JP4189238B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノクローム画像信号及びR(赤)、G(緑)及びB(青)のカラー画像信号を出力する4ラインCCDセンサを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、対象物の画像を読み取る画像読取装置が世間一般に普及し、しかも多種多様な製品が販売されている。これらの中でカラーCCDを用いたカラー画像読取装置は、低価格化、画像読取の高速化が進み、カラー画像読取装置の単体に限らず、カラー画像形成装置(MFP= Multi Functional Pedestal)などのスキャナ等に幅広く使用されている。
【0003】
カラーCCDは、R、G、Bを読み取ってRGB信号を出力する3ラインCCDセンサが主流である。又、RGB信号の他にBK(黒)信号を出力する4ラインCCDセンサも使用されている。この4ラインCCDセンサは、BKの読取の高速化のために低価格スキャナ(画像読取装置)で使用されている。3ラインCCDセンサを使用した画像読取装置としては、例えば特許文献1がある。又、4ラインCCDセンサを使用した画像読取装置としては、例えば特許文献2がある。特許文献2には、カラー原稿とモノクローム原稿との読み取りの設定に応じて、カラー画像信号とモノクローム画像信号とを切り替える制御方法が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112046号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−69254号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2は、カラー画像とモノクローム画像とを選択的に出力可能なプリント動作を行うデジタルPPCに関するもので、スキャナにより原稿を読み取るときの光源から出力される光強度に応じて原稿を読み取るスキャンスピードを決定している。
【0007】
このため、スキャナとこのスキャナに接続するプリンタ(画像形成装置)との整合が取れず、デジタルPPCにおけるプリンタでの印字出力動作のパフォーマンスの低下を招いている。
【0008】
例えば、図21はモノクローム原稿を読み取ったときのスキャナ動作とプリント動作とのタイミング図を示す。スキャナは、モノクローム原稿を4ラインCCDセンサにより読み取り、この4ラインCCDセンサの主走査によりモノクローム画像信号bk1を出力する。そして、スキャナは、4ラインCCDセンサの主走査毎にモノクローム画像信号bk2、bk3、…を出力する。
【0009】
プリンタは、4ラインCCDセンサの次の主走査周期においてスキャナからのモノクローム画像信号bk1を入力し、このモノクローム画像信号bk1を用紙にプリントアウトする。そして、プリンタは、4ラインCCDセンサの主走査周期毎にモノクローム画像信号bk2、bk3、…を用紙にプリントアウトする。
【0010】
しかしながら、スキャナでの原稿の読取動作時間がプリンタでのプリント動作時間よりも長い場合には、図21に示すようにスキャナの主走査毎に、スキャナによる読み取り動作の終了の前に、プリンタでのプリント動作が終了してしまい、プリンタ動作に無駄な待ち時間tbが発生する。このため、デジタルPPCにおけるプリンタでの印字出力動作のパフォーマンスが低下する。
【0011】
一方、図22はカラー原稿を読み取ったときのスキャナ動作とプリント動作とのタイミング図を示す。スキャナは、カラー原稿を4ラインCCDセンサにより読み取り、この4ラインCCDセンサからの主走査によるRGBのカラー画像信号rgb1を入力し、このカラー画像信号rgb1をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)の各色信号(YMCK信号)に変換する。そして、スキャナは、4ラインCCDセンサの主走査毎にカラー画像信号rgb2、rgb2、…、を出力し、これらカラー画像信号rgb2、rgb2、…、をYMCK信号に変換する。
【0012】
プリンタは、4ラインCCDセンサの次の主走査周期においてスキャナからのYMCK信号を入力し、このYMCK信号に基づいてイエローy1、マゼンタm1、シアンc1及びブラックbk1を順次用紙にプリントする。そして、プリンタは、4ラインCCDセンサの主走査周期毎にYMCK信号に基づいてイエローy2、マゼンタm2、シアンc2及びブラックbk2、次にy3、m3、c3及びbk3を順次用紙にプリントする。
【0013】
しかしながら、スキャナでのカラー原稿の読取動作時間がプリンタでのプリント動作時間よりも長い場合には、図22に示すようにスキャナの主走査毎に、スキャナによる読み取り動作の終了の前に、プリンタでのプリント動作が終了してしまい、プリンタ動作に無駄な待ち時間tcが発生する。このため、カラー原稿の読取時においても上記同様に、デジタルPPCにおけるプリンタでの印字出力動作のパフォーマンスが低下する。
【0014】
そこで本発明は、原稿を読み取ってから印字出力するまでのパフォーマンスを向上できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の読み取りを行うスキャナ部と、スキャナ部で発生した第1の同期信号に従ってスキャナ部で読み取ったスキャン画像に対する第1の画像処理を実行する第1の画像処理部と、第1の画像処理から出力される画像信号を記憶するページメモリと、少なくとも第2の同期信号を発生するエンジン部と、エンジン部で発生した第2の同期信号に従ってページメモリから画像信号を読み出して第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、スキャナ部、第1の画像処理部、第2の画像処理部及びエンジン部を動作制御するシステムCPUとを備え、かつエンジン部によって第2の画像処理部から出力される画像信号を受け取って画像形成を行う画像形成装置において、システムCPUに接続され、少なくともモノクローム画像の読み取りモード、カラー画像の読み取りモードを選択するスイッチを備え、スキャナ部は、画像を読み取るカラーラインセンサ及びモノクロラインセンサから成る4ラインCCDセンサを有し、システムCPUは、スキャナ部での第1の同期信号に従ったスキャナ読取り時間を第2の同期信号に従って動作するエンジン部における画像形成の時間より短くなるように第1と第2の同期信号との周期を決定するもので、スキャナ部におけるカラーラインセンサを用いた画像読取り時には、モノクロラインセンサを用いた画像読取りよりも読み取り時間を長く設定し、モノクローム画像を画像形成する場合、スキャナ部におけるモノクロラインセンサを使用して読み取る第1の同期信号の周期をエンジン部でモノクローム画像を形成する第2の同期信号の周期以下に設定し、カラー画像を画像形成する場合、スキャナ部におけるカラーラインセンサを使用して読み取る読取り時間をエンジン部でカラー画像を形成する時間以下に設定する画像形成装置である。
本発明は、画像の読み取りを行うスキャナ部と、スキャナ部で発生した第1の同期信号に従ってスキャナ部で読み取ったスキャン画像に対する第1の画像処理を実行する第1の画像処理部と、第1の画像処理から出力される画像信号を記憶するページメモリと、少なくとも第2の同期信号を発生するエンジン部と、エンジン部で発生した第2の同期信号に従ってページメモリから画像信号を読み出して第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、スキャナ部、第1の画像処理部、第2の画像処理部及びエンジン部を動作制御するシステムCPUとを備え、かつエンジン部によって第2の画像処理部から出力される画像信号を受け取って画像形成を行う画像形成装置において、カラー画像又はモノクローム画像の読み取りに合わせて第1の同期信号を切り替える手段を有し、スキャナ部は、画像を読み取るカラーラインセンサ及びモノクロラインセンサから成る4ラインCCDセンサを有し、システムCPUは、第1の同期信号の周期を第2の同期信号の周期以下に設定するもので、4ラインセンサにおけるモノクロラインセンサを使用して読み取る前記第1の同期信号の周期をエンジン部でモノクローム画像を形成する第2の同期信号の周期以下に設定し、4ラインセンサのカラーラインセンサを使用して読み取る第1の同期信号の周期をエンジン部でカラー画像を形成する第2の同期信号の周期以下に設定する画像形成装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明の画像読取装置を用いた画像形成装置の構成図である。この画像形成装置は、例えばカラーPPC(4回転)であって、原稿自動送り装置(以下、ADFと称する)1と、画像読取部としてのスキャナ部2と、出力画像を形成するプロセスユニット3と、給紙ユニット4と、コントロールパネル(以下、コンパネと省略する)5となどから構成される。
【0018】
スキャナ部2は、ADF1から供給される原稿(読み取り対象物)や原稿台にセットされた原稿などの読み取り対象物を光源からの光で照明し、原稿からの反射光をミラー、レンズなどの光学部材を介して4ラインCCDセンサに導き、光電変換して画像データをプロセスユニット3や図示しない外部装置、ネットワーク上に出力する。
【0019】
スキャナ部2において、読み取る原稿は、ADF1によって原稿台ガラス6上を一定速度で移動するか、又は原稿台ガラス6上に下向きに置かれる。原稿は、光源7により照明され、原稿からの反射光が各ミラー8〜10及び縮小レンズ11を介して4ラインCCDセンサ12上に結像される。
【0020】
原稿台ガラス6上に置かれた原稿を読み取る際には、光源7とミラー8とにより構成される第1のキャリッジ13と、各ミラー9、10により構成される第2のキャリッジ14とを図示しない駆動用モータで図面上右から左に移動する。これにより、原稿は、光源7からの照明光により走査される(副走査方向)。
【0021】
第1のキャリッジ13の移動速度は、第2のキャリッジ14の移動速度の2倍になっており、原稿から4ラインCCDセンサ12までの光路長が常に一定になるようになっている。原稿がADF1によって搬送される際には、光源7から照射される光は、移動せず、原稿が緯度することで走査される。
【0022】
図2は4ラインCCDセンサ12の外観図、図3は同4ラインCCDセンサ12における受光部12aの拡大図である。4ラインCCDセンサ12における受光部12aは、光学フィルタを配置しないラインセンサBKと、赤色に感光を持たせるための光学フィルタを配置したラインセンサRと、緑色に感光を持たせるための光学フィルタを配置したラインセンサGと、青色に感光を持たせるための光学フィルタを配置したラインセンサBとの4本を並べて配置している。各ラインセンサK、R、G、Bは、それぞれ例えば受光素子としてフォトダイオードを4.7μmピッチで7500画素分配置している。
【0023】
このように4ラインCCDセンサ12は、4本のラインセンサBK、R、G、Bを並べて配置しているので、各ラインで読み取る画像は副走査方向にずれる。カラー画像を読み取る際には、ラインメモリなどによって読み取った画像情報を保持し、このずれを補正するのが一般的である。なお、副走査方向のキャリッジ移動速度や原稿移動速度にむら(ジッタ)がある場合には、必ずしも完全に補正できるとは限らない。
【0024】
4ラインCCDセンサ12の特徴について説明する。図4は4ラインCCDセンサ12を構成するラインセンサKの分光感度特性を示す図であり、図5は4ラインCCDセンサ12を構成する各ラインセンサR、G、Bの分光感度特性を示す図であり、図6は光源7のキセノンライプの分光分布を示す図である。
【0025】
図6に示すように光源7のキセノンライプから照射される光は、約400nmから730nmまでの波長(スペクトル)を有している。この光源7からの光が白色の原稿で反射し、4ラインCCDセンサ12に入射した場合を考える。
【0026】
図4及び図5に示すように各ラインセンサR、G、Bが特性領域の波長にしか感度を持たないのに対し、ラインセンサKは400nm未満から1000nmを越える波長領域まで感度を有することを考慮すると、ラインセンサBKから出力される信号が他の各ラインセンサR、G、Bに比べて大きいものになることは明確である。つまり、ラインセンサKは、他の各ラインセンサR、G、Bに比べて感度が高い。
【0027】
図7は4ラインCCDセンサ12の構成図である。ラインセンサBKの構成と各ラインセンサR、G、Bの構成とは、一部違いがある。
【0028】
各ラインセンサR、G、Bに光が照射されると、それぞれラインセンサR、G、Bを構成する受光素子が画素ごとに照射光量及び照射時間に応じて電荷を発生する。それぞれのシフトゲートにSH信号が入力されると、シフトゲートを介してそれぞれの画素に対応した電荷がアナログシフトレジスタに供給される。アナログシフトレジスタは、転送クロックCLK1、2に同期して各ラインセンサR、G、Bから画素に対応した電荷(画像情報)をシリアル出力する。
【0029】
SH信号はスキャン同期信号shsyncをもとに生成される。
【0030】
図8を参照して各ラインセンサBK、R、G、Bの信号出力について説明する。各ラインセンサBK、R、G、Bは、7500個の有効画素の前段に光が入射しないように受光素子をアルミニウムのシート等により遮光した光シールド画素部分及びダミー画素、空送り部分を設けている。
【0031】
各ラインセンサBK、R、G、Bの信号出力を全て外部に転送するには、7500画素分を超える転送クロック数が必要になる。ここで、光シールド画素部分、ダミー画素部分、空送り部分の合計を500画素分にすると、8000画素分の転送クロックが必要になり、この時間が1ラインの光蓄積時間(tINT)を決定付ける大きな要素になっている。
【0032】
すなわち、各ラインセンサBK、R、G、B内の受光素子は、1ライン分の光蓄積時間(tINT)の間、原稿からの反射光に応じて電荷を発生し、SH信号が入力されることで、その電荷がアナログシフトレジスタに転送され、次の光蓄積時間(tINT)の間で、転送クロックに同期して外部に信号を出力するという動作を連続的に繰り返す。
【0033】
次にラインセンサBKについて説明する。基本的な動作は、各ラインセンサR、G、Bと同じであるが、図7から分るようにシフトゲートとアナログシフトレジスタとを2組有するのを特徴としている。ラインセンサBKに光が照射されると、ラインセンサBKを構成する受光素子が各画素毎に照射光量及び照射時間に応じて電荷を発生する。シフトゲートK_EVENにSH信号が入力されると、それぞれのシフトゲートを介して奇数画素に対応した電荷はアナログシフトレジスタK_ODDに、奇数画素に対応した電荷はアナログシフトレジスタK_EVENに供給される。それぞれのアナログシフトレジスタは、転送クロックCLK1、2に同期してそれぞれ奇数画素と偶数画素とに対応した電荷(画像情報)をシリアル出力する。
【0034】
図9を参照してラインセンサBKの出力信号について説明する。各ラインセンサR、G、Bと同様に、ラインセンサBKにも7500個の有効画素の前段に光が入射しないように受光素子をアルミニウムのシートなどで遮光した光シールド画素部分、ダミー画素、空送り部分を設けている。光シールド画素部分、ダミー画素、空送り部分の合計も500画素分である。
【0035】
ラインセンサBKの場合には、前述したように電荷の転送が奇数画素と偶数画素との2つに分かれるために8000画素分の電荷(画像情報)をシリアルに出力するのに必要な転送クロックは、4000画素分でよい。
【0036】
従って、シフトゲートに入力されるSH信号の周期を短くすることが可能であり、1ラインの光蓄積時間(tINT)を短くできる。前述したようにラインセンサKは、高感度であるので、1ラインの光蓄積時間(tINT)を短くしても問題ない。図10はSH信号の周期を短くできることを点線で、又有効画素領域が3750画素分になり、それぞれのアナログシフトレジスタから奇数画素、偶数画素のそれぞれに対応した信号を別々に出力することを示す。
【0037】
このように4ラインCCDセンサ12について、ラインセンサBKを用いた場合には、各ラインセンサR、G、Bを用いた場合の2倍の読み取り速度を実現できることを説明した。なお、ラインセンサKの感度に余裕が或る場合には、さらに高速化することが可能である。図11及び図12はそれぞれラインセンサBKの出力を奇数、偶数に分け、さらに前半からの出力と後半からの出力とに分けることで、4倍の読み取り速度を実現する構成図及び動作タイミング図を示す。
【0038】
図1に戻って画像形成装置の構成について説明する。プロセスユニット3は、スキャナ部2により原稿から読み取った画像データ、又は図示しない外部装置から入力される画像データに基づく画像を用紙(転写媒体)P上に出力する。給紙ユニット4は、プロセスユニット3に用紙Pを供給する。
【0039】
スキュナ部2、プロセスユニット3、給紙ユニット4は、筐体15内に収納されている。筐体15の右側には、両面ユニット16及び手差しユニット17が着脱自在に取り付けられている。両面ユニット16は、プロセスユニット3で片面に画像形成された用紙Pを反転し、再びプロセスユニット3に供給する。手差しユニット17は、手差しにより用紙Pをプロセスユニット3に供給する。
【0040】
プロセスユニット3は、本装置のフロントーリア方向(紙面方向)に延びた感光体ドラム(像担持体)18を有する。感光体ドラム18の回転方向(図中矢印方向)に沿って、帯電装置19、露光装置20、リボルバー(revolver、現像ユニット)22、中間転写ベルト(中間転写体)23及びドラムクリーナ(清掃装置)24が設けられている。
【0041】
帯電装置19は、感光体ドラム18の外周面(以下、ドラム表面と称する)18aを所定の電位に帯電させる。
【0042】
露光装置20は、プロセスユニット3の下端近くに配設され、所定の電位に帯電されたドラム表面18aを走査するレーザ光によって露光し、ドラム表面18aに各色の静電潜像を形成する。
【0043】
リボルバー22は、感光体ドラム18の図中左側に隣接して回転可能に設けられている。このリボルバー22は、イエロー現像器(第1現像器)22Y、マゼンタ現像器(第2現像器)22M、シアン現像器(第3現像器)22C、ブラック現像器(第4現像器)22BKを有する。これら現像器22Y、22M、22C、22BKは、リボルバー22の回転方向に並んで、リボルバー22内に脱着自在に収納されている。
【0044】
又、これら現像器22Y、22M、22C、22BKは、それぞれの色の現像剤を収納したトナーカートリッジ22y、22m、22c、22bkを有する。画像を形成する際には、リボルバー22を時計回り方向に回転させ、所望の現像器22Y、22M、22C、22BKを感光体ドラム18のドラム表面18aに選択的に対向配置する。
【0045】
このようにプロセスユニット3に内蔵されている現像器は、ブラック現像器21のみが独立して配置され、他のイエロー現像器22Y、マゼンタ現像器22M、シアン現像器22C、ブラック現像器22BKは、リボルバー22内に配置されている。
【0046】
中間転写ベルト23は、感光体ドラム18に対して上方から接する位置に配置されている。この中間転写ベルト23は、それぞれフロントーリア方向(紙面方向)に延びた回転軸を有する駆動ローラ23a、転写前ローラ23b、転写対向ローラ23c及びテンションローラ23dに架けられている。中間転写ベルト23の内側には、中間転写ベルト23を所定圧力でドラム表面18aに押圧し、ドラム表面18aに形成された現像剤像を中間転写ベルト23に転写させるための1次転写ローラ24が設けられている。中間転写ベルト23の周囲には、中間転写ベルト23を清掃するためのベルトクリーナ25、中間転写ベルト23上の現像剤像を用紙Pに転写するための2次転写ローラ26がそれぞれ中間転写ベルト23の表面に対して離接可能に設けられている。
【0047】
給紙ユニット4は、2つの給紙カセット27、28を有する。これら給紙カセット27、28の図中右上端には、カセット内に収容されている最上端の用紙Pを取り出す各ピックアップローラ29がそれぞれ設けられている。ピックアップローラ29による用紙取り出し方向下流側に隣接した位置には、それぞれ送りローラ30と分離ローラ31とが互いに接して配置されている。
【0048】
各給紙カセット27、28の図中右側に隣接した位置には、中間転写ベルト23と2次転写ローラ26とが接している2次転写ポイントに向う用紙搬送路32が設けられている。この用紙搬送路32上には、用紙Pを挟持して回転する複数の搬送ローラ対33と、用紙Pの到着を検知するアライニングセンサ34と、2次転写ポイントに用紙Pを所定のタイミングで給紙するためのアライニングローラ対35とが順に設けられている。
【0049】
2次転写ポイントを通って上方に延びた用紙搬送路32上には、用紙P上に転写された現像剤を過熱及び加圧して定着させる定着装置36が設けられている。定着装置36は、ヒータを内蔵した過熱ローラ36a及び過熱ローラ36aに押圧は位置された加圧ローラ36bを有する。
【0050】
コントロールパネル5には、コピースタートボタンや、原稿を読み取るモードとしてモノクローム画像によるモノクローム読取モード、カラー画像によるカラー読取モード、自動的にモノクローム画像又はカラー画像のいずれか一方又は両方を選択して読み取るオートカラーセレクト(ACS)モード、複数の読み取り対象物を連続して読み取る連続モードなどを選択する複数のセレクトスイッチを有する。
【0051】
図13は4ラインCCDセンサ12から出力されたモノクローム画像信号又はRGBのカラー画像信号のうちいずれか一方又は両方を処理して図1に示した画像形成装置における画像形成のための出力画像信号を生成する画像処理回路40の一例を説明する概略ブロック図である。
【0052】
スキャナ部2は、図14に示すようにラインセンサBKと各ラインセンサR、G、Bとを有する4ラインCCDセンサ12を備える。この4ラインCCDセンサ12は、モノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号とを同時に出力するタイプ、又はモノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号とを独立して出力するタイプを使用する。
【0053】
このスキャナ部2は、前処理部41を介してスキャナ画像処理部42に接続されている。前処理部41は、スキャナ部2から出力されるモノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号とをそれぞれ所定の増幅率で増幅する増幅器(AMP)43と、この増幅器43から出力されたモノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号とをそれぞれデジタル信号に変換するA/Dコンバータ44とを有する。
【0054】
スキャナ画像処理部42は、スキャナ部2から出力されたモノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号をスキャナCPU45の制御により、原稿の読み取り位置のずれの補正、色収差の影響の補正などを施してモノクローム画像信号とRGBの各カラー画像信号とを出力する。
【0055】
又、スキャナ画像処理部42は、RGBの各カラー画像信号とを出力すると共に、これらカラー画像信号との有効範囲を決定する副走査有効信号(VDEN0)と、主走査有効信号(HDEN0)と、クロック信号(DCLK)とを出力し、かつ4ラインCCDセンサ12に対して主走査同期用のスキャン同期信号shsyncを出力する。
【0056】
スキャン同期信号shsyncは、スキャナ部2のクロック信号をカウントして生成される信号であり、HDEN、VDENもスキャナ部のクロックをカウントして生成される。
【0057】
図15はカラー画像信号の有効範囲を示す摸式図であって、主走査有効信号(HDEN0)と副走査有効信号(VDEN0)との双方が有効である領域を画像データ有効範囲Hとする。
【0058】
なお、増幅器(AMP)43と、A/Dコンバータ44と、スキャナ画像処理部42とは、クロック発振器46から出力されるクロック信号に従って動作する。又、スキャナCPU45には、メモリ47が接続されている。
【0059】
スキャナ部2から出力されるRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKは、システム画像処理部48の第1の画像処理部49に送られる。この第1の画像処理部49は、スキャナ部2から出力されたRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに対してフィルタリング、濃度変換、色変換などの所定の処理を実行してページメモリ部50に送る。
【0060】
なお、ページメモリ部50に送るのは、RGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに限らず、CMY信号やLab信号、CMYK信号でもよい。
【0061】
ページメモリ部50に送られるRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLK、さらにはCMY信号やLab信号、CMYK信号などは、符号Fにより表わす。
【0062】
このページメモリ部50は、圧縮/伸張ページメモリコントローラ51と、メージメモリ(DRAM)52とを有する。圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、第1の画像処理部49から送られてきたRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを圧縮処理してページメモリ52の記憶し、かつページメモリ52に記憶されたRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを伸長処理して第2の画像処理部53に送る。なお、第2の画像処理部53に送るRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを符号Gにより表わす。
【0063】
第2の画像処理部53は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51から出力されたRGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに対して階調処理、色変換などの所定の処理を実行してエンジン部54に送る。なお、エンジン部54に送るYMCKの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを符号Cにより表わす。
【0064】
エンジン部54は、第2の画像処理部53から出力されたYMCKの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを受け取り、これら信号に基づいて図1に示す画像形成装置を動作させて用紙Pにプリントアウトする。このとき、エンジン部54は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51に対してプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncを出力する。
【0065】
圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、これらプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncに従いページメモリ52から画像データを読み出し、第2の画像処理部53へ出力する。VDENO、HDENO信号を生成し画像データと同期して出力する制御もこの圧縮/伸長ページメモリコントローラ51で行われている。
【0066】
なお、図16はスキャナ部2での原稿読み取り時とカラーPPCでのプリント動作時とにおけるプリンタ同期信号hsync、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、モノクローム又はカラーの画像データDTなどの関係を示す。
【0067】
上記カラーPPC(4回転エンジン)によりモノクローム原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsync(主走査方向に対応する読み取り同期信号)の周期を、図17に示すようにカラーPPC(4連タンデム)に与えるプリンタ同期信号hsync(4ラインCCDセンサ12の主走査方向分の画像形成をするための画像形成同期信号)の周期以下に制限する。この4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期設定は、例えばシステムCPU55により行う。
【0068】
又、上記カラーPPC(4回転エンジン)によりカラー原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、図18に示すようにカラーPPC(4回転エンジン)によりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)の全色を形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。この4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期設定も、例えばシステムCPU55により行う。
【0069】
プリンタ同期信号よりもスキャン同期信号周期を短くすることでスキャン読取り時間も短くなり、同一画像サイズの画像データを処理する場合には、プリンタ画像形成時間よりもスキャン時間が早くなる。
【0070】
なお、スキャナ部2、第1及び第2の画像処理部49、53及びエンジン部54は、システムCPU55により動作制御される。このシステムCPU55には、コントロールパネル5が接続されている。このコントロールパネル5には、モノクローム画像の読み取りモード、カラー画像の読み取りモード、複写開始などを選択する複数のセレクトスイッチを有する。
【0071】
次に、上記の如く構成された装置の動作について説明する。
【0072】
モノクローム原稿が原稿台ガラス6の所定の位置に位置され、コントロールパネル5においてコピースタートボタン及びモノクローム原稿を読み取るモードのセレクトスイッチが操作されると、光源7から所定の光強度の照明光が照射される。
【0073】
第1及び第2キャリッジ13、14は、複写倍率に応じた所定の速度で原稿台ガラス6に沿って移動することで、原稿台ガラス6にセットされた対象物の画像情報が光源7からの照明光により順に照明される。これにより、対象物から画像情報を光の明暗として含んだ反射光が生成される。この反射光を画像光と呼称する。
【0074】
画像光は、第1キャリッジ13に固定されているミラー8により第2キャリッジ14に向けて反射され、第2キャリッジ14のミラー9、10でさらに反射されて縮小レンズ11に入射する。この縮小レンズ11に入射された画像光は、4ラインCCDセンサ12の受光部12aに結像される。
【0075】
4ラインCCDセンサ12に結像された画像光は、例えばC、M and Yのそれぞれの補色であるR、G、B、BK画像に対応する4つのラインセンサR、G、B、BKで順に光電変換され、スキャン同期信号shsyncに従って出力される。
【0076】
4ラインCCDセンサ12のBKラインセンサから出力されたモノクローム画像信号は、増幅器43に入力されて所定のレベルまで増幅される。この増幅器43により増幅されたモノクローム画像信号は、A/Dコンバータ44によりデジタル信号に変換され、スキャナ画像処理部42に入力される。
【0077】
このスキャナ画像処理部42は、スキャナ部2から出力されたモノクローム画像信号をスキャナCPU45の制御により、原稿の読み取り位置のずれの補正、色収差の影響の補正などを施して出力し、かつモノクローム画像信号の有効範囲を決定する副走査有効信号(VDEN0)と、主走査有効信号(HDEN0)と、クロック信号DCLK)と、4ラインCCDセンサ12に対してスキャン同期信号shsyncとを出力する。
【0078】
第1の画像処理部49は、スキャナ部2から出力されたモノクローム画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに対して所定の処理を実行してページメモリ部50に送る。なお、第1の画像処理部49は、CMY信号やLab信号をページメモリ部50に送ってもよい。
【0079】
このページメモリ部50における圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、第1の画像処理部49から送られてきたモノクローム画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを圧縮処理してページメモリ52の記憶し、かつプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncに従いページメモリ52から画像データを読み出し、これらモノクローム画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを伸長処理して第2の画像処理部53へ出力する。又、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、VDENO、HDENO信号を生成し画像データと同期して出力する制御も行う。
【0080】
この第2の画像処理部53は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51から出力されたモノクロ画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)に対して所定の処理を実行してエンジン部54に送る。
【0081】
エンジン部54は、第2の画像処理部53から出力されたYMCKの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを受け取り、これら信号に基づいて図1に示す画像形成装置を動作させて用紙Pにプリントアウトする。このとき、エンジン部54は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51に対してプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncを出力する。
【0082】
プリンタ同期信号shsyncは、ポリゴンモータの1回転に同期して出力されるビームディティクト信号BDから生成され、ページ同期信号phsyncは用紙に対する画像形成タイミングに合わせ、エンジン部54で生成される。
【0083】
このエンジン部54は、第2の画像処理部53から出力されたモノクローム画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを受け取り、これら信号に基づいて図1に示すカラーPPC(4連タンデム)を動作させて用紙Pにプリントアウトする。このエンジン部54は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51に対してプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncを出力する。
【0084】
このようにしてカラーPPC(4回転エンジン)によりモノクローム原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、図17に示すようにカラーPPC(4回転エンジン)に与えるプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。
【0085】
カラーPPC(4回転エンジン)において、画像の読み取りラインスピードは、プリント速度と解像度、用紙Pの紙間隔で決定する。例えば、モノクロームで600dpiの30枚(/A4)、プリント紙間40mmの場合、
1ラインを読み取るために必要なライン周期は、約338μsecとなる。従って、プリンタ同期信号hsyncの周期よりも、スキャン同期信号shsyncの周期が早ければ、スキャン読み取り動作は、モノクローム印字動作よりも早く終了して、プリントパフォーマンスの低下を抑えることができる。
【0086】
次に、モノクローム画像を用紙Pに転写する動作について説明する。
【0087】
リボルバーが時計方向に回転して、ブラック現像器22BKがドラム表面18aに対向する。ベルトクリーナ25は、軸25aを中心に反時計方向に回転して中間転写ベルト23から離間し、2次転写ローラ26が用紙搬送路32から離間する方向(図中右方向)に移動して中間転写ベルト23から離間する。
【0088】
露光装置20は、モノクローム画像信号に基づいてレーザ光をドラム表面18a上に走査し、ドラム表面18a上にブラック用の静電潜像が形成される。続いて、ブラック現像器22BKを介してドラム表面18a上の静電潜像にブラック現像剤が供給され、ドラム表面18a上にブラック現像剤が形成される。
【0089】
このように形成されたドラム表面18a上のブラック現像剤像は、感光体ドラム18の回転によって移動し、中間転写ベルト23に接する1次転写ポイントに到達する。1次転写ポイントでは、1次転写ローラを介してブラック現像剤の電位と逆極性のバイアスが与えられ、ドラム表面18a上のブラック現像剤像が中間転写ベルト23上に転写される。
【0090】
1次転写ポイントを通過したドラム表面18aは、ドラムクリーナ25によって転写されずに残ったブラック現像剤が除去され、同時に残留電荷の除電される。そして、ブラック現像器22BKは、ドラム表面18aに対向しないホームポジションにリボルバーが回転する。
【0091】
このようにブラック現像剤像が中間転写ベルト23上に転写されると、2次転写ローラ26が図中左方向に移動して中間転写ベルト23に接し、ベルトクリーナ25の中間転写ベルト23に接触する。この状態で、中間転写ベルト23上のブラック現像剤像は、中間転写ベルト23の回転によって移動して、2次転写ローラ26との間の2次転写ポイントを通過する。
【0092】
このとき、ピックアップローラ29によって各カセット27、28から取り出された用紙Pが搬送ローラ対33によって縦搬送路32を上方に搬送され、アライニングローラ35で一旦整位された後、所定のタイミングで2次転写領域に送り込まれる。
【0093】
そして、2次転写ローラ26を介してブラック像剤像の電位と逆バイアスが印加され、中間転写ベルト23上のブラック現像剤が用紙Pに転写される。そして、用紙Pは、この後、定着装置36を通過して過熱及び加圧され、ブラック現像剤像が用紙P上に定着され、モノクローム画像が形成される。このようにモノクローム画像が形成された用紙Pは、定着装置36の下流側に設けられた排出ローラ60を介して排出トレイ61に排出される。
【0094】
一方、カラー原稿を読み取る場合、4ラインCCDセンサ12のBK、R、G、Bの各ラインセンサから出力されたモノクローム画像信号と、RGBの各カラー画像信号とは、それぞれ増幅器43に入力されて所定のレベルまで増幅される。この増幅器43により増幅されたモノクローム画像信号と、RGBの各カラー画像信号とは、それぞれA/Dコンバータ44によりデジタル信号に変換され、スキャナ画像処理部42に入力される。
【0095】
このスキャナ画像処理部42は、スキャナ部2から出力されたモノクローム画像信号と、RGBの各カラー画像信号とをスキャナCPU45の制御により、原稿の読み取り位置のずれの補正、色収差の影響の補正などを施して出力し、かつモノクローム画像信号の有効範囲を決定する副走査有効信号(VDEN0)と、主走査有効信号(HDEN0)と、クロック信号(DCLK)と、4ラインCCDセンサ12に対してスキャン同期信号shsyncとを出力する。
【0096】
第1の画像処理部49は、スキャナ部2から出力されたモノクローム画像信号、RGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに対して所定の処理を実行してページメモリ部50に送る。なお、第1の画像処理部49は、CMY信号やLab信号をページメモリ部50に送ってもよい。
【0097】
このページメモリ部50における圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、第1の画像処理部49から送られてきたモノクローム画像信号、RGBの各カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを圧縮処理してページメモリ52の記憶し、かつプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncに従いページメモリ52から画像データを読み出し、これらモノクローム画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを伸長処理して第2の画像処理部53へ出力する。又、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51は、VDENO、HDENO信号を生成し画像データと同期して出力する制御も行う。
【0098】
第2の画像処理部53は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51から出力されたモノクローム画像信号、YMCKのカラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKに対して所定の処理を実行してエンジン部54に送る。
【0099】
このエンジン部54は、第2の画像処理部53から出力されたモノクローム画像信号、カラー画像信号、副走査有効信号(VDEN0)、主走査有効信号(HDEN0)、クロック信号DCLKを受け取り、これら信号に基づいて図1に示すカラーPPC(4連タンデム)を動作させて用紙Pにプリントアウトする。このとき、エンジン部54は、圧縮/伸長ページメモリコントローラ51に対してプリンタ同期信号hsync及びページ同期信号phsyncを出力する。
【0100】
このようにしてカラーPPC(4回転エンジン)によりカラー原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、図18に示すようにカラーPPC(4回転エンジン)によりY、M、C及びBKの全色を形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。
【0101】
カラーPPC(4回転エンジン)において、画像の読み取りラインスピードは、プリント速度と解像度、用紙Pの紙間隔で決定する。例えば、モノクロームで600dpiの30枚(/A4)、プリント紙間40mmの場合、上記の通り1ラインを読み取るために必要なライン周期は、約338μsecとなる。
【0102】
カラーPPC(4回転エンジン)の場合には、Y、M、C、BK色で4倍の時間猶予があるので、この結果を4倍すると、1ラインを読み取るために必要なライン周期は、約1352μsecとなる。
【0103】
従って、プリンタ同期信号hsyncの周期よりも、スキャン同期信号shsyncの周期が早ければ、スキャン読み取り動作は、カラー印字動作よりも早く終了して、プリントパフォーマンスの低下を抑えることができる。
【0104】
次に、カラー画像を用紙Pに転写する動作について説明する。
【0105】
リボルバーが時計方向に回転して、イエロ現像器22Yがドラム表面18aに対向する。ベルトクリーナ25は、軸25aを中心に反時計方向に回転して中間転写ベルト23から離間し、2次転写ローラ26が用紙搬送路32から離間する方向(図中右方向)に移動して中間転写ベルト23から離間する。
【0106】
露光装置20は、イエロのカラー画像信号に基づいてレーザ光をドラム表面18a上に走査し、ドラム表面18a上にイエロ用の静電潜像が形成される。続いて、イエロ現像器22Yを介してドラム表面18a上の静電潜像にイエロ現像剤が供給され、ドラム表面18a上にイエロ現像剤が形成される。
【0107】
このように形成されたドラム表面18a上のイエロ現像剤像は、感光体ドラム18の回転によって移動し、中間転写ベルト23に接する1次転写ポイントに到達する。1次転写ポイントでは、1次転写ローラを介してイエロ現像剤の電位と逆極性のバイアスが与えられ、ドラム表面18a上のイエロ現像剤像が中間転写ベルト23上に転写される。
【0108】
1次転写ポイントを通過したドラム表面18aは、ドラムクリーナ25によって転写されずに残ったイエロ現像剤が除去され、同時に残留電荷の除電される。そして、ドラム表面18aは、次のマゼンタの静電潜像形成のため、帯電装置19によって一様に帯電され、リボルバー22は回転し、マゼンタ現像器22Mがドラム表面18aに対向する。
【0109】
この状態で、先のイエロの場合と同様に、一連のプロセス、すなわち露光→現像→中間転写ベルト23への転写が実行され、マゼンタ現像剤像が中間転写ベルト23上でイエロ現像剤像に重ねて転写される。このようにマゼンタ現像剤像が転写された後、同様にシアン現像剤像、ブラック現像剤像に重ねて転写される。
【0110】
そして、いずれの現像器22Y、22M、22C、22BKもドラム表面18aに対向しないホームポジションにリボルバーが回転する。
【0111】
このように全ての色の現像剤像が中間転写ベルト23上で重ねられると、2次転写ローラ26が図中左方向に移動して中間転写ベルト23に接し、ベルトクリーナ25の中間転写ベルト23に接触する。この状態で、中間転写ベルト23上で重ねられた全ての色の現像剤像は、中間転写ベルト23の回転によって移動して、2次転写ローラ26との間の2次転写ポイントを通過する。
【0112】
このとき、ピックアップローラ29によって各カセット27、28から取り出された用紙Pが搬送ローラ対33によって縦搬送路32を上方に搬送され、アライニングローラ35で一旦整位された後、所定のタイミングで2次転写領域に送り込まれる。
【0113】
そして、2次転写ローラ26を介して各色の現像剤像の電位と逆バイアスが印加され、中間転写ベルト23上の各色の現像剤が用紙Pに転写される。
【0114】
各色の現像剤がまとめて転写された用紙Pは、この後、定着装置36を通過して過熱及び加圧され、各色の現像剤像が用紙P上に定着され、カラー画像が形成される。このようにカラー画像が形成された用紙Pは、定着装置36の下流側に設けられた排出ローラ60を介して排出トレイ61に排出される。
【0115】
このように上記第1の実施の形態においては、カラーPPC(4回転エンジン)によりモノクローム原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、カラーPPC(4回転エンジン)に与えるプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。これにより、スキャナ部2におけるモノクローム画像の読み取り速度とプリント動作のタイミングとの関係を最良に保つことができ、図17に示すようにスキャナの主走査毎に、スキャナによる読み取り動作の終了の前に、プリンタでのプリント動作が終了してしまうことがなくなり、プリンタ動作に無駄な待ち時間tbが発生せず、カラーPPCでモノクローム画像を印字出力動作するときのパフォーマンスを向上できる。
【0116】
又、カラーPPC(4回転エンジン)によりカラー画像をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、カラーPPC(4回転エンジン)によりY、M、C及びBKの全色を形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。これにより、スキャナ部2におけるカラー画像の読み取り速度とプリント動作のタイミングとの関係を最良に保つことができ、モノクローム画像印字出力と同様に、図18に示すようにスキャナの主走査毎に、スキャナによる読み取り動作の終了の前に、プリンタでのプリント動作が終了してしまうことがなくなり、プリンタ動作に無駄な待ち時間tcが発生せず、カラーPPCでカラー画像を印字出力動作するときのパフォーマンスを向上できる。
【0117】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図13及図14と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0118】
図19は画像形成装置80の構成図である。この画像形成装置80は、カラーPPC(4連タンデムエンジン)を用いている。このカラーPPC(4連タンデムエンジン)は、光学ユニット81と、各色画像を形成するのに必要な各現像器82Y、82M、82C、82Kと、各感光ドラム83Y、83M、83C、83Kと、各帯電チャージャー84Y、84M、84C、84Kと、各クリーナ85Y、85M、85C、85Kと、転写ベルト86と、吸着ローラ87と、転写ベルトローラ88、89と、転写ベルトクリーナ90と、アライニングローラ91、92と、給紙ローラ93と、用紙Pを収容して供給する給紙カセット94と、定着器95と、各転写ローラ96Y、96M、96C、96Kとから構成されている。
【0119】
このようなカラーPPC(4連タンデムエンジン)によりカラー原稿をプリントアウトする場合、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、図20に示すようにカラーPPC(4連タンデムエンジン)によりY、M、C及びBKの1色を形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。この4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期の設定も、例えばシステムCPU55により行う。
【0120】
カラーPPC(4連タンデムエンジン)において、画像の読み取りラインスピードは、プリント速度と解像度、用紙Pの紙間隔で決定する。例えば、モノクロームで600dpiの30枚(/A4)、プリント紙間40mmの場合、上記の通り1ラインを読み取るために必要なライン周期は、約338μsecとなる。
【0121】
カラーPPC(4連タンデムエンジン)の場合には、Y、M、C、BK色の1色分のプリント時間よりもスキャナ部2で早く読み取ることができれば、例えばシステム画像処理部48及びページメモリ部50において、4連タンデムエンジンのドラム間隔を補正するためにカラー画像データを保持できるので、1ラインを読み取るために必要なライン周期は、約338μsecとなる。
【0122】
従って、プリンタ同期信号hsyncの周期よりも、スキャン同期信号shsyncの周期が早ければ、スキャン読み取り動作は、カラー印字動作よりも早く終了して、プリントパフォーマンスの低下を抑えることができる。
【0123】
次に、カラーPPC(4連タンデムエンジン)におけるカラー画像形成の動作について説明する。
【0124】
各感光ドラム83Y、83M、83C、83Kと転写ベルト86とは、図示しない駆動モータによって所定の外周速度で回転駆動する。各感光ドラム83Y、83M、83C、83Kの表面に対向して設けられている各帯電チャージャー84Y、84M、84C、84Kは、それぞれの感光ドラム83Y、83M、83C、83Kの表面を所定の電位に帯電させる。
【0125】
光学ユニット81から出力される4本のビーム光は、各感光ドラム83Y、83M、83C、83K上の露光位置に必要な解像度を有するスポット光である走査光として結像され、走査露光される。これによって、各感光ドラム83Y、83M、83C、83K上には、画像信号に応じた静電潜像が形成される。
【0126】
各感光ドラム83Y、83M、83C、83K上に形成される静電潜像は、各現像器82Y、82M、82C、82Kから供給される現像材としてのトナーにより現像されてトナー画像が形成される。例えば、感光ドラム83Y上に形成された静電潜像は、現像器82Yによりイエロートナー画像として現像される。同様に、感光ドラム83M上に形成された静電潜像は、現像器82Mによりマゼンタトナー画像として現像される。感光ドラム83C上に形成された静電潜像は、現像器82Cによりシアントナー画像として現像される。感光ドラム83K上に形成された静電潜像は、現像器82Kによりブラックトナー画像として現像される。
【0127】
一方、給紙カセット94に収容されている用紙Pは、給紙ローラ93の回転によりアライニングローラ91、92まで搬送され、整位(位置調整)された後、アライニングローラ91、92の回転により吸着ローラ87、転写ベルトローラ88まで搬送される。
【0128】
吸着ローラ87と転写ベルトローラ88との間には、所定の電位差が設けられている。用紙Pは、吸着ローラ87及び転写ベルトローラ88と転写ベルトローラ89との回転により転写ベルト86上に吸着された状態で下流側に搬送される。
【0129】
各現像器82Y、82M、82C、82Kにより現像された各感光ドラム83Y、83M、83C、83K上の各色のトナー画像は、転写ベルト86と各転写ローラ96Y、96M、96C、96Kとが接する部分で用紙Pに転写される。
【0130】
次に、用紙Pは、定着器95を通過することにより加熱・加圧される。用紙P上のトナー画像は、溶融されて用紙Pに確実に定着される。このとき、用紙Pへの転写が終了した各感光ドラム83Y、83M、83C、83Kは、その表面の残留トナーが各クリーナ85Y、85M、85C、85Kにより除去されて初期状態に復帰し、次の画像形成の待機状態になる。又、用紙Pの搬送を終えた転写ベルト86は、転写ベルトクリーナ90を通過する際にベルト86上に付着された不要なトナーを除去されて次の用紙搬送が可能な状態になる。
【0131】
以上のブロセスを繰り返すことによりカラー画像形成動作が連続的に行われる。
【0132】
次に、光学ユニット81の詳細な構成とカラー画像形成時のビーム光経路について説明する。
【0133】
光学ユニット81は、例えば4つの半導体レーザ(図示せず)を内蔵している。各半導体レーザから出力されるビーム光は、ポリゴンモータ100により回転するポリゴンミラー101の表面で反射して各感光ドラム83Y、83M、83C、83Kの表面を走査するビームとなる。
【0134】
ここで、感光ドラム83Yに到達する可能性のあるビーム光をBM−Y、
感光ドラム83Mに到達する可能性のあるビーム光をBM−M、感光ドラム83Cに到達する可能性のあるビーム光をBM−C、感光ドラム83Kに到達する可能性のあるビーム光をBM−Kとすると、ポリゴンモータ100により走査される各ビーム光は、それぞれレンズLN1、LN2、LN3を通過する。
【0135】
感光ドラム83Yに到達する可能性のあるビーム光BM−Yは、レンズLN1、LN2、LN3を通過した後、ハーフミラーHM−Yによって約50%が反射し、ビーム光BM−Y1になる。この後、ミラーMR−Y1、MR−Y2で反射し、感光ドラム83Yに到達する。一方、ハーフミラーHM−Yを通過したビーム光BM−Y2は、遮光部材(シャッタ)SHT−Y1によって遮光され、何れのドラムにも到達しない。
【0136】
又、感光ドラム83Mに到達する可能性のあるビーム光BM−Mは、レンズLN1、LN2、LN3を通過した後、ハーフミラーHM−Mによって約50%が反射し、ビーム光BM−M1になる。この後、ミラーMR−M1、MR−M2で反射し、感光ドラム83Mに到達する。一方、ハーフミラーHM−Mを通過したビーム光BM−M2は、遮光部材(シャッタ)SHT−M1によって遮光され、何れのドラムにも到達しない。
【0137】
感光ドラム83Cに到達する可能性のあるビーム光BM−Cは、レンズLN1、LN2、LN3を通過した後、ハーフミラーHM−Cによって約50%が反射し、ビーム光BM−C1になる。この後、ミラーMR−C1、MR−C2で反射し、感光ドラム83Cに到達する。一方、ハーフミラーHM−Cを通過したビーム光BM−C2は、遮光部材(シャッタ)SHT−C1によって遮光され、何れのドラムにも到達しない。
【0138】
感光ドラム83Kに到達するビーム光BM−Kは、レンズLN1、LN2、LN3を通過した後、ミラーMR−Kで反射して感光ドラム83Kに到達する。
【0139】
このようにして4つの半導体レーザからのビーム光は、ポリゴンモータ100により回転駆動されるポリゴンミラー101の表面で反射した後、それぞれの経路を通過してそれぞれの感光ドラム上を走査するビーム光となり、カラー画像の形成を可能にしている。
【0140】
なお、カラーPPC(4連タンデムエンジン)によりモノクローム原稿をプリントアウトする場合においても、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、カラーPPC(4連タンデムエンジン)によりBKを形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限すればよい。
【0141】
次に、モノクローム画像を高速に形成する際の動作と光学系内のビーム経路について説明する。
【0142】
感光ドラム83K、転写ベルト86、定着器95は、図示されない駆動モータにより上述したカラー画像の形成時の4倍の速度で回転駆動する。使用することのない各感光体ドラム83Y、83M、83Cは、回転駆動されていない各現像器82K、82Y、82M、82Cにおける各現像ローラも回転しない。
【0143】
光学ユニット81から出力される4本のビーム光は、カラー画像形成とは異なり、全てを感光体ドラム83K上の露光箇所に必要な解像度を有するスポットである走査光として結像され、走査露光される。すなわち、感光体ドラム83Kは、4つのビーム光によって同時に走査露光され、画像信号に応じた静電潜像が形成される。なお、この場合、光学ユニット81内のビーム光経路については後述する。感光体ドラム83Kに形成された静電潜像は、現像器82Kからのトナーにより現像されてKトナー画像になる。
【0144】
モノクロームモードにおける転写ベルト86、吸着ローラ87、転写ベルトローラ88、各転写ローラ96Y、96M、96Cは、各感光体ドラム83Y、83M、83Cと接触しないように図示されない駆動モータによって下方に移動させられている。転写ベルト86は、感光体ドラム83Kとのみ接触するようになっている。
【0145】
現像器82Kにより現像された感光体ドラム83K上のトナー画像は、転写ベルト86と転写ローラ96Kとの接触する箇所で用紙Pに転写される。
【0146】
次に、用紙Pが定着器95を通過することにより用紙Pは、過熱・加圧される。これにより、用紙P上のトナー画像は、溶融して用紙P上に確実に定着する。
【0147】
以上の各プロセスにおける動作を繰り返すことでモノクローム画像形成動作は、カラー画像形成動作の4倍の速度により連続的に行なわれる。
【0148】
次に、モノクローム画像を形成する際の光学ユニット81内のビーム光経路について説明する。
【0149】
カラー画像形成時と異なる点は、各遮光部材SHT−Y1、SHT−Y2、SHT−M1、SHT−M2、SHT−C1、SHT−C2の位置である。カラー画像形成時に感光体ドラム83Yに到達したビーム光BM−Y1は、遮光部材SHT−Y2により遮光されて感光体ドラム83Yに到達しない。
【0150】
一方、ハーフミラーHM−Mを通過したビーム光BM−M2は、ミラーMR−M3で反射して感光体ドラム83Yに到達する。なお、カラー画像形成時には、感光体ドラム83Yに到達したビーム光BM−Kは、特に変化することなく感光体ドラム83Kに到達する。
【0151】
以上のようにモノクローム画像形成モードにおいては、各遮光部材SHT−Y2、SHT−M2、SHT−C2によって各感光体ドラム83Y、83M、83Cへの光路が遮断され、逆に各遮光部材SHT−Y1、SHT−M1、SHT−C1が変位することにより感光体ドラム83Kへの光路が確保される。なお、各遮光部材SHT−Y1、SHT−Y2、SHT−M1、SHT−M2、SHT−C1、SHT−C2は、図示されない駆動手段によって開閉動作を行う。
【0152】
このようにしてモノクロームモードが指定された場合には、4つの半導体レーザからのレーザ光は、ポリゴンモータ100によって回転されるポリゴンミラー101の表面で反射された後、それぞれの光路を通過して4つのビーム光の全てが感光体ドラム83K上を走査するビーム光となり、高速モノクローム画像形成が可能になる。
【0153】
このように上記第2の実施の形態においては、カラーPPC(4連タンデムエンジン)において、4ラインCCDセンサ12のスキャン同期信号shsyncの周期を、カラーPPC(4連タンデムエンジン)によりY、M、C及びBKの1色を形成するためのプリンタ同期信号hsyncの周期以下に制限する。これにより、スキャナ部2におけるカラー画像の読み取り速度とプリント動作のタイミングとの関係を最良に保つことができ、プリンタ同期信号hsyncの周期よりも、スキャン同期信号shsyncの周期を早くすることにより、スキャン読み取り動作は、カラー印字動作よりも早く終了して、プリントパフォーマンスの低下を抑えることができる。
【0154】
なお、本発明は、上記第1及び第2の実施の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0155】
例えば、4ラインCCDセンサ12は、4つのラインセンサBK、R、G、Bを配置したものについて説明したが、これに限らず、例えばブラックのラインセンサBKを2本有するものも適用可能である。
【0156】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、モノクローム画像を画像形成する場合、スキャナ部におけるモノクロラインセンサを使用して読み取る第1の同期信号の周期をエンジン部でモノクローム画像を形成する第2の同期信号の周期以下に設定するので、スキャナ部におけるモノクローム画像の読み取り速度とプリント動作のタイミングとの関係を最良に保つことができ、スキャナ部の主走査毎に、スキャナ部による読み取り動作の終了の前に、画像形成の動作が終了してしまうことがなくなり、画像形成の動作に無駄な待ち時間が発生せず、カラーPPCでモノクローム画像を形成するときのパフォーマンスを向上でき、かつカラー画像を画像形成する場合、スキャナ部におけるカラーラインセンサを使用して読み取る読取り時間をエンジン部でカラー画像を形成する時間以下に設定するので、スキャナ部におけるカラー画像の読み取り速度と画像形成の動作のタイミングとの関係を最良に保つことができ、モノクローム画像印字出力と同様に、スキャナ部の主走査毎に、スキャナ部による読み取り動作の終了の前に、画像形成の動作が終了してしまうことがなくなり、画像形成の動作に無駄な待ち時間が発生せず、カラーPPCでカラー画像を画像形成するときのパフォーマンスを向上できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像読取装置の第1の実施の形態を用いた画像形成装置の構成図。
【図2】同装置に使用される4ラインCCDセンサの外観図。
【図3】同装置に使用される4ラインCCDセンサにおける受光部の拡大図。
【図4】同装置に使用される4ラインCCDセンサを構成するラインセンサKの分光感度特性を示す図。
【図5】同装置に使用される4ラインCCDセンサを構成する各ラインセンサR、G、Bの分光感度特性を示す図。
【図6】同装置に使用されるキセノンライプの分光分布図。
【図7】同装置に使用される4ラインCCDセンサの構成図。
【図8】同装置に使用される4ラインCCDセンサにおけるラインセンサBK、R、G、Bの信号出力の説明図。
【図9】同装置に使用される4ラインCCDセンサにおけるラインセンサBKの出力信号の説明図。
【図10】同装置に使用される4ラインCCDセンサでの高速読み取りの実現を説明するための図。
【図11】同装置に使用される4ラインCCDセンサでの4倍の読み取り速度を実現する構成図。
【図12】同装置に使用される4ラインCCDセンサでの4倍の読み取り速度を実現するための動作タイミング図。
【図13】同装置に使用される画像形成装置における画像処理回路の構成図。
【図14】同装置におけるスキャナ部の構成図。
【図15】カラー画像信号の有効範囲を示す摸式図。
【図16】スキャナ部とカラーPPCとの間における各信号の関係を示す図。
【図17】同装置によりモノクローム原稿をプリントアウトするときの4ラインCCDセンサのスキャン同期信号の周期を示す図。
【図18】同装置によりカラー原稿をプリントアウトするときの4ラインCCDセンサのスキャン同期信号の周期を示す図。
【図19】本発明に係わる画像読取装置の第2の実施の形態を用いた画像形成装置の構成図。
【図20】同装置によりカラー原稿をプリントアウトするときの4ラインCCDセンサのスキャン同期信号の周期を示す図。
【図21】従来におけるモノクローム原稿を読み取ったときのスキャナ動作とプリント動作とのタイミング図。
【図22】従来におけるカラー原稿を読み取ったときのスキャナ動作とプリント動作とのタイミング図。
【符号の説明】
1:原稿自動送り装置(ADF)、2:スキャナ部、3:プロセスユニット、4:給紙ユニット、5:コントロールパネル、6:原稿台ガラス、7:光源、8〜10:ミラー、11:縮小レンズ、12:4ラインCCDセンサ、BK,R,G,B:ラインセンサ、13:第1のキャリッジ、14:第2のキャリッジ、15:筐体、18:感光体ドラム、19:帯電装置、20:露光装置、21:ブラック現像器、22:リボルバー、23:中間転写ベルト、24:ドラムクリーナ、22Y:イエロー現像器、22M:マゼンタ現像器、22C:シアン現像器、22y,22m,22c:トナーカートリッジ、23:中間転写ベルト、24:1次転写ローラ、25:ベルトクリーナ、26:2次転写ローラ、27,28:給紙カセット、29:ピックアップローラ、30:送りローラ、31:分離ローラ、32:用紙搬送路、33:搬送ローラ対、34:アライニングセンサ、35:アライニングローラ対、36:定着装置、41:前処理部、42:スキャナ画像処理部、43:増幅器(AMP)、44:A/Dコンバータ、45:スキャナCPU、46:クロック発振器、47:メモリ、48:システム画像処理部、49:第1の画像処理部、50:ページメモリ部、51:圧縮/伸張ページメモリコントローラ、52:メージメモリ(DRAM)、53:第2の画像処理部、54:エンジン部、81:光学ユニット、82Y,82M,82C,82K:現像器、83Y,83M,83C,83K:感光ドラム、84Y,84M,84C,84K:帯電チャージャー、85Y,85M,85C,85K:クリーナ、86:転写ベルト、87:吸着ローラ、88,89:転写ベルトローラ、90:転写ベルトクリーナ、91,92:アライニングローラ、93:給紙ローラ、94:給紙カセット、95:定着器、96Y,96M,96C,96K:転写ローラ。
Claims (2)
- 画像の読み取りを行うスキャナ部と、前記スキャナ部で発生した第1の同期信号に従って前記スキャナ部で読み取ったスキャン画像に対する第1の画像処理を実行する第1の画像処理部と、前記第1の画像処理から出力される画像信号を記憶するページメモリと、少なくとも第2の同期信号を発生するエンジン部と、前記エンジン部で発生した前記第2の同期信号に従って前記ページメモリから前記画像信号を読み出して第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、前記スキャナ部、前記第1の画像処理部、前記第2の画像処理部及び前記エンジン部を動作制御するシステムCPUとを備え、かつ前記エンジン部によって前記第2の画像処理部から出力される画像信号を受け取って画像形成を行う画像形成装置において、
前記システムCPUに接続され、少なくともモノクローム画像の読み取りモード、カラー画像の読み取りモードを選択するセレクトスイッチを備え、
前記スキャナ部は、前記画像を読み取るカラーラインセンサ及びモノクロラインセンサから成る4ラインCCDセンサを有し、
前記システムCPUは、前記スキャナ部での前記第1の同期信号に従ったスキャナ読取り時間を前記第2の同期信号に従って動作する前記エンジン部における前記画像形成の時間より短くなるように前記第1と前記第2の同期信号との周期を決定するもので、
前記スキャナ部における前記カラーラインセンサを用いた画像読取り時には、前記モノクロラインセンサを用いた画像読取りよりも読み取り時間を長く設定し、
前記モノクローム画像を画像形成する場合、前記スキャナ部における前記モノクロラインセンサを使用して読み取る前記第1の同期信号の周期を前記エンジン部でモノクローム画像を形成する前記第2の同期信号の周期以下に設定し、
前記カラー画像を画像形成する場合、前記スキャナ部における前記カラーラインセンサを使用して読み取る読取り時間を前記エンジン部でカラー画像を形成する時間以下に設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画像の読み取りを行うスキャナ部と、前記スキャナ部で発生した第1の同期信号に従って前記スキャナ部で読み取ったスキャン画像に対する第1の画像処理を実行する第1の画像処理部と、前記第1の画像処理から出力される画像信号を記憶するページメモリと、少なくとも第2の同期信号を発生するエンジン部と、前記エンジン部で発生した前記第2の同期信号に従って前記ページメモリから前記画像信号を読み出して第2の画像処理を行う第2の画像処理部と、前記スキャナ部、前記第1の画像処理部、前記第2の画像処理部及び前記エンジン部を動作制御するシステムCPUとを備え、かつ前記エンジン部によって前記第2の画像処理部から出力される画像信号を受け取って画像形成を行う画像形成装置において、
カラー画像又はモノクローム画像の読み取りに合わせて前記第1の同期信号を切り替える手段を有し、
前記スキャナ部は、前記画像を読み取るカラーラインセンサ及びモノクロラインセンサから成る4ラインCCDセンサを有し、
前記システムCPUは、前記第1の同期信号の周期を前記第2の同期信号の周期以下に設定するもので、
前記4ラインセンサにおける前記モノクロラインセンサを使用して読み取る前記第1の同期信号の周期を前記エンジン部で前記モノクローム画像を形成する前記第2の同期信号の周期以下に設定し、
前記4ラインセンサの前記カラーラインセンサを使用して読み取る前記第1の同期信号の周期を前記エンジン部で前記カラー画像を形成する前記第2の同期信号の周期以下に設定する、
ことを特徴とする画像形成装置。
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