JP4142334B2 - 電気絶縁型ヒートパイプ冷却器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子や電子機器などの冷却に用いられる改良された電気絶縁型ヒートパイプ冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子や電子機器の蒸発部の冷却にはヒートパイプ式冷却器が用いられている。このヒートパイプ式冷却器は、熱を集合または分散するためのブロック(即ち、ヒートシンク)に孔をあけてヒートパイプを挿入し、この部分を蒸発部とし、凝縮部にフィンを設けて放熱部とし、ブロック部の熱を放熱部により放熱するものである。そして、ヒートパイプの蒸発部と凝縮部の熱流束変換のため、伝熱管長比を変更したり、蒸発部と凝縮部の管径を変化させたものである。また近年サイリスタ等の加工技術が向上して半導体素子の大容量化が進み、例えば鉄道車輛用として使用されるようになった。鉄道車輛用の場合のような安全性が重要視される環境においては接触する虞のある場所は電気的に絶縁しておくことが望ましく蒸発部と凝縮部の間に電気絶縁部を設けたものが用いられる。
【0003】
例えば、図19に示すように、銅などの熱伝導性の良いブロック205に1個または2個以上の管状の孔を設けてこの孔を蒸発部とし、管に多数のフィン206を設けて凝縮部管体とし、この蒸発部202と凝縮部204の間をアルミナ、セラミックスなどの絶縁体203と中間体209で接続し内部に絶縁性のフロンR113などの作動液208を封入して絶縁型ヒートパイプ冷却器201としたものである。なお、上記従来例では、ブロックそのものをヒートパイプの蒸発部としているが、1本1本独立したヒートパイプをブロックに設けられた孔に挿入してもよいことは言うまでもない。図20は、従来の絶縁体を示す図である。図20に示すように、絶縁体203は、アルミナ、セラミックス等からなる内孔を備えた管状体210であり、内壁211は、凹凸の無い平らな円筒形状を有している。
【0004】
上述した作動液として、従来、比較的作動安定性のよいフロン(クロロフルオロカーボン、以下「CFC」という)があり、例えば、通常使用温度範囲の−30〜100℃では、CFC−11(CCl3F)、CFC−12(CCl2F2)、HCFC−21(CHCl2F)、HCFC−22(CHClF2)、CFC−113(CCl2F・CClF2)などが用いられている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、CFCには、次の問題点がある。
即ち、大気中に排出されるCFCガスが成層圏まで拡散し、成層圏のオゾン層を破壊し、これが地上の紫外線量を増大させることが重大な環境問題となっている。このためCFCの生産量および使用量の規制がなされている。
100℃以上の温度で使用するとCFCが分解して変質し、ヒートパイプの性能が劣化するため、長期にわたって安定性が良く寿命の永いものができない。また、作動温度が高い場合、ヒートパイプ内で器壁とCFCの間で化学反応が起こり、容器内面が酸化または腐食することがある。
【0006】
従来の沸騰冷却器にかわる、次の要件を満たす環境にやさしい素子冷却器の要求が強くなっている。
1)自然冷却方式であること、2)冷媒(作動液)はオゾン破壊のない、温暖化係数の少ない環境にやさしいこと、3)電気絶縁性の大きいこと、4)低温起動特性に優れていること。
【0007】
従って、この発明の目的は、放熱性能を確保しながら、自然環境に配慮した電気絶縁性の大きい、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、電気絶縁性作動液の代わりに、所定量の非電気絶縁性作動液、例えば水、を用い、ヒートパイプの発熱部と凝縮部を電気的に絶縁する電気絶縁体を管状体で形成し、管状体の内壁に付着する非電気絶縁性作動液を液切れさせることができる形状の溝部を備えることによって、非電気絶縁性作動液が蒸発・凝縮して、電気絶縁体を通過しても、電気絶縁体の絶縁性を維持することができることが判明した。特に、ヒートパイプの非作動時に凝縮部内の所定部位にのみ滞留する量の非電気絶縁性作動液をヒートパイプのコンテナ内に封入することによって、より効果的に、電気絶縁体の絶縁性を維持することができることが判明した。
【0009】
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって、この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第1の態様は、少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備え、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液とを備えた、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0010】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第2の態様は、前記発熱部と前記凝縮部を電気的に絶縁する前記電気絶縁体は管状体からなっており、前記管状体の内壁に付着した前記非電気絶縁性作動液の液切れ作用を備えた溝部を備えている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0011】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第3の態様は、前記管状体の内壁の前記溝部は、蛇腹(螺旋)形状からなっている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0012】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第4の態様は、前記管状体の内壁の前記溝部は、相互に平行な複数個の溝部からなっている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0013】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第5の態様は、前記管状体の内壁の前記溝部が傾斜面を備えている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0014】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第6の態様は、前記管状体の内壁の前記傾斜面を備えた前記溝部の傾斜方向が前記内壁の上半部と下半部とで異なっている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0015】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第7の態様は、前記管状体の内壁の中央部に少なくとも1つの肉厚部を備えている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0016】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第8の態様は、前記管状体の内壁の中央部に1つの肉厚部を備えており、前記肉厚部の両端部に隣接して溝部が設けられている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0017】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第9の態様は、前記管状体の内壁にOリングを備えている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0018】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第10の態様は、前記蒸発部および前記凝縮部の前記電気絶縁体側の端部の大きさが縮小され、前記管状体の内壁の大きさよりも小さい電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0019】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第11の態様は、前記蒸発部の内壁に沿ってメッシュが備えられている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0020】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第12の態様は、前記蒸発部の内部全体にメッシュが配置されている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0021】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第13の態様は、前記蒸発部の内部にフットウ石が配置されている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0022】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第14の態様は、前記電気絶縁体が複数個からなっており、前記複数個の電気絶縁体の間は、熱伝導性部材からなるコンテナからなっている電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0023】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第15の態様は、前記非電気絶縁性作動液が、前記ヒートパイプの非作動時に、前記凝縮部の所定位置に収まる量である項に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
【0024】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の第15の態様は、前記非電気絶縁性作動液が水である電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
本願の請求項1に係る発明は、上記態様の幾つかをまとめたもので、管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
前記管状体の内壁には、螺旋形状の溝部を設けると共に、前記内壁の中央部には、前記溝部に比して幅の大きな底面の平な環状の溝部が形成されていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の態様について図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器は、少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備え、電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、被冷却体としての発熱素子および蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、ヒートパイプのコンテナ内に封入され、ヒートパイプの非作動時に凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液とを備えた、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器である。
【0026】
更に、この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器においては、発熱部と凝縮部を電気的に絶縁する電気絶縁体は管状体からなっており、管状体の内壁には、付着した非電気絶縁性作動液の液切れ作用を備えた溝部が備えられている。
図1は、この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の1つの態様を示す図である。図1(a)は平面図を、図1(b)は側面図をそれぞれ示す。図1(a)、図1(b)に示すように、基板7が熱的に接続されるブロック5に複数個の孔が形成され、その孔に蒸発部2が挿入されている。個々の蒸発部2の上端には、発熱部と凝縮部を電気的に絶縁する電気絶縁体3が設けられ、更に、電気絶縁体の上端には、多数のフィン6が取り付けられた凝縮部4が設けられている。電気絶縁体3は管状体からなっており、管状体の内壁には、溝部が備えられ、付着した非電気絶縁性作動液の液切れ作用を有している。上述した蒸発部、電気絶縁体、凝縮部からなる密閉されたコンテナの内部には、非電気絶縁性作動液例えば水が封入されている。
【0027】
上述したように、この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器1は、蒸発部2と凝縮部4が貫通孔のある電気絶縁体3を介して接続されている複数本のヒートパイプを備えている。蒸発部は熱伝導性ブロックに設けられた管状の孔に挿入された管状体であり、凝縮部はフィンを設けた管状体である。電気絶縁体の貫通孔の内面は、下に詳述するように、凹凸面を備え、封入された作動液の液切れ作用を生じさせて、絶縁性を保っている。
【0028】
電気絶縁体は、ヒートパイプ内圧に耐えるような十分な強度を有していること、
および、熱伝導性ブロックに装着される被冷却体である半導体素子または電子機器が電位を有することを考慮して、耐電圧のための沿面距離を有していることが必要である。
図2は、電気絶縁体を示す図である。電気絶縁体13は、例えば92%アルミナ等のセラミックスの絶縁性部材によって形成された貫通孔15を有する管状体14からなっており、内壁には複数の連続する環状溝部16が形成されている。電気絶縁体13の上下端部には、蒸発部、凝縮部との接続を容易にするための金属スリーブ17が取り付けられている。金属スリーブ17は、Fe54%、Ni29%、Co17%のフェルニコ系合金であるコバール(Kovar)によって調製され、異種金属に起因する電食を防止するために、その表面に銅メッキが施されている。FeNi電気絶縁体の貫通孔を通過する気相または液相の作動液は、環状溝部によって、電気的に分断されるので、絶縁体の絶縁特性は確保されることができる。
【0029】
図3は、電気絶縁体の別の態様を示す図である。図3に示す態様の電気絶縁体23においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔25を有する管状体24からなっており、管状体24の内壁には、相互に平行な複数個の溝部26からなっている。個々の溝部26は環状に形成され、作動液の液切れ作用を発揮することができる深さを備えている。更に、電気絶縁体23の貫通孔25の中央部には、幅の大きな溝部が形成されている。中央部に設けられた幅広の溝部によって、作動液の液切れ作用を更に高めている。
【0030】
図4は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図4に示す態様の電気絶縁体33においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔35を有する管状体34からなっており、管状体34の内壁には、螺旋状の溝部36が形成されている。螺旋状の溝部36は上半部、下半部にそれぞれ設けられている。溝部は、作動液の液切れ作用を発揮することができる深さを備えている。更に、電気絶縁体33の貫通孔35の中央部には、2つの螺旋状の溝部の間に、幅の大きな、底面の平な環状の溝部が形成されている。螺旋状の溝部によって、付着した気相または液相の作動液を下方に速やかに移動することができる。中央部に設けられた幅広の溝部によって、2つの螺旋状の溝部を分断し、作動液の液切れ作用を更に高めている。
【0031】
図5は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図5に示す態様の電気絶縁体43においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔45を有する管状体44からなっており、管状体44の内部の中央部に肉厚部47が設けられている。即ち、肉厚部47において、貫通孔の狭隘部が形成され、内径が著しく小さくなっている。更に、肉厚部の上端部および下端部に環状の溝部46、48が形成されている。管状体44の内部の中央部に形成された肉厚部47およびその上端部および下端部に形成された環状の溝部46、48によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、作動液の流れが絞られて、管状体44の上半部の内壁に接触するのを抑制して、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られて、管状体44の下半部の内壁に接触するのを抑制して、管状体の絶縁性を確保する。
環状の溝部は、作動液の液切れ作用をより効果的に発揮することができる深さを備えている。
【0032】
図6は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図6に示す態様の電気絶縁体53においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔55を有する管状体54からなっており、管状体54の内部の上半部および下半部に傾斜面を有する環状の溝部56、58が形成されている。上半部の環状の溝部と下半部の環状の溝部においては、傾斜方向が逆になっている。即ち、上半部の環状の溝部においては、上方に向かって末広になるように傾斜が形成されており、他方、下半部の環状の溝部においては、下方に向かって末広になるように傾斜が形成されている。管状体54内部の中央部には内壁表面が平らな円筒形状の部分57が設けられている。
【0033】
管状体54の内部の上半部および下半部に設けられた傾斜面を有する環状の溝部56、58によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、上半部に形成された環状の溝部の頂部60には、蒸発した作動液の流れが到達しないので、管状体の絶縁性を確保することができる。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、下半部に形成された傾斜面を有する環状の溝部の頂部59には、液相の作動液の流れが到達しないので、管状体の絶縁性を確保することができる。環状の溝部の深さおよび傾斜角は、作動液の液切れ作用をより効果的に発揮することができるように決定される。
【0034】
図7は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図7に示す態様の電気絶縁体63においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔65を有する管状体64からなっており、管状体64の内部の中央部に肉厚部67が設けられている。即ち、肉厚部67において、貫通孔の狭隘部が形成され、内径が著しく小さくなっている。更に、管状体64の内部の上半部および下半部には、それぞれ、複数の環状の溝部66、68が形成されている。管状体64の内部の中央部に形成された肉厚部67およびその内部の上半部および下半部に形成された環状の溝部66、68によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、肉厚部において作動液の流れが絞られ、更に、環状の溝部によって分離され、作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られ、更に、環状の溝部によって分離され、作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0035】
図8は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図8に示す態様の電気絶縁体73においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔75を有する管状体74からなっており、管状体74の内部の上端部、中央部、下端部に肉厚部71、77、72が設けられている。即ち、肉厚部77において、貫通孔の狭隘部が形成され、内径が小さくなっている。肉厚部71において、管状体74の上端部の内径が小さくなり、肉厚部72において、管状体74の下端部の内径が小さくなっている。管状体74の内部の上端部、中央部、下端部に形成された肉厚部71、77、72によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、肉厚部において作動液の流れが絞られ、作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られ、作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0036】
図9は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図9に示す態様の電気絶縁体83においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔85を有する管状体84からなっており、管状体84の内部の上端部、第1中間部、第2中間部、下端部にそれぞれ肉厚部81、82、89、90が設けられている。即ち、肉厚部81において、管状体84の上端部の内径が小さくなり、肉厚部82において、管状体84の第1中間部の内径が小さくなり、肉厚部89において、管状体84の第2中間部の内径が小さくなり、そして、肉厚部90において、管状体84の下端部の内径が小さくなっている。管状体84の内部の上端部、第1中間部、第2中間部、下端部に形成された肉厚部81、82、89、90によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、肉厚部において作動液の流れが絞られ、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られ、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0037】
図10は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図10に示す態様の電気絶縁体93においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔95を有する管状体94からなっており、管状体94の内部の上端部、中央部、下端部にそれぞれ肉厚部98、99、100が設けられている。即ち、肉厚部98において、管状体94の上端部の内径が小さくなり、肉厚部99において、管状体94の中央部の内径が小さくなり、肉厚部100において、管状体94の下端部の内径が小さくなっている。更に、管状体94の上半部の中央部および下半部の中央部にはぞれぞれ環状凸部91、92が設けられている。管状体94の内部の上端部、中央部、下端部に形成された肉厚部98、99、100、および、管状体94の上半部の中央部および下半部の中央部に設けられた環状凸部91、92によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、肉厚部において作動液の流れが絞られ、環状凸部によって流れが分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られ、分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0038】
図11は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。図11に示す態様の電気絶縁体103においては、絶縁性部材によって形成された貫通孔105を有する管状体104からなっており、管状体104の内部の上端部、第1中間部、第2中間部、下端部にそれぞれ肉厚部109、110、111、112が設けられている。即ち、肉厚部109において、管状体104の上端部の内径が小さくなり、肉厚部110において、管状体104の第1中間部の内径が小さくなり、肉厚部111において、管状体104の第2中間部の内径が小さくなり、肉厚部112において、管状体104の下端部の内径が小さくなっている。更に、管状体104の中央部107に所定の間隔を隔てて環状凸部91、92が設けられている。管状体104の内部の上端部、第1中間部、第2中間部、下端部に形成された肉厚部109、110、111、112および、管状体104の中央部に設けられた環状凸部91、92によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、肉厚部において作動液の流れが絞られ、環状凸部によって流れが分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが絞られ、分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0039】
図12は、ヒートパイプの1つの態様を示す図である。図12に示す態様のヒートパイプ11は、蒸発部12と、内部の形状が上述したような電気絶縁体13と、凝縮部14とからなっている。蒸発部と電気絶縁体、凝縮部と電気絶縁体とは密閉されて接続されて、コンテナを形成している。蒸発部の内部には、図12の下部に示すように、内壁にそって全面に、例えば、#120りん青銅メッシュが配置されている。内壁に沿って全面に配置されたメッシュによって、作動液の還流が促進される。作動液の量は、ヒートパイプの非作動時に、凝縮部内にのみ滞留するように設定する。
【0040】
図13は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。図13に示す態様のヒートパイプ21は、蒸発部22と、内部の形状が上述したような電気絶縁体23と、凝縮部24とからなっている。蒸発部と電気絶縁体、凝縮部と電気絶縁体と密閉されて接続されて、コンテナを形成している。蒸発部の内部には、図13の下部に示すように、内部の全体に、例えば、#120りん青銅メッシュが配置されている。蒸発部の内部の全体に配置されたメッシュによって、作動液の還流が促進される。作動液の量は、ヒートパイプの非作動時に、凝縮部内にのみ滞留するように設定する。
【0041】
図14は、ヒートパイプの1つの態様の部分を説明する図である。図14に示す態様のヒートパイプ31においては、蒸発部32と、内部に環状の溝部が形成された電気絶縁体33とが、密閉されて接続され、凝縮部34と、電気絶縁体33とが密閉されて接続されている。図14に示すように、管状の蒸発部の上端部32aは内径が小さくなり、その大きさは、電気絶縁体33の下端部の内径よりも小さい。更に、管状の凝縮部の下端部34aは内径が小さくなり、その大きさは、電気絶縁体33の上端部の内径よりも小さい。
【0042】
図15は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。図15に示す態様のヒートパイプ41においては、蒸発部42と、上述した各種の内部形状を有する電気絶縁体43とが、密閉されて接続され、凝縮部49と、電気絶縁体43とが密閉されて接続されている。蒸発部42の内部には、石、例えば、直径1.5〜3mmの大きさのフットウ石が充填されている。充填されたフットウ石によって、作動液の突沸を防止し、絶縁体の絶縁特性を確保することができる。作動液の量は、ヒートパイプの非作動時に、凝縮部内にのみ滞留するように設定する。
【0043】
図16は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。図16に示す態様のヒートパイプ51は、蒸発部52と、第1電気絶縁体53aと、管状熱伝導性部材50aと、第2電気絶縁体53bと、凝縮部50bとからなっている。第1電気絶縁体53a、第2電気絶縁体53bは、上述した各種の内部形状を有している。2個の電気絶縁体を備えることによって、絶縁体の絶縁特性を向上させることができる。この場合においても、作動液の量は、ヒートパイプの非作動時に、凝縮部内にのみ滞留するように設定することが好ましい。
【0044】
図17は、他の態様のヒートパイプの部分を説明する図である。図17に示す態様のヒートパイプ61は、蒸発部62、凝縮部69と密閉して接続される電気絶縁体63を備えており、電気絶縁体63は、図17の上部に示すように、内壁に環状の溝部66が形成されている。更に、環状の溝部66に、例えば、Oリング70が配置されている。環状の溝部および溝部に配置されたOリング70によって、蒸発した作動液が上方に向かって移動するときに、突出したOリングにおいて流れが分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。同様に、凝縮して液状に戻った作動液が下方に移動するときに、作動液の流れが分離されて、内壁に作動液が接触しない部分が形成されて、管状体の絶縁性を確保する。
【0045】
図18は、ヒートパイプの非作動時に、コンテナ内に封入される作動液の量を説明する図である。図18に示す円は、伝熱ブロックに接続されるサイリスタを示す。作動液の量は、ヒートパイプの非作動時に、図18に示すように、各蒸発部の底部から円の中心部までの距離をa、円の上端部までの距離をbとしたときに、a×1/3以上、b以下が望ましい。さらに、a以上、b以下がより望ましい。
上述したように、この発明の電気絶縁型ヒートパイプによると、電気絶縁体の内部の形状が液切れ作用を有しているので、蒸発部から凝縮部へ移動する気相の作動液、および、凝縮部から蒸発部へ移動する液相の作動液が、電気絶縁体の内部において、内壁に接触しない部分を生じて絶縁特性を確保することができる。従って、作動液として、水等の非電気絶縁性作動液を使用することができ、放熱性能を確保しながら、自然環境に配慮した電気絶縁性の大きい、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】
上述したように、この発明によると、放熱性能を確保しながら、自然環境に配慮した電気絶縁性の大きい、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器を提供することができ、産業上利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器の1つの態様を示す図である。図1(a)は平面図を、図1(b)は側面図をそれぞれ示す。
【図2】図2は、電気絶縁体を示す図である。
【図3】図3は、電気絶縁体の別の態様を示す図である。
【図4】図4は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図5】図5は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図6】図6は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図7】図7は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図8】図8は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図9】図9は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図10】図10は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図11】図11は、電気絶縁体の他の態様を示す図である。
【図12】図12は、ヒートパイプの1つの態様を示す図である。
【図13】図13は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。
【図14】図14は、ヒートパイプの1つの態様の部分を説明する図である。
【図15】図15は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。
【図16】図16は、ヒートパイプの他の態様を示す図である。
【図17】図17は、他の態様のヒートパイプの部分を説明する図である。
【図18】図18は、ヒートパイプの非作動時に、コンテナ内に封入される作動液の量を説明する図である。
【図19】図19は、従来の電気絶縁型ヒートパイプを示す図である。
【図20】図20は、従来の絶縁体を示す図である。
【符号の説明】
1.電気絶縁型ヒートパイプ冷却器
2、12、22、32、42、52、62.蒸発部
3、13、23、33、43、53、63、73、83、93、103.電気絶縁体
4、14、24、34.凝縮部
5.金属ブロック
6.放熱フィン
7.基板
14、24、34、44、54、64、74、84、94、104.管状体
26、36、46、56、66.環状の溝部
47、67、77、81、82、89、90.肉厚部
91、92.環状凸部
Claims (10)
- 管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
前記管状体の内壁には、螺旋形状の溝部を設けると共に、前記内壁の中央部には、前記溝部に比して幅の大きな底面の平な環状の溝部が形成されていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。 - 管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
前記管状体の内壁には、相互に平行な複数個の溝部を設けると共に、前記内壁の中央部には、前記溝部に比して幅の大きな底面の平な環状の溝部が形成されていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。 - 管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
前記管状体の内壁の中央部に少なくとも1つの肉厚部を備えており、前記肉厚部の両端部に隣接して相互に平行な複数個の溝部が設けられていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。 - 管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
前記管状体の内部の上端部、中央部、下端部にそれぞれ肉厚部が設けられ、更に、管状体の上半部の中央部および下半部の中央部にはそれぞれ環状凸部が設けられていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。 - 管状体からなる少なくとも1個の電気絶縁体を介して接続された熱伝導性部材からなる蒸発部と凝縮部を備えた、前記電気絶縁体と共に形成される密閉されたコンテナを有するヒートパイプと、
被冷却体としての発熱素子および前記蒸発部が熱的に接続される伝熱ブロックと、
前記ヒートパイプの前記コンテナ内に封入され、前記ヒートパイプの非作動時に前記凝縮部内にのみ滞留する非電気絶縁性作動液と、
から構成される電気絶縁型ヒートパイプ冷却器であって、
管状体の内部の上半部および下半部に傾斜面を有する環状の溝部がそれぞれ設けられ、前記上半部の環状の溝部においては、上方に向かって末広になるように前記傾斜面が形成され、前記下半部の環状の溝部においては、下方に向かって末広になるように前記傾斜面が形成され、更に、管状体の中央部に内壁表面が平らな円筒形状の部分が設けられていることを特徴とする、電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。 - 前記蒸発部および前記凝縮部の前記電気絶縁体側の端部の大きさが縮小され、前記管状体の内壁の大きさよりも小さいことを特徴とする、請求項1または5に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
- 前記蒸発部の内壁に沿ってメッシュが備えられていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
- 前記蒸発部の内部全体にメッシュが配置されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
- 前記蒸発部の内部にフットウ石が配置されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
- 前記非電気絶縁性作動液が水であることを特徴とする、請求項1から9の何れか1項に記載の電気絶縁型ヒートパイプ冷却器。
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