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JP4185473B2 - 光ファイバコード - Google Patents

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本発明は、光ファイバ心線に被覆層を施してなる光ファイバコードに係り、一般の光コネクタが使用でき、しかもその取付が容易な光ファイバコードに関する。
FTTHの普及に伴い、光ファイバコードがこれまでの限られた場所ではなく、一般の住宅内配線にも使用されるようになった。このため、配線工事や取り扱い時に発生する光ファイバコードの小曲がりによる光伝送損失増加や断線を防止する信頼性の高い光ファイバコードが望まれている。
図8に示されるように、背景技術の光ファイバコード81は、光ファイバ素線82にポリアミド樹脂等の保護被覆層83を施した光ファイバ心線84を抗張力繊維層85で包囲し、その抗張力繊維層85の外周にポリ塩化ビニル(PVC)等の被覆層86を施したものである。光ファイバコード81は、そのコード端末に光コネクタを取り付けた状態で機器間の接続などに使用される。
特許文献1には、樹脂やゴム等の伸縮性を有する材料からなる外層に光ファイバ心線が隙間を開けて挿入された構造により、光ファイバ素線に急激な引張力や曲げ力が加わらないようにすることが開示されている。
特許文献2には、光ファイバ心線に熱可塑性樹脂からなる被覆層を直接被覆し、光ファイバ素線のガラスクラッド径を被覆層外径の7%以下とすることにより、光ファイバ素線に局所的な曲げ力が加わって断線することを防止することが開示されている。
特開2000−221371号公報 特開2004−21110号公報
図8のような光ファイバ心線84に抗張力繊維層85と樹脂被覆層86を施しただけの光ファイバコード81は、引張力や曲げ力に対する耐性が特に優れているわけではないので、取り扱いに当たって、光伝送損失の増加や光ファイバ素線82の断線を招かぬように注意が必要であった。
特許文献1の光ファイバコードは、その取り扱い性の問題点を解決しているが、構造材料が多く、構造が複雑であるため、製造が容易でない、及びコストが高いという問題を有する。
特許文献2の光ファイバコードは、取り扱い性もよく、製造も容易である。しかし、この光ファイバコードには次の2つの問題点がある。
(1)抗張力繊維層を有さない。
(2)被覆層の外径が光コネクタに適合するサイズである3.0(mm)を越えてしまう。
一般に、光ファイバコードの端末に取り付ける光コネクタは、光ファイバコードに抗張力繊維が含まれていることを前提として設計されている。抗張力繊維を光コネクタのハウジングに係止することにより、ハウジングに力が加わっても光コネクタ中のフェルールやガラスファイバ(光ファイバ素線)に張力が及ばず、ガラスファイバの断線を防止することができる。ところが、抗張力繊維層を有さない光ファイバコードには、このような一般の光コネクタを取り付けることができない。
また、一般に、光ファイバコードに取り付ける光コネクタは、光ファイバコードの外径が3.0(mm)以下であることを前提として設計されている。被覆層の外径が3.0(mm)を越えている光ファイバコードは、このような一般の光コネクタに取り付けることができない。従って、専用のサイズの大きい光コネクタを使うことになるが、このような専用光コネクタは当然、コストが高くなる。
このように、光ファイバコードは、引張力や曲げ力に対する耐性が優れていることに加え、既存の光コネクタが適用できることや取り付け性が良いこと、また、低コストであることが望まれている。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、一般の光コネクタが使用でき、しかもその取付が容易な光ファイバコードを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバ心線の外周に抗張力繊維層を有し、その抗張力繊維層の外周に外径が3.0(mm)以下の内層被覆層を有し、その内層被覆層の外周に外径が3.0(mm)以上の外層被覆層を有し、上記抗張力繊維層における抗張力繊維の占積率が50%未満であり、上記外層被覆層の外径をD(mm)とし、上記内層被覆層と上記外層被覆層を合わせた被覆層厚をt(mm)とし、上記光ファイバ心線の外径をd(mm)、上記光ファイバ心線におけるクラッドの外径をΦ=0.125(mm)としたとき、
2D−2t−d≧36Φ
であり、上記外層被覆層は、引張り弾性率が100%モジュラス値で7.0(MPa)以下であるものである。
室温下における曲げ剛性が1000(N・mm2)未満であってもよい。
上記内層被覆層と上記外層被覆層を合わせた被覆層の降伏点伸びがコード最小曲げ時の上記被覆層の伸び歪みt/(D−t/2)以上であってもよい。
上記内層被覆層の融点が上記外層被覆層の融点以上であってもよい。
上記光ファイバ心線は、波長1.31(μm)におけるモードフィールド径が9.0(μm)以下、かつ実効カットオフ波長が1260(nm)以下のシングルモード光ファイバを有してもよい。
上記光ファイバ心線は、コアの周囲に空孔を有するホーリー型光ファイバを有してもよい。
上記内層被覆層と上記外層被覆層との間に剥離助剤層を有してもよい。
上記外層被覆層が除去された部分の上記内層被覆層にチューブが被覆されていてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)内層被覆層外径が3.0(mm)以下なので一般の光コネクタが使用できる。
(2)外層被覆層を除去すれば内層被覆層が露出するので、光コネクタの取付が容易である。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る光ファイバコード1は、クラッド径125(μm)のガラスファイバ2に紫外線硬化樹脂3を被覆した外径0.5(mm)の光ファイバ心線4にアラミド繊維を縦添えして光ファイバ心線4の外周に抗張力繊維層5を形成し、その抗張力繊維層5の外周に難燃性の熱可塑性樹脂により光コネクタに適合するサイズである外径3.0(mm)以下の内層被覆層6を形成し、その内層被覆層6の外周に難燃性の熱可塑性樹脂により光コネクタ取付時には除去される外径3.0(mm)以上の外層被覆層7を形成したものである。ここでは、内層被覆層6は内径1.0(mm)、外径2.0(mm)であり、外層被覆層7は外径4.0(mm)である。この光ファイバコード1の室温下における曲げ剛性は400(N・mm2)である。
内層被覆層6と外層被覆層7の熱可塑性樹脂は同一材料であるが、内層被覆層6の外面には外層被覆層7の除去を容易にするための剥離助剤層(図示せず)としてタルクを塗布するとよい。また、内層被覆層6の材料の融点を外層被覆層7の材料の融点と同等かそれ以上としてもよい。これにより、被覆を施す際に発生する内層被覆層6と外層被覆層7の溶着(密着)を防ぐことができる。
抗張力繊維層5としては、従来の光ファイバコードと同様に約1500(デニル)のアラミド繊維を用いた。デニルは、長さ9km当たりの繊維の重量(グラム)を表す。このときのアラミド繊維の占有率(占積率)は約20%である。本発明は、抗張力繊維層5における抗張力繊維の占積率(空間を占める割合)が50%未満であればよい。抗張力繊維にはケブラ繊維を用いてもよい。
さて、図1の光ファイバコード1は、内層被覆層6の外径が2.0(mm)であるから、光コネクタのブーツには従来からある汎用品をそのまま使用することができる。すなわち、端末において外層被覆層7を除去し、内層被覆層6を露出させると、内層被覆層6の外径が3.0(mm)以下であることから、既存の光コネクタを取り付けることができる。
また、図1の光ファイバコード1は、内層被覆層6の内側に抗張力繊維層5が設けられているため、既存の光コネクタを取り付けるだけで従来通りのコネクタ引張り強度(取付強度)を確保することができる。
図1の光ファイバコード1は、外層被覆層7の外径Dが4.0(mm)であり、内層被覆層6と外層被覆層7を合わせた被覆厚tが1.5(mm)となっている。光ファイバ心線4の外径dは0.5(mm)、クラッドの外径Φは125(μm)である。180°屈曲させたときの光ファイバコードの様態を図2に示す。
図2は曲げが表れている断面を見たものである。図示のように、曲げの内側になっている被覆層8は180°屈曲している。光ファイバ心線4は被覆層8で囲まれた空間S内で最も大きな曲率半径を保持しようとするので、空間Sを粗に占めている抗張力繊維層5の繊維(図2では図示省略)をかき分けて内層被覆層6の内壁まで達する。このとき、光ファイバ心線4の中心軸の曲げ半径RはD−t−d/2となり、曲げ直径2Rは2D−2t−dである。このとき、
2D−2t−d≧36Φ
の関係が成り立っている。
図1の光ファイバコード1を図2のように屈曲させたとき、曲げ直径2R=4.5(mm)である。このときガラスファイバ2に加わる歪みは2.8%である。上式の関係が成り立っているとき、曲げ歪みは2.8%以下とすることができる。従来の光ファイバに対するのと同じスクリーニング歪みを加えることにより、仮にこの屈曲状態が20年間保持されたとしても断線する確率は10-5以下であることが分かる(JIS c6821スクリーニング試験方法)。
また、図2のように屈曲させたとき、内層被覆層と外層被覆層を合わせた被覆層8に加わる歪みは、t/(D−t/2)である。よって、被覆層8の降伏点伸びがt/(D−t/2)以上であることが望ましい。これにより、最小曲げ後に発生する被覆材料の塑性変形を防止できる。
図1の光ファイバコード1を図2のように屈曲させたとき、光ファイバ心線4に加わる最小曲げ直径2Rは4.5(mm)である。曲げ直径2Rが4.5(mm)のもとでは、通常のシングルモードファイバでは、曲げ部分で放射損失が発生してしまう。そこで、ガラスファイバ2に、曲げ損失特性が極めて優れるホーリー型光ファイバを使用すると、曲げ損失の発生を回避することができる。
外層被覆層7の引張り弾性率100%モジュラス値を7.0(MPa)以下にしておけば、取り扱い時における十分な可撓性を確保することができる。
図1の光ファイバコード1の端末は図3のように処理するとよい。
図3に示されるように、光ファイバコード1は、外層被覆層の一部(端末付近)が除去されている。この外層被覆層除去部分に露出した内層被覆層にチューブ9が被覆されている。すなわち、光コネクタ10の装着箇所から外層被覆層が残っている箇所の直前まではスパイラルチューブ11が装着してあり、外層被覆層と内層被覆層との段差ができている箇所には、この箇所における局所的な曲がりを防ぐために、熱収縮チューブ12がスパイラルチューブ11と外層被覆層7とを覆うように設けてある。これらのチューブ9により、内層被覆層が露出した光ファイバコードの局所的な曲がりを防いだり、外傷を防いだりするなどの機械的補強の効果が得られる。
光ファイバコード1の実際の使用時の曲げ状態は図4のようになる。機器のパッチパネル(あるいは壁のパッチパネル)13に光コネクタ10が挿入され、光ファイバコード1は、光コネクタ10の長さとスパイラルチューブ11の曲げシロぶんだけ突き出して曲げられ、熱収縮チューブ12及び外層被覆層7がある部分は機器や壁に沿わせて配線されている。このように、外層被覆層除去部分は外層被覆層7がある部分に比べて可撓性が増す。これにより、図示のような使用時に光コネクタ10の構成部品に加わる機械的ストレスを低減させることができる。
次に、光ファイバコード1の曲げと破断との関係を説明する。
図5は、ガラスファイバの曲げ直径を4.5(mm)としたときの、1ターン(光ファイバを一周巻き付けること)での20年後におけるガラスファイバ2の破断確率を示したものである。横軸は曲げ歪(%)、縦軸は累積破断確率である。
図5のグラフには3つの曲線がプロットされている。これらの曲線から分かるように、歪みが2.8%以下であれば累積破断確率が10-5以下に抑えられる。歪みが2.8%以下にするには、外層被覆層7の外径Dがクラッドの外径Φの36倍以上であればよい。なお、本発明では、外径Dの光ファイバコード1を折り曲げると、光ファイバ心線4が抗張力繊維層5を移動することにより、光ファイバ心線4の曲率半径はD−t−d/2となるので、2D−2t−d>36Φという関係があればよいことになる。
次に、抗張力繊維層5における抗張力繊維の占積率について説明する。
光ファイバコード1が屈曲を受けた場合、図2で説明したように、抗張力繊維層5における抗張力繊維の占積率が50%未満であれば、光ファイバ心線4は空間内で最も大きな曲率半径を保持しようとするので、空間S内の抗張力繊維層の繊維をかき分けて内層被覆層の内壁まで達することができる。空間Sが存在しない充実型の光ファイバコードでは、光ファイバ心線4が移動できる空間が存在しないため光ファイバ心線4は曲率半径を大きく保持させようとすることができない。つまり、本発明の光ファイバコード1は充実型の光ファイバコードに比べて光ファイバ心線4の最小曲げ半径が大きくなる。一方、抗張力繊維層5における抗張力繊維の占積率が50%以上であると、空間S内での光ファイバ心線4の移動が困難であり、最小曲げ半径は充実型の光ファイバコードと同等に外層被覆層7の外径Dの1/2となってしまう。よって、抗張力繊維層5における抗張力繊維の占積率は50%未満とするのがよい。
次に、室温下での曲げ剛性について説明する。
図1の光ファイバコード1について、被覆層8(内層被覆層6と外層被覆層7)の材料と外径を異ならせて4種類の光ファイバコードを試作し、それぞれについて室温下での曲げ剛性を測定すると共にハンドリング(取り扱い)の容易さを試した。その結果は表1に示すとおりである。すなわち、材料が難燃ポリエチレンで外径が5(mm)の場合、曲げ剛性は1013(N・mm2)となる。このように曲げ剛性が1000(N・mm2)を超えるサンプルでは剛性が高すぎてハンドリングが容易でなかった。よって、室内での配線を考慮すると曲げ剛性が1000(N・mm2)未満であることが望ましい。
Figure 0004185473
次に、光ファイバ心線4中に用いるガラスファイバ2について検討する。
各種ガラスファイバ(光ファイバ素線)の曲げ損失特性を図6に示す。通常SMFと書かれたグラフは通常のシングルモードファイバの曲げ損失特性、耐曲げ損失型SMFと書かれたグラフは耐曲げ損失型シングルモードファイバの曲げ損失特性、HFと書かれたグラフはホーリー型ファイバの曲げ損失特性を表している。
図示のように、いずれのガラスファイバも曲げ直径が小さくなると曲げ損失が大きくなる性質を有する。その中で、通常のシングルモードファイバと曲げに強い小径コア・高比屈折率差タイプの耐曲げ損失型シングルモードファイバあるいはホーリー型ファイバを比べると、曲げ損失に大きな差があることがわかる。従って、本発明の光ファイバコード1に耐曲げ損失型シングルモードファイバあるいはホーリー型ファイバを用いれば、取り扱い時に光ファイバコード1に小曲がりが加わっても伝送損失増加を抑えることができる。例えば、波長1.31(μm)におけるモードフィールド径が9.0(μm)以下、実効カットオフ波長が1.26(μm)以下である耐曲げ損失型シングルモードファイバを使用することにより、誤って光ファイバコード1に小曲がりが加わっても実用上問題となるような大きな伝送損失の増加を防ぐことができる。また、曲げ損失特性が極めて優れるホーリー型ファイバを使用すれば、コード曲げ時に発生する伝送損失の増加をさらに抑えることができる。
以下に、本発明の他の実施の形態を述べる。
図1の形態では、ガラスファイバ2に紫外線硬化樹脂3を被覆した外径0.5(mm)の光ファイバ心線4を使用したが、これに限らず、ガラスファイバに紫外線硬化樹脂を被覆した外径0.25(mm)の光ファイバ心線や、ガラスファイバにポリアミドを被覆した光ファイバ心線を用いてもよい。
図1の形態では、光ファイバ心線4を1本とし、その周囲に抗張力繊維層5を形成したが、光ファイバ心線は1本でなく、2本以上としてもよい。また、断面円形の光ファイバ心線4の代わりにテープ型光ファイバ心線を用いてもよい。例えば、図7に示した光ファイバコード71は、2本のガラスファイバを一括した2心テープ型光ファイバ心線72の外周に抗張力繊維層73を有し、その抗張力繊維層73の外周に外径が3.0(mm)以下の内層被覆層74を有し、その内層被覆層74の外周に外径が3.0(mm)以上の外層被覆層75を有するものである。このように2心テープ型光ファイバ心線72の場合でも内層被覆層74の外径リミットは同じである。
図1の形態では、被覆を内層被覆層6と外層被覆層7の2層にしたが、被覆の層数は3以上であってもよい。この場合、外径が従来の光コネクタに適合する層があれば、取付は容易になる。
図3の形態では、外層被覆層の一部が除去された部分にチューブ9を被覆したが、このチューブは座屈防止と補強の目的で設けた。従って、チューブ9の代わりにテープ巻きを施したり、ボールチェーンなどの小曲がり防止用部材を取り付けてもよい。
図1の形態では、ガラスファイバ2に耐曲げ損失型シングルモードファイバあるいはホーリー型ファイバを用いたが、コード小曲がりによる一時的な伝送損失の増加が問題とならない用途への適用に当たっては、通常のシングルモードファイバやマルチモードファイバを使用しても問題はない。
本発明の一実施形態を示す光ファイバコードの断面図である。 図1の光ファイバコードを屈曲させたときの側断面図である。 本発明の一実施形態を示す光ファイバコードの側面図である。 本発明の一実施形態を示す光ファイバコードの側面図である。 曲げ歪みに対する累積破断確率の特性図である。 曲げ直径に対する曲げ損失の特性図である。 本発明の一実施形態を示す光ファイバコードの断面図である。 背景技術の光ファイバコードの断面図である。
符号の説明
1 光ファイバコード
2 ガラスファイバ(光ファイバ素線)
3 紫外線硬化樹脂
4 光ファイバ心線
5 抗張力繊維層
6 内層被覆層
7 外層被覆層
8 被覆層
9 チューブ
10 光コネクタ
11 スパイラルチューブ
12 熱収縮チューブ

Claims (8)

  1. 光ファイバ心線の外周に抗張力繊維層を有し、その抗張力繊維層の外周に外径が3.0(mm)以下の内層被覆層を有し、その内層被覆層の外周に外径が3.0(mm)以上の外層被覆層を有し、
    上記抗張力繊維層における抗張力繊維の占積率が50%未満であり、
    上記外層被覆層の外径をD(mm)とし、上記内層被覆層と上記外層被覆層を合わせた被覆層厚をt(mm)とし、上記光ファイバ心線の外径をd(mm)、上記光ファイバ心線におけるクラッドの外径をΦ=0.125(mm)としたとき、
    2D−2t−d≧36Φ
    であり、
    上記外層被覆層は、引張り弾性率が100%モジュラス値で7.0(MPa)以下であることを特徴とする光ファイバコード。
  2. 室温下における曲げ剛性が1000(N・mm2)未満であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコード。
  3. 上記内層被覆層と上記外層被覆層を合わせた被覆層の降伏点伸びがコード最小曲げ時の上記被覆層の伸び歪みt/(D−t/2)以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバコード。
  4. 上記内層被覆層の融点が上記外層被覆層の融点以上であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の光ファイバコード。
  5. 上記光ファイバ心線は、波長1.31(μm)におけるモードフィールド径が9.0(μm)以下、かつ実効カットオフ波長が1260(nm)以下のシングルモード光ファイバを有することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の光ファイバコード。
  6. 上記光ファイバ心線は、コアの周囲に空孔を有するホーリー型光ファイバを有することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の光ファイバコード。
  7. 上記内層被覆層と上記外層被覆層との間に剥離助剤層を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の光ファイバコード。
  8. 上記外層被覆層が除去された部分の上記内層被覆層にチューブが被覆されていることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の光ファイバコード。
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