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JP4168490B2 - 動き判定装置、その方法および画像情報変換装置 - Google Patents

動き判定装置、その方法および画像情報変換装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像信号の動き判定装置、その方法および画素情報変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力ディジタル画像信号を異なる走査線構造へ変換する画像信号変換装置、ディジタル画像信号を圧縮する高能率符号化等の画像処理において、画像の注目部分の静止、動きを判定する動き判定が使用される。従来の動き判定装置では、画像部分(例えば1フレームの画像を細分化したブロック)についてフレーム間差分の絶対値の和を求め、絶対値の和の大小によって、画像部分の動きの有無を判定するようにしていた。すなわち、フレーム間差分の絶対値和が大きい時には、画像部分に動きがありと決定し、これが小さい時には、静止と決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の動き判定は、フレーム間差分を使用した判定であるために、テロップを動いている時には、動くテロップが存在するにもかかわらず、静止と誤って判定するおそれがあった。テロップは、画像に重畳される文字、記号を意味する。例えば「川」の文字が水平方向に動き、1フレーム後では、この文字の2本の縦の部分が重なるような場合では、1フレームの中間のフィールドでは、時間的に前のフィールドの画像と大きく異なっていても、フレーム間差分が小さいために、静止と判定してしまう。この判定に基づいて静止画に適用される画像処理を行うと、その部分が滑らかに動いているように見えず、不自然な処理結果が生じる。一方、画像全体で動き状態に適用される処理を行うと、その他の静止部分でも動き状態に適用される処理がなされるので、画像全体がぼけた感じになってしまう問題があった。
【0004】
従って、この発明の目的は、テロップのような人工的な画像の動き判定をテロップ以外の画像の動き判定と分離して行うことにより、動き適応処理をより良好に行うことが可能な動き判定装置、その方法および画像情報変換装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定装置において、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
第1の動き検出部からの動きクラスと、第2の動き検出部からのテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力部とを有し、
第2の動き検出部は、
フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィール
ド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定装置である。
A=SG sum ≧th5
and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
and FrG≧th7
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th5
and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
and FrG≧th10
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
請求項2の発明は、インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定装置において、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
第1の動き検出部からの動きクラスと、第2の動き検出部からのテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力部とを有し、
第2の動き検出部は、
フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
部分画像に関して発生した第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分Fi G1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した第2の差分値の絶対値和である第2のフィールド間差分FiG2 (t) を求め、第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定装置である。
A=SG sum ≧th12
and FiG1 (t) ≧th13
and FrG≧th14
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th12
and FiG2 (t) ≧th16
and FrG≧th17
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
【0006】
請求項の発明は、インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定方法において、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出ステップと、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出ステップと、
第1の動き検出ステップにおいて決定された動きクラスと、第2の動き検出ステップにおいて生成されたテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力ステップとを有し、
第2の動き検出ステップは、
フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定方法である。
A=SG sum ≧th5
and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
and FrG≧th7
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th5
and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
and FrG≧th10
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
請求項4の発明は、インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定方法において、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出ステップと、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出ステップと、
第1の動き検出ステップにおいて決定された動きクラスと、第2の動き検出ステップにおいて生成されたテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力ステップとを有し、
第2の動き検出ステップは、
フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
部分画像に関して発生した第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分FiG1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した第2の差分値の絶対値和である第2のフィー ルド間差分FiG2 (t) を求め、第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定方法である。
A=SG sum ≧th12
and FiG1 (t) ≧th13
and FrG≧th14
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th12
and FiG2 (t) ≧th16
and FrG≧th17
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
【0007】
請求項の発明は、入力画像信号からより高い解像度を有する出力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置において、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第1の画素を選択する第1のデータ選択手段と、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第2の画素を選択する第2のデータ選択手段と、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第3の画素を選択する第3のデータ選択手段と、
予め取得されている予測係数を記憶するメモリ手段と、
第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の画素と予測係数の積和演算によって、出力画像信号の画素を生成する信号生成手段と、
第2のデータ選択手段で選択された複数の第2の画素に基づいて、空間クラスを形成し、第3のデータ選択手段で選択された複数の第3の画素に基づいて、動きクラスを形成し、空間クラスと動きクラスとを含むクラス情報に対応して予測係数をメモリ手段から読み出して信号生成手段に供給するクラス決定手段と、
信号生成手段に対して接続され、変換画像を指定された出力画像へ変換するための走査変換手段とを有し、
予測係数は、積和演算によって、出力画像信号の画素を生成した時に、生成された値と画素の真値との誤差を最小とするように、クラス情報毎に予め学習によって求められてメモリ手段に記憶されており、
動きクラスを形成するための動き判定部は、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
第1の動き検出部からの動きクラスと、第2の動き検出部からのテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力部とを有し、
第2の動き検出部は、
フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする画像情報変換装置である。
A=SG sum ≧th5
and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
and FrG≧th7
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th5
and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
and FrG≧th10
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5 、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
請求項6の発明は、入力画像信号からより高い解像度を有する出力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置において、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第1の画素を選択する第1のデータ選択手段と、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第2の画素を選択する第2のデータ選択手段と、
出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第3の画素を選択する第3のデータ選択手段と、
予め取得されている予測係数を記憶するメモリ手段と、
第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の画素と予測係数の積和演算によって、出力画像信号の画素を生成する信号生成手段と、
第2のデータ選択手段で選択された複数の第2の画素に基づいて、空間クラスを形成し、第3のデータ選択手段で選択された複数の第3の画素に基づいて、動きクラスを形成し、空間クラスと動きクラスとを含むクラス情報に対応して予測係数をメモリ手段から読み出して信号生成手段に供給するクラス決定手段と、
信号生成手段に対して接続され、変換画像を指定された出力画像へ変換するための走査変換手段とを有し、
予測係数は、積和演算によって、出力画像信号の画素を生成した時に、生成された値と画素の真値との誤差を最小とするように、クラス情報毎に予め学習によって求められてメモリ手段に記憶されており、
動きクラスを形成するための動き判定部は、
部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、複数のしきい値と、部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
第1の動き検出部からの動きクラスと、第2の動き検出部からのテロップ判定出力とが供給され、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力し、テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスを出力する出力部とを有し、
第2の動き検出部は、
フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
部分画像に関して発生した第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分FiG1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した第2の差分値の絶対値和である第2のフィールド間差分FiG2 (t) を求め、第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする画像情報変換装置である。
A=SG sum ≧th12
and FiG1 (t) ≧th13
and FrG≧th14
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
B=SG sum ≧th12
and FiG2 (t) ≧th16
and FrG≧th17
and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
【0008】
この発明では、フィールド間差分を用いて動き検出を行うので、テロップのような人工的な画像の動き判定を行うことができる。また、人工的な画像の動き判定を、通常の画像例えば自然画と別に行うことによって、動きに適応した処理をより良好に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態の構成を示す。図1に示すように、入力端子1からの入力ディジタル画像信号がタップ構築回路2に供給される。一例として、入力ディジタル画像信号がインターレス信号であって、タップ構築回路2では、図2に示す50個の画素が動き判定に使用するタップとして選択され、選択されたタップが出力される。図2は、t−1,t、t+1と時間的に連続する3フィールドの空間的に同一部分の画像を示している。図2中のドットが所定周波数でサンプリングされることが得られる画素を示す。例えば1画素は、8ビットの輝度値である。
【0010】
時間t−1のフィールドでは、時間的に連続する3ラインのそれぞれから対応する位置の5個のタップが選択される。同様に、時間t+1 のフィールドでは、時間的に連続する3ラインのそれぞれから対応する位置の5個のタップが選択される。これらのフィールドのタップの空間的な位置が同一である。また、現在(時間t)のフィールドでは、時間的に連続する4ラインのそれぞれから対応する位置の5個のタップが選択される。インターレス方式であるために、これらの4ラインは、t-1 およびt+1 のフィールドのタップとは、空間的に1ラインずれている。そして、図2において、×で示す位置が注目点であり、この注目点に関しての動き判定がなされる。
【0011】
タップ構築回路2に対してテロップ動き検出部3、フレーム間差分FrG検出回路4および空間勾配SGsum 検出回路5が接続される。テロップ動き検出部3に対して選択回路6が接続される。フレーム間差分FrG検出回路4に対して比較器7,8,9が接続される。比較器7では、フレーム間差分FrGとしきい値th2とが比較され、比較器8および9では、フレーム間差分FrGとしきい値th3およびth4とがそれぞれ比較される。空間勾配SGsum 検出回路5に対して比較器10が選択される。比較器10では、空間勾配SGsum としきい値th1とが比較される。
【0012】
比較器7,8,9,10は、入力値がしきい値より大きい時に、"1" (論理的な1)の出力を発生し、そうでない時に、"0" の出力を発生する。例えばFrG≧th2の時には、比較器7の出力が"1" となり、FrG<th2の時には、その出力が"0" (論理的な0)となる。さらに、空間勾配SGsum 検出回路5に対して、しきい値発生部12が接続される。しきい値の大小関係は、th2>th3>th4である。しきい値発生部12については後述する。
【0013】
フレーム間差分FrGは、t-1 のフィールドの15個のタップの画素値のそれぞれと、1フレーム後のt+1 のフィールドの空間的に同一位置の15個のタップの画素値との差分を求め、求まった15個のフレーム間差分を絶対値に変換し、さらに、フレーム間差分の絶対値を合計した値である。一般的には、フレーム間差分FrGが大きいほど、フレーム間の動きが大きいものと判定される。
【0014】
空間勾配SGsum は、t-1 のフィールドの空間勾配SG(t-1)、tのフィールドの空間勾配SG(t) 、t+1 のフィールドの空間勾配SG(t+1)の合計値である。これらの空間勾配は、空間アクティビティの一つである。各フィールドの空間勾配は、それぞれの画素と隣接画素との差分の絶対値を求め、差分の絶対値を合計した値である。例えばt-1 のフィールドにおいて、左上コーナーの画素の場合では、その真下の画素と右側の画素とが隣接画素であり、自分の画素値と各隣接画素の画素値の差分が計算される。同様に、他の画素に関しても、垂直方向および水平方向における隣接画素との差分値が計算される。そして、15個の画素に関する差分値を合計することによって、t-1 のフィールドの空間勾配SG(t-1 ) が求められる。他のフィールドの空間勾配SG(t) およびSG(t+1)も同様に求められる。
【0015】
比較器7,8,9および10の出力が動きクラス決定部11に供給される。動きクラス決定部11は、これらの比較器7〜10の出力を受け取って例えば3ビットのコードの動きクラスMJを出力する。動きクラスMJは、0,1,2,3の値をとりうる。動きクラス0から動きクラス3に向かって、注目点の動きが大きいことを表す。動きクラスMJ決定部11は、下記の条件によって動きクラスMJを決定し、動きクラスMJを選択回路6に出力する。
【0016】
動きクラスMJ=3
SGsum ≧th1 andFrG≧th2(and は論理積の意味である)
動きクラスMJ=2
SGsum ≧th1 andFrG≧th3
動きクラスMJ=1
SGsum ≧th1 andFrG≧th4
動きクラス0
上記以外
しきい値発生部12は、図3に示すように、空間勾配SGsum の大きさに従って変化するしきい値th2、th3、th4を発生する。各しきい値の変化の仕方が独立であるが、空間勾配SGsum が大きくなるに従って各しきい値も大きくなる傾向を有する。発生したしきい値th2、th3およびth4が上述した比較器7、8、9に対してそれぞれ供給され、フレーム間差分FrGと比較される。それによって、上述した条件に従って、4種類の動きクラスMJが決定される。なお、しきい値th1は、動き判定の対象である部分画像の空間勾配SGsum がある程度以上大きいことを検出するために適切な値に選定される。
【0017】
しきい値th2を発生するために、空間勾配SGsum が供給される区間判定回路21および区間内位置判定回路22と、区間判定回路21の出力に対応したパラメータを出力するメモリ23と、区間内位置判定回路22の出力とメモリ23からのパラメータを受け取ってしきい値th2を発生するth2計算回路24とが設けられている。図3に示すように、空間勾配SGsum のA0、A1、A2、A3で示す値によって、4個の区間が規定される。3個の区間(A0−A1)(A1−A2)(A2−A3)は、互いに等しい幅とされる。また、SGsum >A3以上の区間では、しきい値th2、th3、th4の値が飽和したものとされる。区間判定回路21によって、4個の区間の内の1つの区間が決定される。
【0018】
また、空間勾配SGsum の値A0〜A3にそれぞれと対応するしきい値レベルB10、B11、B12、B13が規定され、これらのレベルがメモリ23から出力される。例えば区間(A0−A1)の場合では、レベルB10およびB11がメモリ23からしきい値計算回路24に対して出力される。3個の各区間の中は、均等に例えば64分割される。区間内位置判定回路22は、区間内の位置を決定する。区間内の位置が決定されると、しきい値計算回路24は、線形補間によって、しきい値th2を発生する。例えば区間(A0−A1)内の位置では、その位置に応じた係数をレベルB10およびB11に対してそれぞれ乗算し、乗算結果を加算することによって、しきい値th2が得られる。
【0019】
しきい値th3を発生するために、区間判定回路31、区間内位置判定回路32、メモリ33および計算回路34が設けられる。しきい値th4を発生するために、区間判定回路41、区間内位置判定回路42、メモリ43および計算回路44が設けられる。これらの構成は、上述したしきい値th2を発生するための構成と同様に動作する。但し、メモリ34には、しきい値th3用のレベルB20、B21、B22、B23が格納され、メモリ44には、しきい値th4用のレベルB30、B31、B32、B33が格納されている。
【0020】
上述したように決定された動きクラスMJが選択回路6に供給される。選択回路6では、テロップ動き検出部3からのテロップ判定出力と、動きクラスMJの一方が選択され、出力端子13に出力される。一例として、テロップ判定出力に対して単一のクラス(モノクラス)を割り当てる。条件Aまたは条件Bが成立する時に、テロップ判定出力がテロップの動きがあることを示す。
【0021】
選択回路6は、テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力としてテロップ判定出力を優先的に出力する。テロップの動きを示すものでない場合に、動きクラスMJを出力する。なお、動きクラス決定部11の後に多数決判定部を接続し、多数決判定によって最終的な動きクラスを決定するようにしても良い。多数決判定処理によって、動きクラスの孤立点を除去し、空間的に近接した範囲の動きクラスの整合性を高めることができる。
【0022】
テロップ判定出力をモノクラスとして扱う必要はなく、動きクラスの一部として扱っても良い。その場合には、下記の条件に従ってクラスが決定される。
【0023】
動きクラスMJ=3(条件AまたはBが満たされる時に、テロップの動きと判定し、両条件が満たされない時に、テロップの動きではないと判定するテロップ判定出力が使用される)
A andB andFrG≧th2
動きクラスMJ=2
SGsum ≧th1 andFrG≧th3
動きクラスMJ=1
SGsum ≧th1 andFrG≧th4
動きクラス0
上記以外
次に、テロップ動き検出部3について説明する。テロップは、画像に重畳される文字、記号を意味する。但し、この発明は、テロップ以外の人工的に作成された画像である、コンピュータゲームの画像、コンピュータグラフィックス等の検出にも有効である。すなわち、これらの画像は、一定輝度の画素が時間的または空間的に連続し、文字、記号、図形を表現する画像信号としての性質を共通に有するからである。
【0024】
図4は、テロップ動き検出部3の一例の構成を示す。タップ構築回路2に対して、空間勾配SG(t) 、SG(t-1) 、SG(t+1) をそれぞれ検出する検出回路51、52、53と、フレーム間差分FrG検出回路54と、フィールド間差分検出回路55と,ダイナミックレンジDR検出回路56とが接続される。SG(t) 、SG(t-1) 、SG(t+1) は、時間的に連続するフィールドt-1 、t 、t+1 のそれぞれの空間勾配である。SGsum =SG(t-1) +SG(t) +SG(t+1) の関係にある。また、フレーム間差分FrGは、上述した動きクラス検出に使用するものと同じものである。従って、図1と図4では、別々の構成として示されているが、検出回路51〜54は、図1中の検出回路4および5と共用することが可能である。ダイナミックレンジDRは、切り出されたタップ(50画素)の中の最大値と最小値の差であり、空間アクティビティを表すものである。
【0025】
図5は、フィールド間差分を説明する図である。連続するフィールド間では、インターレス方式では、垂直方向のライン位置がずれている。従って、フィールド間差分としては、自分のラインより上側に位置する他のフィールドのラインとの差分(uの文字を付ける)と、自分のラインより下側に位置する他のフィールドのラインとの差分(dの文字を付ける)との2種類ある。
【0026】
図5から分かるように、FiGut-1 は、フィールドt-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分を表し、FiGdt-1 は、フィールドt-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分を表す。同様に、FiGut は、フィールドtおよびt+1 間の、上向きのフィールド間差分を表し、FiGdt は、フィールドtおよびt+1 間の、下向きのフィールド間差分を表す。フレーム間差分FrGと同様に、5×3および5×4(図2参照)の各ブロックの各画素の差分値の絶対値和がフィールド間差分として検出される。フィールド間差分検出回路55は、これらの4個のフィールド間差分を検出する。検出されたフィールド間差分を用いて下記の判定条件に従ってテロップ部分の動きの有無を検出する。すなわち、条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定する。
【0027】
A=SGsum ≧th5
and min{|SG(t) −SG(t-1) |,|SG(t) −SG(t+1) |}≧th6
and FrG≧th7
and DR≧th8
B=SGsum ≧th5
and max{FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
and FrG≧th10
and DR≧th11
図4に示す構成は、上述した条件A、条件Bが満足されるかどうかを判定する構成とされている。検出回路52、53および54でそれぞれ検出された各フィールドの空間的に同一位置のブロックの空間勾配SG(t) 、SG(t-1) 、SG(t+1) が加算器57に供給され、これらの合計値SGsum が計算される。SGsum が比較器58に供給され、比較器58にてしきい値th5と比較される。比較器58の出力がアンド回路65に供給される。
【0028】
空間勾配SG(t) 、SG(t-1) 、SG(t+1) が最小値検出部59に供給され、その中の最小値が検出される。検出された最小の空間勾配が比較器60に供給され、比較器60にてしきい値th6と比較される。比較器60の比較出力がアンド回路61に供給される。検出回路54で検出されたフレーム間差分FrGが比較器62に供給され、比較器62にてしきい値th7と比較される。比較器62の出力がアンド回路61に供給される。検出回路56で検出されたダイナミックレンジDRが比較器63に供給され、比較器63にてしきい値th8と比較される。比較器63の出力(DR1)がアンド回路61に供給される。
【0029】
後述する比較器を含む全ての比較器は、入力がしきい値以上の場合に、"1" となる比較出力を発生する。従って、アンド回路61に入力される比較器60、62、63の出力が全て"1" の時に、アンド回路61の出力が"1" となる。アンド回路61の出力がオア回路64を介してアンド回路65に供給される。アンド回路65には、比較器58の出力が供給されている。従って、アンド回路61の出力が"1" であり、比較器58の出力が"1" である場合に、アンド回路65の出力が"1" となり、条件Aを満たし、テロップ部分の動きであることを示す出力が発生する。出力が"0" である時は、テロップ部分の動きでないことを示す。
【0030】
また、検出回路55で検出されたフィールド間差分が最大値検出部66に供給され、4個のフィールド間差分の中の最大値が検出される。検出された最大のフィールド間差分が比較器67に供給され、比較器67にてしきい値th9と比較される。比較器67の出力がアンド回路68に供給される。検出回路54で検出されたフレーム間差分FrGが比較器69に供給され、比較器69にてしきい値th10と比較される。比較器69の出力がアンド回路68に供給される。検出回路56で検出されたダイナミックレンジDRが比較器70に供給され、比較器70にてしきい値th11と比較される。比較器70の出力(DR2)がアンド回路68に供給される。
【0031】
アンド回路68に入力される比較器67、69、70の出力が全て"1" の時に、アンド回路68の出力が"1" となる。アンド回路68の出力がオア回路64を介してアンド回路65に供給される。アンド回路65には、比較器58の出力が供給されている。従って、アンド回路68の出力が"1" であり、比較器58の出力が"1" である場合に、アンド回路65の出力が"1" となり、条件Bを満たし、テロップ部分の動きであることを示す出力が発生する。出力が"0" である時は、テロップ部分の動きでないことを示す。
【0032】
上述したテロップ動き検出部2からのテロップ部分の動き/静止を示す出力が選択回路6(図1)に供給され、この出力がテロップ部分の動きがあることを示す時には、選択回路6によって"1" の出力が選択され、この出力がテロップ部分の動きがあることを示さない時には、動きクラスが選択される。動きクラスの0から3を3ビットで表現されている時には、テロップ部分の動きを示すテロップクラスとしては、動きクラスと区別できる3ビットを割り当て、選択回路6がテロップ動き検出部2の出力に応答してその3ビットのコードを発生する。
【0033】
テロップ動き検出部2の他の例について、図6および図7を参照して説明する。他の例では、フィールド間差分として、垂直方向のフィルタ処理を行ったフィールド間差分を使用してテロップ部分の動きを判定するものである。図6は、テロップ動き検出部2の他の例の構成を示す。タップ構築回路2に対して、空間勾配SG(t) 、SG(t-1) 、SG(t+1) の合計値SGsum を検出する検出回路71と、フレーム間差分FrG検出回路72と、垂直方向のフィルタ73と、ダイナミックレンジDR検出回路74とが接続される。SGsum =SG(t-1) +SG(t) +SG(t+1) の関係にある。また、フレーム間差分FrGは、上述した動きクラス検出に使用するものと同じものである。なお、図1と図6とでは、別々の構成として示されているが、検出回路71、72、74は、図1中の検出回路4および5と共用することが可能である。
【0034】
フィルタ73の出力信号が減算器75に供給される。減算器75には、タップ構築回路2の出力信号が供給される。減算器75によって、垂直方向のフィルタ73の処理がなされたフィールドと他のフィールドとのフィールド間差分が計算される。フィールド間差分生成回路76は、フィールド間差分FiG1(t) を発生し、フィールド間差分生成回路77は、フィールド間差分FiG2(t) を発生する。
【0035】
図7は、フィールド間差分を説明する図である。連続するフィールド間では、インターレス方式では、垂直方向のライン位置がずれている。垂直方向のフィルタ73は、破線の丸印で示すように、フィールドtにおいて、上下のラインの画素aおよびbの平均値である補間値c(=0.5a+0.5b)を発生する。そして、減算器75は、フィールドt-1 の画素とフィールドtのフィルタ73で発生した補間値との差分値、並びにフィールドt+1 の画素とフィールドtのフィルタ73で発生した補間値との差分値を発生する。
【0036】
減算器75の出力の中で、フィールドt-1 の画素とフィールドtのフィルタ73で発生した補間値との差分値がフィールド間差分生成回路76において絶対値に変換される。1ブロック当たりで発生した15個の差分の絶対値が積算され、フィールド間差分FiG1(t) が生成される。同様に、フィールド間差分生成回路77がフィルタ処理されたフィールドtとフィールドt+1 との間の差分値の絶対値和である、フィールド間差分FiG2(t) を生成する。検出されたフィールド間差分を用いて下記の判定条件に従ってテロップ部分の動きを検出する。すなわち、条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定する。なお、垂直方向のフィルタ処理をフィールドt-1 およびt+1 に対して行うようにしても良い。
【0037】
A=SGsum ≧th12
and FiG1(t) ≧th13
and FrG≧th14
and DR≧th15
B=SGsum ≧th12
and FiG2(t) ≧th16
and FrG≧th17
and DR≧th18
図6に示す構成は、上述した条件A、条件Bが満足されるかどうかを判定する構成とされている。検出回路71で検出された空間勾配の合計値SGsum 比較器78に供給され、比較器78にてしきい値th12と比較される。比較器78の出力がアンド回路84に供給される。
【0038】
フィールド間差分生成回路76からのフィールド間差分FiG1(t) が比較器79に供給され、比較器79にてしきい値th13と比較される。比較器79の出力がアンド回路82に供給される。検出回路72で検出されたフレーム間差分FrGが比較器80に供給され、比較器80にてしきい値th14と比較される。比較器80の出力がアンド回路82に供給される。検出回路74で検出されたダイナミックレンジDRが比較器81に供給され、比較器81にてしきい値th15と比較される。比較器81の出力(DR1)がアンド回路82に供給される。
【0039】
アンド回路82に入力される比較器79、80、81の出力が全て"1" の時に、アンド回路82の出力が"1" となる。アンド回路82の出力がオア回路83を介してアンド回路84に供給される。アンド回路84には、比較器78の出力が供給されている。従って、アンド回路82の出力が"1" であり、比較器78の出力が"1" である場合に、アンド回路84の出力が"1" となり、条件Aを満たし、テロップ部分の動きであることを示す出力が発生する。出力が"0" である時は、テロップ部分の動きでないことを示す。
【0040】
また、フィールド間差分生成回路77からのフィールド間差分FiG2(t) が比較器85に供給され、比較器85にてしきい値th16と比較される。比較器85の出力がアンド回路86に供給される。検出回路72で検出されたフレーム間差分FrGが比較器87に供給され、比較器87にてしきい値th17と比較される。比較器87の出力がアンド回路86に供給される。検出回路74で検出されたダイナミックレンジDRが比較器88に供給され、比較器88にてしきい値th18と比較される。比較器88の出力(DR2)がアンド回路86に供給される。
【0041】
アンド回路86に入力される比較器85、87、88の出力が全て"1" の時に、アンド回路86の出力が"1" となる。アンド回路86の出力がオア回路83を介してアンド回路84に供給される。アンド回路84には、比較器78の出力が供給されている。従って、アンド回路86の出力が"1" であり、比較器78の出力が"1" である場合に、アンド回路84の出力が"1" となり、条件Bを満たし、テロップ部分の動きであることを示す出力が発生する。出力が"0" である時は、テロップ部分の動きでないことを示す。
【0042】
図6に示すテロップ動き検出部2の他の例からのテロップ部分の動きがあるか否かを示す出力が選択回路6(図1)に供給され、テロップ部分の動きを示す時には、選択回路6によって"1" の出力が選択され、テロップ部分の動きを示さない時には、動きクラスが選択される。
【0043】
上述したテロップ動き検出部2の一例および他の例では、空間アクティビティとしてダイナミックレンジDRを使用し、ダイナミックレンジDRがしきい値以上である場合をテロップ検出の条件の一つとしている。このダイナミックレンジDRに代えて、図8の構成により検出した空間アクティビティを使用しても良い。
【0044】
図8において、タップ構築回路91によって接続された複数のタップ(図2に示す50個のタップ)の画素値が最大値検出回路92および最小値検出回路93に供給される。検出された最大値および最小値がそれぞれ比較器94および95に供給され、しきい値th19およびth20とそれぞれ比較される。比較器94は、最大値がしきい値th19以上の場合に"1" の出力を発生し、比較器95は、最小値がしきい値th20以上の場合に"1" の出力を発生する。アンド回路96に対してこれらの比較器94および95の出力が供給され、アンド回路96から出力が発生する。
【0045】
アンド回路96の出力は、最大値がしきい値th19以上で、最小値がしきい値th20以上であることを示す。ダイナミックレンジDRがしきい値以上であることを示す出力に代えて、アンド回路96の出力を使用するようにしても良い。
【0046】
上述したこの発明による動き判定装置は、画像信号変換装置における動きクラスの生成に対して適用することができる。この画像信号変換装置は、SD(Standard Definition )信号が入力され、HD(High Definition )信号を出力するものである。また、HD画素を生成する場合、生成するHD画素の近傍にある、SD画素をクラス分割し、それぞれのクラス毎に予測係数値を学習により獲得することで、より真値に近いHD画素を得るものである。図9は、このような手法による画像信号変換装置である。
【0047】
図9において、入力SD信号(525i信号)が第1のタップ選択回路101、第2のタップ選択回路103および第3のタップ選択回路104に供給される。第1のタップ選択回路101は、予測に使用するSD画素(予測タップと称する)を選択するものである。第2のタップ選択回路103は、生成するHD画素の近傍のSD画素のレベル分布のパターンに対応するクラス分類に使用するSD画素(空間クラスタップと称する)を選択するものである。第3のタップ選択回路104は、生成するHD画素の近傍のSD画素に基づいて動きに対応するクラス分類に使用するSD画素(動きクラスタップと称する)を選択するものである。
【0048】
第1のタップ選択回路101により選択された予測タップが推定予測演算回路102に供給される。第2のタップ選択回路103により選択された空間クラスタップが空間クラス検出回路105に供給される。空間クラス検出回路105は、空間クラスを検出する。検出された空間クラスがクラス合成回路107に供給される。第3のタップ選択回路104により選択された動きクラスタップが動きクラス検出回路106に供給される。動きクラス検出回路106は、動きクラスを検出する。検出された動きクラスがクラス合成回路107に供給される。クラス合成回路107によって、空間クラスおよび動きクラスが統合され、最終的なクラスコードが形成される。
【0049】
このクラスコードが係数メモリ108に対して、アドレスとして供給され、係数メモリ108からクラスコードに対応する係数データが読出される。係数データと予測タップとが推定予測演算回路102に供給される。推定予測演算回路102では、予測タップ(525i信号の画素)と予測係数との線形推定式を用いて出力映像信号(525p信号)のデータを算出する。推定予測演算回路102は、現存ライン上のデータ(ラインデータL1)と、生成ライン上のデータ(ラインデータL2)を出力する。同時に、推定予測演算回路102は、水平方向で2倍の数の画素を出力する。525i信号は、ライン数が525本のインターレス信号を意味し、525p信号は、ライン数が525本のプログレッシブ(ノンインターレス)信号を意味する。
【0050】
推定予測演算回路102からのラインデータL1、L2が線順次変換回路109に供給される。線順次変換回路109は、ライン倍速の処理を行う。推定予測演算回路102は、525i信号から525p信号を生成するので、水平周期は、525i信号と同一である。線順次変換回路109は、水平周期を2倍とするライン倍速処理を行う。線順次変換回路109から525p信号が取り出される。
【0051】
図10は、1フィールドの画像の一部を拡大することによって、525i信号と525p信号との画素の配置を示すものである。大きなドットが525i信号の画素であり、小さいドットが出力される525p信号の画素である。この関係は、図10以外の他の図面においても同様である。図10は、あるフレーム(F)の奇数(O)フィールドの画素配置である。他のフィールド(偶数フィールド)では、525i信号のラインが空間的に0.5ラインずれたものとなる。図10ら分かるように、525i信号のラインと同一位置のラインデータL1および525i信号の上下のラインの中間位置のラインデータL2を形成し、また、各ラインの水平方向の画素数を2倍とする。従って、推定予測演算回路102によって、525p信号の4画素のデータが同時的に生成される。
【0052】
図11は、ライン倍速処理をアナログ波形を用いて示すものである。推定予測演算回路102によって、ラインデータL1およびL2が同時に生成される。ラインデータL1には、順にa1,a2,a3,・・・のラインが含まれ、ラインデータL2には、順にb1,b2,b3,・・・のラインが含まれる。線順次変換回路109は、各ラインのデータを時間軸方向に1/2に圧縮し、圧縮されたデータをスイッチング回路によって交互に選択することによって、線順次出力(a0,b0,a1,b1,・・・)を形成する。
【0053】
図示しないが、出力映像信号がCRTディスプレイに供給される。CRTディスプレイは、出力映像信号(525p信号)を表示することが可能なように、その同期系が構成されている。入力映像信号としては、放送信号、またはVTR等の再生装置の再生信号が供給される。すなわち、この一実施形態をテレビジョン受像機に内蔵することができる。
【0054】
図12は、第2のタップ選択回路103により選択されるタップ(SD画素)を示す。図12は、時間的に連続するフレームF−1の奇数フィールドo(F−1/oと表記する)、F−1の偶数フィールド(F−1/e)、F/o、F/eのそれぞれの垂直方向の画素の配列を示す。
【0055】
図12に示すように、フィールドF/oのラインデータL1およびL2を予測する時の空間クラスタップは、このフィールドF/oの次のフィールドF/eに含まれ、生成すべき525p信号の画素と空間的に近傍位置の入力画素T1およびT2と、フィールドF/oに含まれ、生成すべき525p信号の画素の近傍の入力画素T3,T4,T5と、前のフィールドF−1/eの入力画素T6,T7である。フィールドF/eのラインデータL1およびL2を予測する時も同様にタップが選択される。なお、ラインデータL1の画素を予測するモード1では、T7の画素をクラスタップとして選択せず、ラインデータL2の画素を予測するモード2では、T4の画素をクラスタップとして選択しないようにしても良い。
【0056】
ここで、前述したこの発明による動き判定装置は、動きクラス検出回路106に対して適用される。従って、タップ選択回路104により選択されるタップ、すなわち、動きクラスタップは、図2に示すような50個のSD画素である。そして、前述したように、テロップクラスまたは動きクラスMJが決定され、これが動きクラスとしてクラス合成回路107に供給される。この場合に、テロップの動きがあることを示すクラスを単独に設定するか、または動きの程度を示す複数のクラスの一部にテロップの動きを示すクラスを配置するようになされる。
【0057】
タップ選択回路103で選択された空間クラスタップが空間クラス検出回路105に供給される。空間クラス検出回路105は、選択された空間クラスタップのレベル分布のパターンを検出する。この場合、各画素8ビットのSDデータを2ビットのSDデータへ圧縮するような処理を行う。一例として、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding )によって、空間クラスタップのSD画素のデータが圧縮される。なお、情報圧縮手段としては、ADRC以外にDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等の圧縮手段を用いても良い。
【0058】
本来、ADRCは、VTR(Video Tape Recoder)向け高能率符号化用に開発された適応的再量子化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、ADRCを空間クラス分類のコード発生に使用している。ADRCは、空間クラスタップのダイナミックレンジをDR、ビット割当をn、空間クラスタップの画素のデータレベルをL、再量子化コードをQとして、以下の式(1)により、最大値MAXと最小値MINとの間を指定されたビット長で均等に分割して再量子化を行う。
【0059】
DR=MAX−MIN+1
Q={(L−MIN+0.5)×2/DR} (1)
ただし、{ }は切り捨て処理を意味する。
【0060】
予測係数メモリ108には、525i信号のパターンと525p信号の関係を学習することにより、取得された予測係数が各クラス毎に記憶されている。予測係数は、線形推定式により525i信号を525p信号へ変換するための情報である。なお、予測係数の取得方法については後述する。
【0061】
予測係数メモリ108のクラスに対応したアドレスから、そのクラスの予測係数が読出される。この予測係数は、推定予測演算回路102に供給される。推定予測演算回路102は、タップ選択回路101からの予測タップ(画素値)T1,T2,・・・Tiと、予測係数w1 ,w2 ,・・・wiとの線形1次結合式(式(2))の演算を行うことにより、ラインデータL1、L2を算出する。但し、ラインデータL1およびL2との間では、使用する予測係数が相違する。
【0062】
L1=w1 T1+w2 T2+・・・・+wiTi (2)
このように、予測係数が各クラス毎に予め学習により求められた上で、予測係数メモリ108に記憶しておき、入力される予測タップおよび読出された予測係数に基づいて演算が行われ、入力されたデータに対応する出力データを形成して出力することにより、入力データを単に補間処理したのとは異なり、高画質のプログレッシブ方式の映像信号を出力することができる。
【0063】
次に、係数メモリ108に格納される係数データの作成方法(学習)について図13を用いて説明する。係数データを学習によって得るためには、まず、既に知られているHD画像(525p信号)に対応し、HD画像の1/4の画素数のSD画像を2次元間引きフィルタ120によって形成する。例えばHDデータの垂直方向の画素を垂直間引きフィルタによりフィールド内の垂直方向の周波数が1/2になるように間引き処理し、さらに水平間引きフィルタにより、HDデータの水平方向の画素を間引き処理することにより、SDデータを得る。
【0064】
2次元間引きフィルタ120からのSD信号がタップ選択回路121、タップ選択回路122およびタップ選択回路123にそれぞれ供給される。これらのタップ選択回路は、図9に示す信号変換装置におけるタップ選択回路101、103、104と同様に、予測タップ、空間クラスタップ、動きクラスタップを選択する。タップ選択回路121からの予測タップが正規方程式加算回路127に供給される。タップ選択回路122からの空間クラスタップが空間クラス検出回路124に供給される。タップ選択回路123からの動きクラスタップが動きクラス検出回路125に供給される。
【0065】
信号変換装置における空間クラス検出回路105と同様に、空間クラス検出回路124は、空間クラスタップのデータをADRCにより圧縮し、空間クラスコードを発生する。また、動きクラス検出回路125は、信号変換装置における動きクラス検出回路106と同様に、動きクラスタップから動きクラスコードを発生する。空間クラスコードと動きクラスコードとがクラス合成回路126によって合成され、最終的なクラスが形成される。クラス合成回路126からのクラスコードが正規方程式加算回路127へ供給される。
【0066】
ここで、正規方程式加算回路127の説明のために、複数個のSD画素からHD画素への変換式の学習とその予測式を用いた信号変換について述べる。以下に、説明のために学習をより一般化してn画素による予測を行う場合について説明する。予測タップとして選択されるSD画素のレベルをそれぞれx1 、‥‥、xn とし、HD画素レベルをyとしたとき、クラス毎に係数データw1 、‥‥、wn によるnタップの線形推定式を設定する。これを下記の式(3)に示す。学習前は、wi が未定係数である。
【0067】
y=w1 1 +w2 2 +‥‥+wn n (3)
学習は、クラス毎に複数の信号データに対して行う。データ数がmの場合、式(3)にしたがって、以下に示す式(4)が設定される。
【0068】
k =w1 k1+w2 k2+‥‥+wn kn (4)
(k=1,2,‥‥m)
m>nの場合、予測係数wi 、‥‥wn は、一意に決まらないので、誤差ベクトルeの要素を以下の式(5)で定義して、式(6)を最小にする予測係数を求める。いわゆる、最小自乗法による解法である。
【0069】
k =yk −{w1 k1+w2 k2+‥‥+wn kn} (5)
(k=1,2,‥‥m)
【0070】
【数1】
Figure 0004168490
【0071】
ここで、式(6)のwi による偏微分係数を求める。それは以下の式(7)を `0' にするように、各係数wi を求めればよい。
【0072】
【数2】
Figure 0004168490
【0073】
以下、式(8)、(9)のようにXij、Yi を定義すると、式(7)は、行列を用いて式(10)へ書き換えられる。
【0074】
【数3】
Figure 0004168490
【0075】
【数4】
Figure 0004168490
【0076】
【数5】
Figure 0004168490
【0077】
この方程式は、一般に正規方程式と呼ばれている。図13中の正規方程式加算回路127は、クラス合成回路126から供給されたクラス情報と、タップ選択回路121から供給された予測タップと、生成しようとするプログレッシブ画像の画素(教師信号)を用いて、この正規方程式の加算を行う。
【0078】
学習に充分なフレーム数のデータの入力が終了した後、正規方程式加算回路127は、予測係数決定部128に正規方程式データを出力する。予測係数決定部128は、正規方程式を掃き出し法等の一般的な行列解法を用いて、wi について解き、予測係数を算出する。予測係数決定部128は、算出された予測係数を予測係数メモリ129に書込む。
【0079】
以上のように学習を行った結果、予測係数メモリ129には、クラス毎に、プログレッシブ画像の注目画素yを推定するための、統計的にもっとも真値に近い推定ができる予測係数が格納される。予測係数メモリ129に格納された予測係数は、上述の画像情報変換装置において、予測係数メモリ108にロードされる。
【0080】
以上の処理により、線形推定式により、インターレス画像のデータからプログレッシブ画像のデータを生成するための予測係数の学習が終了する。
【0081】
なお、525本のライン数は、一例であって、他の走査線構造の出力画像信号を生成する場合に対してもこの発明を適用できる。例えば図14に示すように、525i信号を1050i(ライン数1050本のインターレス)信号へ変換する場合に対しても同様にこの発明を適用できる。
【0082】
【発明の効果】
この発明は、テロップ等の人工的な画像の動きを通常の自然画の動きとは別に検出するので、テロップ等の動きを正確に検出することができる。従って、動き適応処理を行う場合に、処理によって画像が劣化することを防止することができる。
【0083】
また、この発明による画像情報変換装置では、入力映像信号の複数画素に基づいてクラスを検出し、各クラスで最適となる推定予測式を用いて画素値を生成するので、従来の画像情報変換装置と比較して、静止画、動画とも高画質とすることができる。さらに、動きの情報をクラスの情報に取り込むので、静止画/動画の検出と、検出による切り替えが不要とでき、切り替え時に画質の相違が目立つことを防止でき、また、動き検出の誤りによる劣化を大幅に少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による動き判定装置の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態において動き判定に使用するタップを示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態におけるしきい値を説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるテロップ動き検出部の一例のブロック図である。
【図5】テロップ判定に使用するフィールド間差分の説明に用いる略線図である。
【図6】この発明の一実施形態におけるテロップ動き検出部の他の例のブロック図である。
【図7】テロップ判定に使用する垂直フィルタ処理をかけられたフィールド間差分の説明に用いる略線図である。
【図8】テロップ判定に使用する空間アクティビティを検出するための構成を示すブロック図である。
【図9】この発明を適用できる画像情報変換装置の一例のブロック図である。
【図10】SD画素と525pの画素の位置関係を説明するための略線図である。
【図11】線順次変換動作を説明するための波形図である。
【図12】SD画素および525pの画素の位置関係と、空間クラスタップの一例を示す略線図である。
【図13】係数データを取得するための構成の一例を示すブロック図である。
【図14】SD画素と1050iの画素の位置関係を説明するための略線図である。
【符号の説明】
3・・・テロップ動き検出部、4・・・フレーム間差分検出回路、5・・・空間勾配検出回路、6・・・選択回路、7,8,9、10・・・比較器、11・・・動きクラス決定部、101、102、104・・・タップ選択回路、106・・・動きクラス検出回路、108・・・係数メモリ、109・・・線順次変換回路

Claims (8)

  1. インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定装置において、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
    上記第1の動き検出部からの上記動きクラスと、上記第2の動き検出部からの上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力部とを有し、
    上記第2の動き検出部は、
    フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
    上記フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定装置。
    A=SG sum ≧th5
    and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
    and FrG≧th7
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th5
    and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
    and FrG≧th10
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
  2. インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定装置において、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
    上記第1の動き検出部からの上記動きクラスと、上記第2の動き検出部からの上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力部とを有し、
    上記第2の動き検出部は、
    フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
    部分画像に関して発生した上記第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分FiG1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した上記第2の差分値の絶対値和である第2 のフィールド間差分FiG2 (t) を求め、上記第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定装置。
    A=SG sum ≧th12
    and FiG1 (t) ≧th13
    and FrG≧th14
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th12
    and FiG2 (t) ≧th16
    and FrG≧th17
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
  3. インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定方法において、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出ステップと、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出ステップと、
    上記第1の動き検出ステップにおいて決定された上記動きクラスと、上記第2の動き検出ステップにおいて生成された上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力ステップとを有し、
    上記第2の動き検出ステップは、
    フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
    上記フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定方法。
    A=SG sum ≧th5
    and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
    and FrG≧th7
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th5
    and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
    and FrG≧th10
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
  4. インタ−レス方式の入力画像信号の部分画像に関して動きを検出する動き判定方法において、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの 複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出ステップと、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出ステップと、
    上記第1の動き検出ステップにおいて決定された上記動きクラスと、上記第2の動き検出ステップにおいて生成された上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力ステップとを有し、
    上記第2の動き検出ステップは、
    フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
    部分画像に関して発生した上記第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分FiG1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した上記第2の差分値の絶対値和である第2のフィールド間差分FiG2 (t) を求め、上記第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする動き判定方法。
    A=SG sum ≧th12
    and FiG1 (t) ≧th13
    and FrG≧th14
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th12
    and FiG2 (t) ≧th16
    and FrG≧th17
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
  5. 入力画像信号からより高い解像度を有する出力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置において、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第1の画素を選択する第1のデータ選択手段と、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第2の画素を選択する第2のデータ選択手段と、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第3の画素を選択する第3のデータ選択手段と、
    予め取得されている予測係数を記憶するメモリ手段と、
    上記第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の画素と上記予測係数の積和演算によって、出力画像信号の画素を生成する信号生成手段と、
    上記第2のデータ選択手段で選択された複数の第2の画素に基づいて、空間クラスを形成し、上記第3のデータ選択手段で選択された複数の第3の画素に基づいて、動きクラスを形成し、上記空間クラスと上記動きクラスとを含むクラス情報に対応して上記予測係数を上記メモリ手段から読み出して上記信号生成手段に供給するクラス決定手段と、
    上記信号生成手段に対して接続され、変換画像を指定された出力画像へ変換するための走査変換手段とを有し、
    上記予測係数は、上記積和演算によって、出力画像信号の画素を生成した時に、生成された値と上記画素の真値との誤差を最小とするように、上記クラス情報毎に予め学習によって求められて上記メモリ手段に記憶されており、
    上記動きクラスを形成するための動き判定部は、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
    上記第1の動き検出部からの上記動きクラスと、上記第2の動き検出部からの上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力部とを有し、
    上記第2の動き検出部は、
    フィールド t-1 およびt間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t-1) と、フィールド t-1 およびt間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t-1) と、フィールドtおよび t+1 間の、上向きのフィールド間差分 FiGu(t) と、フィールドtおよび t+1 間の、下向きのフィールド間差分 FiGd(t) とをそれぞれ求め、
    上記フィールド間差分 FiGu(t-1) FiGd(t-1) FiGu(t) 、および FiGd(t) を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする画像情報変換装置。
    A=SG sum ≧th5
    and min {| SG(t) SG(t-1) |,| SG(t) SG(t+1) |}≧th6
    and FrG≧th7
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th5
    and max FiGu(t-1),FiGu(t),FiGd(t-1),FiGd(t) }≧th9
    and FrG≧th10
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配である。SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th5、th6、th7、th9、th10は、しきい値である。
  6. 入力画像信号からより高い解像度を有する出力画像信号を形成するようにした画像情報変換装置において、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第1の画素を選択する第1のデータ選択手段と、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第2の画素を選択する第2のデータ選択手段と、
    出力画像信号の生成すべき画素の周辺に位置する入力画像信号の複数の第3の画素を選択する第3のデータ選択手段と、
    予め取得されている予測係数を記憶するメモリ手段と、
    上記第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の画素と上記予測係数の積和演算によって、出力画像信号の画素を生成する信号生成手段と、
    上記第2のデータ選択手段で選択された複数の第2の画素に基づいて、空間クラスを形成し、上記第3のデータ選択手段で選択された複数の第3の画素に基づいて、動きクラスを形成し、上記空間クラスと上記動きクラスとを含むクラス情報に対応して上記予測係数を上記メモリ手段から読み出して上記信号生成手段に供給するクラス決定手段と、
    上記信号生成手段に対して接続され、変換画像を指定された出力画像へ変換するための走査変換手段とを有し、
    上記予測係数は、上記積和演算によって、出力画像信号の画素を生成した時に、生成された値と上記画素の真値との誤差を最小とするように、上記クラス情報毎に予め学習によって求められて上記メモリ手段に記憶されており、
    上記動きクラスを形成するための動き判定部は、
    部分画像に関して検出された空間勾配に応じて大きくなり、且つ互いに異なるレベルの複数のしきい値を生成し、上記複数のしきい値と、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分とをそれぞれ比較し、該比較結果に対応して複数の動きクラスを決定する第1の動き検出部と、
    テロップの動きの有無を示すテロップ判定出力を発生する第2の動き検出部と、
    上記第1の動き検出部からの上記動きクラスと、上記第2の動き検出部からの上記テロップ判定出力とが供給され、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示す場合には、出力として上記テロップ判定出力を優先的に出力し、上記テロップ判定出力がテロップの動きを示すものでない場合に、上記動きクラスを出力する出力部とを有し、
    上記第2の動き検出部は、
    フィールド t-1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第1の差分値、並びにフィールド t+1 およびフィールドtの一方のフィールドの画素と他方のフィールドの垂直フィルタで発生した補間値との第2の差分値を求め、
    部分画像に関して発生した上記第1の差分値の絶対値和である第1のフィールド間差分FiG1 (t) 、並びに部分画像に関して発生した上記第2の差分値の絶対値和である第2のフィールド間差分FiG2 (t) を求め、上記第1および第2のフィールド間差分を用いて下記の条件AまたはBが満足される場合は、テロップ部分の動きとして判定し、そうでない場合は、テロップ部分の動きでないと判定することを特徴とする画像情報変換装置。
    A=SG sum ≧th12
    and FiG1 (t) ≧th13
    and FrG≧th14
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    B=SG sum ≧th12
    and FiG2 (t) ≧th16
    and FrG≧th17
    and 部分画像の空間アクティビティがしきい値以上
    但し、SG (t) 、SG (t-1) 、SG (t+1) は、時間的に連続するフィールド t-1 t t+1 のそれぞれの空間勾配であり、SG sum =SG (t-1) +SG (t) +SG (t+1) である。フレーム間差分FrGは、上記部分画像に関して検出されたフレーム間差分である。th12、th13、th14、th16、th17は、しきい値である。
  7. 請求項5または6において、
    インターレス方式入力画像信号からプログレッシブ方式出力画像信号を形成するようにしたことを特徴とする画像情報変換装置。
  8. 請求項5または6において、
    さらに、水平方向に上記入力画像信号の2倍の画素数の出力画像信号を生成することを特徴とする画像情報変換装置。
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