[go: up one dir, main page]

JP4125805B2 - 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4125805B2
JP4125805B2 JP14439097A JP14439097A JP4125805B2 JP 4125805 B2 JP4125805 B2 JP 4125805B2 JP 14439097 A JP14439097 A JP 14439097A JP 14439097 A JP14439097 A JP 14439097A JP 4125805 B2 JP4125805 B2 JP 4125805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
resin
powder coating
meth
coating composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14439097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10330652A (ja
Inventor
紀子 穂苅
健治 瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP14439097A priority Critical patent/JP4125805B2/ja
Publication of JPH10330652A publication Critical patent/JPH10330652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4125805B2 publication Critical patent/JP4125805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、粉体塗料組成物は有機溶剤等の揮発成分をほとんど含まないことから公害防止、地球環境の保護の点に優れた塗料として注目されている。
【0003】
エポキシ基含有粉体樹脂を用いた光カチオン重合粉体塗料組成物は、ビニル基含有粉体樹脂を用いた光ラジカル重合粉体塗料組成物に比べ、熱安定性に優れるため、粉体塗料の製造や粉体塗装後の加熱溶融による塗膜形成が良好である。しかしながら、エポキシ基の光カチオン重合を利用した活性エネルギー線硬化樹脂は、硬化時に酸素の影響を受けない等の利点を有するため、近年多くの用途に使用され始めているが、不飽和基の活性エネルギー線ラジカル重合に比べ感光性が悪いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、活性エネルギー線による硬化性に優れた粉体塗料組成物を開発することを目的としてなされたものである。
【0005】
本発明者等は、前記従来技術の欠点を解消すべく鋭意研究を重ねた。その結果、架橋官能基としてオキセタン官能基とエポキシ基を併用すると、感光性が向上して、その結果、光カチオン重合速度が増大することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
しかして、本発明によると、(D)下記一般式(I)
【0009】
【化4】
Figure 0004125805
【0010】
(式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロアルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、フ
リル基又はチェニル基を示す)
で表わされるオキセタン官能基とエポキシ基を同一分子内に併有し、ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子量が1,000〜15,000の範囲内である樹脂、及び
(C)光カチオン重合開始剤
を必須成分として含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物(以下、このものを「粉体塗料組成物(2)」と呼ぶ)が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の粉体塗料組成物(1)について以下に説明する。
【0012】
該粉体塗料組成物(1)は、架橋官能基として前記式(I)で表わされるオキセタン官能基を有する樹脂(A)及びポリエポキシド(B)を、主たる樹脂成分として含んでなる点に特徴を有する。
【0013】
オキセタン官能基含有樹脂(A):
前記式(I)中のR1の定義において、「炭素数1〜6のアルキル基」は直鎖状又は分岐状のものであってもよく、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ヘキシル等が挙げられる。「炭素数1〜6のフルオロアルキル基」は上記アルキル基の水素原子の少なくとも1個がフッ素原子で置換された基であり、例えば、フルオロプロピル、フルオロブチル、トリフルオロプロピル等が挙げられる。「アリール基」は単環式又は多環式であることができ、また、芳香環が1個又はそれ以上の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよく、例えば、フェニル、トルイル、キシリル、ナフチル等が挙げられる。「アラルキル基」は、アリール部分及びアルキル部分がそれぞれ上記の意味を有するアリール−アルキル基であり、例えば、ベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
【0014】
1としては中でも炭素数1〜6、殊に炭素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチルが好適である。
【0015】
該オキセタン官能基は、エーテル結合、エステル結合、ウレタン結合等の酸素を含有する結合又はこれらの1種以上の結合を含む炭化水素類を介して樹脂(A)の側鎖又は主鎖に結合していることが好ましい。
【0016】
オキセタン官能基は、樹脂(A)中に1分子あたり平均して少なくとも約2個以上、好ましくは平均約3〜約30個の割合で存在することができる。該オキセタン官能基が1分子あたり平均約2個を下回ると活性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。
【0017】
該オキセタン官能基含有樹脂(A)は、ガラス転移温度40〜100℃の範囲内、好ましくは50〜80℃の範囲内、数平均分子量1,000〜15,000の範囲内、好ましくは3,000〜10,000の範囲内を夫々有するものである。ガラス転移温度が40℃を下回ると塗料の耐ブロッキング性が劣り、一方、100℃を上回ると塗膜の仕上り外観(平滑性等)が劣るので好ましくない。数平均分子量が1,000を下回ると塗料の耐ブロッキング性、塗膜の耐候性が劣り、一方、15,000を上回ると塗膜の仕上り外観が劣るので好ましくない。
上記したガラス転移温度(Tg、℃)は、以下のように求める。即ち、示差走査熱量測定装置(DSC)を用い、試料をサンプルパンに約10mg秤量したものを100℃まで加熱し、10分間保持し、その後、−20℃まで急冷する。その後、10℃/分の速度で昇温し、ガラス転移温度を求める。
【0018】
オキセタン官能基含有樹脂(A)は、オキセタン官能基を1分子中に平均2個以上含有し、ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子量が1,000〜15,000の範囲内である限り、特に制限なしに使用することができる。具体的には、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アルキド樹脂、ポリエーテル樹脂及びこれらの変性樹脂等が包含される。
【0019】
上記した樹脂にオキセタン官能基を導入する方法について代表例を以下に例示する。
【0020】
(1)多塩基酸(例えば、(無水)フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、(無水)マレイン酸、アジピン酸、アゼライン酸等)と多価アルコール(例えば、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン等)、及び必要に応じて1塩基酸の混合物をエステル化触媒の存在下でエステル化反応させてポリカルボン酸ポリエステル樹脂を製造し、次いで得られた樹脂をトリメチロールプロパン等のトリオール成分でエステル化反応させてポリエステル樹脂中にトリオール成分に由来する下記式
【0021】
【化5】
Figure 0004125805
【0022】
の1,3−ジオール残基を導入し、続いて該残基と炭酸ジエチルとを反応させて環状ポリカーボネートを有するポリエステル樹脂を製造し、続いてこのものを脱炭酸させたもの。
【0023】
(2)トリメチロールプロパン等のトリオールと炭酸ジエチルを反応させて水酸基含有環状カーボネートを製造した後、脱炭酸して片末端に水酸基及びもう一方の末端にオキセタン官能基を有する3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンを製造し、次いで該オキセタンの水酸基と相補的に反応するが、しかしオキセタン基とは実質的に反応しない相補性官能基、例えば、イソシアネート基、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、低級アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)等を有する樹脂(例えば、イソシアネート基を含有するアクリル樹脂、メチルエステル基を含有するポリエステル樹脂等)を反応させたもの。
【0024】
(3)上記3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンと、相補的に反応する上記官能基及びラジカル重合性不飽和基(例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基等)を含有する不飽和モノマーとを反応させて分子の片末端にラジカル重合性不飽和基及びもう一方の末端にオキセタン官能基を有する不飽和モノマーを製造し、次いで該不飽和モノマーを、必要ならばその他のラジカル重合性不飽和モノマー(例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC1〜C24のアルキル又はシクロアルキルエステル類;2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸のC2〜C8ヒドロキシアルキルエステル類;(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基含有不飽和モノマー類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物類;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレート等の含フッ素不飽和モノマー類;(メタ)アクリルアミド等の重合性アミド類;(メタ)アクリロニトリル等の重合性ニトリル類)とラジカル(共)重合させたもの。
【0025】
(4)上記水酸基含有環状カーボネートと上記相補性官能基を有する樹脂を反応させて樹脂中に環状カーボネートを導入した後、該環状カーボネートを脱炭酸してオキセタン官能基に変換したもの。
【0026】
(5)上記水酸基含有環状カーボネートと上記相補的に反応する官能基及びラジカル重合性不飽和基を含有する不飽和モノマーとを反応させて分子の片末端にラジカル重合性不飽和基及びもう一方の末端に環状カーボネートを有する不飽和モノマーを製造し、次いで該不飽和モノマーを、必要ならば上記その他のラジカル重合性不飽和モノマーとラジカル(共)重合させて、(共)重合体中に環状カーボネートを導入した後、該環状カーボネートを脱炭酸してオキセタン官能基に変換したもの。
【0027】
ポリエポキシド(B):
本発明に用いるポリエポキシド(B)は、1分子中にエポキシ基を平均約2個以上、好ましくは平均約2〜10個含有し、ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内である樹脂である。該エポキシ基の数が1分子中に平均約2個を下回ると活性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。また、ガラス転移温度が40℃を下回ると塗料の耐ブロッキング性が劣り、一方、100℃を上回ると塗膜の仕上り外観(平滑性等)が劣るので好ましくない。
【0028】
上記したガラス転移温度(Tg、℃)は、前述の示差走査熱量測定装置(DSC)により求める。
【0029】
また、ポリエポキシド(B)の数平均分子量は、約120〜200,000、好ましくは約240〜80,000の範囲内のものが好ましい。数平均分子量が約120を下回ると塗膜の耐久性等が低下し、一方、数平均分子量が約200,000を越えると塗装作業性が劣るといった欠点があるので好ましくない。
【0030】
ポリエポキシド(B)の具体例としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等のグリシジル基含有エチレン性不飽和モノマー、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等の脂環式エポキシ基含有エチレン性不飽和モノマー等の如きエポキシ基含有エチレン性不飽和モノマーと、必要に応じて、前記その他のラジカル重合性不飽和モノマーをラジカル(共)重合させて得られる(共)重合体;ジグリシジルエーテル、2−グリシジルフェニルグリシジルエーテル、2,6−ジグリシジルフェニルグリシジルエーテル等のグリシジルエーテル化合物;ビニルシクロヘキセンジオキサイド、レモネンジオキサイド等のグリシジル基及び脂環式エポキシ基含有化合物;ジシクロペンタジエンジオキサイド、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、エポキシシクロヘキセンカルボン酸エチレングリコールジエステル、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート等の脂環式エポキシ基含有化合物;ビスフェノールA型エポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポキシ樹脂;クレゾールノボラック型エポキシ樹脂;フェノールノボラック型エポキシ樹脂等が包含される。
【0031】
前記オキセタン官能基含有樹脂(A)と上記ポリエポキシド(B)との配合割合は、固形分基準で、オキセタン官能基含有樹脂(A)100重量部に対してポリエポキシド(B)が約0.1〜100重量部、好ましくは約1〜50重量部の範囲内が好適である。
【0032】
光カチオン重合開始剤(C):
本発明で使用する光カチオン重合開始剤(C)は、活性エネルギー線によってカチオンを発生して、オキセタン官能基及びエポキシ基のカチオン重合を開始させる化合物であり、例えば、下記式(III)〜(XVII)で表わされるヘキサフルオロアンチモネート塩、ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート塩、ヘキサフルオロホスフェート塩、ヘキサフルオロアルゼネート塩及びその他の光カチオン重合開始剤を挙げることができる。
【0033】
Ar2+・X- (III)
[式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表わし、X-はPF6 -、SbF6 -、又はAsF6 -を表わす]
Ar3+・X- (IV)
[式中、Ar及びX-は上記と同じ意味を有する]
【0034】
【化6】
Figure 0004125805
【0035】
[式中、R2は炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表わし、nは0〜3の整数を表わし、X-は上記と同じ意味を有する]
【0036】
【化7】
Figure 0004125805
【0037】
[式中、Y-はPF6 -、SbF6 -、AsF6 -又はSbF5(OH)-を表わす]
【0038】
【化8】
Figure 0004125805
【0039】
[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0040】
【化9】
Figure 0004125805
【0041】
[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0042】
【化10】
Figure 0004125805
【0043】
[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0044】
【化11】
Figure 0004125805
【0045】
[式中、R3は炭素原子数7〜15のアラルキル基又は炭素原子数3〜9のアルケニル基、R4は炭素原子数1〜7の炭化水素基又はヒドロキシフェニル基、R5は酸素原子又は硫黄原子を含有していてもよい炭素原子数1〜5のアルキル基を示し、X-は上記と同じ意味を有する]
【0046】
【化12】
Figure 0004125805
【0047】
[式中、R6及びR7はそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表わす]
【0048】
【化13】
Figure 0004125805
【0049】
[式中、R6及びR7は上記と同じ意味を有する]
【0050】
【化14】
Figure 0004125805
【0051】
光カチオン重合開始剤(B)の市販品としては、例えば、サイラキュアUVI−6970、同UVI−6990(以上、いずれも米国ユニオンカーバイド社製)、イルガキュア264(チバガイギー社製)、CIT−1682(日本曹達(株)製)等を挙げることができる。上記化合物中、毒性、汎用性の点からPF6 -をアニオンとする塩が好ましい。
【0052】
上記の光カチオン重合開始剤(C)の配合割合は、一般に、前記樹脂(A)と前記ポリエポキシド(B)の合計量100重量部(固形分基準)に対して、0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜15重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部の範囲内が好適である。配合割合が0.01重量部を下回ると硬化性、加工性等が低下し、逆に20重量部を上回ると貯蔵安定性、硬化物の仕上り外観、黄変性等が低下するのでいずれも好ましくない。
【0053】
粉体塗料組成物(1):
本発明の粉体塗料組成物(1)は、例えば、樹脂(A)の有機溶剤溶液及びポリエポキシド(B)の有機溶剤溶液に開始剤(C)及び必要に応じてその他の添加物の配合物を配合した場合には脱溶剤して固形粉体塗料組成物を得た後、粉砕機により微粉砕して粉体塗料を製造することができ、また、樹脂(A)及びポリエポキシド(B)が固形粉体樹脂の場合には樹脂(A)、ポリエポキシド(B)、開始剤(C)及び必要に応じてその他の添加物の配合物を配合した後、ミキサーでドライブレンドを行ない、次いで加熱溶融混練し、冷却、微粉砕して粉体塗料を製造することができる。粉体塗料組成物(1)の平均粒子径は約1〜100ミクロン、好ましくは約5〜60ミクロンの範囲内が好適である。
【0054】
その他の添加物としては、例えば、着色顔料、充填剤、流動性調整剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、表面調整剤、ワキ防止剤、酸化防止剤、帯電制御剤、硬化促進剤、その他樹脂等を挙げることができる。
【0055】
本発明の粉体塗料組成物(2)について以下に説明する。
【0056】
該粉体塗料組成物(2)は、架橋官能基として前記式(I)で表わされるオキセタン官能基とエポキシ基の両者を1分子中に併有する樹脂(D)を、主たる樹脂成分として含んでなる点に特徴を有する。
【0057】
オキセタン官能基とエポキシ基を同一分子内に併有する樹脂(D):
オキセタン官能基は、樹脂(D)中に1分子あたり平均して少なくとも約2個以上、好ましくは平均約2〜約100個、より好ましくは平均約2〜約50個の割合で存在することができる。該オキセタン官能基が1分子あたり平均約2個を下回ると活性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。
【0058】
一方、エポキシ基は、樹脂(D)中に1分子あたり平均して少なくとも約2個以上、好ましくは平均約2〜約100個、より好ましくは平均約2〜約50個の割合で存在することができる。該エポキシ基が1分子あたり平均約2個を下回ると活性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。
【0059】
樹脂(D)の種類は、特に制限されず、アクリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリエーテル系等の各種の樹脂を用いることができるが、本発明の場合には、塗膜の耐候性、耐久性等の点から、特に、アクリル系樹脂が好適である。
【0060】
前記式(I)のオキセタン官能基とエポキシ基を併有するアクリル系樹脂は、例えば、
(a)分子の一端に式(I)のオキセタン官能基を有し且つ他端にラジカル重合性不飽和基を有する不飽和モノマー及び
(b)エポキシ基含有アクリル系不飽和モノマーを場合により
(c)他の共重合可能なラジカル重合性不飽和モノマー
と共に共重合することにより製造することができる。
【0061】
上記のオキセタン官能基含有不飽和モノマー(a)としては、例えば、下記式(II)
【0062】
【化15】
Figure 0004125805
【0063】
式中、R1は前記と同義である、
で表わされる3−ヒドロキシメチルオキセタン化合物を、上記式(II)中の水酸基と相補的に反応するが、しかしオキセタン基とは実質的に反応しない相補性官能基、例えば、イソシアネート基、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、低級アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)等を一緒に有し且つ他端にラジカル重合性不飽和基、例えばアクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基を有する不飽和化合物と反応させることにより得ることができる。
【0064】
上記式(II)の化合物、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンは、トリメチロールプロパンを炭酸ジエチルと反応させて水酸基含有環状カーボネートを製造し、次いで脱炭酸することにより製造することができる。
【0065】
また、式(II)の化合物と反応せしめられる上記不飽和化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソシアネートエチル、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等が挙げられる。
【0066】
上記のエポキシ基含有アクリル系不飽和モノマー(b)としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0067】
上記モノマー(a)及び(b)と共重合可能なラジカル重合性不飽和モノマー(c)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC1〜C24のアルキル又はシクロアルキルエステル類;2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル酸のC2〜C8ヒドロキシアルキルエステル類;(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基含有不飽和モノマー類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物類;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレート等の含フッ素不飽和モノマー類;(メタ)アクリルアミド等の重合性アミド類;(メタ)アクリロニトリル等の重合性ニトリル類などが挙げられる。これらのモノマーは、形成される樹脂に望まれる特性に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
【0068】
該樹脂(D)は、例えば、上記モノマー(a)、(b)及び(c)の混合物を有機溶剤中で重合開始剤の存在下でラジカル重合反応することにより製造することができる。
【0069】
該有機溶剤としては、上記モノマー(a)〜(c)と実質的に反応しない不活性有機溶剤であれば特に制限なしに使用することができる。具体的には、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;酢酸アミル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸メトキシブチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、酢酸メチルセロソルブ、セロソルブアセテート、酢酸ジエチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸カルビトール等の酢酸エステル系溶剤;ジオキサン、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤等が挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以上組合せて使用することができる。該有機溶剤において、好ましくは芳香族系溶剤を主体(50重量%以上)とし、必要に応じて芳香族系溶剤以外の溶剤と組合せて使用することが好ましい。
【0070】
該重合開始剤としては、従来から公知のラジカル重合開始剤が特に制限なしに使用できる。具体的には、例えば、ベンゾイル、ジ−tert−ブチルハイドロパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クミルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ラウリルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、tert−ブチル−2−エチルヘキサノエート、tert−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の過酸化物類;2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル等のアゾ系類等が挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以上組合せて使用することができる。
【0071】
ラジカル重合反応の条件は特に制限されないが、例えば、約50〜200℃、好ましくは約70〜150℃の温度範囲で約1〜24時間、好ましくは約5〜10時間の範囲が好適である。
【0072】
上記のオキセタン官能基とエポキシ基の両者を1分子中に併有する樹脂(D)は、ガラス転移温度40〜100℃の範囲内、好ましくは50〜80℃の範囲内、数平均分子量1,000〜15,000の範囲内、好ましくは3,000〜10,000の範囲内を夫々有するものである。ガラス転移温度が40℃を下回ると塗料の耐ブロッキング性が劣り、一方、100℃を上回ると塗膜の仕上り外観(平滑性等)が劣るので好ましくない。数平均分子量が1,000を下回ると塗料の耐ブロッキング性、塗膜の耐候性が劣り、一方、15,000を上回ると塗膜の仕上り外観が劣るので好ましくない。
【0073】
上記したガラス転移温度(Tg、℃)は、前述の示差走査熱量測定装置(DSC)により求める。
【0074】
また、前記の光カチオン重合開始剤(C)の配合割合は、一般に、樹脂(D)100重量部(固形分基準)に対して、0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜15重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部の範囲内が好適である。配合割合が0.01重量部を下回ると硬化性、加工性等が低下し、逆に20重量部を上回ると貯蔵安定性、硬化物の仕上り外観、黄変性等が低下するのでいずれも好ましくない。
【0075】
粉体塗料組成物(2):
本発明の粉体塗料組成物(2)は、例えば、樹脂(D)の有機溶剤溶液に開始剤(C)及び必要に応じて前記その他の添加物の配合物を配合した場合には脱溶剤して固形粉体塗料組成物を得た後、粉砕機により微粉砕して粉体塗料を製造することができ、また、該樹脂(D)が固形粉体樹脂の場合には該樹脂(D)、開始剤(C)及び必要に応じて前記その他の添加物の配合物を配合した後、ミキサーでドライブレンドを行ない、次いで加熱溶融混練し、冷却、微粉砕して粉体塗料を製造することができる。粉体塗料組成物(2)の平均粒子径は約1〜100ミクロン、好ましくは約5〜60ミクロンの範囲内が好適である。
【0076】
本発明の活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物は、被塗物に静電粉体塗装(例えば、コロナ帯電式、摩擦帯電式等)、流動浸漬塗装等の方法で粉体塗装し、100〜160℃の温度に1〜10分間加熱溶融して塗膜を形成する。この塗膜に紫外線を照射することによって、カチオン重合により硬化塗膜を形成することができる。
【0077】
紫外線照射源としては、水銀ランプ、キセノンランプ、カーボンアーク、メタルハイトランプ、太陽光などを用いることができる。紫外線の照射条件は特に制限されないが、150〜450nmの範囲内の紫外線を含む光線を空気中もしくは不活性ガス雰囲気下で、数秒間以上照射することが好ましい。特に、空気中で照射する場合は、高圧水銀灯を用いることが好ましい。
【0078】
【発明の効果】
本発明の活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物は、貯蔵安定性に優れ、被塗物に塗装した場合、活性エネルギー線による硬化性に優れた硬化塗膜を形成することができる。
【0079】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。「部」及び「%」はそれぞれ重量基準である。
【0080】
製造例1〜8
温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器及び滴下装置を備え付けた反応容器に、トルエン85部を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら、110℃に加熱した後、滴下装置から表1に示すモノマー混合液に2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)4部を溶解させた溶液を約3時間かけて滴下した。滴下終了後、110℃で2時間放置し、反応を終了した。その後、減圧蒸留によりトルエンを除去し、冷却してアクリル系樹脂(a)〜(h)を得た。得られた樹脂のDSC測定によるガラス転移温度、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ)測定による数平均分子量及び1分子中の官能基の個数を併せて表1に示す。製造例9
温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器及び滴下装置を備え付けた反応容器に、トルエン85部を仕込み、窒素ガスを吹き込みながら、110℃に加熱した後、滴下装置から表1に示すモノマー混合液に2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)4部を溶解させた溶液を約3時間かけて滴下した。滴下終了後、110℃で5時間放置した後、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.05部及びテトラエチルアンモニウムブロマイド0.3部を添加し、窒素ガスを空気に切り換えて吹き込みながらアクリル酸14.7部を約1時間かけて滴下した後、5時間放置して、酸価が1以下になったことを確認して反応を終了した。この樹脂溶液を5リットルのn−ヘキサン中に注ぎ、絹布で濾過後、大きなステンレスバット中に広げ、暗室にて常温で7日間乾燥して白色の光ラジカル重合性不飽和ポリマー粉末(i)を得た。得られたポリマー(i)のDSC測定によるガラス転移温度、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ)測定による数平均分子量及び1分子中の官能基の個数を併せて表1に示す。
【0081】
【表1】
Figure 0004125805
【0082】
実施例1〜7及び比較例1〜4
表2に記載のアクリル系樹脂100部及び光重合開始剤1部を室温でヘンシェルミキサーでドライブレンドした後、エクストルーダーで溶融混練した。次に冷却した後、ピンディスクミルで粉砕し、150メッシュのフルイで濾過して粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料組成物の耐ブロッキング性を評価した。結果を表2に示す。
【0083】
また、厚さ0.3mmのアルミ板上に、実施例1〜7及び比較例1〜3で得た粉体塗料組成物を膜厚が約30μmとなるようにそれぞれ静電塗装し、乾燥機で140℃で5分間加熱溶融して塗膜を形成後、120W/cmの高圧水銀灯で紫外線照射し、塗膜を硬化させた。なお、比較例4においては、加熱溶融中での塗膜の硬化を抑制するため、100℃で5分間加熱溶融した。得られた塗板について各種試験を行なった。結果を表2に示す。
【0084】
表2における試験方法は以下のとうりである。
【0085】
塗料の耐ブロッキング性:粉体塗料を、底面積が約20cm2の円筒容器に高さが6cmになるように入れ、30℃で7日間静置した。その後、粉体塗料を取り出して次の基準で状態を観察した。
【0086】
◎:全く固まりがなく良好なもの、
○:若干固まるが指で簡単にほぐれるもの、
△:固まりが発生し指で強く押さないとほぐれないもの、
×:固まりが発生し指で強く押してもほぐれないもの。
【0087】
塗膜外観:塗膜の仕上がり外観をツヤ感、平滑感から次の基準で評価した。
【0088】
◎:良好、
○:若干平滑性が劣るがツヤ感は良好、
△:平滑性及びツヤ感が若干劣る、
×:平滑性及びツヤ感が劣る。
【0089】
光硬化最少照射量:紫外線照射した塗膜を、メチルエチルケトンを含浸させたガーゼで5回ラビングし、膨潤または溶解しない最少紫外線照射量(mJ/cm2)を測定した。
【0090】
光表面硬化性:最少紫外線照射量の2倍量紫外線照射した塗膜をメチルエチルケトンを含浸させたガーゼでラビングし、ラビング後の表面のツヤ感を次の基準で評価した。
【0091】
◎:5回以上のラビングでも良好、
○:2〜4回のラビングまで良好、
×:1回のラビングでツヤが引ける。
【0092】
【表2】
Figure 0004125805

Claims (1)

  1. (D)下記一般式(I)
    Figure 0004125805
    (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロアルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、フリル基又はチェニル基を示す)で表わされるオキセタン官能基とエポキシ基を同一分子内に併有し、ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子量が1,000〜15,000の範囲内である樹脂、及び(C)光カチオン重合開始剤を必須成分として含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物。
JP14439097A 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物 Expired - Fee Related JP4125805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14439097A JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14439097A JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006200297A Division JP4481963B2 (ja) 2006-07-24 2006-07-24 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10330652A JPH10330652A (ja) 1998-12-15
JP4125805B2 true JP4125805B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=15361038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14439097A Expired - Fee Related JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4125805B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163961A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Toagosei Co Ltd オキセタン環を含有するアルキド樹脂の製造方法および該樹脂からなる活性エネルギー線硬化性組成物
JP4175221B2 (ja) * 2003-09-09 2008-11-05 Jsr株式会社 感光性絶縁樹脂組成物およびその硬化物
GB2423519A (en) * 2005-02-25 2006-08-30 Sun Chemical Ltd Energy-curable coating composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10330652A (ja) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2893656B2 (ja) カルボキシルを末端基とするラクトンアクリレートモノマーを含む組成物
JP2001506693A (ja) 放射線架橋性高分子アクリラートまたはメタクリラートの製造法
CA2268873A1 (fr) Compositions en poudre a base de polyesters semi-cristallins et de copolymeres acryliques, contenant des groupes ethyleniquement insatures
JP7245315B2 (ja) エポキシ変性アクリル樹脂、その製造方法、エネルギー硬化性のエポキシ変性アクリル樹脂含有組成物および使用
JP2005187659A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
EP2448982A1 (en) Process for the preparation of radiation curable compositions
JP4125805B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物
JP4481963B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物
JP2002501561A (ja) 変性エポキシ樹脂および熱硬化性組成物、特に粉末塗料の構成成分としてのその使用
JP2003245606A (ja) 熱硬化塗膜形成方法
JPH11148045A (ja) 活性エネルギー線硬化型塗料組成物及びそれを用いた被膜形成方法
JP2007146098A (ja) イミド単量体及びその製造方法、ならびに活性エネルギー線硬化型組成物
JP3655718B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂の製造方法
CN111630115B (zh) 热塑性塑料
US7390849B2 (en) Powder coating composition
JP2002332344A (ja) 熱硬化性組成物及びそれを用いた被膜形成方法
JPH101521A (ja) 硬化性組成物
JP2017218510A (ja) 活性エネルギー線重合性組成物及びその硬化物
JP4235863B2 (ja) エネルギー線硬化型樹脂組成物
JP2001187806A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP2000273361A (ja) エネルギー線硬化型粉体塗料用組成物
JPS5952649B2 (ja) 光硬化性組成物
JP2000336234A (ja) 水性粉体スラリー組成物、活性エネルギー線硬化型塗料、および、これらの硬化方法
JPH0931292A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2002265820A (ja) 活性エネルギー線硬化型粉体塗料用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees