JP4192680B2 - 移動体周辺監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体周辺を監視する移動体周辺監視装置に関し、特に、移動体周辺の環境を監視し、移動体における所望の位置での視界を画像表示する移動体周辺監視装置に係る。例えば、車両の周辺を監視し駐車時に障害となる物体等を適宜表示する装置に好適な移動体周辺監視装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両後方の死角を最小化するために、例えば車両後方にカメラを装着し、その画像を運転席に設置したモニタに表示する装置が種々提案されており、既に市販されている。例えば、下記の特許文献1(特開昭62−278477)には、距離センサおよびハンドル角センサからの出力信号をもとに自動車の走行軌跡を演算するコンピュータを備え、車両周辺の障害物の位置および予想走行軌跡上にある車両と障害物とが予め設定された距離以内にあるときに警報器でアラーム音を発するようにした自動車の車庫入れ支援システムが提案されている。
【0003】
また、下記の特許文献2(特開平1−141137)には、車両の前部両側に障害物検出センサを設け、該検出センサにより車両の前部両側の障害物への接近を検出し、該検出情報をモニタ画面に後方視界と同時に表示するようにした車両の後方視界表示装置が提案されている。これにより、運転者はモニタ画面から車両の前方へ視線を移さなくとも車両の前部両側の障害物への接触を回避できる旨記載されている。
【0004】
更に、下記の特許文献3(特開2001−187553)には、車両の移動中に、単一のカメラによって、異なる第1および第2の地点での周辺画像を、時系列的に視差付けされた第1および第2の画像として撮像する撮像装置、それぞれの画像に撮像された立体物を検出し特定する立体物特定部と、第1の地点から第2の地点まで車両の移動データを算出する車両位置算出部と、立体物の第1および第2の画像上での位置と、車両の移動データとを用いて、車両から立体物までの距離を算出する立体物距離算出部と、撮像装置によって撮像された画像および立体物距離算出部で算出されたデータに基づいて、運転者に伝達するための第3の画像を生成するようにした駐車支援装置が提案されている。これにより、2つの画像に撮像された立体物に対して三角測量の原理で正確に上記立体物までの距離を算出することができる旨記載されている。
【0005】
そして、下記の特許文献4(特開2002−052999)には、自車両の停止位置マーカと横方向距離計測マーカをモニタ画面に重畳描画し、測距センサを設けることなく、カメラ画像と汎用の舵角センサを利用し、自車両と基準物との相対位置を検出し得る相対位置検出装置、及びこれを備えた駐車補助装置が提案されている。ここで、自車両の停止位置マーカは、自車両と基準物とが所定方位を有する位置関係で自車両を停止させるためのマーカと定義され、横方向距離計測マーカは、モニタ画面上の移動量に応じて自車両と基準物との横方向の距離を計測するマーカと定義されている。
【0006】
一方、画像処理技術の分野においては、2台のカメラから3次元形状を復元する技術が知られている。例えば、下記の非特許文献1には、ステレオによる立体形状計測について解説されている。この非特許文献1には、その前提として、2つのカメラそれぞれの結像の特性(レンズの焦点距離、画像中心、画素サイズなど)、2つのカメラの位置、姿勢、そして2つの画像での対応が分かれば、その対応する点の空間での位置が決定できる旨記載されている。
【0007】
同様に、下記の非特許文献2にも、2台のカメラから撮った画像間の対応関係から三角測量の原理で物体の3次元形状を計算する技術が開示されており、ロボットの制御のために画像から3次元情報を抽出する方法として最も基本的な手段の一つであるとして、原理が解説されている。
【0008】
更に、下記の非特許文献3には、上記のステレオと同じ原理に基づき、動画像から対象の3次元形状が復元できると記載されている。特に、動画像として画像の系列が与えられていると、対象の運動の追跡が可能になり、2枚の画像だけが与えられた場合より対応点の抽出が容易である旨説明されている。
【0009】
【特許文献1】
特開昭62−278477号公報
【特許文献2】
特開平1−141137号公報
【特許文献3】
特開2001−187553号公報
【特許文献4】
特開2002−52999号公報
【非特許文献1】
「情報処理」Vol.37 No.7 (1996年7月号)における出口光一郎著
「2.ステレオの仕掛けを解き明かす」
【非特許文献2】
「空間データの数理」 (金谷健一著。1995年3月10日初版
第1刷。朝倉書店発行)における161頁及び162頁に記載の
「ステレオ視による3次元復元」
【非特許文献3】
「情報処理」Vol.37 No.8 (1996年8月号)における出口光一郎著
「3.動画像の扱い」
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前掲の特許文献1乃至4に記載の装置によれば、何れも、車両後方の視界をカメラで撮影しモニタに表示することができる。従って、モニタの画像情報を参照して後方の障害物を確認しながら後退し、あるいは駐車することができる。しかし、これらの装置では車両のコーナー付近はカメラの視界からは外れており、その付近はモニタに表示されない。このため、例えば車両を旋回しながら後退する場合において、モニタの画像だけでは、車両の旋回内側のコーナー部分が他の車両や壁等の障害物に対し十分な余裕があるか否かを確認することはできない。
【0011】
これに対処するためには、例えば、自車両のコーナー部分もカメラの視界に入るように、適当な視野角を有するカメラを車体から突出するように配置すればよい。しかし、車種によっては、意匠面で商品性が損なわれることになるので、全ての車種に適用することはできない。また、車両のコーナー付近にカメラを装着することも考えられるが、この付近には灯火装置が装着されているので困難である。例えば、灯火装置の中にカメラを組み込むためには、カメラの耐熱性の確保や、灯火装置の表面カバーをカメラ用の光学材料で製作して画像品質が低下しないようにするといった配慮が必要となり、技術的、コスト的な課題が残る。仮に、灯火装置内にカメラを装着することができたとしても、カメラの装着位置とバンパーの突出部との位置関係によっては、バンパー直下の至近距離の路面をカメラの視界に収めることが困難となる。
【0012】
而して、車両の意匠を損なうことなく、カメラの視界から外れた車両のコーナー付近も画像表示し得る装置が要請されているが、カメラの配置のみによって上記の問題を解決することは至難である。一方、前述の非特許文献1乃至3に記載の画像処理技術を利用すれば、例えば1個のカメラによっても障害物の3次元形状を復元し得るように構成することができる。従って、このような画像処理技術を、車両等の移動体の周辺を監視する装置に適切に組み入れることができれば、上記の問題の解決の一助となるが、これらの具体的手段については何れの文献にも言及されていない。しかも、移動体周辺監視装置は、車両に限らず、移動ロボット等を含む移動体全般に適用するものであり、移動体周辺の物体の大きさ、位置等の環境情報を検出する手段が必要となる等、種々の対応が必要となるが、何れの文献にもそのような記載も示唆も見当たらない。
【0013】
尚、特許文献3においては、画像に撮像された立体物を検出し特定する立体物特定部と、車両の移動データを算出する車両位置算出部とを備えており、車両がa地点にある時に撮像された画像Aを、車両の移動データを用いてb地点から撮像されたように画像変換し、画像Cを算出すると説明されている。然し乍ら、これは、2つの画像のずれと移動データに基づき幾何学的に車両から立体物までの距離を算出することとしているものであり、前掲の非特許文献1乃至3に記載のような、画像から3次元形状を復元すること自体を特徴とするものではない。
【0014】
更に、上記の従来装置の何れにも、カメラによって撮像された画像中に移動障害物が存在する場合において、例えばバーチャル画像を形成すると、移動障害物がカメラの視界から外れ、その時点では撮像画像には存在しないにも拘わらず、バーチャル画像中には障害物が依然存在していることもあり得るので、好ましくない状態となる。従って、先ず、撮像画像中の移動障害物を検出し得るようにすることが必要であり、移動障害物が検出されたときには、例えばバーチャル画像の表示を禁止する等、何らかの制限が必要である。
【0015】
そこで、本発明は、移動体周辺の物体の大きさ、位置等の環境情報を検出する検出手段の配置及び個数に拘わらず、移動体における所望の位置での視界を確保し適切に画像表示を行うと共に、移動障害物を検出可能とし、移動障害物を検出したときには画像表示を適切に制限し得る移動体周辺監視装置を提供することを課題とする。
【0016】
上記課題を解決するため、本発明の移動体周辺監視装置は、請求項1に記載のように、移動体の周辺の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段と、前記移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段と、該移動体情報検出手段の検出情報と前記環境情報検出手段の検出情報を合成し、前記移動体の前記周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力する情報合成手段と、該情報合成手段の出力情報に基づき、前記移動体の特定位置周辺の環境情報から前記移動体の特定の視界を作成する特定視界作成手段と、該特定視界作成手段が作成した特定の視界を画像に表示する表示手段と、前記環境情報検出手段の検出情報に基づき、前記移動体の周辺で移動する移動障害物を検出する移動障害物検出手段と、該移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように制御する表示制御手段とを備えたものとし、前記表示制御手段は、前記移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出した後であって、前記環境情報検出手段の検出情報から前記移動障害物が消失した後に、所定時間以上を経過したとき、前記移動体が所定距離以上移動したとき、及び前記移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つの条件を充足したときに、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限することとしたものである。尚、上記の環境情報とは、移動体周辺の物体の大きさ、位置等を含み、移動体には、車両のほか、移動ロボット等を含む。
【0018】
また、請求項2に記載のように、移動体の周辺の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段と、前記移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段と、該移動体情報検出手段の検出情報と前記環境情報検出手段の検出情報を合成し、前記移動体の前記周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力する情報合成手段と、該情報合成手段の出力情報に基づき、前記移動体の特定位置周辺の環境情報から前記移動体の特定の視界を作成する特定視界作成手段と、該特定視界作成手段が作成した特定の視界を画像に表示する表示手段と、前記環境情報検出手段の検出情報に基づき、前記移動体の周辺で移動する移動障害物を検出する移動障害物検出手段と、該移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように制御する表示制御手段とを備えたものとし、前記環境情報検出手段は、前記移動体に搭載し前記移動体の周辺を撮像し画像情報を出力する少なくとも一つの撮像手段と、前記移動体が第1の状態から第2の状態に移動したときに少なくとも前記第1の状態及び第2の状態で前記撮像手段によって撮像した二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像から特徴点の座標を検出すると共に、前記第2の状態で撮像した画像での前記特徴点に対応する座標を検出する特徴点追跡手段と、少なくとも前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢を検出する移動状態検出手段と、該移動状態検出手段で検出した前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢、前記第1の状態で撮像した画像の前記特徴点の座標、及び前記第2の状態で撮像した画像の前記特徴点に対応する座標に基づき前記特徴点の3次元座標を推定する3次元座標推定手段とを備え、前記移動障害物検出手段は、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物を検出し、前記表示制御手段は、前記移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出した後であって、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物が消失したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように構成してもよい。
【0020】
上記請求項2記載の移動体周辺監視装置において、前記表示制御手段は、請求項3に記載のように、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物が消失した後に、所定時間以上を経過したとき、前記移動体が所定距離以上移動したとき、及び前記移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つの条件を充足したときに、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように構成するとよい。
【0021】
上記請求項2又は3に記載の移動体周辺監視装置において、前記移動障害物検出手段は、請求項4に記載のように、前記移動体が静止状態にあるときには、前記撮像手段によって撮像した前記二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像と前記第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して前記移動障害物を検出するように構成することができる。
【0022】
また、前記移動障害物検出手段は、請求項5に記載のように、前記移動体が移動状態にあるときには、前記撮像手段によって撮像した前記二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像及び前記移動体情報検出手段の検出情報から前記第2の状態で撮像する画像を予測した予測画像と、前記第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して前記移動障害物を検出するように構成することができる。
【0023】
上記請求項2乃至5に記載の移動体周辺監視装置において、請求項6に記載のように、前記環境情報検出手段を構成する前記移動状態検出手段は、前記移動体情報検出手段の検出情報から、前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢を検出するように構成することができる。
【0024】
上記請求項1乃至6に記載の移動体周辺監視装置において、請求項7に記載のように、前記移動体の運転者による前記特定の視界に係る指示を入力する指示入力手段を備えたものとし、前記特定視界作成手段は、前記指示入力手段の入力結果に応じて前記特定の視界を前記運転者の指示に基づく視界に切り替える切替手段を具備したものとするとよい。この場合において、前記表示手段が表示する画像は、前記運転者の指示に基づく視界に対し、拡大、縮小等の変更を加えた画像としてもよい。
【0025】
あるいは、上記請求項1乃至6に記載の移動体周辺監視装置において、請求項8に記載のように、前記移動体情報検出手段の検出情報に基づき前記移動体の移動軌跡を推定する軌跡推定手段を備えたものとし、前記特定視界作成手段は、前記軌跡推定手段の推定移動軌跡を前記特定の視界に重合する重合手段を具備し、前記表示手段が、前記推定移動軌跡を前記特定の視界に重合した画像を表示する構成としてもよい。例えば、車両の駐車案内装置に適用し、駐車スペースを含む特定の視界に車両の予想移動軌跡を重合するように構成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の移動体周辺監視装置の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の全体構成を示すもので、例えば図4に示す車両1に搭載され、駐車案内装置に供される。図1において、本実施形態の移動体周辺監視装置は、移動体(図示せず)の周辺の物体の大きさ、位置等の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段SRと、移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段MBを備えている。この移動体情報検出手段MBは、移動体が車両である場合には、例えば車両の走行速度、操舵状態、旋回状態等の車両運動を検出するセンサによって構成することができ、少なくとも一つのセンサ出力に基づき、車両の位置を表わすファクタとして座標、及び車両の姿勢を表わすファクタとして角度を検出することができるが、これについては後述する。
【0027】
本実施形態の環境情報検出手段SRは、図1に示すように、移動体に搭載し移動体の周辺を撮像し画像情報を出力する撮像手段CDと、移動体が第1の状態から第2の状態に移動したときに少なくとも第1の状態及び第2の状態で撮像手段CDによって撮像した二つの画像に基づき、第1の状態で撮像した画像から特徴点の座標を検出すると共に、第2の状態で撮像した画像での前記特徴点に対応する座標を検出する特徴点追跡手段PFと、少なくとも第1の状態及び第2の状態における移動体の位置及び姿勢を検出する移動状態検出手段DSと、この移動状態検出手段DSで検出した第1の状態及び第2の状態における移動体の位置及び姿勢、第1の状態で撮像した画像の特徴点の座標、及び第2の状態で撮像した画像の前記特徴点に対応する座標に基づき前記特徴点の3次元座標を推定する3次元座標推定手段RCを備えている。上記の移動状態検出手段DSは、移動体が車両である場合には、例えば車両の走行速度、操舵状態、旋回状態等の車両運動を検出するセンサによって構成することができるが、移動体情報検出手段MBの検出情報を用いることとしてもよい。尚、撮像手段CDとしては、後述するccdカメラ等がある。
【0028】
更に、移動体情報検出手段MBの検出情報と環境情報検出手段SRの検出情報を合成し、移動体の周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力する情報合成手段CBを備えている。そして、この情報合成手段CBの出力情報に基づき、移動体の特定位置周辺の環境情報から移動体の特定の視界を作成する特定視界作成手段SVを備え、この特定視界作成手段SVが作成した特定の視界を画像に表示する表示手段VDを備えている。表示手段VDとしては、移動体に搭載するモニタ(図示せず)がある。
【0029】
一方、環境情報検出手段SRの検出情報に基づき、移動体の周辺で移動する障害物を検出する移動障害物検出手段MOと、この検出結果に基づき、表示手段VDによる特定の視界の画像表示を制御する表示制御手段VCを備えている。特に、移動障害物検出手段MOは、撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物を検出するように構成される。また、表示制御手段VCは、移動障害物検出手段MOが移動障害物を検出した後、所定の条件を充足したときには、表示手段VDによる特定の視界の画像表示を制限(表示禁止を含む)するように構成される。
【0030】
上記所定の条件としては、(1)撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物が消失した後、所定時間以上を経過したとき、(2)撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物が消失した後、移動体が所定距離以上移動したとき、及び(3)撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物が消失した後、移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つが設定される。
【0031】
上記移動障害物検出手段MOは、移動体が静止状態にあるときには、撮像手段CDによって撮像した二つの画像に基づき、第1の状態で撮像した画像と第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して移動障害物を検出するように構成される。また、移動体が移動状態にあるときには、撮像手段CDによって撮像した二つの画像に基づき、第1の状態で撮像した画像及び移動体情報検出手段MBの検出情報から第2の状態で撮像する画像を予測した予測画像と、第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して移動障害物を検出するように構成される。尚、これについては、図9及び図10を参照して詳細に説明する。
【0032】
図2は本発明の他の実施形態の全体構成を示すもので、これも、例えば図4に示す車両1に搭載され、駐車案内装置に供される。本実施形態の移動体周辺監視装置は、図1の構成に加え、図2に示すように、移動体の運転者による特定の視界に係る指示を入力する指示入力手段SEを備え、特定視界作成手段SVは、指示入力手段SEの入力結果に応じて特定の視界を運転者の指示に基づく視界に切り替える切替手段CHを具備している。この実施形態においても、移動障害物検出手段MOが、撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物を検出した後、所定の条件を充足したときには、表示制御手段VCが、表示手段VDによる特定の視界の画像表示を制限(表示禁止を含む)するように構成されている。指示入力手段SEとしては、メカニカルスイッチ(図示せず)を用いることができ、表示手段VDとしてモニタ(図示せず)が用いられた場合には、モニタ表示画像上に構成するタッチパネルスイッチを用いることもできる。更には、音声認識装置によって指示入力手段SEを構成することもできる。また、特定視界作成手段SVに基づき表示手段VDが作成する画像は、予め設定された一つ以上の視界における画像であり、その拡大、縮小、回転、視点移動等の変換処理を行った画像を含む。
【0033】
図3は本発明の更に他の実施形態の全体構成を示すもので、これも、例えば図4に示す車両1に搭載され、駐車案内装置に供される。本実施形態の移動体周辺監視装置は、図1の構成に加え、図3に示すように、移動体情報検出手段MBの検出情報に基づき移動体の移動軌跡を推定する軌跡推定手段TRを備えたものである。そして、特定視界作成手段SVは、軌跡推定手段TRの推定移動軌跡を特定の視界に重合する重合手段OLを具備し、表示手段VDが、推定移動軌跡を特定の視界に重合した画像を表示するように構成されている。この実施形態においても、移動障害物検出手段MOが、撮像手段CDによって撮像した画像の中から移動障害物を検出した後、所定の条件を充足したときには、表示制御手段VCが、表示手段VDによる特定の視界の画像表示を制限(表示禁止を含む)するように構成されている。軌跡推定手段TRが推定する移動軌跡としては、例えば車両の走行予想軌跡があり、これについては図25乃至図27を参照して後述する。
【0034】
上記の移動体が車両である場合には、移動体周辺監視装置は図4及び図5に示す駐車案内装置に供することができる。図4は本実施形態の駐車案内装置を搭載した車両1の全体構成を示すもので、車両1の後部には、その周辺を撮像し画像を取得するカメラ2(例えばccdカメラで上記の撮像手段CDを構成する)が装着されており、画像情報が電子制御装置10に供給される。この電子制御装置10は、図4に示すように車両1に搭載された筐体中に収容され、図1乃至図3の移動状態検出手段DS、移動体情報検出手段MB、3次元座標推定手段RC、情報合成手段CB、特定視界作成手段SV、移動障害物検出手段MO、表示制御手段VC、切替手段CH、重合手段OL及び軌跡推定手段TRが構成されている。また、ステアリングホイール3の操舵角を検出する操舵角センサ4が車両1に装着されると共に、シフトレバー5がリバース位置とされたときにオンとなるシフトレバースイッチ6が装着されており、これらの検出舵角及びオン信号が電子制御装置10に供給される。
【0035】
更に、本実施形態では、各車輪の回転速度を検出する車輪速度センサ(代表して7で示す)が装着されており、検出車輪速度が電子制御装置10に供給される。これらの車輪速度センサ7の検出結果に基づき移動体の少なくとも2位置間の移動距離を測定することができる。そして、運転者から視認可能な車両1内の所定位置にモニタ8が配置されており、電子制御装置10の出力信号に応じてモニタ8に駐車案内用の視覚情報が表示される。即ち、本実施形態においては、モニタ8が図1乃至図3の表示手段VDとして機能している。更に、車両1内の所定位置にスピーカ9が配置されており、電子制御装置10の出力信号に応じてスピーカ9から駐車案内用の音声情報が出力される。
【0036】
図5は、上記の駐車案内装置のシステム構成図であり、電子制御装置10の構成を示すものである。上記の操舵角センサ4、シフトレバースイッチ6及び車輪速度センサ7は、図示しない入力インターフェースを介して電子制御装置10内のCPU11に接続されており、図示しない出力インターフェースを介して、モニタ8が電子制御装置10内のスーパーインポーズ部14に接続され、スピーカ9が音声出力部15を介してCPU11に接続されている。カメラ2は、図示しない入力インターフェースを介して、画像認識部12、グラフィックス描画部13及びスーパーインポーズ部14に接続されている。尚、CPU11、画像認識部12、グラフィックス描画部13、スーパーインポーズ部14及び音声出力部15は相互にバスバーによって接続されている。尚、メモリ等は示していないが、各部の情報は所定期間蓄積され、適宜読み出し可能に構成されている。
【0037】
本実施形態においては、車両1周辺の環境を表示するカメラ2の画像信号が画像認識部12を介してCPU11に供給されると共に、車輪速度センサ7等の出力信号がCPU11に供給され、CPU11にて演算処理される。このCPU11の演算結果に基づき、グラフィックス描画部13において、カメラ2の画像から抽出される同期信号に応じて3次元のグラフィックスが描画される。また、CPU11においては、駐車案内のための演算処理が行われ、その演算結果に基づくグラフィックスがグラフィックス描画部13にて描画される。そして、グラフィックス描画部13にて描画されるグラフィックスとカメラ2の画像とが適宜スーパーインポーズ部14にて重畳され、モニタ8の画面に描画される。尚、この場合、カメラ画像は表示されず、グラフィック画像のみが表示されるように設定することも可能である。而して、図1乃至図3の3次元座標推定手段RC、情報合成手段CB、特定視界作成手段SV及び表示制御手段VCはCPU11、画像認識部12及びグラフィックス描画部13によって構成されている。
【0038】
上記の3次元座標推定手段RCにおいては、特徴点追跡手段PFにて、車両1が第1の状態から第2の状態に移動したときに撮像手段CDたるカメラ2によって第1の状態で撮像された画像から特徴点の座標が検出されると共に、第2の状態で撮像された画像での前記特徴点に対応する座標が検出され、移動状態検出手段DSでは、第1の状態及び第2の状態における車両1の位置及び姿勢が検出される。そして、第1の状態及び第2の状態における車両1の位置及び姿勢、第1の状態で撮像された画像の特徴点の座標、及び第2の状態で撮像された画像の前記特徴点に対応する座標に基づき、3次元再構成が行われ、前記特徴点の3次元座標が求められる。
【0039】
上記の3次元再構成は、例えば前述の非特許文献2に記載のように、画像を用いて三角測量の原理に基づいて行われるものであり、図6乃至図8を参照して以下に説明する。図6において、少なくとも2つのカメラ位置(左右のo及びo'で示す)から空間中の同一の点Mを観測しているとき、各カメラの画像で観測された点m1,m2とそれぞれのカメラの光学中心とを結んだ空気中の光線を定義でき、各光線の交点は空間中の点の位置Mを表す。ここで、対象視界(Scene)中の3次元の点Mは各画像間で同定される必要がある。また、単眼カメラで3次元の再構成を行う場合には、画像中から対象物体の特徴点(Point of Interest)の抽出とその追跡が必要である。更に、カメラの内部パラメータ(スケールファクタ、光軸位置座標等)と外部パラメータ(カメラの配置)は既知である(予め校正されている)ことが必要であり、これらを前提に3次元再構成が行われる。
【0040】
次に、対象視界の動きからの3次元構造の復元に関し、時系列画像のそれぞれがどの位置及び姿勢で撮影されたものであるかは、デッドレコニングシステムにより対応が取られて校正されていれば、ステレオ対応という手段を使うことができる。但し、3次元視界の中の同一の点が含まれるように撮影された時系列画像において、その画像列の中から同一の点を見つけることが必要である。即ち、これらの同一の点の対応を取ることによって、対象視界の3次元構造を復元することができる。
【0041】
対象視界からの特徴点の検出に関しては、画像の中から、対象視界の特徴となるべきいくつかの特徴点を検出することになる。この場合の特徴点とは、画像のシーケンスに沿って追跡可能な適切な特徴を有する対象である。このような特徴点の検出には下記[数1]式に示す行列Aによる自動相関(auto-correlation)を用いることができる。行列Aは画像中の点p(x,y)を含むウインドウ領域W中に含まれる画像信号の導関数を平均化するように機能するので、これを用いて最適な特徴点を得る。即ち、追跡に適する特徴点は、一般にはコーナーや直線の交点(例えば、図7の左側の図におけるコーナーの黒点)であり、この行列はこれらの特徴点を検出するものである。尚、下記[数1]式において、I(x,y)は画像の関数、Ixはx軸に沿った画像の勾配、Iyはy軸に沿った画像の勾配、(xk,yk) は(x,y)を中心としたウインドウW中の画像点を夫々表わす。
【0042】
【数1】
【0043】
次に、特徴点の追跡(Feature Tracking)に関し、u=[x,y]T が画像点の座標であるような画像列I(u,t)を考慮する。サンプル周期が十分短ければ微小時刻後の画像ではその輝度値は変化しないと仮定し、下記[数2]式が成り立つ。
【0044】
【数2】
【0045】
上記の[数2]式において、δ(u)はモーションフィールド(3次元の動きベクトルの画像への投影)を表す。サンプル周期が十分に短いので、下記[数3]式に示すように、モーションは並進(translation)のみで近似することができる。尚、[数3]式のdは変移ベクトル(displacement vector)を表わす。
【0046】
【数3】
【0047】
選択された各特徴点に対し、また、画像列での追跡された各点のペアに対して、その変移ベクトルdを計算するため、トラッカー(Tracker)が用いられる。実際には、ノイズの影響により画像のモーションモデルは完全には表せないので[数2]式は十分に機能しない。従って、下記[数4]式に示すように、差の自乗和(Sum of Square Difference)によって変移ベクトルdを計算する。そして、この[数4]式の残渣を最小にする変移ベクトルdを求め、その方向に特徴点を追跡する(図7にこの状態を示す)。尚、下記[数4]式のWは、点uを中心とする特徴点検出のためのウインドウを表わす。
【0048】
【数4】
【0049】
図8はトラッキングの一例を説明するもので、トラック(Tracks)とは画像列中で同一の対象を示す点の集合であり、各トラックの画像点は夫々の3次元点の投影像である。トラックは画像列の中で見失うことは許されないが、追跡する点が画像から外れたり、隠れたり、ノイズ等によって検出できない場合には、トラッキングを停止せざるを得ない。ここでは、最初の画面において検出された特徴点の集合から開始し、前の画像(図8のImg A)での特徴点は次の画像(図8のImg B)で追跡される。画像(Img A)のうちの一部のトラックが停止すると、画像(Img B)において新しい特徴点を探すことになり、この新しい各特徴点はその後のトラッキングの起点となる。
【0050】
そして、3次元構造の再構成に関しては、3次元空間中の位置Mの点の距離がZであるとき、その画像上の投影位置をmとすると下記[数5]式の関係が成り立つ。下記の[数5]式において、距離fは焦点距離と呼ばれるが、ここではf=1なる単位長さを用いて簡単化している。このようにモデル化すると、2台のカメラで空間中の(物体の頂点等の)特徴点を撮影する幾何学的な関係は図6に示すようになる。
【0051】
【数5】
【0052】
図6において、第2のカメラ座標系は第1のカメラ座標系をその原点の周りにRだけ回転してからTだけ平行移動して得られる位置にある。尚、このベクトルTは基線ベクトルと呼ばれる。パラメータ{T,R}は2つのカメラ視点の相対的な位置姿勢関係を表しているので、1台のカメラを移動しながら撮影することとした場合は、デッドレコニングシステムにより計測することができる。
【0053】
図6に示すように、ある3次元空間中の位置Mのそれぞれの画像面上の投影像がm1,m2にあるとする。この状態で、第2のカメラ座標系の原点0'から見た特徴点の方向は第2のカメラ座標系に関してベクトルm2で表されるが、第2のカメラ座標系は第1のカメラ座標系に対してRだけ回転しているから、第1のカメラ座標系に関してはRm2である。従って、図6より下記[数6]式の関係が成立する。
【0054】
【数6】
【0055】
上記[数6]式から、距離Z,Z'が下記[数7]式のように計算される。
【0056】
【数7】
【0057】
このようにして、2つの視点から画像面上の投影像の座標m1,m2から3次元空間上の距離Z,Z'を復元することができる。そして、前述のトラックは対象視界中の特徴点群であるから、全てのトラックに関して上記[数7]式を計算すれば、3次元的な構造を復元することができる。
【0058】
次に、図1乃至図3に示した移動障害物検出手段MOについて図9を参照して説明する。移動障害物検出手段MOにおいて、移動体(例えば図4の車両1)が静止しているときには、撮像手段CD(カメラ2)によって撮像された画像データの中で、所定時刻前(t=t0-1)にサンプリングされた図9の(A)に示す画像と、現時刻(t=t0)にサンプリングされた図9の(B)に示す画像とが比較される。この場合において、対象視界(Scene、風景)中に移動障害物(図9では人体)が存在しなければ両画像間で差異はないが、移動障害物が存在するときには図9の(C)に示すように両画像間で差異が生ずる。従って、これら二つの画像間で算術演算または論理演算を行ない、その結果得られる残渣に着目すれば、移動障害物が存在しないときはゼロ、存在するときは物体(障害物)の大きさや移動速度に応じた値を得ることができる。
【0059】
また、所定時刻前(t=t0-1)にサンプリングされた画像と現時刻(t=t0)にサンプリングされた画像との比較に関し、他の例を以下に説明する。先ず、所定時刻前(t=t0-1)にサンプリングされた画像に対して特徴点が検出される。特徴点が出現する座標や数は移動障害物の形状や模様に応じて定まり、これらの特徴点の座標が現時刻(t=t0)において、どこに移動したかを追跡すれば、即ち、移動する特徴点が存在したか否かを調査すれば、対象視界(風景)中に移動障害物が存在しているか否かを判別することができる。
【0060】
上記の例においては、撮像手段CD(カメラ2)が静止した状態、即ち、カメラ2が搭載された車両1が静止した状態では成り立つが、車両1が移動中においては、カメラ2で撮影された画像内容の全てが移動するので、対象視界(風景)から移動障害物(図9の人体)のみを正しく検出することはできない。そこで、3次元の物体を再構成するときの前述の手法が用いられる。即ち、車両1周辺の物体を認識するために、車両1(自車)の移動に関わる情報(移動体情報検出手段MBの検出情報)、物体の移動前後に撮影した画像、即ち所定時刻前(t=t0-1)にサンプリングされた図10の(A)に示す移動障害物(図10の人体)の画像、及び現時刻(t=t0)にサンプリングされた図10の(B)に示す移動障害物の画像、および各画像間での特徴点の抽出及び追跡が行なわれ、その結果としての3次元座標復元が用いられる。ここで、対象視界(風景)中の物体が静止している場合は、複数場面にわたって同じ3次元座標が復元されるが、動いている物体(移動障害物)に対しては、追跡した特徴点からは同一の3次元座標を得ることはできない。従って、この3次元座標のバラツキを評価することにより、車両1(自車)が移動中においても、対象視界(風景)の中に移動障害物(図10では人体)が存在するか否かを判断することができ(図10の(C))、その位置は、追跡している特徴点の位置となる。
【0061】
尚、上記の例においては、対象視界(風景)中の移動障害物を検出するためにカメラ2の画像を用いる例を示したが、超音波式センサ、光学式センサ、電波式センサ等によっても上記と同様に移動障害物を検出することができ、同様の機能を実現することができる。従って、撮像手段CDとしてこれらのセンサを用いることとしてもよい。
【0062】
図1乃至図3に示す車両1の移動状態を検出する移動状態検出手段DSとして、車両1の走行速度、操舵状態、旋回状態等の車両運動を検出するセンサによってデッドレコニングシステムを構成することができ、本実施形態においては、車輪速度センサ7によって構成されており、これは後述するように移動体情報検出手段MBとしても機能するように構成されている。このようにして特定される第1の状態及び第2の状態における車両1の位置及び姿勢と、夫々の状態でカメラ2によって撮像された画像における特徴点の抽出と追跡によって特定される画像間の対応点に基づき、上記のように処理され、撮像領域内に存在する物体(静止又は移動障害物)が特定され、撮像領域の3次元座標が推定される。
【0063】
本実施形態においては、車輪速度センサ7によって検出された車輪速度信号に基づき、以下のように、車両1の状態、即ち車両1の位置及び方向(鉛直軸周りの角度)を検出するようにデッドレコニングシステムが構成されており、これによって図1乃至図3に示す移動体情報検出手段MBが構成されている。以下、本実施形態における車両1の状態を検出する方法について説明する。図11は、本実施形態における車両1のモデルを表したものであり、車両1の位置及び方向は、(x,y,θ)の3つの変数により定義される。また、車両1の速度(車速)をV、車両1の角速度をωとすると、車両の状態、車速及び角速度の間に次の等式が成立する。即ち、dx/dt=V・cosθ、dy/dt=V・sinθ、及びdθ/dt=ωとなる。
【0064】
上記の車速V及び角速度ωは直接計測することはできないが、車輪速度センサ7によって検出された左右後輪の車輪速度を用いて、次のように求めることができる。即ち、V=(Vrr+Vrl)/2、及びω=(Vrr−Vrl)/Ltとなる。ここで、Vrrは右後輪の車輪速度、Vrlは左後輪の車輪速度で、Ltは車両1のトレッド長を表す。
【0065】
上記の式を用いると、時刻tにおける車両の状態(x,y,θ)は、t=0における初期値(x0,y0,θ0)が決まっておれば次のように表すことができる。即ち、下記[数8]式のようになる。
【0066】
【数8】
【0067】
図12は、所定の3次元座標における車両1の移動開始位置の座標及び方向を基準に、移動後の位置の座標と方向を検出し追跡する方法の一例を示す。即ち、図12は(Xo,Yo,Zo)の3次元座標において、Xo−Yo平面(Zo=0)上で車両が旋回運動する状態を示し、位置(座標(x1,y1))及び方向(角度θ1)で決まる車両1の状態から位置(座標(x2,y2))及び方向(角度θ2)で決まる車両1の状態に移動したときの位置関係を特定することができる。本実施形態では、左右後輪の車輪速度センサ7の検出車輪速度に基づき、車両1の位置(座標)及び方向(角度)が検出されるが、操舵角センサ4、ヨーレイトセンサ(図示せず)、距離センサ(図示せず)等を用いることとしてもよく、これらのセンサを組み合わせて用いることとしてもよい。図12は単純円旋回の例であるが、複数円弧や直線が組み合わされた軌跡に対し、上記のように検出された車両1の座標と方向に基づき、同様に追跡することができる。
【0068】
一方、図1乃至図3に記載の3次元座標推定手段RCにおいて推定された3次元環境が、図13に破線の格子で示すように、(X,Y,Z)の3次元座標を基準とする3次元環境マップとしてメモリに格納されている。尚、図13に破線の格子で示した3次元環境マップの中には、カメラ2で撮像された他の車両、障害物、建物等も存在するが、これらは図示を省略している(以下、図14乃至図18においても、破線の格子は3次元環境マップを表す)。この3次元環境マップに対し、図12の3次元座標の対応が行われる。即ち、情報合成手段CBにおいて、車両1の周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係が補正される。具体的には、図13に破線の格子で示す3次元環境マップの中に、図12に示す車両1が配置され、3次元環境マップでの車両1の位置(座標)、及び姿勢、即ち方向(角度)が特定される。
【0069】
そして、前述の特定視界作成手段SVによって、周辺状況を含む3次元環境内における車両1の任意の位置で、任意の方向に向けてカメラが装着されたと仮定した場合の特定の視界が作成され、この仮想カメラから見た視界の画像が、表示手段VDたるモニタ8に表示される。この場合において、例えば図14に示すように、車両1の後方に仮想カメラ2aが配置されているとしたときに、移動後の車両1から見た3次元環境マップ(図14の破線の格子)において、どの領域が仮想カメラ2aの視界に入っているかが分かる。換言すれば、図14にSaで示す領域が、仮想カメラ2aの視界に入り、モニタ8にバーチャル画像として表示し得る領域(以下、表示視界という)である。
【0070】
図15は、車両1の左前方コーナーに仮想カメラ2bが配置された場合、及び左後方コーナーに仮想カメラ2cが配置された場合に、移動後の車両1からみた3次元環境マップにおいて、これらの仮想カメラ2b及び2cの視界に入る領域(表示視界Sb及びSc)を示す。同様に、図16は、仮想カメラ2dが車両1の側方に配置された場合に、移動後の車両1からみた3次元環境マップにおいて、仮想カメラ2dの視界に入る領域(表示視界Sd)を示す。
【0071】
図14乃至図16の例では、実際のカメラ2の画角と類似する視界が設定されているが、図17の仮想カメラ2eように、180度の表示視界Seを設定することもできる。これにより、実際のカメラ2では視界に入らない車両1の両コーナー部分をも視界に入れたバーチャル画像を表示するように構成することができる。更に、図18に示すように車両1の上空部分に仮想カメラ2fを配置して360度の表示視界Sfを設定し、この視界のバーチャル画像を表示するように構成することもできる。
【0072】
上記のように形成されるバーチャル画像は、車両1の移動、即ち仮想カメラ2a等の移動に伴う視界の移動に応じて変化することになるが、本実施形態においては、車両1が移動中に撮像した障害物を含むバーチャル画像を、状況に応じて適宜(移動後も)、表示し得るように構成されている。例えば、図19において、車両1が2点鎖線で示す位置から矢印方向に後退し実線で示す位置まで移動したとすると、2点鎖線で示す位置で撮像された2点鎖線の領域Spには静止状態の障害物OBが存在するので、この位置では障害物OBを含む画像が形成される。しかし、移動後の車両1の位置で撮像される領域Snには障害物OBが存在しなくなっているので、モニタ8(図4)の表示画像には障害物OBが含まれなくなる。この状態から、車両1が更に図19の矢印方向に後退すると、車両1の左後方のコーナーから左前方にかけて障害物OBが接近することになるが、モニタ8の表示画像からは外れており、見えなくなっている。
【0073】
上記のような状況において、図17に示すような車両1の上方に仮想カメラ2eが配置されたときのバーチャル画像をモニタ8に表示すると、図20及び図21に示すように、車両1の両コーナー部分も含む画像となる。尚、図20は、図19に2点鎖線で示す位置の車両1の後部及び(静止)障害物OBが表示されたもので、図21は、図19に実線で示す位置(移動後)の車両1の後部及び(静止)障害物OBが表示されたものである。図21に示すように、(静止)障害物OBの車両1に対する相対的位置は、2点鎖線で示す位置(移動前の図20の位置)から図21の矢印方向に相対移動し、実線で示す位置となっていることが分かる。これにより、障害物OBはカメラ2による実際の視界から外れているにも拘わらず、運転者はこれをモニタ8で確認することができる。
【0074】
また、本実施形態においては、図2に示す指示入力手段SE及び切替手段CHによって、モニタ8の表示画像が実際のカメラ2で撮像された画像から、図20及び図21に示すようなバーチャル画像に適宜切り替え可能に構成されている。具体的には、図22に示すように、後方視界の通常の画像(図示省略)に加え、左右に「左コーナー」及び「右コーナー」というタッチパネルスイッチが表示されたモニタ8の通常の表示画面(A)に対し、運転者が何れかのタッチパネルスイッチに触れると画面が切り替わり、コーナー部分のバーチャル画像が表示された切替画面(B)が表れるように構成されている。これにより、例えば運転者が通常の表示画面(A)の「左コーナー」の表示に触れると、切替画面(B)の拡大画像に切り替わるので、左コーナーの(静止)障害物OBを確認することができる。このように、拡大表示とすることが望ましいが、図20の表示が左右に移動する態様としてもよく、音声と共に報知することとしてもよい。
【0075】
上記のモニタ8の表示画像に関し、カメラ2の視界中の所定距離、例えば2m以内に障害物が存在する場合において、その障害物がカメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、このような移動障害物のバーチャル画像を長時間に亘って表示し続けることは適切ではない。このため、本実施形態では、例えば、前述の所定の条件に基づく以下の態様のうち、少なくとも一つの態様で制御される。即ち、(1)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、その時刻から所定時間以上経過するとバーチャル画像の表示が禁止される。(2)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、そのときの位置から車両1(自車)が所定距離以上移動するとバーチャル画像の表示が禁止される。(3)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、そのときの位置から車両1(自車)が所定角度以上旋回するとバーチャル画像の表示が禁止される。
【0076】
あるいは、(1)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、その時刻から所定時間以上経過すると、そのときのカメラ2の実画像の表示に切り替えられる。(2)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、そのときの位置から車両1(自車)が所定距離以上移動すると、そのときのカメラ2の実画像の表示に切り替えられる。(3)カメラ2の視界中に移動障害物が存在すると判定され、カメラ2の視界から外れて背後に移動したときには、そのときの位置から車両1(自車)が所定角度以上旋回すると、そのときのカメラ2の実画像の表示に切り替えられる。
【0077】
尚、複数のカメラが搭載されている場合には、移動障害物が第1のカメラの視界の背後に移動した後に、第2のカメラの視界に存在する可能性が高いときには、第2のカメラの実画像の表示に切り替えることとしてもよい。
【0078】
更に、前述のように車両1周辺の障害物OBの状況を3次元的に認識できていることを利用し、至近距離に存在する障害物がカメラ2の視界から外れたときに、自動的に、カメラ2の視界より外側の状況をバーチャル画像として表示させることができる。例えば図23に示すように、道路の左側に縦列駐車を行う場合において、車両1を後退させた後に矢印方向(左方向)に旋回するとき、前方左コーナーが他の車両OVの後部に接触するおそれがある。このような場合において、車両1に対して相対的に所定距離内に接近する他の車両OVは移動障害物として認識され、特定視界作成手段SVでは、この車両OVを含む視界が作成される。而して、自動的に、もしくは運転者の指示に応じて、図24に示すように前方左コーナー部分のバーチャル画像をモニタ8に表示させることができる(切り替えることができる)。
【0079】
上記図24のバーチャル画像は、前述のように、車両1が図23に示す領域の前方まで前進した後に後退する際に、カメラ2によって撮像された他の車両OVを含む環境情報が3次元環境マップとしてメモリ(図示せず)に格納されているので、この3次元環境マップでの車両1の位置(座標)及び姿勢(方向)が特定される。そして、3次元環境マップにおいて、車両1の前方左コーナーと他の車両OVの後部との距離が所定距離未満となったと判定されると、自動的に、図24に示すバーチャル画像がモニタ8に表示される。このとき、車両OVが移動し、例えば2m以内に接近した移動障害物と判定され、前述の所定の条件を充足したときには、バーチャル画像から実画像に切り替えられる。尚、同時に音声で案内することとしてもよい。
【0080】
また、電子制御装置10において、車両1と他の車両OVが「接触するおそれあり」と判定されたときに、例えば警報と共に、モニタ8に警告が表示されるように構成してもよい。また、自車両から所定距離の領域内に他の障害物(例えば他の車両)が存在すると判定された場合には、その障害物を含む視界のバーチャル画像を自動的に表示し、その障害物が移動障害物であれば実画像に切り替えるように構成することもできる。この場合にも、音声で案内し、あるいは警告と共に報知することができる。
【0081】
更に、図3に示すように移動体情報検出手段MBの検出情報に基づき移動体の移動軌跡を推定する軌跡推定手段TRを備え、特定視界作成手段SVが、軌跡推定手段TRの推定移動軌跡を特定の視界に重合する重合手段OLを具備した構成とすることにより、例えば道路の右側に縦列駐車を行う場合に、図25乃至図27に示すように、駐車案内用の推奨コースRC及び車両1の予想移動軌跡ECを重合してバーチャル画像表示するように構成することができる。この場合には、図4に示す操舵角センサ4の検出操舵角等の車両1の操作状況を示す情報に基づき、車両1の後退時の予想軌跡ECを演算することができる。この予想軌跡ECの演算は、従来の駐車案内方法と同様に構成することができるので説明は省略する。
【0082】
図25は車両1の側部斜め上方からみた鳥瞰図状のバーチャル画像で、図26は車両1の真上からみたバーチャル画像、図27は車両1の前部上方から後方をみたバーチャル画像で、駐車スペースをPSで示している。これらのバーチャル画像は、後方のカメラ2のみであっても、車両1が図25乃至図27のモニタ画像に示す領域の前方まで前進した後に後退するまでに、前述のようにカメラ2によって撮像された車両1周辺の環境情報が3次元環境マップとしてメモリに格納されるので、その後は図25乃至図27に示す領域内のバーチャル画像を適宜モニタ8に表示することができる。
【0083】
この実施形態においても、図25乃至図27に示す領域内の車両等の障害物が移動し、(移動障害物検出手段MOにて)移動障害物と判定され、前述の所定の条件を充足したときには、図25乃至図27のバーチャル画像が実画像に切り替えられる。
【0084】
以上のように、撮像画像中に移動障害物が存在し所定の条件を充足したときには、前述のように画像表示の制限が行なわれ、例えばバーチャル画像から実画像に切り替えられるので、移動前の障害物のバーチャル画像が継続して表示されることなく、適切な画像表示が行なわれる。尚、上記の各実施形態においては1台のカメラ2のみによってモニタ8にバーチャル画像で表示できることから、車両1のコーナー部分等の、技術的、意匠的に搭載が困難な部分にカメラを搭載する必要はない。しかも、カメラ2の搭載位置及び方向に依存することなく、カメラ2によって撮像された車両1周辺の環境情報に基づき、所望のバーチャル画像をモニタ8に適宜表示することができる。また、図4に示したカメラ2(バックカメラ)のほか、サイドカメラ、フロントカメラ等を利用することができ、特定のカメラに限定されるものではなく、複数台のカメラを用いてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の移動体周辺監視装置においては、移動体の周辺の物体の大きさ、位置等の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段と、移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段を備え、これらの検出情報を情報合成手段で合成し、移動体の周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力し、この出力情報に基づき、特定視界作成手段により、移動体の特定位置周辺の環境情報から特定の視界を作成し、表示手段により特定の視界を画像に表示すると共に、移動障害物検出手段によって、環境情報検出手段の検出情報に基づき、移動体の周辺で移動する移動障害物を検出し、移動障害物検出手段が移動障害物を検出した移動障害物検出手段が移動障害物を検出した後であって、環境情報検出手段の検出情報から移動障害物が消失した後に、所定時間以上を経過したとき、移動体が所定距離以上移動したとき、及び移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つの条件を充足したときには、表示制御手段によって、表示手段の特定の視界の画像表示を制限し、必要に応じて画像表示を禁止することができるので、移動前の障害物の画像が継続して表示されることなく、適切な画像表示を行なうことができる。このように、環境情報検出手段に供するカメラ等の配置及び個数に拘わらず、移動体における所望の位置での視界を確保し、適切に画像表示を行なうことができる。しかも、当該視界内の移動障害物を検出することができ、移動障害物を検出したときには画像表示を適切に制御することができる。
【0087】
また、請求項2に記載のように構成すれば、前記環境情報検出手段は、一つの撮像手段によっても環境情報を容易且つ検出することができ、安価な装置を提供することができる。しかも、前記移動障害物検出手段は、撮像画像中に移動障害物を検出した後であって、撮像画像の中から移動障害物が消失したときには画像表示を制限し、必要に応じて画像表示を禁止することもできるので、移動前の障害物の画像が継続して表示されることなく、適切な画像表示を行なうことができる。更に、前記表示制御手段を請求項3に記載のように構成すれば、画像表示を適切に制限することができる。
【0088】
前記移動障害物検出手段は、移動体が静止状態にあるときには請求項4に記載のように構成し、移動体が移動状態にあるときには請求項5に記載のように構成することにより、確実に移動障害物を検出することができる。
【0089】
また、前記移動状態検出手段は、請求項6に記載のように構成すれば個別に設ける必要がないので、安価な装置を提供することができる。あるいは、請求項7に記載のように構成すれば、運転者の指示に応じて容易に所望の視界に切り替えることができる。更に、請求項8に記載のように構成すれば、移動体の推定移動軌跡を特定の視界に重合した画像を容易に表示することができる。従って、例えば駐車案内装置に適用すれば、表示手段を介して障害物を確実に回避するように案内することができるので、運転者は表示手段を参照しながら容易に所定位置に駐車することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体周辺監視装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の移動体周辺監視装置の他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の移動体周辺監視装置の更に他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の移動体周辺監視装置を駐車案内装置に適用したときの一実施形態として、駐車案内装置を搭載した車両を透視して示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る駐車案内装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態における三次元再構成に関し、2台のカメラで空間中の物体の特徴点を撮影するときの幾何学的な関係を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態における三次元再構成に関し、特徴点の追跡の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態における三次元再構成に関し、トラッキング状況の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態において、移動体が静止しているときに撮像画像中の移動障害物を検出する状況の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態において、移動体が移動しているときに撮像画像中の移動障害物を検出する状況の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態における車両モデルの平面図である。
【図12】本発明の一実施形態において、所定の3次元座標における車両の移動開始位置の座標及び方向を基準に、移動後の位置の座標と方向を検出し追跡する方法の一例を示す平面図である。
【図13】本発明の一実施形態において、3次元環境マップでの車両の位置(座標)及び姿勢(方向)を特定する状態の一例を示す平面図である。
【図14】本発明の一実施形態において、車両の後方に仮想カメラが配置されたときの表示視界を示す平面図である。
【図15】本発明の一実施形態において、車両の左前方コーナー及び左後方コーナーに仮想カメラが配置されたときの表示視界を示す平面図である。
【図16】本発明の一実施形態において、車両の側方に仮想カメラが配置されたときの表示視界を示す平面図である。
【図17】本発明の一実施形態において、車両の後方上部に仮想カメラが配置されたときの180度の表示視界を示す平面図である。
【図18】本発明の一実施形態において、車両の上空部分に仮想カメラが配置されたときの360度の表示視界を示す平面図である。
【図19】本発明の一実施形態において、車両が後退したときの表示視界の変化の一例を示す平面図である。
【図20】図19に2点鎖線で示す位置の車両の後部及び障害物が表示された画像の一例を示す平面図である。
【図21】図19に実線で示す位置の車両の後部及び障害物が表示された画像の一例を示す平面図である。
【図22】本発明の一実施形態において、タッチパネルスイッチが表示されたモニタの通常の表示画面(A)から拡大画像が表示された切替画面(B)への変化の一例を示す平面図である。
【図23】本発明の一実施形態において、車両の進行方向に対して左側に縦列駐車を行う場合の車両の動作の一例を示す平面図である。
【図24】図23に示すように車両を後退後に矢印方向に旋回するとき、前方左コーナー部分のバーチャル画像をモニタに表示させた一例を示す平面図である。
【図25】本発明の一実施形態において、車両の進行方向に対して右側に縦列駐車を行う状況を、車両の側部斜め上方からみたバーチャル画像で示す一例の平面図である。
【図26】本発明の一実施形態において、車両の進行方向に対して右側に縦列駐車を行う状況を、車両の真上からみたバーチャル画像で示す一例の平面図である。
【図27】本発明の一実施形態において、車両の進行方向に対して右側に縦列駐車を行う状況を、車両の前部上方から後方をみたバーチャル画像で示す一例の平面図である。
【符号の説明】
SR 環境情報検出手段, CD 撮像手段, DS 移動状態検出手段,
RC 3次元座標推定手段, MB 移動体情報検出手段,
CB 情報合成手段, SV 特定視界作成手段, VC 表示制御手段,
VD 表示手段, MO 移動障害物検出手段, 1 車両, 2 カメラ,
3 ステアリングホイール, 4 操舵角センサ, 5 シフトレバー,
6 シフトレバースイッチ, 7 車輪速度センサ, 8 モニタ,
9 スピーカ, 10 電子制御装置
Claims (8)
- 移動体の周辺の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段と、前記移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段と、該移動体情報検出手段の検出情報と前記環境情報検出手段の検出情報を合成し、前記移動体の前記周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力する情報合成手段と、該情報合成手段の出力情報に基づき、前記移動体の特定位置周辺の環境情報から前記移動体の特定の視界を作成する特定視界作成手段と、該特定視界作成手段が作成した特定の視界を画像に表示する表示手段と、前記環境情報検出手段の検出情報に基づき、前記移動体の周辺で移動する移動障害物を検出する移動障害物検出手段と、該移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出した後であって、前記環境情報検出手段の検出情報から前記移動障害物が消失した後に、所定時間以上を経過したとき、前記移動体が所定距離以上移動したとき、及び前記移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つの条件を充足したときに、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限することを特徴とする移動体周辺監視装置。
- 移動体の周辺の環境情報を検出し蓄積する環境情報検出手段と、前記移動体の位置及び姿勢を逐次検出し蓄積する移動体情報検出手段と、該移動体情報検出手段の検出情報と前記環境情報検出手段の検出情報を合成し、前記移動体の前記周辺環境に対する相対的な位置及び姿勢の関係を補正して出力する情報合成手段と、該情報合成手段の出力情報に基づき、前記移動体の特定位置周辺の環境情報から前記移動体の特定の視界を作成する特定視界作成手段と、該特定視界作成手段が作成した特定の視界を画像に表示する表示手段と、前記環境情報検出手段の検出情報に基づき、前記移動体の周辺で移動する移動障害物を検出する移動障害物検出手段と、該移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限するように制御する表示制御手段とを備え、前記環境情報検出手段は、前記移動体に搭載し前記移動体の周辺を撮像し画像情報を出力する少なくとも一つの撮像手段と、前記移動体が第1の状態から第2の状態に移動したときに少なくとも前記第1の状態及び第2の状態で前記撮像手段によって撮像した二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像から特徴点の座標を検出すると共に、前記第2の状態で撮像した画像での前記特徴点に対応する座標を検出する特徴点追跡手段と、少なくとも前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢を検出する移動状態検出手段と、該移動状態検出手段で検出した前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢、前記第1の状態で撮像した画像の前記特徴点の座標、及び前記第2の状態で撮像した画像の前記特徴点に対応する座標に基づき前記特徴点の3次元座標を推定する3次元座標推定手段とを備え、前記移動障害物検出手段は、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物を検出し、前記表示制御手段は、前記移動障害物検出手段が前記移動障害物を検出した後であって、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物が消失したときには、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限することを特徴とする移動体周辺監視装置。
- 前記表示制御手段は、前記撮像手段によって撮像した画像の中から前記移動障害物が消失した後に、所定時間以上を経過したとき、前記移動体が所定距離以上移動したとき、及び前記移動体が所定角度以上旋回したときのうち、少なくとも一つの条件を充足したときに、前記表示手段による前記特定の視界の画像表示を制限することを特徴とする請求項2記載の移動体周辺監視装置。
- 前記移動障害物検出手段は、前記移動体が静止状態にあるときには、前記撮像手段によって撮像した前記二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像と前記第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して前記移動障害物を検出するように構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の移動体周辺監視装置。
- 前記移動障害物検出手段は、前記移動体が移動状態にあるときには、前記撮像手段によって撮像した前記二つの画像に基づき、前記第1の状態で撮像した画像及び前記移動体情報検出手段の検出情報から前記第2の状態で撮像する画像を予測した予測画像と、前記第2の状態で撮像した画像との間で、算術演算及び論理演算の少なくとも一方により画像間の変化分を抽出して前記移動障害物を検出するように構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の移動体周辺監視装置。
- 前記環境情報検出手段を構成する前記移動状態検出手段が、前記移動体情報検出手段の検出情報から、前記第1の状態及び前記第2の状態における前記移動体の位置及び姿勢を検出するように構成したことを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の移動体周辺監視装置。
- 前記移動体の運転者による前記特定の視界に係る指示を入力する指示入力手段を備え、前記特定視界作成手段が、前記指示入力手段の入力結果に応じて前記特定の視界を前記運転者の指示に基づく視界に切り替える切替手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の移動体周辺監視装置。
- 前記移動体情報検出手段の検出情報に基づき前記移動体の移動軌跡を推定する軌跡推定手段を備え、前記特定視界作成手段が、前記軌跡推定手段の推定移動軌跡を前記特定の視界に重合する重合手段を具備し、前記表示手段が、前記推定移動軌跡を前記特定の視界に重合した画像を表示することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の移動体周辺監視装置。
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