JP4167823B2 - クラッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機等に使用されるクラッチ装置に関し、特に、2個の摩擦クラッチを相互に隣り合わせに配設した構成のクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動変速機付の車両では変速制御やトルク配分制御などを行うに際し、油圧式のアクチュエータによって駆動される多板式の摩擦クラッチが多く使用されている。たとえば、特開平11-91378号公報には、作業車両の走行用伝動装置のクラッチ装置として、前進用と後進用の2個の多板式摩擦クラッチを背向配置したものが示されている。そこでは、隣接するクラッチ同士は隔壁を挟んで左右対称の同一構成となっており、隔壁を兼ねたドラム形状のクラッチケースが使用されている。また、クラッチケースと従動歯車のボス部との間には、摩擦板と相手板とからなるクラッチディスクが配置され、クラッチディスクを油圧ピストンにて押圧することにより所定のクラッチトルクが発生するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のクラッチ装置にあっては、隣接するクラッチの伝達トルクに差がない場合には、前述の公報のクラッチのように両者が同一構成でもさほど問題は生じない。しかしながら、両者の伝達トルクの差が大きい場合にはクラッチごとに必要とされるクラッチディスクの数が異なるため、効率の良い配置のためには、仕様に応じてその都度ケースを新たに設計、製造する必要がある。一方、コスト削減のためこれを既製のケースにて対応しようとすると、高トルク側に合わせた仕様とせざるを得ないため、低トルク側のクラッチ容量過多を回避するために、リテーニングプレートなどの幅調整部品が必要となり、部品種類が増え、また重量が増加するなどの弊害を生じる。
【0004】
本発明の目的は、摩擦クラッチを2個背向配置したクラッチ装置において、仕様に応じてクラッチディスクの数を自由に設定し得るようにして部品の汎用性向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のクラッチ装置は、ドラム部材とハブ部材との間に配置される複数枚のクラッチディスクを押圧して前記ドラム部材と前記ハブ部材とを締結する摩擦クラッチを相互に隣り合わせて2個配置したクラッチ装置であって、前記2個の摩擦クラッチの間に配設され、前記両摩擦クラッチの間を隔離する径方向に延び、その外周端に周壁部が一体に形成される隔壁と、前記周壁部の外周部にカシメ固定され、前記ドラム部材としてそれぞれの前記摩擦クラッチに共用されるクラッチドラムとを有し、前記周壁部がそれぞれの前記摩擦クラッチのピストンを収容するシリンダを構成することを特徴とする。
【0006】
また、前記クラッチ装置において、前記摩擦クラッチはそれぞれ前記クラッチディスクを押圧するためのピストンを有し、前記両ピストンを前記隔壁に対し互いに背向状態に配設するようにしても良い。
【0007】
本発明にあっては、クラッチドラムを隔壁にカシメ固定する構成のため、クラッチドラムのカシメ位置を軸方向に適宜ずらすことにより、両摩擦クラッチのクラッチディスクの枚数を自由に設定することができる。すなわち、本発明のクラッチ装置では、摩擦クラッチのドラム長を両クラッチ間で自在に振り分けることができ、そこに収容されるクラッチディスクの枚数も自由に設定することができる。したがって、クラッチ仕様に応じて専用品のクラッチドラムを新規に設計・製造することなく自在に仕様変更に対応でき、部品の汎用性が向上しコストの低減を図ることが可能となる。また、リテーニングプレートなども不要となり、部品点数が削減され、無駄なスペースが低減すると共にクラッチの組立性も向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施の形態であるクラッチ装置を用いた自動変速機10を示すスケルトン図である。図2は本発明の一実施の形態であるクラッチ装置の構成を示す断面図であり、図1における後退用の変速歯車列周辺を示している。図1に示すように、この自動変速機10はエンジン11に連結され、トルクコンバータ12を介してエンジン11に連結する入力軸13と、入力軸13に平行であって駆動輪に連結される出力軸14とを有している。入力軸13と出力軸14は車両の進行方向を向いてケース15に組み込まれ、この自動変速機10は縦置きに配置される四輪駆動用の車両に適用することができる。
【0010】
エンジン11にはロックアップクラッチ16を有するトルクコンバータ12が連結され、トルクコンバータ12にはオイルポンプ17が連結されており、オイルポンプ17はトルクコンバータ12を介してエンジン11により駆動される。トルクコンバータ12の出力を伝達するタービン軸18と入力軸13との間には、タービン軸18を入力軸13に締結する係合状態と締結を解除する解放状態とに切り換える入力クラッチ20が設けられている。
【0011】
入力軸13には、第1速と第2速の駆動歯車21a,22aが一体に設けられ、第3速〜第6速の駆動歯車23a〜26aが回転自在に設けられている。出力軸14には第1速と第2速の従動歯車21b,22bが回転自在に設けられ、第3速〜第6速の従動歯車23b〜26bが一体に設けられている。駆動歯車21a〜26aと従動歯車21b〜26bとはそれぞれ噛み合い前進用の変速歯車列となっている。
【0012】
さらに、入力軸13のエンジン11側には、後退用駆動歯車27が回転自在に取り付けられ、入力軸13に対して平行に配置されたアイドラ軸28には、後退用駆動歯車27に噛み合う第1アイドラ歯車28aと、前進用従動歯車である第3速の従動歯車23bに噛み合う第2アイドラ歯車28bとが一体となり回転自在に設けられている。第2アイドラ歯車28bの歯数は第1アイドラ歯車28aの歯数よりも少なく設定されている。すなわち、第2アイドラ歯車28bは第1アイドラ歯車28aよりも小径の歯車となり、この第2アイドラ歯車28bが噛み合う第3速の従動歯車23bは後退用従動歯車としても動力を伝達する。このように、後退用駆動歯車27が第1アイドラ歯車28aと第2アイドラ歯車28bとを介して第3速の従動歯車23bに噛み合い後退用の変速歯車列となっている。
【0013】
出力軸14には変速段を第1速と第2速との何れかに切り換える第1切換機構31が装着され、入力軸13には変速段を第4速と第5速との何れかに切り換える第2切換機構32が装着されている。さらに、中空軸43には変速段を第3速と後退との何れかに切り換える第3切換機構33が装着されており、それぞれの切換機構31〜33は、シンクロハブ31a〜33aに摺動自在に設けられるシンクロスリーブ31b〜33bを、歯車21b,22b,23a〜25aに一体に設けられるスプライン21c〜25c,27cに同期しながら係合させるシンクロメッシュ機構となっている。
【0014】
入力軸13には第1と第2の2つのバイパスクラッチ(摩擦クラッチ)41,42を有するクラッチ装置60が設けられている。両バイパスクラッチ41,42は、クラッチドラム(ドラム部材)61を共用する形で、隔壁62を挟んで相互に隣り合わせに配置されている。各バイパスクラッチ41,42はそれぞれクラッチハブ(ハブ部材)63,64を有しており、クラッチドラム61とクラッチハブ63,64との間にはクラッチディスク44が設けられている。そして、このクラッチディスク44をピストン65によって押圧することにより、各バイパスクラッチ41,42は係合状態となり、所定の伝達トルクが生じる。
【0015】
この場合、クラッチドラム61はシリンダ部材66を介して入力軸13に連結されている。一方、第1バイパスクラッチ41のクラッチハブ63は、入力軸13に対して回転自在に設けられる中空軸43に固定されている。また、第2バイパスクラッチ42のクラッチハブ64は、第6速の駆動歯車26aが固定されシリンダ部材66のボス部67に回転自在に支持される中空軸45に固定されている。すなわち、第1バイパスクラッチ41が係合状態となると入力軸13と中空軸43が、また、第2バイパスクラッチ42が係合状態となると入力軸13と中空軸45とが連結されることになる。
【0016】
第1および第2バイパスクラッチ41,42の間に設けられた隔壁62は、入力軸13に固定されるボス部67およびクラッチドラム61が固定される周壁部68と一体に形成されてシリンダ部材66を構成している。隔壁62の両面側には、ボス部67と周壁部68との間にピストン65が背向、すなわち互いに背中合わせに配置されており、シリンダ部材66とピストン65との間には油圧室69が形成されている。一方、ボス部67のピストン65の外側には、ピストン65の軸方向の移動を規制するストッパ70が設けられている。また、ストッパ70とピストン65との間には、ピストン65を隔壁62側に押圧するように付勢されたリターン部材71が設けられている。
【0017】
シリンダ部材66の周壁部68の外周には、クラッチドラム61がカシメ固定されている。この場合、周壁部68の外周にはカシメ溝72が形成されており、そこにクラッチドラム61の全周または所定間隔にて複数箇所がカシメ固定される。また、クラッチドラム61の内周面にはスプライン73が形成されており、そこには複数個のリテーナ74が軸方向に移動自在に係合している。このリテーナ74の最も隔壁62寄りの1枚はピストン65と当接しており、その間にはクラッチディスク44が配設されている。クラッチディスク44は、クラッチハブ63,64に形成されたスプライン75に係合しており、軸方向に移動自在に設けられている。そして、油圧室69に作動油を供給することによりピストン65が軸方向に移動し、リテーナ74とクラッチディスク44が圧接してクラッチONの状態となる。
【0018】
この実施の形態では、第1バイパスクラッチ41側には5枚のクラッチディスク44が、第2バイパスクラッチ42側には6枚のクラッチディスク44がそれぞれ取り付けられている。つまり、両バイパスクラッチ41,42の間でクラッチディスク44の枚数が異なっている。前述のように、従来のクラッチ装置ではクラッチ仕様に応じて適宜クラッチディスク44の枚数を増減させることは難しく、このように枚数が異なる場合には、専用のクラッチドラムを新たに製造するか、もしくはクラッチ枚数調整用のリテーニングプレートの種類数がクラッチ仕様の数だけ必要になる。
【0019】
これに対し、本発明によるクラッチ装置60では、クラッチドラム61を周壁部68にカシメ固定する構成のため、クラッチドラム61のカシメ位置を軸方向に容易にずらすことができる。すなわち、第1バイパスクラッチ41のドラム長をL1、第2バイパスクラッチ42のドラム長をL2とすると、それらをL1=L2からL1>L2またはL1<L2に自在に振り分けることができる。このため、クラッチドラム61内におけるクラッチディスク44の収容スペースを自由設定でき、その配置枚数も自由に設定することが可能となる。したがって、クラッチ仕様に応じて専用品のクラッチドラムを新規に設計・製造することなく自在に仕様変更に対応でき、部品の汎用性が向上しコストの低減を図ることが可能となる。また、リテーニングプレートなども不要となり、部品点数が削減され、無駄なスペースおよび重量が低減すると共にクラッチの組立性も向上する。
【0020】
一方、中空の出力軸14の内部には前輪出力軸46が組み込まれており、前輪出力軸46はセンタディファレンシャル装置47により出力軸14に連結されるとともにフロントディファレンシャル装置48を介して前輪用のドライブシャフト(図示しない)に連結される。また、センタディファレンシャル装置47は後輪出力軸49に連結されており、後輪出力軸49はリヤディファレンシャル装置(図示しない)を介して後輪のドライブシャフト(図示しない)に連結される。フロントディファレンシャル装置48は、図1に示すように、後退用駆動歯車27の下部に配置される。
【0021】
このような自動変速機の変速歯車列の配置により、エンジン11側には、入力軸13に回転自在に設けられる前進用駆動歯車、つまり第3速の駆動歯車23aと、この駆動歯車23aに噛み合って出力軸14に一体に設けられる前進用従動歯車、つまり第3速の従動歯車23bとにより形成される特定変速段の変速歯車列が配置される。また、この変速歯車列に隣接して、入力軸13には、後退用駆動歯車27が回転自在に取り付けられ、第1アイドラ歯車28aと第2アイドラ歯車28bとを介して、後退用駆動歯車27と前進用従動歯車である第3速の従動歯車23bとが噛み合う変速歯車列が配置される。さらに、第3速の駆動歯車23aと、後退用駆動歯車27との間には、入力軸13から摩擦クラッチである第1バイパスクラッチ41を介して動力を伝達されるシンクロハブ33aが設けられる。シンクロハブ33aの外周部に設けられる切換部材であるシンクロスリーブ33bにより、隣り合う駆動歯車23a,27に入力軸13の動力を選択的に伝達することができる。したがって、第3速の駆動歯車23aに動力が伝達されると、第3速の従動歯車23bは車両を前進方向に進ませるように出力軸14を回転させる。一方、後退用駆動歯車27に動力が伝達されると、第3速の従動歯車23bは2つのアイドラ歯車28a,28bを介して車両を後退方向に進ませるように出力軸14を回転させる。
【0022】
このような構成による自動変速機の変速動作について説明する。第1速への切り換えは、第1切換機構31のシンクロスリーブ31bをスプライン21cと係合させることによって行われる。このとき入力軸13の駆動力は、入力軸13から駆動歯車21a、従動歯車21b、および第1切換機構31を介して出力軸14に伝達される。シンクロスリーブ31bをスプライン22cと係合すると、変速段は第2速に切り換わる。同様に第4速と第5速との切り換えは第2切換機構32を作動させることによって行われる。
【0023】
第6速の切り換えは第2バイパスクラッチアクチュエータ52の動作により、第2バイパスクラッチ42を係合することで行われ、駆動力は入力軸13から第2バイパスクラッチ42、駆動歯車26a、および従動歯車26bを介して出力軸14に伝達される。
【0024】
一方、第3速と後退との切り換えは、第1バイパスクラッチ41を係合状態として中空軸43を介してシンクロハブ33aに動力を伝達させた状態のもとで、第3切換機構33を作動させることによって行われる。このときの駆動力は、第3速の場合、入力軸13から第1バイパスクラッチ41、第3切換機構33、駆動歯車23a、および従動歯車23bを介して出力軸14に伝達されるのに対し、後退の場合には入力軸13から第1バイパスクラッチ41、第3切換機構33、後退用駆動歯車27、第1アイドラ歯車28a、第2アイドラ歯車28b、および従動歯車23bを介して出力軸14に伝達され、出力軸14の回転方向は一体に形成されるアイドラ歯車28a,28bを介すことにより、前進用の変速歯車列に対して逆の回転方向となる。
【0025】
それぞれの切換機構31〜33は両側に設置されるスプライン21c〜25c,27cに噛み合わない中立状態に制御することができ、走行時に複数の切換機構31〜33が同時に噛み合うことはない。さらに第6速に切り換えるときには全ての切換機構31〜33は中立状態に配置される。
【0026】
変速歯車列の切り換え時には、切換機構31〜33の中立状態での伝達トルクの落ち込みを防ぐために、変速段に応じて2つのバイパスクラッチ41,42の何れかを係合し、伝達トルクの落ち込みを防いでいる。なお、ニュートラルから前進段、ニュートラルから後退段、前進段から後退段、および後退段から前進段へ切り換えを行うときには、タービン軸18と入力軸13との間に設置される入力クラッチ20を作動させて、トルク伝達を遮断してから切り換え動作が行われる。
【0027】
このような自動変速機により、第3速の従動歯車23bが後退用従動歯車として機能するため、出力軸14より後退用従動歯車を廃止することができ、このため出力軸14を軸方向に短縮することができる。従来の後退用従動歯車が配置される空間に、本発明は、たとえばフロントディファレンシャル装置48を配置することで、入力クラッチ20およびトルクコンバータ12の方向に変速機主要部をずらすことができ、自動変速機10を軸方向に短縮することができる。
【0028】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前述の実施の形態では、第1および第2バイパスクラッチ41,42におけるクラッチディスク44の枚数をそれぞれ5枚と6枚としたが、これはあくまでも一例であり、クラッチディスク44の枚数がこれに限定されないのは言うまでもない。また、図示する自動変速機は縦置きの四輪駆動車用であるが、二輪駆動車用として使用することもでき、横置きであっても使用できる。さらに、図示する自動変速機は前進6段、後退1段であるが、この変速段数に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、クラッチドラムを隔壁にカシメ固定する構成としたので、クラッチドラムのカシメ位置を軸方向に適宜ずらすことにより、両摩擦クラッチのドラム長を容易に変更することができる。すなわち、本発明のクラッチ装置では、摩擦クラッチのドラム長を両クラッチ間で自在に振り分けることができ、そこに収容されるクラッチディスクの枚数も自由に設定することができる。したがって、クラッチドラム内に収容されるクラッチディスクの枚数を自由に設定することができ、クラッチ仕様に応じて専用品のクラッチドラムを新規に設計・製造する必要がない。このため、部品の汎用性が向上してコスト低減を図ることができる。また、クラッチ枚数調整用のリテーニングプレートなどの幅調整部品も不要となり、部品点数が削減され、無駄なスペースおよび重量が低減すると共にクラッチの組立性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるクラッチ装置を用いた自動変速機の構成を示すスケルトン図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるクラッチ装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
41 第1バイパスクラッチ(摩擦クラッチ)
42 第2バイパスクラッチ(摩擦クラッチ)
44 クラッチディスク
60 クラッチ装置
61 クラッチドラム(ドラム部材)
62 隔壁
63 クラッチハブ(ハブ部材)
64 クラッチハブ(ハブ部材)
65 ピストン
72 カシメ溝
Claims (2)
- ドラム部材とハブ部材との間に配置される複数枚のクラッチディスクを押圧して前記ドラム部材と前記ハブ部材とを締結する摩擦クラッチを相互に隣り合わせて2個配置したクラッチ装置であって、
前記2個の摩擦クラッチの間に配設され、前記両摩擦クラッチの間を隔離する径方向に延び、その外周端に周壁部が一体に形成される隔壁と、
前記周壁部の外周部にカシメ固定され、前記ドラム部材としてそれぞれの前記摩擦クラッチに共用されるクラッチドラムとを有し、
前記周壁部がそれぞれの前記摩擦クラッチのピストンを収容するシリンダを構成することを特徴とするクラッチ装置。 - 請求項1記載のクラッチ装置において、前記摩擦クラッチはそれぞれ前記クラッチディスクを押圧するためのピストンを有し、前記両ピストンは、前記隔壁に対し互いに背向状態に配設されることを特徴とするクラッチ装置。
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