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JP4171172B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4171172B2
JP4171172B2 JP2000356119A JP2000356119A JP4171172B2 JP 4171172 B2 JP4171172 B2 JP 4171172B2 JP 2000356119 A JP2000356119 A JP 2000356119A JP 2000356119 A JP2000356119 A JP 2000356119A JP 4171172 B2 JP4171172 B2 JP 4171172B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式あるいは静電記録方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等のカラー画像形成装置を含む画像形成装置に係り、特に、カラー画像形成装置を含む画像形成装置における画像書き込み時の倍率補正および倍率調整技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式でカラー画像を形成する画像形成装置に採用されている作像プロセスには種々の方式のものが知られている。その1つにタンデムタイプと称される方式がある。この方式は、作像する色毎に感光体と、感光体に対する作像プロセス要素を備え、これらの感光体および作像プロセス要素を中間転写体や用紙搬送ベルトに沿って配置して各色毎に形成された画像を中間転写体上で重ね合わせ、重ね合わされたフルカラー画像を用紙に1度に転写したり、用紙搬送ベルトによって搬送される用紙が前記各感光体の転写プロセスを通過するたびにその感光体上に形成された色の画像を転写し、すべての転写ステーションを通過させてフルカラー画像を形成するするというものである。
【0003】
図7に後者のタンデムタイプのカラー画像形成装置の構成を示す。
【0004】
同図において、各々異なる色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:K)の画像を形成する画像形成部100Y、100M、100C、100Kが、転写紙1を搬送する搬送ベルト2に沿って搬送方向上流側に一列に配置されている。搬送ベルト2は、一方が駆動回転する駆動ローラと他方が従動回転する従動ローラである搬送ローラ3、4との間に張設されており、駆動側の搬送ローラ3の回転により矢印方向に回転駆動される。搬送ベルト2の下部には、転写紙1が収納された給紙トレイ5が備えられている。収納された転写紙1のうち最上位置にある転写紙は、画像形成時には給紙され、静電吸着によって搬送ベルト2上に吸着される。吸着された転写紙1は、第1の画像形成部(イエロー)100Yに搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。
【0005】
第1の画像形成部(イエロー)は、感光体ドラム6Yと感光体ドラム6Yの周囲に配置された帯電器7Y、露光器8、現像器9Y、感光体クリーナ10Yから構成されている。感光体ドラム6Yの表面は、帯電器7Yで一様に帯電された後、露光器8によりイエローの画像に対応したレーザー光11Yで露光され、静電潜像が形成される。感光ドラム6Y上に形成された静電潜像は現像器9Yで現像され、感光体ドラム6Y上にトナー像が形成される。このトナー像は感光体ドラム6Yと搬送ベルト2上の転写紙1と接する位置(転写位置)で転写器12Yによって転写され、転写紙1上に単色(イエロー)の画像を形成する。転写が終わった感光体ドラム6Yは、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ10Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
【0006】
このようにして第1の画像形成部(イエロー)100Yで単色(イエロー)を転写された転写紙1は、搬送ベルト2によって第2の画像形成部(マゼンタ)100Mに搬送される。ここでも、同様に感光体ドラム6M上に形成されたトナー像(マゼンタ)は、転写紙1上に重ねて転写される。転写紙1は、さらに第3の画像形成部(シアン)100C、第4の画像形成部(ブラック)100Kに搬送され、同様に形成されたM、C、Kのトナー像が順に転写されてカラー画像を形成してゆく。第4の画像形成部100Kを通過してカラー画像が形成された転写紙1は、搬送ベルト2から剥離され、定着器13にて定着された後、排紙される。なお、以下の説明では、第2ないし第4の画像形成部100M、100C、100Kの各作像プロセス要素は、第1の画像形成部100Yと色を示す添字を変えて示し、重複する各部の説明は省略する。
【0007】
また、本カラー画像形成装置には、搬送ベルト2上に各色のトナーマーク列を形成し、電圧値の変化からトナーマーク列の位置を判定するための反射型の検出センサ14、15が主走査方向の両端に取り付け距離L[mm]の間隔をもって設けられている。
【0008】
図8は前記搬送ベルト2上に形成されたトナーマーク列の一例を示す図である。トナーマーク列はブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの横線16と、斜め線17をそれぞれ形成し、センサ14,15により検出することによって図中のようにマーク中央位置18を求め、基準色(この場合、黒色K)に対するスキュー、副走査レジストずれ、主走査レジストずれ、主走査倍率誤差の計測を行なうことができる。なお、各種のずれ量、補正量の算出および補正の実行命令は、例えばカラー画像形成装置本体に設けられている後述のメインCPU106により行われる。
【0009】
図9は前記露光器8を構成する光学ユニットを上から見た概略図である。
【0010】
同図において、LDユニットBK16およびLDユニットY17からの光ビームはシリンダレンズCYL_BK18、CYL_Y19を通り、反射ミラーBK20および反射ミラーY21によってポリゴンミラー22の下部側の面に入射し、ポリゴンミラー22が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC23およびfθレンズYM24を通り、第1ミラーBK25および第1ミラーY26によって折り返される。
【0011】
一方、LDユニットC27およびLDユニットM28からの光ビームは、CYL_C29およびCYL_M30を通り、ポリゴンミラー22上部側の面に入射し、ポリゴンミラー22が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC23およびfθレンズYM24を通り、第1ミラーC31および第1ミラーM32によって折り返される。
【0012】
主走査方向の書き出し位置より上流側にはシリンダミラーCYM_BKC33およびCYM_YM34さらにはセンサBKC35およびセンサYM36が備わっており、fθレンズBKC23およびfθレンズYM24を通った光ビームがCYM_BKC33およびCYM_YM34によって反射集光されて、センサBKC35およびセンサYM36に入射するような構成となっている。これらのセンサBKC35、YM36は、主走査方向の同期を取るための同期検知センサである。また、主走査方向の画像領域より下流側に、前記上流側と同様にシリンダミラーCYM_BKC37およびCYM_YM38さらにはセンサBKC39およびセンサYM40が備わっており、fθレンズKC823およびfθレンズYM24を通った光ビームがCYM_BKC37およびCYM_YM38によって反射集光されて、センサBKC39およびセンサYM40に入射するような構成となっている。
【0013】
また、LDユニットBK16およびLDユニットC27からの光ビームでは、書き出し側では共通のCYM_BKC33ならびにセンサBKC35、終了側では共通のCYM_BKC37ならびにセンサBKC39を使用している。LDユニットY17およびLDユニットM28についても同様である。同じセンサに2色の光ビームが入射することとなるので、各色の光ビームのポリゴンミラー22の入射角を異なるようにすることで、それぞれの光ビームが各センサに入射するタイミングを変え、時系列的にパルス列として出力されるようになっている。図からも分かるように、BKとCおよびYとMは逆方向に走査される。
【0014】
各々の色は、2つのビーム検出センサを持つこととなり、各々の2つのセンサの通過時間間隔を画素クロックによりカウントすることによって計測し、それらのカウント値と予め設定された基準カウント値とが一致するように書き込みクロック周波数の変更を行い、倍率の補正を行うようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のカラー画像形成装置では、例えば特開平7−131616号公報に開示されているように、書き込み開始側と終了側にレーザー光検出手段を設け、2点間の通過時間を所定のクロックのカウント数により計測し、初期的に記憶された基準カウント数と一致するように書き込みクロック周波数を補正し、等倍性を保つように構成されていた。すなわち、書き込みクロック周波数の変更の際に必要な前記基準カウント数は、装置組み付け時等に調整された際にのみ初期的に記憶されたものであった。
【0016】
しかし、装置組み付け時等に初期的に記憶された値を目標に以降補正を行ったとしても、例えば光学ユニット(露光器8)の温度による歪み、経時による形状の変化等により倍率が合わなくなってしまうという問題があった。
【0017】
したがって、本発明の目的とするところは、倍率が合った状態、言い換えれば倍率が調整された状態で、新たに基準カウント値の取得、変更(更新)を行い、高画質の画像を出力することができるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、レーザ光走査手段によって走査されたレーザ光によって形成される潜像に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、レーザ光を光偏向器によって偏向し、前記偏向器からのレーザ光を検出する少なくとも2つのレーザ光検出手段と、前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔を書き込みクロックのカウントにより計測する計測手段と、書き込みクロック周波数の変更があった場合に、前記変更がある前の基準カウント値と前記計測手段によって計測されたカウント値に基づいて画像上の等倍性を保つための書き込みクロック周波数を算出する書き込みクロック周波数算出手段と、前記書き込みクロック周波数算出手段によって算出された書き込みクロック周波数を新たな書き込みクロック周波数として設定し、主走査の倍率調整を行う書き込みクロック周波数設定手段と、前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で、新たに前記基準カウント値の取得、更新を行う基準カウント値取得更新手段と、を備えていることを特徴とする。
【0019】
なお、前記基準カウント値を記憶する不揮発性メモリを設け、前記基準カウント値取得更新手段は前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で前記基準カウント値を更新するようにすると良い。
また、前記書き込みクロック周波数算出手段は、前記基準カウント値取得更新手段により基準カウント値が更新された後に、前記計測手段による前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔の計測結果に基づき、前記書き込みクロック周波数算出手段によって前記書き込みクロック周波数を算出する際に、更新後の基準カウント値を新たな目標値として書き込みクロック周波数を算出するようにする。
【0020】
さらに、前記レーザ光検出手段を露光開始側と露光終了側にそれぞれ備え、前記基準カウント値取得更新手段により基準カウント値が更新された後に、前記計測手段による前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔の計測結果に基づき、前記書き込みクロック周波数算出手段によって前記書き込みクロックを算出する際に、
書き込みクロック周波数算出手段は、
更新後の基準カウント値:N0
計測されたカウント値:N’
計測したときの書き込みクロック周波数:f0
倍率調整後の書き込みクロック周波数:f’
としたとき、
f’=(N0/N’)*f0
の計算式に基づいて書き込みクロック周波数を算出するようにする。
【0021】
また、本発明は、レーザ光走査手段によって走査されたレーザ光によって形成される潜像に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、レーザ光を光偏向器によって偏向し、前記偏向器からのレーザ光を検出する少なくとも2つのレーザ光検出手段と、前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔を書き込みクロックのカウントにより計測する計測手段と、前記計測手段のカウント結果が予め設定された基準カウント値と一致するよう書き込みクロック周波数を算出する書き込みクロック周波数算出手段と、前記書き込みクロック周波数算出手段によって算出された書き込みクロック周波数を新たな書き込みクロック周波数として設定し、主走査の倍率調整を行う書き込みクロック周波数設定手段と、前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で新たに前記基準カウント値の取得、更新を行う基準カウント値取得更新手段と、ユーザ自身が目視で倍率誤差に起因するずれ量の計測および調整を行うための予め設定されたチャートを出力する手段と、ユーザが調整するための情報を入力する手段とを備え、前記書き込みクロック周波数算出手段は、出力された前記チャートを参照してユーザが入力した情報に基づいて書き込みクロック周波数を算出し、前記書き込みクロック周波数設定手段により前記算出された書き込みクロック周波数に基づき倍率調整を行うようにしたことを特徴とする。
【0022】
なお、前記カラー画像形成装置は、前記画像形成を行うための転写紙を搬送するベルト状搬送体と、前記ベルト状搬送体上に予め設定された形状の複数のマークを形成する手段と、前記複数のマークを検知する手段とをさらに備え、前記書き込みクロック周波数算出手段は、前記複数のマークを検知する手段の検知結果に基づいて書き込みクロック周波数を算出し、前記書き込みクロック周波数設定手段により前記算出された書き込みクロック周波数に基づき倍率調整を行うようにすることも可能である。
【0023】
なお、本明細書で使用している前記「倍率補正」という用語は、いわゆる2点同期方式により倍率を調整することで、絶対倍率の調整を行うことを意味し、「倍率調整」という用語は、前記倍率補正とは別にキャリブレーション的に行われる倍率の調整を意味する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、カラー画像形成装置のハード構成自体やマークの状態は従来例と同等なので同一とみなせる各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0025】
前述のように従来のカラー画像形成装置では、書き込み画周波数の変更の際に必要な前記基準カウント数は、装置組み付け時等に調整された際にのみ初期的に記憶されたものであり、以降はこの値を目標に書き込みクロック周波数(以下、画周波数とも称す)の変更を行っていたが、装置組み付け時等に初期的に記憶された値を目標に以降補正を行ったとしても、光学ユニットの温度による歪みや経時による形状変化等により倍率が合わなくなる。そこで、ある適当な時点で、基準カウント数自体をキャリブレーションすることにより変更する必要が生じてくる。本実施形態では後述の方法により各色の倍率が調整された時点で、基準カウント値の取得をやり直すように構成した。その際のブラック(BK)の光書き込みの場合の動作概念図を図1に示す。
【0026】
図1は開始側のセンサBKC35および終了側のセンサBKC39とそれらの出力信号XDETPS_BKおよびXDETPE_BKとの関係を示すタイミングチャートである。
【0027】
まず、ポリゴンモータを回転させ、ポリゴンミラー22の回転が安定した後に開始側のセンサBKC35および終了側のセンサBKC39をビームが通過する手前からLDユニットBK16のレーザを点灯し始め、各々の出力信号XDETPS_BKおよびXDETPE_BKを得る。双方の信号の時間間隔を倍率が調整された後の画周波数:f0bkにてカウントし、カウント値:N0bk[31:0]を得たとする。他の色に関しても同様にしてN0c[31:0](f0c)、N0m[31:0](f0m)、N0y[31:0](f0y)を得る。
【0028】
基準カウント数は、図2のメモリマップに示すように不揮発性のメモリ、例えばNVRAMの所定のアドレスに各色とも格納されている(図2にはBKおよびCのみ示す)。キャリブレーション後に設定された各画周波数f0k、f0c、f0m、f0yによって新たにKCMYの各色とも基準値の取得をやり直し、随時更新(上書き)を行う。そして、更新(上書き)された後の基準値を、それ以降の目標値として倍率補正を行う。
【0029】
この処理手順を図3のフローチャートに示す。このフローチャートは、目標値の変更を行う際の手順を示すもので、まず、ステップS1で画周波数が変更されたかどうかを判定し、変更されていれば、ステップS2で変更された色の基準カウント値を取得し、ステップS3で基準カウント値を更新してリターンする。
【0030】
基準カウント値と計測されたカウント値から倍率補正を行う方法は以下の通りである。
【0031】
すなわち、図1において、2点同期時間間隔を画周波数:f0bkにてカウントした際、倍率が調整された時点でN0bkであったものが温度特性等によりN’bkになったとする。このとき、画像上での等倍性を保つために、画周波数の変更を行い、倍率補正を行う。変更される画周波数(f’bk)は、
f’bk=(N0bk/N’bk)*f0bk …(1)
により算出される。
【0032】
図4は、本実施形態に係るカラー画像形成装置の倍率補正を行なう倍率補正手段の回路構成を示すブロック図である。なお、ここでは、黒色BK用についてのみ示したが、他色についても同様であるので割愛する。
【0033】
倍率補正手段は、カウンタ回路41、ラッチ回路42、パラレル/シリアル変換回路43、第1および第2のインターフェース(I/F)回路44、46、メインCPU45、並びに周波数設定回路47から構成されている。このような各回路から構成された倍率補正手段には、前述の図9に示した開始側のセンサBKC35および終了側のセンサBKC39各々の出力信号XDETPS_BKおよびXDETPE_BKが、カウンタ回路41のイネーブル信号として用いられている。カウンタ回路41では、メインCPU45から出力されるカウント開始信号がアクティブとなり、さらにXDETPS_BK信号がアクティブとなってからXDETPE_BK信号がアクティブとなるまでの期間、書き込みクロック:WCLK_BKにてカウントを行う。カウンタ回路41の出力(カウント結果)は、ラッチ回路42によってXDETPE_BK信号がアクティブとなった時点でラッチされ、パラレル/シリアル変換回路43および第1のI/F回路44を介し、メインCPU45によって取り込まれる。メインCPU45は前述の(1)式に基づいて変更後の画周波数を求め、第2のI/F回路46を介して画周波数設定回路47に対して画周波数の設定を行う。
【0034】
この画周波数の設定に伴う画周波数の変更手順を図5のフローチャートに示す。
【0035】
この処理では、まずステップS11でカウンタ回路41はカウント開始信号の入力によってカウントをスタートし、ステップS12で測定が終了したかどうかを判定する。測定が終了していれば、ステップS13でメインCPU45はラッチ回路42でラッチされたカウント値を取り込み、ステップS14で前述の(1)式に基づいて画周波数を算出する。次いで、ステップS15で求めた画周波数を画周波数設定回路47に対して設定してリターンする。
【0036】
倍率調整を行うためにユーザ自身が目視で倍率誤差に起因するずれ量の計測および調整ができる所定のチャートを出力することによって倍率の調整を行うことも可能である。図6にこの目的のために出力されたチャートの一例を示す。ここでは基準色:BKとCのみを示した。他の色も同様であるので説明は割愛する。この実施形態におけるチャートを形成する際の主走査解像度は600dpiである。
【0037】
図6において、BKを基準として、C色を▲1▼から▲5▼まで、所定のdot数、例えば2dotずつ左にずらして書き込んでパターンを形成している。この場合、▲3▼において開始側がブラックBKとシアンCのラインが重なっており、さらに▲5▼の場合終了側がブラックBKシアンとCが重なっていることが分かる。このような場合、ユーザが、▲3▼と▲5▼のNo.をプリンタドライバ上もしくは本体の操作パネル上から入力する。このような入力があると、メインCPU45は、入力された値からブラックBKとシアンCとの倍率誤差量を計算し、画周波数の変更を行う。この場合、倍率誤差量は4dot(0.1693mm)に相当することが分かる。
【0038】
そこで、開始側−終了側のBKのチャート間隔が200mm、パターンを形成したときのCの画周波数をfcとすると、調整後の画周波数:f0cは、
f0c={1+0.1693/200)}*fc …(2)
で示した(2)式で求められる。求められた画周波数は、メインCPU45によって画周波数設定回路47に設定される。
【0039】
また、倍率調整を行うための他の例として、図8に示すマークの検知結果から倍率誤差量を算出し、調整することもできる。すなわち、図8に示すように、各ライン16、17の中央位置18がそれぞれ求まった際、シアンCのブラックBKに対するセンサ取り付け距離:L[mm]での倍率誤差量は、
ΔLc={{(C22−C21)−(K22−K21)}
−{(C12−C11)−(K12−K11)}}[mm]
のように求められる。さらに、パターンを形成したときのシアンCの画周波数をfcとすると、調整後の画周波数:f0cは、
f0c={1+ΔLc/L}*fc
のように求められる。そこで、メインCPU45はこのようにして求められた画周波数を画周波数設定回路47に対して設定する。
【0040】
以上のように画周波数設定回路47に画周波数を設定することによって倍率が合った状態、言い換えれば倍率が調整された状態で、新たに基準カウント値の取得、変更(更新)を行い、高画質の画像を出力することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、倍率が合った状態で新たに基準カウント値の取得、更新が行えるので、初期的に記憶された基準カウント値に目標として倍率補正を行ったときに温度特性、経時変化などで生じていた誤差がなくなり、その結果、倍率補正が精度良く行え、高画質の画像を得ることができる。
【0042】
請求項2記載の発明によれば、基準カウント値を記憶する不揮発性メモリを備え、倍率が調整された時点で前記基準カウント値を更新するので、常に誤差の少ない更新された基準カウント値を使用して倍率補正を行うことが可能になり、これによって高画質の画像を得ることができる。
【0043】
請求項3記載の発明によれば、更新後の基準カウント値を目標値として倍率補正を行うので、常に誤差の少ない更新された基準カウント値を目標値として倍率補正を行うことが可能になり、これによって高画質の画像を得ることができる。
【0044】
請求項4記載の発明によれば、レーザ光検出手段を露光開始側と露光終了側にそれぞれ備え、変更(更新)後の基準カウント値、計測されたカウント値、計測したときの画周波数、倍率調整後の画周波数から所定の計算式に基づいて画周波数を決定するので、倍率調整後の画周波数の決定が容易に行える。
【0045】
請求項5記載の発明によれば、出力された前記チャートを参照してユーザが入力した情報に基づいて倍率調整を行うので、ユーザの入力により各色の倍率が調整された状態で基準カウント値の取得、更新が行え、これによって高画質のカラー画像を得ることができる。
【0046】
請求項6記載の発明によれば、ベルト状搬送体上に形成したマークに基づいて倍率の調整を行うので、マークの検出結果により各色の倍率が調整された状態で基準カウント値の取得、更新が行え、これによって高画質のカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するためのもので、各色の倍率が調整された時点で、基準カウント値の取得をやり直す際のブラック(BK)の光書き込みの場合の動作概念図である。
【図2】基準カウント数を記憶する不揮発性のメモリのアドレスと基準カウント数との関係を示す説明図である。
【図3】倍率補正を行う場合の目標値変更の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態に係るカラー画像形成装置の倍率補正を行なう倍率補正手段の回路構成を示すブロック図である。
【図5】画周波数を変更する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ユーザ自身が目視で倍率誤差に起因するずれ量の計測および調整を行うときに参照するチャートの一例を示す図である。
【図7】本発明が適用される従来から実施されているタンデム型のカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
【図8】各種ずれ量を補正するために搬送ベルト上に形成されたトナーマーク列の一例を示す図である。
【図9】図7に使用される光学ユニット(露光器)の概略構成図である。
【符号の説明】
16,17,27,28 LDユニット
22 ポリゴンミラー
35,36,39,40 センサ
41 カウンタ回路
42 ラッチ回路
43 パラレル/シリアル変換回路
44,46 インターフェース回路
45 メインCPU
47 画周波数変更設定回路

Claims (6)

  1. レーザ光走査手段によって走査されたレーザ光によって形成される潜像に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    レーザ光を光偏向器によって偏向し、前記偏向器からのレーザ光を検出する少なくとも2つのレーザ光検出手段と、
    前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔を書き込みクロックのカウントにより計測する計測手段と、
    書き込みクロック周波数の変更があった場合に、前記変更がある前の基準カウント値と前記計測手段によって計測されたカウント値に基づいて画像上の等倍性を保つための書き込みクロック周波数を算出する書き込みクロック周波数算出手段と、
    前記書き込みクロック周波数算出手段によって算出された書き込みクロック周波数を新たな書き込みクロック周波数として設定し、主走査の倍率調整を行う書き込みクロック周波数設定手段と、
    前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で、新たに前記基準カウント値の取得、更新を行う基準カウント値取得更新手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準カウント値を記憶する不揮発性メモリを備え、
    前記基準カウント値取得更新手段は前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で前記基準カウント値を更新することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基準カウント値取得更新手段により基準カウント値が更新された後に、前記計測手段による前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔の計測結果に基づき、前記書き込みクロック周波数算出手段によって前記書き込みクロック周波数を算出する際に、
    前記書き込みクロック周波数算出手段は、更新後の基準カウント値を新たな目標値として書き込みクロック周波数を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記レーザ光検出手段を露光開始側と露光終了側にそれぞれ備え、
    前記基準カウント値取得更新手段により基準カウント値が更新された後に、前記計測手段による前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔の計測結果に基づき、前記書き込みクロック周波数算出手段によって前記書き込みクロックを算出する際に、
    書き込みクロック周波数算出手段は、
    更新後の基準カウント値:N0
    計測されたカウント値:N’
    計測したときの書き込みクロック周波数:f0
    倍率調整後の書き込みクロック周波数:f’
    としたとき、
    f’=(N0/N’)*f0
    の計算式に基づいて書き込みクロック周波数を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. レーザ光走査手段によって走査されたレーザ光によって形成される潜像に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    レーザ光を光偏向器によって偏向し、前記偏向器からのレーザ光を検出する少なくとも2つのレーザ光検出手段と、
    前記レーザ光検出手段間の通過時間間隔を書き込みクロックのカウントにより計測する計測手段と、
    前記計測手段のカウント結果が予め設定された基準カウント値と一致するような書き込みクロック周波数を算出する書き込みクロック周波数算出手段と、
    前記書き込みクロック周波数算出手段によって算出された書き込みクロック周波数を新たな書き込みクロック周波数として設定し、主走査の倍率調整を行う書き込みクロック周波数設定手段と、
    前記書き込みクロック周波数設定手段によって倍率が調整された時点で、新たに前記基準カウント値の取得、更新を行う基準カウント値取得更新手段と、
    ユーザ自身が目視で倍率誤差に起因するずれ量の計測および調整を行うための予め設定されたチャートを出力する手段と、
    ユーザが調整するための情報を入力する手段と、
    を備え、
    前記書き込みクロック周波数算出手段は、出力された前記チャートを参照してユーザが入力した情報に基づいて書き込みクロック周波数を算出し、前記書き込みクロック周波数設定手段により前記算出された書き込みクロック周波数に基づき倍率調整を行うことを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 前記画像形成を行うための転写紙を搬送するベルト状搬送体と、
    前記ベルト状搬送体上に予め設定された形状の複数のマークを形成する手段と、
    前記複数のマークを検知する手段とをさらに備え、
    前記書き込みクロック周波数算出手段は、前記複数のマークを検知する手段の検知結果に基づいて書き込みクロック周波数を算出し、前記書き込みクロック周波数設定手段により前記算出された書き込みクロック周波数に基づき倍率調整を行うことを特徴とする請求項記載のカラー画像形成装置。
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