネルギーが微弱であるため、ガラス基板上に形成されたスペーサ部分の伝搬ロスが大きくなってしまい、正確な位置検出ができないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、正確な位置検出ができるタッチパネル及び表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載のタッチパネルは、弾性表面波が伝搬する透明基板と、前記透明基板の周縁部に配設され前記透明基板の対角線方向に伝搬する前記弾性表面波を送受信する送受信手段と、前記受信手段が受信した弾性表面波に基づき、所定の操作領域に接触する物体のタッチ位置を検出する手段と、前記透明基板に対して空間層を挟んで配置され、前記透明基板の基板対向面に複数の第1突起が形成されたシート部材とを備え、前記第1突起はドットスペーサであり、前記シート部材は、前記操作領域に物体が接触しないときは、前記基板対向面及び前記複数の第1突起は前記透明基板に接触せず、前記操作領域に前記物体が接触したときは、前記基板対向面が前記透明基板に接触するように構成されていること特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、透明基板と、空間層を隔てて設けられたシート部材の基板対向面に第1突起を形成するようにして、透明基板上には突起を設けないようにした。このため、操作領域に物体が接触してシート部材が撓んで透明基板と接触したときに、その接触点においてはじめて弾性表面波が吸収されることになる。これにより、透明基板を伝搬する弾性表面波の伝搬ロスが大きくなることはない。従って、正確な位置検出を行うことができる。
【0010】
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1記載のタッチパネルにおいて、前記ドットスペーサはマトリックス状に形成されていることを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、第1突起はドットスペーサであるので、例えば周囲環境変化等でシート部材に撓みが発生したような場合でも、ドットスペーサが透明基板に接触するだけなので、操作領域に物体が接触しないときは、シート部材全体が弾性表面波の伝搬する透明基板面に接触しないようにできる。このため、透明基板を伝搬する弾性表面波の伝搬ロスが大きくなることはない。これにより、正確な位置検出ができる。
【0011】
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材は、前記基板対向面の前記送受信手段と接触しない内周領域に、前記第1突起よりも前記透明基板に近付くように形成された第2突起を有することを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、送受信手段にシート部材が接触することがなくなるため、弾性表面波の受発信に影響はない。これにより、透明基板を伝搬する弾性表面波の伝搬ロスが大きくなることはないため、正確な位置検出ができる。
【0012】
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材は、周囲の所定箇所を、接着手段を介して前記透明基板に貼り合わされていることを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、接着手段の接着材に吸音効果を持たせることにより、弾性表面波が端面で反射することを防止できるので、従来必要であった吸音材パターンの形成が不要になる。また、周囲を接着手段でシールすることになるので、弾性表面波の伝搬に影響を及ぼすゴミや湿り気を完全にシャットアウトできる。
【0013】
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材は、前記基板対向面の前記送受信手段と接触しない外周領域に、土手状に形成された第3突起を有し、前記第3突起を前記透明基板に接着手段を介して貼り合せたことを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、接着手段の接着材に吸音効果を持たせることにより、弾性表面波が端面で反射することを防止できるので、従来必要であった吸音材パターンの形成が不要になる。また、周囲を接着手段でシールすることになるので、弾性表面波の伝搬に影響を及ぼすゴミや湿り気を完全にシャットアウトできる。
【0015】
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記第1突起又は前記第2突起は、前記シート部材よりも表面弾性波を吸収しない材料で形成されていることを特徴とする。請求項6記載の発明によれば、フィルム基材以外の突起が接触しても表面弾性波を吸収しないため、検出精度を向上させることができる。
【0016】
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記第1突起又は前記第2突起は、印刷工程により形成されていることを特徴とする。請求項7記載の発明によれば、突起を印刷工程により簡単に形成することができる。
【0017】
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項3から請求項5記載のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記第1突起又は前記第2突起は、一体的なモールド成形により形成されていることを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、携帯電話等の小型機器のケースの一部として使用することができる。
【0018】
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材は更に、片面又は両面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、光線透過率を向上させることができる。
【0019】
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材は更に、アンチグレア処理が施されていることを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、表面の映り込みを低減することができる。
【0020】
また、請求項11記載のタッチパネルは、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、更に、前記シート部材の一方の面に透明導電膜が形成されていることを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、透明導電膜層がシールド層となり、静電耐圧性能が向上する。
【0021】
また、請求項12記載のタッチパネルは、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、更に、前記シート部材に偏光板が重ね合わされていることを特徴とする。請求項12記載の発明によれば、反射光を低減することができるので、映り込みを防止できる。
【0022】
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のタッチパネルにおいて、前記シート部材に、偏光板を用いることを特徴とする。請求項13記載の発明によれば、シート部材に、偏光板そのものを用いているため、光線透過率を向上させることができる。これにより、タッチパネルを通して見る表示画面の明るさがよくなる。
【0023】
また、請求項14記載の表示装置は、液晶パネルの表面側にタッチパネルを積層した表示装置において、前記タッチパネルは、請求項13記載のタッチパネルであることを特徴とする。請求項14記載の発明によれば、薄型のタッチパネル付き液晶表示装置を提供することができる。
【0024】
また、請求項15記載の表示装置は、有機EL表示パネルの表面側にタッチパネルを積層した表示装置において、前記タッチパネルは、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のタッチパネルであることを特徴とする。請求項15記載の発明によれば、正確な位置検出ができるタッチパネルを備えた有機EL表示装置を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した実施形態について説明する。図1は第1実施形態で用いられるSAW方式タッチパネルを説明するための図である。図2は、第1実施形態に係るタッチパネルでの位置検出における励振信号及び受信信号の波形の一例を示す図である。なお、図1においては、後述する透明樹脂フィルム4を省略して示している(図3参照)。
【0026】
図1に示すように、タッチパネル100のガラス基板2の周囲には、SAWを発生させるためのトランスジューサ3が形成されており、このうち2辺のトランスジューサ3a、3bは、電気信号をSAWに変換して発信し、ガラス基板2の表面にSAWを伝搬させる。他の2辺のトランスジューサ3c、3dは、伝搬してきたSAWを受信し、電気信号に変換する。このガラス基板2の表面の任意の部分をタッチすると、そのタッチ部分でSAWの伝搬が途切れるようになっている。
【0027】
トランスジューサ3は、特に小型化に適するようSAWがタッチパネルの対角線に平行の方向に伝搬するような構造になっており、図2に示すように、駆動側から発信したSAWのバースト波は、受信側では出力信号が時間軸方向に引き伸ばされた波形になる。指などのタッチによりSAWを遮断すれば、遮断位置に応じた時刻の受信信号が減衰するので、この減衰部分の時間情報によりタッチ位置を検出することができる。
【0028】
本実施形態のタッチパネル100は、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、カムコーダ等のモバイル機器や、カーナビ等の車載用途として適当な例えば2〜8インチサイズ程度の小型のものであり、ガラス基板の厚さは例えば0.5〜1.5mm程度と比較的薄いものを使用することができる。
【0029】
図3は、第1実施形態に係るタッチパネル100の断面図である。図3に示すように、第1実施形態に係るタッチパネル100は、弾性表面波が伝搬するガラス基板2と、このガラス基板2の周縁部に対面して対をなすように配設され弾性表面波を送受信するトランスジューサ3と、トランスジューサ3が受信した弾性表面波に基づき、所定の操作領域に接触する物体のタッチ位置を検出する手段(図省略)と、ガラス基板2に対して空間層を挟んで配置され、ガラス基板2の基板対向面に複数のドットスペーサ6が形成された透明樹脂フィルム4を備えている。
【0030】
この透明樹脂フィルム4は、操作領域に物体が接触しないときには、ガラス基板対向面がガラス基板2に接触せず、操作領域に物体が接触したときには、ガラス基板対向面がガラス基板2に接触するように構成されている。
【0031】
なお、ガラス基板2が透明基板、トランスジューサ3が送受信手段、透明樹脂フィルム4がシート部材、ドットスペーサ6が第1突起にそれぞれ相当する。
【0032】
また、シート部材は、上記透明樹脂フィルム4に限定されるものではなく、ガラス基板2に対して空間層を挟んで配置され、ガラス基板2の基板対向面に複数のドットスペーサ6が形成され、さらに、操作領域に物体が接触しないときには、ガラス基板対向面がガラス基板2に接触せず、操作領域に物体が接触したときには、ガラス基板対向面がガラス基板2に接触するように構成されていれば、いずれのシート状の部材も含まれる。例えば第7実施形態で説明する偏光板701もこのシート部材に含まれるものである。
【0033】
また、タッチパネル100は、SAWタッチパネルの操作面に対向させて、透明樹脂フィルム4を貼り合わせている。透明樹脂フィルム4は、例えばPET、PC等からなる。また、透明樹脂フィルム4は、SAWタッチパネル操作領域周囲に形成しているトランスジューサ3の外周に所定厚さの両面テープ5で貼り合わせている。
【0034】
ドットスペーサ6は、透明樹脂フィルム4のガラス基板対向面に、印刷プロセスによりマトリックス状に多数形成されている。このため、周囲環境変化等でフィルムに撓みが発生したような場合でも、ドットスペーサ6がガラス基板2に接触するだけなので、タッチ入力が行われないときには、透明樹脂フィルム4がガラス基板面に接触しないようにすることができる。
【0035】
このドットスペーサ6のサイズは極めて小さく、例えば直径数10μm程度である。ドットスペーサ6の形状は、半球状であるので、ガラス基板2に接触しても接触面積が極めて小さく、ガラス基板表面を伝搬しているSAWを遮断しない。
【0036】
タッチパネル100は、タッチ入力が行われたときだけ、透明樹脂フィルム4が大きく撓んでガラス基板2のSAW伝搬面に接触し、SAWを遮断するので、タッチ位置を検出することができる。このタッチパネル100では、表面の透明樹脂フィルム4により耐衝撃性が向上する。万一ガラス基板2が破損するほどの衝撃が印加されても、表面の透明樹脂フィルム4がガラス破片の飛散を防止する。
【0037】
タッチパネル100は、例えば、透明樹脂フィルム4としてPETを用い、SAWタッチパネルとなるガラス基板2のいずれも表面処理をしないものを用いた場合、光線透過率は86%程度となり、一般的な抵抗膜方式タッチパネルの光線透過率80%より高く、かつ抵抗膜方式のタッチパネルでは不可欠なITO膜が不要なため、タッチパネルに色味がつくことがないので、抵抗膜方式のタッチパネルで問題となる表示画面の色シフトが生じない。
【0038】
さらに、本実施形態において、透明フィルム4、ガラス基板2のそれぞれの両面に反射防止膜を形成するようにすれば、光線透過率は95%程度まで向上させることができる。これにより、表示画面の明るさを劣化させることなく、かつ耐衝撃性も優れる。なお、反射防止膜は、透明フィルム4、ガラス基板2の片面に形成するようにしてもよい。
【0039】
また、第1実施形態に係るタッチパネル100では、より操作性を向上させるために、透明樹脂フィルム4は、例えばシクロオレフィン等のように、SAWを吸収しやすい材料で形成し、ドットスペーサ6は、例えばアクリル等のように、SAWを吸収しにくい材料で形成するとよい。これにより、フィルム基材以外のものがガラス基板2に接触してもさらに入力されにくくなるので、検出精度が向上する。
【0040】
以上の通り、第1実施形態に係るタッチパネル100によれば、ガラス基板2と、所定の空間層を隔てて透明樹脂フィルム4を重ね、その透明樹脂フィルム4の表面側にドットスペーサ6を形成するようにした。このため、ガラス基板2上を伝搬するSAWがドットスペーサ6によってロスすることなく、タッチしたときに透明樹脂フィルム4が撓んでガラス基板2と接触したときにはじめて、その接触点においてSAWが吸収される。これにより、ガラス基板2を伝搬する弾性表面波の伝搬ロスが大きくなることはないため、正確な位置検出ができる。
【0041】
従って、LCD等の表示画面の色調を損なうことなく、極めて視認性の良いタッチパネルであって、且つ耐衝撃性の優れるものが実現できる。
【0042】
(第2実施形態)
図4は第2実施形態に係るタッチパネルの断面図である。図5は第2実施形態に係るタッチパネルの平面図であって、第2の突起202を説明するための図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
【0043】
第2実施形態のタッチパネル200では、第1実施形態で説明した透明樹脂フィルム4の基板対向面のトランスジューサ3と接触しない内周領域に、ドットスペーサ6よりもガラス基板2に近付くように第2突起202が形成されている。この第2突起202は、ドットスペーサであって、図5に示すように、土手状に連続的に配置するように形成してもよい。この第2突起202は、ドットスペーサ6と共に印刷工程により形成することができる。
【0044】
さらに、第2実施形態に係るタッチパネル200では、上記第1実施形態の透明樹脂フィルム4のガラス基板対向面のトランスジューサ3と接触しない外周領域に土手状の土手状突起201が形成されている。この土手状突起201が第3突起に相当する。
【0045】
図4に示すように、第2実施形態に係るタッチパネル200は、トランスジューサ3と接触しない外周領域に土手状突起201と、トランスジューサ3と接触しない内周領域に第2突起202を設け、二重構造の土手状の突起としている。土手状突起201とガラス基板2を両面テープ203で固定するとよい。この両面テープ203には、粘着材に吸音効果があるものを用いると良い。この両面テープ203が接着手段に相当する。なお、両面テープ203に代えて接着剤等で接着するようにしてもよい。
【0046】
従来、ガラス基板2の外周には、SAWが端面に反射しないように吸音材パターンを形成するのが一般的であったが、第2実施形態のように、両面テープの粘着材に吸音効果があるものを用いるようにすれば、吸音材パターンの形成が不要になる。これにより、弾性表面波が端面で反射することを防止できる。また、周囲を両面テープ203でシールドすることになるので、SAWの伝搬に影響を及ぼすゴミや湿り気を完全にシャットアウトできる。
【0047】
さらに、内側の第2突起202は、ガラス基板2に接触した場合の接触面積が実質的に小さくなるように断面形状を持ち、タッチ操作により透明樹脂フィルム4を強く押圧した場合に、第2突起202の先端がガラス基板2に接触しても接触面積が小さいためSAWの伝搬には影響しない。また、透明樹脂フィルム4を強く押圧した場合でも、トランスジューサ3に透明樹脂フィルム4が接触することがないので、SAWの受発信には影響しない。
【0048】
第2実施形態に係るタッチパネル200では、第1実施形態と同様に、より操作性を向上させるために、透明樹脂フィルム4は、例えばシクロオレフィン等のように、SAWを吸収しやすい材料で形成し、ドットスペーサ6や土手状突起201、第2突起202は、例えばアクリル等のように、SAWを吸収しにくい材料で形成するとよい。これにより、フィルム基材以外のものがガラス基板2に接触してもさらに入力されにくくなるので、検出精度を向上できる。
【0049】
(第3実施形態)
図6は第3実施形態に係るタッチパネルの断面図である。第3実施形態に係るタッチパネル300では、第1実施形態で説明したタッチパネル100の透明樹脂フィルム4の最表面にアンチグレア処理を施したものである。これにより、表面の映り込みを低減することができる。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
【0050】
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係るタッチパネル400の断面図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第4実施形態に係るタッチパネル400では、第2実施形態の透明樹脂フィルム4の代わりに、透明樹脂ケース401を一体モールドし、操作領域に相当する部分のガラス対向側に微細な突起(402、404)を設け、操作領域の外周に相当する部分は厚みを持たせるようにしている。
【0051】
図7に示すように、微細な突起402は、ドットスペーサ状のものである。この微細な突起402は、図示は省略するが、干渉縞の発生を抑えるような凹凸を設けたものであっても良い。また、タッチパネル400では、透明樹脂ケース401のガラス基板対向面のトランスジューサ3を避ける外周領域に形成された土手状突起403も、透明樹脂ケース401と一体的なモールド成形により形成されている。
【0052】
また、タッチパネル400では、透明樹脂ケース401の基板対向面のトランスジューサ3と接触しない内周領域に、ドットスペーサ402よりもガラス基板2に近付くように第2突起404が形成されている。この第2突起404も、透明樹脂ケース401と一体的なモールド成形により形成されている。
【0053】
第4実施形態によれば、携帯電話等の小型機器のケースの一部として使用することができる。
【0054】
(第5実施形態)
図8は第5実施形態に係るタッチパネルの断面図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第5実施形態に係るタッチパネル500は、透明樹脂フィルム4の片面に、透明導電膜501(例えばITO)を施したものである。この透明導電膜501は図示の如くシールドされている。
【0055】
透明導電膜501を施すことにより、透過率や色シフト等の表示画面の視認性が若干低下するが、特に、静電耐圧が要求される用途では、透明導電膜501がシールド層となり、静電耐圧性能が向上する。一方、タッチ検出は耐久性の良いSAW方式であるので、一般的に用いられている抵抗膜方式タッチパネルより遥かに長寿命で、静電耐圧性能は抵抗膜方式と同等のタッチパネルが実現する。なお、図8では、透明樹脂フィルム4の下面に透明導電膜501を施すようにしているが、透明樹脂フィルム4の上面に透明導電膜を施すようにしてもよい。
【0056】
第5実施形態によれば、ガラス表面が絶縁性のため、シールド効果が乏しく、静電耐圧が劣るという従来の問題点が解決される。
【0057】
(第6実施形態)
図9は第6実施形態に係るタッチパネルの断面図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第6実施形態に係るタッチパネル600では、透明樹脂フィルム601の最表面に、更に、偏光板602を貼ったものである。
【0058】
タッチパネル600表面からの反射光を極力低減するために、車載用途のタッチパネル等では、偏光板付きにパネルの要求がある。タッチパネル600は、最表面に偏光板602を貼り付けても操作可能である。
【0059】
このタッチパネル600は、当然のことながら、λ/4位相差板を組み合わせて、円偏光パネルを構成することも可能である。
【0060】
従来の偏光板付きタッチパネルは、表面反射光が抑えられ、映り込みの殆どない視認性の良いタッチパネルを実現できるが、抵抗膜方式のタッチパネルの光線透過率が低いため、LCDからの表示光もその分暗くなってしまう。これに対して、第6実施形態に係るタッチパネル600では、透過率の良いSAW方式タッチパネルを使用することで、映り込みのない明るい画面が実現できる。
【0061】
(第7実施形態)
図10は第7実施形態に係るタッチパネルの断面図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第7実施形態に係るタッチパネル700では、上記第2実施形態で示したタッチパネル200の透明樹脂フィルム4の代わりに、偏光板701を用いたものである。
【0062】
偏光板701のガラス基板対向面側に、ドットスペーサ702、土手状突起703、第2突起704を印刷工程で形成し、ガラス基板2に貼り付ける。土手状突起703は、第2実施形態と同様に、偏光板701のガラス基板対向面のトランスジューサ3と接触しない外周領域に形成されている。
【0063】
また、第2突起704は、第2実施形態と同様に、偏光板701の基板対向面のトランスジューサ3と接触しない内周領域に、ドットスペーサ702よりもガラス基板2に近付くように形成されている。
【0064】
第7実施形態に係るタッチパネル700によれば、透明樹脂フィルムがなくなる分、光線透過率が向上するので、タッチパネルを通して見る表示画面の明るさが、上記各実施形態より更に良くなる。
【0065】
(第8実施形態)
図11は第8実施形態に係る表示装置の断面図を示す図である。なお、上記と同一構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。第8実施形態に係る表示装置800は、液晶表示パネル(LCD)804の上部ガラス基板801の外側の面に、第7実施形態で説明したタッチパネル700を形成したものである。すなわち、液晶表示パネル804の上部ガラス基板801の外側の面に、SAWの発信/受信用トランスジューサ3を形成し、液晶表示パネルパネルとタッチパネルを一体化したものである。
【0066】
液晶表示パネルでは不可欠の偏光板802は、外周にトランスジューサ3を形成した液晶表示パネル804の上部ガラス基板801と所定の間隔を隔てて重ね合わせて、タッチパネル一体型の表示装置を実現するようにしている。第8実施形態によれば、液晶パネルの表面側にタッチパネルを積層するようにしたので、従来よりも薄型のタッチパネル付き表示装置を実現できる。
【0067】
(第9実施形態)
図12は第9実施形態に係る表示装置の断面図である。第9実施形態に係る表示装置900は、SAWを受発信するトランスジューサ3を形成したガラス基板901の裏側にEL素子902を含むEL表示パネル903を形成したタッチパネル一体型の表示装置である。この表示装置900は、ガラス基板901の表側に空間層を挟んで重ね合わせた透明樹脂フィルム4を配置するようにしている。
【0068】
この表示装置900の製造方法は、ガラス基板901の一方の面に、Al薄膜等による下電極、ZnO膜による圧電層、その上に、Al薄膜による櫛型電極を積層し、SAWを受発信するトランスジューサ3を形成した後、このトランスジューサ3を形成したガラス基板901の他方の面に、インクジェット法、フォトポリマー法等によるEL素子902を形成したものである。
【0069】
このようにして、作成したSAW方式タッチパネル形成済のEL表示パネル903に透明樹脂フィルム4の外周を、所定の厚みを持った両面粘着テープ203で接着する。
【0070】
第9実施形態によれば、有機EL表示パネルの表面側にタッチパネルを積層するようにしたので、正確な位置検出ができるタッチパネルを備えたEL表示装置を提供できる。
【0071】
上記各実施形態によれば、従来のSAW方式のタッチパネル、特にモバイル機器搭載用の小型、薄型のものに適用した場合でも耐衝撃性が改善される。また、万一、衝撃によりタッチパネルが破損した場合に、ガラス飛散してしまうという問題点も解決される。また、表面に水滴、油が付着しても誤入力しないタッチパネルを実現できる。
【0072】
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、正確な位置検出ができるタッチパネル及び表示装置を提供することができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態で用いられるSAW方式タッチパネルを説明するための図である。
【図2】 第1実施形態に係るタッチパネルでの位置検出における励振信号及び受信信号の波形の一例を示す図である。
【図3】 第1実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図4】 第2実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図5】 第2実施形態に係るタッチパネルの平面図であって、第2の突起を説明するための図である。
【図6】 第3実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図7】 第4実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図8】 第5実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図9】 第6実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図10】 第7実施形態に係るタッチパネルの断面図である。
【図11】第8実施形態に係る表示装置の断面図を示す図である。
【図12】第9実施形態に係る表示装置の断面図である。
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600、700 タッチパネル
800、900 表示装置
2、801、901 ガラス基板
3 トランスジューサ
4、601 透明樹脂フィルム
5、203 両面テープ
6、402、702、803 ドットスペーサ
201、403、703、804 土手状突起
202、404、704、805 第2突起
401 透明樹脂ケース
501 透明導電膜
602、701、802 偏光板
804 液晶表示パネル
902 EL素子
903 EL表示パネル
Claims (15)
- 弾性表面波が伝搬する透明基板と、前記透明基板の周縁部に配設され前記透明基板の対角線方向に伝搬する前記弾性表面波を送受信する送受信手段と、前記受信手段が受信した弾性表面波に基づき、所定の操作領域に接触する物体のタッチ位置を検出する手段と、前記透明基板に対して空間層を挟んで配置され、前記透明基板の基板対向面に複数の第1突起が形成されたシート部材とを備え、
前記第1突起はドットスペーサであり、
前記シート部材は、前記操作領域に物体が接触しないときは、前記基板対向面及び前記複数の第1突起は前記透明基板に接触せず、前記操作領域に前記物体が接触したときは、前記基板対向面が前記透明基板に接触するように構成されていること特徴とするタッチパネル。 - 前記ドットスペーサはマトリックス状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
- 前記シート部材は、前記基板対向面の前記送受信手段と接触しない内周領域に、前記第1突起よりも前記透明基板に近付くように形成された第2突起を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のタッチパネル。
- 前記シート部材は、周囲の所定箇所を、接着手段を介して前記透明基板に貼り合わされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記シート部材は、前記基板対向面の前記送受信手段と接触しない外周領域に、土手状に形成された第3突起を有し、
前記第3突起を前記透明基板に接着手段を介して貼り合せたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタッチパネル。 - 前記第1突起又は前記第2突起は、前記シート部材よりも表面弾性波を吸収しない材料で形成されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記第1突起又は前記第2突起は、印刷工程により形成されていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記第1突起又は前記第2突起は、一体的なモールド成形により形成されていることを特徴とする請求項3から請求項5記載のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記シート部材は更に、片面又は両面に反射防止膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記シート部材は更に、アンチグレア処理が施されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記タッチパネルは更に、前記シート部材の一方の面に透明導電膜が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記タッチパネルは更に、前記シート部材に偏光板が重ね合わされていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 前記シート部材に、偏光板を用いることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のタッチパネル。
- 液晶パネルの表面側にタッチパネルを積層した表示装置において、
前記タッチパネルは、請求項13記載のタッチパネルであることを特徴とする表示装置。 - 有機EL表示パネルの表面側にタッチパネルを積層した表示装置において、
前記タッチパネルは、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のタッチパネルであることを特徴とする表示装置。
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