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JP4170727B2 - 識別媒体およびそれを用いた真正品の真贋識別方法 - Google Patents

識別媒体およびそれを用いた真正品の真贋識別方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は識別媒体およびそれを用いた真正品の真贋識別方法に関する。
詳しくは、輸出入品や高級ブランド品のサプライチェーンにおける真贋識別精度の向上を目的とするもので、識別媒体として干渉パターンや特殊なモアレ等を利用することにより、流通段階および店頭での商品購入時における目視識別を高精度で行おうとするものである。
従って、本発明の適用分野は、輸出入高級ブランド品や電化部品、ソフトウェアー、CD等のパッケージの海賊版防止用としてのホログラム脆性シール、パスポート、証券、商品券、IDカード等の偽造・改ざん防止用としてのホログラム転写シート、等に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、この種商品や金券類等の偽造防止を図るために、各種の識別媒体が案出されており、本願出願人によっても各種の提案がなされている。
特許文献1、特許文献2、特許文献3は、網点または万線パターンを隠し込んだホログラム画像形成体に、判別具として判別パターン形成体を重ね合わせることでモアレパターンを発生させるものである。
これらは、ホログラムからなる簡易判別手段は有しているため偽造品の横行は防止できるが、判別具である判別パターン形成体は万線パターン等の印刷物からなり、ホログラム画像体とは切り離された別体のものである。この判別パターン形成体自体のセキュリティ性は、それほど高いものではないので、模造されてしまう可能性がある。
そのため、モアレパターンの発生するように判別具を作りかえて使用すれば、偽物のホログラム画像体を本物と装うことが可能となってしまう。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−277956号公報
【特許文献2】
特開平11−277958号公報
【特許文献3】
特開平11−277962号公報
【0004】
特許文献4、特許文献5は、複数種の万線パターンを隠し込んだ印刷物に、万線パターンを有する判別具を被せ、判別具の角度を変えて発生する複数のモアレパターンを確認することで真贋判別を行うものである。
また、特許文献6は、位相変調方式により画像を形成した印刷物に判別具を被せると第1のモアレパターンが発生し、さらに判別具を90度回転させると第2のモアレパターンが発生し、それらは互いに異なるパターンであるため真贋判別ができるものである。
しかし、これらの技術は印刷物であるため、隠しパターンの入っていることが分かれば、通常の印刷技術を有する者であれば、比較的安易に偽造することができる。
【0005】
【特許文献4】
特開平10−297077号公報
【特許文献5】
特開平11− 42846号公報
【特許文献6】
特開平10−230674号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、判別具である識別パターン形成体と隠しパターンを有する画像形成体をラミネートして一体にすると共に、それらの間を剥離した場合には、警告等の識別マークが現われるようにすることで真贋識別精度を格段に向上できることを着想し、本発明の完成に至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、干渉またはモアレにより隠しパターンを出現させ得る画像形成体と、前記画像形成体に干渉またはモアレを生じさせる識別パターン形成体とが、粘着剤層により剥離可能に接着されている識別媒体において、画像形成体と識別パターン形成体とが接着している最初の状態において干渉またはモアレパターンが生じており、前記識別パターン形成体を画像形成体から剥離した際には、画像形成体の表面に識別マークが現われると共に、前記剥離した識別パターン形成体を画像形成体に載置した状態で当初の接着位置から所定角度回転した際には、当初接着状態では視認できなかった新たな隠しパターンが出現することを特徴とする識別媒体、にある。
【0008】
上記において、識別マークが識別パターン形成体の前記粘着剤層に接する面に印刷した透明剥離層と識別マーク表示層により生じる、ようにすればマークの形成が容易である。また、隠しパターンが画像形成体の隠しパターン形成層内の万線と、識別パターン形成体の万線との干渉またはモアレにより生じる、ようにすることもでき、画像形成体の隠しパターン形成層内の網点と、識別パターン形成体の網点との干渉またはモアレにより生じる、ようにすることもでき、画像形成体のホログラム形成層内の干渉縞と、識別パターン形成体の万線との干渉またはモアレにより生じる、ようにすることもできる。
また、画像形成体が、ホログラム形成層と隠しパターン形成層の積層からなる、ようにしても良い。またさらに、識別パターン形成体の識別パターン部の面積が画像形成体よりも小面積にされていれば、画像形成体の視認を妨げることを少なくできる。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、位相変調により2種以上の隠しパターンを出現させ得る画像形成体と、前記画像形成体に画像を生じさせる識別パターン形成体とが、粘着剤層により剥離可能に接着されている識別媒体において、画像形成体と識別パターン形成体とが接着している最初の状態において位相変調パターンが生じており、前記識別パターン形成体を画像形成体から剥離した際には、画像形成体の表面に識別マークが現われると共に、前記剥離した識別パターン形成体を画像形成体に載置した状態で当初の接着位置から所定角度回転した際には、当初接着状態では視認できなかった新たな隠しパターンが出現することを特徴とする識別媒体、にある。
【0010】
上記において、識別マークが識別パターン形成体の前記粘着剤層に接する面に印刷した透明剥離層と識別マーク表示層により生じる、ようにすればマークの形成が容易である。また、画像形成体が、ホログラム形成層と隠しパターン形成層の積層からなる、ようにしても良い。
さらに、識別パターン形成体の識別パターン部の面積が画像形成体よりも小面積にされていれば、画像形成体の視認を妨げることを少なくできる。
【0011】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、商品の流通または販売時において、上記識別媒体が貼付された商品を観察して、画像形成体と識別パターン間の隠しパターンを確認した後、画像形成体と識別パターン形成体間の粘着剤層から識別パターン形成体を剥離して、その画像形成体側表面に識別マークが現われていることを確認することと、識別パターン形成体を画像形成体に再度載置した状態で、当初の接着位置から90度平面回転させることにより新たな隠しパターンが出現することを確認すること、を特徴とする真正品の真贋識別方法、にある。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、識別媒体およびそれを用いた真正品の真贋識別方法に関するが、まず、本発明の識別媒体から説明することとする。
図1は、本発明の識別媒体の層構成を説明する図、図2は、画像形成体の他の例を示す図、図3は、識別パターン形成体を剥離した場合の状態図、図4は、画像形成体の隠しパターン形成層に設けられた確認領域の拡大図、図5は、確認領域内の一部の拡大図、図6は、識別パターン形成体の拡大図、図7は、画像形成体に識別パターン形成体を適用した場合の平面図、である。
【0013】
図1のように、本発明の識別媒体10は、画像形成体1と判別具である識別パターン形成体2から構成され、その間は粘着剤層3により剥離可能に接着されている。矢印Aはその方向から識別媒体10を観察することを意味する。
前記した先行技術(特許文献1,2,3等)の判別具は、画像形成体と判別具とは最初から分離している別体にされていたが、本発明の識別媒体10では識別パターン形成体2は画像形成体1と粘着剤層3を介して一体にされている状態にし、真贋識別の際には識別パターン形成体2を画像形成体1から剥離して使用し、その際、両者の界面に識別マークが現われるようにした特徴がある。
【0014】
画像形成体1には、ベースフィルム11に隠しパターン形成層12を設け、さらに光反射層14を介して最下面に粘着剤層15が設けられている。また、粘着剤層15の下面には、図示してないが一般には保護紙が設けられる。
隠しパターン形成層12は、隠しパターン形成層12のみからなるものであっても、隠しパターン形成層12にホログラム形成層が積層されたものであっても、いずれであっても良い。ホログラム形成層が積層される場合は、ホログラムの複製の困難性から識別力を一層高めることができる。
【0015】
図2は、画像形成体1の他の例を示す図であって、ホログラム形成層13と隠しパターン形成層12が分離して形成され、それらの層間に粘着剤層17nが設けられている。
ホログラム形成層13と隠しパターン形成層12の形成は各種の形成方法が有って、ホログラム形成層13中に隠しパターン形成層が混在する(一体の)もので有っても良く、隠しパターン形成層12がホログラム形成層13の上面側(識別媒体の観察方向である矢印A側)にあるものであってもよい。ただし、ホログラムの明るさを確保するためには、隠しパターン形成層12の上にホログラム形成層13を設けるのが好ましい。
【0016】
識別パターン形成体2は、ベースフィルム21の観察方向である矢印A側に確認パターンとしての万線印刷層22を設け、その反対側面には剥離層23を介して識別マーク表示層24が設けられている。
剥離層23は識別パターン形成体2を画像形成体1から剥離した際に、識別マーク表示層24が特定のマークを表示して剥離されるように部分的に(マークパターン状に)離形性を持たせるために印刷するものである。これにより剥離した際には、特定のマーク形状を表示できる。従って、識別マーク表示層24自体は均一な平面状(ベタ印刷)に印刷される。
【0017】
図3は、識別パターン形成体を剥離した場合の状態図であって、図3(A)は画像形成体1側に現われる識別マーク、図3(B)は識別パターン形成体2側に現われるパターンを表示している。
例えば、画像形成体1側に、図3(A)のように「開封済」の識別マークM1が現われるようにした場合は、識別パターン形成体2側には、その抜き文字パターンM2が残って現われる。識別マーク表示層24を均一塗工する前に、易剥離性の透明インキで、「開封済」の文字パターンをベースフィルム21に印刷してあるからである。
【0018】
ホログラム形成層を効果的に表示するためには、識別パターン形成層2の識別パターン部である万線印刷層22の面積を、画像形成体1部分の面積に較べて、小面積に形成するのが好ましい。万線印刷層22は比較的に濃色で印刷する必要がありホログラム形成層の視認を妨げることとなるからである。
識別媒体10の面積にもよるが、識別媒体が名刺かその半分程度の大きさが有れば、万線印刷層の面積はその1/2程度以下の面積にすることができる。
識別マークを表示する表示層の刷色が濃色である場合も同様であるが、この場合もマークを全面に形成する必要はなく、部分的に表示すれば良い。
【0019】
次に、画像形成体の製法について説明する。本発明の識別媒体に用いられる画像形成体1の隠しパターン形成層12には、万線パターンに限らず、網点パターンや後述するように位相変調されたパターンや回折格子等のいわゆるOVD(Optical Variable Device )効果を有するものを使用することができる。また、ホログラム形成層13には、レリーフホログラムや体積型ホログラム等を使用することができる。
【0020】
画像形成体1の隠しパターン形成層12の製造方法は、印刷にて作成する方法と製版フィルムを利用する方法があるが、コスト低減と量産を目的とする場合は印刷法によるのが一般的である。高精細印刷により高度の印刷を施すことが可能であるからである。
印刷の場合、色は任意に選択可能であるが、コントラストが高い方が隠しパターンがよりよく確認できることから濃い色が望ましい。ただし、前記のように、隠しパターン形成層12がホログラム形成層13の上にある場合はホログラム自体が暗くなる問題が生じる。
【0021】
図4は、画像形成体1の平面図であって、隠しパターンが設けられた確認領域121の拡大図である。確認領域121は、確認パターン部122、パターン縁取り部123、背景領域124を有する。確認領域121を含む隠しパターン形成層12は、同一網%濃度を持つ網点もしくは万線にて構成されるため、確認パターン部122に隠しパターンがあることは、画像形成体1の平面状態だけからは分からない。
【0022】
図5は、確認領域121内の領域121Tを拡大した図である。確認パターン部122は、例えば、右45度上がりの白と黒の100μmの等間隔ストライプの繰り返しである規則的なパターンを有する。パターン縁取り部123は確認パターン部122の周囲に設けられ、確認パターン部122のパターンと半周期ずれたパターンを有する。
【0023】
背景領域124は確認パターン部122およびパターン縁取り部123に対して、見た目で判断できないほどの色と濃度を有し、確認パターン部122またはパターン縁取り部123のパターンと同一かあるいは任意の細かいパターンを有する。画像形成体1に識別パターン形成体2を載せると、「A」という文字が見えるが、画像形成体1自体を肉眼で見ても、「A」という文字を認識することは困難である。
【0024】
図6は、識別パターン形成体2の拡大図である。識別パターン形成体2は、光を透過するベースフィルム21上に万線印刷層22を設けてなり、確認パターン部122のストライプと同様に一定間隔のラインとスペースからなる直線状ストライプライン221とスペース部分222で構成されている。
ストライプライン221は、黒色や銀色等の比較的隠蔽性の高い色で印刷される。スペース部分222は印刷の無い透明なベースフィルム21からなる部分である。
この識別パターン形成体により、確認パターン部122およびパターン縁取り部123と干渉し、背景領域124とは干渉またはモアレを生じない。
【0025】
図7は、画像形成体に識別パターン形成体を適用した場合の平面図であって、図7(A)は、識別パターン形成体2を画像形成体1の背景領域の万線に平行に、かつ半ピッチずらして重ねた場合、図7(B)は、識別パターン形成体2を画像形成体1の万線に直交して重ねた場合、を示している。
図7(A)の場合は、万線が平行で半ピッチずれているので、背景領域124は完全に黒い状態となり、確認パターン部122と縁取り部123の干渉した明るいグレー部分を明瞭に識別することができる。
図7(B)の場合は、両者の万線が直交させているので、背景領域124は完全には暗くならないで、全体的に均一なハーフトーンの状態になる。確認パターン部122と縁取り部123も明るいグレー部分となるが、図7(A)の場合よりは明瞭性に欠けることとなる。
【0026】
以上は、画像形成体1に識別パターン形成体2を適用しない場合には、隠しパターンが現われずパターンが認められない状態であり、識別パターン形成体2を適用した場合には、隠しパターンが出現する例を説明しているが、例えば、識別パターン形成体2を適用しない場合はパターン「A」が現われ、適用した場合は隠しパターン「B」が現われるようにすることも勿論可能である。
本発明の識別媒体10のように、画像形成体1と識別パターン形成体2が粘着剤層3により一体にされている場合において、当該当初の一体の状態では、双方の万線が平行であって、図7(A)の隠し文字「A」が出現している状態とし、識別パターン形成体2を剥離して、これを90度回転して画像形成体1に重ねた場合は、「A」とは別の位置に「B」の隠し文字が現われるようにしておくことができる。
これらの実施形態の詳細については、前記した特許文献4や特許文献5にも記載されるところである。
【0027】
このような隠しパターンは、万線を使用するパターンに限らず、網点パターンであっても、位相変調されたパターンであっても良い。
網点パターンの場合は、網点の大小を変化させ、網%をほぼ同一とした部分の組合せによりパターンを構成する。網点パターンの違いだけでは肉眼で濃淡を識別することができないが、これに大の網点ストライプと小の網点ストライプからなる識別パターン形成体を適用することにより、万線パターンの場合と同様に隠し文字やパターン等を再現することができる。
【0028】
図8は、位相変調による画像形成体の例を説明する図、図9は、位相変調の場合の識別パターン形成体の拡大図、図10は、位相変調による画像形成体に識別パターン形成体を適用した場合の平面図である。
図8のような画像形成体1は、隠しパターンの部分を横1〜J、縦1〜Iの小領域18に区画する。縦横の区画ピッチは同一のものである。格子線17は便宜上加えたもので、実際の印刷物にこのような格子線が形成されることはない。
I×Jの数からなる各小領域18には、小領域の一定面積を占める大きさの正方形状の小パターン16が形成されている。小パターン16が各小領域内に配置される座標位置は、後に識別パターン形成体が適用された場合に一定の図形を表示するように、予め演算された位置に配置されている。
【0029】
小パターン16の小領域18に占める面積は一定であるので、各小パターン16の座標位置が小領域内で変位していても画像形成体1のシート全体としては、一様な濃度のハーフトーン状態を呈示し特定のパターンを認識することはできない。
図9は、識別パターン形成体2の拡大図であるが、図6の万線パターンと同様のものである。ただし、万線のピッチpは画像形成体1の格子線間隔ピッチと一致するものとする。ラインとスペースの間隔は、1:1程度を上限としてライン部分を多少狭くすることができる。
【0030】
図10は、画像形成体1に、識別パターン形成体2を適用した場合に出現する隠しパターン図である。図10(A)は識別パターン形成体2を横位置にして、画像形成体1に重ねた場合、図10(B)は識別パターン形成体2を縦位置にして、画像形成体1に重ねた場合を示す。図10(A)の場合は、全体として右方向が濃度の高くなる階調を示し、図10(B)の場合は、全体として「ロ」の字状のパターンを現している。
このように位相変調による隠しパターンの場合も特定の所望のパターンを出現させることが可能である。このような位相変調パターンの表示は、前記した特許文献6にも詳述されるところである。
【0031】
次に、ホログラム形成層13とその製造工程について説明する。
ホログラム形成層13は、まず、ホログラムの干渉縞を記録したホログラム原パターンを形成する。ホログラム原パターン自体も画像形成体に使用できるが、量産する場合は、これをホログラム型に記録した後、ベースフィルム上のホログラム転写層材料に連続的に転写することにより行なう。
ホログラム転写層材料は一般に熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂が用いられ、ホログラムパターンを転写した後、熱または紫外線等の電離放射線を照射して熱硬化させることが行なわれる。
【0032】
図11は、ホログラム原パターンの製造工程を説明する図でる。始めに、ホログラム用フォトポリマー感材131にホログラム画像の撮影を行う。
ホログラム画像を撮影するには、撮影対象となる物体をレーザー光などの干渉性の高い光で照射し、撮影対象となる物体から直接反射した物体光と、ハーフミラー等で照射位置をずらした参照光とで生じる干渉縞を、ホログラム用フォトポリマー感材131内に記録させる。ホログラム画像の撮影後、ホログラム用フォトポリマー感材131は、ホログラム画像を干渉縞として記録する。
【0033】
続いて、ホログラム用フォトポリマー感材131に干渉縞膨潤用フィルム132を密着させてホログラム記録層13kとし、隠しパターン形成層12をホログラム記録層13kの干渉縞膨潤用フィルム132の上に載置して、隠しパターン形成層側から紫外線5を照射する。
隠しパターン形成層12上の万線の黒い部分は、紫外線を通さないが、透明な部分は紫外線を通し、干渉縞膨潤用フィルム132に紫外線が入射し、干渉縞膨潤用フィルムの能力が失われる。
【0034】
以上の露光処理が終了後、ホログラム記録層13kに熱処理を施し、干渉縞膨潤を促進させる。ホログラム記録層13kに熱処理を行なうと、紫外線を通さなかった部分は干渉縞の間隔が広がり、反対に、紫外線を通した部分は、ホログラム画像の持つ干渉縞の本来の間隔が保たれている。つまり、ホログラム形成層13は、ホログラム画像の干渉縞の間隔がもとのままの部分と干渉縞の間隔が広がった部分として、隠しパターンを記録する。
このホログラム記録層13kをニッケル金属等で型取りし、ベースフィルムに塗工したホログラム転写層材料に型押しすることによりホログラムが転写記録され、ホログラム形成層13が完成する。
【0035】
ホログラム形成層13を単体で見ると、ホログラム画像が表示され、隠しパターンがあることは分からない。ホログラム形成層13に識別パターン形成体2を重ねると、干渉またはモアレパターンが確認できる。
ホログラム形成層に代えて、隠しパターンの書き込まれていないホログラム形成体に識別パターン形成体を重ねても、隠しパターンは検出できない。
このように、干渉またはモアレパターンの発生の有無により、オリジナルのホログラム形成体であるか、または偽造したホログラム形成体であるかを判別することができる。
【0036】
ホログラム用フォトポリマー感材としては、デュポン社製の「Omni Dex706」等が使用でき、干渉縞膨潤用フィルムには、デュポン社製の「CTF75」等を使用できる。
【0037】
光反射層14は、光反射や光回折効率を高めるためにホログラム形成層や隠しパターン形成層に薄膜状に設けるものである。光を全反射するシルバータイプと半透明な透明タイプとが用いられる。透明タイプはホログラム形成層13の上面に用いることもできる。
光反射層の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法が挙げられる。
【0038】
<その他の材質に関する実施形態>
(1)ベースフィルム
画像形成体1に使用するベースフィルムは、各構成層を順次コーティングなどにより形成する際の耐熱性および耐溶剤性が必要とされる。また、完成した識別媒体を商品やカードなどに転写する際に、熱転写方式を用いる場合には、その耐熱性が必要とされる。これらの性能を備えるプラスチックフィルムとしては、例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを好ましく使用することができる。その厚みは、5〜250μmのものが好ましく、加工適性や引張り強度、熱転写の際の熱効率を考慮すると10〜50μmがさらに好ましい。
識別パターン形成体2に使用するベースフィルムも、万線パターン等を形成して用いるため、画像形成体のベースフィルムと伸縮差を生じないことが好ましく、画像形成体と同質、同厚みの材質を使用することが好ましい。
【0039】
(2)剥離層の材料
ベースフィルムに対して剥離性のある材質のものを使用する。一般的には、アクリル骨格樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸セルロース樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース樹脂、およびポリエチレンワックス、との混合物等から構成され、特にアクリル骨格樹脂を主成分とすることが好ましい。または剥離層とベースフィルムとの密着力を調整するためにポリエステル樹脂等が好ましく用いられる。離型性を高めるためには、ワックス、シリコン系樹脂の添加量を多くする。
剥離層23は、上記樹脂を溶剤に溶解または分散させて塗工液を調整し、これをベースフィルム上にグラビア印刷法、スクリーン印刷法等の手段により印刷、乾燥して形成することができる。その乾燥後の厚みは、0.1〜10μm程度である。ベースフィルム21に対して剥離性の場合は、剥離層のある部分が粘着剤層3側に抜き文字パターンとして残ることになる。
【0040】
(3)ホログラム転写層材料
ホログラムの精細パターンを再現できる樹脂材料が使用される。一般的には、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン、エポキシ、アクリレート等の熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、あるいは上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することができ、さらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成形性物質、あるいはこれらにラジカル重合性不飽和基単量体を加え、電離放射線硬化性樹脂放射線硬化性としたものなどを使用することができる。
このようなホログラム転写層の膜厚は、0.1〜6μmの範囲が好ましく、1〜4μmの範囲がさらに好ましい。
【0041】
(4)光反射層材料
光を全反射するシルバータイプの場合に蒸着等する金属材料は、アルミニュウム(Al)、亜鉛(Zn)、インジュウム(In)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、錫(Sn)、セレン(Se)、チタニュウム(Ti)、テルル(Te)、鉄(Fe)、銅(Cu)、鉛(Pb)、ニッケル(Ni)、パラジュウム(Pd)などの単体金属もしくはそれらの合金を使用し得る。
薄膜の厚みは、色調やデザイン、用途等に応じて調整し得るが、一般的には5nm〜1μmの範囲が好ましく、より好ましくは10nm〜100nmの範囲である。透明性を有する着色光反射層を設けたい場合は、膜厚を20nm以下にするのが好ましい。また、隠蔽性を有する着色光反射層を設けたい場合は、膜厚を20nm以上にするのが望ましい。
【0042】
透明タイプの場合の材料は、金属酸化物や硫化物等を用いることができ、従来から公知のものとして、硫化亜鉛(ZnS)、酸化チタン(TiO2 )、二酸化珪素(SiO2 )、クロム酸(Cr2 3 )等があるが、これらに限定されるものではない。
薄膜の厚みは、5nm〜50nmの範囲が好ましく、より好ましくは、10nm〜40nmの範囲である。
【0043】
粘着剤層3や粘着剤層15,17nに使用する粘着剤としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレンブタジエン共重合体樹脂、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、シリコーン樹脂、または、アルファシアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、シリコーン系、等の接着剤を挙げることができる。
粘着剤層の厚みとしては、3μm〜30μmとするのが好ましい。
【0044】
次に、本発明の真正品の真贋識別方法について説明する。
図12は、本発明の識別媒体の平面図、図13は、識別パターン形成体を剥離して90度回転させた後の平面図、図14は、識別媒体を商品の外装箱に貼着した状態、図15は、識別媒体から識別パターン形成体を剥離して真贋識別する状態を示す図、である。
【0045】
図12は、識別媒体10の平面図であって、識別パターン形成体を画像形成体から剥離する前の状態を示している。
識別パターン形成体2の万線印刷層22は、隠しパターンを有する画像形成体1よりは狭い面積に形成するのが好ましい。前記のように、OVD媒体等による美麗な画像形成体1の視認を妨げないようにするのが好ましいからである。
万線印刷層22を有する識別パターン形成体2が画像形成体1に接着されている当初の状態では、画像形成体との干渉またはモアレによるパターン「A」が表示されている。このパターン12p1 は商品の製造メーカや供給者の会社名や会社ロゴや、ブランド名とすることができる。あるいは商品の品質や色彩を表示するものであってもよい。
流通業者や商品の購入者は、この会社名や会社ロゴ等を手がかりに商品を識別して購入することができる。
【0046】
商品を購入した際には、購入者は識別媒体10から識別パターン形成体2を剥離する。剥離した際には、図3(A)のような識別マークM1が画像形成体1の表面に現われ、識別パターン形成体2側には、図3(B)のような抜き文字パターンM2が現われる。これにより購入者は未開封の商品であったことを確認できる。
また、悪意の第三者が開封した包装体に他の偽物商品を詰めて販売するようなことも防止できる。
【0047】
商品の購入者が、剥離した識別パターン形成体2を、画像形成体1の上に載置して回転させる場合には、識別パターン形成体2の万線と画像形成体1の隠しパターン形成層12(またはホログラム形成層13)との間で干渉またはモアレが生じて新たな隠しパターン12p2 が現われる。
図13は、識別パターン形成体を剥離して最初の状態から90度回転させた後の状態を示し、画像形成体の表面には、隠しパターンが文字「B」として現われていることを示す。
【0048】
識別媒体を商品の外装箱に貼着する場合は、図14のように商品外装箱6の開封用ミシン目線7の線上に識別媒体を貼着してもよく、この場合は識別媒体を損傷せずに外装を開くことを困難にできる。
また、当初の干渉またはモアレパターン12p1 を「P」として商品の色(ピンク)を色表示8をしたり型番表示9とするようにしても良い。識別媒体10の表面からは、通常のホログラム等のパターン4が観察できることが商品価値を一層高くできる。回折パターンやその他のOVDであっても良い。
【0049】
識別媒体から識別パターン形成体2を剥離して真贋識別する状態では、図15のようになる。識別パターン形成体2を剥離して最初の接着状態から画像形成体1に載置して平面的に90度回転させると新たな干渉またはモアレによる隠しパターン12p2 が出現する。
図15の場合は、「OK」の文字が隠しパターン12P2 として表示されている。「開封済」の識別マークM1も表示されている。
【0050】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように本発明によれば以下の効果が得られる。
本発明の識別媒体は、画像形成体と識別パターン形成体とを粘着剤層を介して一体化しているので、ホログラム等のOVDパターンとは明らかに異なる干渉またはモアレパターンを、最初の状態において常に観察でき、目視のみで真贋判別をすることができる。
識別パターン形成体は画層形成体と一体化されているため、従来のように画像形成体と別々に管理する必要がない。
さらに、識別パターン形成体を一度剥離すると開封履歴として識別マークが表示されるので、商品等の流通時点において識別パターン形成体自体の貼り換えも不可能となる。
【0051】
識別パターン形成体と画像形成体間で現われる最初のパターンと識別パターン剥離後に回転して現われる隠しパターンと2つのパターンを有しているので、商品等の流通時点における真贋識別と店頭における商品購入時点における真贋識別と2回に渡る識別を行なうことができる。
識別パターン形成体の識別パターン部分の面積を画像形成体よりも小面積にすれば、画像形成体のホログラム等のOVDパターンの視認を妨げることを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の識別媒体の層構成を説明する図である。
【図2】 画像形成体の他の例を示す図である。
【図3】 識別パターン形成体を剥離した場合の状態図である。
【図4】 画像形成体の隠しパターン形成層に設けられた確認領域の拡大図である。
【図5】 確認領域内の一部の拡大図である。
【図6】 識別パターン形成体の拡大図である。
【図7】 画像形成体に識別パターン形成体を適用した場合の平面図である。
【図8】 位相変調による画像形成体の例を説明する図である。
【図9】 位相変調の場合の識別パターン形成体の拡大図である。
【図10】 位相変調による隠しパターンに識別パターン形成体を適用した場合の平面図である。
【図11】 ホログラム原パターンの製造工程を説明する図でる。
【図12】 本発明の識別媒体の平面図である。
【図13】 識別パターン形成体を剥離して90度回転させた後の平面図である。
【図14】 識別媒体を商品の外装箱に貼着した状態を示す図である。
【図15】 識別媒体から識別パターン形成体を剥離して真贋識別する状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成体
2 識別パターン形成体
3 粘着剤層
4 ホログラムパターン
5 紫外線
6 商品外装箱
7 開封用ミシン目線
8 色表示
9 型番表示
10 識別媒体
11 ベースフィルム
12 隠しパターン形成層
13 ホログラム形成層
14 光反射層
15 粘着剤層
16 小パターン
17 格子線
18 小領域
21 ベースフィルム
22 万線印刷層
23 剥離層
24 識別マーク表示層
121 確認領域
122 確認パターン部
123 パターン縁取り部
124 背景領域
131 ホログラム用フォトポリマー感材
132 干渉縞膨潤用フィルム
M1 識別マーク
M2 抜き文字パターン

Claims (11)

  1. 干渉またはモアレにより隠しパターンを出現させ得る画像形成体と、前記画像形成体に干渉またはモアレを生じさせる識別パターン形成体とが、粘着剤層により剥離可能に接着されている識別媒体において、画像形成体と識別パターン形成体とが接着している最初の状態において干渉またはモアレパターンが生じており、前記識別パターン形成体を画像形成体から剥離した際には、画像形成体の表面に識別マークが現われると共に、前記剥離した識別パターン形成体を画像形成体に載置した状態で当初の接着位置から所定角度回転した際には、当初接着状態では視認できなかった新たな隠しパターンが出現することを特徴とする識別媒体。
  2. 識別マークが識別パターン形成体の前記粘着剤層に接する面に印刷した透明剥離層と識別マーク表示層により生じることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  3. 隠しパターンが画像形成体の隠しパターン形成層内の万線と、識別パターン形成体の万線との干渉またはモアレにより生じることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  4. 隠しパターンが画像形成体の隠しパターン形成層内の網点と、識別パターン形成体の網点との干渉またはモアレにより生じることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  5. 隠しパターンが画像形成体のホログラム形成層内の干渉縞と、識別パターン形成体の万線との干渉またはモアレにより生じることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  6. 画像形成体が、ホログラム形成層と隠しパターン形成層の積層からなることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  7. 位相変調により2種以上の隠しパターンを出現させ得る画像形成体と、前記画像形成体に画像を生じさせる識別パターン形成体とが、粘着剤層により剥離可能に接着されている識別媒体において、画像形成体と識別パターン形成体とが接着している最初の状態において位相変調パターンが生じており、前記識別パターン形成体を画像形成体から剥離した際には、画像形成体の表面に識別マークが現われると共に、前記剥離した識別パターン形成体を画像形成体に載置した状態で当初の接着位置から所定角度回転した際には、当初接着状態では視認できなかった新たな隠しパターンが出現することを特徴とする識別媒体。
  8. 識別マークが識別パターン形成体の前記粘着剤層に接する面に印刷した透明剥離層と識別マーク表示層により生じることを特徴とする請求項7記載の識別媒体。
  9. 画像形成体が、ホログラム形成層と隠しパターン形成層の積層からなることを特徴とする請求項7記載の識別媒体。
  10. 識別パターン形成体の識別パターン部の面積が画像形成体よりも小面積にされていることを特徴とする請求項1または請求項7記載の識別媒体。
  11. 商品の流通または販売時において、請求項1または請求項7記載の識別媒体が貼付された商品を観察して、画像形成体と識別パターン間の隠しパターンを確認した後、画像形成体と識別パターン形成体間の粘着剤層から識別パターン形成体を剥離して、その画像形成体側表面に識別マークが現われていることを確認することと、識別パターン形成体を画像形成体に再度載置した状態で、当初の接着位置から90度平面回転させることにより新たな隠しパターンが出現することを確認すること、を特徴とする真正品の真贋識別方法。
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