JP4177279B2 - 自動車用窓ガラスの支持構造 - Google Patents
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Description
図13は従来の基本構成を説明する図である。
自動車用窓ガラスの支持構造200は、窓ガラス201の車室内側に臨む内面202にスライダー203を配置し、スライダー203を、窓ガラス201の車室外側に臨む外面203側から取付孔204に差し込んだボルト205で固定し、スライダー203をレール部材206の内部にスライド自在に取り付けたものである。
窓ガラス201の昇降の際に、スライダー203をレール部材206に沿って上下方向に移動させる。
このため、自動車の走行中に、車体に沿って流れるエアが、ボルト205の頭部208を矢印の如く通過する際に、エアの流れに乱れが生じて風切り音が発生する虞がある。
加えて、自動車の意匠性や空気抵抗の減少化などのためにも、車体表面のさらなる平坦化、すなわち車体のさらなるフラッシュ・サーフェイス(Flush Surface)化が臨まれている。
このため、レール部材206内にスライダー203を組み付ける際に、間隔Sの狭い開口部209にスライダー203を無理に押し込むことになり、レール部材206内にスライダー203を組み付ける作業に手間がかかる。
その上、インナーリップ部およびアウター第1リップ部で車幅方向位置規制手段を構成した。この車幅方向位置規制手段でスライダーが車体幅方向に移動することを規制する。よって、窓ガラスと車体外装部品とを面一に確実に確保することができる。
一方、インナーリップ部、アウター第2リップ部およびインナー保持部で車体前後方向位置規制手段を構成した。この車体前後方向位置規制手段でスライダーが車体前後方向に移動することを規制する。よって、窓ガラスと車体外装部品との間の隙間全域を均一に確保することができる。
このように、スライダーを支える部材を、インナーガイドとアウターガイドとに2分割することで、スライダーを手間をかけないで簡単に組み付けることができる。
これにより、窓ガラスからはみ出した部位を車体外装部品で隠して、車体外側から見えないようにすることができる。
また、スライダーの内側部位に傾斜面を備えた。そして、この傾斜面に、車幅方向位置規制手段の一部を構成するとともに、前記車体前後方向位置規制手段の一部を構成する前記インナーリップ部を当接させた。
ここで、車体外装部品としては、センターピラーを覆う前・後のセンターピラーガーニッシュ、車体前部のドアミラーガーニッシュや車体後部のクォータガーニッシュなどの装飾用のガーニッシュなどが該当する。
よって、スライダーのうち上部および下部のみを車体前後方向位置規制手段で規制する。車体前後方向位置規制手段でスライダー全域を規制せずに、上部および下部のみを規制することで、車体前後方向位置規制手段とスライダーとの接触面積を減らす。
これにより、スライダーが昇降する際の摺動抵抗を小さく抑えることで、窓ガラスをより一層円滑に昇降することができる。
よって、車体前後方向位置規制手段でスライダーのうち上部および下部のみを規制することで、スライダーを介して窓ガラスの車体前後方向への移動を十分に規制する。
これにより、窓ガラスを車体前後方向に対して正確に位置決めして、窓ガラスと車体外装部品との間の隙間を均一に確保することができる。
加えて、窓ガラスからはみ出した部位を車体外装部品で隠して、車体外側から見えないようにすることで、外観性をより一層高めることができるという利点がある。
また、スライダーの傾斜面にインナーリップ部を当接させた。そして、このインナーリップ部で、車幅方向位置規制手段の一部を構成するとともに、前記車体前後方向位置規制手段の一部を構成した。
図1は本発明に係る自動車用窓ガラスの支持構造を備えた自動車を示す斜視図である。
自動車10は、自動車用ドアとして左・右のフロントサイドドア11,11(左側のみ図示する)を備え、左・右のフロントサイドドア11,11に自動車用窓ガラスの支持構造20、20(左フロントサイドドア11の自動車用窓ガラスの支持構造20のみを図示する)を備え、左・右のフロントサイドドア11,11の後方に、自動車用ドアとして左・右のリヤサイドドア12,12(左側のみ図示する)を備え、左・右のリヤサイドドア12,12に、自動車用窓ガラスの支持構造20と同様の自動車用窓ガラスの支持構造(図示せず)を備える。
前サッシュ21および前センターサッシュ23のそれぞれの上端を上サッシュ29で連結することで、左フロントサイドドア11の窓枠13を構成する。
ドアミラーガーニッシュ26にはドアミラー14を備える。
左リヤサイドドア12の自動車用窓ガラスの支持構造は、前述したように、自動車用窓ガラスの支持構造20を同様に構成したものである。
以下、左フロントサイドドア11側の自動車用窓ガラスの支持構造20について細説する。
なお、左・右の左フロントサイドドア11には、同じ構成の自動車用窓ガラスの支持構造20を備えるが、理解を容易にするために、右側の左フロントサイドドア11に備えた自動車用窓ガラスの支持構造20を例に説明する。
なお、車幅方向位置規制手段96および車体前後方向位置規制手段97については図6および図8で細説する。
この前スライダー48は、上部48aと下部48bとの間の中央部48cに凹部48dを備える。中央部48cを範囲L1で示す。
前スライダー48から延ばした前延出部53は、フロント窓ガラス25の前縁内面51に沿って上下方向に延び、前縁内面51に接着した帯状板材である。
接着面積を大きく確保することで、フロント窓ガラス25の前縁内面51に、前スライダー48を前延出部53を介して強固に取り付ける。
この前センタースライダー49は、上部49aと下部49bとの間の中央部48cに凹部49dを備える。中央部49cを範囲L2で示す。
前センタースライダー49から延ばした前センター延出部54は、フロント窓ガラス25の後縁内面52に沿って上下方向に延び、後縁内面52に接着した帯状板材である。
接着面積を大きく確保することで、フロント窓ガラス25の後縁内面52に、前センタースライダー49を前センター延出部54を介して強固に取り付ける。
前スライダー48および前センタースライダー49を棒状部材とすることで、フロント窓ガラス25の前縁内面51および後縁内面52のいずれか一方に、前スライダー48および前センタースライダー49の一方を付設するだけでも、フロント窓ガラス25を安定させた状態で上下に昇降することができる。
したがって、自動車用窓ガラスの支持構造20の部品点数を減らして、組付け作業のより一層の容易化を図ることも可能になる。
レギュレータ30によれば、ドラム33を駆動モータ(図示せず)で回転することにより、ワイヤ35を引っ張り、キャリア32をガイドレール34に沿って昇降させることにより、キャリア32と一緒にフロント窓ガラス25を昇降させる。
特に、自動車用窓ガラスの支持構造20のうち、前センターサッシュ23、前センターレール部材24および前センタースライダー49について細説する。
車体センターピラー61の外側をライニング62で覆い、車体センターピラー61の前後端にそれぞれ前・後のシール63(後端側のシールは図示せず)を取り付ける。
これにより、前センターサッシュ23は、閉断面を形成する。
インナーサッシュ66には、前端部66a、内向き傾斜部76およびインナー前平坦部77を覆うライニング81を備え、外向き傾斜部78にシール82を備える。
アウター前平坦部69には、前センターインナーガイド45をリベット86または溶接などで取り付ける。
なお、左リヤサイドドア12の前端にシール95を備える。
車体センターピラー61のシール63にインナーサッシュ66のライニング81を当て、インナーサッシュ66のシール82を車体センターピラー61のライニング62に当て、左リヤサイドドア12の前端に備えたシール95に、前センターガーニッシュ27の後端部27bおよび前センターサッシュ23の後端部23aを当てる。
アウターサッシュ65のアウター前平坦部69に貫通孔87を形成し、前センターインナーガイド45のベース部91に貫通孔92を形成する。
アウター前平坦部69の貫通孔87およびベース部91の貫通孔92にリベット86を差し込み、アウターサッシュ65にベース部91を締結することにより、アウターサッシュ65に前センターインナーガイド45を取り付ける。
前センターインナーガイド45および前センターアウターガイド46は前センターレール部材24を構成する。
ところで、前センターガーニッシュ27には、略中央にボス111を設け、このボス111にねじ孔112を形成する。前センターガーニッシュ27をアウターサッシュ65に被せるとともに、ボス111をアウター中央平坦部72に当てる。
よって、車体センターピラー61の長さL1を大きく形成することができ、車体強度を高めることができる。
これにより、前センタースライダー49のうちのスライダー側部55を、前センターガーニッシュ27で隠す。よって、スライダー側部55を車体外側から見えないようにして、外観性をより一層高めることができる。
前センターインナーガイド45は、ベース部91と、ベース部91に取り付けたインナー規制ラバー108とからなる。
ベース部91は、アウターサッシュ65のアウター前平坦部69にガイド部101を取り付け、ガイド部101から前方に張出部102を張り出したものである。
このガイド部101の凹部106内にインナー規制ラバー108を取り付ける。
このインナー規制ラバー108の前端にはシール部116が一体に形成されている。
ガイド部117は、車体前後方向に延びる表面部材117aと、この表面部材117aの後端から車体幅方向に延びる補強部材117bとで略L字形に形成し、補強部材117bに差込孔119を形成したものである。
このガイド部117の内側に、アウター規制ラバー118が設けられている。
このアウター規制ラバー118は、スライダー側部55に臨む面にアウター第1リップ部122およびアウター第2リップ部123を備える。
具体的には、インナー規制ラバー108の凹部内周109に前センタースライダー49の内側部位125(インナーガイドに嵌め込む部位)を差し込み、凹部内周109のインナー保持部126およびインナーリップ部115に内側部位125を当接する。
加えて、アウター規制ラバー118のアウター第1リップ部122およびアウター第2リップ部123に前センタースライダー49のスライダー側部55を当接する。
なお、インナー保持部126、インナーリップ部115、アウター第1リップ部122およびアウター第2リップ部123については図6および図7で細説する。
差し込んだリベット86の端部を潰して、ベース部91をアウター前平坦部69に固定する。
このように、前センターインナーガイド45のベース部91を構成するガイド部101のガイド底部103を前センターサッシュ23に固定させることにより、従来技術のように前センターインナーガイドの側部から取付部を張り出し、この取付部に臨ませてサッシュを張り出す必要はない。
これにより、前センターサッシュ23によるフロント窓ガラス25の後縁内面52の目隠し部56の幅W2を小さくすることができる。
この前センタースライダー49は、フロント窓ガラス25の後縁内面52に前センター延出部54を接着剤57で接着することにより、フロント窓ガラス25の後縁内面52に沿って保持されている。
このため、ボルトの頭部をフロント窓ガラス25の外面から露出させる必要がなく、ボルトの頭部による風切り音の発生をなくし、かつ外観性の向上を図ることができる。
これにより、フロント窓ガラス25の外面25bと前センターガーニッシュ27の外面27cとを面一にすることができる。
目隠し部56は、不透明な有色フィルムなどを窓ガラスの中間膜とした合わせガラスとしてもよく、または窓ガラスの表面に黒色などのフィルムをプリント加工などにより貼付してもよい。
これにより、前センタースライダー49の主な部分を車体外側から見えないように隠すことができる。
インナー規制ラバー108にシール部116を一体に形成することで、インナー規制ラバー108をベース部91に取り付けて前センターインナーガイド45とする際に、張出部102の取付凹部102aに、シール部116の基部128に備えた取付片128bを取り付ける。
この基部128にリップ部129を一体に形成し、リップ部129の先端部131をフロント窓ガラス25側の前センター延出部54に当接させ、車室18内の密閉性を保つ。
インナー規制ラバー108のインナー保持部126が、前センタースライダー49の内側部位125の垂直面125bに当接する。
これにより、前センタースライダー49が車体前方に移動することを規制する。
また、インナー規制ラバー108のインナーリップ部115が、前センタースライダー49の内側部位125の傾斜面125aに当接する。
これにより、前センタースライダー49が車体後方および車体幅方向内側に移動することを規制する。
これにより、前センタースライダー49が車体幅方向外側に移動することを規制する。
また、アウター規制ラバー118のアウター第2リップ部123が、前センタースライダー49のスライダー側部55の垂直面55bに当接する。
これにより、前センタースライダー49が車体後方に移動することを規制する。
すなわち、前センタースライダー49の上部49aにおいて、インナーリップ部115およびアウター第1リップ部122は、前述した車幅方向位置規制手段96(図2も参照)を構成する。
車幅方向位置規制手段96を備えることで、前センターガーニッシュ27の外面27cに対してフロント窓ガラス25の外面25bをより確実に面一にすることができる。
これにより、自動車10の外観性をより一層高めることができる。
すなわち、前センタースライダー49の上部49aにおいて、インナーリップ部115、アウター第2リップ部123およびインナー保持部126は、前述した車体前後方向位置規制手段97(図2も参照)を構成する。
これにより、フロント窓ガラス25を車体前後方向に対して正確に位置決めして、フロント窓ガラス25と前センターガーニッシュ27との間の隙間S3(図6、図8参照)を均一に確保することができる。
前センタースライダー49は、図2に示すように中央部49c(範囲L2)に凹部49dを備える。凹部49dは、前センタースライダー49の内側部位125のうちインナー保持部126に臨む部位を凹ませたものである。インナー保持部126を凹ませることで、凹部49dをインナー保持部126から離す。
前センタースライダー49は、図2に示すように中央部49c(範囲L2)に凹部49dを備えることで、凹部49dをインナー保持部126から離す。
インナー規制ラバー108のインナーリップ部115が、前センタースライダー49の内側部位125の傾斜面125aに当接する。
これにより、前センタースライダー49が車体後方および車体幅方向内側に移動することを規制する。
これにより、前センタースライダー49が車体幅方向外側に移動することを規制する。
アウター規制ラバー118のアウター第2リップ部123が、前センタースライダー49のスライダー側部55の垂直面55bに当接する。
これにより、前センタースライダー49が車体後方に移動することを規制する。
すなわち、前センタースライダー49の中央部49cにおいて、インナーリップ部115およびアウター第1リップ部122は、前述した車幅方向位置規制手段96(図2も参照)を構成する。
車幅方向位置規制手段96を備えることで、前センターガーニッシュ27の外面27cに対してフロント窓ガラス25の外面25bをより確実に面一とすることができる。
これにより、自動車10の外観性をより一層高めることができる。
前センタースライダー49の上部49a、下部49bおよび中央部49cを、車幅方向位置規制手段96を構成するインナーリップ部115およびアウター第1リップ部122で支えることで、前センタースライダー49の車体幅方向への移動を規制する。
これにより、自動車10の外観性をより一層高めることができる。
フロント窓ガラス25の厚さや形状などから、フロント窓ガラス25の車体前後方向への位置決めをおこなうためには、フロント窓ガラス25の上部および下部を規制すればよい。
よって、前センタースライダー49の中央部49c(範囲L2)に凹部49dを備え、凹部49dをインナー保持部126から離すことが可能になる(図7、図8参照)。
これにより、フロント窓ガラス25を車体前後方向に対して正確に位置決めして、フロント窓ガラス25と前センターガーニッシュ27との間の隙間S3(図6、図8参照)を、フロント窓ガラス25の上部から下部まで均一に確保することができる。
このように、車体前後方向位置規制手段97と前センタースライダー49との接触面積を減らすことで、前センタースライダー49が昇降する際の摺動抵抗を小さく抑え、フロント窓ガラス25をより一層円滑に昇降することができる。
なお、前スライダー49の車幅方向位置規制手段および車体前後方向位置規制手段は、前センタースライダー49と同じであり説明を省略する。
図10(a),(b)は本発明に係る自動車用窓ガラスの支持構造のベース部にインナー規制ラバーを取り付ける工程を説明する図である。
(a)において、ベース部91のガイド底部103を、アウターサッシュ65のアウター前平坦部69に当て、アウター前平坦部69の貫通孔87およびガイド底部103の貫通孔92にリベット86を差し込む。
差し込んだリベット86の端部を潰して、ベース部91をアウターサッシュ65に固定する。
これにより、ベース部91にインナー規制ラバー108を連結した前センターインナーガイド45(図11(a)参照)を得る。
(a)において、フロント窓ガラス25の後縁内面52に、前センター延出部54を接着剤57で接着することにより、前センタースライダー49をフロント窓ガラス25の後縁内面(内面)52からはみ出した状態に配置する。
前センタースライダー49のうち、インナー規制ラバー108の凹部内周109に嵌め込む部位、すなわち内側部位125を略V字状断面に形成した。これにより、スライダーをインナーガイドに円滑に嵌め込むことができる。
同時に、シール部116のリップ部129の先端部131をフロント窓ガラス25側の前センター延出部54に当接する。
(a)において、ボス111のねじ孔112を、アウター中央平坦部72の貫通孔113に合わせた状態で、インナーサッシュ66の第2差込孔84から前センターサッシュ23内の第2空間114にボルト88を矢印fの如く差し込む。
差し込んだボルト88を、アウターサッシュ65の貫通孔113を介してねじ孔112にねじ込む。
これにより、前センタースライダー49の内側部位125を、前センターインナーガイド45のインナー規制ラバー108で支え、前センタースライダー49のスライダー側部55を、前センターアウターガイド46のアウター規制ラバー118で支える。
つぎに、インナーサッシュ66にライニング81およびシール82を取り付ける。
よって、前センターガーニッシュ27を組み付けることにより、前センターインナーガイド45と前センターアウターガイド46とで前センタースライダー49を内外から支えることができる。
この場合、前サッシュ21または前センターサッシュ23の外面に臨ませて装飾用のガーニッシュを設け、このガーニッシュをフロント窓ガラス25に対して面一になるように構成する。
その他の例として、それぞれのスライダー48,49に延出部53,54を設けないで、各スライダー48,49のそれぞれの一部をフロント窓ガラス25の内面に接着させ、スライダーの残りの部分をフロント窓ガラス25から突出させることも可能である。
Claims (3)
- 自動車用ドア(11)の前・後のサッシュ(21,23)の少なくとも一方に沿わせて窓ガラス(25)を昇降自在に取り付け、前記少なくとも一方のサッシュ(21,23)の外面に臨ませて車体外装部品(26,27)を設けた自動車用窓ガラスの支持構造(20)であって、
前記前・後のサッシュ(21,23)の少なくとも一方で、かつ前記車体外装部品(26,27)に臨む面にインナーガイド(41,45)を設け、
このインナーガイド(41,45)に臨む前記車体外装部品(26,27)の面にアウターガイド(42,46)を設け、
前記窓ガラス(25)の内面(51)に窓ガラス(25)からはみ出させてスライダー(48,49)を接着し、
このスライダー(48,49)をアウターガイド(42,46)とインナーガイド(41,45)との間に昇降自在に配置し、
前記アウターガイド(42,46)は、前記スライダー(48,49)のスライダ側部55に当接するアウター第1リップ部(122)およびアウター第2リップ部(123)を備え、
前記インナーガイド(41,45)は、前記スライダー(48,49)の内側部位125に当接するインナーリップ部(115)およびインナー保持部(126)を備え、
前記インナーリップ部(115)および前記アウター第1リップ部(122)で前記スライダー(48,49)の車体幅方向への移動を規制する車幅方向位置規制手段(96)を構成し、
前記インナーリップ部(115)、前記アウター第2リップ部(123)およびインナー保持部(126)で前記スライダー(48,49)の車体前後方向への移動を規制する車体前後方向位置規制手段(97)を構成し、
前記スライダー(48,49)の内側部位125に傾斜面(125a)を備え、
前記傾斜面(125a)に、前記車幅方向位置規制手段(96)の一部を構成するとともに、前記車体前後方向位置規制手段(97)の一部を構成する前記インナーリップ部(115)を当接させたことを特徴とする自動車用窓ガラスの支持構造。 - 前記スライダー(48,49)は、
前記インナー保持部(126)に当接するように形成された上部(48a,49a)および下部(48b,49b)を備えるとともに、
上部(48a,49a)および下部(48b,49b)間の中央部(48c,48c)に、前記インナー保持部(126)から離れるように形成された凹部(48d,49d)を備え、
前記インナー保持部(126)から前記凹部(48d,49d)を離すことで前記スライダー(48,49)が昇降する際の摺動抵抗を小さく抑えたことを特徴とする請求項1記載の自動車用窓ガラスの支持構造。 - 前記スライダー(48,49)は、前記インナーガイド(41,45)に嵌め込む部位(125)を略V字状断面に形成したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用窓ガラスの支持構造。
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