JP4175734B2 - 担体封入袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、担体封入袋に関し、特に揮散成分を担持した担体を封入し、開封部を切断して開口を形成することにより揮散成分を揮散させる封入袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
芳香剤や消臭剤等の揮散成分を担持した担体を封入した封入袋が提案されている。この封入袋によれば、はさみで切ったり手で引き裂くことにより開封部を切断して開口を形成し、この開口を介して担体に担持された揮散成分を揮散させる。
【0003】
開封部を切断して揮散開口を形成すると、当該開口から担体がはみ出したり、担体が封入袋から露出する場合があり、露出した担体と接触する衣類や肌面、日用品等を汚したり損傷させたりする場合がある。担体の露出を防止するには、例えば封入袋の角部を切り取って担体がはみ出さない大きさで揮散開口を形成することが考えられるが、開口面積が過小になって揮散効果を十分に発揮できなくなる。複数の角部を切り取って大きな開口面積を確保しようとすると作業が繁雑となる。
【0004】
本発明は、開封部を切断して十分な大きさの揮散開口を容易に形成できると共に、収納した担体を露出させることなく容易に保持できる担体封入袋の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の担体封入袋は、揮散成分を担持した担体を封入したものであり、シート状の表面材と裏面材とからなり、開封部を切断して開口を形成することにより、この開口を介して揮散成分を揮散させる。前記開封部よりも担体が収納された収納部側において、前記表面材と前記裏面材との接合により担体移動制限部を設ける。移動制限部によって収納された担体の移動を規制し、前記開口から前記担体が露出するのを防止する。
【0006】
収納した担体を露出させないために、封入袋を形成する際に当該封入袋の周縁部に設けられるシール部とは別個に、点状の接合部を設けることを目的として、表面材と裏面材とを溶着や接着等により互いに接合させる。上記接合部の位置は、収納した担体が露出できない場所であればよく、好ましくは、封入袋の開封部側の辺の長さの中心部、あるいは、中心部近傍等である。また、接合部は1つとは限らず、複数個でもよい。なお、上記記載における担体が収納された収納部とは、担体封入袋の内部に形成される担体の大きさより大きな担体収容空間のうち、担体が配置されている領域を意味する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態に係る担体封入袋10は、図1に示すように、揮散成分を含む液体芳香剤を含浸担持した担体11を内部に収容した、縦5cm、横8cm程度の大きさの矩形扁平状のカードタイプの封入袋であって、表面シート部材12と裏面シート部材13の周縁部を、袋を形成するための周縁シール部14としてヒートシールして、内部に縦横30mm程度の大きさの正方形形状の担体11を封入したものである。
【0008】
また、第1実施形態の担体封入袋10によれば、表面シート部材12の長手方向の中央より片側(図1の左側)に寄った部位には、周縁シール部14の外側に突出するようにして摘み片16が設けられている。摘み片16を摘んで、図1の下方に引くことにより、表面シート部材12が引き裂かれるようにして切断され、引き裂き切断線15に沿った揮散開口が形成される。
【0009】
さらに、第1実施形態の担体封入袋10によれば、周縁シール部14の内方に形成された担体の収容空間17うち、図1の右半分を収納部18として担体11が配置される。引き裂き切断線15より収納部18側の、収納部18と引き裂き切断線15との間の担体11の遊び領域には、その中央部分に、表面シート部材12と裏面シート部材13とをスポットシールすることによって、長形が10mm程度の大きさの楕円形状の移動制限部19が設けられている。
【0010】
なお、担体11は例えばろ紙からなる。また、表面シート部材12及び裏面シート部材13は、例えば複数のフィルムを積層して形成される揮発物不透過性のシート部材である。すなわち、例えば揮発遮断層を構成するアルミフィルムあるいはアルミ蒸着フィルムと、最外層を構成する強延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとを含む積層構造を備える。
【0011】
第1実施形態の担体封入袋10によれば、引き裂き切断線15に沿って表面シート部材12を切断することにより、図1における上下方向の幅の全域に亘って、揮散成分を効果的に揮散させるのに十分な大きさの開口が容易に形成される。また、収容空間17内における担体11の移動が、遊び領域に形成された移動制限部19により規制されるので、形成された揮散開口から担体11が露出することがない。
【0012】
したがって、担体封入袋10と接触する衣類や肌面、日用品等を汚したり損傷させたりすることがなく、例えばバック等に入れた状態で使用することもでき、使用用途が拡大する。
【0013】
図2(a)〜(c)は、本発明の第2〜第4実施形態の担体封入袋20,30,40を示すものである。(a)に示す第2実施形態の担体封入袋20は、縦5cm、横6cm程度の大きさの第1実施形態と略同様の矩形扁平状のカードタイプの封入袋であって、図2における右側端部を開封部として、はさみや手で切取線21に沿って表面シート部材12及び裏面シート部材13を切断することにより揮散開口を形成するようにしたものである。また、内部の担体収容空間22のうち、左半分を収納箇所23として長径が30mm,短径が20mm程度の大きさの楕円形状の担体24が配置されると共に、収納部23と引き裂き切断線21との間の担体24の遊び領域には、その中央部分に、直径が10mm程度の大きさの円形の移動制限部25が設けられている。
【0014】
(b)に示す第3実施形態の担体封入袋30は、縦6cm、横7cm程度の大きさの第1実施形態と略同様の矩形扁平状のカードタイプの封入袋であって、図2における左右の端部を開封部として、はさみや手で切取線31に沿って表面シート部材12及び裏面シート部材13を切断することにより、左右両端部に揮散開口を形成するようにしたものである。また、内部の担体収容空間32のうち、中央部分を収納部33として長径が45mm,短径が35mm程度の大きさの楕円リング形状の担体34が配置されると共に、このリング形状の担体34の内方中央部分に直径が10mm程度の大きさの円形の移動制限部35が設けられている。
【0015】
(c)に示す第4実施形態の担体封入袋40は、縦8cm、横4cm程度の大きさの第1実施形態と略同様の矩形扁平状のカードタイプの封入袋であって、図2における左右の端部を開封部として、はさみや手で切取線41に沿って表面シート部材12及び裏面シート部材13を切断することにより、左右両端部に揮散開口を形成するようにしたものである。また、内部の担体収容空間42のうち、中央部分を収納箇所43として長径が40mm,短径が20mm程度の大きさの楕円形状の担体44が配置される。さらに、左右両側の周縁シール部46の中央部分から切取線41の内側にかけて、長さが15mm,幅がが10mm程度の大きさの矩形形状の移動制限部45が設けられ、切取線41に沿って担体封入袋40を切断した際に、切取線41から担体44の収納箇所43側に残された部分の移動制限部45によって、担体44の移動を規制できるようになっている。
【0016】
上記第2〜第4実施形態の担体封入袋20,30,40によっても、上記第1実施形態の担体封入袋10と同様に、切取線21,31,41に沿って開封部を切断して十分な大きさの揮散開口を容易に形成できると共に、移動制限部25,35,45により移動を規制して、収納した担体24,34,44を露出させることなく容易に保持することができる。
【0017】
なお、本発明の担体封入袋は、必ずしも矩形形状のカードタイプの封入袋である必要はなく、袋の外形形状を担体よりも大きく設計しつつ、デザインの自由度を高めて種々の形状の封入袋として用いることができ、また揮散開口の面積をより大きく確保することもできる。また、担体封入袋は、必ずしもその全周に周縁シール部を設けて担体の収容部を形成したものである必要はなく、周縁部の一部のみをシール部としたものであっても良い。さらに、担体に担持される物質は、必ずしも液体芳香剤である必要ななく、揮散成分を含むものであれば、液体に限定されることなくその他の種々の物質を担持させて用いることもできる。
【0018】
【発明の効果】
本発明の担体封入袋によれば、開封部を切断して十分な大きさの揮散開口を容易に形成できると共に、収納した担体を露出させることなく容易に保持することがでできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る担体封入袋を示す正面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第2〜第4実施形態に係る担体封入袋を示す正面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 担体封入袋
11,24,34,44 担体
12 表面シート部材
13 裏面シート部材
14 周縁シール部
15 引き裂き切断線
17,22,32,42 担体収容空間
18,23,33,43 収納部
19,25,35,45 移動制限部
21,31,41 切取線
Claims (3)
- 揮散成分を担持した担体を封入し、開封部を開口することにより揮散成分を揮散させる、表面材と裏面材とからなる担体封入袋であって、前記開封部よりも、内部に形成される担体収容空間のうち担体が配置されている領域である収納部側において、前記開封部側の辺の長さの中心部あるいは中心部近傍に、前記表面材と前記裏面材との接合により担体移動制限部を設けた担体封入袋。
- 前記担体移動制限部は、前記収納部と前記開封部との間に形成される請求項1記載の担体封入袋。
- 前記担体がリング形状であって、前記移動制限部は、前記収納部における前記リング形状の担体の内方に形成される請求項1記載の担体封入袋。
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