JP4122581B2 - 車両用収納ボックス構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に、車両の乗員室内に設けられる車両用収納ボックス構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用収納ボックス構造としては、図9に示すような特開平9−315231号公報に記載されているようなものが知られている。
【0003】
このようなものでは、車両の車室内センタコンソール部分に、開口部1を有して、収納空間2を設けたボックス本体3が配設されている。このボックス本体3には、前記開口部1を開閉可能とするように軸支されるリッド4が設けられている。
【0004】
このリッド4は、表カバー部材5と、裏カバー部材6とを有し、これらの両表,裏カバー部材5,6の間に、ポケットティッシュ8を収納する小物収納空間部7が形成されている。
【0005】
そして、この小物収納空間部7のリッド4開放側縁4a寄りには、この小物収納空間部7と前記収納空間2とを連通する挿入開口9が形成されている。この挿入開口9は、前記小物収納空間部7内に収納されるポケットティッシュ8が挿入可能な大きさを有している。また、この裏カバー部材5には前記挿入開口9と連続して形成されて、この挿入開口9と共に略T字状を呈し、ビニール製のティッシュ小袋8a内に積層されているティッシュ本体8bを引き出し可能な引き出し開口10が設けられている。
【0006】
このように構成された従来の車両用収納ボックス構造では、ティッシュ小袋8a内に積層されているティッシュ本体8bが全て引き出された後、空き袋となったティッシュ小袋8aを前記挿入開口9側から引き出すようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用収納ボックス構造では、空き袋となったティッシュ小袋8aが、図中二点鎖線で示すように、前記小物収納空間部7内で、前記引き出し開口10よりも下がった位置で留まり、前記挿入開口9又は引き出し開口10から取り除きにくいといった問題があった。
【0008】
そこで、この発明は、空き袋となったティッシュ小袋8aを容易に取り出すことが出来る車両用収納ボックス構造を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本願発明の請求項1に記載されたものでは、開口部を有する収納空間が設けられたボックス本体と、前記開口部を開閉可能なリッドとからなり、該リッドは、表カバー部材と、裏カバー部材とを有する車両用収納ボックス構造であって、前記表カバー部材と前記裏カバー部材との間には小物収納空間部が設けられ、前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記小物収納空間部の上側に位置する一側縁に、前記小物収納空間部と前記収納空間とを連通する挿入開口が設けられ、該挿入開口は、前記小物収納空間部内に収納するためのポケットティッシュが当該挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入可能に構成され、前記ポケットティッシュは、ティッシュ小袋内にティッシュ本体が積層されて収納され、前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記小物収納空間部の下側に位置する他側縁に、前記小物収納空間部と前記収納空間とを連通する取り出し口部が設けられ、該取り出し口部は、前記挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入された前記ポケットティッシュが当該取り出し口部から脱落しないように前記挿入開口より幅狭に構成されつつ、使用後に空き袋となった前記ティッシュ小袋が当該取り出し口部から取り出されるように構成され、前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記挿入開口から前記他側縁側へ延出するように連続して形成された引き出し開口が設けられ、該引き出し開口は、前記挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入された前記ポケットティッシュが当該引き出し開口から脱落しないように構成されつつ、前記ティッシュ本体が当該引き出し開口から引き出し可能に構成されている車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項1記載のものでは、該挿入開口が形成された一側縁と反対側の他側縁に設けられた取り出し口部が、前記挿入開口より幅狭となるように設けられているので、ポケットティッシュ挿入状態では、該ポケットティッシュが、該取り出し口部から脱落することなく該小物収納空間部内に保持される。
【0011】
そして、使用後、該取り出し口部から、前記小物収納空間部内に収納されたティッシュ小袋が取り出される。該取り出し口部は、前記挿入開口が形成された一側縁と反対側の他側縁に設けられているので、該取り出し口部寄りに使用済みのティッシュ小袋が、降下等により移動していても、該取り出し口部から容易に取り出すことが出来る。
【0012】
また、請求項2に記載されたものでは、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記リッドの前記両表,裏カバー部材の間において上側に位置する一側縁近傍には、該リッドを閉塞状態で停止させるロック機構が設けられている請求項1記載の車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0013】
このように構成された請求項2記載のものでは、該リッドを閉塞状態で停止させるロック機構が、前記小物収納空間部と同じく前記リッドの前記両表,裏カバー部材の間に設けられているので、スペース効率が良好である。
【0014】
そして、請求項3に記載されたものでは、前記引き出し開口は、前記挿入開口と共に略T字状を呈するように当該挿入開口から前記他側縁側へ延出するように連続して形成されている請求項1又は2記載の車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0015】
このように構成された請求項3に記載されたものでは、前記裏カバー部材に設けられた引き出し開口から、ティッシュ小袋内に積層されて収納されたティッシュ本体を容易に引き出すことが出来るので、使用利便性が良好である。
【0016】
また、請求項4に記載されたものでは、前記裏カバー部材には、前記ポケットティッシュをガイドするリブが、前記小物収納空間部内に向けて突設形成されている請求項1乃至3記載の車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0017】
このように構成された請求項4記載のものでは、前記裏カバー部材に突設形成されているリブによって、前記小物収納空間部内に収納されたポケットティッシュが、移動することなく所望の位置に保持される。
【0018】
また、該リブは、前記裏カバー部材から前記小物収納空間部内に向けて突設形成されているので、射出成型時のいわゆる引けによる模様等が、表側からは見えない。このため、外観品質を良好なものとすることが出来る。
そして、請求項5に記載されたものでは、前記裏カバー部材には、薄肉ヒンジを介して、前記取り出し口部を開閉可能とする蓋体が、一体に設けられている請求項1乃至4記載の車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0019】
このように構成された請求項5記載のものでは、蓋体によって取り出し口部が開閉されるので、更に、前記リッドを開放した状態でも、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0020】
しかも、該蓋体は、薄肉ヒンジを介して、前記裏カバー部材に一体に設けられるので、一体成型によって容易に形成出来、別部品を必要とすることもないので、製造コストの増大が抑制される。
【0021】
また、請求項6に記載されたものでは、前記ボックス本体は、車室内助手席前方に配置される助手席グローブボックスであると共に、前記リッドの下辺部を車体側に回動可能に軸支させて、前記小物収納空間部の一側縁を、該リッドの上辺部に沿わせて形成する請求項1乃至5記載の車両用収納ボックス構造を特徴としている。
【0022】
このように構成された請求項6記載のものでは、前記小物収納空間部の一側縁が、該リッドの上辺部に沿わせて形成されているので、ポケットティッシュの挿入が容易である。また、前記リッドの下辺部を車体側に回動可能に軸支させているので開放状態で、他側縁側に位置する取り出し口部からでも、前記小物収納空間部内を下辺部寄りに下がった使用済みのティッシュ小袋を容易に取り出すことが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0024】
図1乃至図6は、この発明の実施の形態1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0025】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1の車両用収納ボックス構造では、車両Aの乗員室B内の助手席Cの前方位置には、インストルメントパネル15が設けられている。このインストルメントパネル15には、ボックス取付用開口16が形成されている。
【0026】
そして、このボックス取付用開口16には、上面に開口部11を有して、車両側面視略三角形状の収納空間12を設けたボックス本体としての助手席グローブボックス本体13が配設されている。
【0027】
この助手席グローブボックス本体13には、前記開口部11を開閉可能とするように、下辺部13aをヒンジ部13b,13bを介して車体側である前記ボックス取付用開口16の下側両側縁近傍に軸支させて回動可能に配設されるリッド14が設けられている。
【0028】
このリッド14は、前記インストルメントパネル15形状に合わせて所定の曲面を有して構成される表カバー部材18と、この表カバー部材18の裏面側に対向して嵌着されると共に、前記収納空間12を構成する前壁部12a及び,左,右側壁部12b,12bとを一体に形成して、バケット形状を呈する裏カバー部材19とから主に構成されている。
そして、これらの両表,裏カバー部材18,19の間に、ポケットティッシュ8を収納する小物収納空間部17が形成されている。
【0029】
この裏カバー部材19のうち、前記小物収納空間部17のリッド14の開放側縁としての上辺部14a寄り一側縁19aには、この小物収納空間部17と前記収納空間12とを連通する挿入開口9が形成されている。
【0030】
この挿入開口9は、前記小物収納空間部17内に収納される小物としてのポケットティッシュ8が挿入されることを可能とする程度の大きさを有して、前記一側縁19aに沿って延設される略長孔状に形成されている。また、この裏カバー部材19には、前記挿入開口9と連続して形成される引き出し開口10が設けられている。
【0031】
この引き出し開口10は、略長孔状で前記挿入開口9と共に、正面視略T字状を呈し、ビニール製のティッシュ小袋8a内に積層されているティッシュ本体8bを上から少量づつ引き出す際に、前記ティッシュ小袋8aを周縁に係止して、保持可能な間隙量を有している。
【0032】
そして、この挿入開口9が形成された一側縁19aと反対側の他側縁19bには、前記小物収納空間部17内に収納されたポケットティッシュ8の使用済みで空となって潰れたティッシュ小袋8aが取り出される取り出し口部20が、前記挿入開口9より幅狭となるように設けられている。なお、本実施の形態では、リッド14がグローブボックス本体13の開口部11を閉塞した状態で小物収納空間部17の上側に位置する部分を一側縁19aとし、小物収納空間部17の下側に位置する部分を他側縁19bとしている。
【0033】
また、前記裏カバー部材19には、前記ポケットティッシュ8をガイドする一対のリブ19c,19cが、前記小物収納空間部17内に向けて突設形成されている。
【0034】
また、前記リッド14の前記両表,裏カバー部材18,19の間で、一側縁19a近傍略中央位置には、このリッド14を、前記収納空間12を閉塞する状態で、前記ボックス取付用開口16の上縁部に設けられたストライカ21に係止して停止させるロック機構22が設けられている。このロック機構22は、前記表カバー部材18の凹部18a内に収納されて、裏カバー部材19の凹状取付壁部19dに取り付けられることにより、ハンドル部23の表面部が、前記リッド14表面と略面一となるように、このハンドル部23を回動自在に設けている。
【0035】
更に、前記左,右側壁部12b,12bには、前記リッド14の回動をガイドするガイドピン24,24が各々左,右両側方へ向けて突設されている。
【0036】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0037】
この実施の形態1では、前記ロック機構22をハンドル部23の回動によって解除すると、前記リッド14が、前記ガイドピン24,24によってガイドされながら、前記ヒンジ部13b,13bを回動中心として助手席C方向へ回動して、前記開口部11を開放して略水平位置近傍若しくは、所定の角度で停止する。
【0038】
前記リッド14には、前記挿入開口9が形成された一側縁19aと反対側の他側縁に設けられた取り出し口部20が、前記挿入開口9より幅狭となるように設けられているので、前記ポケットティッシュ8が、この挿入開口9から挿入された状態では、このポケットティッシュ8のティッシュ小袋8a下辺部が、取り出し口部20周縁に当接して係止され、脱落することなく小物収納空間部17内に保持される。
【0039】
そして、ティッシュ小袋8a内に積層されたティッシュ本体8bを、前記引き出し開口10から引き出した使用後、前記取り出し口部20から、前記小物収納空間部17内で潰れたティッシュ小袋8aが取り出される。
【0040】
この取り出し口部20は、前記挿入開口9が形成された一側縁19aと反対側の他側縁19bに設けられているので、取り出し口部20部寄りに使用済みのティッシュ小袋8aが、リッド14閉塞状態で、自重により降下して移動していても、この取り出し口部20から容易に取り出すことが出来る。
【0041】
また、このリッド14を閉塞状態で停止させるロック機構22が、前記小物収納空間部17と同じく前記リッド14の前記両表,裏カバー部材18,19の間の間隙を利用して設けられているので、スペース効率が良好である。
【0042】
そして、略水平位置近傍まで回動されて、助手席C方向に突出して停止するリッド14の前記裏カバー部材19に設けられた引き出し開口10から、前記ティッシュ小袋8a内に積層されて収納されたティッシュ本体8bを容易に引き出すことが出来るので、使用利便性が良好である。
【0043】
また、前記裏カバー部材19に突設形成されているリブ19c,19cによって、前記小物収納空間部17内に収納されたポケットティッシュ8が、車幅方向に移動することなく所望の位置に保持される。
【0044】
また、これらのリブ19c,19cは、前記裏カバー部材19から前記小物収納空間部17内に向けて突設形成されているので、射出成型時のいわゆる引けによる模様等が、前記リッド14の表側からは見えない。このため、助手席グローブボックス本体13の外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0045】
また、前記小物収納空間部17の一側縁19aが、リッド14の上辺部14aに沿わせて形成されているので、挿入開口9はリッド14開放状態で、助手席Cの乗員近傍に位置し、ポケットティッシュ8の挿入が容易である。
【0046】
しかも、前記助手席グローブボックス本体13の下辺部13aを車体側に、ヒンジ部13b,13bを介して回動可能に軸支させているので、リッド上辺部14a寄りに形成された前記小物収納空間部17のリッド他側縁19b側に形成された取り出し口部20から、下辺部13a寄りに下がった使用済みのティッシュ小袋8aを取り出す場合であっても、この取り出し口部20から収納空間12の底部までの距離を大きく設定できるので、前記小物収納空間部17内で、下辺部13a寄りに下がった使用済みのティッシュ小袋8aであっても、助手席C方向から開口部11を介して手を入れて容易に取り出すことが出来る。
【0047】
【実施の形態2】
図8は、この発明の実施の形態2の車両用収納ボックス構造を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を附して説明する。
【0048】
まず、構成を説明すると、この実施の形態2の車両用収納ボックス構造では、前記裏カバー部材19の取り出し口部120には、薄肉ヒンジ121を介して、前記取り出し口部120を開閉可能とする蓋体122が、一体に設けられている。
【0049】
この蓋体122先端には、係止爪部123が形成されていて、前記表カバー部材18の裏面側に突設形成される被係止突起124に係止されるように構成されている。
【0050】
次に、この実施の形態2の作用について説明する。
【0051】
この実施の形態2では、前記薄肉ヒンジ121を回動中心として蓋体122を回動させることにより、取り出し口部120が開閉される。また、閉塞状態では、前記係止爪部123が被係止突起124に係止されるので、蓋体122の閉塞が保持されて、ポケットティッシュ8の脱落が阻止される。更に、前記リッド14を開放した状態でも、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0052】
しかも、この蓋体122は、薄肉ヒンジ121を介して、前記裏カバー部材19に一体に設けられるので、一体成型によって容易に形成出来、別部品を必要とすることもないので、製造コストの増大が抑制される。
【0053】
他の作用,効果については、前記実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
【0054】
以上、この発明の実施の形態1,2を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1,2に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0055】
例えば、前記実施の形態1では、助手席グローブボックス本体13のリッド14を構成する表,裏カバー部材間の間隙を利用して、小物収納空間部17を形成するものに、取り出し口部20を適用するものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、車室内センタコンソール部分に、開口部1を有して、収納空間2を設けたボックス本体3を配設するもの等、車室内の空間部に設けられるものであるならばよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1記載のものによれば、該挿入開口が形成された一側縁と反対側の他側縁に設けられた取り出し口部が、前記挿入開口より幅狭となるように設けられているので、ポケットティッシュ挿入状態では、該ポケットティッシュが、該取り出し口部から脱落することなく該小物収納空間部内に保持される。
【0057】
そして、使用後、該取り出し口部から、前記小物収納空間部内に収納されたティッシュ小袋が取り出される。該取り出し口部は、前記挿入開口が形成された一側縁と反対側の他側縁に設けられているので、該取り出し口部寄りに使用済みのティッシュ小袋が、降下等により移動していても、該取り出し口部から容易に取り出すことが出来る。
【0058】
また、請求項2に記載されたものでは、該リッドを閉塞状態で停止させるロック機構が、前記小物収納空間部と同じく前記リッドの前記両表,裏カバー部材の間に設けられているので、スペース効率が良好である。
【0059】
そして、請求項3に記載されたものでは、前記裏カバー部材に設けられた引き出し開口から、ティッシュ小袋内に積層されて収納されたティッシュ本体を容易に引き出すことが出来るので、使用利便性が良好である。
【0060】
また、請求項4に記載されたものでは、前記裏カバー部材に突設形成されているリブによって、前記小物収納空間部内に収納されたポケットティッシュが、移動することなく所望の位置に保持される。
【0061】
また、該リブは、前記裏カバー部材から前記小物収納空間部内に向けて突設形成されているので、射出成型時のいわゆる引けによる模様等が、表側からは見えない。このため、外観品質を良好なものとすることが出来る。
そして、請求項5に記載されたものでは、蓋体によって取り出し口部が開閉されるので、更に、前記リッドを開放した状態でも、外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0062】
しかも、該蓋体は、薄肉ヒンジを介して、前記裏カバー部材に一体に設けられるので、一体成型によって容易に形成出来、別部品を必要とすることもないので、製造コストの増大が抑制される。
【0063】
また、請求項6に記載されたものでは、前記小物収納空間部の一側縁が、該リッドの上辺部に沿わせて形成されているので、ポケットティッシュの挿入が容易である。また、前記リッドの下辺部を車体側に回動可能に軸支させているので開放状態で、他側縁側に位置する取り出し口部からでも、前記小物収納空間部内を下辺部寄りに下がった使用済みのティッシュ小袋を容易に取り出すことが出来る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両用収納ボックスで、構成を説明する分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の車両用収納ボックスで、車両用収納ボックス本体の斜視図である。
【図3】実施の形態1の車両用収納ボックスで、車室内の配置を説明する斜視図である。
【図4】実施の形態1の車両用収納ボックスで、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の車両用収納ボックスで、図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の車両用収納ボックスで、図1中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1の車両用収納ボックスで、図1中D−D線に沿った位置での断面図である。
【図8】実施の形態2の車両用収納ボックスで、図1中B−B線に沿った位置に相当する要部の断面図である。
【図9】従来例の車両用収納ボックスで、センタコンソール付近に設けられる収納ボックスの斜視図である。
【符号の説明】
8 ポケットティッシュ
8a ティッシュ小袋
8b ティッシュ本体
11 開口部
12 収納空間
13 助手席グローブボックス本体(ボックス本体)
14 リッド
14a 上辺部
15 インストルメントパネル(車体側)
17 小物収納空間部
18 表カバー部材
19 裏カバー部材
19a 一側縁
19b 他側縁
19c,19c リブ
20,120 取り出し口部
121 薄肉ヒンジ
122 蓋体
Claims (6)
- 開口部を有する収納空間が設けられたボックス本体と、前記開口部を開閉可能なリッドとからなり、該リッドは、表カバー部材と、裏カバー部材とを有する車両用収納ボックス構造であって、
前記表カバー部材と前記裏カバー部材との間には小物収納空間部が設けられ、
前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記小物収納空間部の上側に位置する一側縁に、前記小物収納空間部と前記収納空間とを連通する挿入開口が設けられ、該挿入開口は、前記小物収納空間部内に収納するためのポケットティッシュが当該挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入可能に構成され、前記ポケットティッシュは、ティッシュ小袋内にティッシュ本体が積層されて収納され、
前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記小物収納空間部の下側に位置する他側縁に、前記小物収納空間部と前記収納空間とを連通する取り出し口部が設けられ、該取り出し口部は、前記挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入された前記ポケットティッシュが当該取り出し口部から脱落しないように前記挿入開口より幅狭に構成されつつ、使用後に空き袋となった前記ティッシュ小袋が当該取り出し口部から取り出されるように構成され、
前記裏カバー部材には、前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記挿入開口から前記他側縁側へ延出するように連続して形成された引き出し開口が設けられ、該引き出し開口は、前記挿入開口から前記小物収納空間部内に挿入された前記ポケットティッシュが当該引き出し開口から脱落しないように構成されつつ、前記ティッシュ本体が当該引き出し開口から引き出し可能に構成されていることを特徴とする車両用収納ボックス構造。 - 前記リッドが前記ボックス本体の開口部を開放又は閉塞した状態で前記リッドの前記両表,裏カバー部材の間において上側に位置する一側縁近傍には、該リッドを閉塞状態で停止させるロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納ボックス構造。
- 前記引き出し開口は、前記挿入開口と共に略T字状を呈するように当該挿入開口から前記他側縁側へ延出するように連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用収納ボックス構造。
- 前記裏カバー部材には、前記ポケットティッシュをガイドするリブが、前記小物収納空間部内に向けて突設形成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載の車両用収納ボックス構造。
- 前記裏カバー部材には、薄肉ヒンジを介して、前記取り出し口部を開閉可能とする蓋体が、一体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4記載の車両用収納ボックス構造。
- 前記ボックス本体は、車室内助手席前方に配置される助手席グローブボックスであると共に、前記リッドの下辺部を車体側に回動可能に軸支させて、前記小物収納空間部の一側縁を、該リッドの上辺部に沿わせて形成することを特徴とする請求項1乃至5記載の車両用収納ボックス構造。
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