JP4121849B2 - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハの欠陥検出を自動的に行うチップ比較型検査方式の欠陥検査装置及び欠陥検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体技術の革新により配線ルールの微細化が進み、半導体ウェハの検査装置においては、不良とされるチップを高速かつ高精度に検出することが求められている。
【0003】
それに伴って、顕微鏡を用いた半導体ウェハの検査装置では自動化が進み、自動的に観察体に焦点(ピント)を合わせるAFは必須の機能となっている。このような装置に搭載されるAF機能の性能は、いわゆる検査スループット(単位時間あたりの検査効率)の向上に非常に大きな役割を担っている。
【0004】
例えば、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置は、半導体ウェハ内に同じパターンチップが多数整列し形成されていることを利用して、予め確認されている正常チップのパターンと検査対象チップのパターンとのパターン整合(パターンマッチング)を行い、パターンが異なると判断した場合には、検査対象チップに異常があると判定するものである。
【0005】
この自動欠陥検査装置では、正常チップのパターン画像認識時と検査対象チップのパターン画像採取時にそれぞれAFが行われるために、その分のAF動作時間を要することになる。また、合焦精度が悪く正常チップ若しくは検査対象チップがいわゆるピンぼけ画像となってしまった場合には、パターンの整合性を判定する際に正常チップを異常チップと誤判定する虞がある。
【0006】
一方で、合焦速度や合焦精度といったAF性能を向上させる技術として、例えば特許文献1には、サンプルの輝度に応じてAF制御の合焦判定に用いられるデフォーカス量(ぼけ量)の算出方法を切り換える自動合焦装置が開示されている。また、特開文献2には、観察条件である明るさに応じてAF制御のアルゴリズムを切り換える自動焦点調節装置が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−165019号公報
【特許文献2】
特開平11−84228号公報
【特許文献3】
特開2001−189358号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらに開示されている装置を、前述の自動欠陥検査装置に適用して、合焦速度や合焦精度の向上を図ろうとすると、次のような問題が生じる。
【0009】
つまり、特許文献1或いは特許文献2に開示されている装置は、何れも明るさに応じてAF制御のアルゴリズムを切り換えるものであるので、顕微鏡によって取得される観察画像のように、デフォーカス状態で暗黒となる画像の明るさが合焦状態で変化するような画像に対して、対応することができない。
【0010】
また、明るさによりAF制御のアルゴリズムを切り換えると、例えば段差のある配線パターンによっては、同一チップであっても明るさやセンサ上に投影される配線パターンによって合焦と判定する位置が異なってしまう場合があり、同一パターンであれば検査対象チップを正常と判定するチップ比較型検査方式のパターンマッチング判定制御において、致命的な障害を発生させる可能性がある。
【0011】
本発明の課題は、上記実情に鑑み、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置において、高い欠陥検出精度及び高スループットを確保した装置及び方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係る欠陥検査装置は、ステージに載置される観察体の観察部位に観察体に対峙される対物レンズの焦点を合わせるため、対物レンズの光軸方向にステージ及び対物レンズのうち少なくとも一方を移動させて合焦制御を行う合焦制御手段と、合焦制御手段による合焦制御に用いられる合焦制御パラメータを設定する合焦制御パラメータ設定手段と、観察部位のパターン画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得されたパターン画像を保存する画像保存手段と、ステージ及び対物レンズのうち少なくとも一方を対物レンズの光軸に直交する方向に移動して観察体内の観察部位を第1の観察部位から第2の観察部位に変更する観察部位変更手段と、画像取得手段によって取得された観察体内の第1の観察部位のパターン画像と第2の観察部位のパターン画像とを比較して、第1の観察部位及び第2の観察部位のパターンのうち少なくとも一方の欠陥を検出する検出手段と、を有し、合焦制御手段は、第1の観察部位のパターン画像を取得する場合、合焦制御パラメータ設定手段が設定する予め定められた第1の合焦制御パラメータを用いて合焦制御を実行し、第2の観察部位のパターン画像を取得する場合に、第1の観察部位のパターン画像取得時の合焦制御によって得られた標本情報に基づいて合焦制御パラメータ設定手段が決定する第2の合焦制御パラメータを用いて合焦制御を実行する、ことを特徴とする。
【0013】
上記の構成によれば、第1の観察部位に対して行った合焦制御により得られた標本情報を基に、第2の観察部位に対する合焦制御に用いられる合焦制御パラメータとして、合焦速度及び合焦精度を向上させるのに最適な合焦制御パラメータを設定することができるので、欠陥検出精度及びスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0014】
本発明の第2の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、第2の観察部位のパターン画像取得時に合焦制御が失敗となった場合、合焦制御手段は、第2の合焦制御パラメータを第 1 の合焦制御パラメータに変更設定して再度合焦制御を行い、画像取得手段によって第2の観察部位のパターン画像を取得する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、第2の観察部位に対する合焦制御が失敗したときは、第1の合焦制御パラメータに従って再び合焦制御が行われるので、欠陥検出をより確実に行うことが可能になる。
【0015】
本発明の第3の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、第2の観察部位のパターン画像取得時に合焦制御が失敗となった場合、合焦制御手段は、第1の観察部位のパターン画像取得時に得た第1の観察部位に対する合焦位置を第2の観察部位の合焦位置とみなして合焦制御を行い、画像取得手段によって第2の観察部位のパターン画像を取得する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、第2の観察部位に対する合焦制御が失敗したときは、第1の観察部位の合焦位置を検査対象部位の合焦位置とみなして検査対象部位のパターン画像が取得されるので、検査対象部位のパターン画像を確実に取得することができる。
【0016】
本発明の第4の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、標本情報は、第1の観察部位に対する合焦位置及び第1の観察部位からの反射光の光量のうち少なくとも一方を含む、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、合焦パラメータは、ステージ及び対物レンズのうち少なくとも一方の移動速度、ステージ及び対物レンズの相対移動範囲、及び合焦閾値のうち少なくとも1つを含む、ことを特徴とする。
【0017】
本発明の第6の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、画像取得手段は、第1の観察部位のパターン画像の取得時と、第2の観察部位のパターン画像の取得時とにおける撮像条件が一致するように露出及びゲインのうち少なくとも一方を制御する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の観察部位の画像取得時における画像取得情報を基に、第2の観察部位の画像取得時の撮像条件を最適に調整できるので、理想的なパターンマッチングを行うことができ、欠陥検出精度及びスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0018】
本発明の第7の態様に係る欠陥検査装置は、上記第1の態様において、観察体に照明光を出射する照明手段をさらに有し、照明手段は、第1の観察部位のパターン画像取得時と、第2の観察部位のパターン画像の取得時とにおける照明条件が一致するように照明光の光量を制御する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の観察部位の画像取得時における画像取得情報を基に、第2の観察部位の画像取得時の照明条件を最適に調整できるので、理想的なパターンマッチングを行うことができ、欠陥検出精度及びスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0019】
本発明の第8の態様に係る欠陥検査方法は、ステージに載置される観察体の検査画像を、観察体に対峙された対物レンズを介して取得し、基準画像と検査画像との比較によって観察体の欠陥検出を行う欠陥検査方法において、ステージ及び対物レンズのうち少なくとも一方を対物レンズの光軸に直交する方向へ駆動して観察体の第1の観察部位へ移動し、予め定められた第1の合焦制御パラメータを設定し、第1の合焦制御パラメータに従って第1の観察部位に対する合焦制御を行い、合焦制御により得られた標本情報に基づいて第2の合焦制御パラメータを決定し、合焦制御によって合焦とされた第1の観察部位のパターン画像を取得し、ステージ及び対物レンズのうち少なくとも一方を対物レンズの光軸に直交する方向へ駆動して観察位置を観察体内の第2の観察部位へ移動し、第2の合焦制御パラメータに従って第2の観察部位に対する合焦制御を行い、合焦制御によって合焦とされた第2の観察部位のパターン画像を取得し、第1の観察部位のパターン画像と第2の観察部位のパターン画像とを比較して、第1の観察部位及び第2の観察部位のパターンのうち少なくとも一方の欠陥を検出する、ことを特徴とする。
上記方法によれば、第1の観察部位に対して行った合焦制御により得られた標本情報を基に、第2の観察部位に対する合焦制御に用いられる第2の合焦制御パラメータとして、合焦速度及び合焦精度を向上させるのに最適な合焦制御パラメータを設定することができるので、欠陥検出精度及びスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成例を示した図である。尚、同図に示した顕微鏡システムは、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置の一構成例である。
【0021】
同図に示したように、本システムは、顕微鏡1、顕微鏡コントローラ2、ホストシステム3等を備えている。
顕微鏡1は、上下左右方向(XYZ方向)に移動可能なステージ4に積載された観察体である標本5を落射照明するための光源6を備えており、光源6からの照明光は、開口絞り(AS)7、視野絞り(FS)8、観察方法を変化させるキューブ9、及びレボルバ10に装着されている対物レンズ11を介して、標本5に入射するようになっている。標本5からの光束は、対物レンズ11及び第1AFユニット(AFセンサヘッド)12を通過して、鏡筒13によりその一部が接眼レンズ14に導かれ、その他の光束はTVカメラ15と第2AFユニット(AFセンサヘッド)16に入射するようになっている。
【0022】
ホストシステム3は、本システム全体の動作を制御する。例えば、顕微鏡コントローラ2を介して、顕微鏡1等の制御を行う。
顕微鏡コントローラ2は、ホストシステム3の制御の基に、各電動制御部位に対して、対応するそれぞれの制御部を介して、実際の駆動制御を行う。
【0023】
例えば、光源6の照明光強弱制御は、顕微鏡コントローラ2からの光源制御指令に応じて行われ、光源制御部17は、その制御指令に応じた電源を光源6に供給する。また、開口絞り7の制御及び視野絞り8の制御は、同様に顕微鏡コントローラ2からの制御指令に応じて行われ、開口絞り(AS)制御部18は、その制御指令に応じて開口絞り7を駆動し、また視野絞り(FS)制御部19は、その制御指令に応じて視野絞り8を駆動する。また、レボルバ10の駆動制御は、同様に顕微鏡コントローラ2からの制御指令に応じて行われ、レボルバ駆動制御部20は、その制御指令に応じてレボルバ10を駆動する。これにより、レボルバ10が回転されて、光路中の対物レンズ11の倍率等の変更が行われる。ステージ4の移動制御は、同様に顕微鏡コントローラ2からの制御指令に応じて行われ、ステージX−Y駆動制御部21は、その制御指令に応じてモータ22を駆動してステージ4をXY方向に移動させ、またステージZ駆動制御部23は、その制御指令に応じてモータ24を駆動してステージ4をZ方向に移動させる。
【0024】
また、ステージZ駆動制御部23は、AF制御機能が組み込まれており、後述する第1AFユニット12及び第2AFユニット16によって検出された標本5に対するデフォーカス量に基づいてステージ4を上下に移動させ、標本5を合焦位置へ導く。
【0025】
一方、TVカメラ15によって撮像された標本5の画像は、ビデオボード25によりホストシステム3に取得され、ホストシステム3は、取得した画像を図示しない画像メモリに保存することが可能となっている。また、ホストシステム3は、TVコントローラ26を介して、TVカメラ15に自動ゲイン制御のON/OFF及びゲイン設定、また露出に関しては自動露出制御のON/OFF及び露出時間設定を行うことが可能となっている。
【0026】
図2は、前述の第1AFユニット12及び第2AFユニット16の構成を詳細に示した図である。
同図において、第1AFユニット12は、標本に赤外レーザ光などを投射し、標本からの反射光を用いてAF制御を行うアクティブAF方式の一つである、瞳分割型のアクティブAF方式を採用している。一方、第2AFユニット16は、CCD等の撮像素子に結像させた標本光像を用いてAF制御を行うパッシブAF方式の一つである、山登り型のパッシブAF方式を採用している。すなわち、本システムは、アクティブAF方式とパッシブAF方式の両方式を搭載したハイブリッドAF方式を採用している。
【0027】
一般に、両方式によるAF性能の特徴は、アクティブAF方式が、焦点深度に左右されるパッシブAF方式に対して合焦速度面で有利である反面、実際にサンプルの光像に対して焦点(ピント)合わせを行うパッシブAF方式が、標本との距離を検出するアクティブAF方式に対して合焦精度面で有利である。
【0028】
しかしながら、パッシブAF方式では標本となる半導体ウェハが鏡面等のような場合にコントラストの有無を検出できないため、半導体ウェハの欠陥検査を行う本システムでは、スループットや適応標本を考慮して、アクティブAF方式が優先されるようにしている。
【0029】
図2に示した第1AFユニット12において、レーザ光源32は、レーザ駆動/レンズ駆動部31からのレーザ駆動信号が入力されるとP偏光のレーザ光を発光する。このP偏光のレーザ光は、コリメートレンズ33によって平行光束に変換され、レーザ光に含まれる可視光が標本5に投影しないように可視カットフィルタ34を通過する。可視カットフィルタ34を通過した光束は、その平行光束の半分を遮断するための遮蔽板35を介して、偏光ビームスプリッタ36に入射する。偏光ビームスプリッタ36は、遮蔽板35により遮断されなかった光束を90°反射するようにP偏光成分は反射、S偏光成分は透過するような特性を有している。偏光ビームスブリッタ36により反射されたレーザ光は、結像系レンズ群37,38を介して1/4波長板39を通過し楕円偏光となり、対物レンズ11の光軸上に設置された、レーザ光の波長のみを反射するダイクロイックミラー40により、対物レンズ11を介して標本5に入射する。尚、同図では、このようなレーザ光源32からのレーザ光が標本5に入射するまでの経路を右下がりハッチングにより示している。
【0030】
標本5から反射したレーザ光は、同図の右上がりハッチングに示したように、入射光路を戻り、1/4波長板39によって偏光ビームスブリッタ36を透過するS偏光成分となり、結像レンズ41により結像されて積分型受光素子の2分割ディテクタ42に入射し、その入射位置に応じた出力(A側の出力とB側の出力)が、アクティブAFデフォーカス信号発生器30(以下、単に信号発生器30とも言う)に入力される。そして、信号発生器30は、2分割ディテクタ42の出力に基づいて、対応するデフォーカス信号を発生し、それをステージZ駆動制御部23へ出力する。
【0031】
また、結像系レンズ37,38,41は、レーザ駆動/レンズ駆動部31からのレンズ駆動信号に応じて可動する構成となっており、いずれかのレンズを移動させることにより、投射レーザ光の波長と観察波長のいわゆる同焦を合わせること(例えば投射レーザ光の波長による焦点位置を観察波長による焦点位置に合わせる等)や、焦点位置にオフセットを与えることが可能となっている。
【0032】
図3(a),(b),(c) は、このように構成された第1AFユニット12の2分割ディテクタ42のデフォーカス特性を示した図である。
同図(a) に示したように、標本5が焦点位置より下にある、いわゆる後ピン位置では、受光素子である2分割ディテクタ42のB側に標本5からの反射光が入射するようになっている。
【0033】
また、同図(b) に示したように、標本5が焦点位置にあるときには、2分割ディテクタ42のA,B側に同じ光量の、標本5からの反射光が入射するようになっている。
また、同図(c) に示したように、標本5が焦点位置より上にある、いわゆる前ピン位置では、同図(a) に示した位置とは逆に、2分割ディテクタ42のA側に標本5からの反射光が入射するようになっている。
【0034】
このようなデフォーカス特性を利用して、図2に示した第1AFユニット12におけるアクティブAFは、次のようにして行われる。
アクティブAFデフォーカス信号発生器30は、2分割ディテクタ42のA,B側の出力に基づいて、標本5に対するデフォーカス量(ピンぼけ量)を表すデフォーカス信号を発生し、これをステージZ駆動制御部23へ出力する。ステージZ駆動制御部23は、そのデフォーカス信号に基づいて、デフォーカス量が0になるように、すなわちA,B側の出力が等しくなるように、モータ24を駆動してステージ4をZ方向に移動させる。これにより、標本5が合焦位置へ導かれる。また、信号発生器30は、必要に応じて、2分割ディテクタ42のA,B側の出力の和信号を、ステージZ駆動制御部23へ出力し、ステージZ駆動制御部23が、この和信号に基づいて、標本5が合焦位置に近いか否かを判定できるようになっている。
【0035】
一方、図2に示した第2AFユニット16において、標本光像は、ハーフミラー51で折り返され、結像レンズ52によってCCDセンサ53に結像され、そのCCDセンサ53の出力がパッシブAFデフォーカス信号発生器50(以下、単に信号発生器50とも言う)に入力される。そして、信号発生器50は、CCDセンサ53の出力に基づいて、対応するデフォーカス信号を発生し、それをステージZ駆動制御部23へ出力する。
【0036】
このような構成の第2AFユニット16におけるパッシブAFは、次のようにして行われる。
パッシブAFデフォーカス信号発生器50は、CCDセンサ53により撮像された像信号(CCDセンサ53の出力)に基づいて、例えば隣り合った画素の差分の積分値など公知のコントラスト演算を行って、そのコントラスト演算結果をデフォーカス信号としてステージZ駆動制御部23へ出力する。ステージZ駆動制御部23は、デフォーカス信号(コントラスト演算結果)に基づいて、CCDセンサ53に投影される像のコントラストが最大になるように、モータ24を駆動してステージ4をZ方向に移動させる。これにより、標本5が合焦位置へ導かれる。
【0037】
また、ステージZ駆動制御部23は、前述したように、信号発生器30からのアクティブAFによるデフォーカス信号と、信号発生器50からのパッシブAFによるデフォーカス信号(コントラスト演算結果)が入力されるようになっており、各AF方式の使い分けや、アクティブAFを行いながらパッシブAFによるデフォーカス状態を検出することが可能なようになっている。
【0038】
また、ステージZ駆動制御部23は、データ保存用のメモリ(不図示)を内蔵しており、ホストシステム3から出力されたAF制御に関する各種データ(AFパラメータ等)を保存することが可能なようになっている。
次に、上述のように構成された顕微鏡システムのホストシステム3によって行われる制御処理の一つとして、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理について説明する。
【0039】
図4は、その欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
同図において、ステージ4上に標本となる半導体ウェハが積載され、欠陥検査処理が開始されると、まずS401では、ステージ4が、予め設定されている基準チップ位置へ移動される。尚、基準チップとは、予め正常であると確認されているチップのことである。
【0040】
S402では、基準チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータとしてデフォルト値が設定される。尚、このデフォルト値は、あらゆる標本に対してAF制御が可能になるように考慮された値である。AFパラメータとしては、例えば、後述するAF制御時のステージ速度、ステージZ範囲(サーチ範囲)、パッシブAFコントラスト閾値(第1の所定値)等である。
【0041】
S403では、前ステップで設定されたAFパラメータに従って、基準チップに対してのAF制御が開始され、焦点合わせが行われる。尚、本ステップにて行われるAF制御については、図5を用いて後述する。
S404では、前ステップで行われたAF制御により得られた標本情報に基づいて、続いて行われる検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータ(フィードバック用AFパラメータ)が取得される。尚、標本情報とは、例えば、基準チップの合焦位置や基準チップからの反射光に応じた光量等に関する情報である。また、取得されるAFパラメータは、検査対象チップに対するAF制御において高速な合焦速度及び高精度な合焦精度を得るのに最適なAFパラメータであり、例えば、高速な合焦速度を得るのに最適なステージ速度やステージZ範囲(サーチ範囲)等、また高精度な合焦精度を得るのに最適なパッシブAFコントラスト閾値(第1の所定値)等である。このような本ステップで取得されるAFパラメータについては図6を用いて後述する。
【0042】
S405では、S403で焦点合わせが行われた基準チップの画像がビデオボード25を介して取得される。
S406では、前ステップで取得された基準チップの画像がホストシステム3のメモリに保存される。
【0043】
このようにして基準チップの画像が取得されると、続いて、検査対象チップの画像取得が開始される。
まず、S407では、ステージ4が、検査対象チップ位置へ移動される。
S408では、検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータとして、前述のS404で取得されたAFパラメータ(フィードバック用AFパラメータ)が設定される。
【0044】
S409では、前ステップで設定されたAFパラメータに従って、検査対象チップに対するAF制御が開始され、焦点合わせが行われる。尚、本ステップにて行われるAF制御については、図5を用いて後述する。
S410では、前ステップで焦点合わせが行われた検査対象チップの画像がビデオボード25を介して取得される。
【0045】
S411では、前述のS406で保存された基準チップの画像と前ステップで取得された検査対象チップの画像とのパターンが整合され、異なっている部分があれば検査対象チップが異常チップであると判定され、同一であれば正常チップであると判定される。すなわち、本ステップでは欠陥有無の診断が行われる。
【0046】
S412では、未検査の検査対象チップがあるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS401へ戻り、Noの場合には本フローが終了する。このような判定によって、未検査の検査対象チップがなくなるまで、上述した処理が繰り返し行われるようになる。
【0047】
以上、図4に示したフローが行われることによって、基準チップに対するAF制御によって得られた標本情報を基に、検査対象チップに対するAF制御において合焦速度及び合焦精度を向上させるのに最適なAFパラメータが設定されるようになる。従って、検査対象チップに対して高速かつ高精度なAF制御が可能になり、半導体ウェハ内チップの欠陥検査において、高い欠陥検出精度及び高スループットを実現することができる。
【0048】
尚、本フローでは、基準チップの画像と検査対象チップの画像が交互に取得されるものであったが、1つの基準チップの画像に対して複数の検査対象チップの画像を取得するようにし、その1つの基準チップの画像を用いて各々の検査対象チップの画像とのパターンマッチングを行うようにしても良い。
【0049】
図5は、前述のS403或いはS409にて行われるAF制御処理の一例を示したフローチャートである。
同図において、AF制御が開始されると、まずS501では、AFパラメータの一つとして設定された、AF制御を行うステージZ範囲(サーチ範囲)の下限位置に、ステージ4が移動される。
【0050】
S502では、AFパラメータの一つとして設定されたステージ速度SP1で、前述のステージZ範囲の上限位置方向へ向け、ステージ4の移動が開始される。
S503では、ステージ4が、前述のステージZ範囲の上限位置に達したか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS510へ進み、Noの場合にはS504へ進む。
【0051】
S504では、パッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されたデフォーカス信号(コントラスト演算結果)に応じたコントラスト値が、AFパラメータの一つとして設定された第1の所定値以上であるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS505へ進み、Noの場合にはS506へ進む。
【0052】
S505では、この時のステージ4の位置(ステージアドレス)がZ1として保存される。
S506では、アクティブAFデフォーカス信号発生器30から出力された2分割ディテクタ42のA,B側の出力の和信号が、AFパラメータの一つとして設定された第2の所定値以上であるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはステージ4が合焦位置に近いと判断されS507へ進み、Noの場合にはステージ4が合焦位置から遠いと判断されS503へ戻る。
【0053】
このように本システムでは、ステージ4が合焦位置に近いか否かの判断を、アクティブAF方式を優先して第1AFユニット12による検出結果を用いて行っている。これは、パッシブAF方式では、標本となる半導体ウェハが鏡面等のような場合には、コントラストの有無を検出できず正しい判断ができない虞があるからである。
【0054】
S507では、第1AFユニット12によるアクティブAF方式により合焦が行われる。すなわち、2分割ディテクタ42のA,B側の出力が等しくなるようにステージ4の位置が制御され、第1AFユニット12によるアクティブAF方式により合焦が行われる。
【0055】
S508では、前ステップで合焦が行われたときのステージ4の位置において、パッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されたデフォーカス信号(コントラスト演算結果)が取得され、そのデフォーカス信号に応じたコントラスト値が前述の第1の所定値以上であるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS509へ進み、Noの場合には本フローが終了する。
【0056】
S509では、パッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されるデフォーカス信号に応じたコントラスト値が最大となるようにステージ4が移動され、すなわち第2AFユニット16によるパッシブAF方式により合焦が行われ、本フローが終了する。
【0057】
一方、前述のS503乃至S506の処理が繰り返され、AF制御を行うステージZ範囲(サーチ範囲)の全範囲において、2分割ディテクタ42のA,B側の出力の和信号が第2の所定値以上にならなかった場合、すなわち前述のS503の判定結果がYesの場合、続くS510では、そのステージZ範囲の全範囲において行われたS503乃至S506の処理において、パッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されたデフォーカス信号に応じたコントラスト値が第1の所定値以上であったステージ4の位置があったか否か、すなわち前述のS505において、Z1として保存されたステージ4の位置があったか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS511へ進み、Noの場合にはS512へ進む。
【0058】
S511では、Z1として保存された位置へステージ4が移動され、前述のS509へ進んでパッシブAF方式により合焦が行われる。
S512では、AFパラメータの一つとして設定されたステージ速度SP2で、前述のステージZ範囲の下限位置方向へ向け、ステージ4の移動が開始される。但し、このステージ速度SP2は、合焦の可能性を高めるために、ステージ速度SP1よりも低い速度になっている。
【0059】
S513では、ステージ4が、その下限位置に達したか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には本フローが終了し、Noの場合にはS514へ進む。
S514では、パッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されたデフォーカス信号(コントラスト演算結果)に応じたコントラスト値が、前述の第1の所定値以上であるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS509へ進んでパッシブAF方式により合焦が行われ、Noの場合にはS513へ戻る。これにより、ステージ4がステージZ範囲の下限位置に達するまでにコントラスト値が第1の所定値以上であると判定されるまで、本判定が繰り返される。
【0060】
以上、図5に示したフローが行われることによって、AFパラメータとして、前述のS402にて設定されたデフォルト値、或いはS408にて設定されたフィードバック用AFパラメータに従って、AF制御が行われるようになる。また、フィードバック用AFパラメータに従ってAF制御が行われるときには、そのパラメータが高速な合焦速度及び高精度な合焦精度を得るのに最適なものであるので、高速かつ高精度なAF制御が可能になる。
【0061】
尚、本フローにおける、ステージ4を移動させながら2分割ディテクタ42のA,B側の出力の和信号が第2の所定値以上であるかを検出するための制御を、アクティブAF方式による標本捕捉制御と言い、またステージ4を移動させながらパッシブAFデフォーカス信号発生器50から出力されたデフォーカス信号に応じたコントラスト値が第1の所定値以上であるかを検出するための制御を、パッシブAF方式による標本捕捉制御と言う。
【0062】
続いて、前述の基準チップに対するAF制御により得られた標本情報に基づいて取得される、検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータについて説明する。
図6は、そのAFパラメータの一例を示した図である。
【0063】
同図において、アクティブAFステージ速度は、アクティブAF方式による標本サーチ時の標本サーチ可能な最速のステージ速度、すなわちアクティブAF方式による標本捕捉制御時の標本捕捉可能な最速のステージ速度を示し、合焦速度の向上に寄与するAFパラメータである。これは、基準チップに対するAF制御時に得られた標本からの反射光量(標本情報)に基づいて取得されるものである。図5の説明では、このアクティブAFステージ速度を、検査対象チップに対するAF制御時のステージ速度SP1としている。尚、このステージ速度については図7(a),(b) を用いて更に詳しく後述する。
【0064】
また、サーチ範囲は、AF制御時の標本捕捉可能な最小のステージZ範囲(ステージ4のZ方向の範囲)を示し、合焦速度の向上に寄与するAFパラメータである。これは、基準チップに対するAF制御時に得られた合焦位置(標本情報)に基づいて取得されるものであり、その基準チップの合焦位置付近の範囲が、検査対象チップに対するAF制御時のサーチ範囲とされる。
【0065】
例えば、標本の合焦位置が完全に不明な場合には、広範囲のサーチ範囲を設定してAF制御を行わなければならないが、本システムでは、基準チップに対するAF制御により合焦位置を検出することによって検査対象チップの合焦位置をある程度特定することができるので、検査対象チップに対するAF制御では、その基準チップの合焦位置付近をサーチ範囲として、検査対象チップに対するAF制御時のステージZ範囲を狭く設定することができ、サーチ時間を短縮させて合焦速度を向上させることができる。図5の説明では、このサーチ範囲を、検査対象チップに対するAF制御時のステージZ範囲としている。
【0066】
また、標本サーチAF方式は、標本をサーチする際のAF方式として、アクティブAF方式、パッシブAF方式、或いはハイブリッドAF方式の何れかを示すもので、合焦速度の向上に寄与するAFパラメータである。
例えば、図4及び図5に示したフローにおいて、基準チップに対してAF制御を行った結果、2分割ディテクタ42のA,B側の出力の和信号が第2の所定値以上であると判定されなかった場合には(S506がNo)、検査対象チップに対しても同様に、その出力の和信号が第2の所定値以上であると判定される可能性は低いと考えられる。そこで、このような基準チップに対するAF制御時に得られた標本情報に基づいて、検査対象チップに対するAF制御時の標本サーチAF方式をパッシブAF方式に限れば、検査対象チップに対するAF制御時に、アクティブAF方式による標本サーチを行わせないようにすることができ、無意味な処理が行われるのを防止することができる。よって、合焦速度を向上させることができる。
【0067】
また、パッシブAFステージ速度は、パッシブAF方式による標本サーチ時の標本サーチ可能な最速のステージ速度、すなわちパッシブAF方式による標本捕捉制御時の標本捕捉可能な最速のステージ速度を示し、合焦速度の向上に寄与するAFパラメータである。これは、基準チップに対するAF制御時に得られた標本からの反射光量(標本情報)に基づいて取得されるものである。図5の説明では、このパッシブAFステージ速度を、検査対象チップに対するAF制御時のステージ速度SP2としている。但し、前述したように、ステージ速度SP2は、合焦の可能性をより高めるために、ステージ速度SP1よりも低い速度とされる。尚、このステージ速度については図7(a),(b) を用いて更に詳しく後述する。
【0068】
また、アクティブAFオフセット量は、アクティブAF方式によるAF制御時の合焦位置のオフセット量を示し、合焦精度の向上に寄与するAFパラメータである。但し、このアクティブAFオフセット量については、基準チップに対するAF制御によって取得されるものではなく、例えば測定者等により設定されるものである。
【0069】
例えば、基準チップ或いは検査対象チップの何れかに膜がコーティングされている場合に、検査対象チップに対するアクティブAF方式によって合焦が行われたときに、このアクティブAFオフセット量に基づいて、その膜厚分を合焦位置からオフセットさせることにより、高精度な合焦精度を確保することができる。
【0070】
また、パッシブAFコントラスト閾値は、コントラストの有無を検出するための最適な閾値を示し、合焦精度の向上に寄与するものである。これは、基準チップに対するAF制御時に得られた標本からの反射光量(標本情報)に基づいて取得されるものである。図5の説明では、このパッシブAFコントラスト閾値を第1の所定値としている。
【0071】
ここで、理解を深めるために、前述の検査対象チップに対するAF制御時のステージ速度について更に詳しく説明する。
図7(a),(b) は、反射率の異なる標本に対する、ステージ4のZ位置と2分割ディテクタ42の和信号の特性の一例を示した図であり、同図(a) は反射率の高い標本に対する特性を示し、同図(b) は反射率の低い標本に対する特性を示している。また、同図(a),(b) において、横軸はZ座標(Zステージ4のZ位置)を示し、縦軸は2分割ディテクタ42の和信号を示している。また、Z座標が0の位置は合焦位置を示し、標本からの反射光が最も高くなる位置を示している。
【0072】
同図(a),(b) に示したように、標本の反射率の違いは、標本からの反射光がステージ4のZ方向のどれだけの範囲で検出可能かの相違であり、信号のS/N等から標本が合焦位置に近いと判断される和信号レベルをPthとすると、反射率の高い標本である同図(a) に示した標本捕捉範囲はX1、反射率の低い標本である同図(b) に示した標本捕捉範囲はX2であり、その範囲は反射率と比例関係にあり、反射率の高い標本は低い標本より合焦位置から離れた位置での標本捕捉が可能である。
【0073】
標本捕捉制御において、標本を捕捉する際のステージ速度は、この標本捕捉範囲と密接な関係があり、標本捕捉範囲が広ければ広いほどステージ速度を高速化でき、高速の合焦速度を得ることができる。従って、未知の標本に対してAF制御を行う際にはAF制御可能な仕様内で標本の反射率が最も低い場合を想定してステージ速度を最も低速に設定しなければならないが、本システムのように基準チップに対してのAF制御時に標本の反射率を検出してそれが既知であるならば、検査対象チップのAF制御時にその検出した標本の反射率に応じて適切なステージ速度を設定することが可能になり、合焦速度を向上させることができる。
【0074】
以上、本実施形態によれば、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置において、基準チップに対するAF制御により得られた標本情報を検査対象チップのAF制御時にフィードバックさせることによって、検査対象チップに対して高速かつ高精度なAF制御が可能となり、検査精度及びスループットを飛躍的に向上させることができる。
【0075】
尚、本実施形態では、アクティブAF方式として瞳分割型を、パッシブAF方式として山登り型を採用したハイブリッド型のAF方式を適用したが、基準チップに対するAF制御時に取得した標本情報を検査対象チップのAF制御時にフィードバックするという制御処理において、AF方式がハイブリッド型である必要はなく、本実施形態に示したAF方式を公知のAF方式に置き換えるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0076】
また、本実施形態では、標本を積載したステージ4をZ方向(上下方向)に移動させることにより標本を合焦へと導く構成であったが、対物レンズ11をZ方向に移動させることにより標本を合焦位置へ導く構成としても同様の効果を得ることができる。
【0077】
また、本実施形態では、標本を載置したステージ4をXY方向(左右方向)に移動させることにより標本の観察部位を変更する構成であったが、対物レンズ11をXY方向に移動させることにより標本の観察部位を変更する構成としても同様の効果を得ることができる。
【0078】
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システムの構成は、図1及び図2に示した構成と同様であるが、その制御処理の一つである半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理が、図4に示した処理と異なる。そこで、ここでは、その欠陥検査処理について説明する。
【0079】
図8は、本第二の実施の形態に係る、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
同図において、S801乃至S804の処理では、前述のS401乃至S404の処理と同様の処理が行われる。
【0080】
S805では、S803で焦点合わせが行われた位置、すなわち基準チップの合焦位置Zpが保存される。また、このときの焦点合わせが行われた基準チップの画像がビデオボード25を介して取得され、これがホストシステム3のメモリに保存される。
【0081】
S806では、ステージ4が、検査対象チップ位置に移動される。
S807では、検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータとして、S804で取得されたAFパラメータ(フィードバック用AFパラメータ)が設定される。
【0082】
S808では、前ステップで設定されたAFパラメータに従って、検査対象チップに対するAF制御が開始され、焦点合わせが行われる。尚、本ステップで行われるAF制御は、前述の図5に示したフローに従って行われる(S812において同じ)。
【0083】
S809では、前ステップにて焦点合わせが正常に行われたか否か、すなわち検査対象チップに対する合焦が成功したか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS810へ進み、Noの場合にはS811へ進む。
S810では、この時の検査対象チップの画像がビデオボード25を介して取得され、前述のS805で保存された基準チップの画像と、本ステップで取得された検査対象チップの画像のパターンが整合され、異なっている部分があれば検査対象チップが異常チップであると判定され、同一であれば正常チップであると判定される。すなわち、欠陥有無の診断が行われる。
【0084】
一方、検査対象チップに対するAF制御が失敗した場合、すなわちS809の判定結果がNoの場合、続くS811では、設定されているAFパラメータがデフォルト値に戻される。つまり、AFパラメータとして設定されていたフィードバック用AFパラメータが破棄されデフォルト値に再設定されることで、AFパラメータがフィードバック用AFパラメータからデフォルト値に変更される。
【0085】
S812では、前ステップで設定されたデフォルト設定に従って再度AF制御が開始され、焦点合わせが行われる。
S813では、前ステップにて焦点合わせが正常に行われたか否か、すなわち検査対象チップに対する合焦が成功したか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には前述のS810へ進み、Noの場合にはS814へ進む。
【0086】
S814では、ステージ4が、前述のS805にて保存されたステージ位置Zpへ移動される。尚、本ステップは、フィードバック用AFパラメータに従ったAF制御及びデフォルト値に従ったAF制御の何れにおいても合焦が失敗したので、基準チップの合焦位置を検査対象チップの合焦位置とみなして検査対象チップの画像を取得するために行われる処理である。
【0087】
S815では、続くS810で取得される検査対象チップの画像に、検査対象チップに対する合焦失敗(AF制御失敗)の旨の情報が付加されるようにされて、S810へ進む。これにより、続くS810において、得られた検査対象チップの画像に合焦失敗の旨の情報が付加されるようになり、後に、その画像の欠陥検出精度が低い可能性があることを知らせることができる。
【0088】
以上、本実施形態によれば、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置において、更に、検査対象チップに貫通穴が生じていたり、大きな異物が存在していたりする等、AF制御が困難なチップ異常が生じていた場合にも欠陥検出を確実に行うことが可能になり、検査精度及びスループットをより飛躍的に向上させることができる。
【0089】
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡システムの構成は、図1及び図2に示した構成と同様であるが、その制御処理の一つである半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理が、図4或いは図8に示した処理と異なる。そこで、ここでは、その欠陥検査処理について説明する。
【0090】
図9は、本第三の実施の形態に係る、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
同図において、ステージ4上に標本となる半導体ウェハが積載され、欠陥検査処理が開始されると、まずS901では、正常であると確認されている基準チップが選択され、ステージ4が、その基準チップ位置へ移動される。
【0091】
S902では、基準チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータとしてデフォルト値が設定され、該デフォルト値に従ってAF制御が行われ、合焦が成功したか否か(合焦動作を正常に完了したか否か)が判定され、その判定結果がYesの場合には(同図のOK)S903へ進み、Noの場合には(同図のNG)S908へ進む。尚、デフォルト値については既に第一の実施形態の説明で述べた通りである。また、本ステップで行われるAF制御は、図5に示したフローに従って行われる。
【0092】
S903では、半導体ウェハに照射される照明光の光量を制御するための光パラメータである、開口絞り7の開口径と光源制御部17に設定された電圧が取得され、それらが記憶される。尚、光源6から出射される照明光の光量は、光源制御部17に設定された電圧に応じて制御されている。
【0093】
また、本ステップでは、前ステップで行われたAF制御により得られた標本情報に基づいて、検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータ(フィードバック用AFパラメータ)が取得される。尚、このAFパラメータについては既に第一の実施形態の説明で述べた通りである。
【0094】
S904では、TVカメラ15に対し、自動ゲイン制御のON設定が為されると共に自動露出制御のON設定が為され、基準チップに対して撮像が行われて、基準チップの画像が取得される。
S905では、前ステップで行われた撮像時のゲイン調整値及び露出時間が取得され、これらが記憶される。
【0095】
S906では、ステージ4が、次のチップ位置、すなわち検査対象チップ位置へ移動される。
S907では、前述のS903で取得されたAFパラメータに従って、検査対象チップに対するAF制御が行われ、合焦が成功したか否か(合焦動作を正常に完了したか否か)が判定され、その判定結果がYesの場合には(同図のOK)S909へ進み、Noの場合には(同図のNG)S908へ進む。尚、本ステップで行われるAF制御は、図5に示したフローに従って行われる。
【0096】
S908では、合焦が失敗したので警告表示が行われて処理が中断し、本フローが終了する。
S909では、前述のS903で記憶された光パラメータである開口径と電圧が、開口絞り7と光源制御部17に設定される。
【0097】
S910では、前述のS905で記憶されたゲイン調整値及び露出時間が、TVカメラ15に設定される。
S911では、検査対象チップに対して撮像が行われ、検査対象チップの画像が取得される。
【0098】
S912では、S904で取得された基準チップの画像と前ステップで取得された検査対象チップの画像とのパターンマッチングが行われ、欠陥有無の診断が行われる。
S913では、未検査の検査対象チップがあるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS906へ戻って次の検査対象チップに対する処理が開始され、Noの場合には本フローが終了する。
【0099】
以上、図9に示したフローが行われることによって、基準チップと検査対象チップの撮像条件を一致させることができるので、理想的なパターンマッチングを行うことができ、欠陥検出をより高精度に行うことができる。
以上、本実施形態によれば、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置において、更に基準チップと検査対象チップの撮像条件を一致させることができるので、検査精度及びスループットをより飛躍的に向上させることができる。
【0100】
尚、本実施形態におけるパターンマッチングの処理において、検査時間の短縮化を優先して欠陥チップのみを検出・出力するようにしても良い。また、そのときに、欠陥チップの画像を高分解能で記憶するようにしても良い。また、画像の記憶先となる記憶媒体として、例えば、大容量記憶媒体であるハードディスク装置のメモリやRAM等、或いはDVD−RAM、MO、CD−R等の可搬記録媒体を用いれば、詳細な画像情報を確実に残しておくことができる。また、これらに記憶される画像のフォーマットは、カスタム形式ではなく、例えばJPEG、BMP、GIF、TIFF等の一般的な画像フォーマットを適用するようにすれば、一般の画像処理用ソフトウェアを用いて、欠陥位置や欠陥状態等の解析が可能になる。これにより、このような画像処理機能を本システムから省き、本システムを安価に構成することができる。
【0101】
次に、本実施形態に係る顕微鏡システムの変形例について説明する。
本変形例に係る顕微鏡システムの構成は、図1及び図2に示した構成とほぼ同様であるが、光源制御部20が新たに光源6の出力(照明強度)をモニタするための光検出器を備えている点が異なる。また、本システムの制御処理の一つである半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理は、図9に示した処理内容とほぼ同様であるが、前述のS903で取得・記憶される電圧が、光源制御部17に設定された電圧ではなく、前述の光検出器によって得られた、光源6の出力に応じた光電変換値である点が異なる。
【0102】
以上、本変形例によれば、時間の経過と共に変化する光源6の出力の変化量を補正することが可能になり、より正確な光量を半導体ウェハに与えることができる。よって、より正確な撮像条件の同一性を確保でき、より高精度な欠陥検出が可能になる。
<付記>
付記1 観察体が載置されたステージ或いは前記観察体に対峙された対物レンズを駆動して前記観察体の観察部位を変更する観察部位変更手段と、
前記ステージに載置された観察体に焦点を合わせるために前記ステージと前記対物レンズの少なくとも一方を駆動する焦点方向駆動手段と、
前記観察体に焦点を合わせるように前記焦点方向駆動手段に前記ステージと前記対物レンズの少なくとも一方を駆動させて合焦制御を行う合焦制御手段と、
該合焦制御手段により行われる合焦制御に用いられる合焦制御パラメータを設定する合焦制御パラメータ設定手段と、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の所定部位へ変更させるように前記観察部位変更手段に前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動させ、前記合焦制御パラメータ設定手段により設定された合焦制御パラメータに従って前記所定部位に焦点を合わせるように前記合焦制御手段に合焦制御を行わせ、前記所定部位のパターン画像を取得するパターン画像取得手段と、
該パターン画像取得手段により取得されたパターン画像が保存されるパターン画像保存手段と、
該パターン画像保存手段に保存された、前記観察体内の予め正常と判断された基準部位のパターン画像と、前記パターン画像取得手段により取得された、前記観察体内の欠陥有無の検査対象となる検査対象部位のパターン画像とを比較して、前記検査対象部位の異常の有無を検出する検出手段と、
を備え、
前記パターン画像取得手段が前記検査対象部位のパターン画像を取得するときに行わせる合焦制御に用いられる合焦制御パラメータは、前記画像パターン画像取得手段が前記基準部位のパターン画像を取得したときに行わせた合焦制御により得られた標本情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする欠陥検査装置。
【0103】
付記2 前記パターン画像取得手段が前記検査対象部位のパターン画像を取得するときに合焦制御を行わせた結果、該合焦制御が失敗となったときは、前記合焦制御パラメータを初期値に変更し、該初期値である合焦制御パラメータに従って合焦制御を行わせて前記検査対象部位のパターン画像を取得する、
ことを特徴とする付記1記載の欠陥検査装置。
【0104】
付記3 前記パターン画像取得手段が前記検査対象部位のパターン画像を取得するときに前記初期値である合焦制御パラメータに従って合焦制御を行わせた結果、該合焦制御が失敗となったときは、前記パターン画像取得手段が前記基準部位のパターン画像を取得したときに行わせた合焦制御により得られた合焦位置を、前記検査対象部位の合焦位置とみなして、前記検査対象部位のパターン画像を取得する、
ことを特徴とする付記2記載の欠陥検査装置。
【0105】
付記4 前記パターン画像取得手段は、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の予め正常と判断された基準部位へ変更させるように前記観察部位変更手段に前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動させ、前記合焦制御パラメータ設定手段により設定された合焦制御パラメータに従って前記基準部位に焦点を合わせるように前記合焦制御手段に合焦制御を行わせ、前記基準部位のパターン画像を取得する基準パターン画像取得手段と、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の欠陥有無の検査対象となる検査対象部位へ変更させるように前記観察部位変更手段に前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動させ、前記合焦制御パラメータ設定手段により設定された合焦制御パラメータに従って前記検査対象部位に焦点を合わせるように前記合焦制御手段に合焦制御を行わせ、前記検査対象部位のパターン画像を取得する検査対象パターン画像取得手段と、
を備えることを特徴とする付記1記載の欠陥検査装置。
【0106】
付記5 ステージに載置された観察体の観察部位を前記観察体内の予め正常と判断された基準部位へ変更させるように前記ステージ或いは前記観察体に対峙された対物レンズを駆動し、
第1の合焦制御パラメータに従って前記基準部位に焦点を合わせるように合焦制御を行い、
該合焦制御により得られた標本情報に基づいて第2の合焦制御パラメータを決定し、
前記基準部位のパターン画像を取得し、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の欠陥有無の検査対象となる検査対象部位へ変更させるように前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動し、
前記第2の合焦制御パラメータに従って前記検査対象部位に焦点を合わせるように合焦制御を行い、
前記検査対象部位のパターン画像を取得し、
前記基準部位のパターン画像と前記検査対象部位のパターン画像とを比較して、前記検査対象部位の異常の有無を検出する、
ことを特徴とする欠陥検査方法。
【0107】
付記6 前記パターン画像取得手段が前記基準部位の合焦位置を前記検査対象部位の合焦位置とみなして前記検査対象部位のパターン画像を取得したときは、該検査対象部位のパターン画像に合焦制御失敗の旨の情報を付加する、
ことを特徴とする付記3記載の欠陥検査装置。
【0108】
付記7 前記第2の合焦制御パラメータに従って前記検査対象部位に焦点を合わせるように合焦制御を行った結果、該合焦制御が失敗となったときは、前記第1の合焦制御パラメータに従って前記検査対象部位に焦点を合わせるように合焦制御を行う、
ことを特徴とする付記5記載の欠陥検査方法。
【0109】
付記8 前記第1の合焦制御パラメータに従って前記検査対象部位に焦点を合わせるように合焦制御を行った結果、該合焦制御が失敗となったときは、前記基準部位に対する合焦制御によって得られた合焦位置を、前記検査対象部位の合焦位置とみなして、前記検査対象部位のパターン画像を取得する、
ことを特徴とする付記7記載の欠陥検査方法。
【0110】
付記9 前記基準部位の合焦位置を前記検査対象部位の合焦位置とみなして前記検査対象部位のパターン画像を取得したときは、該検査対象部位のパターン画像に合焦制御失敗の旨の情報を付加する、
ことを特徴とする付記8記載の欠陥検査方法。
【0111】
付記10 観察体を照明する照明手段と、
該照明手段による照明の照明強度を制御する照明強度制御手段と、
撮像して前記観察体の画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段による撮像時の露出、ゲイン、或いは露出及びゲインの何れかを制御する撮像制御手段と、
前記観察体が載置されたステージ或いは前記観察体に対峙された対物レンズを駆動して前記観察体の観察部位を変更する観察部位変更手段と、
前記ステージに載置された観察体に焦点を合わせるために前記ステージと前記対物レンズの少なくとも一方を駆動する焦点方向駆動手段と、
前記観察体に焦点を合わせるように前記焦点方向駆動手段に前記ステージと前記対物レンズの少なくとも一方を駆動させて合焦制御を行う合焦制御手段と、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の所定部位へ変更させるように前記観察部位変更手段に前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動させ、前記所定部位に焦点を合わせるように前記合焦制御手段に合焦制御を行わせ、前記所定部位のパターン画像を取得するパターン画像取得手段と、
該パターン画像取得手段により取得されたパターン画像が保存されるパターン画像保存手段と、
該パターン画像保存手段に保存された、前記観察体内の予め正常と判断された基準部位のパターン画像と、前記パターン画像取得手段により取得された、前記観察体内の欠陥有無の検査対象となる検査対象部位のパターン画像とを比較して、前記検査対象部位の異常の有無を検出する検出手段と、
を備え、
前記パターン画像取得手段により取得される、前記基準部位のパターン画像と前記検査対象部位のパターン画像の明るさが一致或いは略一致するように、前記照明制御手段、前記撮像制御手段、或いは前記照明手段及び前記撮像制御手段の何れかを制御する、
ことを特徴とする欠陥検査装置。
【0112】
付記11 前記照明強度を検出する光検出手段を更に備え、
前記パターン画像取得手段により取得される、前記基準部位のパターン画像と前記検査対象部位のパターン画像の明るさが一致或いは略一致するように、前記照明制御手段を制御するときは、前記光検出手段による検出結果に基づいて行う、
ことを特徴とする付記10記載の欠陥検査装置。
【0113】
付記12 前記合焦制御手段により行われる合焦制御に用いられる合焦制御パラメータを設定する合焦制御パラメータ設定手段を更に備え、
前記パターン画像取得手段は、前記観察体の観察部位を前記観察体内の所定部位へ変更させるように前記観察部位変更手段に前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動させ、前記合焦制御パラメータ設定手段により設定された合焦制御パラメータに従って前記所定部位に焦点を合わせるように前記合焦制御手段に合焦制御を行わせ、前記所定部位のパターン画像を取得し、
前記パターン画像取得手段が前記検査対象部位のパターン画像を取得するときに行わせる合焦制御に用いられる合焦制御パラメータは、前記画像パターン画像取得手段が前記基準部位のパターン画像を取得したときに行わせた合焦制御により得られた標本情報に基づいて決定される、
ことを特徴とする付記10又は11記載の欠陥検査装置。
【0114】
付記13 ステージに載置された観察体の観察部位を前記観察体内の予め正常と判断された基準部位へ変更させるように前記ステージ或いは前記観察体に対峙された対物レンズを駆動し、
前記基準部位に焦点を合わせるように合焦制御を行い、
前記観察体への照明強度を取得し、
撮像して前記基準部位のパターン画像を取得し、
前記撮像時の露出及びゲインを取得し、
前記観察体の観察部位を前記観察体内の欠陥有無の検査対象となる検査対象部位へ変更させるように前記ステージ或いは前記対物レンズを駆動し、
前記検査対象部位に焦点を合わせるように合焦制御を行い、
前記取得した照明強度と同一の照明強度で前記観察体への照明を行い、
前記取得した露出及びゲインと同一の露出及びゲインで撮像して前記検査対象部位のパターン画像を取得し、
前記基準部位のパターン画像と前記検査対象部位のパターン画像とを比較して、前記検査対象部位の異常の有無を検出する、
ことを特徴とする欠陥検査方法。
【0115】
以上、本発明の欠陥検査装置及び欠陥検査方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
【0116】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、チップ比較型検査方式の半導体ウェハの自動欠陥検査装置において、欠陥検出精度及びスループットを飛躍的に向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る顕微鏡システムの構成例を示した図である。
【図2】第1AFユニット及び第2AFユニットの構成を詳細に示した図である。
【図3】 (a),(b),(c) は2分割ディテクタのデフォーカス特性を示した図である。
【図4】第一の実施の形態に係る、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
【図5】S403或いはS409にて行われるAF制御処理の一例を示したフローチャートである。
【図6】検査対象チップに対するAF制御に用いられるAFパラメータの一例を示した図である。
【図7】 (a),(b) は反射率の異なる標本に対する、ステージのZ位置と2分割ディテクタの和信号の特性の一例を示した図である。
【図8】第二の実施の形態に係る、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
【図9】第三の実施の形態に係る、半導体ウェハ内チップの欠陥検査処理の一例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 顕微鏡
2 顕微鏡コントローラ
3 ホストシステム
4 ステージ
5 標本
6 光源
7 開口絞り(AS)
8 視野絞り(FS)
9 キューブ
10 レボルバ
11 対物レンズ
12 第1AFユニット
13 鏡筒
14 接眼レンズ
15 TVカメラ
16 第2AFユニット
17 光源制御部
18 開口絞り(AS)制御部
19 視野絞り(FS)制御部
20 レボルバ駆動制御部
21 ステージX−Y駆動制御部
22 モータ
23 ステージZ駆動制御部
24 モータ
25 ビデオボード
26 TVコントローラ
30 アクティブAFデフォーカス信号発生器
31 レーザ駆動/レンズ駆動部
32 レーザ光源
33 コリメートレンズ
34 可視カットフィルタ
35 遮蔽板
36 偏光ビームスプリッタ
37,38 結像系レンズ群
39 1/4波長板
40 ダイクロイックミラー
41 結像レンズ
42 2分割ディテクタ
50 パッシブAFデフォーカス信号発生器
51 ハーフミラー
52 結像レンズ
53 CCDセンサ
Claims (8)
- ステージに載置される観察体の観察部位に前記観察体に対峙される対物レンズの焦点を合わせるため、前記対物レンズの光軸方向に前記ステージ及び前記対物レンズのうち少なくとも一方を移動させて合焦制御を行う合焦制御手段と、
前記合焦制御手段による合焦制御に用いられる合焦制御パラメータを設定する合焦制御パラメータ設定手段と、
前記観察部位のパターン画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得されたパターン画像を保存する画像保存手段と、
前記ステージ及び前記対物レンズのうち少なくとも一方を前記対物レンズの光軸に直交する方向に移動して前記観察体内の観察部位を第1の観察部位から第2の観察部位に変更する観察部位変更手段と、
前記画像取得手段によって取得された前記観察体内の第1の観察部位のパターン画像と第2の観察部位のパターン画像とを比較して、前記第1の観察部位及び前記第2の観察部位のパターンのうち少なくとも一方の欠陥を検出する検出手段と、
を有し、
前記合焦制御手段は、
前記第1の観察部位のパターン画像を取得する場合、前記合焦制御パラメータ設定手段が設定する予め定められた第1の合焦制御パラメータを用いて合焦制御を実行し、
前記第2の観察部位のパターン画像を取得する場合に、前記第1の観察部位のパターン画像取得時の合焦制御によって得られた標本情報に基づいて前記合焦制御パラメータ設定手段が決定する第2の合焦制御パラメータを用いて合焦制御を実行する、
ことを特徴とする欠陥検査装置。 - 前記第2の観察部位のパターン画像取得時に前記合焦制御が失敗となった場合、前記合焦制御手段は、前記第2の合焦制御パラメータを前記第 1 の合焦制御パラメータに変更設定して再度合焦制御を行い、前記画像取得手段によって前記第2の観察部位のパターン画像を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。 - 前記第2の観察部位のパターン画像取得時に前記合焦制御が失敗となった場合、前記合焦制御手段は、前記第1の観察部位のパターン画像取得時に得た前記第1の観察部位に対する合焦位置を前記第2の観察部位の合焦位置とみなして合焦制御を行い、前記画像取得手段によって前記第2の観察部位のパターン画像を取得する、
ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。 - 前記標本情報は、前記第1の観察部位に対する合焦位置及び前記第1の観察部位からの反射光の光量のうち少なくとも一方を含む、
ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。 - 前記合焦パラメータは、前記ステージ及び前記対物レンズのうち少なくとも一方の移動速度、前記ステージ及び前記対物レンズの相対移動範囲、及び合焦閾値のうち少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。 - 前記画像取得手段は、前記第1の観察部位のパターン画像の取得時と、前記第2の観察部位のパターン画像の取得時とにおける撮像条件が一致するように露出及びゲインのうち少なくとも一方を制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の欠陥検査装置。 - 前記観察体に照明光を出射する照明手段をさらに有し、
前記照明手段は、前記第1の観察部位のパターン画像取得時と、前記第2の観察部位のパターン画像の取得時とにおける照明条件が一致するように前記照明光の光量を制御する、
ことを特徴とする請求項 1 記載の欠陥検査装置。 - ステージに載置される観察体の検査画像を、前記観察体に対峙された対物レンズを介して取得し、基準画像と前記検査画像との比較によって前記観察体の欠陥検出を行う欠陥検査方法において、
前記ステージ及び前記対物レンズのうち少なくとも一方を前記対物レンズの光軸に直交する方向へ駆動して前記観察体の第1の観察部位へ移動し、
予め定められた第1の合焦制御パラメータを設定し、
前記第1の合焦制御パラメータに従って前記第1の観察部位に対する合焦制御を行い、
前記合焦制御により得られた標本情報に基づいて第2の合焦制御パラメータを決定し、
前記合焦制御によって合焦とされた前記第1の観察部位のパターン画像を取得し、
前記ステージ及び前記対物レンズのうち少なくとも一方を前記対物レンズの光軸に直交する方向へ駆動して前記観察位置を前記観察体内の第2の観察部位へ移動し、
前記第2の合焦制御パラメータに従って前記第2の観察部位に対する合焦制御を行い、
前記合焦制御によって合焦とされた前記第2の観察部位のパターン画像を取得し、
前記第1の観察部位のパターン画像と前記第2の観察部位のパターン画像とを比較して、前記第1の観察部位及び前記第2の観察部位のパターンのうち少なくとも一方の欠陥を検出する、ことを特徴とする欠陥検査方法。
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