JP4165052B2 - インク供給装置及びプリンタヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク収容部から所定量のインクを外部に送出するためのインク供給装置と、このインク供給装置を適用したプリンタヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタヘッドに用いられるインク供給装置としては、例えば以下のものが知られている。
図11は、従来のこの種のインク供給装置の第1例を示す図である。図11において、インク収容部101は、インクタンク101aと、インク保持室101bとに仕切られている。インクタンク101aとインク保持室101bとの間は、底面部で連通されている。
【0003】
インクタンク101a側には、インクが装填されている。また、インク保持室101bの天面側には、外気と連通する外気連通孔102が形成されている。さらにまた、インク保持室101b内には、インクを保持しておく多孔質体103が設けられている。さらに、インク保持室101bの底面側には、インク送出部104が形成されている。
【0004】
インクがインク送出部104から送り出されると、空気がインクタンク101a側に入り、その空気に相当する分のインクがインクタンク101aからインク保持室101b側に送られるとともに、多孔質体103に保持される。
ここで、多孔質体103の毛管力により、インクには吸い上げられる方向の力が加わっている。これにより、インク送出部104からインクが漏れることはない。
【0005】
図12は、従来のインク供給装置の第2例を示す図である。図12において、インク収容部105の底面側には、上記第1例と同様に、インク送出部104が形成されている。また、インク収容部105内には、内部にインクを収容した袋状体106が設けられている。この袋状体106は、バネ107によって常時押し広げる方向(図12中、矢印方向)に力が加わっている。このバネ107の力により、袋状体106内部のインクには、吸い上げられる方向の力が加わっている。これにより、上記第1例と同様に、インク送出部104からインクが漏れることはない。
【0006】
以上のように、プリンタヘッドに用いられるインク供給装置は、インク送出部104からインクが漏れないように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、以下の問題があった。
第1例では、インク保持室101b内に多孔質体103を設けているので、インク供給装置内の容積は、多孔質体103の分だけ小さくなる。よって、インク供給装置全体の大きさに対して、内部に収容できるインク量が少ないという問題があった。
【0008】
また、第1例のように外気連通孔102を設けた場合、インク供給装置に振動が加わったり、インク供給装置が傾斜したときに、外気連通孔102からインクがこぼれる可能性があるという問題があった。
さらに、圧力の低下又は温度上昇が起きたときに、インク収容部101内の空気が膨張して、インク収容部101内のインクが押し出され、外気連通孔102から漏れ出てしまう可能性があるという問題があった。
【0009】
また、第2例では、バネ107を用いる方式であるので、例えばインク収容部105を薄型にした場合には、袋状体106の内部にバネ107を収納することができなくなったり、製造工程が複雑化する等の製造上の問題があった。また、バネ107を用いるものであるので、機構が複雑化し、コストも高くなるという問題があった。
【0010】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、インク収容量が大きく、構造が簡素であり、かつインク漏れがなく安定してインクを保持することができるようにするとともに、振動が加わったり傾斜した場合、及び圧力又は温度の変化が生じた場合でも、インクが漏れないようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、インク収容部と、前記インク収容部の下側に配置されるとともに前記インク収容部内のインクが流下可能に前記インク収容部と連結され、インクを送り出すインク送出部を有するインク室と、前記インク収容部と前記インク室との間を開閉するためのものであって、前記前記インク収容部と前記インク室との間を閉塞するように付勢されるとともに、前記インク室の前記インク送出部からインクが供給されたときに発生する前記インク室内の圧力の低下によって前記インク収容部と前記インク室とが連通するように移動される弁とを備え、前記インク収容部は、前記インク収容部の内部に上下方向に延在するとともに、前記インク収容部から前記インク室にインクが送られたことによりインク量が減少したときに、そのインク量の減少分に相当する分の空気を前記インク収容部の内部に取り込むための空気導入管を備え、前記空気導入管は、上端部に設けられ、インク量の減少分に相当する分の空気を取り込むための外気連通孔と、開口された下端部と、前記上端部と前記下端部との間に設けられ、前記外気連通孔及び前記下端部よりも大きい径を有するとともに、前記インク収容部内のほぼ全てにインクが満たされている状態では前記インク収容部内のインクの水面よりも下側に位置し、インクを一時的に溜め込み可能なバッファ部とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のインク供給装置において、前記インク収容部は、着脱可能に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1に記載のインク供給装置において、前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を含む前記インク収容部内にインクが充填されていることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1に記載のインク供給装置において、前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を除いた前記インク収容部内にインクが充填されていることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のインク供給装置において、前記弁は、前記インク室内に設けられており、付勢部材によって前記インク収容部側に付勢されていることを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、インク供給装置とプリンタヘッドチップとを含むプリンタヘッドであって、前記インク供給装置は、インク収容部と、前記インク収容部の下側に配置されるとともに前記インク収容部内のインクが流下可能に前記インク収容部と連結され、インクを送り出すインク送出部を有するインク室と、前記インク収容部と前記インク室との間を開閉するためのものであって、前記前記インク収容部と前記インク室との間を閉塞するように付勢されるとともに、前記インク室の前記インク送出部からインクが供給されたときに発生する前記インク室内の圧力の低下によって前記インク収容部と前記インク室とが連通するように移動される弁とを備え、前記インク収容部は、前記インク収容部の内部に上下方向に延在するとともに、前記インク収容部から前記インク室にインクが送られたことによりインク量が減少したときに、そのインク量の減少分に相当する分の空気を前記インク収容部の内部に取り込むための空気導入管を備え、前記空気導入管は、上端部に設けられ、インク量の減少分に相当する分の空気を取り込むための外気連通孔と、開口された下端部と、前記上端部と前記下端部との間に設けられ、前記外気連通孔及び前記下端部よりも大きい径を有するとともに、前記インク収容部内のほぼ全てにインクが満たされている状態では前記インク収容部内のインクの水面よりも下側に位置し、インクを一時的に溜め込み可能なバッファ部とを備え、前記プリンタヘッドチップは、発熱抵抗体を有するとともに前記インク供給装置の前記インク室と連通されたインク加圧室を基板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるものであることを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、請求項6に記載のプリンタヘッドにおいて、前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項6に記載のプリンタヘッドにおいて、前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を含む前記インク収容部内にインクが充填されていることを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、請求項6に記載のインク供給装置において、前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を除いた前記インク収容部内にインクが充填されていることを特徴とする。
【0020】
請求項10の発明は、請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおいて、前記インク供給装置の前記弁は、前記インク室内に設けられており、付勢部材によって前記インク収容部側に付勢されていることを特徴とする。
【0021】
請求項11の発明は、請求項1に記載のインク供給装置において、前記バッファ部は、断面がほぼ菱形に形成されたものであることを特徴とする。
【0022】
(作用)
請求項1又は請求項6の発明においては、インク室のインク送出部からインクが供給されると、インク室内の圧力が低下する。これにより、インク室内では、インクを引き込もうとする吸引力が発生し、この吸引力によって弁が移動され、インク収容部とインク室とが連通し、インク収容部からインク室にインクが送られる。
【0023】
インク収容部からインク室にインクが送られると、インク収容部内のインク量が減少するが、この減少分に相当する分の空気が外気連通孔から空気導入管を介してインク収容部内に取り込まれる。また、インク収容部からインク室にインクが送られることにより、インク室内の圧力が定常状態に戻ると、弁は、インク収容部とインク室との間を閉塞する。これにより、インク収容部からインク室へのインクの送りは停止する。
【0024】
したがって、インク収容部内にインクを保持する多孔質体等を設けるものではないので、インク収容量を大きくすることができる。また、バネ等を用いてインク収容部内の圧力を低くするものではなく、インク収容部とインク室との間で気液交換を行うとともに、弁によってインク収容部とインク室とを開閉するものであるので、構造を簡素にすることができる。そして、インク漏れがなく安定してインクを保持することができる。
【0025】
また、空気導入管は、外気連通孔からインク収容部の内部に延在するものであるので、空気導入管内の全てにインクが満たされていない限り、インク供給装置に振動が加わったり傾斜した場合でも、外気連通孔からインクが漏れ出ることを防止することができる。
さらにまた、圧力の低下又は温度上昇が起きたときに、インク収容部内の空気が膨張して空気導入管側にインクが逆流しても、バッファ部にそのインクが溜められるので、外気連通孔からインクが漏れ出ることを防止することができる。
【0026】
また、請求項2から請求項4まで又は請求項7から請求項9までの発明においては、インク収容部は、インク供給装置から着脱可能である。したがって、インク収容部をインクカートリッジとして交換することができる。
【0027】
さらにまた、請求項3又は請求項8の発明においては、インクの未使用時に、インク収容部内には、空気導入管内を含むインク収容部内にインクが充填されている。この状態では、インク収容部の空気導入管の外側に存在する密閉空気はわずかな量である。したがって、圧力の低下又は温度上昇によって密閉空気の膨張が生じても、空気導入管の外側に存在するインクの水位の低下も、わずかとなる。よって、圧力の低下又は温度上昇によって、空気導入管側へのインクの逆流量も、わずかな量となる。これにより、外気連通孔からのインク漏れを防止することができる。
【0028】
さらに、請求項4又は請求項9の発明においては、インクの未使用時に、インク収容部内には、空気導入管内を除いたインク収容部内にインクが充填されている。この状態において、圧力の低下又は温度上昇によって密閉空気の膨張が生じると、膨張した体積分に相当するインクが空気導入管側に逆流するが、逆流したインクは、空気導入管のバッファ部に溜められる。これにより、外気連通孔からのインク漏れを防止することができる。
【0029】
請求項5又は請求項10の発明においては、インク室内に設けられた弁がインク室とインク収容部との間の開閉を行う。
したがって、インク供給装置の小型化を図ることができるとともに、インク室とインク収容部との間の開閉を簡素な構造で確実に行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態であるバブルインクジェットプリンタヘッド(以下、単に「プリンタヘッド」という。)1を示す正面の断面図である。プリンタヘッド1は、インク供給装置10と、プリンタヘッドチップ100とから構成されている。図1では、プリンタヘッドチップ100は、外形のみを図示している。
【0031】
インク供給装置10は、インク収容部20と、弁部50とを備える。さらに、インク収容部20は、インクタンク30と、インク溜め部41とを備える。
インクタンク30は、容器状体であり、内部にインクが装填されたものである。インクタンク30の底面側には、筒状のノズル部31が形成されている。ノズル部31は、インク溜め部41と連結する部分である。
【0032】
また、インクタンク30の内部には、空気導入管32が設けられている。空気導入管32は、インクタンク30の上面側で開口されており、この部分が外気と連通する外気連通孔32aを構成している。また、空気導入管32の中央付近には、外気連通孔32aや空気導入管32の下端部32cの開口径より大きい径を有するバッファ部32bが設けられている。本実施形態では、図1に示すように、バッファ部32bは、断面が略菱形状に形成されたものであり、その内部にインクを溜め込み可能である。
【0033】
インク溜め部41は、インクタンク30の下側に配置されている。図1に示すように、インク溜め部41の基体は、上面の一部が円形状に開口されており、それ以外の部分は密閉されている。また、上面の開口された部分には、Oリング43が取り付けられている。インクタンク30のノズル部31の先端部がこのOリング43内に入り込むと、ノズル部31とOリング43とが隙間なく嵌め合う。
さらにまた、インク溜め部41の底面側は、筒状に下方に延びており、弁部50に連結されている。
【0034】
弁部50は、以下のインク室51、弁52、バネ(付勢部材)53及びインク送出部54を備える。
インク室51は、インク溜め部41の底面側から筒状に延びる部分と一体となって形成され、略直方体状をなすインク収容体である。このインク室51の内部には、弁52及びバネ53が配置されている。弁52は、弁部50側とインク収容部20側との間を開閉するためのものである。
【0035】
図1では、インク収容部20側(インク溜め部41の底面側から筒状に延びる部分)と、弁部50側(インク室51)とを開放する位置に配置された状態を示しているが、定常状態では、弁52は、バネ53の付勢力によってインク室51の上面(インク溜め部41の底面側から筒状に延びる部分との連結部分)に押し付けられており、弁部50側とインク収容部20側との間を閉塞する位置に配置されている。
【0036】
なお、弁52の材質は、その種類を問わないが、例えばゴム弾性体(エラストマー)から形成すれば、高い閉塞性を有するので、好ましい。
バネ53は、弁52の下面側と、インク室51の底面との間を連結するように取り付けられ、弁52を上方向に付勢する圧縮コイルバネである。
インク送出部54は、インク室51の底面側に設けられた筒状のものである。インク送出部54は、プリンタヘッドチップ100側にインクを送り出すためのものである。
【0037】
第1実施形態では、インクタンク30がインクカートリッジとなり、プリンタヘッド1から着脱可能に形成される。インクタンク30の着脱構造としては、例えば、図2に示す構造が挙げられる。
【0038】
図2は、ノズル部31に設けられる弁構造の一実施形態を示す図であり、開状態及び閉状態を併せて示す図である。先ず、上側の図の閉状態では、コイルバネ31dの付勢力により弁31cは閉じられている。そして、インクタンク30のノズル部31がインク溜め部41に装着されると、棒体31eが弁31cを押し上げ、インクタンク30のノズル部31と、インク溜め部41とが連通するようになる。
【0039】
また、インクタンク30をインク溜め部41から引き抜く際には、上記と逆の動作により、弁が31cが閉じられる。よって、インクタンク30を装着する直前に、ノズル部31の先端部が下方を向いている状態であっても、内部のインクが漏れることはない。また、インクタンク30を交換するときに、インクタンク30を引き抜いたときには、直ちに弁31cが閉じられるので、この時もまた、ノズル部31の先端からインクが漏れることはない。
【0040】
図3は、プリンタヘッド1の全体図(正面の断面図)と、その全体図におけるA部を詳細に示す図である。
プリンタヘッドチップ100は、基板101と、フィルム103と、ノズルシート104等とを備える。
【0041】
基板101は、シリコン等の半導体基板からなるものであり、その一面(図3中、下面)に、発熱抵抗体(ヒーター)102が形成されたものである。発熱抵抗体102は、吐出するインクを加熱するためのものである。
発熱抵抗体102の駆動制御等は、基板101によって行われる。基板101には、図示しないが、ロジックICや、ドライバートランジスタ等が設けられている。
【0042】
フィルム103は、基板101の図3中、下面に積層されている。フィルム103は、例えば露光硬化型のドライフィルムレジストからなるものであり、基板101の発熱抵抗体102が形成された面の略全体に積層された後、フォトリソプロセスによって不要部分が除去されて、所定形状に形成される。
これにより、フィルム103は、各発熱抵抗体102の周囲部を略凹状に囲むように形成される。この発熱抵抗体102を囲む部分がインク加圧室105となる。よって、フィルム103は、インク加圧室105の一部を形成している。
【0043】
ノズルシート104は、インクを吐出するためのノズル104aが形成されたシート状部材であり、シート103の下層に積層されている。
ノズル104aは、円形に開口された穴であり、各発熱抵抗体102の下側に位置するように配置されている。なお、ノズルシート104は、インク加圧室105の一部を形成している。
【0044】
また、各インク加圧室105に連通するように、インク流路部106が形成されている。インク流路部106は、インク供給装置10から供給されたインクを各インク加圧室105に送り込むためのものである。すなわち、インク流路部106と、上述のインク送出部54とが連通されている。よって、インク供給装置10から供給されるインクは、インク流路部106に流れ込み、インク加圧室105内に充填される。
【0045】
以上のインク加圧室105やノズル104aは、基板101に、略直線状に多数並設されている。そして、図3の全体図で示すように、各ノズル104aからインクiが吐出される。
プリンタ制御部(図示せず)からの指令によって、選択された発熱抵抗体102に、短時間(例えば1〜3マイクロ秒程度)電流パルスが流されることにより、その発熱抵抗体102が急速に加熱される。その結果、発熱抵抗体102に接する部分にインク気泡が発生し、そのインク気泡の膨張によって、ある体積のインクが押しのけられる。これによって、ノズル104aに接する部分の上記押しのけられたインクと同等の体積のインクiがインク液滴としてノズル104aから吐出され、紙等の印画対象体に着弾される。
【0046】
インク液滴が吐出されると、インク液滴を吐出したインク加圧室105内に、吐出された量と同量のインクが直ちに補充される。このインクは、インク供給装置10のインク送出部54を通じて供給される。
【0047】
続いて、インクが吐出された後のインクの供給について、より詳細に説明する。
図4から図7までは、図3の詳細図で示したプリンタヘッドチップ100を示す断面図であって、インクが吐出された後、インクがインク加圧室105に供給されるまでの様子を順を追って示す図である。さらに、各プリンタヘッドチップ100の右側には、その状態における弁部50の様子を併せて示している。
【0048】
先ず、図4は、ノズル104aからインクiが吐出された瞬間の様子を示すものである。インク気泡の膨張によって、インクiが吐出されると、インク加圧室105内には、吐出したインクiに相当する分のバブル(インク気泡)Bが発生する。この時点では、図4に示すように、弁52は、バネ53の付勢力によってインク室51の上面に押し付けられており、弁部50とインク収容部20との間を閉塞する位置に配置されている。
【0049】
次に、図5さらには図6に示すように、バブルBは、次第に収縮する。この収縮に伴い、毛管力によって、インク加圧室105内にインクを引き込む力が発生する。この引込み力の発生により、インクは、インク加圧室105内に供給される。
【0050】
ここで、インク加圧室105、インク流路部106、弁部50のインク送出部54(インク室51)は、それぞれ連通されている。したがって、インク加圧室105から弁部50のインク室51までの連通する部分の圧力は、それまでの圧力より低くなる。このため、それまでのバランスが崩れ、インク室51内では、インクを引き込もうとする吸引力が発生し、バネ53には、その付勢力に抗して圧縮される力が作用する。このため、弁52は下方側に移動され、インク室51の上面が開放される。これにより、インク収容部20側から弁部50側にインクが送り込まれる。
【0051】
そして、図7に示すように、インク加圧室105内のバブルBがなくなると、弁部50のインク室51からインク加圧室105までの連通する部分の圧力は、元の状態に戻り、インク室51内では、インクを引き込もうとする吸引力が消滅する。よって、バネ53は、その付勢力によって弁52をインク室51の上面に押し上げ、弁52は、再度、弁部50とインク収容部20との間を閉塞する。
【0052】
説明を図1に戻す。インクがノズル104aから吐出される前、すなわちインク加圧室105内にバブルBが発生する前は、図1に示す状態でインクが平衡状態にある。なお、図1では、空気導入管32内にはインクがほとんどない状態を例に挙げている。
次に、プリンタヘッドチップ100側でインクが吐出されると、弁52がバネ53の付勢力に抗して下方に移動され、インク室51より上方にあるインク(インクタンク30及びインク溜め部41を含むインク収容部20内のインク)が弁部50側に流下する。
【0053】
そして、インク収容部20内のインクがインク室51に流下すると、インク収容部20内のインクが減少するが、このとき、空気導入管32から外気がインクタンク30内に入り込む。インクタンク30内に入り込んだ空気は、インクタンク30の上方に送られる。
【0054】
インクが弁部50及びプリンタヘッドチップ100側に送られ、弁部50及びプリンタヘッドチップ100内の圧力が定常状態に戻ると、弁52がバネ53の付勢力によって、インク室51の上面に押し上げられ、再度、弁部50とインク収容部20との間を閉塞する。そして、インク収容部20からインク室51へのインクの流下が停止する。これにより、インクがノズル104aから吐出される前の状態に戻り、平衡状態となる。このとき、図1に示すように、空気導入管32内にインクがほとんどない状態で平衡状態となる。
【0055】
プリンタヘッドチップ100側でインクが吐出され、インクが使用されると、弁52が開放され、上記の動作を繰り返す。これにより、インクタンク30内のインクが徐々に減少していく。
【0056】
また、図1に示すように、外気連通孔32aを有する空気導入管32がインクタンク30内部に設けられるとともに、空気導入管32の下端部32cは、インクタンク30の上面より低い位置にあるため、インクタンク30に振動が加わったり、傾斜した場合であっても、インクタンク30内のインクが外部に漏れ出ることを防止することができる。
【0057】
さらに、圧力変化や温度変化に対しても、インクタンク30内のインクが漏れ出ることを防止することができる。
図8及び図9は、この効果を説明する図である。図8は、常温、常圧時の状態を示し、空気導入管32内には、ほとんどインクがない状態を示している。
【0058】
この状態で、圧力の低下又は温度上昇が起こると、インクタンク30内の空気導入管32の外側にある空気(外気から遮断されてインクタンク30の上方部に存在する空気)が膨張する。この空気の膨張により、図9に示すように、インクタンク30内の空気導入管32の外側にあるインクの水位が低下する。そして、この分だけインクが空気導入管32側に逆流するが、このインクは、空気導入管32のバッファ部32b内に一時的に溜められる。よって、インクタンク30内のインクが外部に漏れ出ることを防止することができる。
【0059】
なお、インクタンク30のインクの未使用時は、空気導入管32内にインクがない状態でも良いが、インクが満たされている状態であっても良い。
空気導入管32内にインクがない状態でインクタンク30がインク供給装置1に取り付けられると、最初の時点で図1に示す状態となる。
【0060】
これに対し、空気導入管32内を含むインクタンク30内のほぼ全てにインクが満たされている状態でインクタンク30がインク供給装置1に取り付けられると、最初は、空気導入管32内のインクのみが使用される。これは、空気導入管32内のみが外気連通孔32aによって外気と連通されているためである。
そして、空気導入管32内のほぼ全てのインクが使用されると、図1に示す状態となる。
【0061】
ここで、空気導入管32内を含むインクタンク30内のほぼ全てにインクが満たされている状態では、インクタンク30内の空気導入管32の外側に存在する密閉空気は、わずかな量である。このため、圧力の低下又は温度上昇によって密閉空気の膨張が生じても、空気導入管32の外側に存在するインクの水位の低下も、わずかとなる。よって、圧力の低下又は温度上昇によって、空気導入管32側へのインクの逆流量も、わずかな量となる。これにより、外気連通孔32aからインクが漏れ出すことはない。
【0062】
以上により、インクタンク30のインクの未使用時は、空気導入管32内にインクがない状態、又はインクが満たされている状態のいずれでも良く、いずれの状態であっても、圧力の低下又は温度上昇によりインクタンク30内のインクが外部に漏れ出ることを防止することができる。
【0063】
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態であるプリンタヘッド1Aを示す正面の断面図である。
第2実施形態では、インク収容部20Aにおいて、インクタンク30と弁部50のインク室51とが一体で形成されたものである。よって、第2実施形態では、第1実施形態のようにインク溜め部41やOリング43は設けられていない。その他は第1施形態と同一である。
【0064】
第2実施形態では、第1実施形態のように、インクタンク30をインクカートリッジとして用いるものではない。第2実施形態のプリンタヘッド1Aがプリンタに適用された場合において、インクタンク30内のインクが無くなったときには、インク供給装置10A全体を交換するか(この場合には、インク供給装置10Aをプリンタヘッドチップ100に対して着脱可能に形成する必要がある)、又はプリンタヘッドチップ100を含めてプリンタヘッド1A全体を交換する。
このように形成しても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1又は請求項6の発明によれば、インク収容部内にインクを保持する多孔質体等を設けるものではないので、インク収容量を大きくすることができる。また、バネ等を用いてインク収容部内の圧力を低くするものではなく、インク収容部とインク室との間で気液交換を行うとともに、弁によってインク収容部とインク室とを開閉するものであるので、構造を簡素にすることができる。そして、インク漏れがなく安定してインクを保持することができる。
【0066】
また、空気導入管内の全てにインクが満たされていない限り、インク供給装置に振動が加わったり傾斜した場合でも、外気連通孔からインクが漏れ出ることを防止することができる。
さらにまた、圧力の低下又は温度上昇が起きたときに、インク収容部内の空気が膨張して空気導入管側にインクが逆流しても、バッファ部にそのインクが溜められるので、外気連通孔からインクが漏れ出ることを防止することができる。
【0067】
請求項2から請求項4まで又は請求項7から請求項9までの発明によれば、インク収容部をインクカートリッジとして交換することができる。
【0068】
また、請求項3又は請求項8の発明によれば、圧力の低下又は温度上昇によって密閉空気の膨張が生じても、空気導入管側へのインクの逆流量は、わずかな量であるので、外気連通孔からのインク漏れを防止することができる。
【0069】
さらにまた、請求項4又は請求項9の発明によれば、圧力の低下又は温度上昇によって密閉空気の膨張が生じてインクが空気導入管側に逆流しても、そのインクは、空気導入管のバッファ部に溜められるので、外気連通孔からのインク漏れを防止することができる。
【0070】
請求項5又は請求項10の発明によれば、インク供給装置の小型化を図ることができるとともに、インク室とインク収容部との間の開閉を簡素な構造で確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態であるプリンタヘッドを示す正面の断面図である。
【図2】 インクタンクの着脱構造を示す図である。
【図3】 プリンタヘッドの全体図(正面の断面図)と、その全体図におけるA部を詳細に示す図である。
【図4】 プリンタヘッドチップを示す断面図であって、インクが吐出された後、インクがインク加圧室に供給されるまでの様子を示す図であり、その状態における弁部の様子を併せて示す図である。
【図5】 図4の様子に続く様子を示す図である。
【図6】 図5の様子に続く様子を示す図である。
【図7】 図6の様子に続く様子を示す図である。
【図8】 インクタンク内のインクの様子を示す図であり、常温、常圧時の状態を示す図である。
【図9】 インクタンク内のインクの様子を示す図であり、高温、低圧時の状態を示す図である。
【図10】 本発明の第2実施形態であるプリンタヘッドを示す正面の断面図である。
【図11】 従来のインク供給装置の第1例を示す図である。
【図12】 従来のインク供給装置の第2例を示す図である。
【符号の説明】
1 バブルインクジェットプリンタヘッド
10 インク供給装置
20 インク収容部
30 インクタンク
31 ノズル部
32 空気導入管
32a 外気連通孔
32b バッファ部
41 インク溜め部
43 Oリング
50 弁部
51 インク室
52 弁
53 バネ(付勢部材)
54 インク送出部
100 プリンタヘッドチップ
101 基板
102 発熱抵抗体
103 フィルム
104 ノズルシート
104a ノズル
105 インク加圧室
106 インク流路部
Claims (11)
- インク収容部と、
前記インク収容部の下側に配置されるとともに前記インク収容部内のインクが流下可能に前記インク収容部と連結され、インクを送り出すインク送出部を有するインク室と、
前記インク収容部と前記インク室との間を開閉するためのものであって、前記前記インク収容部と前記インク室との間を閉塞するように付勢されるとともに、前記インク室の前記インク送出部からインクが供給されたときに発生する前記インク室内の圧力の低下によって前記インク収容部と前記インク室とが連通するように移動される弁とを備え、
前記インク収容部は、前記インク収容部の内部に上下方向に延在するとともに、前記インク収容部から前記インク室にインクが送られたことによりインク量が減少したときに、そのインク量の減少分に相当する分の空気を前記インク収容部の内部に取り込むための空気導入管を備え、
前記空気導入管は、
上端部に設けられ、インク量の減少分に相当する分の空気を取り込むための外気連通孔と、
開口された下端部と、
前記上端部と前記下端部との間に設けられ、前記外気連通孔及び前記下端部よりも大きい径を有するとともに、前記インク収容部内のほぼ全てにインクが満たされている状態では前記インク収容部内のインクの水面よりも下側に位置し、インクを一時的に溜め込み可能なバッファ部と
を備える
ことを特徴とするインク供給装置。 - 請求項1に記載のインク供給装置において、
前記インク収容部は、着脱可能に形成されている
ことを特徴とするインク供給装置。 - 請求項1に記載のインク供給装置において、
前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、
前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を含む前記インク収容部内にインクが充填されている
ことを特徴とするインク供給装置。 - 請求項1に記載のインク供給装置において、
前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、
前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を除いた前記インク収容部内にインクが充填されている
ことを特徴とするインク供給装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のインク供給装置において、
前記弁は、前記インク室内に設けられており、付勢部材によって前記インク収容部側に付勢されている
ことを特徴とするインク供給装置。 - インク供給装置とプリンタヘッドチップとを含むプリンタヘッドであって、
前記インク供給装置は、
インク収容部と、
前記インク収容部の下側に配置されるとともに前記インク収容部内のインクが流下可能に前記インク収容部と連結され、インクを送り出すインク送出部を有するインク室と、
前記インク収容部と前記インク室との間を開閉するためのものであって、前記前記インク収容部と前記インク室との間を閉塞するように付勢されるとともに、前記インク室の前記インク送出部からインクが供給されたときに発生する前記インク室内の圧力の低下によって前記インク収容部と前記インク室とが連通するように移動される弁とを備え、
前記インク収容部は、前記インク収容部の内部に上下方向に延在するとともに、前記インク収容部から前記インク室にインクが送られたことによりインク量が減少したときに、そのインク量の減少分に相当する分の空気を前記インク収容部の内部に取り込むための空気導入管を備え、
前記空気導入管は、
上端部に設けられ、インク量の減少分に相当する分の空気を取り込むための外気連通孔と、
開口された下端部と、
前記上端部と前記下端部との間に設けられ、前記外気連通孔及び前記下端部よりも大きい径を有するとともに、前記インク収容部内のほぼ全てにインクが満たされている状態では前記インク収容部内のインクの水面よりも下側に位置し、インクを一時的に溜め込み可能なバッファ部と
を備え、
前記プリンタヘッドチップは、
発熱抵抗体を有するとともに前記インク供給装置の前記インク室と連通されたインク加圧室を基板上に複数並設し、前記発熱抵抗体を駆動することで、前記インク加圧室内のインクをノズルから吐出させるものである
ことを特徴とするプリンタヘッド。 - 請求項6に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されている
ことを特徴とするプリンタヘッド。 - 請求項6に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、
前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を含む前記インク収容部内にインクが充填されている
ことを特徴とするプリンタヘッド。 - 請求項6に記載のインク供給装置において、
前記インク供給装置の前記インク収容部は、着脱可能に形成されており、
前記インク収容部のインクの未使用時には、前記空気導入管内を除いた前記インク収容部内にインクが充填されている
ことを特徴とするプリンタヘッド。 - 請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載のプリンタヘッドにおいて、
前記インク供給装置の前記弁は、前記インク室内に設けられており、付勢部材によって前記インク収容部側に付勢されている
ことを特徴とするプリンタヘッド。 - 請求項1に記載のインク供給装置において、
前記バッファ部は、断面がほぼ菱形に形成されたものである
ことを特徴とするインク供給装置。
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