JP2000352854A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
- Publication number
- JP2000352854A JP2000352854A JP11166283A JP16628399A JP2000352854A JP 2000352854 A JP2000352854 A JP 2000352854A JP 11166283 A JP11166283 A JP 11166283A JP 16628399 A JP16628399 A JP 16628399A JP 2000352854 A JP2000352854 A JP 2000352854A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing
- image
- image forming
- color
- developing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つの感光体を有するカラー画像形成装置の
小型化を図る。 【解決手段】 2つの感光体11・12に近接して、複
数の現像ユニット50を有するロータリー式現像装置1
7を備える。現像ユニット50のうち2つが、それぞれ
感光体11・12に対向する。ロータリー式現像装置1
7が回転することにより、感光体11・12に対向する
現像ユニット50を変更する。ロータリー式現像装置1
7により感光体11・12上で現像を行い、トナー像を
形成する。各トナー像を中間転写ベルト10上で重ね合
わせ、用紙39に転写して画像形成を行う。
小型化を図る。 【解決手段】 2つの感光体11・12に近接して、複
数の現像ユニット50を有するロータリー式現像装置1
7を備える。現像ユニット50のうち2つが、それぞれ
感光体11・12に対向する。ロータリー式現像装置1
7が回転することにより、感光体11・12に対向する
現像ユニット50を変更する。ロータリー式現像装置1
7により感光体11・12上で現像を行い、トナー像を
形成する。各トナー像を中間転写ベルト10上で重ね合
わせ、用紙39に転写して画像形成を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に基づい
て画像を形成するカラー画像形成装置に関するものであ
り、特に感光体を2つ備えたカラー画像形成装置に関す
るものである。
て画像を形成するカラー画像形成装置に関するものであ
り、特に感光体を2つ備えたカラー画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー複写機、カラープリン
タなどのカラー画像形成装置においては、多回転プロセ
スのカラー画像形成装置およびタンデム型のカラー画像
形成装置が主流である。
タなどのカラー画像形成装置においては、多回転プロセ
スのカラー画像形成装置およびタンデム型のカラー画像
形成装置が主流である。
【0003】前者は、感光体を1つ備え、この1つの感
光体に対してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
4つの現像装置を切り換えて順次作用させ、各色ごとの
画像形成プロセスを4回繰り返すことによりカラー画像
を形成するものである。このカラー画像形成装置は、小
型であるものの、単位時間あたりのプリント枚数が少な
いという問題点を有している。
光体に対してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
4つの現像装置を切り換えて順次作用させ、各色ごとの
画像形成プロセスを4回繰り返すことによりカラー画像
を形成するものである。このカラー画像形成装置は、小
型であるものの、単位時間あたりのプリント枚数が少な
いという問題点を有している。
【0004】後者は、感光体と現像装置とを含む画像形
成ステーションを、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの色ごとに、つまり合計4台の画像形成ステーショ
ンを備えたものである。この場合、単位時間あたりのプ
リント枚数は多いものの、各画像形成ステーションごと
に、帯電器や露光装置などの作像プロセス機器が必要な
ため、装置の大型化およびコストアップを招来するとい
う問題点を有している。
成ステーションを、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの色ごとに、つまり合計4台の画像形成ステーショ
ンを備えたものである。この場合、単位時間あたりのプ
リント枚数は多いものの、各画像形成ステーションごと
に、帯電器や露光装置などの作像プロセス機器が必要な
ため、装置の大型化およびコストアップを招来するとい
う問題点を有している。
【0005】そこで、従来より、多回転プロセスのカラ
ー画像形成装置に比べて単位時間あたりのプリント枚数
が多く、かつ、タンデム型の装置よりも小型化およびコ
ストダウンが図れるカラー画像形成装置として、2つの
感光体を備えた2感光体型のカラー画像形成装置が開発
されている。このようなカラー画像形成装置に関して
は、例えば以下の公報に開示されたからに示す技術
が知られている。
ー画像形成装置に比べて単位時間あたりのプリント枚数
が多く、かつ、タンデム型の装置よりも小型化およびコ
ストダウンが図れるカラー画像形成装置として、2つの
感光体を備えた2感光体型のカラー画像形成装置が開発
されている。このようなカラー画像形成装置に関して
は、例えば以下の公報に開示されたからに示す技術
が知られている。
【0006】特開平2−12273号公報に開示され
ている技術は、まず、2つの感光体にそれぞれ第1色お
よび第2色の画像を形成して転写ドラム上の用紙に順次
転写し、次いでそれぞれの感光体に第3色および第4色
の画像を形成して同様に転写ドラム上の用紙に転写する
ことにより、カラー画像を形成する技術である。
ている技術は、まず、2つの感光体にそれぞれ第1色お
よび第2色の画像を形成して転写ドラム上の用紙に順次
転写し、次いでそれぞれの感光体に第3色および第4色
の画像を形成して同様に転写ドラム上の用紙に転写する
ことにより、カラー画像を形成する技術である。
【0007】特開平4−204871号公報および特
開平10−177286号公報に開示されている技術
は、まず、2つの感光体にそれぞれ第1色および第2色
の画像を形成して中間転写ベルトに順次転写し、次いで
それぞれの感光体に第3色および第4色の画像を形成し
て同様に中間転写ベルトに転写し、この中間転写ベルト
に積層された画像を用紙に転写することにより、カラー
画像を形成する技術である。
開平10−177286号公報に開示されている技術
は、まず、2つの感光体にそれぞれ第1色および第2色
の画像を形成して中間転写ベルトに順次転写し、次いで
それぞれの感光体に第3色および第4色の画像を形成し
て同様に中間転写ベルトに転写し、この中間転写ベルト
に積層された画像を用紙に転写することにより、カラー
画像を形成する技術である。
【0008】上記のように、作像プロセスに対する改善
が図られる一方で、例えば次の公報に開示されているよ
うに、高解像度化を図るための技術が開発されている。
この場合においても、上記の作像プロセスとは密接な関
係がある。
が図られる一方で、例えば次の公報に開示されているよ
うに、高解像度化を図るための技術が開発されている。
この場合においても、上記の作像プロセスとは密接な関
係がある。
【0009】特開平8−169140号公報に開示さ
れている技術は、高解像度の画像データを分割して複数
の低解像度の画像データとし、それぞれの画像データに
基づいて感光体上で別々に潜像を形成した後、転写合成
することにより当初の高解像度の画像を得る技術であ
る。
れている技術は、高解像度の画像データを分割して複数
の低解像度の画像データとし、それぞれの画像データに
基づいて感光体上で別々に潜像を形成した後、転写合成
することにより当初の高解像度の画像を得る技術であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記およ
びの技術のように、2つの感光体を備えたカラー画像
形成装置においては、各感光体ごとに複数の現像装置を
対向させておく必要がある。したがって、各感光体にお
いては、その外周に現像装置を設置できるように、感光
体自身の大きさと周辺部のスペースとを確保しておく必
要がある。そのため、感光体が、ドラム状である場合も
ベルト状である場合も、カラー画像形成装置内における
感光体の占めるスペースが大きくなってしまう。このこ
とは、カラー画像形成装置全体のサイズの大型化につな
がる。
びの技術のように、2つの感光体を備えたカラー画像
形成装置においては、各感光体ごとに複数の現像装置を
対向させておく必要がある。したがって、各感光体にお
いては、その外周に現像装置を設置できるように、感光
体自身の大きさと周辺部のスペースとを確保しておく必
要がある。そのため、感光体が、ドラム状である場合も
ベルト状である場合も、カラー画像形成装置内における
感光体の占めるスペースが大きくなってしまう。このこ
とは、カラー画像形成装置全体のサイズの大型化につな
がる。
【0011】また、各感光体ごとに現像装置が複数備え
られている場合は、各現像装置がばらばらに配置されて
いるため、カラー画像形成装置内のスペースの利用効率
が悪い。また、配置位置などによって各現像装置の形状
が異なる場合が多く、これらの点からもカラー画像形成
装置の小型化には不利であった。しかも、現像装置にお
ける現像槽の形状が不揃いである場合は、トナー交換時
やユニット交換時の取り扱いが困難である。
られている場合は、各現像装置がばらばらに配置されて
いるため、カラー画像形成装置内のスペースの利用効率
が悪い。また、配置位置などによって各現像装置の形状
が異なる場合が多く、これらの点からもカラー画像形成
装置の小型化には不利であった。しかも、現像装置にお
ける現像槽の形状が不揃いである場合は、トナー交換時
やユニット交換時の取り扱いが困難である。
【0012】一方、上記またはの2つの感光体を備
えたカラー画像記録装置において、上記の技術を、例
えばブラックのモノクロ画像形成するために採用する際
には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を
用いて画像形成するカラー画像形成装置の場合、一方の
感光体の周囲にブラックおよびカラー1色の現像装置を
配置し、他方の感光体の周囲に、ブラックおよび残りの
カラー色の合計3色分の現像装置を配置することが必要
となる。したがって、上記およびの2つの感光体を
備えたカラー画像形成装置が有する上記問題がより深刻
になる。
えたカラー画像記録装置において、上記の技術を、例
えばブラックのモノクロ画像形成するために採用する際
には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を
用いて画像形成するカラー画像形成装置の場合、一方の
感光体の周囲にブラックおよびカラー1色の現像装置を
配置し、他方の感光体の周囲に、ブラックおよび残りの
カラー色の合計3色分の現像装置を配置することが必要
となる。したがって、上記およびの2つの感光体を
備えたカラー画像形成装置が有する上記問題がより深刻
になる。
【0013】さらに、現像位置が複数存在する場合で
は、帯電位置および露光位置からの距離が各現像位置に
よって異なり、その距離を感光体が移動するのに要する
時間が異なるため、各現像位置において感光体が保持す
る電荷の減衰量が異なることになる。これにより、作像
プロセスの最適条件が各現像位置において異なってく
る。
は、帯電位置および露光位置からの距離が各現像位置に
よって異なり、その距離を感光体が移動するのに要する
時間が異なるため、各現像位置において感光体が保持す
る電荷の減衰量が異なることになる。これにより、作像
プロセスの最適条件が各現像位置において異なってく
る。
【0014】したがって、各現像位置で最適画質を得る
ためのプロセス条件を求めることは非常に困難になる。
そのため、これを求めるためのシミュレーションが複雑
化し、また、非常に多くの実験が必要となり、その結
果、開発期間が長期化するという問題もあった。
ためのプロセス条件を求めることは非常に困難になる。
そのため、これを求めるためのシミュレーションが複雑
化し、また、非常に多くの実験が必要となり、その結
果、開発期間が長期化するという問題もあった。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、多回転プロセスのカラー画像形成装置
に比べて単位時間あたりのプリント枚数が多いという2
感光体型カラー画像形成装置の特徴を維持しつつ、従来
の2感光体型カラー画像形成装置よりさらに小型で安価
なカラー画像形成装置を提供することにある。
れたものであり、多回転プロセスのカラー画像形成装置
に比べて単位時間あたりのプリント枚数が多いという2
感光体型カラー画像形成装置の特徴を維持しつつ、従来
の2感光体型カラー画像形成装置よりさらに小型で安価
なカラー画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像形成
装置は、現像により形成されるトナー像を担持する感光
体を2つ備え、前記トナー像を重ね合わせて画像形成を
行うカラー画像形成装置において、前記感光体に対向し
て現像を行う現像ユニットを複数有すると共に、回転す
る現像装置を備えており、前記各現像ユニットは、該現
像ユニットのうちの2つがそれぞれ前記各感光体に同時
に対向し、かつ、前記現像装置の回転によって前記各感
光体に対向する前記現像ユニットが変更されるように設
けられていることを特徴としている。
装置は、現像により形成されるトナー像を担持する感光
体を2つ備え、前記トナー像を重ね合わせて画像形成を
行うカラー画像形成装置において、前記感光体に対向し
て現像を行う現像ユニットを複数有すると共に、回転す
る現像装置を備えており、前記各現像ユニットは、該現
像ユニットのうちの2つがそれぞれ前記各感光体に同時
に対向し、かつ、前記現像装置の回転によって前記各感
光体に対向する前記現像ユニットが変更されるように設
けられていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、2つの感光体に近接
する現像装置が各感光体上で現像を行う。そして、この
現像装置は、複数の(例えば、複数色の)現像ユニット
を有しており、現像装置が回転することにより、各感光
体に対して現像を行う現像ユニットを変更することがで
きる。
する現像装置が各感光体上で現像を行う。そして、この
現像装置は、複数の(例えば、複数色の)現像ユニット
を有しており、現像装置が回転することにより、各感光
体に対して現像を行う現像ユニットを変更することがで
きる。
【0018】上記の構成では、各感光体の現像位置が現
像装置と対向する一か所のみであるため、現像位置が複
数存在することによる上記およびの技術の問題点を
解決することができる。したがって、感光体がドラム状
であれば、そのドラム径を小さくすることができ、ま
た、感光体がベルト状であれば、そのベルト長を短くで
きる。
像装置と対向する一か所のみであるため、現像位置が複
数存在することによる上記およびの技術の問題点を
解決することができる。したがって、感光体がドラム状
であれば、そのドラム径を小さくすることができ、ま
た、感光体がベルト状であれば、そのベルト長を短くで
きる。
【0019】その結果、感光体の占めるスペースを小さ
くすることができるため、その感光体を内蔵するカラー
画像形成装置の小型化を図ることが可能となる。
くすることができるため、その感光体を内蔵するカラー
画像形成装置の小型化を図ることが可能となる。
【0020】また、各感光体における現像位置が一か所
であることから、各感光体において、露光から現像まで
の時間(露光位置から現像位置までの感光体の移動距
離)が各現像ユニットで現像を行う際に一致する。した
がって、別々の現像ユニットで現像した像であっても、
同一の条件で現像されることになる。
であることから、各感光体において、露光から現像まで
の時間(露光位置から現像位置までの感光体の移動距
離)が各現像ユニットで現像を行う際に一致する。した
がって、別々の現像ユニットで現像した像であっても、
同一の条件で現像されることになる。
【0021】したがって、現像装置の動作(例えば、現
像装置の作動タイミングなど)を同一条件で設計するこ
とができるため、制御系(ソフトウェアを含む)の開発
期間を短縮化でき、さらに、感光体感度、帯電量、現像
バイアスなどのプロセス条件の最適化が簡単になるた
め、これを求めるためのシミュレーションや実験に要す
る時間(開発期間)も短縮化できる。その結果、装置の
コストアップを抑制することが可能となる。
像装置の作動タイミングなど)を同一条件で設計するこ
とができるため、制御系(ソフトウェアを含む)の開発
期間を短縮化でき、さらに、感光体感度、帯電量、現像
バイアスなどのプロセス条件の最適化が簡単になるた
め、これを求めるためのシミュレーションや実験に要す
る時間(開発期間)も短縮化できる。その結果、装置の
コストアップを抑制することが可能となる。
【0022】上記の構成では、さらに、複数の現像ユニ
ットが1つの現像装置内に収められているため、スペー
スの利用効率(スペース効率)を向上させることができ
る。つまり、各現像ユニットにおいて、現像剤を収容し
ている現像槽の容量を確保しつつ、複数の現像ユニット
を収めた現像装置を最小限に小型化することができる。
現像装置の形状が、例えば円筒形であれば、特にスペー
ス効率がよくなる。
ットが1つの現像装置内に収められているため、スペー
スの利用効率(スペース効率)を向上させることができ
る。つまり、各現像ユニットにおいて、現像剤を収容し
ている現像槽の容量を確保しつつ、複数の現像ユニット
を収めた現像装置を最小限に小型化することができる。
現像装置の形状が、例えば円筒形であれば、特にスペー
ス効率がよくなる。
【0023】その結果、現像装置の占めるスペースも小
さくすることができるため、さらにカラー画像形成装置
の小型化を図ることが可能となる。
さくすることができるため、さらにカラー画像形成装置
の小型化を図ることが可能となる。
【0024】また、さらに、現像装置の各現像ユニット
を同一の形状とすることができるので、複数の異なる形
状の現像装置を製造・設計する場合に比べて、装置のコ
ストを抑制することが可能となる。
を同一の形状とすることができるので、複数の異なる形
状の現像装置を製造・設計する場合に比べて、装置のコ
ストを抑制することが可能となる。
【0025】上記カラー画像形成装置は、さらに、前記
現像装置が、前記現像ユニットを4つ備えており、前記
各感光体にそれぞれ同時に対向する前記2つの現像ユニ
ットが、互いに隣接して配置されていることが好まし
い。
現像装置が、前記現像ユニットを4つ備えており、前記
各感光体にそれぞれ同時に対向する前記2つの現像ユニ
ットが、互いに隣接して配置されていることが好まし
い。
【0026】上記の構成によれば、現像装置は、4つの
現像ユニット(例えば、現像装置を均等に4分割して形
成されている)を備えており、このうち、隣接する2つ
の現像ユニットが同時に感光体に対向することにより、
各感光体に対して現像を行うものである。
現像ユニット(例えば、現像装置を均等に4分割して形
成されている)を備えており、このうち、隣接する2つ
の現像ユニットが同時に感光体に対向することにより、
各感光体に対して現像を行うものである。
【0027】4つの現像ユニットのうち、隣接しない2
つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成では、
現像装置の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角度
が、ほぼ180度になる。
つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成では、
現像装置の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角度
が、ほぼ180度になる。
【0028】この場合、現像装置が各感光体の間に位置
する構成となることから、各感光体間の距離が大きくな
り、スペース効率が低下する。また、露光装置などを感
光体間に設置することが困難になる。さらに、各感光体
間の距離を小さくしようとすると、現像装置の大きさを
制限する必要があり、現像剤の十分な収容スペースを確
保することが困難になる。
する構成となることから、各感光体間の距離が大きくな
り、スペース効率が低下する。また、露光装置などを感
光体間に設置することが困難になる。さらに、各感光体
間の距離を小さくしようとすると、現像装置の大きさを
制限する必要があり、現像剤の十分な収容スペースを確
保することが困難になる。
【0029】これに対して、上記の構成では、現像装置
の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角度が90°に
近くなる。この場合、現像装置が各感光体間に配置され
ないので、並設された各感光体間にクリーニング装置、
帯電器、露光装置などを設置するためのスペースを確保
することができる。また、現像装置の大きさが各感光体
間の距離によって制限されないので、各現像ユニットの
現像剤収容量を十分確保することができる。
の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角度が90°に
近くなる。この場合、現像装置が各感光体間に配置され
ないので、並設された各感光体間にクリーニング装置、
帯電器、露光装置などを設置するためのスペースを確保
することができる。また、現像装置の大きさが各感光体
間の距離によって制限されないので、各現像ユニットの
現像剤収容量を十分確保することができる。
【0030】その結果、カラー画像形成装置内部におけ
るスペース効率が向上し、現像剤容量などの必要なスペ
ースを十分確保しつつ、装置全体の小型化を図ることが
可能となる。
るスペース効率が向上し、現像剤容量などの必要なスペ
ースを十分確保しつつ、装置全体の小型化を図ることが
可能となる。
【0031】あるいは、上記カラー画像形成装置は、さ
らに、前記現像装置が、前記現像ユニットを5つ以上備
えており、前記各感光体にそれぞれ同時に対向する前記
2つの現像ユニットが、互いの間に前記現像ユニットを
1つ挟んで配置されていることが好ましい。
らに、前記現像装置が、前記現像ユニットを5つ以上備
えており、前記各感光体にそれぞれ同時に対向する前記
2つの現像ユニットが、互いの間に前記現像ユニットを
1つ挟んで配置されていることが好ましい。
【0032】上記の構成によれば、現像装置は、5つ以
上の現像ユニットを備えており、このうち、1つ隔てた
2つの現像ユニットが同時に感光体に対向することによ
り、各感光体に対して現像を行うものである。
上の現像ユニットを備えており、このうち、1つ隔てた
2つの現像ユニットが同時に感光体に対向することによ
り、各感光体に対して現像を行うものである。
【0033】5つ以上の現像ユニットのうち、隣接する
2つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成で
は、現像装置の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角
度が、小さくなる。
2つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成で
は、現像装置の中心と各対向位置とを結ぶ方向の成す角
度が、小さくなる。
【0034】この場合、現像装置において、各感光体に
対向する位置が互いに接近することになり、これに伴っ
て、各感光体同士も接近して配置しなければならなくな
る。したがって、各感光体間に露光装置などを配置する
スペースを確保するためには、現像装置を大型化する必
要が生じる。
対向する位置が互いに接近することになり、これに伴っ
て、各感光体同士も接近して配置しなければならなくな
る。したがって、各感光体間に露光装置などを配置する
スペースを確保するためには、現像装置を大型化する必
要が生じる。
【0035】これに対して、上記の構成では、1つ隔て
た2つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成と
することで、現像装置を必要以上に大型化することな
く、各感光体間に、クリーニング装置、帯電器、露光装
置などを設置するスペースを確保することができる。
た2つの現像ユニットが同時に感光体に対向する構成と
することで、現像装置を必要以上に大型化することな
く、各感光体間に、クリーニング装置、帯電器、露光装
置などを設置するスペースを確保することができる。
【0036】また、隣接する2つの現像ユニットが各感
光体にそれぞれ対向する構成に比べて、作像プロセスの
切り換え時において、各感光体に対向する現像ユニット
を変更するのに必要な現像装置の回転角が小さくて済
む。したがって、短い時間で作像プロセスの切り換えを
完了することができる。
光体にそれぞれ対向する構成に比べて、作像プロセスの
切り換え時において、各感光体に対向する現像ユニット
を変更するのに必要な現像装置の回転角が小さくて済
む。したがって、短い時間で作像プロセスの切り換えを
完了することができる。
【0037】その結果、カラー画像形成装置の小型化と
共に、画像形成時間の短縮化を図ることが可能となる。
共に、画像形成時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0038】上記5つ以上の現像ユニットを有するカラ
ー画像形成装置は、さらに、前記現像装置が、両方向に
回転することが好ましい。
ー画像形成装置は、さらに、前記現像装置が、両方向に
回転することが好ましい。
【0039】上記の構成によれば、現像装置の停止位置
を変更する際に、カラー画像形成に用いられる各色の現
像ユニットの配置と、現像装置の変更前および変更後の
停止位置との関係に基づいて、回転角が最小となる方向
に現像装置を回転させることができる。
を変更する際に、カラー画像形成に用いられる各色の現
像ユニットの配置と、現像装置の変更前および変更後の
停止位置との関係に基づいて、回転角が最小となる方向
に現像装置を回転させることができる。
【0040】例えば、現像装置における現像ユニットが
等間隔に配置されている場合で、連続してカラー画像を
形成する際には、72度の回転角で、異なる方向に交互
に現像装置を回転させることで、画像形成を行うことが
できる。
等間隔に配置されている場合で、連続してカラー画像を
形成する際には、72度の回転角で、異なる方向に交互
に現像装置を回転させることで、画像形成を行うことが
できる。
【0041】したがって、作像プロセスの切り換えを最
短時間で行うことができ、現像装置の回転方向が一方向
に固定されている構成に比べて、画像形成時間の短縮化
を図ることができる。
短時間で行うことができ、現像装置の回転方向が一方向
に固定されている構成に比べて、画像形成時間の短縮化
を図ることができる。
【0042】上記5つ以上の現像ユニットを有するカラ
ー画像形成装置は、さらに、前記現像装置が、特定の色
の現像剤を収容する現像ユニットを少なくとも2つ備え
ていることが好ましい。
ー画像形成装置は、さらに、前記現像装置が、特定の色
の現像剤を収容する現像ユニットを少なくとも2つ備え
ていることが好ましい。
【0043】上記の構成によれば、モノクロ画像形成時
に用いる色(例えば、ブラック)の現像剤を収容するた
めの現像ユニットのうち、一方をモノクロ画像形成専用
とし、他方をカラー画像形成専用とすることができる。
これにより、使用頻度が高いモノクロ画像形成時に用い
る色の現像剤の収容量が多くなり、現像装置に収容され
ている各色の現像剤の消耗バランスを改善することがで
きる。
に用いる色(例えば、ブラック)の現像剤を収容するた
めの現像ユニットのうち、一方をモノクロ画像形成専用
とし、他方をカラー画像形成専用とすることができる。
これにより、使用頻度が高いモノクロ画像形成時に用い
る色の現像剤の収容量が多くなり、現像装置に収容され
ている各色の現像剤の消耗バランスを改善することがで
きる。
【0044】その結果、現像剤を補給する時期のバラツ
キを抑えることができ、カラー画像形成装置のメンテナ
ンス性を向上することができる。
キを抑えることができ、カラー画像形成装置のメンテナ
ンス性を向上することができる。
【0045】上記5つ以上の現像ユニットを有し、特定
の色の現像ユニットを少なくとも2つ有するカラー画像
形成装置は、さらに、前記特定の色の現像剤を収容する
現像ユニットが、それぞれ前記各感光体に同時に対向で
きるように配置されていることが好ましい。
の色の現像ユニットを少なくとも2つ有するカラー画像
形成装置は、さらに、前記特定の色の現像剤を収容する
現像ユニットが、それぞれ前記各感光体に同時に対向で
きるように配置されていることが好ましい。
【0046】上記の構成によれば、各感光体に対して、
モノクロ画像形成時に用いる色(例えば、ブラック)の
現像剤で平行して現像を行うことができる。
モノクロ画像形成時に用いる色(例えば、ブラック)の
現像剤で平行して現像を行うことができる。
【0047】したがって、画像データを低解像度の2つ
のデータに分割し(例えば、主走査方向に対して互いに
隣接する画素が存在しないように分割し)、各感光体上
でそれぞれ各低解像度のデータに対応したトナー像を平
行して形成し、それらを互いに重ね合わせることにより
高解像度の画像を1回の作像プロセスにおいて形成する
ことができる。
のデータに分割し(例えば、主走査方向に対して互いに
隣接する画素が存在しないように分割し)、各感光体上
でそれぞれ各低解像度のデータに対応したトナー像を平
行して形成し、それらを互いに重ね合わせることにより
高解像度の画像を1回の作像プロセスにおいて形成する
ことができる。
【0048】上記の構成では、現像装置による上記スペ
ース効率の向上効果により、モノクロ画像形成に用いる
現像剤を収容する現像ユニットを各感光体に設ける従来
の2感光体型画像形成装置に比べて、装置の小型化を図
ることができる。
ース効率の向上効果により、モノクロ画像形成に用いる
現像剤を収容する現像ユニットを各感光体に設ける従来
の2感光体型画像形成装置に比べて、装置の小型化を図
ることができる。
【0049】その結果、本カラー画像形成装置は、装置
の大型化を回避しつつ、高速で、高解像度の画像形成を
行うことができる。
の大型化を回避しつつ、高速で、高解像度の画像形成を
行うことができる。
【0050】上記カラー画像形成装置は、さらに、前記
トナー像が記録媒体に転写されるカラー画像形成装置で
あって、前記各感光体が露光されてから、前記各感光体
が担持するトナー像が前記記録媒体に転写されるまでの
所要時間が短い方の前記感光体において、モノクロ画像
を形成することが好ましい。
トナー像が記録媒体に転写されるカラー画像形成装置で
あって、前記各感光体が露光されてから、前記各感光体
が担持するトナー像が前記記録媒体に転写されるまでの
所要時間が短い方の前記感光体において、モノクロ画像
を形成することが好ましい。
【0051】上記の構成によれば、露光されてから、担
持したトナー像が記録媒体に転写されるまでの所要時間
が短い方の感光体においてモノクロ画像を形成すること
になる。この場合、最短時間でモノクロ画像形成を行う
ことができる。
持したトナー像が記録媒体に転写されるまでの所要時間
が短い方の感光体においてモノクロ画像を形成すること
になる。この場合、最短時間でモノクロ画像形成を行う
ことができる。
【0052】また、上記モノクロ画像形成時の現像装置
の停止位置を、デフォルト位置(初期状態)とすること
により、特に、モノクロ画像形成時間を短縮できる。
の停止位置を、デフォルト位置(初期状態)とすること
により、特に、モノクロ画像形成時間を短縮できる。
【0053】さらに、上記の構成では、モノクロ画像形
成により担持されたトナー像が、モノクロ画像形成時に
使用しない感光体に接触しない。したがって、トナー像
とモノクロ画像形成時に使用しない感光体との接触を避
けるための離接機構などを設けることなく、転写効率が
良く画質劣化の少ないモノクロ画像を形成することがで
きる。
成により担持されたトナー像が、モノクロ画像形成時に
使用しない感光体に接触しない。したがって、トナー像
とモノクロ画像形成時に使用しない感光体との接触を避
けるための離接機構などを設けることなく、転写効率が
良く画質劣化の少ないモノクロ画像を形成することがで
きる。
【0054】その結果、本カラー画像形成装置では、画
質の良好なモノクロ画像を高速で形成できる。
質の良好なモノクロ画像を高速で形成できる。
【0055】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の第1の
実施の形態について図1から図3に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。図1は、本発明の実施の一形態
に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機1の全体構成図であり、装置正面から見た複写機内部
の概略の構成を示している。デジタルカラー複写機1
は、主に本体部2と、本体部2の上部に配置されたスキ
ャナ部3とから構成されている。
実施の形態について図1から図3に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。図1は、本発明の実施の一形態
に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機1の全体構成図であり、装置正面から見た複写機内部
の概略の構成を示している。デジタルカラー複写機1
は、主に本体部2と、本体部2の上部に配置されたスキ
ャナ部3とから構成されている。
【0056】まず、スキャナ部3の構成から説明する。
スキャナ部3は原稿が載置される原稿台4を有してい
る。原稿台4に載置された原稿の画像は、原稿台4の下
方に設置された読み取り光学系5にて読み取られ、電気
信号に変換される。読み取り光学系5は、原稿台4の原
稿載置面に沿って平行に往復移動する第1走査ユニット
5aおよび第2走査ユニット5b、光学レンズ5c、並
びに光電変換素子であるCCDラインセンサ5dを有し
ている。
スキャナ部3は原稿が載置される原稿台4を有してい
る。原稿台4に載置された原稿の画像は、原稿台4の下
方に設置された読み取り光学系5にて読み取られ、電気
信号に変換される。読み取り光学系5は、原稿台4の原
稿載置面に沿って平行に往復移動する第1走査ユニット
5aおよび第2走査ユニット5b、光学レンズ5c、並
びに光電変換素子であるCCDラインセンサ5dを有し
ている。
【0057】第1走査ユニット5aは、原稿画像表面を
露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方
向に向かって反射する第1ミラーとを有しており、原稿
台4の原稿載置面に対して一定の距離を保ちながら、所
定の走査速度で平行に往復移動するものである。
露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所定の方
向に向かって反射する第1ミラーとを有しており、原稿
台4の原稿載置面に対して一定の距離を保ちながら、所
定の走査速度で平行に往復移動するものである。
【0058】第2走査ユニット5bは、第1走査ユニッ
ト5aの第1ミラーにより反射された原稿からの反射光
像をさらに所定の方向に向かって反射する第2および第
3ミラーを有しており、第1走査ユニット5aと一定の
速度関係を保って平行に往復移動するものである。
ト5aの第1ミラーにより反射された原稿からの反射光
像をさらに所定の方向に向かって反射する第2および第
3ミラーを有しており、第1走査ユニット5aと一定の
速度関係を保って平行に往復移動するものである。
【0059】光学レンズ5cは、第2走査ユニット5b
の第3ミラーにより反射された原稿からの反射光像を集
光することにより縮小し、縮小された光像をCCDライ
ンセンサ5d上の所定位置に結像させるものである。
の第3ミラーにより反射された原稿からの反射光像を集
光することにより縮小し、縮小された光像をCCDライ
ンセンサ5d上の所定位置に結像させるものである。
【0060】CCDラインセンサ5dは、結像された光
像を順次光電変換して電気信号として出力するものであ
る。CCDラインセンサ5dは、白黒画像またはカラー
画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色
成分に色分解したラインデータを出力することができる
3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセン
サ5dにより電気信号に変換された原稿画像データは、
さらに、後述する画像処理部に転送されて所定の画像デ
ータ処理が施される。
像を順次光電変換して電気信号として出力するものであ
る。CCDラインセンサ5dは、白黒画像またはカラー
画像を読み取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色
成分に色分解したラインデータを出力することができる
3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセン
サ5dにより電気信号に変換された原稿画像データは、
さらに、後述する画像処理部に転送されて所定の画像デ
ータ処理が施される。
【0061】また、本デジタルカラー複写機1は、スキ
ャナ部3に両面自動原稿送り装置(RADF:Reversin
g Automatic Document Feeder )6が搭載されているも
のである。RADF6は、原稿台4の上部に原稿台4に
対して開閉可能な状態で、原稿台4の原稿載置面に対し
て所定の位置関係をもって装着されている。
ャナ部3に両面自動原稿送り装置(RADF:Reversin
g Automatic Document Feeder )6が搭載されているも
のである。RADF6は、原稿台4の上部に原稿台4に
対して開閉可能な状態で、原稿台4の原稿載置面に対し
て所定の位置関係をもって装着されている。
【0062】RADF6の動作は、まず、原稿の一方の
面が原稿台4の所定位置において読み取り光学系5に対
向する位置に原稿を搬送する。続いて、この一方の面に
ついての画像読み取りが終了した後、原稿を反転して、
同様に、他方の面が原稿台4の所定位置において読み取
り光学系5に対向する位置に原稿を搬送する。
面が原稿台4の所定位置において読み取り光学系5に対
向する位置に原稿を搬送する。続いて、この一方の面に
ついての画像読み取りが終了した後、原稿を反転して、
同様に、他方の面が原稿台4の所定位置において読み取
り光学系5に対向する位置に原稿を搬送する。
【0063】そして、1枚の原稿について両面の画像読
み取りが終了した後、この原稿を排出して次の原稿につ
いての両面搬送動作を実行する。なお、このような原稿
の搬送および表裏反転のRADF6の動作は、デジタル
カラー複写機1全体の動作に関連して制御されるもので
ある。
み取りが終了した後、この原稿を排出して次の原稿につ
いての両面搬送動作を実行する。なお、このような原稿
の搬送および表裏反転のRADF6の動作は、デジタル
カラー複写機1全体の動作に関連して制御されるもので
ある。
【0064】次に、本体部2について説明する。本体部
2は、内部に画像形成部7を備えており、その上面には
操作パネル(図示せず)が設けられている。
2は、内部に画像形成部7を備えており、その上面には
操作パネル(図示せず)が設けられている。
【0065】画像形成部7には、ベルトユニット8が傾
斜して設置されている。このベルトユニット8は、一対
の張架ローラ9a・9bと、これら張架ローラ9a・9
bに張架された中間転写ベルト10とからなり、中間転
写ベルト10は矢印Aにて示す方向に回転するようにな
っている。そして、傾斜して配置されたベルトユニット
8の斜め上方向には、2つの感光体11・12が設置さ
れている。各感光体11・12は、いずれもドラム状で
ある。
斜して設置されている。このベルトユニット8は、一対
の張架ローラ9a・9bと、これら張架ローラ9a・9
bに張架された中間転写ベルト10とからなり、中間転
写ベルト10は矢印Aにて示す方向に回転するようにな
っている。そして、傾斜して配置されたベルトユニット
8の斜め上方向には、2つの感光体11・12が設置さ
れている。各感光体11・12は、いずれもドラム状で
ある。
【0066】中間転写ベルト10の上流側に配設された
感光体11は、ここではイエロー(Y)およびマゼンタ
(M)の2色のトナー画像の形成を担う作像プロセス部
を構成するものであり、図中矢印B方向に回転する。こ
の感光体11の周囲には、帯電器13、LEDアレイ装
置15、クリーニング装置21などが設けられている。
感光体11は、ここではイエロー(Y)およびマゼンタ
(M)の2色のトナー画像の形成を担う作像プロセス部
を構成するものであり、図中矢印B方向に回転する。こ
の感光体11の周囲には、帯電器13、LEDアレイ装
置15、クリーニング装置21などが設けられている。
【0067】帯電器13は、感光体11の表面全体を帯
電させるためのものである。LEDアレイ装置15は、
帯電器13により帯電された感光体11の表面を、後述
する画像処理部(図2)より送出される画像信号に基づ
いて露光し、静電潜像を形成する。この場合、LEDア
レイ露光装置15は、イエローの静電潜像およびマゼン
タの静電潜像を形成する。
電させるためのものである。LEDアレイ装置15は、
帯電器13により帯電された感光体11の表面を、後述
する画像処理部(図2)より送出される画像信号に基づ
いて露光し、静電潜像を形成する。この場合、LEDア
レイ露光装置15は、イエローの静電潜像およびマゼン
タの静電潜像を形成する。
【0068】クリーニング装置21は、後述するロータ
リー式現像装置(現像装置)17により作像されたトナ
ー像が、中間転写ベルト10に転写された後に、感光体
11表面に残留するトナーを掻き取る。
リー式現像装置(現像装置)17により作像されたトナ
ー像が、中間転写ベルト10に転写された後に、感光体
11表面に残留するトナーを掻き取る。
【0069】一方、中間転写ベルト10の下流側に配設
された感光体12は、ここではブラック(Bk)および
シアン(C)の2色のトナー画像の形成を担い、図中矢
印C方向に回転する。この感光体12の周囲にも、上記
感光体11と同様、帯電器14、ブラックおよびシアン
の2色の静電潜像を形成するLEDアレイ露光装置1
6、およびクリーニング装置22などが設けられてい
る。
された感光体12は、ここではブラック(Bk)および
シアン(C)の2色のトナー画像の形成を担い、図中矢
印C方向に回転する。この感光体12の周囲にも、上記
感光体11と同様、帯電器14、ブラックおよびシアン
の2色の静電潜像を形成するLEDアレイ露光装置1
6、およびクリーニング装置22などが設けられてい
る。
【0070】そして、これら2つの感光体11・12の
間には、両感光体11・12の共通の現像装置であるロ
ータリー式現像装置17が設けられている。このロータ
リー式現像装置17は、感光体11・12と同軸方向に
延びるドラム状であり、軸17aを中心に間欠的に回転
駆動される円筒51を有している。
間には、両感光体11・12の共通の現像装置であるロ
ータリー式現像装置17が設けられている。このロータ
リー式現像装置17は、感光体11・12と同軸方向に
延びるドラム状であり、軸17aを中心に間欠的に回転
駆動される円筒51を有している。
【0071】この円筒51内に、円周方向を4分割して
形成された4つの現像槽(現像ユニット)50(現像槽
50a・50b・50c・50d)を有している。そし
て、各現像槽50a・50b・50c・50dには、ト
ナー(現像剤)を担持して対向配置された感光体11・
12へと供給する現像ローラ(現像ユニット)52がそ
れぞれ設けられている。
形成された4つの現像槽(現像ユニット)50(現像槽
50a・50b・50c・50d)を有している。そし
て、各現像槽50a・50b・50c・50dには、ト
ナー(現像剤)を担持して対向配置された感光体11・
12へと供給する現像ローラ(現像ユニット)52がそ
れぞれ設けられている。
【0072】ここで、現像槽50aは、イエローのトナ
ーを収容しており、現像槽50bはブラック、現像槽5
0cはマゼンタ、現像槽50dはシアンの各トナーを収
容している。そして、4つの現像槽50a・50b・5
0c・50dは、イエロー、ブラック、マゼンタ、シア
ンの順で配置されており、4つのうちの隣合うものが、
それぞれ2つの感光体11・12に対向して現像を行う
ように配置されている。また、各現像槽50a・50b
・50c・50dは、同一形状を有している。現像動作
の詳細に関しては後述する。
ーを収容しており、現像槽50bはブラック、現像槽5
0cはマゼンタ、現像槽50dはシアンの各トナーを収
容している。そして、4つの現像槽50a・50b・5
0c・50dは、イエロー、ブラック、マゼンタ、シア
ンの順で配置されており、4つのうちの隣合うものが、
それぞれ2つの感光体11・12に対向して現像を行う
ように配置されている。また、各現像槽50a・50b
・50c・50dは、同一形状を有している。現像動作
の詳細に関しては後述する。
【0073】なお、上記ロータリー式現像装置17にお
ける現像方式は、感光体11・12と接触して現像を行
う接触現像方式、または感光体11・12と接触せずに
現像を行う非接触現像方式のいずれであってもよい。た
だし、接触現像方式の場合、ロータリー式現像装置17
を感光体11・12に対して離接させる機構や、ロータ
リー式現像装置17に対してトナーを出し入れするシャ
ッタなどの機構が必要となるため、コスト面および設計
の自由度の面から、非接触現像方式が望ましい。
ける現像方式は、感光体11・12と接触して現像を行
う接触現像方式、または感光体11・12と接触せずに
現像を行う非接触現像方式のいずれであってもよい。た
だし、接触現像方式の場合、ロータリー式現像装置17
を感光体11・12に対して離接させる機構や、ロータ
リー式現像装置17に対してトナーを出し入れするシャ
ッタなどの機構が必要となるため、コスト面および設計
の自由度の面から、非接触現像方式が望ましい。
【0074】上記中間転写ベルト10の内面側におい
て、中間転写ベルト10が各感光体11・12と対向す
る位置には、第1転写器23・24がそれぞれ設置され
ている。第1転写器23・24は、感光体11・12に
形成された各トナー像を中間転写ベルト10に転写させ
るためのものである。
て、中間転写ベルト10が各感光体11・12と対向す
る位置には、第1転写器23・24がそれぞれ設置され
ている。第1転写器23・24は、感光体11・12に
形成された各トナー像を中間転写ベルト10に転写させ
るためのものである。
【0075】また、ベルトユニット8の下方であって、
張架ローラ9bと対向する位置には、後述する用紙カセ
ット38から搬送されてきた用紙39に中間転写ベルト
10表面のトナー像を転写すると共に、用紙39を搬送
するための転写搬送部材37が配設されている。
張架ローラ9bと対向する位置には、後述する用紙カセ
ット38から搬送されてきた用紙39に中間転写ベルト
10表面のトナー像を転写すると共に、用紙39を搬送
するための転写搬送部材37が配設されている。
【0076】この転写搬送部材37は、ローラ状の第2
転写器37aと、張架ローラ37bとに、搬送ベルト3
7cが張架された構造で、張架ローラ37b側を支点に
第2転写器37a側が中間転写ベルト10に対して離接
可能に設けられている。そして、転写搬送部材37は、
中間転写ベルト10から用紙39へトナー像を転写する
場合にのみ第2転写器37a側を中間転写ベルト10表
面に当接させるようになっている。
転写器37aと、張架ローラ37bとに、搬送ベルト3
7cが張架された構造で、張架ローラ37b側を支点に
第2転写器37a側が中間転写ベルト10に対して離接
可能に設けられている。そして、転写搬送部材37は、
中間転写ベルト10から用紙39へトナー像を転写する
場合にのみ第2転写器37a側を中間転写ベルト10表
面に当接させるようになっている。
【0077】なお、図1において特に図示はしていない
が、中間転写ベルト10の回転方向において転写搬送部
材37の当接部より下流側には、トナー像の転写が終了
した後の中間転写ベルト10に付着した用紙39を剥離
するための用紙剥離爪や、中間転写ベルト10表面をク
リーニングするためのクリーニング装置などが設けられ
ている。
が、中間転写ベルト10の回転方向において転写搬送部
材37の当接部より下流側には、トナー像の転写が終了
した後の中間転写ベルト10に付着した用紙39を剥離
するための用紙剥離爪や、中間転写ベルト10表面をク
リーニングするためのクリーニング装置などが設けられ
ている。
【0078】上記の画像形成部7の下方側には、被転写
材としての用紙39を収容する用紙カセット38が設置
されている。この用紙カセット38には、カセット内の
用紙39を給紙するためのピックアップローラ36およ
び給紙ローラ対29が備えられている。給紙された用紙
39は、搬送ローラ対35・35によりペーパーガイド
34に沿って搬送される。そして、上記の転写搬送部材
37に至る前段には、中間転写ベルト10上のトナー像
位置と用紙39の位置とを合わせるためのタイミングを
図るレジストローラ対33が設けられている。
材としての用紙39を収容する用紙カセット38が設置
されている。この用紙カセット38には、カセット内の
用紙39を給紙するためのピックアップローラ36およ
び給紙ローラ対29が備えられている。給紙された用紙
39は、搬送ローラ対35・35によりペーパーガイド
34に沿って搬送される。そして、上記の転写搬送部材
37に至る前段には、中間転写ベルト10上のトナー像
位置と用紙39の位置とを合わせるためのタイミングを
図るレジストローラ対33が設けられている。
【0079】また、転写搬送部材37の前方には、転写
搬送部材37により用紙39上に転写されたトナー像を
定着させるための定着装置32、および、定着装置32
により処理された用紙39を排出する排紙ローラ対31
が設置されている。また、本体部2の側面には、排紙ロ
ーラ対31にて排出された用紙39を収容する排紙トレ
イ30が設置されている。
搬送部材37により用紙39上に転写されたトナー像を
定着させるための定着装置32、および、定着装置32
により処理された用紙39を排出する排紙ローラ対31
が設置されている。また、本体部2の側面には、排紙ロ
ーラ対31にて排出された用紙39を収容する排紙トレ
イ30が設置されている。
【0080】次に、画像処理部に関して図2を用いて説
明する。図2は、画像処理部の構成を示すブロック図で
ある。画像処理部は、主に、画像データ入力部40、画
像データ処理部41、画像データ出力部42、遅延用半
導体メモリ43、中央処理装置(以下、CPUと称す)
44、および外部インターフェイス部46・47から構
成されている。
明する。図2は、画像処理部の構成を示すブロック図で
ある。画像処理部は、主に、画像データ入力部40、画
像データ処理部41、画像データ出力部42、遅延用半
導体メモリ43、中央処理装置(以下、CPUと称す)
44、および外部インターフェイス部46・47から構
成されている。
【0081】画像データ入力部40は、CCDラインセ
ンサ5d、シェーディング補正回路40b、ライン合わ
せ部40c、センサ色補正部40d、MTF補正部40
eおよびγ補正部40fから構成されている。
ンサ5d、シェーディング補正回路40b、ライン合わ
せ部40c、センサ色補正部40d、MTF補正部40
eおよびγ補正部40fから構成されている。
【0082】CCDラインセンサ5dは、白黒原稿画像
またはカラー原稿画像を読み取り、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色成分に色分解した3ラインのラ
インデータを出力する。シェーディング補正回路40b
は、CCDラインセンサ5dから出力されたラインデー
タのライン画像レベルを補正する。ライン合わせ部40
cは、ラインバッファなどから構成され、ラインデータ
のずれを補正する。センサ色補正部40dは、ラインデ
ータの色データを補正する。MTF補正部40eは、C
CDラインセンサ5dの各画素における信号の変化にめ
りはりを持たせるように補正する。そして、γ補正部4
0fは画像の明暗を補正して視感度補正を行う。
またはカラー原稿画像を読み取り、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色成分に色分解した3ラインのラ
インデータを出力する。シェーディング補正回路40b
は、CCDラインセンサ5dから出力されたラインデー
タのライン画像レベルを補正する。ライン合わせ部40
cは、ラインバッファなどから構成され、ラインデータ
のずれを補正する。センサ色補正部40dは、ラインデ
ータの色データを補正する。MTF補正部40eは、C
CDラインセンサ5dの各画素における信号の変化にめ
りはりを持たせるように補正する。そして、γ補正部4
0fは画像の明暗を補正して視感度補正を行う。
【0083】画像データ処理部41は、モノクロデータ
生成部41a(白黒原稿画像用)、入力処理部41b、
領域分離部41c、黒生成部41d、色補正回路41
e、ズーム処理回路41f、空間フィルタ41g、中間
調処理部41h、およびプリントデータ入力部41iか
ら構成されている。
生成部41a(白黒原稿画像用)、入力処理部41b、
領域分離部41c、黒生成部41d、色補正回路41
e、ズーム処理回路41f、空間フィルタ41g、中間
調処理部41h、およびプリントデータ入力部41iか
ら構成されている。
【0084】上記モノクロデータ生成部41aは、画像
データ入力部40から入力されるカラー画像信号である
RGB信号より、モノクロデータを生成する。上記入力
処理部41bは、RGB信号を本デジタルカラー複写機
1が搭載する画像形成部7(図1参照)に対応したYM
C(イエロー・マセ゛ンタ・シアン)信号に変換し、またクロック変換
をする。上記領域分離部41cは、入力された画像デー
タが、文字、網点写真、印画紙写真のいずれであるかを
判断し、それぞれの領域を分離する。上記黒生成部41
dは、入力処理部41bから出力されるYMC信号に基
づいて、下色除去処理を行いカラー画像における黒を生
成する。
データ入力部40から入力されるカラー画像信号である
RGB信号より、モノクロデータを生成する。上記入力
処理部41bは、RGB信号を本デジタルカラー複写機
1が搭載する画像形成部7(図1参照)に対応したYM
C(イエロー・マセ゛ンタ・シアン)信号に変換し、またクロック変換
をする。上記領域分離部41cは、入力された画像デー
タが、文字、網点写真、印画紙写真のいずれであるかを
判断し、それぞれの領域を分離する。上記黒生成部41
dは、入力処理部41bから出力されるYMC信号に基
づいて、下色除去処理を行いカラー画像における黒を生
成する。
【0085】上記色補正回路41eは、各色変換テーブ
ルに基づいてカラー画像信号の各色を調整する。上記ズ
ーム処理回路41fおよび上記空間フィルタ41gは、
設定されている倍率に基づいて入力された画像情報の倍
率変換する。上記中間調処理部41hは、多値誤差拡散
や多値ディザなどの階調性を表現する。上記プリントデ
ータ入力部41iは、後述する外部インターフェイス部
47から入力されるプリントデータの入力部となる。
ルに基づいてカラー画像信号の各色を調整する。上記ズ
ーム処理回路41fおよび上記空間フィルタ41gは、
設定されている倍率に基づいて入力された画像情報の倍
率変換する。上記中間調処理部41hは、多値誤差拡散
や多値ディザなどの階調性を表現する。上記プリントデ
ータ入力部41iは、後述する外部インターフェイス部
47から入力されるプリントデータの入力部となる。
【0086】ここで、上記した色補正回路41e以降
の、ズーム処理回路41f、空間フィルタ41g、プリ
ントデータ入力部41i、および中間調処理部41h
は、2つのLEDアレイ露光装置15・16に対応して
2系統設けられている。図において左側の系統は、LE
Dアレイ露光装置15に対応しており、イエローおよび
マゼンタのラインを含む第2系統であり、右側の系統は
LEDアレイ露光装置16に対応しており、シアンおよ
びブラックのラインを含む第1系統である。
の、ズーム処理回路41f、空間フィルタ41g、プリ
ントデータ入力部41i、および中間調処理部41h
は、2つのLEDアレイ露光装置15・16に対応して
2系統設けられている。図において左側の系統は、LE
Dアレイ露光装置15に対応しており、イエローおよび
マゼンタのラインを含む第2系統であり、右側の系統は
LEDアレイ露光装置16に対応しており、シアンおよ
びブラックのラインを含む第1系統である。
【0087】なお、第1および第2系統にそれぞれ含ま
れる各色のラインは、後述するロータリー式現像装置1
7における各現像槽50a・50b・50c・50dの
配置に応じて、適宜変更されるものである。
れる各色のラインは、後述するロータリー式現像装置1
7における各現像槽50a・50b・50c・50dの
配置に応じて、適宜変更されるものである。
【0088】画像データ出力部42は、上記画像データ
処理部41における第1系統および第2系統に対応する
各2系統の、ラインメモリバッファ42a・42aおよ
びLEDコントローラー42b・42bと、この2系統
に対応する前述の2つのLEDアレイ露光装置15・1
6とから構成されている。
処理部41における第1系統および第2系統に対応する
各2系統の、ラインメモリバッファ42a・42aおよ
びLEDコントローラー42b・42bと、この2系統
に対応する前述の2つのLEDアレイ露光装置15・1
6とから構成されている。
【0089】上記ラインメモリバッファ42a・42a
は、中間調処理部41hから送出される各色の画像デー
タの出力タイミングを調整する。上記LEDコントロー
ラー42b・42bは、中間調処理部41hから送出さ
れる各色の画像データのパルス幅変調を行う。そして、
上記LEDアレイ露光装置15・16はそれぞれ、各L
EDコントローラー42b・42bから出力される各色
の画像データに応じたパルス幅変調信号に基づいて、感
光体11・12に対して光記録を行う。
は、中間調処理部41hから送出される各色の画像デー
タの出力タイミングを調整する。上記LEDコントロー
ラー42b・42bは、中間調処理部41hから送出さ
れる各色の画像データのパルス幅変調を行う。そして、
上記LEDアレイ露光装置15・16はそれぞれ、各L
EDコントローラー42b・42bから出力される各色
の画像データに応じたパルス幅変調信号に基づいて、感
光体11・12に対して光記録を行う。
【0090】カラー原稿の場合、第2系統のLEDアレ
イ露光装置15は、画像データ入力部40における1回
目のスキャンにおいて、イエローの画像データに応じた
パルス変調信号にて光記録を行い、2回目のスキャンに
おいて、マゼンタの画像データに応じたパルス変調信号
にて光記録を行う。一方、第1系統のLEDアレイ露光
装置16は、画像データ入力部40における1回目のス
キャンにて、ブラックの画像データに応じたパルス変調
信号にて光記録を行い、2回目のスキャンにおいて、シ
アンの画像データに応じたパルス変調信号にて光記録を
行う。
イ露光装置15は、画像データ入力部40における1回
目のスキャンにおいて、イエローの画像データに応じた
パルス変調信号にて光記録を行い、2回目のスキャンに
おいて、マゼンタの画像データに応じたパルス変調信号
にて光記録を行う。一方、第1系統のLEDアレイ露光
装置16は、画像データ入力部40における1回目のス
キャンにて、ブラックの画像データに応じたパルス変調
信号にて光記録を行い、2回目のスキャンにおいて、シ
アンの画像データに応じたパルス変調信号にて光記録を
行う。
【0091】遅延用半導体メモリ43は、第1系統およ
び第2系統の2つの作像プロセス部の間で、画像の形成
位置がずれることを防止するために備えられている。こ
の遅延用半導体メモリ43に各色の画像データを一旦記
憶させ、それぞれ時間を調整してLEDアレイ露光装置
15・16に画像データを送ることで露光開始のタイミ
ングを調整し、中間転写ベルト10上で各感光体11・
12から転写される画像同士の位置関係の整合をとる。
び第2系統の2つの作像プロセス部の間で、画像の形成
位置がずれることを防止するために備えられている。こ
の遅延用半導体メモリ43に各色の画像データを一旦記
憶させ、それぞれ時間を調整してLEDアレイ露光装置
15・16に画像データを送ることで露光開始のタイミ
ングを調整し、中間転写ベルト10上で各感光体11・
12から転写される画像同士の位置関係の整合をとる。
【0092】CPU44は、画像データ入力部40、画
像データ処理部41、画像データ出力部42、後述する
外部インターフェイス部46・47、および遅延用半導
体メモリ43を所定のシーケンスに基づいてコントロー
ルするものである。
像データ処理部41、画像データ出力部42、後述する
外部インターフェイス部46・47、および遅延用半導
体メモリ43を所定のシーケンスに基づいてコントロー
ルするものである。
【0093】外部インターフェイス部46は、デジタル
カラー複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理
装置(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオ
カメラなど)からの画像データを受け入れるための通信
インターフェイス手段である。なお、この外部インター
フェイス部46から入力される画像データも、一旦画像
データ処理部41に入力して各処理を行うことで、デジ
タルカラー複写機1の画像形成部7で取り扱うことので
きるデータレベルに変換された後、上記と同様に画像デ
ータ出力部42へ出力される。
カラー複写機1とは別に設けられた外部の画像入力処理
装置(通信携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオ
カメラなど)からの画像データを受け入れるための通信
インターフェイス手段である。なお、この外部インター
フェイス部46から入力される画像データも、一旦画像
データ処理部41に入力して各処理を行うことで、デジ
タルカラー複写機1の画像形成部7で取り扱うことので
きるデータレベルに変換された後、上記と同様に画像デ
ータ出力部42へ出力される。
【0094】さらに、外部インターフェイス部47は、
パーソナルコンピュータなどにより作成された画像デー
タを入力するプリンタインターフェイスであり、またF
AX受信した画像データを受け入れるための白黒または
カラーFAXインターフェイスである。この外部インタ
ーフェイス部47から入力される画像データは、すでに
CMYK(シアン・マセ゛ンタ・イエロー・フ゛ラック )信号であるので、画
像データ処理部41の途中から中間調処理部41hなど
で処理を施して画像データ出力部42へと出力される。
パーソナルコンピュータなどにより作成された画像デー
タを入力するプリンタインターフェイスであり、またF
AX受信した画像データを受け入れるための白黒または
カラーFAXインターフェイスである。この外部インタ
ーフェイス部47から入力される画像データは、すでに
CMYK(シアン・マセ゛ンタ・イエロー・フ゛ラック )信号であるので、画
像データ処理部41の途中から中間調処理部41hなど
で処理を施して画像データ出力部42へと出力される。
【0095】次に、上記の構成において、カラー画像を
形成する場合のデジタルカラー複写機1の動作を図1か
ら図3に基づいて説明する。図3は、上記デジタルカラ
ー複写機1のロータリー式現像装置17周辺を示す部分
構成図であり、図3(a)は、イエローおよびブラック
の現像時の停止位置(デフォルト停止位置)を、図3
(b)は、マゼンタおよびシアンの現像時の停止位置を
表している。
形成する場合のデジタルカラー複写機1の動作を図1か
ら図3に基づいて説明する。図3は、上記デジタルカラ
ー複写機1のロータリー式現像装置17周辺を示す部分
構成図であり、図3(a)は、イエローおよびブラック
の現像時の停止位置(デフォルト停止位置)を、図3
(b)は、マゼンタおよびシアンの現像時の停止位置を
表している。
【0096】カラー画像形成動作の開始前においては、
ロータリー式現像装置17は、図3(a)に示すよう
に、イエローの現像槽50aが感光体11と対向し、同
時にブラックの現像槽50bが感光体12と対向する位
置で停止している。この位置が、ロータリー式現像装置
17のデフォルト停止位置である。
ロータリー式現像装置17は、図3(a)に示すよう
に、イエローの現像槽50aが感光体11と対向し、同
時にブラックの現像槽50bが感光体12と対向する位
置で停止している。この位置が、ロータリー式現像装置
17のデフォルト停止位置である。
【0097】読み取り光学系5は、原稿の読み取りに際
して合計2回のスキャンを行う。カラー画像形成動作を
開始すると、まず、1回目のスキャンにて読み取られた
原稿画像は、光学レンズ5cを介してCCDラインセン
サ5dに光像として結像される。CCDラインセンサ5
dは、これをR、G、Bの各色に対応した画像信号に光
電変換して、図2の画像処理部へと送出する。
して合計2回のスキャンを行う。カラー画像形成動作を
開始すると、まず、1回目のスキャンにて読み取られた
原稿画像は、光学レンズ5cを介してCCDラインセン
サ5dに光像として結像される。CCDラインセンサ5
dは、これをR、G、Bの各色に対応した画像信号に光
電変換して、図2の画像処理部へと送出する。
【0098】画像処理部において原稿画像データに前述
の各画像処理が施され、画像データ出力部42における
第2系統のLEDアレイ露光装置15からはイエローの
画像データに基づいて変調された光が照射され、第1系
統のLEDアレイ露光装置16からはブラックの画像デ
ータに基づいて変調された光が照射される。これらLE
Dアレイ露光装置15・16のそれぞれの書き込みは、
中間転写ベルト10表面に各画像を転写した際に、転写
位置が互いに一致するように定められたタイミングで行
われる。
の各画像処理が施され、画像データ出力部42における
第2系統のLEDアレイ露光装置15からはイエローの
画像データに基づいて変調された光が照射され、第1系
統のLEDアレイ露光装置16からはブラックの画像デ
ータに基づいて変調された光が照射される。これらLE
Dアレイ露光装置15・16のそれぞれの書き込みは、
中間転写ベルト10表面に各画像を転写した際に、転写
位置が互いに一致するように定められたタイミングで行
われる。
【0099】感光体11および感光体12の各表面は、
それぞれB、C方向への回転移動に伴い各帯電器13・
14との対向位置を通過する際に均一に帯電される。こ
の帯電面に各LEDアレイ露光装置15・16からの光
が照射されることで、感光体11にはイエローの静電潜
像、もう一方の感光体12にはブラックの静電潜像がそ
れぞれ形成される。
それぞれB、C方向への回転移動に伴い各帯電器13・
14との対向位置を通過する際に均一に帯電される。こ
の帯電面に各LEDアレイ露光装置15・16からの光
が照射されることで、感光体11にはイエローの静電潜
像、もう一方の感光体12にはブラックの静電潜像がそ
れぞれ形成される。
【0100】そして、感光体11上のイエローの静電潜
像は、ロータリー式現像装置17におけるイエローの現
像槽50aの現像ローラ52との対向位置を通過する際
に、イエローのトナーが付与されることにより可視化さ
れてイエローのトナー像となる。このトナー像は、第1
転写器23の作用により中間転写ベルト10に転写され
る。
像は、ロータリー式現像装置17におけるイエローの現
像槽50aの現像ローラ52との対向位置を通過する際
に、イエローのトナーが付与されることにより可視化さ
れてイエローのトナー像となる。このトナー像は、第1
転写器23の作用により中間転写ベルト10に転写され
る。
【0101】一方、感光体12上のブラックの静電潜像
も上記と同様に、ロータリー式現像装置17におけるブ
ラックの現像槽50aの現像ローラ52との対向位置を
通過する際に、ブラックのトナーが付与されることによ
り可視化されてブラックのトナー像となり、第1転写器
24の作用で中間転写ベルト10へと転写される。
も上記と同様に、ロータリー式現像装置17におけるブ
ラックの現像槽50aの現像ローラ52との対向位置を
通過する際に、ブラックのトナーが付与されることによ
り可視化されてブラックのトナー像となり、第1転写器
24の作用で中間転写ベルト10へと転写される。
【0102】ここで、前述したように、中間転写ベルト
10上においてイエローのトナー像とブラックのトナー
像とが互いに一致するように、感光体11・12へのL
EDアレイ露光装置15・16による画像の書き込みの
タイミングが遅延用半導体メモリ43を用いて制御され
る。したがって、感光体12から転写されるブラックの
トナー像は、先に中間転写ベルト10に転写されている
イエローのトナー像に対して、位置ずれすることなく転
写される。
10上においてイエローのトナー像とブラックのトナー
像とが互いに一致するように、感光体11・12へのL
EDアレイ露光装置15・16による画像の書き込みの
タイミングが遅延用半導体メモリ43を用いて制御され
る。したがって、感光体12から転写されるブラックの
トナー像は、先に中間転写ベルト10に転写されている
イエローのトナー像に対して、位置ずれすることなく転
写される。
【0103】上記読み取り光学系5は、1回目のスキャ
ンが終了すると、元の位置に復帰し、2回目のスキャン
に備える。また、ロータリー式現像装置17は、1回目
のスキャンによるトナー像の現像が終了すると、図3
(a)に示した位畳から、左周りあるいは右周りの何れ
かあらかじめ定める方向に180度回転して、同図
(b)に示すように、マゼンタの現像槽50cが感光体
11と対向し、かつ、シアンの現像槽50dが感光体1
2と対向する位置に停止する。
ンが終了すると、元の位置に復帰し、2回目のスキャン
に備える。また、ロータリー式現像装置17は、1回目
のスキャンによるトナー像の現像が終了すると、図3
(a)に示した位畳から、左周りあるいは右周りの何れ
かあらかじめ定める方向に180度回転して、同図
(b)に示すように、マゼンタの現像槽50cが感光体
11と対向し、かつ、シアンの現像槽50dが感光体1
2と対向する位置に停止する。
【0104】次に、読み取り光学系5は、2回目のスキ
ャンを行い、この2回目のスキャンでは、読み取られた
画像情報を基にして、LEDアレイ露光装置15からは
マゼンタの画像データに基づいて変調された光が照射さ
れ、LEDアレイ露光装置16からはシアンの画像デー
タに基づいて変調された光が照射される。これら各LE
Dアレイ露光装置15・16の各書き込みのタイミング
は、1回目のスキャンと同様にして制御される。
ャンを行い、この2回目のスキャンでは、読み取られた
画像情報を基にして、LEDアレイ露光装置15からは
マゼンタの画像データに基づいて変調された光が照射さ
れ、LEDアレイ露光装置16からはシアンの画像デー
タに基づいて変調された光が照射される。これら各LE
Dアレイ露光装置15・16の各書き込みのタイミング
は、1回目のスキャンと同様にして制御される。
【0105】感光体11・12の各表面は、それぞれB
およびC方向への回転移動に伴い各帯電器13・14と
の対向位置を通過する際に均一に帯電される。この帯電
面に各LEDアレイ露光装置15・16からの光が照射
されることで、感光体11にはマゼンタの静電潜像、感
光体12にはシアンの静電潜像がそれぞれ形成される。
およびC方向への回転移動に伴い各帯電器13・14と
の対向位置を通過する際に均一に帯電される。この帯電
面に各LEDアレイ露光装置15・16からの光が照射
されることで、感光体11にはマゼンタの静電潜像、感
光体12にはシアンの静電潜像がそれぞれ形成される。
【0106】そして、感光体11上のマゼンタの静電潜
像は、ロータリー式現像装置17の現像槽50cとの対
向位置を通過する際に可視化されてマゼンタのトナー像
となり、このトナー像は、第1転写器23との対向位置
を通過する際に、第1転写器23の作用により中間転写
ベルト10へと転写される。ここで、マゼンタのトナー
像は、先に重ねて転写されているイエローおよびブラッ
クのトナー像上に重ねて転写される。
像は、ロータリー式現像装置17の現像槽50cとの対
向位置を通過する際に可視化されてマゼンタのトナー像
となり、このトナー像は、第1転写器23との対向位置
を通過する際に、第1転写器23の作用により中間転写
ベルト10へと転写される。ここで、マゼンタのトナー
像は、先に重ねて転写されているイエローおよびブラッ
クのトナー像上に重ねて転写される。
【0107】また、感光体12上のシアンの静電潜像
も、上記と同様に、ロータリー式現像装置17の現像槽
50dとの対向位置を通過する際に可視化されてシアン
のトナー像となり、第1転写器24との対向位置を通過
する際に、第1転写器24の作用により中間転写ベルト
10へと転写される。
も、上記と同様に、ロータリー式現像装置17の現像槽
50dとの対向位置を通過する際に可視化されてシアン
のトナー像となり、第1転写器24との対向位置を通過
する際に、第1転写器24の作用により中間転写ベルト
10へと転写される。
【0108】このとき、シアンのトナー像は、イエロ
ー、ブラックおよびマゼンタのトナー像の上にさらに重
ねて転写される。これにより、4色の各トナー像が積層
されてなる4層構造の積層画像が中間転写ベルト10表
面に形成される。
ー、ブラックおよびマゼンタのトナー像の上にさらに重
ねて転写される。これにより、4色の各トナー像が積層
されてなる4層構造の積層画像が中間転写ベルト10表
面に形成される。
【0109】なお、各感光体11・12は、表面に形成
された各色のトナー像を中間転写ベルト10に転写する
度に、クリーニング装置21・22によって残留トナー
が除去され、必要に応じて除電器(図示せず)により除
電される。
された各色のトナー像を中間転写ベルト10に転写する
度に、クリーニング装置21・22によって残留トナー
が除去され、必要に応じて除電器(図示せず)により除
電される。
【0110】このようにして、中間転写ベルト10上に
重ね合わされて転写された4層構造の積層画像は、中間
転写ベルト10の回転に伴って、転写搬送部材37の近
傍まで搬送される。そして、転写搬送部材37との対向
位置を通過する際に、用紙カセット38より給紙された
用紙39に、第2転写器37aの作用によって転写され
る。転写搬送部材37は、通常時は中間転写ベルト10
から離間した位置にて待機しているが、中間転写ベルト
10が2回転して積層トナー像が中間転写ベルト10上
に完成すると、積層トナー像を用紙39に転写するため
に、中間転写ベルト10に当接される。
重ね合わされて転写された4層構造の積層画像は、中間
転写ベルト10の回転に伴って、転写搬送部材37の近
傍まで搬送される。そして、転写搬送部材37との対向
位置を通過する際に、用紙カセット38より給紙された
用紙39に、第2転写器37aの作用によって転写され
る。転写搬送部材37は、通常時は中間転写ベルト10
から離間した位置にて待機しているが、中間転写ベルト
10が2回転して積層トナー像が中間転写ベルト10上
に完成すると、積層トナー像を用紙39に転写するため
に、中間転写ベルト10に当接される。
【0111】続いて、上記積層画像が転写された用紙3
9は、転写搬送部材37の搬送作用で定着装置32に搬
送される。用紙39に転写された画像は、定着装置32
にて用紙39に定着されてカラー画像となる。その後、
用紙39は排紙ローラ対31によって排紙トレイ30に
排出される。
9は、転写搬送部材37の搬送作用で定着装置32に搬
送される。用紙39に転写された画像は、定着装置32
にて用紙39に定着されてカラー画像となる。その後、
用紙39は排紙ローラ対31によって排紙トレイ30に
排出される。
【0112】上記ロータリー式現像装置17は、2回目
のスキャンによるトナー像の現像が終了すると、図3
(b)に示した停止位置から、左周りあるいは右周りの
何れかあらかじめ定める方向に180度回転して、同図
(a)に示すデフォルト停止位置に戻る。
のスキャンによるトナー像の現像が終了すると、図3
(b)に示した停止位置から、左周りあるいは右周りの
何れかあらかじめ定める方向に180度回転して、同図
(a)に示すデフォルト停止位置に戻る。
【0113】なお、ここでは、ロータリー式現像装置1
7の回転は、決まった方向への180度毎の回動移動で
あっても、可逆回転可能に構成することにより180度
ずつの揺動(左周りおよび右周りの交互繰り返し)であ
ってもよい。
7の回転は、決まった方向への180度毎の回動移動で
あっても、可逆回転可能に構成することにより180度
ずつの揺動(左周りおよび右周りの交互繰り返し)であ
ってもよい。
【0114】一方、モノクロ画像形成に際しては、ロー
タリー式現像装置17が図3(a)に示すモノクロ印刷
位置をデフォルト停止位置としているので、ロータリー
式現像装置17の回転移動は行われない。
タリー式現像装置17が図3(a)に示すモノクロ印刷
位置をデフォルト停止位置としているので、ロータリー
式現像装置17の回転移動は行われない。
【0115】モノクロ画像形成動作は、次の通りであ
る。まず、読み取り光学系5がスキャンして画像情報を
読み取り、これを基にして静電潜像が感光体12に書き
込まれる。この静電潜像に、ロータリー式現像装置17
のブラックの現像層50bにおいてトナーが付与され、
第1転写器24との対向面で中間転写ベルト10表面へ
と転写される。その後、第2転写器37aとの対向位置
を通過する際に、用紙39へと転写され、以下、カラー
画像と同様である。
る。まず、読み取り光学系5がスキャンして画像情報を
読み取り、これを基にして静電潜像が感光体12に書き
込まれる。この静電潜像に、ロータリー式現像装置17
のブラックの現像層50bにおいてトナーが付与され、
第1転写器24との対向面で中間転写ベルト10表面へ
と転写される。その後、第2転写器37aとの対向位置
を通過する際に、用紙39へと転写され、以下、カラー
画像と同様である。
【0116】以上のように、本実施の形態に係るデジタ
ルカラー複写機1は、各感光体11・12に共通に作用
するロータリー式現像装置17を1つ備えた構成であ
る。
ルカラー複写機1は、各感光体11・12に共通に作用
するロータリー式現像装置17を1つ備えた構成であ
る。
【0117】ロータリー式現像装置17は、間欠的に回
転駆動される円筒51内を、円周方向に複数の室に仕切
り、各室ごとに各色の現像ローラ52を設けている。そ
して、軸17aが、円筒51をに回転自由に支持してお
り、この回転に応じて、各室の現像ローラ52を順次各
感光体11・12に対向させて現像を行なうものであ
る。
転駆動される円筒51内を、円周方向に複数の室に仕切
り、各室ごとに各色の現像ローラ52を設けている。そ
して、軸17aが、円筒51をに回転自由に支持してお
り、この回転に応じて、各室の現像ローラ52を順次各
感光体11・12に対向させて現像を行なうものであ
る。
【0118】したがって、各感光体11・12において
対向する現像ローラ52の位置が1箇所であるため、感
光体11・12が上記のようにドラム状の構成であれ
ば、ドラム径を小さくでき、デジタルカラー複写機1に
おける感光体11・12の占めるスペースを小さくでき
る。その結果、デジタルカラー複写機1全体の小型化を
図ることができる。
対向する現像ローラ52の位置が1箇所であるため、感
光体11・12が上記のようにドラム状の構成であれ
ば、ドラム径を小さくでき、デジタルカラー複写機1に
おける感光体11・12の占めるスペースを小さくでき
る。その結果、デジタルカラー複写機1全体の小型化を
図ることができる。
【0119】また、各感光体11・12に対向する現像
ローラ52の対向位置が1箇所であるため、露光ポイン
トと現像位置との距離は現像するトナーの色を変更した
場合でも一定である。したがって、現像装置の動作(例
えば、現像装置の作動タイミングなど)を同一条件で設
計することができるため、制御系(ソフトウェアを含
む)の開発期間を短縮化でき、さらに、プロセス条件の
最適化が簡単になるため、これを求めるための開発期間
も短縮化できる。その結果、装置のコストダウンを図る
ことができる。
ローラ52の対向位置が1箇所であるため、露光ポイン
トと現像位置との距離は現像するトナーの色を変更した
場合でも一定である。したがって、現像装置の動作(例
えば、現像装置の作動タイミングなど)を同一条件で設
計することができるため、制御系(ソフトウェアを含
む)の開発期間を短縮化でき、さらに、プロセス条件の
最適化が簡単になるため、これを求めるための開発期間
も短縮化できる。その結果、装置のコストダウンを図る
ことができる。
【0120】さらに、複数の現像槽50が1つのロータ
リー式現像装置17内に収められているので、スペース
の利用効率が高く、現像槽50におけるトナー収容容量
を下げることなく、デジタルカラー複写機1全体の小型
化を図ることができる。
リー式現像装置17内に収められているので、スペース
の利用効率が高く、現像槽50におけるトナー収容容量
を下げることなく、デジタルカラー複写機1全体の小型
化を図ることができる。
【0121】しかも、各色の現像槽50a・50b・5
0c・50dが同一の形状であるので、異なる形状の現
像装置を製造・設計する場合と比較して、コストメリッ
トが高い。
0c・50dが同一の形状であるので、異なる形状の現
像装置を製造・設計する場合と比較して、コストメリッ
トが高い。
【0122】ここで、ロータリー式現像装置17が上記
のように4分割の場合において、2つの感光体11・1
2と同時に対向する2つの現像槽50を1つ隔てて隣合
う2つの現像槽50とすると、ロータリー式現像装置1
7を感光体11・12間に挟み込むようにして配置しな
ければならない。
のように4分割の場合において、2つの感光体11・1
2と同時に対向する2つの現像槽50を1つ隔てて隣合
う2つの現像槽50とすると、ロータリー式現像装置1
7を感光体11・12間に挟み込むようにして配置しな
ければならない。
【0123】この場合、ロータリー式現像装置17のサ
イズ自体が必然的に小さくなり、十分なトナー収容量を
確保できない上、感光体11と感光体12との間に帯電
器13などを配置するためのスペースが確保しにくくな
る。
イズ自体が必然的に小さくなり、十分なトナー収容量を
確保できない上、感光体11と感光体12との間に帯電
器13などを配置するためのスペースが確保しにくくな
る。
【0124】これに対し、上記の構成では、隣接する2
つの現像槽50を同時に感光体11・12と対向させる
構成である。これにより、並設された感光体11および
感光体12の間に、帯電器13、LEDアレイ露光装置
15、クリーニング装置21などの配置スペースを確保
でき、また、ロータリー式現像装置17の大きさ、つま
り、現像槽50のトナー収容量を確保できる。
つの現像槽50を同時に感光体11・12と対向させる
構成である。これにより、並設された感光体11および
感光体12の間に、帯電器13、LEDアレイ露光装置
15、クリーニング装置21などの配置スペースを確保
でき、また、ロータリー式現像装置17の大きさ、つま
り、現像槽50のトナー収容量を確保できる。
【0125】さらに、上記の構成では、ロータリー式現
像装置17のデフォルト停止位置が、2つの感光体11
・12のうち下流側に位置する感光体12にブラックの
現像槽50bが対向するように設定されている。したが
って、モノクロ画像形成時においてロータリー式現像装
置17の位置をデフォルト停止位置から変更せずに、ブ
ラックのトナー像に関して露光から記録紙への転写まで
の所要時間を最短にすることができる。したがって、モ
ノクロ画像形成時の1枚あたりの形成時間が短くなり、
モノクロ画像形成の高速化を図ることができる。
像装置17のデフォルト停止位置が、2つの感光体11
・12のうち下流側に位置する感光体12にブラックの
現像槽50bが対向するように設定されている。したが
って、モノクロ画像形成時においてロータリー式現像装
置17の位置をデフォルト停止位置から変更せずに、ブ
ラックのトナー像に関して露光から記録紙への転写まで
の所要時間を最短にすることができる。したがって、モ
ノクロ画像形成時の1枚あたりの形成時間が短くなり、
モノクロ画像形成の高速化を図ることができる。
【0126】また、モノクロ画像形成時において、中間
転写ベルト10上に形成されたブラックのトナー像が画
像形成に係わらない他方の感光体11に接触しないた
め、中間転写ベルト10などに離接機構を設けなくと
も、転写効率が良く画質劣化のない画像を得ることがで
きる。
転写ベルト10上に形成されたブラックのトナー像が画
像形成に係わらない他方の感光体11に接触しないた
め、中間転写ベルト10などに離接機構を設けなくと
も、転写効率が良く画質劣化のない画像を得ることがで
きる。
【0127】なお、上記では、モノクロ画像としてブラ
ックのモノクロ画像の場合について説明したが、他の単
色によるモノクロ画像であってもよい。
ックのモノクロ画像の場合について説明したが、他の単
色によるモノクロ画像であってもよい。
【0128】〔実施の形態2〕次に、本発明の第2の実
施の形態について図4および図5に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。図4は、本発明の第2の実施の
形態に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー
複写機60の全体構成図であり、装置正面から見た複写
機内部の概略の構成を示している。なお、実施の形態1
において説明した構成要素と同等の機能を有する構成要
素については、同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
施の形態について図4および図5に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。図4は、本発明の第2の実施の
形態に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー
複写機60の全体構成図であり、装置正面から見た複写
機内部の概略の構成を示している。なお、実施の形態1
において説明した構成要素と同等の機能を有する構成要
素については、同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0129】本実施の形態に係るデジタルカラー複写機
60は、実施の形態1に係るデジタルカラー複写機1に
対して、内蔵するロータリー式現像装置18の構成が異
なっている。
60は、実施の形態1に係るデジタルカラー複写機1に
対して、内蔵するロータリー式現像装置18の構成が異
なっている。
【0130】ロータリー式現像装置18は、感光体11
・12と同軸方向に延びるドラム状であり、軸18aを
中心に間欠的に回転駆動される円筒51内に、円周方向
を5分割して形成された5つの現像槽(現像ユニット)
50a・50b・50e・50c・50dを有してい
る。そして、各現像槽50a・50b・50e・50c
・50dには、現像ローラ52がそれぞれ設けられてい
る。
・12と同軸方向に延びるドラム状であり、軸18aを
中心に間欠的に回転駆動される円筒51内に、円周方向
を5分割して形成された5つの現像槽(現像ユニット)
50a・50b・50e・50c・50dを有してい
る。そして、各現像槽50a・50b・50e・50c
・50dには、現像ローラ52がそれぞれ設けられてい
る。
【0131】ここで、現像槽50a・50c・50d
は、上記と同様、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン
の各トナーを収容している。また、現像槽50b・50
eは、いずれもブラックのトナーを収容している。
は、上記と同様、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン
の各トナーを収容している。また、現像槽50b・50
eは、いずれもブラックのトナーを収容している。
【0132】これら5つの現像槽50は、イエロー、シ
アン、ブラック、ブラック、マゼンタの順で配置されて
おり、ここでは、現像槽50を1つ隔てて隣合う2つの
現像槽50が、それぞれ感光体11・12に対向して現
像を行うように構成されている。
アン、ブラック、ブラック、マゼンタの順で配置されて
おり、ここでは、現像槽50を1つ隔てて隣合う2つの
現像槽50が、それぞれ感光体11・12に対向して現
像を行うように構成されている。
【0133】次に、現像動作に関して図5に基づいて説
明する。図5は、上記デジタルカラー複写機60のロー
タリー式現像装置18周辺を示す部分構成図であり、図
5(a)は、カラー画像形成における1回目の作像プロ
セス時のロータリー式現像装置18の停止位置を、図5
(b)は、カラー画像形成における2回目の作像プロセ
ス時のロータリー式現像装置18の停止位置を、図5
(c)は、モノクロ画像形成におけるロータリー式現像
装置18の停止位置(デフォルト停止位置)をそれぞれ
表している。
明する。図5は、上記デジタルカラー複写機60のロー
タリー式現像装置18周辺を示す部分構成図であり、図
5(a)は、カラー画像形成における1回目の作像プロ
セス時のロータリー式現像装置18の停止位置を、図5
(b)は、カラー画像形成における2回目の作像プロセ
ス時のロータリー式現像装置18の停止位置を、図5
(c)は、モノクロ画像形成におけるロータリー式現像
装置18の停止位置(デフォルト停止位置)をそれぞれ
表している。
【0134】カラー画像形成における1回目の作像プロ
セス時(図5(a))では、感光体11にイエローの現
像槽50aが対向し、感光体12にはブラックの現像槽
50bが対向している。続いて、2回目の作像プロセス
時(図5(b))では、感光体11にマゼンタの現像槽
50cが対向し、感光体12にはシアンの現像槽50d
が対向している。
セス時(図5(a))では、感光体11にイエローの現
像槽50aが対向し、感光体12にはブラックの現像槽
50bが対向している。続いて、2回目の作像プロセス
時(図5(b))では、感光体11にマゼンタの現像槽
50cが対向し、感光体12にはシアンの現像槽50d
が対向している。
【0135】2回目の作像プロセスが終了すると、次に
カラー画像形成が続く場合にはロータリー式現像装置1
8は再び図5(a)に示す停止位置に復帰する。一方、
次に続くカラー画像形成の指示がない場合には図5
(c)に示すモノクロ印刷時の停止位置に復帰する。図
5(c)に示す停止位置は、デフォルト停止位置でもあ
り、感光体11にシアンの現像槽50dが対向し、感光
体12にはモノクロ画像形成専用のブラックの現像槽5
0eが対向している。
カラー画像形成が続く場合にはロータリー式現像装置1
8は再び図5(a)に示す停止位置に復帰する。一方、
次に続くカラー画像形成の指示がない場合には図5
(c)に示すモノクロ印刷時の停止位置に復帰する。図
5(c)に示す停止位置は、デフォルト停止位置でもあ
り、感光体11にシアンの現像槽50dが対向し、感光
体12にはモノクロ画像形成専用のブラックの現像槽5
0eが対向している。
【0136】本実施の形態に係るロータリー式現像装置
18は、カラー画像形成時の1回目の作像プロセスから
2回目の作像プロセスへ移行する際(すなわち、図5
(a)の停止位置から図5(b)の停止位置へ移行する
際)に、図中矢印D方向に72度回転する。また、上記
と逆の場合(すなわち、図5(b)の停止位置から図5
(a)の停止位置へ移行する際)には、D方向と逆の方
向に72度回転する。
18は、カラー画像形成時の1回目の作像プロセスから
2回目の作像プロセスへ移行する際(すなわち、図5
(a)の停止位置から図5(b)の停止位置へ移行する
際)に、図中矢印D方向に72度回転する。また、上記
と逆の場合(すなわち、図5(b)の停止位置から図5
(a)の停止位置へ移行する際)には、D方向と逆の方
向に72度回転する。
【0137】したがって、ロータリー式現像装置18が
一方向にのみ回転する構成であり、図5(b)の停止位
置から図5(a)の停止位置へ移行する際の移動を、D
方向に288度回転する構成に比べて、上記構成では、
作像プロセス切り換え時におけるロータリー式現像装置
18の切り換え動作を速くできる。
一方向にのみ回転する構成であり、図5(b)の停止位
置から図5(a)の停止位置へ移行する際の移動を、D
方向に288度回転する構成に比べて、上記構成では、
作像プロセス切り換え時におけるロータリー式現像装置
18の切り換え動作を速くできる。
【0138】また、ロータリー式現像装置18は、図5
(b)に示す停止位置から図5(c)に示すデフォルト
停止位置への移行は、D方向と逆の方向に144度回転
するように構成されており、これにより、D方向に21
6度回転する構成に比べて、作像プロセス切り換え時に
おけるロータリー式現像装置18の切り換え動作を速く
できる。
(b)に示す停止位置から図5(c)に示すデフォルト
停止位置への移行は、D方向と逆の方向に144度回転
するように構成されており、これにより、D方向に21
6度回転する構成に比べて、作像プロセス切り換え時に
おけるロータリー式現像装置18の切り換え動作を速く
できる。
【0139】さらに、ロータリー式現像装置18は、図
5(c)に示すデフォルト停止位置から図5(a)の停
止位置への移行は、D方向に72度回転するように構成
されている。これにより、D方向と逆の方向に288度
回転する場合と比べて、作像プロセス切換え時における
ロータリー式現像装置18の切り換え動作を速くでき
る。
5(c)に示すデフォルト停止位置から図5(a)の停
止位置への移行は、D方向に72度回転するように構成
されている。これにより、D方向と逆の方向に288度
回転する場合と比べて、作像プロセス切換え時における
ロータリー式現像装置18の切り換え動作を速くでき
る。
【0140】また、使用頻度が高いブラックに対して、
2つの現像槽50(現像槽50c・50e)を備えるこ
とにより、現像装置に収容されている各色の現像剤の消
耗バランスを改善することができる。
2つの現像槽50(現像槽50c・50e)を備えるこ
とにより、現像装置に収容されている各色の現像剤の消
耗バランスを改善することができる。
【0141】なお、上記では、現像槽50を5つ有する
ロータリー式現像装置18について説明したが、ロータ
リー式現像装置18がさらに多くの現像槽50を有して
いてもよい。
ロータリー式現像装置18について説明したが、ロータ
リー式現像装置18がさらに多くの現像槽50を有して
いてもよい。
【0142】〔実施の形態3〕次に、本発明の第3の実
施の形態について図6から図8に基づいて説明すれば、
以下の通りである。図6は、本発明の第3の実施の形態
に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機61の全体構成図であり、装置正面から見た複写機内
部の概略の構成を示している。なお、実施の形態1およ
び実施の形態2において説明した構成要素と同等の機能
を有する構成要素については、同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
施の形態について図6から図8に基づいて説明すれば、
以下の通りである。図6は、本発明の第3の実施の形態
に係るカラー画像形成装置としてのデジタルカラー複写
機61の全体構成図であり、装置正面から見た複写機内
部の概略の構成を示している。なお、実施の形態1およ
び実施の形態2において説明した構成要素と同等の機能
を有する構成要素については、同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0143】デジタルカラー複写機61は、モノクロ画
像形成において、形成する画像の高解像度化を図るもの
であり、前述のデジタルカラー複写機60とは、ロータ
リー式現像装置19においてブラックの現像槽50b・
50eが1つ隔てて隣合うように配置されている点で異
なっている。これにより、2つのブラックの現像槽50
b・50eをそれぞれ感光体11・12に同時に対向で
きる構成となっている。高解像度化を実現するために
は、感光体11・12を露光して静電潜像を形するため
のビームスポット径を小さくし、かつ、現像においてそ
れをトナー像として再現しなければならない。
像形成において、形成する画像の高解像度化を図るもの
であり、前述のデジタルカラー複写機60とは、ロータ
リー式現像装置19においてブラックの現像槽50b・
50eが1つ隔てて隣合うように配置されている点で異
なっている。これにより、2つのブラックの現像槽50
b・50eをそれぞれ感光体11・12に同時に対向で
きる構成となっている。高解像度化を実現するために
は、感光体11・12を露光して静電潜像を形するため
のビームスポット径を小さくし、かつ、現像においてそ
れをトナー像として再現しなければならない。
【0144】ところが、ビームスポット径の小径化が実
現された場合でも、通常の現像方法では、現像段階にお
いてトナー像の解像度が低下してしまう。
現された場合でも、通常の現像方法では、現像段階にお
いてトナー像の解像度が低下してしまう。
【0145】そこで、本実施の形態に係るデジタルカラ
ー複写機61では、高解像度の画像データを、主走査方
向(読み取り光学系5のスキャン方向と直交する方向)
に対して隣接する画素が存在しないように分割した低解
像度の2つのデータとする。そして、これら分割して得
た低解像度のデータに基づいて2つの感光体11・12
上に各低解像度のトナー画像を形成し、これらを中間転
写ベルト10上で重ね合わせ、その後用紙39上に転写
することで、1つの高解像度の画像を得る構成である。
ー複写機61では、高解像度の画像データを、主走査方
向(読み取り光学系5のスキャン方向と直交する方向)
に対して隣接する画素が存在しないように分割した低解
像度の2つのデータとする。そして、これら分割して得
た低解像度のデータに基づいて2つの感光体11・12
上に各低解像度のトナー画像を形成し、これらを中間転
写ベルト10上で重ね合わせ、その後用紙39上に転写
することで、1つの高解像度の画像を得る構成である。
【0146】上記高解像度化のための画像処理部に関し
て、図7を用いて説明する。図7は、デジタルカラー複
写機61の画像処理部の構成を示すブロック図である。
て、図7を用いて説明する。図7は、デジタルカラー複
写機61の画像処理部の構成を示すブロック図である。
【0147】モノクロ画像形成時において、高解像度モ
ードが選択された場合、高解像度のモノクロ画像データ
は、第1系統において中間調処理部41hにより中間調
処理が施された後、画像分割部41jにより2種類の低
解像度のモノクロ画像データに分割される。
ードが選択された場合、高解像度のモノクロ画像データ
は、第1系統において中間調処理部41hにより中間調
処理が施された後、画像分割部41jにより2種類の低
解像度のモノクロ画像データに分割される。
【0148】画像分割部41jによる分割方法として
は、上記のように主走査方向に対して隣接する画素が存
在しないように、例えば、CCDラインセンサ5dにお
いて奇数番目の画素群から読み取られたデータと偶数番
目の画素群から読み取られたデータとに分割する。
は、上記のように主走査方向に対して隣接する画素が存
在しないように、例えば、CCDラインセンサ5dにお
いて奇数番目の画素群から読み取られたデータと偶数番
目の画素群から読み取られたデータとに分割する。
【0149】そして、一方のモノクロ画像データは、そ
のまま第1系統で処理され、他方のモノクロ画像データ
は、第2系統に移されてその後の処理が行われる。そし
て、それぞれLEDアレイ露光装置15・16により感
光体11・12上に静電潜像が形成される。
のまま第1系統で処理され、他方のモノクロ画像データ
は、第2系統に移されてその後の処理が行われる。そし
て、それぞれLEDアレイ露光装置15・16により感
光体11・12上に静電潜像が形成される。
【0150】上記構成のデジタルカラー複写機61によ
る現像動作に関して、図8に基づいて説明する。図8
は、上記デジタルカラー複写機61のロータリー式現像
装置19周辺を示す部分構成図であり、図8(a)は、
モノクロ画像形成におけるロータリー式現像装置19の
停止位置(デフォルト停止位置)を、図8(b)は、カ
ラー画像形成における1回目の作像プロセス時のロータ
リー式現像装置19の停止位置を、図8(c)は、カラ
ー画像形成における2回目の作像プロセス時のロータリ
ー式現像装置19の停止位置をそれぞれ表している。
る現像動作に関して、図8に基づいて説明する。図8
は、上記デジタルカラー複写機61のロータリー式現像
装置19周辺を示す部分構成図であり、図8(a)は、
モノクロ画像形成におけるロータリー式現像装置19の
停止位置(デフォルト停止位置)を、図8(b)は、カ
ラー画像形成における1回目の作像プロセス時のロータ
リー式現像装置19の停止位置を、図8(c)は、カラ
ー画像形成における2回目の作像プロセス時のロータリ
ー式現像装置19の停止位置をそれぞれ表している。
【0151】上記のモノクロ画像形成時における高解像
度モードの場合、ロータリー式現像装置19はデフォル
ト停止位置である図8(a)の停止位置で現像が行われ
る。この状態では、ブラックの現像槽50b・50eが
それぞれ感光体11・12に対向している。
度モードの場合、ロータリー式現像装置19はデフォル
ト停止位置である図8(a)の停止位置で現像が行われ
る。この状態では、ブラックの現像槽50b・50eが
それぞれ感光体11・12に対向している。
【0152】そして現像槽50b・50eにより、上記
分割された低解像度のモノクロ画像データに基づいて感
光体11・12上に形成された静電潜像をそれぞれ現像
し、各トナー像を形成する。
分割された低解像度のモノクロ画像データに基づいて感
光体11・12上に形成された静電潜像をそれぞれ現像
し、各トナー像を形成する。
【0153】その後、実施の形態1と同様にして、用紙
39上に高解像度のモノクロ画像が形成される。
39上に高解像度のモノクロ画像が形成される。
【0154】したがって、上記の場合、通常のモノクロ
画像形成時に対して、装置の大型化や画像形成プロセス
に要する時間の長期化を招来することなく、画像を分割
することにより高解像度化を図ることができる。
画像形成時に対して、装置の大型化や画像形成プロセス
に要する時間の長期化を招来することなく、画像を分割
することにより高解像度化を図ることができる。
【0155】また、モノクロ画像形成時において、高解
像度モードが選択されなかった場合は、図5(c)の状
態において、感光体12に形成された静電潜像を現像槽
50eにより現像する。
像度モードが選択されなかった場合は、図5(c)の状
態において、感光体12に形成された静電潜像を現像槽
50eにより現像する。
【0156】さらに、カラー画像形成時において、1回
目の作像プロセス時(図8(b))では、感光体11に
イエローの現像槽50aが対向し、感光体12にはシア
ンの現像槽50dが対向している。続いて、2回目の作
像プロセス時(図8(c))では、感光体11にマゼン
タの現像槽50cが対向し、感光体12にはブラックの
現像槽50bが対向している。
目の作像プロセス時(図8(b))では、感光体11に
イエローの現像槽50aが対向し、感光体12にはシア
ンの現像槽50dが対向している。続いて、2回目の作
像プロセス時(図8(c))では、感光体11にマゼン
タの現像槽50cが対向し、感光体12にはブラックの
現像槽50bが対向している。
【0157】2回目の作像プロセスが終了すると、次に
カラー画像形成が続く場合にはロータリー式現像装置1
9は再び図8(b)に示す停止位置に復帰する。一方、
次に続くカラー画像形成の指示がない場合には図8
(a)に示すモノクロ印刷時の停止位置に復帰する。図
8(a)に示す停止位置は、デフォルト停止位置でもあ
る。
カラー画像形成が続く場合にはロータリー式現像装置1
9は再び図8(b)に示す停止位置に復帰する。一方、
次に続くカラー画像形成の指示がない場合には図8
(a)に示すモノクロ印刷時の停止位置に復帰する。図
8(a)に示す停止位置は、デフォルト停止位置でもあ
る。
【0158】カラー画像形成時の1回目の作像プロセス
から2回目の作像プロセスへ移行する際(すなわち、図
8(b)の停止位置から図8(c)の停止位置へ移行す
る際)に、図中矢印D方向に72度回転する。また、上
記と逆の場合(すなわち、図8(c)の停止位置から図
8(b)の停止位置へ移行する際)には、D方向と逆の
方向に72度回転する。
から2回目の作像プロセスへ移行する際(すなわち、図
8(b)の停止位置から図8(c)の停止位置へ移行す
る際)に、図中矢印D方向に72度回転する。また、上
記と逆の場合(すなわち、図8(c)の停止位置から図
8(b)の停止位置へ移行する際)には、D方向と逆の
方向に72度回転する。
【0159】したがって、ロータリー式現像装置19が
一方向にのみ回転する構成であり、図8(c)の停止位
置から図8(b)の停止位置へ移行する際の移動を、D
方向に288度回転する構成に比べて、上記構成では、
作像プロセス切り換え時におけるロータリー式現像装置
19の切り換え動作を速くできる。
一方向にのみ回転する構成であり、図8(c)の停止位
置から図8(b)の停止位置へ移行する際の移動を、D
方向に288度回転する構成に比べて、上記構成では、
作像プロセス切り換え時におけるロータリー式現像装置
19の切り換え動作を速くできる。
【0160】また、ロータリー式現像装置19は、図8
(c)に示す停止位置から図8(a)に示すデフォルト
停止位置への移行は、D方向と逆の方向に144度回転
するように構成されており、これにより、D方向に21
6度回転する構成に比べて、作像プロセス切り換え時に
おけるロータリー式現像装置19の切り換え動作を速く
できる。
(c)に示す停止位置から図8(a)に示すデフォルト
停止位置への移行は、D方向と逆の方向に144度回転
するように構成されており、これにより、D方向に21
6度回転する構成に比べて、作像プロセス切り換え時に
おけるロータリー式現像装置19の切り換え動作を速く
できる。
【0161】さらに、ロータリー式現像装置19は、図
8(a)に示すデフォルト停止位置から図8(b)の停
止位置への移行は、D方向に72度回転するように構成
されている。これにより、D方向と逆の方向に288度
回転する場合と比べて、作像プロセス切換え時における
ロータリー式現像装置18の切り換え動作を速くでき
る。
8(a)に示すデフォルト停止位置から図8(b)の停
止位置への移行は、D方向に72度回転するように構成
されている。これにより、D方向と逆の方向に288度
回転する場合と比べて、作像プロセス切換え時における
ロータリー式現像装置18の切り換え動作を速くでき
る。
【0162】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成装置は、複数の
現像ユニットを有するロータリー式現像装置の2つの現
像ユニットが、それぞれ2つの感光体に同時に対向で
き、ロータリー式現像装置が回転することにより、現像
ユニットを変更できる構成である。
現像ユニットを有するロータリー式現像装置の2つの現
像ユニットが、それぞれ2つの感光体に同時に対向で
き、ロータリー式現像装置が回転することにより、現像
ユニットを変更できる構成である。
【0163】上記の構成では、各感光体において、現像
位置が一か所であるため、感光体を小型化することがで
きる。また、複数の現像ユニットを1つのロータリー式
現像装置内に収めているため、スペースを効率よく利用
することができ、現像剤を収容する現像槽の容量を確保
しつつ、現像装置全体を小型化することができる。
位置が一か所であるため、感光体を小型化することがで
きる。また、複数の現像ユニットを1つのロータリー式
現像装置内に収めているため、スペースを効率よく利用
することができ、現像剤を収容する現像槽の容量を確保
しつつ、現像装置全体を小型化することができる。
【0164】また、各感光体上において、露光位置から
現像位置までの距離が、現像ユニットに関わらず等しい
ため、現像装置の制御系およびプロセス条件を同一条件
下で設計することができる。現像ユニットに関しても、
各現像ユニットを同一形状とすることができる。したが
って、開発・設計などに要するコストを抑制することが
でき、装置全体のコストダウンを図ることができる。
現像位置までの距離が、現像ユニットに関わらず等しい
ため、現像装置の制御系およびプロセス条件を同一条件
下で設計することができる。現像ユニットに関しても、
各現像ユニットを同一形状とすることができる。したが
って、開発・設計などに要するコストを抑制することが
でき、装置全体のコストダウンを図ることができる。
【0165】その結果、小型で、低価格のカラー画像形
成装置を提供することができるという効果を奏する。
成装置を提供することができるという効果を奏する。
【0166】上記カラー画像形成装置は、さらに、ロー
タリー式現像装置が、現像ユニットを4つ備えており、
隣接する2つの現像ユニットが、それぞれ各感光体に同
時に対向できる配置であることが好ましい。
タリー式現像装置が、現像ユニットを4つ備えており、
隣接する2つの現像ユニットが、それぞれ各感光体に同
時に対向できる配置であることが好ましい。
【0167】上記の構成では、感光体およびロータリー
式現像装置によるスペースの利用効率が向上する。ま
た、感光体間に露光装置などを設置するためのスペース
を確保することができる。
式現像装置によるスペースの利用効率が向上する。ま
た、感光体間に露光装置などを設置するためのスペース
を確保することができる。
【0168】その結果、装置内のスペースを有効に利用
して、さらに小型のカラー画像形成装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
して、さらに小型のカラー画像形成装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0169】上記カラー画像形成装置は、さらに、ロー
タリー式現像装置が、現像ユニットを5つ以上備えてお
り、1つ隔てた2つの現像ユニットが、それぞれ各感光
体に同時に対向できる配置であることが好ましい。
タリー式現像装置が、現像ユニットを5つ以上備えてお
り、1つ隔てた2つの現像ユニットが、それぞれ各感光
体に同時に対向できる配置であることが好ましい。
【0170】上記の構成では、ロータリー式現像装置を
必要以上に大型化することなく、各感光体間に露光装置
などを設置するために必要なスペースを確保することが
できる。また、現像ユニットを変更する際に、ロータリ
ー式現像装置を回転する角度を小さくすることができ、
作像プロセスの切り換え時間を短縮できる。
必要以上に大型化することなく、各感光体間に露光装置
などを設置するために必要なスペースを確保することが
できる。また、現像ユニットを変更する際に、ロータリ
ー式現像装置を回転する角度を小さくすることができ、
作像プロセスの切り換え時間を短縮できる。
【0171】その結果、小型で、画像形成に要する時間
が短いカラー画像形成装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
が短いカラー画像形成装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
【0172】上記5つ以上の現像ユニットを有するカラ
ー画像形成装置は、さらに、ロータリー式現像装置が両
方向に回転することが好ましい。
ー画像形成装置は、さらに、ロータリー式現像装置が両
方向に回転することが好ましい。
【0173】上記の構成では、画像ユニットの変更時に
おいて、ロータリー式現像装置を、回転角が小さい方向
に回転することができ、作像プロセスの切り換え時間を
さらに短縮できる。
おいて、ロータリー式現像装置を、回転角が小さい方向
に回転することができ、作像プロセスの切り換え時間を
さらに短縮できる。
【0174】その結果、画像形成に要する時間がさらに
短いカラー画像形成装置を提供することができるという
効果を奏する。
短いカラー画像形成装置を提供することができるという
効果を奏する。
【0175】上記5つ以上の現像ユニットを有するカラ
ー画像形成装置は、ロータリー式現像装置が、特定の色
の現像剤を収容するための現像ユニットを少なくとも2
つ備えていることが好ましい。
ー画像形成装置は、ロータリー式現像装置が、特定の色
の現像剤を収容するための現像ユニットを少なくとも2
つ備えていることが好ましい。
【0176】上記の構成では、上記2つの現像ユニット
のうち、一方をモノクロ画像形成専用とし、他方をカラ
ー画像形成専用とすることができる。したがって、ロー
タリー式現像装置に収容されている各色の現像剤の消耗
バランスを改善することができる。
のうち、一方をモノクロ画像形成専用とし、他方をカラ
ー画像形成専用とすることができる。したがって、ロー
タリー式現像装置に収容されている各色の現像剤の消耗
バランスを改善することができる。
【0177】その結果、メンテナンス性のよいカラー画
像形成装置を提供することができるという効果を奏す
る。
像形成装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【0178】上記5つ以上の現像ユニットを有し、特定
の色の現像ユニットを少なくとも2つ有するカラー画像
形成装置は、さらに、前記2つの現像ユニットが、それ
ぞれ各感光体に同時に対向可能な配置であることが好ま
しい。
の色の現像ユニットを少なくとも2つ有するカラー画像
形成装置は、さらに、前記2つの現像ユニットが、それ
ぞれ各感光体に同時に対向可能な配置であることが好ま
しい。
【0179】上記の構成では、装置を大型化することな
く、高解像度の画像を1回の作像プロセスにおいて形成
することができる。
く、高解像度の画像を1回の作像プロセスにおいて形成
することができる。
【0180】その結果、小型で、高解像度の画像を短時
間で形成可能なカラー画像形成装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
間で形成可能なカラー画像形成装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0181】上記カラー画像形成装置は、さらに、露光
から記録媒体への転写までの所要時間が短い方の感光体
において、モノクロ画像を形成することが好ましい。
から記録媒体への転写までの所要時間が短い方の感光体
において、モノクロ画像を形成することが好ましい。
【0182】上記の構成では、モノクロ画像の形成を最
短で行うことができる。また、モノクロ画像のトナー像
が、その形成に関わらない感光体と接触しないため、装
置構成を複雑にすることなく転写効率の良い画像形成を
行うことができる。
短で行うことができる。また、モノクロ画像のトナー像
が、その形成に関わらない感光体と接触しないため、装
置構成を複雑にすることなく転写効率の良い画像形成を
行うことができる。
【0183】その結果、モノクロ画像形成において、画
像形成時間が短く、画質の良好な画像を形成できるカラ
ー画像形成装置を提供することができるという効果を奏
する。
像形成時間が短く、画質の良好な画像を形成できるカラ
ー画像形成装置を提供することができるという効果を奏
する。
【図1】本発明の実施の一形態に係るカラー画像形成装
置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図である。
置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図である。
【図2】図1のデジタルカラー複写機における画像処理
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタルカラー複写機において、(a)
は、イエローおよびブラックの現像時の、また、(b)
は、マゼンタおよびシアンの現像時のそれぞれロータリ
ー式現像装置周辺を示す部分構成図である。
は、イエローおよびブラックの現像時の、また、(b)
は、マゼンタおよびシアンの現像時のそれぞれロータリ
ー式現像装置周辺を示す部分構成図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係るカラー画像形成
装置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図であ
る。
装置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図であ
る。
【図5】図4のデジタルカラー複写機において、(a)
は、イエローおよびブラックの現像時の、(b)は、マ
ゼンタおよびシアンの現像時の、また、(c)は、モノ
クロの現像時のそれぞれロータリー式現像装置周辺を示
す部分構成図である。
は、イエローおよびブラックの現像時の、(b)は、マ
ゼンタおよびシアンの現像時の、また、(c)は、モノ
クロの現像時のそれぞれロータリー式現像装置周辺を示
す部分構成図である。
【図6】本発明のさらに別の実施の形態に係るカラー画
像形成装置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図
である。
像形成装置としてのデジタルカラー複写機の全体構成図
である。
【図7】図6のデジタルカラー複写機における画像処理
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図8】図6のデジタルカラー複写機において、(a)
は、モノクロの現像時の、(b)は、イエローおよびシ
アンの現像時の、また、(c)は、マゼンタおよびブラ
ックの現像時のそれぞれロータリー式現像装置周辺を示
す部分構成図である。
は、モノクロの現像時の、(b)は、イエローおよびシ
アンの現像時の、また、(c)は、マゼンタおよびブラ
ックの現像時のそれぞれロータリー式現像装置周辺を示
す部分構成図である。
1 デジタルカラー複写機 10 中間転写ベルト 11 感光体 12 感光体 17 ロータリー式現像装置(現像装置) 18 ロータリー式現像装置(現像装置) 19 ロータリー式現像装置(現像装置) 41j 画像分割部 50 現像槽(現像ユニット) 50a 現像槽(現像ユニット) 50b 現像槽(現像ユニット) 50c 現像槽(現像ユニット) 50d 現像槽(現像ユニット) 50e 現像槽(現像ユニット) 51 円筒 52 現像ローラ(現像ユニット) 60 デジタルカラー複写機
Claims (7)
- 【請求項1】現像により形成されるトナー像を担持する
感光体を2つ備え、前記トナー像を重ね合わせて画像形
成を行うカラー画像形成装置において、 前記感光体に対向して現像を行う現像ユニットを複数有
すると共に、回転する現像装置を備えており、 前記各現像ユニットは、該現像ユニットのうちの2つが
それぞれ前記各感光体に同時に対向し、かつ、前記現像
装置の回転によって前記各感光体に対向する前記現像ユ
ニットが変更されるように設けられていることを特徴と
するカラー画像形成装置。 - 【請求項2】前記現像装置が、前記現像ユニットを4つ
備えており、 前記各感光体にそれぞれ同時に対向する前記2つの現像
ユニットが、互いに隣接して配置されていることを特徴
とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項3】前記現像装置が、前記現像ユニットを5つ
以上備えており、 前記各感光体にそれぞれ同時に対向する前記2つの現像
ユニットが、互いの間に前記現像ユニットを1つ挟んで
配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカラ
ー画像形成装置。 - 【請求項4】前記現像装置が、両方向に回転することを
特徴とする請求項3に記載のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】前記現像装置が、特定の色の現像剤を収容
する現像ユニットを少なくとも2つ備えていることを特
徴とする請求項3または4に記載のカラー画像形成装
置。 - 【請求項6】前記特定の色の現像剤を収容する現像ユニ
ットが、それぞれ前記各感光体に同時に対向できるよう
に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のカ
ラー画像形成装置。 - 【請求項7】前記トナー像が記録媒体に転写されるカラ
ー画像形成装置であって、 前記各感光体が露光されてから、前記各感光体が担持す
るトナー像が前記記録媒体に転写されるまでの所要時間
が短い方の前記感光体において、モノクロ画像を形成す
ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記
載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166283A JP2000352854A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166283A JP2000352854A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000352854A true JP2000352854A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15828506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11166283A Pending JP2000352854A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000352854A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003295569A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
EP1705002A1 (en) | 2005-03-23 | 2006-09-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Planographic printing plate precursor and plate-making method thereof |
JP2007272014A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kyocera Mita Corp | 回転現像装置及び画像形成装置 |
EP1930770A2 (en) | 2006-12-07 | 2008-06-11 | FUJIFILM Corporation | Imaging recording material and novel compound |
EP1975707A1 (en) | 2007-03-27 | 2008-10-01 | Fujifilm Corporation | Curable composition and planographic printing plate precursor |
EP2042306A2 (en) | 2007-09-28 | 2009-04-01 | FUJIFILM Corporation | Planographic printing plate precursor and method of producing a copolymer used therein |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166283A patent/JP2000352854A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003295569A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
EP1705002A1 (en) | 2005-03-23 | 2006-09-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Planographic printing plate precursor and plate-making method thereof |
JP2007272014A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kyocera Mita Corp | 回転現像装置及び画像形成装置 |
EP1930770A2 (en) | 2006-12-07 | 2008-06-11 | FUJIFILM Corporation | Imaging recording material and novel compound |
EP1975707A1 (en) | 2007-03-27 | 2008-10-01 | Fujifilm Corporation | Curable composition and planographic printing plate precursor |
EP2042306A2 (en) | 2007-09-28 | 2009-04-01 | FUJIFILM Corporation | Planographic printing plate precursor and method of producing a copolymer used therein |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3728129B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8144375B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP3667001B2 (ja) | 画像処理装置及びその方法 | |
JP2000305430A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3708363B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000352854A (ja) | カラー画像形成装置 | |
EP0371441B1 (en) | Multicolor image forming apparatus | |
JP4105168B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3352914B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP4040632B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001334706A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2000338739A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2004325597A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4189238B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11129534A (ja) | 画像記録装置 | |
JP4109218B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004125941A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004266736A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008035561A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH04149466A (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP2005202027A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004194229A (ja) | デジタルカラー複写機およびこれに適用される副走査方向拡大方法 | |
JP2003084535A (ja) | 画像形成装置および単色画像形成方法 | |
JP2004328677A (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP2000187361A (ja) | 画像形成装置 |