JP4192988B2 - 信号処理回路 - Google Patents
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Description
付加バイトはソースパケットヘッダとデータとの間に挿入される。なお、IEEE1394規格では、取り扱う最小データの単位は1クワドレット(quadlet)(=4バイト=32ビット)であるため、トランスポートストリームデータと付加データの合計が32ビット単位で構成できる設定であることが必要である。
ただし、デフォルトでは付加バイトなしで設定される。
なお、パケットを転送するときのデータの単位が1クワドレット(4バイト)であることから、データブロックや各種ヘッダなどのバイト長は、全て4の倍数に設定される。
図13に示すように、ソースパケットヘッダのうち、25ビットには、たとえば上述したDVB方式等のディジタル衛星放送等で利用されているMPEG(Moving Picture Experts Group)−TS(Transport Stream)データをアイソクロナス通信で送信するときに、ジッタを抑制するために利用されるタイムスタンプ(Time Stamp)が書き込まれる。
図14に示すように、アイソクロナス通信のパケットは、第1クワドレットが1394ヘッダ(Header)、第2クワドレットがヘッダCRC(Header-CRC)、第3クワドレットがCIPヘッダ1(CIP-Header1)、第4クワドレットがCIPヘッダ2(CIP-Header2)、第5クワドレットがソースパケットヘッダ(SPH)で、第6クワドレット以降がデータ領域である。そして、最後のクワドレットがデータCRC(Data-CRC)である。
ヘッダCRCは、パケットヘッダの誤り検出符号である。
なお、DBS領域は、1アイソクロナスパケットで転送するクワドレット数を表す。
また、データCRCは、データフィールドの誤り検出符号である。
そして、IEEE1394シリアルインタフェースのデータ転送では、送信データおよび受信データは一旦リンク・レイヤ回路2に設けられたFIFO(First-In First-Out)メモリ(以下、単にFIFOという)等の記憶装置に格納される。実際には、アシンクロナスパケット用FIFOとアイソクロナスパケット用FIFOとは別個に設けられる。
しかしこの場合、FIFOに格納されているどのソースパケットに対してのエラービットであるかを知らせるための別の回路を設ける必要があり、回路規模が大きくなるという不利益がある。
しかし、現在のIEEE1394シリアルインタフェースの信号処理回路では、受信パケットに付加されたタイムスタンプに対する処理系システムが確立されていない。
この遅延値は、たとえば画像等のデータ量が増えると小さな値に設定され、受信側ではそのタイムスタンプの時間データに基づいて、いわゆるアプリケーション側であるMPEGトランスポータ(Transporter) へトランスポートストリームデータを出力する。
受信側では、受信データは一旦FIFO等の記憶装置に格納されるが、送信側でデータ量に応じて設定される遅延値が小さい程、受信してからMPEGトランスポータへトランスポートストリームデータを出力するまでの時間が短くなる。
そして、第2の受信回路において、記憶手段に格納されたパケットデータにエラーマークが付加されている場合には、エラーに対応した処理が行われてアプリケーション側へ出力される。
そして、第2の受信回路において、エラーマークが付加されている場合には、記憶手段に格納されたパケットデータに代えてエラーパケットがアプリケーション側へ出力される。
そして、第2の受信回路において、エラーマークが付加されている場合には、上記記憶手段に格納されたパケットデータが時間情報にかかわりなくアプリケーション側へ出力される。
そして、第2の送信回路においては、送信データ量に応じてパケットの送信が有効であるか判断するためのスレッショルドが設定され、設定したスレッショルド、記憶手段に格納された時間情報、および計測手段による計測時間により、設定された時間情報が有効か否かの判別が行われる。
判別の結果、有効の場合には時間情報が付加されたパケットデータが読み出されて送信データとして送出される。
無効の場合にはそのパケットの読み出しは行われず、次のパケットの処理が行われる。
また、比較回路において、以前に設定された制御手段による遅延時間と新たに設定された遅延時間とが比較され、新たに設定された遅延時間が短い場合にデータ読出制御信号が第2の送信回路に出力される。
そして、第2の送信回路では、第1の送信回路による格納情報信号を受けて、記憶手段に格納された時間情報を含むパケットデータが読み出されて送信データとして送出される。
また、比較回路によるデータ読出制御信号を受けた場合には、新たに設定された遅延時間に基づく時間情報が付加されたパケットデータが読み出されて送信データとして送出される。
また、存在しないタイムスタンプの値があったとしてもシステムが止まることはなく、安定な動作を実現できる利点がある。
また、受信データを一旦記憶する記憶手段の容量を少なくすることができる利点がある。
図1は、IEEE1394シリアルインタフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第1の実施形態を示すブロック構成図である。
具体的には、図1に示すように、リンクコア(Link Core))101、ホストインタフェース回路(Host I/F)102、アプリケーションインタフェース回路(AP I/F) 103、送信用FIFO(AT-FIFO)104a、受信用FIFO(AR-FIFO)104bからなるアシンクロナス通信用FIFO104、セルフID用リゾルバ(Resolver)105、アイソクロナス通信用送信前処理回路(TXOPRE)106、アイソクロナス通信用送信後処理回路(TXOPRO)107、アイソクロナス通信用受信前処理回路(TXIPRE)108、アイソクロナス通信用受信後処理回路(TXIPRO)109、アイソクロナス通信用FIFO(I-FIFO)110、およびコンフィギュレーションレジスタ(Configuration Register、以下CFRという)111により構成されている。
そして、アプリケーションインタフェース回路103、送信前処理回路106、送信後処理回路107、受信前処理回路108、受信後処理回路109、FIFO110およびリンクコア101によりアイソクロナス通信系回路が構成される。
たとえばCPU30からは、アイソクロナス通信用パケットのSPH(ソースパケットヘッダ)に設定されるタイムスタンプ用遅延時間Txdelay がホストインタフェース102を通してCFR111にセットされる。
まず、MPEGトランスポータ40からパケットの最終データを受け取ったタイミングで内部のサイクルレジスタの値をラッチする。
次に、CPU30からホストインタフェース102を介してCFR111にセットされた遅延時間Txdelay を上記サイクルレジスタの値に加算する。
そして、加算した値をタイムスタンプとして、受け取ったパケットのソースパケットヘッダに挿入(設定)する。
図2に示すように、受信側のデータ出力時間を決定するためのタイムスタンプは、25ビットで現時刻を表す。
すなわち、タイムスタンプは25ビットで構成され、下位12ビットがサイクルオフセットCO(cycle-offset)領域、上位13ビットがサイクルカウントCC(cycle-count) 領域として割り当てられている。
サイクルオフセットは0〜3071(12b 101111111111)の125μsをカウントし(クロックCLK=24.576MHz)、サイクルカウントは0〜7999(13b 1111100111111)の1秒をカウントするものである。
したがって、原則として、タイムスタンプの下位12ビットは3072以上を示すことはなく、上位13ビットは8000以上を示すことはない。
具体的には、図14に示すように、データ長を表すdata-length 、このパケット転送されるチャネルの番号(0〜63のいずれか)を示すchannel 、処理のコードを表すtcode 、および各アプリケーションで規定される同期コードsyにより構成した1394ヘッダ、送信ノード番号のためのSID(Source node ID)領域、データブロックの長さのためのDBS(Data Block Size) 領域、パケット化におけるデータの分割数のためのFN(Fraction Number) 領域、パディングデータのクワドレット数のためのQPC(Quadlet Padding Count) 領域、ソースパケットヘッダの有無を表すフラグのためのSPH領域、アイソクロナスパケットの数を検出するカウンタのためのDBC領域により構成したCIPヘッダ1、並びに転送されるデータの種類を表す信号フォーマットのためのFMT領域、および信号フォーマットに対応して利用されるFDF(Format Dependent Field)領域により構成したCIPヘッダ2を付加する。
そして、ヘッダの解析処理において、CIPヘッダ1の第1クワドレットに設定されているDBCは、正常に連続データを送っている時は連続となることから、DBC不連続を検出した場合、すなわちソースパケットの不連続を検出した場合は、不連続だったということから、パケットが抜けたことを知らせるエラーマークとしてのエラービットERMをセットする。
なお、エラービットERMを設定(書き込みを行う)前には、ソースパケットヘッダの上位7ビットの情報は、CFR111(レジスタSPH−RSV)に格納するために退避しておく。
また、エラーパケット数は、タイムスタンプ情報に上書きすることになるが、エラービットはセットされ、送信後処理回路107でタイムスタンプは使用しないことから問題ない。
そして、このFIFO110の読み出し時に、エラービットERMが「1」にセットされている場合には、すなわちDBC不連続マークがセットされているパケットを出力する場合には、まずエラービットをリセットし、ダミーのエラーパケットを1つ出力する。なお、このエラーパケットはDBCの不連続を示すために、FIFO110にないパケットを挿入するものである。
なお、次のデータ読み出しは、もはやDBC不連続マークはセットされていないことから、FIFO110から通常通り行う。
受信前処理回路108では、受信パケットの1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2等の内容が解析され、データが復元されてソースパケットヘッダとデータがFIFO110に書き込まれる。
このヘッダの解析処理において、CIPヘッダ1の第1クワドレットに設定されているDBC領域のデータから、受信したソースパケットが正常な連続データであるか不連続であるかが判断される。
この判断の結果、正常の場合には、ソースパケットヘッダの上位7ビットにうちの最上位ビットから2ビット目のビット30に割り当てられたエラービットERMは「0」に保持される。一方、不連続であると判断された場合には、このエラービットERMが「1」にセットされる。
なお、エラービットERMの設定(書き込みを行う)前には、ソースパケットヘッダの上位7ビットの情報は、CFR111(レジスタSPH−RSV)に格納するために退避される。
このパケットデータの出力にあたって、FIFO110からのソースパケットヘッダの読み出し時に、エラービットERMが「1」にセットされている場合には、まずエラービットがリセットされて、ダミーのエラーパケットが1つ生成されて出力される。
そして、次のデータ読み出しは、もはやDBC不連続マークはセットされていないことから、FIFO110から通常通り行われる。
次に、IEEE1394シリアルインタフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第2の実施形態について説明する。
しかしながら、データ化けや異なるシステム同士を接続した場合に予期せぬ設定がなされ、タイムスタンプの下位12ビットが3072以上を示し、あるいは上位13ビットが8000以上を示すことが想定される。
受信前処理回路108は、ソースパケットヘッダの上位7ビットをCFR111に格納したら、まずTSIFを「0」に初期化し、上述した存在しないタイムスタンプの値があった場合にTSIFを「1」にセットする。
すなわち、いわゆるFIFOの各パケットバンクにエラーマークを1つずつ設ければよい。
ただし、ソースパケットヘッダ(SPH)の上位7ビットのうちのいずれかを割り当てることにより、ソースパケットのサイズが変わり、FIFO中のパケットバンク数が変化しても影響を受けないという利点がある。
図3は、IEEE1394シリアルインタフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第3の実施形態を示すブロック構成図である。
この出力時において、送信後処理回路107Aは、FIFO110に格納されたソースパケットのソースパケットヘッダに設定されているタイムスタンプの値TS(サイクルカウントCC領域の値)とリンクコア101内にあるサイクルタイマによるサイクルタイム(CT)、すなわち現時刻CTとの関係からLATE判断処理を行い、各パケット毎に送信を行うか否かの判断を行う。
そして、このLATE判断処理にあたっては、CPU30によりCFR111に設定される単位パケットの分割数(または合成数)に応じてLATEスレッショルドLTHを設定し、このLATEスレッショルドLTHを判断処理の一条件として用いる。
LATEスレッショルドLTHは、1サイクルでいくつのパケットを送るかで変わり、たとえば8分割のときは「11」に設定される。
なお、LATE処理とは、タイムスタンプの値TSと現時刻CTとの関係からパケットを送信しても受信側に到達したときは時間が過ぎてしまい無意味になってしまう場合には、そのパケットの送信を行わない処理をいう。
ステップS1において肯定的な判別結果が得られた場合(CT≦TS)、ステップS2の判別動作を行う。
すなわち、タイムスタンプの値TSが有効であるか否かのチェックを行う。
具体的には、タイムスタンプの値TSは現時刻CTに最大63を加算したものであることから、タイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間が遅延時間Txdelay の最大値Txdelay max (64)より小さいはずである。
したがって、減算した結果が最大値Txdelay max (64)より小さいか否かの判別を行うとともに、タイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間が、パケットの分割数に応じて設定されるLATEスレッショルドLTH以上であるか否かの判別を行う。
そして、肯定的な判別結果が得られると、FIFO110に格納されたソースパケットに1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2を付加してリンクコア101の送信回路に出力し(S3)、次のパケットを処理するため、ステップS1の処理に移行する。
否定的な判別結果が得られた場合には、タイムスタンプの値TSが無効であるとしてそのパケットを送信せずに(未送信)、次のパケットを処理するため、ステップS1の処理に移行する(S4)。
すなわち、タイムスタンプの値TSが0秒を挟んで待っているが、現時刻CTが実際は通りすぎているのではないか否かをチェックする。
そして、ステップS5において、肯定的な判別結果が得られた場合、タイムスタンプは有効であり、サイクルタイムは未だ通り過ぎていないと判断され、FIFO110に格納されたソースパケットに1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2を付加してリンクコア101の送信回路に出力し(S6)、次のパケットを処理するため、ステップS1の処理に移行する。
ステップS5において、否定的な判別結果が得られた場合、サイクルタイムはタイムスタンプが示す時間を通り過ぎたものと判断し、タイムスタンプの値TSが無効であるとしてそのパケットを送信せずに(未送信)、次のパケットを処理するため、ステップS1の処理に移行する(S7)。
そして、送信前処理回路106において、アプリケーションインタフェース回路103を介してMPEGトランスポータ40によるMPEGトランスポートストリームデータを受けて、IEEE1394規格のアイソクロナス通信用としてクワドレット(4バイト)単位にデータ長が調整され、かつ4バイトのソースパケットヘッダ(SPH)が付加され、FIFO110に格納される。
なお、ソースパケットヘッダを付加するときに、送信前処理回路106においては、受信側のデータ出力時間を決定するタイムスタンプが、MPEGトランスポータ40からパケットの最終データを受け取ったタイミングで内部のサイクルレジスタの値に、CPU30からホストインタフェース102を介してCFR111にセットされた遅延時間Txdelay が加算されて、加算した値がタイムスタンプとして、受け取ったパケットのソースパケットヘッダに挿入される。
そして、FIFO110に格納されたソースパケットのソースパケットヘッダに設定されているタイムスタンプの値TSとリンクコア101内にあるサイクルタイマによるサイクルタイム(CT)、すなわち現時刻CTおよびLATEスレッショルドLTHとの関係から、送信前処理回路106で設定されFIFO110に格納されているタイムスタンプが有効か否かの判別が行われる。
そして、タイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間が遅延時間Txdelay の最大値Txdelay max (64)より小さく、かつ、タイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間がLATEスレッショルドLTH以上の場合には、FIFO110に格納されたソースパケットに1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2が付加されて出力される。そして、次のパケットの処理が行われる。
一方、タイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間が遅延時間Txdelayの最大値Txdelay max より大きい、あるいはタイムスタンプ値TSから現時刻CTを減じた時間がLATEスレッショルドLTHより小さい場合には、タイムスタンプの値TSが無効であるとしてそのパケットを送信せずに(未送信)、次のパケット処理に移行される。
そして、現時刻CTからタイムスタンプが示す時間TSを減じた時間が8000から64を減じた値以上であり、かつ、現時刻CTからタイムスタンプが示す時間TSを減じた時間が8000からLATEスレッショルドLTHを減じた値以下の場合には、FIFO110に格納されたソースパケットに1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2が付加されて出力される。そして、次のパケットの処理が行われる。
一方、現時刻CTからタイムスタンプが示す時間TSを減じた時間が8000から64を減じた値より小さく、あるいは現時刻CTからタイムスタンプが示す時間TSを減じた時間が8000からLATEスレッショルドLTHを減じた値より大きい場合には、タイムスタンプの値TSが無効であるとしてそのパケットを送信せずに(未送信)、次のパケット処理に移行される。
受信前処理回路108Aでは、受信パケットの1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2等の内容が解析され、データが復元されてソースパケットヘッダとデータがFIFO110に書き込まれる。
図5は、IEEE1394シリアルインタフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第4の実施形態を示すブロック構成図である。
そして、受信前処理回路108Bによる格納情報信号S108の受信毎に、内部レジスタ1091にFIFO110に格納されたソースパケットヘッダのタイムスタンプの時間データを読み出し、読み出したタイムスタンプデータ(TS)とリンクコア101内にあるサイクルタイマによるサイクルタイム(CT)を比較し、サイクルタイムCTがタイムスタンプデータTSより大きい場合にはデータ読出指示用パルス信号S1092をデータ読出制御回路1093に出力する。なお、この比較回路1092の具体的な比較動作については後述する。
データ読出制御回路1093は、パルス信号S1092を受けると、データ読出信号S1093を出力し、FIFO110に格納されているソースパケットヘッダを除くデータをアプリケーションインタフェース回路103を介し、MPEG用トランスポートストリームデータとしてMPEGトランスポータ40に出力する。
受信前処理回路108Bでは、受信パケットの1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2等の内容が解析され、データが復元されてソースパケットヘッダとデータがFIFO110に書き込まれる。そして、このFIFO110へのデータの書き込みを行ったこと示す格納情報信号S108がパケットの書き込み毎に受信後処理回路109Bに出力される。
このとき、タイムスタンプの時間TSが0秒の位置を挟んでいるか否かが確認される。これは、0秒を挟んでいると単純な大小比較では処理できないことによる。
すなわち、TSが0秒を挟んで待っているが、現時刻CTが実際は通りすぎているのではないか否かがチェックされる。
なお、サイクルタイムは25ビットで構成され、上位13ビットをサイクルカウント(cycle-count) 領域、下位12ビットをサイクルオフセット(cycle-offset)領域として用いられている。
また、送信側ではタイムスタンプのサイクルカウントには遅延値txdelay が最大63ビットしか付加されない。
サイクルタイムのサイクルカウントは、0〜7999をループする。
そこで、ステップS13において、肯定的な判別結果が得られた場合、タイムスタンプは有効であり、サイクルタイムは未だ通り過ぎていないと判断され、ステップS14の処理に移行する。
ステップS13において、否定的な判別結果が得られた場合、サイクルタイムはタイムスタンプが示す時間を通り過ぎたものと判断され、ステップS18の処理に移行する。
ここでは、ステップS11でレジスタに読み出した現時刻の秒の桁CT〔25〕が現在のCT〔25〕(Refsec) と不一致となるまで待たれる。
そして、不一致となると、TSとCTの秒の桁が同一となったと判断される(TSは1秒以上待つことはあり得ない)。
そして、TS≦CTになった時点でFIFO110からのパケット(データ)の読み出しが開始される。
具体的には、TSはCTに最大63を加算したものであることから、タイムスタンプが示す時間TSから現時刻CTを減じた時間が64より小さいはずであり、ステップS6においてその判別が行われる。
そして、否定的な判別結果が得られた場合には、ステップS18に移行し、そのCTはすでにTSを通りすぎていることから、直ちにFIFO110からパケットが読み出され、出力される。
図8は、IEEE1394シリアルインタフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第5の実施形態を説明するためのブロック構成図である。
しかしながら、データ化けや異なるシステム同士を接続した場合に予期せぬ設定がなされ、タイムスタンプの下位12ビットは3072以上を示し、あるいは上位13ビットは8000以上を示すことが想定される。
次に、IEEE1394シリアルインターフェスに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第6の実施形態について説明する。
図9は、IEEE1394シリアルインターフェースに適用される本発明に係るMPEG用信号処理回路の第7の実施形態を示すブロック構成図である。
ラッチ回路1061は、CFR111に設定されるタイムスタンプ用遅延時間Txdelay をラッチする。
このとき、送信前処理回路106Aの比較回路1063によりデータ読出制御信号S1063をアクティブで受けた場合には、データ量が増えて短い遅延時間に変更されたものと判断して、格納情報信号S106が示す書き込みポインターに読み出しポインターを一致させてデータ量が増えた新しい送信パケットをFIFO110から読み出し、1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2を付加してリンクコアの送信回路に出力する。この場合、データ量が増える前に設定された遅延時間に基づくタイムスタンプを付加されたデータはリセットされることになる。
CFR111にセットされたタイムスタンプ用遅延時間Txdelay は送信前処理回路106Aのラッチ回路1061にラッチされるとともに、遅延時間TxdelayNとして比較回路1062に入力される。
このとき、送信前処理回路106Aの比較回路1063によりデータ読出制御信号S1063をアクティブで受けた場合には、データ量が増えて短い遅延時間に変更されたものと判断される。そして、格納情報信号S106が示す書き込みポインターに読み出しポインターを一致させてデータ量が増えた新しい送信パケットがFIFO110から読み出され、1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2が付加されてリンクコア111の送信回路に出力され、フィジカル・レイヤ回路20を介してIEEE1394シリアルバスBSにアイソクロナス通信用パケットとして送出される。
この場合、データ量が増える前に設定された遅延時間に基づくタイムスタンプを付加されたデータはリセットされることになる。
受信前処理回路108Bでは、受信パケットの1394ヘッダ、CIPヘッダ1,2等の内容が解析され、データが復元されてソースパケットヘッダとデータがFIFO110に書き込まれる。そして、このFIFO110へのデータの書き込みを行ったこと示す格納情報信号S108がパケットの書き込み毎に受信後処理回路109Bに出力される。
その結果、サイクルタイムCTがタイムスタンプデータTSより大きい場合にはデータ読出指示用パルス信号S1092がデータ読出制御回路1093に出力される。
データ読出制御回路1093においては、パルス信号S1092を受けると、データ読出信号S1093が出力され、FIFO110に格納されているソースパケットヘッダを除くデータがアプリケーションインタフェース回路103を介し、MPEG用トランスポートストリームデータとしてMPEGトランスポータ40に出力される。
Claims (2)
- 受信側で受信データをアプリケーション側へ出力すべき時間が設定された時間情報が付加され、かつあらかじめ決められた時間サイクルでシリアルインタフェースバスを送信されるパケットデータを受信してアプリケーション側へ出力する信号処理回路であって、
時間を計測する計測部と、
受信したパケットデータから上記時間情報を取り出し、上記計測部による計測時間値が当該時間情報値より大きい場合、または上記時間情報があらかじめ規定された時間を越える時間を示している場合には、受信データを上記アプリケーション側へ出力する受信回路と
を有し、
上記受信回路は、
記憶部と、
受信したパケットデータからデータを復元し時間情報と共に上記記憶部に格納し、この格納情報信号を出力する前処理回路と、
上記前処理回路の格納情報信号を受けて、上記記憶部に格納された時間情報を読み出し、上記時間情報と上記計測部による計測時間値とを比較し、当該計測値が大きい場合に、データ読出指示信号を出力する比較回路と、
上記時間情報の下位の所定数のビットがあらかじめ規定された時間の第1のサイクルカウントを越えているか否かを判別し、当該下位の所定数のビットが当該第1のサイクルカウントを越えている場合に第1のデータ読出指示信号を出力する第1の判別回路と、
上記時間情報の上位の所定数のビットがあらかじめ規定された時間の第2のサイクルカウントを越えているか否かを判別し、当該上位の所定数のビットが当該第2のサイクルカウントを越えている場合に第2のデータ読出指示信号を出力する第2の判別回路と、
上記比較回路のデータ読出指示信号、または上記第1の判別回路の第1のデータ読出指示信号、または上記第2の判別回路の第2のデータ読出指示信を受けると上記記憶部に格納されたデータを読み出して上記アプリケーション側へ出力するデータ読出制御部と
を有する信号処理回路。 - 上記前処理回路は、
受信したパケット毎に、規格通りに送信されてきたか否かを判断し、規格通りでない場合にエラーマークを付加して上記記憶部に格納し、
上記受信回路は、
上記記憶部に格納されたパケットデータにエラーマークが付加されている場合には、エラーに対応した処理を行ってアプリケーション側へ出力する
請求項1記載の信号処理回路。
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