JP4103227B2 - 圧力センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力導入管部から流入した検出対象の気体或いは液体の圧力を検出する半導体圧力センサチップを備えた圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の圧力センサとして図2に示すものが供されている。この図2において、圧力センサ1は、取付部2とセンサ本体部3とを一体化して構成されている。センサ本体部3は収納ケース4と圧力導入管部5とを一体化してなる。収納ケース4には支持台座6に接合された半導体圧力センサチップ7が取着されており、圧力導入路8から導入された圧力を半導体圧力センサチップ7により検出するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、圧力センサの小形化、特に取付面積の縮小化が望まれている。この場合、取付面積の縮小化には、取付部2の面方向に沿って配設されている半導体圧力センサチップ7の小形化が有効であることから、半導体圧力センサチップ7の小形化が図られているものの、さらなる小形化は現在の技術では限界に近付きつつあり、直ちに圧力センサの小形化という要望に応えることは困難であるのが実情である。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、半導体圧力センサチップを小形化することなく全体の小形化を容易に図ることができる圧力センサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、半導体圧力センサチップは、そのチップ面の面方向が取付部の取付面方向と直交する方向に沿うようにして圧力導入管部内に配設されているので、半導体圧力センサチップは取付部の取付面と直交する方向に沿うことになる。これにより、半導体圧力センサチップが取付部の取付面方向に沿って配設されている構成に比較して、取付部ひいては全体の小形化を図ることができる。
【0006】
また、半導体圧力センサチップは圧力導入管部の外周面に形成された陥没形状の収納部に配設されているので、半導体圧力センサチップを圧力導入管部内に容易に配設することができる。
【0007】
さらに、収納部の取付部側となる一端は開放されているので、収納部が壁面で囲繞されている構成に比較して、圧力導入管部の全長の短縮を図ることができる。この場合、収納部は蓋部と取付部とにより気密に閉鎖されているので、半導体圧力センサチップの収納空間部の基準圧力が変動してしまうことはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1を参照して説明する。
図1は、圧力センサを断面にして示している。この図1において、圧力センサ11は、取付部12と圧力導入管部13とを一体化して構成されている。
【0009】
取付部12はフランジ状をなしており、その図示下面には凹部14が形成されていると共に、その凹部14を挟むようにして複数の取付孔15が形成されている。
【0010】
圧力導入管部13は取付部12の凹部14に一体化されている。この圧力導入管部13の外周面には一端が開放した凹状の収納部16が形成されており、その収納部16に半導体圧力センサチップ17が配設されている。この半導体圧力センサチップ17は、例えば単結晶シリコン基板の中央部に、エッチングにより薄肉なダイヤフラムを形成し、その上面に、例えば4個の拡散ピエゾ抵抗体をブリッジ接続した検知回路を一体に設けた周知構成であり、ダイヤフラムに作用する圧力を電気信号に変換して出力するようになっている。この半導体圧力センサチップ17は、貫通孔18aを有する支持台座18の上面に気密に接合された状態で設けられており、その支持台座18が収納部16の底面に接着剤により気密に取着されている。
【0011】
圧力導入管部13には当該圧力導入管部13の軸心に沿って圧力導入路19が形成されており、この圧力導入路19の一端側が支持台座18の貫通孔18aに連通している。
【0012】
収納部16の周縁部には段部20が形成されており、その段部20において半導体圧力センサ17に隣接する部位には演算用チップ21が実装されており、この演算用チップ21と半導体圧力センサチップ17とが図示しないボンディングワイヤで接続されている。この演算用チップ21には演算回路が形成されており、半導体圧力センサチップ17からの検知信号に基づいて演算回路が検出対象の圧力を示す圧力信号を演算して出力する。
【0013】
段部20には例えばインサート成形により電極23が設けられており、その電極23と演算用チップ21とがボンディングワイヤ22により接続されている。また、電極23と導通された複数本のターミナル24が取付部12を貫通して突出しており、これらのターミナル24を介して演算用チップ21で演算された圧力信号が外部機器に出力されるようになっている。
【0014】
収納部16は蓋部25により閉鎖されていると共に、収納部16と蓋部25とにより閉鎖された空間部はさらに取付部12により気密に閉鎖されており、これにより、収納部16、蓋部25及び取付部12により形成された密閉空間部が基準圧力に設定されている。この場合、これらの部材は超音波溶着、或いは熱溶着により気密に接合されている。
【0015】
尚、圧力導入管部13の収納部16に内蔵された半導体圧力センサチップ17及び演算用チップ21の上面部は、全体がシリコーンゲルにより覆われて防湿性が確保されるようになっている。また、圧力導入管部13の外周部にはOリング26が装着されている。
【0016】
そして、上記構成の圧力センサ11は、圧力導入管部13が図示しない取付対象に設けられた穴部にOリング26により気密に挿入された状態で、取付部12の取付孔15を通じてネジ止めすることにより取付対象に装着され、その装着状態で圧力センサチップ17のダイヤフラムの下面側に圧力導入路19を介して検出対象の気体或いは液体が導かれるようになっている。
【0017】
上記圧力センサ11を製造するには、半導体圧力センサチップ17を支持台座18に気密に接合してから、その支持台座18を圧力導入管部13の収納部16に配置した状態で当該支持台座18の周囲を接着剤により気密に閉鎖すると共に、収納部16の周縁部に位置する段部20に演算用チップ21を実装する。
【0018】
続いて、半導体圧力センサチップ17と演算用チップ21とを図示しないボンディングワイヤで接続すると共に、演算用チップ21と電極23とをボンディングワイヤ22で接続してから、各チップ17,21の上面をシリコーンゲルで保護する。
【0019】
続いて、圧力導入管部13の収納部16を蓋部25で閉鎖した状態で熱溶着してから、圧力導入管部13に設けられているターミナル24を取付部12に貫通させた状態で圧力導入管部13と蓋部25との当接部位を例えば熱溶着する。これにより、収納部16は密閉空間部となり、その密閉空間部に半導体圧力センサチップ17が配設されることになる。
【0020】
そして、上記構成の圧力センサ11の圧力導入管部13を取付対象部の穴部に挿入した状態で取付部12の取付孔15を介してネジ止めする。この状態で、圧力検出対象の気体或いは液体を穴部に供給すると、圧力検出対象が圧力導入管部13の先端側から圧力導入路19内に導入される。
【0021】
さて、圧力検出対象の気体或いは液体が圧力導入路19を介して半導体圧力センサチップ17の下面に導かれると、半導体圧力センサチップ17のダイアフラムの上面と下面との圧力差に応じて当該ダイアフラムが撓み変形する。これにより、半導体圧力センサチップ17上に形成された検知回路をなす拡散ピエゾ抵抗体の抵抗値が変化し、それに応じて検知回路からはダイアフラムの撓み変形の度合いを示す信号が出力される。そして、演算回路は、検知回路から出力される信号に基づいて圧力検出対象の圧力を示す圧力信号を外部機器に出力する。
【0022】
このような実施の形態によれば、半導体圧力センサチップ17をそのチップ面の面方向が取付部12の取付面方向と直交する方向に沿うように圧力導入管部13に内蔵したので、半導体圧力センサチップ17のチップ面の面方向を取付部12の取付面方向と直交方向に沿わせることができる。従って、取付部12の横幅を短縮化することができるので、半導体圧力センサチップ17の面方向が圧力センサの取付方向に沿って配置されている従来構成に比較して、圧力センサ11の小形化を図ることができる。
【0023】
しかも、圧力導入管部13において従来何も設けられていない部位に半導体圧力センサチップ17を設けるようにしたので、圧力導入管部13の全長が大幅に長くなることなく実施することができる。
【0024】
本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
取付部12と圧力導入管部13とを一体成形するようにしてもよい。
半導体圧力センサチップ17と演算用チップ21とをユニット化した圧力センサユニットを圧力導入管部13に装着するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における圧力センサの縦断面図
【図2】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は圧力センサ、12は取付部、13は圧力導入管部、15は取付孔、16は収納部、17は半導体圧力センサチップ、18は支持台座、19は圧力導入路、25は蓋部である。
Claims (1)
- 取付対象に取付けられるフランジ状の取付部と、この取付部の前記取付対象に取付けられる取付面の方向と直交する方向に軸方向が沿うように、前記取付面に形成される凹部に一体化され、前記取付対象に設けられた穴部に挿入される圧力導入管部と、この圧力導入管部から導入された圧力に応じた圧力信号を出力する半導体圧力センサチップとを備えた圧力センサにおいて、
前記圧力導入管部の外周面に前記軸方向に沿って形成され、前記取付部側となる一端が開放した陥没形状の収納部と、
この収納部の前記一端以外を閉鎖する蓋部とを備え、
前記半導体圧力センサチップは、そのチップ面の面方向が前記圧力導入管部の軸方向に沿うように前記収納部内に配設され、
前記収納部は、前記取付部と前記蓋部とにより気密に密閉されていることを特徴とする圧力センサ。
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