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JP4128688B2 - 枚葉輪転印刷機 - Google Patents

枚葉輪転印刷機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、片面刷と両面刷とを切替え可能な枚葉輪転印刷機に関し、特に、シート状物に発生するカールを矯正するカール矯正手段を備えた枚葉輪転印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の枚葉輪転印刷機においては、複数の胴に巻き付けられながら紙にインキや湿し水が供給されるため、印刷後、排紙装置において搬送される紙が湾曲する、いわゆるカールが発生するので、このカールを矯正するカール矯正手段が備えられている。このカール矯正手段には、エアーを吸引する吸引手段が設けられ、この吸引手段によって紙がカールした方向と反対方向に吸引することにより、カールを矯正するようにしている。
【0003】
このカール矯正手段を片面刷と両面刷の切替えが可能な枚葉輪転印刷機に適用しようとすると、両面刷時においては、裏面側の印刷面がこのカール矯正手段に摺接することにより、傷やこすれの痕跡が付くおそれがある。したがって、片面刷と両面刷の切替えが可能な枚葉輪転印刷機においては、カール矯正手段をカール矯正位置と、この位置から退避させた退避位置との間を移動自在にすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の枚葉輪転印刷機においては、カール矯正手段をカール矯正位置と退避位置とに移動させるのに、作業者が釦操作によって行っていた。このため、作業者にとって操作の負担が大きいだけではなく、釦操作を失念すると、片面刷時においては、カールの矯正がされないために印刷品質が低下し、一方、両面刷時には、印刷面に傷やこすれの痕跡が付き損紙が発生するといった問題があった。
【0005】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、第1の目的は作業者の操作負担を軽減することにある。第2の目的は印刷品質の向上と損紙の発生を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、片面刷と両面刷との切替えが可能な枚葉輪転印刷機において、シート状物の搬送経路に進出しシート状物のカールを矯正するカール矯正位置とこのカール矯正位置から退避しシート状物の搬送経路から退避する退避位置との間を移動自在でシート状物を吸引する吸引手段を有するカール矯正手段と、このカール矯正手段をカール矯正位置と退避位置との間を移動させる駆動手段と、両面刷から片面刷に切り替えられたときに前記駆動装置を駆動させて前記カール矯正手段を前記カール矯正位置に移動させるとともに、片面刷から両面刷に切り替えられたときに前記駆動装置を駆動させて前記カール矯正手段を退避位置に移動させるように制御する制御手段と、片面刷と両面刷との状態を識別する手段とを備え、この識別する手段に基づいて前記制御手段が前記駆動装置を制御するものである。
したがって、作業者が片面刷または両面刷を選択すると、カール矯正手段が自動的にカール矯正位置または退避位置に位置付けられる。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記カール矯正手段にシート状物を吸引する吸引手段を設け、前記制御手段によって、前記カール矯正手段が退避位置に位置付けられたときに前記吸引手段を停止させるように制御する。
したがって、吸引手段は、カール矯正手段が退避位置に位置付けられると、自動的に停止する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る枚葉輪転印刷機の構成図、図2は同じく片面刷と両面刷を説明するための胴の配列図、図3は同じく排紙装置における紙搬送装置の側面図、図4は図3におけるIV部拡大図である。図5は図4におけるV 矢視図、図6は図5におけるIV矢視図、図7は図4におけるVII 矢視図、図8は同じくカール矯正手段の外観を示す斜視図、図9は同じくカール矯正手段によってカールの矯正動作を説明する図である。
【0009】
図1において、1は片面刷を起動する片面印刷釦、2は両面刷を起動する両面印刷釦、3は両面刷に切り替えるときに紙のサイズを入力する紙サイズ入力釦、4は後述するカール矯正手段を移動させる駆動源であるエアーシリンダ、5はカール矯正手段の吸引エアーの断接を行う電磁弁である。6は制御装置であって、片面印刷釦1または両面印刷釦2の操作に連動して、エアーシリンダ4および電磁弁5のON、OFFの制御を行う。
【0010】
図2において、図示を省略した1番目の印刷ユニットの紙搬送方向の下流には、互いに隣接する2番目の印刷ユニット10と3番目の印刷ユニット11とが設けられている。これら印刷ユニット10,11には、刷版が装着された版胴10a,11aと、ブランケットが巻かれたゴム胴10b,11bとが、互いに対接しており、印刷ユニット10のゴム胴10bには、倍径の第2圧胴10cが対接している。
【0011】
また、印刷ユニット11のゴム胴11bには、前記第2圧胴10cの下流側に位置する倍径の第3圧胴11cが対接しており、第2圧胴10cと第3圧胴11cとの間には、倍径の反転胴12が互いにその周面を両圧胴10c,11cに対接するように設けられている。第2圧胴10cの外周部を円周方向に2等分する箇所には、爪と爪台とからなりカム機構で開閉する複数組のくわえ爪装置(以下、単にくわえ爪という)13が、この第2圧胴10cの軸線方向に並設されている。また、第3圧胴11cの外周部を円周方向に2等分する箇所には、カム機構で開閉する複数組のくわえ爪14が、この第3圧胴11cの軸線方向に並設されている。さらに、反転胴12の外周部を円周方向に2等分する箇所には、カム機構で開閉する反転爪15と、図示しないポンプなどの吸引エア源に接続された複数個の吸口16とが、互いに近接し反転胴12の軸線方向に並設されている。
【0012】
図2に示す両面刷から片面刷に切替える場合には、片面印刷釦1をONすると、第2圧胴10cのくわえ爪13が反転胴12の反転爪15に対応するように、第2圧胴10cを含む紙搬送方向に対して上流側に位置する胴群の位相が調節される。この状態で第2圧胴10c、反転胴12、第3圧胴11cが回転すると、くわえ爪13にくわえられて搬送される紙8には、印刷ユニット10のゴム胴10bと第2圧胴10cとの間を通過するときに2色目の印刷が施され、この紙8のくわえ端がくわえ爪13から反転爪15にくわえ替えられて反転胴12の下側周面に巻付けられながら搬送される。巻付けられた紙8は、反転爪15からくわえ爪14にくわえ替えられて搬送され、印刷ユニット11のゴム胴11bと第3圧胴11cとの間を通過するときに、前と同じ面に3色目の印刷が施される。
【0013】
片面刷から両面刷に切り替えるには、紙サイズ入力部3に紙8のサイズを入力した後に両面印刷釦2をONすると、まず、第2圧胴10cと反転胴4および反転胴4の下流側の胴群との間の回転伝達が遮断され、第2圧胴10cのみが回動し、制御装置6によって両面刷用の胴位相の調整分だけ第2圧胴10cが回動する。すなわち反転胴12の吸口16に第2圧胴10cのくわえ爪13が対応するように、反転胴12に対して第2圧胴10cの胴位相が位置付けられる。次に、制御装置6では、紙サイズ入力部3に入力された紙サイズのデータに基づき、第2圧胴10cを図中反時計方向に回動させ、くわえ爪14が吸口16から所定量、すなわち紙のサイズ分だけ移動させる。
【0014】
このように各胴間の位相が調整されることにより、第2圧胴10c、反転胴12、第3圧胴11cが回転すると、くわえ爪13にくわえられて搬送される紙8には、ゴム胴10bと第2圧胴10cとの間を通過するときに表面に印刷が施される。この紙8は、くわえ端を反転爪15にくわえ替えられることなく第2圧胴10cと反転胴12の対接点を通過し、第2圧胴10cの下側周面に巻付けられる。
【0015】
巻付けられた紙8の紙尻が第2圧胴10cと反転胴12の対接点に達すると、この紙尻が吸口16で吸引されて搬送され、搬送途中においてくわえ端はくわえ爪13のくわえから解放される。吸口16に吸引されている紙8の紙尻は、反転爪15にくわえ替えられて搬送されることにより反転されて裏返しになり、反転爪15から第2圧胴11cのくわえ爪14にくわえ替えられて第3圧胴11cによって搬送される。搬送される紙8には、ゴム胴11bと第3圧胴11cとの間を通過するときに裏面に印刷が施される。
【0016】
図3において、全体を符号20で示すものは、枚葉輪転印刷機の排紙装置であって、この排紙装置20は、互いに対向する左右一対の排紙フレーム21,21(一方の排紙フレーム21は図示せず)で全体を支持するように構成されている。22は左右一対のスプロケット(一方のスプロケット22は図示せず)であって、図示しない4番目の印刷ユニットの圧胴に対接する排紙胴に同軸上で、かつ左右の排紙フレーム21,21に近接するように軸着されている。
【0017】
これら左右一対のスプロケット22,22と、排紙フレーム21,21の前端部に回転自在に支持された図示を省略した左右一対のスプロケットとの間には、左右一対の排紙チェーン23,23(一方の排紙チェーン23は図示せず)が張架されている。これらのスプロケットの回転によって、排紙チェーン23は図中矢印A方向に走行し、左右の排紙チェーン23,23間には、爪軸24と爪台軸25からなる複数組の爪竿が、排紙チェーン23の走行方向に一定の間隔で支架されている。
【0018】
爪軸24と爪台軸25上には、図示を省略した複数個の爪と爪台とが、互いに対向するようにして軸線方向に並べられて複数のくわえ爪装置(以下、単にくわえ爪という)26を形成している。このくわえ爪26の爪は、図示を省略したカム機構によって開閉し、爪台との間で紙8をくわえて搬送するように構成され、その搬送終端部の下方には、くわえから解放されて落下する紙8を積載する図示を省略した紙積台が設けられている。
【0019】
28,29は上下のチェーンガイドであって、複数の固定金具を介して上下に対向するようにして、左右の排紙フレーム21,21にボルト30によって、図5に示すようにブラケット31を介して固定されている。これら上下のチェーンガイド28,29は、上述した排紙チェーン23を挟むようして、左右の排紙チェーン23,23の矢印A方向の走行を案内するように構成されている。32は鉄板によって形成されたガイド板であって、排紙チェーン23の下方において排紙チェーン23に沿うようにして設けられている。
【0020】
33はガイド棒であって、排紙チェーン23とガイド板32との間であって、両面印刷された紙の裏面の非画線部に対応した位置に設けられており、非画線部の位置の変更に対応して紙の幅方向に移動自在となるように支持されている。34は従来から広く知られている吸引装置であって、26のくわえから解放され紙積台に落下する紙8の搬送速度を減速させるためのものである。
【0021】
このように構成された枚葉輪転印刷機の排紙装置において、排紙チェーン23の走行にともなってくわえ爪26の1組が、図示しない4番目の印刷ユニットの圧胴に対接する排紙胴のくわえ爪と対向した位置で、紙のくわえ替えが行われる。くわえ替えられた紙8は、走行するくわえ爪26によって、斜め上方に向かって搬送され、紙の裏面がガイド棒33に摺接しながら案内される。その後、紙積台の上方まで搬送されると、カム機構(図示せず)によってくわえ爪26の爪が開き、紙積台上に積載される。
【0022】
以上説明した片面刷または両面刷における胴の位相調整装置ないし排紙装置については、従来から広く使用されている枚葉輪転印刷機の片面、両面刷の位相調整装置および排紙装置と特別変わるところはない。本発明の特徴とするところは、図3および図4に示すように、排紙装置20の紙搬送経路上にカール矯正手段35を設け、このカール矯正手段35を駆動手段であるエアーシリンダ4によって、カール矯正位置と退避位置との間を移動自在とした点にある。
【0023】
図5において、37は下方のチェーンガイド29に吊り下げるようにして固定された支持板であって、上部にはストッパ38が固定され、下部にはこのストッパ38と対向するようにして一対のガイドブラケット39が固定されている。図4および図5において、エアーシリンダ4はガイドブラケット39に挟まれるようにしてして支持板37に固定され、ロッド4aの上端部には、スライドブラケット41が固定されている。このスライドブラケット41は、ガイドブラケット39とストッパ38との間に垂設された一対のガイド棒42,42によって上下動自在に案内され、側面に断面が逆L字状のブラケット43が固定されている。
【0024】
図8に示すように、カール矯正手段35は、有底円筒状のエアー管45と、このエアー管45の外周部に軸線方向に延在するように取り付けられ、断面が湾曲状の添接板46とによって形成されている。エアー管45の添接板46が取り付けられた部位よりもわずかに上方の部位には、多数の吸引口47が軸線方向に一列に設けられ、図7に示すように、略中央の下部には、図示を省略した吸引ポンプに接続された吸引エアー管48が連通するように取り付けられている。この吸引エアー管48には、上述した電磁弁5が設けられ、電磁弁5を開閉することにより、エアー管45内のエアーの吸引と吸引解除が切り替えられるように構成されている。
【0025】
また、図6に示すように、エアー管45の開放端部には、吐出エアー管49の一端が接続され、この吐出エアー管49の他端には、図示を省略した吐出ポンプが接続されている。図9に示すように、添接板46はエアー管45の中央部よりもわずかに下方に取り付けられ、エアー管45の外周部と添接板46との間には、断面が略V字状の吸引空間50が形成されている。図8に示すように、添接板46の両側端には、断面がL字状の一対の取付片51,51が突設されている。これら取付片51,51が上述したブラケット43に取り付けられることにより、カール矯正手段35は、左右の排紙フレーム21,21間に掛け渡されるようにして、スライドブラケット41,41に取り付けられる。
【0026】
このような構成において、図4に示すように、エアーシリンダ4のロッド4aが前進すると、カール矯正手段35の添接板46がくわえ爪26に近接した紙搬送経路中、すなわちカール矯正位置に進出する。このとき、スライドブラケット41がストッパ38に対接するので、カール矯正位置が常に一定に位置付けられる。また、エアーシリンダ4のロッド4aが後退すると、カール矯正手段35の添接板46が、くわえ爪26から離間した紙搬送経路から退避した退避位置に後退するように構成されている。
【0027】
次に、このような構成の枚葉輪転印刷機におけるカール矯正動作を説明する。
まず、片面刷を行う場合には、図1において、片面印刷釦1をONにすると、制御装置6において、エアーシリンダ4のロッド4aを前進させるととともに、電磁弁5を開くように制御する。この制御によって、図4に二点鎖線で示すように、カール矯正手段35がカール矯正位置に位置付けられるとともに、図9において、エアー管45の周りのエアーが吸引口47からエアー管45内に吸引される。
【0028】
したがって、図9に示すように、くわえ爪26に始端がくわえられ、排紙装置20内を搬送されてきた紙8がカール矯正手段35を通過するとき、吸引口47と紙8との間が負圧状態になる。このため、図中上方に湾曲するようにカールした紙8は、カール矯正手段35を通過するときに、吸引空間50においてカールした状態と逆方向に湾曲させられるのでカールが矯正される。
【0029】
次に、両面刷を行う場合には、図1において、紙サイズ入力部3に紙8のサイズを入力した後に、両面印刷釦2をONすると、制御装置6において、エアーシリンダ4のロッド4aを後退させるととともに、電磁弁5を閉じるように制御する。この制御によって、図4に実線で示すように、カール矯正手段35がカール矯正位置から退避位置に位置付けられるとともに、エアー管45内のエアーの吸引が停止する。したがって、くわえ爪26によって排紙装置20内を搬送されてきた紙8の裏面側がカール矯正手段35に摺接するようなことがなく、このため、裏面側の印刷面にこすれや傷の痕跡が付くようなことがなく、損紙の発生を防止できる。
【0030】
このように、片面印刷釦1または両面印刷釦2をONすることにより、制御装置6によって、自動的にカール矯正手段35をカール矯正位置と退避位置とに位置付けることができる。したがって、操作し忘れによって両面刷の印刷面に、こすれや傷の痕跡が付くようなことがないばかりか、片面刷においてカールの矯正忘れがなくなるので、印刷品質の向上と損紙の発生が防止されるとともに、作業者の操作負担が軽減される。また、両面刷時には、自動的にエアー管45内のエアーの吸引が停止するので、紙8が誤って退避したカール矯正手段35に吸引されるというようなことがなく、損紙の発生が防止される。
【0031】
ここで、印刷終了後、エアー管45内あるいは吸引口47に紙粉が滞留したときには、図示を省略したエアー吐出ポンプを作動させ、吐出エアーを吐出エアー管49を介してエアー管45内に噴出することにより、紙粉を吸引口47から吹き払うことができる。
【0032】
図10は本発明のカール矯正手段の第2の実施の形態を示す概略の構成図であって、(a)はカール退避位置を示し、(b)はカール矯正位置を示す。
この第2の実施の形態においては、カール矯正手段35を移動させる支持部材60が軸61によって回動自在に支持されている点が、上述した第1の実施の形態と異なる点である。すなわち、同図(a)に示すように、両面刷時においては、エアーシリンダ4のロッド4aが前進することにより、支持部材60が軸61を回動中心として図中時計方向に回動して、カール矯正手段35が退避位置に位置付けられる。一方、片面刷時においては、エアーシリンダ4のロッド4aが後退することにより、支持部材60が軸61を回動中心として図中反時計方向に回動して、カール矯正手段35がカール矯正位置に位置付けられる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、反転胴12を備えた反転機構付の枚葉輪転印刷機に適用したが、シート状物の搬送経路の上下に、表面印刷用の胴と裏面印刷用の胴が設けられた枚葉輪転印刷機にも適用できる。また、カール矯正手段35を駆動させるエアーシリンダ4の制御を片面印刷釦1または両面印刷釦2に連動させるようにしたが、これに限定されず、圧胴11cの回動位置を検出することにより片面刷と両面刷との状態を識別するようにしてもよく、種々の設計変更が可能である。また、搬送されるのものは紙8のみならず、印刷が可能なシート状物であればよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、片面刷において印刷品質が向上するとともに、両面刷において損紙の発生が防止される。また、操作者の操作負担が軽減される。
【0035】
また、請求項2記載の発明によれば、両面刷において、吸引手段が自動的に停止するので、両面刷において損紙の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の構成図である。
【図2】 本発明に係る枚葉輪転印刷機において、片面刷と両面刷を説明するための胴の配列図である。
【図3】 本発明に係る枚葉輪転印刷機の排紙装置における紙搬送装置の側面図である。
【図4】 図3におけるIV部拡大図である。
【図5】 図4におけるV 矢視図である。
【図6】 図5におけるIV矢視図である。
【図7】 図4におけるVII 矢視図である。
【図8】 本発明に係る枚葉輪転印刷機におけるカール矯正手段の外観を示す斜視図である。
【図9】 本発明に係る枚葉輪転印刷機におけるカール矯正手段によってカールの矯正動作を説明する図である。
【図10】 本発明に係る枚葉輪転印刷機におけるカール矯正手段の第2の実施の形態を示す概略の構成図であって、(a)はカール退避位置を示し、(b)はカール矯正位置を示す。
【符号の説明】
1…片面印刷釦、2…両面印刷釦、4…エアーシリンダ、5…電磁弁、6…制御装置、12…反転胴、26…くわえ爪、35…カール矯正手段、45…エアー管、46…添接板、47…吸引口、48…吸引エアー管、50…吸引空間。

Claims (2)

  1. 片面刷と両面刷との切替えが可能な枚葉輪転印刷機において、
    シート状物の搬送経路に進出しシート状物のカールを矯正するカール矯正位置とこのカール矯正位置から退避しシート状物の搬送経路から退避する退避位置との間を移動自在でシート状物を吸引する吸引手段を有するカール矯正手段と、
    このカール矯正手段をカール矯正位置と退避位置との間を移動させる駆動手段と、
    両面刷から片面刷に切り替えられたときに前記駆動装置を駆動させて前記カール矯正手段を前記カール矯正位置に移動させるとともに、片面刷から両面刷に切り替えられたときに前記駆動装置を駆動させて前記カール矯正手段を退避位置に移動させるように制御する制御手段と、
    片面刷と両面刷との状態を識別する手段とを備え、
    この識別する手段に基づいて前記制御手段が前記駆動装置を制御することを特徴とする枚葉輪転印刷機。
  2. 請求項1記載の枚葉輪転印刷機において、
    記制御手段によって、前記カール矯正手段が退避位置に位置付けられたときに前記吸引手段を停止させるように制御することを特徴とする枚葉輪転印刷機。
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