JP4121415B2 - 管継手部の回転防止装置 - Google Patents
管継手部の回転防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4121415B2 JP4121415B2 JP2003108867A JP2003108867A JP4121415B2 JP 4121415 B2 JP4121415 B2 JP 4121415B2 JP 2003108867 A JP2003108867 A JP 2003108867A JP 2003108867 A JP2003108867 A JP 2003108867A JP 4121415 B2 JP4121415 B2 JP 4121415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- diameter
- tube
- diameter mounting
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受口管部とこれに管軸芯方向から挿入接続された挿口管部との相対回転を防止する回転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、配管経路の屈曲経路部や分岐経路部、合流経路部では、チーズ型継手やベンド型継手などを用いて配管作業が行われるが、ベンド管等の異形管を用いる関係上、管軸芯を通る鉛直線に対して左右方向で非対称形に組み付けられることが多く、この場合、継手部に回転力が発生するため、例えば、継手の一方の受口管部とこれに挿入接続され挿口管部との間で相対回転が生じると、その相対回転に連れて継手の他方の受口管部又は挿口管部の接続位置が大きくずれることになり、その結果、他方の受口管部又は挿口管部の接続位置の修正に多くの手間と労力を要するため、配管作業能率の低下を招来していた。
【0003】
そのため、接続された受口管部と挿口管部との相対回転を防止する方法として、従来では、図6、図7に示すように、受口管部1及び挿口管部2に対して径方向の両側方から装着自在な第1・第2装着具A,Bを備えた回転防止装置が提案されている。
【0004】
この回転防止装置の第1・第2装着具A,Bの各々は、受口管部1に対して径方向外方から装着可能な弧状の大径装着体50と、挿口管部2に対して径方向外方から装着可能な弧状の小径装着体51、及び管軸芯X方向で相対向する両装着体50,51の端部に亘って一体的に連設される繋ぎ体52,53とから構成されているとともに、大径装着体50の周方向両端部50a及び小径装着体51の周方向両端部51aの各々にはボルト用挿通孔50b,51bを貫通形成して、第1・第2装着具A,Bの四箇所をボルト54・ナット55で締付け固定するように構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転防止装置では、接続された受口管部1及び挿口管部2に対して径方向の両側方から第1・第2装着具A,Bを当て付け、径方向で相対向する両大径装着体50の周方向両端部50aの挿通孔50b、及び、径方向で相対向する両小径装着体51の周方向両端部51aの挿通孔51bに亘って夫々ボルト54を挿入したのち、各ボルト54に螺合されたナット55を締付け操作して、両大径装着体50で受口管部1を挾持固定すると同時に、両小径装着体51で挿口管部2を挾持固定することにより、左右方向での不均等な重量バランスでの組付けに起因する受口管部1と挿口管部2との相対回転を強力に阻止することができる反面、第1・第2装着具A,Bの四箇所をボルト54・ナット55で締付け固定するため、その締付け固定作業に多くの手間を要していた。
【0006】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、接続された両管部に対して径方向の両側方から当て付けられた第1・第2装着具の締付け固定作業を少ない労力で能率良く容易に行うことのできる回転防止装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による回転防止装置の特徴構成は、受口管部及びこれに管軸芯方向から挿入接続された挿口管部に対して径方向の両側方から装着自在な第1・第2装着具の各々が、受口管部に対して径方向外方から装着可能な弧状の大径装着体と、挿口管部に対して径方向外方から装着可能な弧状の小径装着体、及び管軸芯方向で相対向する両装着体の端部に亘って一体的に連設される繋ぎ体とから構成されているとともに、第1装着具の一方の繋ぎ体には、これに対向する第2装着具の一方の繋ぎ体の背面側に係合自在で、かつ、その係合箇所を支点として両装着具を縮径側に相対近接移動させる掛止体を形成し、更に、第1装着具の他方の繋ぎ体とこれに対向する第2装着具の他方の繋ぎ体とを締付け固定する単一の締結具が設けられている点にある。
【0008】
上記特徴構成によれば、例えば、接続された受口管部及び挿口管部に対して径方向の上側方から第1装着具又は第2装着具を当て付け、第1装着具の一方の繋ぎ体に形成した掛止体又は第2装着具の一方の繋ぎ体の背面側に、第2装着具の一方の繋ぎ体の背面側又は第1装着具の一方の繋ぎ体に形成した掛止体を係合させ、その係合箇所を支点として両装着具を縮径側に相対近接移動させる、つまり、第1装着具の掛止体又は第2装着具の一方の繋ぎ体に第2装着具又は第1装着具の荷重の一部を支持させた状態で係合箇所を支点として第2装着具又は第1装着具を持ち上げ揺動し、受口管部及び挿口管部に対して径方向の下側方から第2装着具又は第1装着具を当て付け、この状態で第1装着具の他方の繋ぎ体とこれに対向する第2装着具の他方の繋ぎ体とを単一の締結具で締付操作すると、係合箇所を反力点として両大径装着体及び両小径装着体が相対的に縮径作動し、両大径装着体で受口管部を挾持固定すると同時に、両小径装着体で挿口管部を挾持固定し、左右方向での不均等な重量バランスでの組付けに起因する受口管部と挿口管部との相対回転を強力に阻止することができる。
【0009】
従って、接続された両管部に対して径方向の両側方から両装着具を装着する際、第2装着具又は第1装着具の荷重の一部を第1装着具の掛止体又は第2装着具の他方の繋ぎ体に支持させることができることと、単一の締結具による締付け固定操作で済むこととにより、第1・第2装着具の締付け固定作業を少ない労力で能率良く容易に行うことができる。
【0010】
本発明の請求項2による回転防止装置の特徴構成は、前記締結具がボルト・ナットであり、第1装着具の他方の繋ぎ体及び第2装着具の他方の繋ぎ体にはボルト用挿通孔が貫通形成されているとともに、掛止体の中心とボルト用挿通孔の中心とを結ぶ締結中心線から小径装着体までの距離が、締結中心線から大径装着体までの距離よりも小に設定されている点にある。
【0011】
上記特徴構成によれば、第1・第2装着具を一組のボルト・ナットで締付け固定する際、受口管部の外径と挿口管部の外径との比に基づいて、掛止体の中心とボルト用挿通孔の中心とを結ぶ締結中心線から小径装着体までの距離を、締結中心線から大径装着体までの距離よりも小に設定することにより、受口管部を挾持固定する大径装着体のずれ防止力と挿口管部を挾持固定する小径装着体のずれ防止力とが均等化され、接続された両管部の回り止め防止効果を高めることができる。
【0012】
本発明の請求項3による回転防止装置の特徴構成は、前記大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々がそれに連続する周方向両端部よりも薄肉に構成されている点にある。
【0013】
上記特徴構成によれば、受口管部の外径寸法及び挿口管部の外径寸法にバラツキがある場合でも、単一の締結具による締付け固定操作に連れて、大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々が、受口管部の外周面及び挿口管部の外周面に沿って撓み変形し易くなり、両管部の周方向での局部的な締付けに起因する応力集中を抑制することができる。
【0014】
本発明の請求項4による回転防止装置の特徴構成は、前記大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々がそれに連続する周方向両端部よりも幅広に構成されている点にある。
【0015】
上記特徴構成によれば、単一の締結具による締付け固定操作に連れて、大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々が、受口管部の外周面及び挿口管部の外周面に沿って撓み変形したとき、そのときの締付け力を幅広に構成された部分において管軸芯方向に分散することができるから、両管部の周方向での局部的な締付けに起因する応力集中を抑制することができる。
【0016】
本発明の請求項5による回転防止装置の特徴構成は、前記大径装着体の管当接面及び小径装着体の管当接面の各々には、管軸芯方向に沿う又は締結中心線に対して交差する複数の突条が形成されている点にある。
【0017】
上記特徴構成によれば、単一の締結具による締付け固定操作に連れて、大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々が、受口管部の外周面及び挿口管部の外周面に圧接されたとき、大径装着体の管当接面及び小径装着体の管当接面の各々に形成された管軸芯方向に沿う又は締結中心線に対して交差する複数の突条が受口管部の外周面及び挿口管部の外周面に喰込み、接続された両管部の回り止め防止効果を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、水道管やガス管等の流体管の配管系に用いられる管継手部を示し、継手管又は流体管の端部側に形成された受口管部1に、他の継手管又は流体管の端部側に形成された挿口管部2を管軸芯X方向から挿入接続し、受口管部1と挿口管部2との間には、両管部1,2が管軸芯X方向に沿って相対離脱移動したとき、管軸芯X方向から互いに当接してそれ以上の離脱移動を阻止する離脱防止手段3と、受口管部1と挿口管部2とを同軸芯状態に維持する屈曲防止手段4、及び、挿口管部2の外周面2aと受口管部1の内周面1aとの間を密封可能な円環状の合成ゴム製の弾性シール材5が設けられている。
【0019】
また、挿口管部2の先端とこれに管軸芯X方向で相対向する受口管部1の内周面1aの奥側環状段差面1eとの間には、管内水圧による受口管部1と挿口管部2との収縮作動を規制する金属製のライナー8が介在されているとともに、挿口管部2の外周面2aで、かつ、周方向に等間隔を隔てた複数箇所(当該実施形態では)には、受口管部1に対して挿口管部2を接続操作するための接合操作用突起9が径方向外方に一体的に突出形成されている。
【0020】
前記離脱防止手段3を構成するに、図1に示すように、受口管部1の内周面1aに形成された円環状の第1取付け溝1bに、管軸芯X方向視において略Cの字状に形成された拡径側に弾性変形可能な金属製の係止部材6と、これの拡径変形を許容する状態で該係止部材6を受口管部1と同軸芯状態に保持する弾性保持リング7とを装着するとともに、挿口管部2の外周面2aの先端部には、地震や不等沈下等に起因して両管部1,2が一定以上に相対離脱移動したとき、係止部材6に対して管軸芯X方向から当接してそれ以上の両管部1,2の相対離脱移動を阻止する円環状の抜止め突起2bが一体形成されている。
【0021】
前記屈曲防止手段4は、図1〜図3に示すように、挿口管部2の外周面2aで、かつ、接合操作用突起9に連続する部位及びそれらの周方向中間部位の各々に、受口管部1の先端側内周面1cの内径よりも僅かに小なる外径で帯状に突出する厚肉の振れ止め部10を一体形成することにより構成されているとともに、各振れ止め部10の先端部分には、受口管部1の内周面1aの第2取付け溝1fに装着された弾性シール材5の端部を圧縮変形させながら差し込まれる接合案内用のテーパー面10aが形成されている。
【0022】
そして、上述の如く構成された管継手部に装着される回転防止装置は、図1〜図5に示すように、接続された受口管部1と挿口管部2に対して径方向の両側方から装着自在な鋳鉄製の上下一対の装着具A,Bからなり、一方の第1装着具Aは、受口管部1の外周面1dに対して径方向外方から装着可能な弧状の大径装着体11と、挿口管部2の外周面2aに対して径方向外方から装着可能な弧状の小径装着体12、及び管軸芯X方向で相対向する両装着体11,12の端部に亘って一体的に連設される左右一対の繋ぎ体13,14とから構成されているとともに、他方の第2装着具Bも、上述の第1装着具Aと同様に、受口管部1の外周面1dに対して径方向外方から装着可能な弧状の大径装着体15と、挿口管部2の外周面2aに対して径方向外方から装着可能な弧状の小径装着体16、及び管軸芯X方向で相対向する両装着体15,16の端部に亘って一体的に連設される左右一対の繋ぎ体17,18とから構成されている。
【0023】
前記第1装着具Aの一方の繋ぎ体13には、これに対向する第2装着具Bの両装着体15,16間を通して一方の繋ぎ体17の背面17a側に係合自在で、かつ、その係合箇所を支点として両装着具A,Bを縮径側に相対近接移動させる角柱状の掛止体19が一体的に突出形成され、第2装着具Bの一方の繋ぎ体17の背面17aには、第1装着具Aの掛止体19を管軸芯X方向の移動を当接規制した状態で係合保持する凹部20が形成されているとともに、第1装着具Aの他方の繋ぎ体14とこれに対向する第2装着具Bの他方の繋ぎ体18とを締付け固定する単一の締結具Cが設けられている。
【0024】
前記締結具Cは、第1装着具Aの他方の繋ぎ体14に貫通形成された挿通孔14aと第2装着具Bの他方の繋ぎ体18に貫通形成された挿通孔18aとに亘って挿通されるT字状のボルト21と、それに螺合されるナット22とから構成されている。
【0025】
前記受口管部1の外径と挿口管部2の外径との比に基づいて、掛止体19の中心とボルト用挿通孔14a,18aの中心とを結ぶ締結中心線Yから小径装着体12,16までの距離L1を、締結中心線Yから大径装着体11,15までの距離L2よりも小に設定することにより、受口管部1を挾持固定する両大径装着体11,15のずれ防止力と挿口管部2を挾持固定する両小径装着体12,16のずれ防止力とが均等化されるように構成している。
【0026】
前記大径装着体11,15の周方向中央部11a,15aは、それに連続する周方向両端部11b,15bよりも薄肉で幅広に構成されているとともに、小径装着体12,16の周方向中央部12a,16aも同様に、それに連続する周方向両端部12b,16bよりも薄肉で幅広に構成され、更に、大径装着体11,15の周方向中央部11a,15aの管当接面及び小径装着体12,16の周方向中央部12a,16aの管当接面の各々には、管軸芯X方向に沿う複数の突条23が一体的に突出形成されている。
【0027】
そして、接続された受口管部1と挿口管部2との回り止めを行う場合、受口管部1及び挿口管部2に対して径方向の上側方から第1装着具A又は第2装着具Bを当て付け、この第1装着具Aの一方の繋ぎ体13に形成した掛止体19又は第2装着具Bの一方の繋ぎ体17の背面17aに形成された凹部20に、第2装着具Bの一方の繋ぎ体17の背面17aに形成された凹部20又は第1装着具Aの一方の繋ぎ体13に形成した掛止体19を入り込み係合させ、その係合箇所を支点として両装着具A,Bを縮径側に相対近接移動させる、つまり、第1装着具Aの掛止体19又は第2装着具Bの凹部20に第2装着具B又は第1装着具Aの荷重の一部を支持させた状態で係合箇所を支点として第2装着具B又は第1装着具Aを持ち上げ揺動し、受口管部1及び挿口管部2に対して径方向の下側方から第2装着具B又は第1装着具Aを当て付け、この状態で第1装着具Aの他方の繋ぎ体14とこれに対向する第2装着具Bの他方の繋ぎ体18とを一組のT字ボルト21・ナット22で締付操作すると、係合箇所を反力点として両大径装着体11,15及び両小径装着体12,16が相対的に縮径作動し、両大径装着体11,15で受口管部1の外周面1dを挾持固定すると同時に、両小径装着体12,16で挿口管部2の外周面2aを挾持固定し、左右方向での不均等な重量バランスでの組付けに起因する受口管部1と挿口管部2との相対回転を強力に阻止することができる。
【0028】
それ故に、接続された両管部1,2に対して径方向の両側方から両装着具A,Bを装着する際、第2装着具B又は第1装着具Aの荷重の一部を第1装着具Aの掛止体19又は第2装着具Bの凹部20に支持させることができることと、単一の締結具Cを構成する一組のT字ボルト21・ナット22による締付け固定操作で済むこととにより、第1・第2装着具A,Bの締付け固定作業を少ない労力で能率良く容易に行うことができる。
【0029】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、第1装着具Aの他方の繋ぎ体14とこれに対向する第2装着具Bの他方の繋ぎ体18とを締付け固定する単一の締結具Cとして、一組のT字ボルト21・ナット22を例に挙げて説明したが、これに代えてカム等を用いて実施してもよい。
【0030】
(2)上述の実施形態では、離脱防止手段3及び屈曲防止手段4を備えた管継手部に回転防止装置を装着した実施形態について説明したが、本発明の回転防止装置が装着される管継手部としては、受口管部1と挿口管部2を備えた如何なる管継手部にも適用することができる。
【0031】
(3)上述の実施形態では、大径装着体11,15の周方向中央部11a,15aの管当接面及び小径装着体12,16の周方向中央部12a,16aの管当接面の各々に、管軸芯X方向に沿う複数の突条23を一体的に突出形成したが、この突条23を、締結中心線Yに対して交差する姿勢で一体的に突出形成してもよい。
【0032】
(4)上述の実施形態では、大径装着体11,15の周方向中央部11a,15aの管当接面及び小径装着体12,16の周方向中央部12a,16aの管当接面の各々に、管軸芯X方向に沿う複数の突条23を一体的に突出形成したが、このような突条23を設ける代わりに、ウレタンゴム等の摩擦係数の高い高摩擦部材を管当接面に貼り付けて実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す管継手部及び回転防止装置の縦断面側面図
【図2】管継手部及び回転防止装置の斜視図
【図3】管継手部に装着前の回転防止装置の分解斜視図
【図4】回転防止装置の正面図
【図5】管継手部及び回転防止装置の平面図
【図6】管継手部に装着された従来の回転防止装置の正面図
【図7】管継手部に装着された従来の回転防止装置の底面図
【符号の説明】
A 第1装着体
B 第2装着体
C 締結具
L1 距離
L2 距離
X 管軸芯
Y 締結中心線
1 受口管部
2 挿口管部
11 大径装着体
11a 周方向中央部
11b 周方向両端部
12 小径装着体
12a 周方向中央部
12b 周方向両端部
13 繋ぎ体
14 繋ぎ体
14a ボルト用挿通孔
15 大径装着体
15a 周方向中央部
15b 周方向両端部
16 小径装着体
16a 周方向中央部
16b 周方向両端部
17 繋ぎ体
17a 背面
18 繋ぎ体
18a ボルト用挿通孔
19 掛止体
21 ボルト(T字ボルト)
22 ナット
23 突条
Claims (5)
- 受口管部及びこれに管軸芯方向から挿入接続された挿口管部に対して径方向の両側方から装着自在な第1・第2装着具の各々が、受口管部に対して径方向外方から装着可能な弧状の大径装着体と、挿口管部に対して径方向外方から装着可能な弧状の小径装着体、及び管軸芯方向で相対向する両装着体の端部に亘って一体的に連設される繋ぎ体とから構成されているとともに、第1装着具の一方の繋ぎ体には、これに対向する第2装着具の一方の繋ぎ体の背面側に係合自在で、かつ、その係合箇所を支点として両装着具を縮径側に相対近接移動させる掛止体を形成し、更に、第1装着具の他方の繋ぎ体とこれに対向する第2装着具の他方の繋ぎ体とを締付け固定する単一の締結具が設けられている管継手部の回転防止装置。
- 前記締結具がボルト・ナットであり、第1装着具の他方の繋ぎ体及び第2装着具の他方の繋ぎ体にはボルト用挿通孔が貫通形成されているとともに、掛止体の中心とボルト用挿通孔の中心とを結ぶ締結中心線から小径装着体までの距離が、締結中心線から大径装着体までの距離よりも小に設定されている請求項1記載の管継手部の回転防止装置。
- 前記大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々がそれに連続する周方向両端部よりも薄肉に構成されている請求項1又は請求項2記載の管継手部の回転防止装置。
- 前記大径装着体の周方向中央部及び小径装着体の周方向中央部の各々がそれに連続する周方向両端部よりも幅広に構成されている請求項3記載の管継手部の回転防止装置
- 前記大径装着体の管当接面及び小径装着体の管当接面の各々には、管軸芯方向に沿う又は締結中心線に対して交差する複数の突条が形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手部の回転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108867A JP4121415B2 (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 管継手部の回転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108867A JP4121415B2 (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 管継手部の回転防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004316710A JP2004316710A (ja) | 2004-11-11 |
JP4121415B2 true JP4121415B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=33470209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108867A Expired - Fee Related JP4121415B2 (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | 管継手部の回転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4121415B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101514689B1 (ko) | 2009-01-27 | 2015-04-23 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 파이프 조인트 |
JP5721392B2 (ja) * | 2009-10-23 | 2015-05-20 | 株式会社クボタ | 管継手 |
KR101682486B1 (ko) * | 2015-04-22 | 2016-12-05 | (주)대인친환경 | 회전방지기능을 갖는 퀵 커플러 |
KR102008936B1 (ko) * | 2018-05-18 | 2019-08-08 | 한국전력공사 | 점퍼선 횡진방지용 아이쇄클 조립체 |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003108867A patent/JP4121415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004316710A (ja) | 2004-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6948372B2 (ja) | 管継手 | |
JP5279778B2 (ja) | 一対の管要素の対向端における連結方法 | |
CA2036785C (en) | Restrained pipe joint | |
JP7559182B2 (ja) | 管接続部の離脱防止構造 | |
TW200923239A (en) | Loose flange type pipe joint | |
JP4121415B2 (ja) | 管継手部の回転防止装置 | |
EP1281907A2 (en) | Sleeve-type pipe joint with axially compressed packing ring | |
JP2005090605A (ja) | 管継手 | |
JP3904697B2 (ja) | 流体管の締付具 | |
JPH08145255A (ja) | 継手構造 | |
JP3904698B2 (ja) | 管の固定装置 | |
JP4204337B2 (ja) | 管継手方法 | |
JP3825859B2 (ja) | 管継手 | |
JPH0676790U (ja) | 管継手 | |
JP7283837B2 (ja) | ユニオンナット管継手の管離脱防止装置 | |
US11318515B1 (en) | Large diameter pipe rounding tool and method of use | |
JP7054518B2 (ja) | 離脱防止管継手、及び、管継手の離脱防止方法 | |
JP7656370B2 (ja) | 管継手における管端防食構造及び管端防食構造の施工方法並びに管端防食構造に用いられる止輪 | |
JP2932260B2 (ja) | 管継手用管離脱防止装置 | |
JP2949334B2 (ja) | ユニオンナット継手用管離脱防止金具 | |
JP3016970U (ja) | 管継手のロック構造 | |
JP2001027324A (ja) | 管継ぎ手用シールプレート | |
JP6043771B2 (ja) | ユニオンナット継手の接続装置及びこれを用いた接続方法 | |
JPH0653891U (ja) | 管継手用固定リング | |
JP3696777B2 (ja) | 離脱防止金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080428 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |