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JP4170515B2 - スイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造 - Google Patents

スイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造 Download PDF

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JP4170515B2 JP11954999A JP11954999A JP4170515B2 JP 4170515 B2 JP4170515 B2 JP 4170515B2 JP 11954999 A JP11954999 A JP 11954999A JP 11954999 A JP11954999 A JP 11954999A JP 4170515 B2 JP4170515 B2 JP 4170515B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
点火コイルとしては、例えば、▲1▼実開昭59−131389号公報「自動二輪車等におけるイグニッションコイルの取付構造」、▲2▼実開平1−158569号公報「イグニッションコイルの取付構造」、▲3▼特開昭62−33408号公報「イグニッションコイル一体型プラグキャップ」に記載されたものが知られている。
【0003】
上記技術▲1▼は、車体フレームにイグニッションコイルを回転自在に取付けることを特徴とするものであり、同公報の第1図には、リヤフレーム4にイグニッションコイル10を取付け、点火プラグ13にハイテンションコード11を介してイグニッションコイル10を接続したイグニッションコイルの取付構造が示されている。
【0004】
上記技術▲2▼は、シリンダヘッド等にイグニッションコイルを取付けるものであり、同公報の図には、ヘッドカバー1のボス部2に穴部3を形成し、この穴部3にイグニッションコイル6をボス部2に立てたスタッドボルト4とナット4aとで取付け、このイグニッションコイル6にイグニッションケーブル7を接続したイグニッションコイルの取付構造が示されている。
【0005】
上記技術▲3▼は、イグニッションコイル一体型プラグキャップの重心を、プラグキャップと点火プラグとの結合位置よりもエンジン側に配置したことを特徴とするものであり、同公報の第1図及び第2図には、車体16の下方にエンジン15を配置し、このエンジン15上部に取付けた点火プラグ6の先端にイグニッションコイル一体型プラグキャップ1を取付けた構成が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記技術▲1▼では、パワーユニット6はリヤフレーム4に対して変位するため、パワーユニット6側の点火プラグ13とリヤフレーム4側のイグニッションコイル10とを接続するハイテンションコード11としては、柔軟性に富み、しかも耐屈曲性が高い高価な材料を使用しなければならず、製造コストが嵩む。
また、長いハイテンションコード11を通すスペースを確保しなければならないため、他部品の配置が制約される。
【0007】
上記技術▲2▼では、ヘッドカバー1の表面に対してイグニッションコイル6及びイグニッションケーブル7を軸が垂直になるように配置するため、エンジンのヘッドカバー1側、即ちエンジンの先端側への突出量が大きくなり、エンジン全長が大きくなって、車体へのエンジンの配置が制約される。
上記技術▲3▼では、エンジン15の上部にキャップ1が大きく突出するため、キャップ1と、車体16とに所定のクリアランスを確保するのが難しくなる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、安価な高圧コードの使用が可能になり、また、エンジンからの突出量を抑えることができるスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、前端にエンジン、後部に変速機を備えたパワーユニットを、中央より前部位置にて揺動軸を介して二輪車等の車両の車体にスイング可能に取付け、変速機の出力軸に駆動輪を取付け、エンジンの点火プラグに高圧コードを介して点火コイルユニットで給電するようにしたスイング式パワーユニットにおいて、点火コイルユニットを、エンジンの前方に配置した筒状体で構成し、コイルユニット軸揺動軸と平行になるように車幅方向に延ばし且つエンジンのヘッドカバーに取付けるために、コイルを収納するケースから突出させたヘッド取付け部を一箇所のみ設け、このヘッド取付け部に取付け穴を揺動軸に平行に開け、この取付け穴にボルトを挿入することでこのボルトの下方にケースが配置されるようにエンジン側にマウントした。
【0010】
点火コイルをエンジン側にマウントして点火コイルとエンジン側とを一体的とし、パワーユニットのスイングによる高圧コードの屈曲をなくす。
また、点火コイルユニットを筒状体とし、コイルユニット軸が揺動軸と平行となるように車幅方向に延ばして、エンジン前方への点火コイルユニットの突出量を抑える。
【0011】
請求項2は、車体からリンクを吊下げ、このリンクの下端部に揺動軸を取付けるとともに車体側に、パワーユニット上方に形成した水平部と、この水平部から斜め下方へ立下がる傾斜部と、この傾斜部から前方へ延びる低床部とを設け、点火コイルユニットを傾斜部に対向する様に配置した。
【0012】
車体にリンクを介してパワーユニットを取付けて、揺動軸をパワーユニット側に近づけ、点火コイルユニットがより上下方向に近い軌跡を描くようにする。
これにより、パワーユニットがスイングしたときに、点火コイルユニットと傾斜部とのクリアランスを略一定に保つ。
【0013】
請求項3は、エンジンをOHC4サイクルとし、点火プラグをエンジンの側面で且つ車体側面に配置し、高圧コードをエンジンの前面並びに側面に添って配置した。
点火プラグの軸線の延びる方向に点火コイルを取付けるのに比べて、点火コイル先端側への突出を抑え、エンジンの幅ひいては車幅の増加を抑える。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造を採用したスクータ型車両の側面図であり、スクータ型車両10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11のヘッドパイプ12に繰舵可能に取付けたフロントフォーク13と、このフロントフォーク13の下部に取付けた前輪14及びこの前輪14の上部を覆うフロントフェンダ15と、フロントフォーク13の上部に連結したハンドル16と、このハンドル16の前方に配置したヘッドランプ17と、車体フレーム11の中央低部に取付けた補機収納ボックス18と、車体フレーム11の後ろ上部に取付けたスイング式パワーユニット21(エンジン22と変速機23とからなる)と、パワーユニット21の後部に取付けた後輪24と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボックス26と、この収納ボックス26の上部に取付けたシート27と、収納ボックス26の後方で車体フレーム11の後部上部に取付けた燃料タンク28と、車体フレーム11の後部上部にパワーユニット21を懸架するリヤサスペンションユニット29と、車体フレーム11を覆うボディカバー30とからなる。
【0015】
車体フレーム11は前端にヘッドパイプ12と一体的に設けた側面視L字状の車体前部フレーム11aと、この車体前部フレーム11aの後端部に連結した側面視略S字状の車体後部フレーム11bとからなる。
ここで、25は図示せぬ点火プラグに高電圧を供給する点火コイルユニットである。
【0016】
ボディカバー30は、ヘッドパイプ12の前部を覆うフロントカバー31と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド32と、運転者の足載せのためのステップフロア33と、ステップフロア33の下方に配置して車体フレーム11の下部を覆うアンダカバー34と、車体フレーム11の後半部を覆うリヤカバー35とからなる。
図中、41はフロントクッションユニット、43はメインスタンド、44はエンジン始動用のキックアーム、45はテイルランプ、46はリヤフェンダ、47はマフラである。
【0017】
図2は本発明に係るパワーユニットの前部を示す平面図であり、エンジン22は、OHC4サイクルエンジンであり、シリンダヘッド51と、このシリンダヘッド51にラバー製のガスケット52を介して取付けたヘッドカバー53とを備え、シリンダヘッド51の側面で且つ車幅側に点火プラグ54を取付け、この点火プラグ54に点火コイルユニット25を取付けたものである。なお、55はシリンダヘッド51に連結した吸気管、56は吸気管55に連結したキャブレタである。
【0018】
点火コイルユニット25は、エンジン22の前方に配置した筒状体であり、コイルユニット軸L1が後述する揺動軸としての第2スイング軸92と平行になるように車幅方向に延ばし且つエンジン22側にマウントしたもので、一次側コイル、二次側コイル及びコアを収納したケース61と、ヘッドカバー53に取付けるためにケース61から突出させたヘッド取付け部62と、一次側コイルに接続した一次側端子63,63と、二次側コイルに接続した高圧コード64と、この高圧コード64のケース61側に被せたラバーキャップ65と、点火プラグ54に接続するために高圧コード64の先端に取付けたターミナルキャップ66とからなる。ここで、68,68は一次側端子63,63に接続した給電用コネクタである。
高圧コード64は、エンジン22の前面(ヘッドカバー53の表面)並びに側面に添って配置したものである。
【0019】
以上のように、エンジン22をOHC4サイクルとし、点火プラグ54をエンジン22の側面で且つ車幅側(車体側面)に配置し、高圧コード64をエンジン22の前面並びに側面に添って配置したことにより、点火プラグ54の軸線の延びる方向に点火コイルを取付けるのに比べて、点火プラグ54先端側への突出を抑えることができ、点火コイルユニット25が邪魔にならず、また、エンジン22の幅ひいては車幅の増加を抑えることができる。
【0020】
図3は本発明に係る点火コイルユニットの取付状態を示す斜視図であり、ヘッドカバー53にブラケット71を介して点火コイルユニット25を取付けることを示す。
【0021】
詳しくは、ヘッドカバー53にめねじ72,72を形成したボス部73,73を設け、ブラケット71にブラケット取付け穴74,74及び折曲げ部75を形成するともに折曲げ部75にナット76を固定し、点火コイルユニット25のヘッド取付け部62にコイルユニット取付け穴77を開け、ボルト78,78をブラケット取付け穴74,74に挿入し、更に、ボス部73,73のめねじ72,72にねじ込むことでヘッドカバー53にブラケット71を取付け、ボルト79をコイルユニット取付け穴77に挿入し、更に、ブラケット71のナット76にねじ込むことでブラケット71に点火コイルユニット25を取付ける。
ここで、82,82はシリンダヘッド51(図2参照)にヘッドカバー53を取付けるためのカバー取付け穴である。
【0022】
図4は本発明に係る点火コイルユニットを備えたパワーユニット周りの側面図であり、ヘッドカバー53に取付けた点火コイルユニット25と車体側との関係を示す。
車体側には、パワーユニット21の上方に収納ボックス26の底部85で水平部を形成し、パワーユニット21の前方にステップフロア33のフロア部86で低床部を形成し、これらの底部85(水平部)とフロア部86(低床部)との間に、ステップフロア33の後部を斜めに立上げた立上げ部87で傾斜部を形成し、点火コイルユニット25をステップフロア33の立上げ部87(傾斜部)に対向する様に配置した。
【0023】
また、図は、車体後部フレーム11bに第1スイング軸91を設け、パワーユニット21の中央より前部位置に揺動軸としての第2スイング軸92を設け、車体後部フレーム11bに第1スイング軸91を介してリンク部材93をスイング可能に取付けるとともに、リンク部材93に第2スイング軸92を介してパワーユニット21をスイング可能に取付けたことを示す。
【0024】
リンク部材93は、車体後部フレーム11b側に図示せぬ弾性部材を介して拘束される部材であり、例えば、パワーユニット21に大きな力が作用した場合に、スイングすることにより弾性部材を撓ませ、パワーユニット21から後部車体フレーム11bに伝わる衝撃を緩和するものである。この場合、第1スイング軸91におけるリンク部材93のスイング量は小さく、パワーユニット21は主に第2スイング軸92回りにスイングする。
【0025】
以上に説明したように、前端にエンジン22、後部に変速機23を備えたパワーユニット21を、中央より前部位置にて第2スイング軸92を介してスクータ型車両10(図1参照)の車体後部フレーム11bにスイング可能に取付け、変速機23の出力軸に後輪24(図1参照)を取付け、エンジン22の点火プラグ54に高圧コード64を介して点火コイルユニット25で給電するようにしたスイング式パワーユニット21において、点火コイルユニット25を、エンジン22の前方に配置した筒状体で構成し、コイルユニット軸L1(図2参照)が第2スイング軸92と平行になるように車幅方向に延ばし且つエンジン22側にマウントした。
【0026】
これにより、点火コイルユニット25がエンジン22側と一体的となり、パワーユニット21がスイングしても高圧コード64が繰り返し屈曲せずに済むため、高圧コード64を屈曲性のよい高価なものにする必要がなく、製造コストを抑えることができる。
【0027】
また、パワーユニット21と点火コイルユニット25との相対変位を吸収する必要がないため、高圧コード64を短くすることができる。
更に、パワーユニット21の前方への点火コイルユニット25の突出量を抑えることができる。
【0028】
以上に述べたスイング式パワーユニット21の作用を次に説明する。
図5は本発明に係るスイング式パワーユニットの作用を説明する作用図である。なお、第1スイング軸91及び第2スイング軸92は略記する。
パワーユニット21が第2スイング軸92回りにスイングすると、例えば、エンジン22の前部に突出したパイプ94の端部A(「・」で示す。)の軌跡Bは、円弧となる。
【0029】
この軌跡Bは、ステップフロア33の立上げ部87に対して略沿う形状である。同様に、ヘッドカバー53に取付けた点火コイルユニット25についても、軌跡が立上げ部87に対して略沿う形状となる。
従って、パワーユニット21がスイングしたときに、点火コイルユニット25と立上げ部87とのクリアランスを略一定に保つことができる。
【0030】
この理由は、図4で説明したように、車体下部フレーム11bにリンク部材93を介してパワーユニット21を取付けることで、リンク部材93を用いずに例えば、パワーユニット側からアームを延ばして、車体フレーム側の第1スイング軸91位置に相当する位置にパワーユニットをスイング可能に取付ける場合に比較して、図5において、パワーユニット21のスイング軸である第2スイング軸92の位置をパワーユニット21側により近づけることができる、即ち、第1スイング軸91に対して第2スイング軸92をパワーユニット21側に距離Mだけ近づけることができるため、パワーユニット21がスイングした場合に、エンジン22の前端部分は、より上下方向に近い軌跡を描くようになるからである。
【0031】
尚、本発明では、点火コイルユニット25をエンジン22前方に且つコイルユニット軸L1が第2スイング軸92と平行になるように配置したが、点火プラグ54をエンジン前部、即ちヘッドカバー側に配置した形式のものでは、点火コイルユニット25をエンジン側方に且つコイルユニット軸L1がシリンダ軸と平行になるように配置してもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1のスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造は、点火コイルユニットを、エンジンの前方に配置した筒状体で構成し、コイルユニット軸揺動軸と平行になるように車幅方向に延ばし且つエンジンのヘッドカバーに取付けるために、コイルを収納するケースから突出させたヘッド取付け部を一箇所のみ設け、このヘッド取付け部に取付け穴を揺動軸に平行に開け、この取付け穴にボルトを挿入することでこのボルトの下方にケースが配置されるようにエンジン側にマウントしたので、点火コイルユニットがエンジン側と一体的になり、パワーユニットがスイングしても高圧コードが繰り返し屈曲せずに済むため、高圧コードを安価なコードで済ませることができ、製造コストを抑えることができる。
【0033】
また、パワーユニットと点火コイルとの相対変位を吸収する必要がないため、高圧コードを短くすることができる。
更に、パワーユニットの前方への点火コイルユニットの突出量を抑えることができる。
【0034】
請求項2のスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造は、車体からリンクを吊下げ、このリンクの下端部に揺動軸を取付けるとともに、車体側に、水平部と傾斜部と低床部とを設け、点火コイルユニットを傾斜部に対向する様に配置したので、揺動軸がパワーユニット側に近づき、点火コイルユニットがより上下方向に近い軌跡を描くようになるため、パワーユニットがスイングしたときに、点火コイルユニットと傾斜部とのクリアランスを略一定に保つことができる。
【0035】
請求項3のスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造は、エンジンをOHC4サイクルとし、点火プラグをエンジンの側面で且つ車体側面に配置し、高圧コードをエンジンの前面並びに側面に添って配置したので、点火プラグの軸線の延びる方向に点火プラグを取付けるのに比べて、点火コイルユニット先端側への突出を抑えることができ、点火コイルユニットが邪魔にならず、また、エンジンの幅ひいては車幅の増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造を採用したスクータ型車両の側面図
【図2】本発明に係るパワーユニットの前部を示す平面図
【図3】本発明に係る点火コイルユニットの取付状態を示す斜視図
【図4】本発明に係る点火コイルユニットを備えたパワーユニット周りの側面図
【図5】本発明に係るスイング式パワーユニットの作用を説明する作用図
【符号の説明】
10…車両(スクータ型車両)、11…車体(車体フレーム)、21…スイング式パワーユニット、22…エンジン、23…変速機、24…駆動輪(後輪)、25…点火コイルユニット、53…ヘッドカバー、61…ケース、62…ヘッド取付け部、77…取付け穴(コイルユニット取付け穴)、79…ボルト、85…水平部(底部)、86…低床部(フロア部)、87…傾斜部(立上げ部)、92…揺動軸(第2スイング軸)、L1…コイルユニット軸(点火コイルユニットの軸線)。

Claims (3)

  1. 前端にエンジン、後部に変速機を備えたパワーユニットを、中央より前部位置にて揺動軸を介して二輪車等の車両の車体にスイング可能に取付け、前記変速機の出力軸に駆動輪を取付け、エンジンの点火プラグに高圧コードを介して点火コイルユニットで給電するようにしたスイング式パワーユニットにおいて、
    前記点火コイルユニットは、エンジンの前方に配置した筒状体であり、コイルユニット軸を前記揺動軸と平行になるように車幅方向に延ばし且つ前記エンジンのヘッドカバーに取付けるために、コイルを収納するケースから突出させたヘッド取付け部を一箇所のみ設け、このヘッド取付け部に取付け穴を前記揺動軸に平行に開け、この取付け穴にボルトを挿入することでこのボルトの下方に前記ケースが配置されるようにエンジン側にマウントしたものであることを特徴とするスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造。
  2. 前記車体からリンクを吊下げ、このリンクの下端部に前記揺動軸を取付けるとともに前記車体側に、パワーユニット上方に形成した水平部と、この水平部から斜め下方へ立下がる傾斜部と、この傾斜部から前方へ延びる低床部とを設け、前記点火コイルユニットを前記傾斜部に対向する様に配置したことを特徴とする請求項1記載のスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造。
  3. 前記エンジンは、OHC4サイクルであり、前記点火プラグは、エンジンの側面で且つ車体側面に配置したものであり、前記高圧コードは、エンジンの前面並びに側面に添って配置したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスイング式パワーユニットの点火コイルユニット取付構造。
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