JP4192696B2 - 連続記録媒体の両面記録方法、両面記録機構及び記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続記録媒体の両面を記録する方法とその機構及び両面記録機構を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連続紙の両面に印刷可能なシステムとしては、例えば2台のプリンタを備えたものがある。この連続紙の両面印刷システムは、第1の印刷制御部を有する第1のプリンタと第2の印刷制御部を有する第2のプリンタを備えている。第1の印刷制御部は第1のカウンタを備えており、第2の印刷制御部は第2のカウンタを備えている。
【0003】
このような構成において、連続紙の両面に印刷する場合、第1のカウンタは、第1のプリンタに連続紙をローディングした位置を基準に第1のプリンタ側における連続紙の送り量を計数する。同様に、第2のカウンタは、第2のプリンタに連続紙をローディングした位置を基準に第2のプリンタ側における連続紙の送り量を計数する。そして、連続紙を第1及び第2のプリンタにセットした後、第1の印刷制御部は印刷開始時における第1のカウンタの計数値を第2の印刷制御部に通知して連続紙の一面の印刷を開始する。第2の印刷制御部は第2のカウンタの計数値が上記通知された計数値と等しくなったときに連続紙の他面の印刷を開始する(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−324839号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の連続紙の両面印刷システムは、2台のプリンタを個別の印刷制御部で制御するため、両面印刷精度を高めるには複雑な制御が必要となる。さらに、2台のプリンタで構成されているため、高コストで大型なものとなる。
【0006】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、高精度な両面記録を簡易に達成することができる連続記録媒体の両面記録方法、低コストで小型な両面記録機構及びその両面記録機構を備えた記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明の連続記録媒体の両面記録方法では、連続記録媒体を搬送して一面に記録する工程と、当該記録部分を切断する工程と、当該切断記録媒体を逆搬送して反転させる工程と、前記切断記録媒体を搬送して他面に記録する工程とを有する連続記録媒体の両面記録方法であって、逆搬送が完了した前記切断記録媒体を一時的に貯留する工程を備えたことを特徴としている。これにより、同一の搬送経路で同一の記録手段を使用して切断記録媒体の両面に記録することができるので、従来のような複雑な制御を行わずに簡易な制御で高精度な記録を行うことができる。
【0008】
上記目的達成のため、本発明の連続記録媒体の両面記録機構では、連続記録媒体を搬送して一面に記録した後に当該記録部分を切断し、当該切断記録媒体を逆搬送して反転させた後に搬送して他面に記録する連続記録媒体の両面記録機構であって、逆搬送経路の途中に前記切断記録媒体を一時的に貯留する貯留手段を設けたことを特徴としている。これにより、1つの搬送経路で1つの記録手段を使用して切断記録媒体の両面に記録することができるので、低コストで小型な機構とすることができる。
【0009】
また、前記貯留手段は、前記切断記録媒体の逆搬送方向に対し後端側を貯留することを特徴としている。これにより、切断記録媒体全体を一旦貯留してから反転させることができるので、大型の反転手段を備えなくても長尺の切断記録媒体の両面記録が可能となる。
【0010】
また、前記貯留手段より搬送下流側に配設され、前記連続記録媒体もしくは前記切断記録媒体を記録部へ搬送し、前記切断記録媒体を逆搬送する送り手段と、前記送り手段より搬送上流側に配設され、前記連続記録媒体の記録部分を切断する切断手段と、前記貯留手段の上方に配設され、逆搬送されてくる前記切断記録媒体を反転する反転手段と、前記送り手段より搬送上流側に配設され、反転された前記切断記録媒体の逆搬送方向に対し先端を一旦停止させた後に前記送り手段に送出する停止・送出手段とを備えたことを特徴としている。これにより、機構を簡易な手段で構成することができるので、低コストで小型な機構とすることができる。
【0011】
また、前記貯留手段より搬送上流側に配設され、逆搬送されてくる前記切断記録媒体を前記連続記録媒体と分離する分離手段を備えたことを特徴としている。これにより、切断記録媒体を反転手段に確実に逆搬送することができるとともに、連続記録媒体が反転手段に侵入してしまうことを防止することができる。
【0012】
また、前記送り手段より搬送上流側に配設され、反転された前記切断記録媒体の逆搬送方向に対し後端が前記送り手段から離間したことを検出する検出手段を備えたことを特徴としている。これにより、切断記録媒体の逆搬送中においては切断記録媒体の搬送に切り替わることが無くなるので、切断記録媒体の他面への記録を確実に行うことができる。
【0013】
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、連続記録媒体に記録する記録装置であって、上記各連続記録媒体の両面記録機構を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用を奏する記録装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図、図3は、その断面図である。図1〜図3に示すインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった比較的大型のサイズの用紙幅を有するロール紙に記録できる大型のプリンタであり、本体部110内に記録部120と排紙部130と本発明の特徴的な部分である両面記録機構200が配設され、本体部110を支える脚部140の間に給紙部150が配設された構成となっている。
【0015】
本体部110は、図1〜図3に示すように、記録部120と排紙部130と両面記録機構200を覆うプラスチックあるいは板金でなるハウジング111を備えている。そして、このハウジング111は、図1〜図3に示すように、上面及び前面が開放可能なように半透明もしくは透明のプラスチックあるいは板金でなる上蓋112及び前蓋113が配設されている。
【0016】
上蓋112は、図1〜図3に示すように、後部が回動可能に支持されており、ユーザが前部を持って押し上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。ユーザは、上蓋112を開けることにより記録部120、排紙部130及び両面記録機構200の上方を大きく開放することができるので、記録ヘッド121やキャリッジ122等のメンテナンス作業及び記録中や排紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラーの解除作業等を容易に行うことができる。
【0017】
前蓋113は、図1〜図3に示すように、下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、前蓋113を開けることにより記録部120、排紙部130及び両面記録機構200の下方を大きく開放することができるので、給紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラーの解除作業等を容易に行うことができる。
【0018】
また、本体110の前面側から見て右側下部には、図1及び図2に示すように、各色のインクカートリッジ10を収納保持するホルダ本体161とその前面を覆うカバー162を有するインクカートリッジホルダ160が配設されている。このカバー162は、下部がホルダ本体161に対し回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、カバー162を開けることによりホルダ本体161を大きく開放することができるので、インクカートリッジ10の交換作業等を容易に行うことができる。
【0019】
さらに、本体110の前面側から見て右側上部には、図1及び図2に示すように、ユーザが記録制御等を操作するための操作パネル170が配設されている。この操作パネル170は、液晶画面と各種ボタンが配設されており、ユーザが液晶画面を見て確認しながらボタン操作できるようになっている。ユーザは、視認による確実な操作を行うことができるので、動作エラーや動作ミス等を無くすことができる。
【0020】
記録部120は、図2及び図3に示すように、記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と記録を実行するための図示しない制御部とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入ったインクカートリッジ10とをつなぐインクチューブ124、ロール紙を搬送する紙送りローラ125とその従動ローラ126、ロール紙の浮き上がりを防止する図示しない紙吸引手段等を備えている。
【0021】
記録ヘッド121は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、ダークイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
【0022】
キャリッジ122は、図2に示すように、主走査方向に設けられているレール127にベアリングを介して載置され、キャリッジベルト128に連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動するようになっている。FFC123は、一端が制御部のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタに接続されており、記録信号を制御部から記録ヘッド121に送るようになっている。
【0023】
インクチューブ124は、上記各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジ10に繋がれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121に繋がれている。そして、インクチューブ124は、インク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジ10から記録ヘッド121に送るようになっている。
【0024】
紙送りローラ125は、図示しないモータにより正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ126は、バネ等の付勢部材により紙送りローラ125に押圧されており、紙送りローラ125の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。そして、紙送りローラ125とその従動ローラ126は、給紙されるロール紙を挟持して送り出すようになっている。
【0025】
排紙部130は、図2及び図3に示すように、ロール紙を副走査方向に搬送して排紙する排紙ローラ131とその従動ローラ132等を備えている。排紙ローラ131は、図示しないモータにより正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ132は、バネ等の付勢部材により排紙ローラ131に押圧されており、排紙ローラ131の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。排紙ローラ131とその従動ローラ132は、搬送されるロール紙を挟持して送り出すようになっている。
【0026】
両面記録機構200は、図3に示すように、記録部120を構成する記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122と従動ローラ126が押圧された紙送りローラ125との間に配設されている。この両面記録機構200は、記録が完了したロール紙の記録部分を切断する切断手段201、ロール紙もしくは切断された記録用紙を記録ヘッド121側へ搬送し、また、切断記録用紙を逆搬送する送り手段202、逆搬送されてくる切断記録用紙をロール紙と分離する分離手段203、逆搬送されてくる切断記録用紙を反転する反転手段204を備えている。
【0027】
さらに、両面記録機構200は、切断記録用紙の逆搬送方向に対し後端側を貯留する貯留手段205、反転された切断記録用紙の逆搬送方向に対し先端を一旦停止させた後に送り手段202に送出する停止・送出手段206、反転された切断記録用紙の逆搬送方向に対し後端が送り手段202から離間したことを検出する検出手段207を備えている。
【0028】
切断手段201は、図3に示すように、送り手段202より搬送上流側に配設されている。そして、切断手段201は、刃先が下方に延びるように配設されている。切断手段201は、下方に配設されている搬送ガイドプレート208に形成されている主走査方向に延びる切断ガイド溝208aに対し上下動し、切断ガイド溝208aに沿って横移動するようになっている。
【0029】
このような構成の切断手段201は、待機時は搬送ガイドプレート208に対し上昇した位置で停止しており、何ら関与していない。そして、切断時は切断手段201の刃先が切断ガイド溝208aに入り込むまで下降した後、切断ガイド溝208aに沿って横移動してロール紙の記録部分と未記録部分とを分断する。このように、切断手段201は送り手段202のニップ部より搬送上流側に配設されているので、その後の送り手段202による切断記録用紙の逆搬送を即座に行うことができる。
【0030】
送り手段202は、図3に示すように、切断手段201より搬送下流側に配設されている。そして、送り手段202は、駆動ローラ202aとその従動ローラ202b等を備えている。駆動ローラ202aは、図示しないモータにより正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ202bは、バネ等の付勢部材により駆動ローラ202aに押圧されており、駆動ローラ202aの正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。
【0031】
このような構成の送り手段202は、一面記録時は紙送りローラ125を通って搬送されてくるロール紙を挟持して記録ヘッド121側へ送り出す。そして、他面記録時は切断記録用紙を挟持して反転手段204側へ送り出し、反転された切断記録用紙を再度挟持して記録ヘッド121側へ送り出す。このように、送り手段202は一面側の記録時の搬送と他面側の記録時の逆搬送及び搬送を兼ねているので、両面記録機構200を低コストで小型に構成することができる。
【0032】
分離手段203は、図3に示すように、切断手段201より搬送上流側に配設されている。そして、分離手段203は、逆搬送方向に上がった傾斜面203aを備えている。分離手段203は、上方に配設されている反転手段204の入口204aに対し上下動し、搬送経路と逆搬送経路を切り換えて、ロール紙と切断記録用紙を分離するようになっている。
【0033】
このような構成の分離手段203は、搬送時は反転手段204の入口204aに対し下降した位置で停止しており、何ら関与していない。そして、逆搬送時は反転手段204の入口204aまで上昇し、逆搬送されてくる切断記録用紙を反転手段204内へ導くことによりロール紙と分離する。このように、分離手段203は逆搬送時に切断記録用紙とロール紙を分離しているので、両者を干渉させずに切断記録用紙を精度良く逆搬送することができる。
【0034】
反転手段204は、図3に示すように、分離手段203の上方に配設されている。そして、反転手段204は、断面が逆U字形状に形成された湾曲面204bを備えている。反転手段204は、逆搬送されてくる切断記録用紙の逆搬送方向に対し先端側を湾曲面204bに沿わせて移動させ、切断記録用紙を反転するようになっている。
【0035】
このような構成の反転手段204は、逆搬送時に分離手段203の傾斜面203aを昇って入口204aから入ってくる切断記録用紙を湾曲面204bに沿って案内することにより反転させる。このように、反転手段204にて記録ヘッド121により一面が記録完了した切断記録用紙を反転させることにより、同一の記録ヘッド121により他面も記録することができるので、両面記録機構200を低コストで小型に構成することができる。
【0036】
貯留手段205は、図3に示すように、反転手段204の下方に配設されている。そして、貯留手段205は、断面がU字形状に形成された湾曲面205aを備えている。貯留手段205は、逆搬送されてくる切断記録用紙の逆搬送方向に対し後端側を湾曲面205aに沿わせることにより一時的に貯留するようになっている。
【0037】
このような構成の貯留手段205は、逆搬送時に切断記録用紙の長さが長尺なために、切断記録用紙の逆搬送方向に対し後端側が反転手段204の湾曲面204bから飛び出てしまった場合に、その切断記録用紙の逆搬送方向に対し後端側を湾曲面205aに沿わせることにより一時的に貯留する。このように、反転手段204に収納しきれなかった切断記録用紙の一部を貯留手段205に貯留しておくことができるので、切断記録用紙の汚染を防止することができる。
【0038】
停止・送出手段206は、図3に示すように、送り手段202より搬送上流側の反転手段204の出口204cに配設されている。そして、停止・送出手段206は、駆動ローラ206aとその従動ローラ206b等を備えている。駆動ローラ206aは、図示しないモータにより回転駆動するようになっている。従動ローラ206bは、バネ等の付勢部材により駆動ローラ206aに押圧されており、駆動ローラ206aの回転駆動に追従して回転するようになっている。
【0039】
このような構成の停止・送出手段206は、他面記録時は反転手段204にて反転された切断記録用紙の逆搬送方向に対し先端をニップ部に突き当てさせて一旦停止させ、その後に切断記録用紙を挟持して送り手段202に送り出す。このように、停止・送出手段206は反転途中の切断記録用紙を一旦停止させるので、逆搬送途中の切断記録用紙を最後端まで確実に送り手段202からリリースさせて貯留手段205に貯留させることができる。
【0040】
検出手段207は、図3に示すように、送り手段202近傍の搬送上流側に配設されている。そして、検出手段207は、光反射型の紙センサ等を備えている。検出手段207は、逆搬送途中の切断記録用紙の最後端が送り手段202からリリースされたことを検出するようになっている。なお、検出手段207としては、光反射型に限定されるものではなく、光透過型、静電容量型、磁気型、バネ等の機械型等、紙が検出可能であれば使用することができる。
【0041】
このような構成の検出手段207は、切断記録用紙が逆搬送された時点で、送り手段202のニップ部にある切断記録用紙に光を照射してその存在を検出しておくことにより、送り手段202のニップ部に切断記録用紙が無くなったことを検出する。このように、検出手段207は切断記録用紙の最後端が送り手段202のニップ部からリリースされたことを検出することができるので、切断記録用紙の先端側と後端側が干渉しないように送り手段202を駆動させることができる。
【0042】
脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142を備えている。そして、支持柱142の上部に本体部110が載置されネジ止め固定されるようになっている。支持柱142に移動用のコロ141が配設されていることにより、重量のある本体部110を所望の位置へスムーズに移動させて設置することができるようになっている。
【0043】
給紙部150は、図1及び図3に示すように、本体部110の下方であって脚部140の間に配設されており、ロール紙の両端を支持する一対の支持部151、ロール紙を給送する送り出しローラ152とピンチローラ153を備えている。さらに、支持部151が固定されているとともに、送り出しローラ152とピンチローラ153の各両端が軸支されている一対のアーム部154を備えている。
【0044】
図4は、上記給紙部150の詳細を示す斜視図である。一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられている。そして、一対の支持部151は、軸受が内蔵されており、図5に示すロール紙Rの内周部に貫装されてロール紙Rを支持するスピンドル155の両端を回動自在に軸支持するようになっている。
【0045】
すなわち、スピンドル155は、中央にロール紙Rが嵌め込まれてロール紙Rの両側に一対のフランジ状のロール紙押さえ156が嵌め込まれ、一対の支持部151の間に架け渡されるようになっている。ユーザは、スピンドル155が取り付けられたロール紙を持ち上げて、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0046】
送り出しローラ152とピンチローラ153は、例えばゴム等が被覆された金属あるいはプラスチックで形成されており、各ローラ152、153の両端が、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ回動自在に軸支持されている。すなわち、送り出しローラ152とピンチローラ153は、一対のアーム部154の間に架け渡されるようにして配設されている。
【0047】
そして、送り出しローラ152の両端は一対のアーム部154の対向面の一定箇所に軸支持されているが、ピンチローラ153は送り出しローラ152に対して当接・離間可能なように、ピンチローラ153の両端軸は一対のアーム部154の対向面に設けられた例えば溝内を移動可能に軸支持されている。そして、ピンチローラ153は、送り出しローラ152に対して当接した位置及び離間した位置にて、例えばアーム部154の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされるようになっている。
【0048】
ユーザは、支持部151に内蔵されている軸受により、ロール紙の先端部を容易に引き出すことができるとともに、ピンチローラ153の移動機構により、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に容易に挿入・挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0049】
一対のアーム部154は、脚部140の2本の支持柱142の対向面にそれぞれ図示矢印方向に回動自在に取り付けられている。そして、一対のアーム部154の回動は、図6に示すロール紙のセッティング位置と図4に示すロール紙の給紙位置にて、例えば支持柱142の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされて位置決めされるようになっている。
【0050】
すなわち、一対のアーム部154をロール紙のセッティング位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の前面側に飛び出し、一対のアーム部154をロール紙の給紙位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の背面側に回り込んで、ロール紙の搬送経路と接続されるようになっている。
【0051】
ユーザは、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に挿入・挟持させる際、インクジェット式プリンタ100の背面側に潜り込まなくても、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置で作業を行うことができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0052】
なお、上述した実施形態では、一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられ、アーム部154とともに回動する構成としたが、脚部140の2本の支持柱142の対向面に取り付けられたアーム部154の回動軸と同芯の軸にそれぞれ固定して取り付けるように構成しても同様の効果を奏する。すなわち、アーム部154の回動とは無関係に常に一定位置に固定された支持部151としても良い。
【0053】
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にて両面記録する場合の使用手順を図5〜図17を参照して説明する。先ず、図5(A)に示すように、ユーザは、スピンドル155に嵌め込まれている一対のロール紙押さえ156の一方をスピンドル155の一端から引き抜く。そして、図5(B)に示すように、ユーザは、スピンドル155の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫通させる。
【0054】
さらに、ユーザは、図5(C)に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端をスピンドル155の他端側に挿入固定されている他方のロール紙押さえ156に嵌め込んで当接させる。続いて、ユーザは、一方のロール紙押さえ156をスピンドル155の一端から挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端に嵌め込む。これにより、ロール紙Rはスピンドル155と共に回転可能となる。
【0055】
次に、ユーザは、例えば送り出しローラ152を手前に引いてアーム部154を揺動させ、ロール紙の給紙位置に位置決めされている状態(図4参照)にあるアーム部154を図6に示すロール紙のセッティング位置に位置決めしてロックする。そして、ユーザは、スピンドル155が挿入されたロール紙Rを支持部151の上方へ持ち上げ、図7に示すように、スピンドル155の両端部を各支持部151の窪み151aにそれぞれ嵌め込む。このように、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0056】
次に、図8に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を持ち上げて送り出しローラ152に対して離間させてロックする。そして、ロール紙Rの先端部を前方に引き出してピンチローラ153と送り出しローラ152の間に通す。続いて、図9に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を押し下げて送り出しローラ152に対して当接させてロックし、ロール紙Rの先端部をピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持させる。このように、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置でロール紙の先端部を引き出して送り出しローラ152とピンチローラ153に挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0057】
次に、図10に示すように、ユーザは、例えば送り出しローラ152を奥へ押してアーム部154を揺動させ、ロール紙のセッティング位置に位置決めされている状態にあるアーム部154をロール紙の給紙位置に位置決めする。これにより、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rの先端部歯、給紙案内157の入口に位置決めされる。
【0058】
ここで、ユーザが操作パネル170を操作してインクジェット式プリンタ100を起動させると、図11に示すように、送り出しローラ152が回転を開始する。そして、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rは、給紙案内157に案内されて上方の両面記録機構200及び記録部120へ送り出される。
【0059】
そして、図12に示すように、ロール紙Rは、紙送りローラ125とその従動ローラ126に挟持されて搬送ガイドプレート208側へ送り出される。さらに、ロール紙Rは、送り手段202の駆動ローラ202aとその従動ローラ202bに挟持されて副走査方向に搬送されつつ主走査方向に移動する記録ヘッド121から吐出されるインク滴により一面側に所定の情報が記録される。この一面側の記録が完了した時点では、ロール紙Rの搬送方向の先端側はインクジェット式プリンタ100の前面側に垂れ下がった状態になっている。
【0060】
次に、図13に示すように、切断手段201が切断ガイド溝208aに対し下降して切断ガイド溝208aに沿って横移動することにより、ロール紙Rは記録部分(切断記録用紙CR)と未記録部分に分断される。そして、紙送りローラ125が逆回転することにより、ロール紙Rの未記録部分は紙送りローラ125とその従動ローラ126のニップ部付近まで逆搬送される。その後、分離手段203の傾斜面203aが反転手段204の入口204aまで上昇する。
【0061】
続いて、図14に示すように、送り手段202が逆回転することにより、切断記録用紙CRは逆搬送され、切断記録用紙CRの逆搬送方向の先端が分離手段203の傾斜面203aを昇って反転手段204の入口204aに導かれる。その後、切断記録用紙CRは反転手段204の湾曲面204bに沿って移動し、切断記録用紙CRの逆搬送方向の先端が反転手段204の出口204cを通って停止・送出手段206の駆動ローラ206aとその従動ローラ206bのニップ部に当接して停止する。
【0062】
このとき、図15に示すように、送り手段202の逆回転は続行され、切断記録用紙CRの逆搬送も続行されるので、切断記録用紙CRの逆搬送方向の後端側が貯留手段205内に垂れ下がっていく。そして、最終的には、図16に示すように、切断記録用紙CRの逆搬送方向の後端側は貯留手段205の湾曲面205aに沿って貯留される。
【0063】
そして、図17に示すように、検出手段207が切断記録用紙CRの最後端が送り手段202の駆動ローラ202aとその従動ローラ202bのニップ部からリリースされたことを示す検出信号を送信したら、停止・送出手段206は回転開始する。これにより、切断記録用紙CRは停止・送出手段206の駆動ローラ206aとその従動ローラ206bに挟持されて送り手段202に送り出される。
【0064】
そして、切断記録用紙CRは送り手段202の駆動ローラ202aとその従動ローラ202bに挟持されて副走査方向に搬送されつつ主走査方向に移動する記録ヘッド121から吐出されるインク滴により他面側に所定の情報が記録される。最後に、切断記録用紙CRは、排紙部130へ送り出されて排紙ローラ131とその従動ローラ132に挟持されて排紙される。
【0065】
以上のように、本実施形態の両面記録機構200によれば、ロール紙Rを搬送して一面に記録した後に記録部分を切断し、この切断記録用紙CRを逆搬送して反転させるとともに、逆搬送が完了した切断記録用紙CRを一時的に貯留し、その後に切断記録用紙CRを搬送して他面に記録することにより両面記録を実現している。したがって、同一の搬送経路で同一の記録ヘッド121を使用して切断記録用紙CRの両面に記録することができるので、従来のような複雑な制御を行わずに簡易な制御で高精度な記録を行うことができるとともに、低コストで小型な機構とすることができる。
【0066】
また、貯留手段205は、切断記録用紙CRの逆搬送方向に対し後端側を貯留するので、切断記録用紙CR全体を一旦貯留してから反転させることができ、大型の反転手段204を備えなくても長尺の切断記録用紙CRの両面記録が可能となる。また、分離手段203は、貯留手段205より搬送上流側に配設され、逆搬送されてくる切断記録用紙CRをロール紙Rと分離するので、切断記録用紙CRを反転手段204に確実に逆搬送することができるとともに、ロール紙Rが反転手段204に侵入してしまうことを防止することができる。また、検出手段207は、送り手段202より搬送上流側に配設され、反転された切断記録用紙CRの逆搬送方向に対し後端が送り手段202から離間したことを検出するので、切断記録用紙CRの逆搬送中においては切断記録用紙CRの搬送に切り替わることが無くなり、切断記録用紙CRの他面への記録を確実に行うことができる。
【0067】
以上、本発明を種々の実施形態に関して述べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用されるのは勿論である。例えば、上述した実施形態では、記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、これに限定されるものではなく、両面記録機構を使用する記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。さらに、両面記録機構が使用可能であれば記録装置に限定されるものではなく、記録装置以外の装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。
【図2】 図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。
【図3】 図1のプリンタの断面図である。
【図4】 図1のプリンタの給紙部の詳細を示す斜視図である。
【図5】 図1のプリンタの使用手順を示す第1の図である。
【図6】 図1のプリンタの使用手順を示す第2の図である。
【図7】 図1のプリンタの使用手順を示す第3の図である。
【図8】 図1のプリンタの使用手順を示す第4の図である。
【図9】 図1のプリンタの使用手順を示す第5の図である。
【図10】 図1のプリンタの使用手順を示す第6の図である。
【図11】 図1のプリンタの使用手順を示す第7の図である。
【図12】 図1のプリンタの使用手順を示す第8の図である。
【図13】 図1のプリンタの使用手順を示す第9の図である。
【図14】 図1のプリンタの使用手順を示す第10の図である。
【図15】 図1のプリンタの使用手順を示す第11の図である。
【図16】 図1のプリンタの使用手順を示す第12の図である。
【図17】 図1のプリンタの使用手順を示す第13の図である。
【符号の説明】
10 インクカートリッジ、100 インクジェット式プリンタ、110 本体部、111 ハウジング、112 上蓋、113 前蓋、120 記録部、121 記録ヘッド、122 キャリッジ、123 FFC、124 インクチューブ、125 紙送りローラ、126 従動ローラ、127 レール、128 キャリッジベルト、130 排紙部、131 排紙ローラ、132 従動ローラ、140 脚部、141 コロ、142 支持柱、150 給紙部、151 支持部、152 送り出しローラ、153 ピンチローラ、154 アーム部、155 スピンドル、156 ロール紙押さえ、157 給紙案内、160 インクカートリッジホルダ、161 ホルダ本体、162 カバー、170 操作パネル、200 両面記録機構、201 切断手段、202 送り手段、203 分離手段、204 反転手段、205 貯留手段、206 停止・送出手段、207 検出手段
Claims (2)
- 連続記録媒体を搬送して一面に記録した後に当該記録部分を切断する切断手段により切断された切断記録媒体を逆搬送して反転手段により反転させた後に搬送して他面に記録する連続記録媒体の両面記録機構であって、
逆搬送経路の途中に前記切断記録媒体を一時的に貯留する貯留手段と、
逆搬送されてくる前記切断記録媒体を前記連続記録媒体と分離する分離手段とを有し、
前記分離手段は、逆搬送方向に上がった傾斜面を備え、
搬送時においては、前記反転手段の入口に対し下降した位置で停止し、
逆搬送時においては、前記反転手段の入口まで上昇する
ことを特徴とする連続記録媒体の両面記録機構。 - 連続記録媒体に記録する記録装置であって、
請求項1に記載の連続記録媒体の両面記録機構を備えたことを特徴とする記録装置。
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