JP4185595B2 - 支柱等の伸縮装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば展示パネル等を支持する支柱を、上下に伸縮させる伸縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、支柱(52)を使用して展示パネル(50)を支持した一例を示している。同図に示すように、展示パネル(50)は、両脇に立設した支柱(52)によって展示状態に支持されるが、床面に凹凸がある場合には、各支柱(52)の高さにばらつきが生じるため、床面の高低差を吸収すべく、各支柱(52)に、高さを調節するための伸縮装置が設けられている。
【0003】
このような伸縮装置の一例として、図6に示す装置がある。この装置は、支柱(52)のベース(54)の中央に取り付けた大径のベースパイプ(56)に、上下動可能な小径の可動パイプ(58)を差し込み、ベースパイプ(56)の側面に螺合している固定ねじ(60)を締め込むことによって、任意の位置で可動パイプ(58)を押圧して固定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6の伸縮装置では、ベースパイプ(56)に対して可動パイプ(58)を所望の高さまで伸縮させて支えながら、固定ねじ(60)を締め込んでいく必要があり、高さ調節に手間がかかる。また、固定ねじ(60)が外部に露出しているために、意匠的にも見栄えが悪い。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、支柱等を伸縮させる際の操作性に優れているとともに、見栄えのよい支柱等の伸縮装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次のようにして上記課題を解決している。
(1) 床面に載置されるベースに、下端及び上端にねじ部が形成された螺杆を立設するとともに、調節ナットを前記螺杆の下端のねじ部に螺合させ、前記螺杆にパイプ材を挿入して、このパイプ材の下端部を前記調節ナットによって支持するとともに、前記螺杆の上端のねじ部に、キャップを螺合して取り付けて、このキャップの下面をパイプ材の上端部に当接させることにより、前記パイプ材を前記調節ナットと前記キャップとの間に挾持し、前記調節ナット及びキャップを回転させることにより、前記パイプ材を前記螺杆に対して昇降させて高さ調節可能とし、かつ筒状をなすグリップを、前記調節ナットが螺合している前記螺杆及びパイプ材に回転可能に外嵌し、前記グリップの内周面に凹設された縦溝に、前記回転調節ナットの外周部に突設した係合突子を係合させ、前記グリップを回転させることによって、前記調節ナットは、前記係合突子を介して回転可能であり、かつ前記係合突子が前記縦溝に沿って案内されることにより、前記グリップが上下動することなく、前記調節ナットの上下動を許容する。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る支柱等の伸縮装置の実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
【0008】
図1は、本実施形態の伸縮装置を備える支柱の斜視図、図2は、伸縮装置の要部の縦断正面図、図3は、伸縮装置の要部を露出して示す斜視図である。
【0009】
図1に示すように、本実施形態は、ベース(10)と、螺杆(12)と、グリップ(14)と、パイプ材(16)と、支持台(18)と、調節ナット(20)等とから構成されている。
【0010】
ベース(10)は、矩形状をなす支持台(18)上に、止めねじ(19)をもって固定され、この支持台(18)によって床面に立設されている。
図2に示すように、ベース(10)は、欠半頭円錐状の基部(10a)の上部に、上方へ突出する垂直の円筒部(10b)を一体的に設けてなり、円筒部(10b)の中心部には、上下方向を向く螺杆(12)が螺入して固着されている。
【0011】
螺杆(12)の下部には、おねじ(12a)が刻設され、また螺杆(12)の上端面からは、軸線方向へのめねじ(12b)が刻設されている。下部のおねじ(12a)には、円形の調節ナット(20)が螺合され、調節ナット(20)の外周には、直径方向を向く2つの係合突子(20a)が突設されている。
【0012】
筒状のグリップ(14)を調節ナット(20)及びベース(10)の円筒部(10b)に嵌合し、グリップ(14)の下端を基部(10a)に嵌合支持させると、各係合突子(20a)は、グリップ(14)の内周壁に凹設された2本の縦溝(14a)と係合するようになる。
【0013】
図3は、グリップ(14)と調節ナット(20)との係合状態を示す横断平面図である。各係合突子(20a)は、グリップ(14)の内周壁に上下方向に凹設された2本の縦溝(14a)と係合している。このため、グリップ(14)を回転させると、調節ナット(20)も同時に回転し、調節ナット(20)は、螺杆(12)に沿って上下いずれかの方向にねじ送りされる。この際、調節ナット(20)は、グリップ(14)の内側の縦溝(14a)によって上下動を許容されているため、グリップ(14)自体が上下に動くことはない。
【0014】
前記螺杆(12)は、パイプ材(16)の内部に挿入され、パイプ材(16)の内側適所には、樹脂製のガイド筒(21)が固着され、螺杆(12)と摺接することによって、上下動する螺杆(12)のがたつきを防止するとともに、その移動を案内している。パイプ材(16)の下端は、調節ナット(20)の上面に当接している。
【0015】
一方、螺杆(12)の上部のめねじ(12b)には、図1、図2に示すように、キャップ(22)と一体をなすおねじ杆(22a)が螺合されている。図1に示すように、パイプ材(16)は、通常時、調節ナット(20)とキャップ(22)との間に挾持された状態となっている。
【0016】
次に、前述のように構成した本実施形態の伸縮装置を備えた支柱の使用方法について説明する。
【0017】
まず、螺杆(12)の上部に螺合されているキャップ(22)を緩めて、パイプ材(16)をフリーの状態にする。次いで、グリップ(14)を調節ナット(20)が上昇する方向に回転させ、徐々にパイプ材(16)を上方へ移動させる。所望の高さになったところで、キャップ(22)を締め付けて、パイプ材(16)をキャップ(22)と調節ナット(20)との間に挾持して固定する。
【0018】
逆に、支柱の高さを低くする場合には、調節ナット(20)が下降するようにグリップ(14)を回転させ、パイプ材(16)を下方へ移動させる。所望の高さとなったところで、キャップ(22)を締め付け、パイプ材(16)を挾持して固定する。
【0019】
以上説明したように、本実施形態によれば、パイプ材(16)の高さの調節を、グリップ(14)を回転させることによって行うようにしているので、操作性に優れているとともに、美観も向上している。
また、高さ調節を行う際に、グリップ(14)は上下動せず、パイプ材(16)のみが上下動するために、外観的には変化がなく、意匠性にも優れている。
【0020】
なお、螺杆(12)の上端に、めねじ(12b)の代わりにおねじを刻設し、これにキャップ(22)と一体をなすめねじ筒を螺合してもよい。
また、本実施形態では、展示パネル等を支持する支柱の伸縮装置に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、テーブルの脚部の伸縮装置にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】
支柱等の高さを無段階に伸縮することができるとともに、伸縮させる場合は、グリップを回転させるだけでよいために操作性に優れている。
また、外部への突起物等がなく、かつ伸縮時における外観の変化がないために意匠性にも優れ、美観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮装置の一実施形態を備える支柱の斜視図である。
【図2】図1における伸縮装置の主要部を示す縦断正面図である。
【図3】図1における伸縮装置の要部を露出して示す斜視図である。
【図4】図2におけるIV−IV線横断平面図である。
【図5】従来の支柱を使用して展示パネルを支持した一例を示す斜視図である。
【図6】図5における支柱の要部斜視図である。
【符号の説明】
(10)ベース
(10a)基部
(10b)円筒部
(12)螺杆
(12a)おねじ
(12b)めねじ
(14)グリップ
(14a)縦溝
(16)パイプ材
(18)支持台
(19)止めねじ
(20)調節ナット
(20a)係合突子
(21)ガイド筒
(22)キャップ
(22a)おねじ杆
Claims (1)
- 床面に載置されるベースに、下端及び上端にねじ部が形成された螺杆を立設するとともに、調節ナットを前記螺杆の下端のねじ部に螺合させ、前記螺杆にパイプ材を挿入して、このパイプ材の下端部を前記調節ナットによって支持するとともに、前記螺杆の上端のねじ部に、キャップを螺合して取り付けて、このキャップの下面をパイプ材の上端部に当接させることにより、前記パイプ材を前記調節ナットと前記キャップとの間に挾持し、前記調節ナット及びキャップを回転させることにより、前記パイプ材を前記螺杆に対して昇降させて高さ調節可能とし、かつ筒状をなすグリップを、前記調節ナットが螺合している前記螺杆及びパイプ材に回転可能に外嵌し、前記グリップの内周面に凹設された縦溝に、前記回転調節ナットの外周部に突設した係合突子を係合させ、前記グリップを回転させることによって、前記調節ナットは、前記係合突子を介して回転可能であり、かつ前記係合突子が前記縦溝に沿って案内されることにより、前記グリップが上下動することなく、前記調節ナットの上下動を許容していることを特徴とする支柱等の伸縮装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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ID=17238091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25248998A Expired - Lifetime JP4185595B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 支柱等の伸縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4185595B2 (ja) |
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CN109700642B (zh) * | 2019-02-15 | 2021-03-26 | 鄂东医疗集团市中心医院 | 一种行动不便老人护理用的多功能助行架 |
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1998
- 1998-09-07 JP JP25248998A patent/JP4185595B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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