JP4183859B2 - 半導体基板試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路素子などが造り込まれた半導体基板(以下、代表的にウェハと称する。)をテストするための半導体基板試験装置に関し、特にテスタ本体から送出されるテスト信号の波形を高精度で測定できる半導体基板試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路素子は、シリコンウェハやガラスプレートなどの基板に多数個造り込まれたのち、ダイシング、ワイヤボンディングおよびパッケージングなどの諸工程を経て電子部品として完成する。このようなICデバイスは、出荷前に動作テストが行われるが、こうしたテストは、完成品の状態でもウェハ状態でも行われる。
【0003】
特に近年においては、半導体製造技術の進展にともなって、ボールグリッドアレイ(BGA:Ball Grid Aray)型ICデバイスのようなチップサイズパッケージ(CSP:Chip Size Package)を採用したデバイスが広く普及しており、この種のICデバイスでは、ウェハの状態でパッケージングを行い、その後にダイシングが行われる。したがって、デバイスの動作テストをウェハ状態で行うことが少なくない。
【0004】
ウェハ状態のICデバイスをテストする半導体基板試験装置としては、たとえば実開平5−15431号公報に開示されたものが知られている。この種の半導体基板試験装置では、ウェハチャックに被試験物であるウェハを真空吸着し、プローブカードに設けられたニードル(針状接点)をウェハに造り込まれた接点に接触させることで試験が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ICデバイスの動作テストにあたっては、テスタ本体からテストヘッドを介してICデバイスの各接点に1種またはそれ以上の所定のテスト信号が送出される。たとえば、図4に示すようなテスト信号aとテスト信号bが送出される。このような異種のテスト信号a,bの位相がずれていると、高いクロック周波数でのデバイス試験ができなくなるので、実際のテストを行う前に同図に示すようなテスト信号の波形を観測し、これにより両テスト信号の位相補正を行うのが一般的である。
【0006】
ハンドラと称される、完成品であるICデバイスを試験対象とする試験装置において、一般的な位相補正は、テストヘッドのコンタクトピンに波形観測用のオシロスコープを接続することにより行われるが、テストヘッドのコンタクトピンと接地点(アース,GND)とが離れすぎると、オシロスコープに出力される波形にノイズ等が混入し、正確な波形を得ることができない。たとえば、図5に示すように正規の波形xに対して、波形yや波形zのような波形が観測される。このため、コンタクトピンの近傍に接地点があればそれが用いられ、近くに接地点がないときは別途接地パッドを設けたりしていた。
【0007】
しかしながら、ウェハを試験対象とする半導体基板試験装置では、ハンドラのコンタクトピンに相当するニードルが、150μmといった狭い間隔で並んでいるため、ニードルの近傍に接地点を設けることはきわめて困難であった。
【0008】
このため、比較的広間隔で配置されたプローブカードの配線パターン部を用いるなどして、テスト信号の波形を観測していたが、この方法ではウェハのデバイスの接点に入力されるテスト信号そのものを観測している訳ではく、そこから離れた接点を入力部としてテスト信号の波形を計測しているので、得られる波形の正確性に問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、テスタ本体から送出されるテスト信号の波形等の信号特性を高精度で測定できる半導体基板試験装置を提供することを目的とする。
【0010】
(1)本発明の第1の観点によれば、半導体基板に形成されたデバイス部に複数のテスト信号を送出してテストを行い、その結果に応じて前記デバイス部の良否を判別する半導体基板試験装置であって、前記デバイス部に電気的に接触する複数の第1針状接点と、この第1針状接点の近傍に設けられた接地部とが一主面に設けられ、テストヘッド基板に電気的に接続されるプローブカードと、前記第1針状接点に電気的に接触する接触部と、前記接地部に電気的に接触する第2針状接点とが一主面に設けられた測定用チップと、を備えた半導体基板試験装置が提供される。
【0011】
本発明において、前記測定用チップは、前記プローブカードの前記第1針状接点および接地部の配列に応じて、一又はそれ以上の対をなす第2針状接点および接触部を有することがより好ましい。
【0012】
また本発明において、前記測定用チップを前記プローブカードの第1針状接点および接地部に対して移動させる測定用チップステージをさらに備えることがより好ましい。
【0013】
さらに本発明において、前記半導体基板を保持して前記プローブカードの第1針状接点に前記デバイス部を接触させる基板ステージをさらに備え、前記測定用チップが前記基板ステージに設けられていることがより好ましい。
【0014】
本発明において、前記測定用チップの出力端子に接続され、前記テスト信号の特性を出力する信号特性測定装置をさらに備えることもできる。
【0015】
本発明における前記テスト信号の特性は、特に限定はされないが、たとえばテスト信号の信号波形を挙げることができる。
【0016】
(2)本発明の第2の観点によれば、半導体基板試験装置のテストヘッド基板に電気的に接続され、半導体基板のデバイス部に電気的に接触する複数の針状接点が一主面に設けられた半導体基板試験装置用プローブカードであって、前記針状接点の近傍に接地部が設けられている半導体基板試験装置用プローブカードが提供される。
【0017】
本発明において、前記接地部は、一つの針状接点に対して一つの接地部を設けても、あるいは複数の針状接点に共通して設けることも可能である。
【0018】
(3)本発明の第3の観点によれば、半導体基板試験装置用プローブカードに設けられた第1針状接点に電気的に接触する接地部と、前記第1針状接点の近傍に設けられた接地部に電気的に接触する第2針状接点とを備えた半導体基板試験装置の測定用チップが提供される。
【0019】
(4)本発明の第4の観点によれば、半導体基板に形成されたデバイス部に複数のテスト信号を送出してテストを行い、その結果に応じて前記デバイス部の良否を判別する半導体基板試験装置の、前記テスト信号の特性を測定する方法であって、前記半導体基板試験装置は前記デバイス部にテスト信号を送信する針状接点と、前記針状接点の近傍に設けられた接地部とを有し、これら針状接点及び接地部を入力部として前記テスト信号の特性を測定する半導体基板試験装置におけるテスト信号特性の測定方法が提供される。
【0020】
本発明において、前記テスト信号の特性は、特に限定はされないが、たとえばテスト信号の信号波形を挙げることができる。
【0022】
【作用】
上記発明では、試験対象であるウェハやガラス基板などの半導体基板を試験する前あるいは試験途中において、測定用チップの第2針状接点をプローブカードの接地部に、測定用チップの接触部をプローブカードの第1針状接点にそれぞれ接触させ、この状態でテスト信号を送出する。測定用チップの第2針状接点および接触部には、試験対象である半導体基板のデバイス部に入力されるのとほぼ同等のテスト信号が入力され、これがオシロスコープなどの信号特性測定装置に出力される。したがって、実際のテストと同等の電気的環境でテスト信号の特性を測定することができ、測定結果の信頼性が著しく高くなる。また、本発明ではプローブカードの第1針状接点の近傍に接地部が設けられているので、接地部から測定用チップを介して得られるテスト信号にノイズ等が混入するおそれもきわめて小さい。
【0023】
こうした測定は、プローブカードの第1針状接点毎又は幾つかのグループ(対)毎に行われ、そのために測定用チップを各第1針状接点に移動させる。測定用チップに多数対の第2針状接点および接触部を設けておけば、多数の第1針状接点それぞれに送出されるテスト信号を一度に測定することができ、全ての第1針状接点に対する測定時間を短縮することができる。逆に、測定用チップに一対又は少数の対の第2針状接点および接触部を設けた場合には、オシロスコープなどの信号特性測定装置に対するケーブルが簡素なもので足りる。
【0024】
また、測定用チップを半導体基板の基板ステージに設けることで、測定用チップの移動を基板ステージで行うことができ、測定用チップ専用のステージ装置が不要となって、コスト的にもスペース的にも有利になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の半導体基板試験装置を示す全体図、
図2は、図1の半導体基板試験装置の要部を示す断面図、
図3は、図1のプローブカードを示す平面図である。なお、図3において、測定用チップを2つ示しているが、右側の測定用チップ35は左側の測定用チップを裏返して示した図である。
【0026】
図1に示すように、本実施形態の半導体基板試験装置1は、テスト信号を出力しテストを実行するテスタ本体10と、このテスタ本体10にケーブルなどを介して接続されたテストヘッド20と、被試験物であるウェハWが供給され、当該ウェハWに造り込まれた複数のデバイス部をテストヘッド20のニードル(針状接点)に接触させるように逐次移動させるプローバ30とを備えている。
【0027】
プローバ30において、被試験物であるウェハWは、1枚のウェハに多数の半導体回路(デバイス部)が集積されたものであり、テストを行う場合にはウェハチャック(図示を省略する。)に真空吸着され、高精度に位置出しされた状態で保持される。このため、ウェハチャックはウェハステージ31に設けられ、このウェハステージ31は、ベースプレート32に対して同図に示すXY平面内を高精度で移動可能とされ、またウェハステージ31全体又はウェハチャックのみがZ軸方向に昇降可能とされている。
【0028】
なお、図示は省略するが、ウェハWに所定の温度を印加して高温テストを実行する場合には、ウェハチャックに内装されたヒータを介してウェハWが加熱されるようになっている。
【0029】
また、本実施形態のプローバ30には、ウェハステージ31上部にカードホルダ33が設けられ、ここにプローブカード34が保持されている。本例のプローブカード34は、セラミックス又はシリコンからなる、矩形状に形成された基板341を有し、その一主面(図1,2において下面、図3において表面)に、複数本のニードル342(本発明の第1針状接点に相当する。)が設けられ、図3に示すように複数列に並んで配置されてなる。また、基板341の同じ主面には、アースに接続される接地部343のパターンがニードル342の列の間に形成されている。
【0030】
ニードル342は、ウェハWに集積形成された1個のデバイス部の端子(ワイヤボンディングする前の状態の接点)に接触するように、たとえば直立して設けられ、上述したウェハステージ31をXYZ空間内で逐次移動させることにより試験を行うべきデバイス部の各端子に接触することができる。
【0031】
また、本実施形態のプローブカード34は、基板341の反対側の主面(図1および図2では上面、図3では裏面)に、ゼロ挿抜力コネクタ等からなるコネクタの一方344が実装されている。
【0032】
なお、ゼロ挿抜力コネクタ(Zero Insersion Force Connector)とは、後述するテストヘッド20側に設けられた他方のゼロ挿抜力コネクタ221と互いに挿抜する際に、挿抜方向(本例では上下方向)に力を加える必要がないタイプのコネクタをいい、たとえばコネクタ内に長手方向に組み込まれているレールをシリンダにより前後に駆動させて、レールと係合しているカムを上下させ、そのカムの上下によりピンコンタクトを挟むソケットコンタクトの間隔を狭めたり広げたりする方式、あるいはその他の方式のものを用いることができる。
【0033】
各ニードル342とゼロ挿抜力コネクタ344の各接点とは、プローブカード34の基板341に形成された配線パターンやスルーホール(何れも図示を省略する。)により電気的に接続されている。
【0034】
なお、本発明の半導体基板試験装置では、プローブカード34とテストヘッド20とを電気的に接続する手段は上述したゼロ挿抜力コネクタにのみ限定されることはなく、他の種類のコネクタや接続端子であっても何ら問題はない。
【0035】
一方、ウェハステージ31の上部には、半導体基板試験装置1のテストヘッド20が位置し、図示は省略するがここにパフォーマンスボードなどの各種基板が設けられている。このテストヘッド20の最下面には、図1および図2に示すようにトップパネル21が固定されており、さらにこのトップパネル21の下面にコンタクトリング22が固定されている。また、このコンタクトリング22には、上述したゼロ挿抜力コネクタの他方221が固定されている。図2の断面図にこのゼロ挿抜力コネクタ221,344の取り付け状態を示す。
【0036】
なお、詳細な図示は省略するが、上述したプローブカード34とコンタクトリング22との位置出しは、プローブカード34側に設けられたガイドピンを、コンタクトリング22側に設けられたガイドブッシュに係合させるなどして行われる。
【0037】
また、コンタクトリング22側に取り付けられたゼロ挿抜力コネクタ221と、テストヘッド20内のパフォーマンスボードとは、多数の配線あるいはドータボードにより電気的に接続されている。
【0038】
特に本実施形態のプローバ30では、図3に示す測定用チップ35が、図2に示すようにウェハステージ31のフランジ311に上向きに設けられている。この測定用チップ35は、プローブカード34の基板341と同じセラミックスやシリコンからなる基板351を有し、この基板351の一主面(図1および図2では上面、図3の左図では下面、同図右図では上面)に、1本のニードル352(本発明の第2針状接点に相当する。)と、アースに接続される一つの接触部353のパターンが形成されている。これらニードル352と接触部353との間隔は、上述したプローブカード34のニードル342と接地部343との間隔とほぼ等しく設定されており、図2に示すように、測定用チップ35をプローブカード34の一対のニードル342および接地部343に接近させると、測定用チップのニードル353がプローブカード34の接地部343に、プローブカード34のニードル342が測定用チップ35の接触部353にそれぞれ同時に接触する。
【0039】
なお、測定用チップ35のニードル352および接触部353は、図3の右図に示すようにケーブル等を介してオシロスコープ40に接続され、その測定されたテスト信号の波形が観測される。
【0040】
次に作用を説明する。
ウェハWをテストする場合には、まずそのウェハWをウェハチャックに位置決めしながら吸着保持した状態で、目的とするウェハWのデバイス部の接点にプローブカード34のニードル342が接触するように、ウェハステージ31をXY平面において位置出ししながら上昇させる。これにより、ある幾つかのデバイス部のテストが実行されるが、ここでのテストを終了すると、ウェハステージ31を僅かに下降させ、次のデバイスの接点にプローブカード34のニードル342が接触するように、ウェハステージ31をXY平面において位置出ししながら再び上昇させる。順次この動作を繰り返し、全ての領域におけるウェハWのデバイス部のテストを行う。また、このウェハWに対して高温テスト行う場合には、ウェハチャックに内装されたヒータを作動させてウェハWをたとえば100℃まで加熱昇温させる。
【0041】
特に本実施形態の半導体基板試験装置1では、上述したウェハテストを行う前に、あるいはウェハテストを行っている途中で必要が生じたときに、テスタ本体10からテストヘッド20を介してデバイス部へ送出されるテスト信号の波形を測定し、各テスト信号の位相補正を行う。
【0042】
すなわち、ウェハステージ31をXY平面内で移動させ、フランジ311に固定された測定用チップ35をプローブカード34の下方に位置させる。ここで、プローブカード34の一つのニードル342と、その近傍に形成された接地部343とのそれぞれに、測定用チップの接触部353とニードル352とが接触するようにウェハステージを上昇させる。そして、この状態でテスタ本体10から所定のテスト信号を送出し、これをオシロスコープで観測する。
【0043】
本例では、実際のテスト信号が入力されるウェハWのデバイス部とほぼ同じ位置において、つまりプローブカード34のニードル342の先端をテスト信号のオシロスコープ40への入力部としているので、当該オシロスコープにて観測されるテスト信号の波形は実際に入力されるものとほぼ等しくなる。また、プローブカード34には、ニードル342の近傍に接地部343が設けられているので、オシロスコープ40にて観測される信号波形にノイズ等が混入することも極力抑制され、その結果、正確なテスト信号波形を得ることができる。
【0044】
なお、本例では測定用チップ35の基板351として、プローブカード34の基板341と同じ材料を採用しているが、こうすることで、少なくともプローブカード34と同じ微細なニードルおよび接地部は形成可能だからである。したがって、プローブカード34のニードルおよび接地部のパターンに応じた微細なものが製造できるのであれば、特に材質は限定されない趣旨である。
【0045】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、テスタ本体から送出されるテスト信号の波形等の信号特性を高精度で測定できる半導体基板試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板試験装置を示す全体図である。
【図2】図1の半導体基板試験装置の要部を示す断面図である。
【図3】図1のプローブカードを示す平面図である。
【図4】IC試験装置(テスタ本体)から出力されるテスト信号の一例を示す波形図である。
【図5】本発明の課題を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…半導体基板試験装置
10…テスタ本体
20…テストヘッド
30…プローバ
31…ウェハステージ
34…プローブカード
342…ニードル(第1針状接点)
343…接地部
35…測定用チップ
352…ニードル(第2針状接点)
353…接触部
40…オシロスコープ(信号特性測定装置)
Claims (11)
- 半導体基板に形成されたデバイス部に複数のテスト信号を送出してテストを行い、その結果に応じて前記デバイス部の良否を判別する半導体基板試験装置であって、
前記デバイス部に電気的に接触する複数の第1針状接点と、この第1針状接点の近傍に設けられた接地部とが一主面に設けられ、テストヘッド基板に電気的に接続されるプローブカードと、
前記第1針状接点に電気的に接触する接触部と、前記接地部に電気的に接触する第2針状接点とが一主面に設けられた測定用チップと、を備えた半導体基板試験装置。 - 前記測定用チップは、前記プローブカードの前記第1針状接点および接地部の配列に応じて、一又はそれ以上の対をなす第2針状接点および接触部を有する請求項1記載の半導体基板試験装置。
- 前記測定用チップを前記プローブカードの第1針状接点および接地部に対して移動させる測定用チップステージをさらに備えた請求項1または2記載の半導体基板試験装置。
- 前記半導体基板を保持して前記プローブカードの第1針状接点に前記デバイス部を接触させる基板ステージをさらに備え、前記測定用チップが前記基板ステージに設けられている請求項1〜3記載の半導体基板試験装置。
- 前記測定用チップの出力端子に接続され、前記テスト信号の特性を出力する信号特性測定装置をさらに備えた請求項1〜4記載の半導体基板試験装置。
- 前記テスト信号の特性が、信号波形である請求項5記載の半導体基板試験装置。
- 半導体基板試験装置のテストヘッド基板に電気的に接続され、半導体基板のデバイス部に電気的に接触する複数の針状接点が一主面に設けられた半導体基板試験装置用プローブカードであって、
前記針状接点の近傍に接地部が設けられている半導体基板試験装置用プローブカード。 - 前記接地部は、複数の針状接点に共通して設けられている請求項7記載の半導体基板試験装置用プローブカード。
- 半導体基板試験装置用プローブカードに設けられた第1針状接点に電気的に接触する接触部と、前記第1針状接点の近傍に設けられた接地部に電気的に接触する第2針状接点とを備えた半導体基板試験装置の測定用チップ。
- 半導体基板に形成されたデバイス部に複数のテスト信号を送出してテストを行い、その結果に応じて前記デバイス部の良否を判別する半導体基板試験装置の、前記テスト信号の特性を測定する方法であって、
前記半導体基板試験装置は前記デバイス部にテスト信号を送信する針状接点と、前記針状接点の近傍に設けられた接地部とを有し、これら針状接点及び接地部を入力部として前記テスト信号の特性を測定する半導体基板試験装置におけるテスト信号特性の測定方法。 - 前記テスト信号の特性が、信号波形である請求項10記載の半導体基板試験装置におけるテスト信号特性の測定方法。
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