JP4179992B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
即ち、従来のパンツ型の使い捨ておむつは、自立可能な幼児や、少なくとも親が支えたり、何かに掴まらせることによって起立可能な幼児を対象としており、首が据わっていなかったり、掴まり立ちのできないような新生児に用いることは、従来考えられないことであった。
本発明の使い捨ておむつは、特に新生児用に適しており、その装着方法は特に限定されるものではないが、特に上述した装着方法により、寝た状態の新生児にも容易にはかせることができるという利点を有する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1は、図1に示すように、パンツ型のおむつである。おむつ1は、図2及び図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収体4を有する吸収性本体10と、該吸収性本体10の外側(非肌当接面側)に位置して該吸収性本体10を接合固定している外装体5とを具備し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cと有している。そして、図1に示すように、腹側部Aの両側縁部と背側部の両側縁部とがヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により互いに接合されて一対のサイドシール部50,50が形成されており、その接合により、おむつ1にはウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8が形成されている。
おむつ1におけるレッグ開口部8には、その開口縁部82に沿ってレッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材81が配されている。本実施形態においては、弾性部材71の延出部71bは、その先端とレッグ部弾性部材81との間の距離が3cm以内となる位置まで達しており、また、その先端とレッグ開口部の開口周縁82との間の距離が5cm以内となる位置まで達している。
尚、弾性部材の延出部71bは、展開且つ伸張状態のおむつ(図2参照)において、1cm以上、好ましくは2cmの長さ(弾性部材に沿って測定した長さ)に亘って、ウエスト開口部7の周縁端72とのなす角度αが5〜85°の範囲内、特に10〜80°の範囲内であることが好ましい。
ここで、展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして、おむつを展開状態とし、その展開状態のおむつを、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
図5(a)に示すように、一方のレッグ開口部8に、一方の手を挿入し、その手で片方の足をつかんで、図5(b)に示すように、その足をレッグ開口部から引き出す。そして、図5(c)に示すように、もう片方の足も同様にして他方のレッグ開口部から引き出す。両足が通ったら、図5(d)に示すように、着用者のウエストまでおむつを引き上げる。このようにして、仰向けに寝た状態の低月齢児等に、おむつ1を容易に装着することができる。
即ち、弾性部材71の延出部71bの収縮作用によって、該延出部71bが配されている部位が外面側に軽く膨らんだ形状となり、着用者の肌に当たる圧力が低くなるため、着用者の肌を過度に締め付けることを防止できる。
その一方、延出部71bの収縮作用によって、おむつ側部の上端部が、ウエスト開口部の中心方向に向かって積極的に入り込むため、着用者の胴回りに対する全体的な締め付け力を比較的抑えても、充分なズレ落ち防止性が得られる。おむつ側部の上端部が骨盤上部に当たるようにした場合に特にズレ落ちにくさに優れている。
例えば表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。裏面シート3としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができる。吸収体4としてはフラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合積繊物をティッシュペーパや不織布等(以下、包装材という)でくるんだもの等を用いることができる。立体ガードを構成するシートとしては、撥水性の不織布が好ましく用いられる。外層シート51及び内層シート52としては、各種製法による不織布が好ましく用いられる。
弾性部材71としては、糸状のもの(糸ゴム等)、所定幅の帯状のもの(平ゴム等)を用いることが好ましい。
〔曲げ剛性の測定方法〕
測定にはテンシロン試験機〔(株)オリエンテック社製のRTC−1150A〕を用い、JIS規格K7171法(プラスチック−曲げ特性の試験方法)に準拠して測定を行う(R1=5.0±0.1mm、R2=5.0±0.2mm)。
試験片をエッジスパン間Lを50mmとした支持台の両エッジ間に渡すように置き、試験片に僅かに接するように圧子先端部を配置する。ロードセル5kg(レンジ200cN)、速度30mm/minの条件で、圧子を降下させ、荷重−たわみ曲線を得る。得られた曲げ応力の最大値を曲げ剛性値(cN/50mm)とする。
試験片は、吸収性物品から包装材込みの吸収体を取り出し、その長手方向及び幅方向の中央部から、おむつ長手方向に50mm、幅方向に80mmの長方形状に切り出す。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片の短辺の長さであり、試験時の圧子でたわませた試験片の幅である。試験片は、その長辺を、一方のエッジから他方のエッジに亘る方向に一致させて、両エッジ間に架け渡す。おむつ幅方向の曲げ剛性を測定する場合は、おむつ長手方向80mm、幅方向50mmの試験片を切り出す。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片吸収性物品から台紙込みの吸収体を取り出せない場合は、不織布、フィルム等の材料を含んだ剛性値と各材料の剛性値を測定し、その値から吸収体の剛性値を計算することで、吸収体剛性値を求める。
例えば、弾性部材71は、腹側部A及び背側部Bの一方にのみ上述した延出部71bを有していても良い。また、弾性部材71は、腹側部及び/又は背側部に各々一本のみ配されていても良いし、各々複数本(例えば2本から5本)配されていても良い。複数本配されている場合には、その全部又は一部が延出部71bを有する形態とすることができる。また、上述した使い捨ておむつ1においては、複数本の弾性部材71の総てが上述した態様で配されていたが、複数本の一部の弾性部材のみが上述した態様で配されていても良い。更には、ウエスト弾性部71aと延在部71bとが不連続であってもよい。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
7 ウエスト開口部
71 弾性部材
71b 延在部(傾斜した弾性部材に相当する部分)
8 レッグ開口部
81 レッグ部弾性部材
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
H 吸収体の前後端の位置より股下部側で且つ吸収体の両側縁の位置より外方の部位
Claims (4)
- 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を備え、腹側部、股下部及び背側部を有し、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とが接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
前記腹側部及び/又は前記背側部には、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の前後端との間に弾性部材が配されており、前記腹側部及び/又は前記背側部における前記吸収体の前後端の位置より前記股下部側で且つ該吸収体の両側縁の位置より外方の部位に、おむつ幅方向内側から外側に向かうに従って前記ウエスト開口部の周縁端から離れるように傾斜した弾性部材を有しており、
自然状態において、前記使い捨ておむつの側部上端部が、上方に向かって突出している使い捨ておむつ。 - 前記傾斜した弾性部材の一端部が、前記腹側部及び前記背側部を各々おむつ縦方向に2等分する腹側部中央線及び/又は背側部中央線よりも前記股下部側に迄達している請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記腹側部及び/又は前記背側部に、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の前後端との間に配された前記弾性部材及び前記傾斜した弾性部材が各々複数本配されており、前記傾斜した弾性部材の間隔が、前記ウエスト開口部の周縁端と前記吸収体の前後端との間に配された弾性部材の間隔よりも広い請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 股上の長さが220mm以下である請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
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