JP4126425B2 - 自転車錠の取付け金具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、主として自転車の後ホークに取り付けられる自転車錠の取付け金具に関し、金属製の取付け金具に樹脂製のクッション材を組み合わせることによって、自転車錠の取り付けの際にホークの塗装面を傷つけないように保護するとともに、クッション材の介設により取付け金具を強固に緊締できるようにしたことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】
自転車錠の取付け金具にクッション材を併用したものには、例えば実用新案登録出願第2506510号公報がある。また、取付け金具を樹脂製のカバーで覆うようにしたものには本出願人の先願に特願2000−380430号がある。
【0003】
実用新案登録第2506510号公報の取付け金具は、錠前の取付け時に、ホークの上面に沿うよう上部に具えた前後一対のコ字形の屈曲部内にブロック状のクッション材を嵌め込み、このクッション材に、取付け金具と車体との間の弛みによって自転車錠が振動した時の振動音の発生を吸収させるようにしたものであって、自転車錠の取り付けの際に車体を傷つけないようにすることを目的としたものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
自転車錠が取り付けられるホークの表面は、防錆のために塗膜で被覆されている。そのため、自転車錠を取り付ける際の取付け金具の接触とか緊締による塗膜の傷つけを避けるために、慎重な取付け操作が必要になる。
【0005】
一方で、取付け金具の緊締が不十分であれば、前述のように使用中に自転車錠の取付けに弛みを生じて、ホークに接している取付け金具の振動によりホークの塗装面が損傷して、錆易くなるという矛盾がある。
【0006】
以上のことから本発明が解決しようとする課題は、自転車錠を自転車に取り付ける取付け金具の固定が車体の塗装面を損傷させることなく十分にできるようにすることにある。
【0007】
【発明が解決するための手段】
そこで、本発明は、自転車の車体に一体的に取り付けられる自転車錠の取付け金具であって、該取付け金具は、ホークの上面に沿うよう上部に具えた前後一対のL字形の屈曲部に、樹脂製のクッション材を一体に具え、ホークの両側に沿う左右一対の湾曲部の内側面に、同じく樹脂製のクッション材を一体に具えて、金属製の上記屈曲部とホークと、同じく金属製の上記湾曲部とホークとの直接接触をそれぞれ回避するようにしてあり、更に前記取付け金具は、上部の前後に前記屈曲部を形成した取付け部と、取付け部と直交してホークの両側に沿う前記湾曲部と、湾曲部の下端に互いに重ね合わされてねじ止めされるように垂下された締結部とを一体に具え、前記クッション材は、上記屈曲部の下端を嵌合する有底の嵌合部を前後に具えた上面部と、上記上面部と直交して上記湾曲部の内側面に重ね合わされる左右一対の扁平部とを一体に具えた樹脂製のクッション材を使用し、このクッション材の上記嵌合部を取付け金具の屈曲部に嵌合し、上記扁平部を取付け金具の湾曲部の内側面に沿わせることによって、ホークとの直接接触を回避するようにしている。
【0008】
上記のように構成した本発明取付け金具は、ホークに直接接する部分、すなわち、上部に具えた前後一対のL字形の屈曲部と左右一対の湾曲部の内側面が、それぞれクッション材を介在させているので、十分に該金具を緊締した場合でもホークの塗装面を傷つける心配がない。
【0009】
また本発明取付け金具は、ホークと金具の接触部分に介在させたクッション材の弾力性が、スプリングワッシャーを併用したボルト締めのように作用するので弛み難い強固な緊締ができる。
【0010】
更に、従来の取付け金具を使用して、その形状に沿ったクッション材を組み合わせることより、初期の目的を達成できるという利点がある。
【0011】
【実施例】
図1は、本発明の実施例を示す分解斜視図、図2は、使用状態を示す一部切欠側図面である。
【0012】
図において、1は、上部の前後(図示左右)にホークFの上面に沿うL字形の屈曲部2を設けた取付け部3と、取付け部3と直交してホークFの両側に沿う湾曲部4と、湾曲部4の下端に互いに重ね合わされてねじ止めされるように垂下された締結部5とを一体に具えた金属製の取付け金具、6は、上記屈曲部2の下端を嵌合する有底の嵌合部7を前後に具えた上面部8と、上面部8とを直交して上記湾曲部4の内側面に重ね合わされる左右一対の扁平部9と、上面部7から扁平部9にかけて適宜の肉厚に形成されたクッション部10とを一体に具えた樹脂製のクッション材である。
【0013】
クッション材6は、図示のように取付け金具1の裏面に添って重ね合わされて、嵌合部7に取付け金具1の屈曲部2を嵌合し、扁平部9を取付け金具1の湾曲部4の内側面に沿わせることによって、取付け金具1とホークFとの直接接触を回避するように用いられる。
【0014】
図2に示すように、裏面にクッション材6を添わせてホークFの上面から両面に跨がらせた取付け金具1は、湾曲部4の下端に具えた締結部5を重ね合わせ、該部5に設けたねじ孔11、12に挿通したねじ13の緊締によりホークFに強固に固定される。
【0015】
図2の固定状態において、取付け金具1の屈曲部2は、クッション材10の嵌合部7の底部を介してホークFの上面と接するので金属材同士の直接接触が回避されている。また、取付け金具1の取付け部3と湾曲部4も、クッション材6の上面部8と扁平部9を介してホークFの上面から両側に接するので、同じく金属材同士の直接接触が回避されている。
【0016】
また、上面部7から扁平部9にかけて形成したクッション部10は、十分な肉厚を有するので特に弾力性に富み、湾曲部4の内側に沿う扁平部9のクッション作用と共に反発力によるねじの弛み止め効果もある。
【0017】
なお、取付け金具1は、図2中に虚線で示すように、従来の金具と同様に、自転車用サークル錠14の内側側面に設けた棚状の取付け部15を挿通するリベット16を取付け部3に挿通させてかしめ付けるようにして用いられる。
【0018】
また、本発明の実施に際して、取付け金具1の形状とその各部に添うクッション材6の形状は、図示した態様に限られるものではなく、例えば、取付け金具1の所要箇所にのみクッション材を貼着するとかコーティングする場合もあり、本発明の要旨にそって適宜に設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】
前記のように構成し、上記のように用いられるようにした本発明の自転車錠の取付け金具は、自転車の車体例えばホークに接する部分がクッション材を介して圧接するので、車体の塗装面を損傷させるおそれがなく、従来の金具に比べて取付け操作が容易、かつ、無造作にできるとともに、緊締力にも優れているので使用中の弛みの防止もできるなど、多くの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例示す分解斜視図。
【図2】図2は、使用状態を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
F ホーク
1 取付け金具
2 屈曲部
3 取付け部
4 湾曲部
5 締結部
6 クッション材
7 嵌合部
8 錠面部
9 扁平部
10 クッション部
11 ねじ部
12 ねじ部
13 ねじ
14 サークル錠
15 取付け部
16 リベット
Claims (1)
- 自転車の車体に一体的に取り付けられる自転車錠の取付け金具であって、該取付け金具は、ホークの上面に沿うよう上部に具えた前後一対のL字形の屈曲部に、樹脂製のクッション材を一体に具え、ホークの両側に沿う左右一対の湾曲部の内側面に、同じく樹脂製のクッション材を一体に具えて、金属製の上記屈曲部とホークと、同じく金属製の上記湾曲部とホークとの直接接触をそれぞれ回避するようにしてあり、更に前記取付け金具は、上部の前後に前記屈曲部を形成した取付け部と、取付け部と直交してホークの両側に沿う前記湾曲部と、湾曲部の下端に互いに重ね合わされてねじ止めされるように垂下された締結部とを一体に具え、前記クッション材は、上記屈曲部の下端を嵌合する有底の嵌合部を前後に具えた上面部と、上記上面部と直交して上記湾曲部の内側面に重ね合わされる左右一対の扁平部とを一体に具えた樹脂製のクッション材を使用し、このクッション材の上記嵌合部を取付け金具の屈曲部に嵌合し、上記扁平部を取付け金具の湾曲部の内側面に沿わせることによって、ホークとの直接接触を回避するようにしたことを特徴とする自転車錠の取付け具。
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JP2002002986A JP4126425B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 自転車錠の取付け金具 |
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JP4126425B2 true JP4126425B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101504179B1 (ko) * | 2013-04-25 | 2015-03-19 | 주식회사 공진 | 도어용 로크핸들장치 |
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2002
- 2002-01-10 JP JP2002002986A patent/JP4126425B2/ja not_active Expired - Lifetime
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