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JP4121284B2 - 難燃性積層体及び難燃性積層体の製造方法 - Google Patents

難燃性積層体及び難燃性積層体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂に金属水酸化物を添加し、難燃性を具備させた樹脂板に金属シートを接合して形成される難燃性積層体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主に樹脂から形成される樹脂板に金属シートを接合し、樹脂板と比較して極めて高い強度や弾性を具備しつつ、金属板と比較して軽量で且つ曲げ加工性が良好であるカナッペ構造やサンドイッチ構造の積層体はごく一般的に用いられてきているものであり、また樹脂板に金属水酸化物や難燃剤等を配合することで難燃性を具備させた難燃性の積層体についても、種々の提案がなされてきている。
【0003】
従来、金属水酸化物を配合した組成物を樹脂板に成形するには、金属水酸化物の分散性や流動性等に難点があり、樹脂板の表面状態が粗雑になったり、また製造の効率が極めて低いという問題点があった。また難燃剤を配合した組成物を用いて樹脂板を成形すると、難燃剤に含まれる有害物質が廃棄する際に問題を起こす恐れがあった。
【0004】
特開平9−314734号において、樹脂板はポリオレフィン系樹脂20〜45重量%に対し、平均粒径が15〜90μmの金属水酸化物を55〜80重量%、金属水酸化物に対し飽和脂肪酸を0.05〜5.0重量%以下それぞれに含有することで、成形性を改善し、且つ金属シートと樹脂シートとの接合性を向上させた難燃性金属樹脂複合板が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−314734号に記載の難燃性金属樹脂複合板は、金属水酸化物の平均粒径が15〜90μmとされていることから、樹脂板と形成すると金属水酸化物の粒子に起因する凹凸が表面に表れ、光沢度が高い、若しくは厚みが小さい金属シートを接合すると、前記の凹凸が表面に現れて平滑なものが得られないものである。
【0006】
また、厚みの小さい金属シートを接合して複合板を形成すると、外部から衝撃が加わった場合に凹みやすく、更には樹脂板に直接炎が当たると樹脂が溶融して金属シートの間から流出しやすいといった問題点があった。
【0007】
本発明は、上記の如き問題点を解決すると共に、優れた難燃性を有する難燃性積層体を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成としている。すなわち、シート状の樹脂板に金属シートを接合した積層体であって、該樹脂板は、平均粒径1〜14μmの金属水酸化物を65〜80重量%、ポリオレフィン系合成樹脂20〜35重量%を含有し、発熱性試験を20分行ったときの総発熱量が8MJ/m以下でああり、前記樹脂板は、前記金属水酸化物が含有する水分量を0.1重量%以下として、押出成形されたものであることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によれば、樹脂に金属水酸化物を配合して成形すると、樹脂の中に金属水酸化物が分散し、いわゆる海島構造となるが、金属水酸化物の平均粒径を1〜14μmとすることで、金属水酸化物の粒子に由来する凹凸が小さくなり表面が平滑になると共に、海島構造の島の部分が稠密に配置され外部からの衝撃に対して凹みにくくなる。また樹脂板に直接炎が当たる場合においても、前記の如く海島構造の島の部分である金属水酸化物が稠密に配置されていることから樹脂が流動しにくくなり、樹脂板は金属シートの間から流出しづらく優れた難燃性を示すことになる。
【0010】
また、樹脂板を形成するマトリックスが、ポリオレフィン系合成樹脂20〜35重量%に対し、金属水酸化物が65〜80重量%配合されていることで、発熱性試験を20分行ったときの総発熱量を8MJ/m以下として優れた難燃性を具備させることができる。
【0011】
発熱性試験とは、ISO5660に基づく試験方法であって、試験体すなわち積層体を99mm±1mmの正方形とし、試験体表面に輻射熱を照射し電気スパークを作動させる試験を一定時間行って総発熱量を測定するものである。総発熱量に関しては、建築基準法の第2条第9号、及び同法施行令第108条の2に基準が規定されており、かかる発熱性試験を20分間行い、総発熱量が8MJ/m以下であれば不燃性材料としての1つの基準を満足できるというものである。
【0012】
本発明に係わる金属水酸化物は、水酸基が分解されることで熱エネルギーを吸収できるものであれば特に限定されるものではないが、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等を好適に用いることができる。また、配合の割合について、ポリオレフィン系合成樹脂20〜35重量%に対して65重量%を下回ると、総発熱量を8MJ/m2以下として優れた難燃性を具備させることが困難となり、また80重量%を上回ると流動性が極度に悪化し、樹脂板として成形することが困難となる。
【0013】
ここで金属シートは、金属材料を用いて形成されるものであれば特に限定されるものではなく、好適にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼、チタニウム等から形成したものを用いてよい。また金属シートの厚みは、積層体の軽量化の利点を生かすことと、積層体にかかる外力に対する強度との兼ね合いから、0.1mm〜0.8mm程度とするのが好ましい。
【0014】
ポリオレフィン系合成樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン等のα−オレフィンの重合体を単独で用いてもよく、エチレンにα−オレフィンを共重合させたものなどを用いてもよく、他にはエチレンに酢酸ビニル、メタクリル酸又はそのエステル、アクリル酸又はそのエステルと共重合させたもの、エチレンを無水マレイン酸の酸無水物を共重合させたもの、ポリエチレン末端を無水マレイン酸等で修飾したもの等を用いてよく、これらを用いることで樹脂板と接着層との接着力を向上させることができる。また、上記の合成樹脂を単独で用いてもよく、更には2種類以上の混合物として用いてもよい。
【0015】
また、本発明に係わる樹脂板は、前記金属水酸化物が含有する水分量を0.1重量%以下として、押出成形されたものであることを特徴とするものである。
【0016】
金属水酸化物に含有される水分は、成形時に樹脂が溶融する程度の温度が加わると水蒸気となり、樹脂板の表面や内部に気泡が残る恐れが出てくるが、本発明によれば成形前に予め金属水酸化物が含有する水分量を0.1重量%以下としておくことで、水蒸気に起因する樹脂板に生じる気泡の発生を抑制し、気泡による樹脂板の強度の低下や、表面付近の気泡による樹脂板と金属シートとの接着性の低下を防止することができる。
【0017】
また、本発明に係わる樹脂板は、前記金属水酸化物と前記ポリオレフィン系合成樹脂とからなるマトリックスに対し、滑剤を1〜5重量%含有し、押出成形されたものであることを特徴とするものである。
【0018】
本発明によれば、滑剤を1〜5重量%含有させて押出成形することで、金属水酸化物と合成樹脂との相溶性が高められ、より表面が平滑な樹脂板を効率よく得ることができる。滑剤は、飽和脂肪酸のエステルやアミド等を用いてよい。
【0019】
また、金属水酸化物の分散性を向上させるために分散剤を用いてもよい。分散剤により金属水酸化物を樹脂中に均一に分散させることで、海島構造をより稠密なものとすることができる。分散剤は、ステアリン酸亜鉛等の飽和脂肪酸金属塩などを用いてよい。
【0020】
また、本発明に係わる樹脂板は、金属シートと接合される側の面に接着層が形成されたものであることを特徴とするものである。
【0021】
本発明によれば、樹脂板に接着層を形成しておくことで金属シートを接合する際に新たに接着層を形成する必要がなくなり、製造における工程の簡略化に繋がる。
【0022】
接着層は、樹脂板成形時若しくは成形後に、ウレタン系、エポキシ系等の接着剤を塗布して形成するものであってもよいが、ポリオレフィン系等の合成樹脂をベースとする変性合成樹脂を用いて樹脂板の成形時に同時に押出成形することで形成するのが好ましい。
【0023】
また、本発明に係わる前記接着層は、樹脂板の両面に形成されていることを特徴とするものである。
【0024】
サンドイッチ構造を形成するに当たり、樹脂板の両面に金属シートを接合する必要があるが、接着層を予め形成しておくことで金属シートの接合が容易となり、また両側の金属シートを同時に接合できることで、接着に係わる加圧を一時に両側の面に対して行うことができる。
【0025】
また、本発明に係わる金属水酸化物は、シラン系カップリング剤及び/又はチタニア系カップリング剤により表面修飾がなされた水酸化アルミニウムであることを特徴とするものである。
【0026】
本発明によれば、金属水酸化物とポリオレフィン系合成樹脂との相溶性が改善され、樹脂板を成形する際の成形性を向上されることができると共に、金属水酸化物とポリオレフィン系合成樹脂との間の密着性が良好なものとなり、樹脂板自体の強度を高めることができる。
【0027】
また、本発明に係わる請求項1〜5のいずれかに記載の難燃性積層体の製造方法は、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された直後の樹脂板に金属シートを貼り合せることを特徴とするものである。
【0028】
本発明によれば、通常樹脂板に金属シートを接合するには、樹脂板及び接着層を予熱する必要があるが、樹脂板を成形しつつ金属シートを貼り合せることで、予熱の手間及びエネルギーを省くことができ、更には冷却を同時に行うことができ、工程は極めて簡略なものとすることができる。
【0029】
また、本発明に係わる請求項1〜5のいずれかに記載の難燃性積層体の製造方法は、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された樹脂板を一旦ロール状に巻き取り、該樹脂板を巻き出しつつ金属シートを貼り合せることを特徴とするものである。
【0030】
本発明によれば、樹脂板はポリオレフィン系合成樹脂を20〜35重量%含まれることで可撓性を有し、ロール状に巻き取ることが可能となされており、一旦樹脂板をロール状に巻き取ることで金属シートを接合するまでの保管及び取り扱いが容易となる。また金属シートを接合する際にも、連続した金属シートを接合でき、単板を用いた場合の如き、つなぎ目での材料のロスの発生をなくすことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる難燃性積層体の製造方法の一形態を示すものであり、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された直後の樹脂板に金属シートを貼り合せる製造方法の概略図である。
【0032】
押出機E1及びE2により押し出されたaに示す領域におけるシート状の成形物101には、金属シート2をロール状に巻いたコイル21から巻き出されたアルミニウムからなる金属シート2が、成形物101の両面に熱ロールHにより加熱されつつ圧着されて接合され、bに示す領域においては積層体10となされる。積層体10は更に冷却ゾーンRにおいて冷却され、カッターCにより所定の長さに切断されて製品となされる。
【0033】
図2は、図1に示したシート状の成形物101及び積層体10の詳細を示す断面図であり、a)はシート状の成形物101、b)は積層体を示すものである。a)に示すシート状の成形物101は、押出機E1により樹脂板1を形成する金属水酸化物である水酸化アルミニウムとポリオレフィン系合成樹脂であるポリエチレン樹脂の混合物を溶融してシート状に押出成形され、押出機E2により接着層3を形成する変性合成樹脂である変性ポリエチレン樹脂が溶融されて樹脂板1の両面に同時に押し出され、樹脂板1の両面に接着層3が形成されたものとなる。
【0034】
次に、シート状の成形物101には、両面に接着層3を介して金属シート2が接合されてb)に示す如く積層体10となされる。かような製造方法により積層体10を製造することで、樹脂板に金属シートを接合する際の予熱を行う必要がなくなり、樹脂板及び接着層を予熱する必要があるが、樹脂板を成形しつつ金属シートを貼り合せることで、予熱の手間及びエネルギーを省くことができ、更には冷却を同時に行うことができ、工程は極めて簡略なものとすることができる。
【0035】
積層体10の総厚は特に制限されるものではないが、内外装板や、目隠し板、防風雪板やその他の工作物等として用いられるには、2〜8mm程度の厚みのものが好適に用いられる。金属シート2の厚みについては、積層体10の総厚に合わせつつ強度や軽量化等の目的に応じて適宜決定してよいが、0.1〜0.8mm程度の厚みとするのが好ましい。
【0036】
図3は、本発明に係わる難燃性積層体の製造方法の一形態を示すものであり、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された樹脂板を一旦ロール状に巻き取り、該樹脂板を巻き出しつつ金属シートを貼り合せる製造方法を示す概略図である。
【0037】
先の実施形態と同様に、押出機E1及びE2により、樹脂板1の両面に接着層3を形成したシート状の成形物101を押出成形するが、成形物101はポリッシングロールPにより形状が整えられて冷却され、冷却ゾーンRにおいて更に冷却されて板状の成形物101となされる。成形物101は一旦ロール状に巻き取られてロール102となされる。樹脂板はポリオレフィン系合成樹脂を20〜35重量%含まれることで可撓性を有し、ロール状に巻き取ることが可能なものである。
【0038】
次に、図4に示す如く、ロール102を巻き出して予熱炉Yにおいて予熱し、接着層3を接着可能な状態をさせてから、コイル21から巻き出された金属シート2を両面に接合し積層体10を形成する。積層体10は冷却ゾーンにおいて冷却され、カッターCにより切断されて製品となされる。
【0039】
かような製造方法により製造を行うことで、成形体101を押出成形する工程と、成形物101に金属シート2を接合する工程とが分離されていることで、双方の工程のライン速度が異なる場合においても一方の工程が律速段階となることがなく、効率的な製造を行うことができる。また成形物101は金属シート2を接合するまでの保管及び取り扱いが容易となる。また金属シート2を接合する際にも、連続した成形物101に対して金属シート2を接合でき、単板を用いた場合の如き、つなぎ目での材料のロスの発生をなくすことができる。
【0040】
【実施例】
本発明に係わる実施例を、比較例と共に以下に示す。
【0041】
(実施例)
MI=0.7のポリエチレン27重量%と、平均粒径8μmの水酸化アルミニウム70重量%と、エステル・アミド系滑剤3重量%とを混合し、シート状に押出成形することで2.7mmの厚みの樹脂板を得た。この樹脂板に、変性ポリエチレンからなる接着性樹脂フィルムを用いて0.2mmの厚みのアルミニウムシートを熱プレスにより両面に貼着し、実施例に係わる難燃性積層体を得た。
【0042】
(比較例)
MI=0.7のポリエチレン27重量%と、平均粒径30μmの水酸化アルミニウム70重量%と、エステル・アミド系滑剤3重量%とを混合し、シート状に押出成形することで2.7mmの厚みの樹脂板を得た。この樹脂板に、変性ポリエチレンからなる接着性樹脂フィルムを用いて0.2mmの厚みのアルミニウムシートを熱プレスにより両面に貼着し、実施例に係わる難燃性積層体を得た。
【0043】
得られた難燃性積層体の表面に、JIS K5600(塗料の一般試験方法)に基づくデュポン式衝撃試験機の、撃ち型、受け型共に1/2inchを用い、500gの錘を高さ50cmから落下させて衝撃を与えて凹み量を確認し、難燃性積層体の厚みに対する凹み量の度合いを凹み割合として表したものを以下の表1に示す。尚、表1に示す凹み度合いは、3回の試験の平均値を示すものである。
【0044】
【表1】
Figure 0004121284
【0045】
表1より、実施例の凹み度合いは比較例の凹み度合いより明確に小さいものであり、平均粒径の小さい金属水酸化物を使用し、樹脂と稠密な海島構造を形成することで、樹脂板の強度が向上し、外部からの衝撃により凹みが生じにくくなることが示されている。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、樹脂に金属水酸化物を配合して成形すると、樹脂の中に金属水酸化物が分散し、いわゆる海島構造となるが、金属水酸化物の平均粒径を1〜14μmとすることで海島構造の島の部分が稠密に配置され、樹脂板自体の強度が向上されて外部からの衝撃に対して凹みにくくなる。また樹脂板に直接炎が当たる場合においても、前記の如く海島構造の島の部分である金属水酸化物が稠密に配置されていることから、海の部分である樹脂が流動しにくくなり、樹脂板は金属シートから流出しづらくなる。
【0047】
また、樹脂板を形成するマトリックスが、ポリオレフィン系合成樹脂20〜35重量%に対し、金属水酸化物が65〜80重量%配合されていることで、発熱性試験を20分行ったときの総発熱量を8MJ/m以下として優れた難燃性を具備させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる難燃性積層体の製造方法の一形態を示す概略図である。
【図2】本発明に係わる難燃性積層体及び製造方法に係わる成形物を示す断面図である。
【図3】本発明に係わる難燃性積層体を構成する成形物の製造方法を示す概略図である。
【図4】本発明に係わる難燃性積層体の製造方法の一形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 樹脂板
2 金属シート
21 コイル
3 接着層
10 難燃性積層体
101 シート状の成形体
102 ロール
E1,E2 押出機
H 熱ロール
R 冷却ゾーン
P ポリッシングロール
C カッター
Y 予熱炉

Claims (7)

  1. シート状の樹脂板に金属シートを接合した積層体であって、該樹脂板は、平均粒径1〜14μmの金属水酸化物を65〜80重量%、ポリオレフィン系合成樹脂20〜35重量%を含有し、発熱性試験を20分行ったときの総発熱量が8MJ/m以下であり、且つ前記樹脂板は、前記金属水酸化物が含有する水分量を0.1重量%以下として、押出成形されたものであることを特徴とする難燃性積層体。
  2. 前記樹脂板は、前記金属水酸化物と前記ポリオレフィン系合成樹脂とからなるマトリックスに対し、滑剤を1〜5重量%含有し、押出成形されたものであることを特徴とする請求項1に記載の難燃性積層体。
  3. 前記樹脂板は、金属シートと接合される側の面に接着層が形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の難燃性積層体。
  4. 接着層は、樹脂板の両面に形成されていることを特徴とする請求項に記載の難燃性積層体。
  5. 金属水酸化物は、シラン系カップリング剤及び/又はチタニア系カップリング剤により表面修飾がなされた水酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の難燃性積層体。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の難燃性積層体の製造方法であって、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された直後の樹脂板に金属シートを貼り合せることを特徴とする難燃性積層体の製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の難燃性積層体の製造方法であって、樹脂板の金属シートを接合する側の面に接着層を同時に押出成形し、押出成形された樹脂板を一旦ロール状に巻き取り、該樹脂板を巻き出しつつ金属シートを貼り合せることを特徴とする難燃性積層体の製造方法。
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