JP3722191B2 - 半導体圧力センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定媒体の圧力を半導体を用いて検出する半導体圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体や気体等からなる被測定媒体の圧力を検出する半導体圧力センサとしては、例えば特開平3−273332号公報に開示されるものがある。この半導体圧力センサは、被測定媒体の圧力を導入する圧力導入孔を有する金属製のハウジングと、このハウジングの内部に圧力導入孔と対向するようガラス台座上に配設した半導体チップと、この半導体チップの周囲に設けられ、前記半導体チップとワイヤボンディングによって電気的に接続されてなる回路基板とを設けている。
【0003】
この回路基板には半導体チップによって検出された信号を増幅するための増幅回路が形成されており、この回路基板の上部には、前記半導体チップや回路基板へのノイズを除去するための貫通コンデンサが設けられていて、回路基板により増幅された検出信号が端子を介して外部に出力されるようになっている。
【0004】
そして、半導体チップや回路基板は前記ハウジングの上部に取付けられる金属からなる電磁波侵入防止用の蓋材であるシールプレートにより覆われ、さらに上ハウジングにより収納され、前記上ハウジングには前記端子を支持するグロメットが設けられ、前記上ハウジングとグロメットとは前記ハウジングの上端部全周を折り曲げて加締めることで閉塞されるようになっている。
【0005】
また、ハウジングの下部にはネジ部が形成されており、測定対象である例えば車両用エンジンの一部に対しこのネジ部を直接ねじ込むことにより半導体圧力センサが固定されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来構造における半導体圧力センサにあっては、エンジンオイルの圧力検出やターボエンジンのブースト圧の検出に用いられていた。これらの圧力は、最大でも1MPa(メガパスカル)までであり、これより、高圧の圧力(例えば、エアブレーキの空気圧の3MPa)を検出するものに用いる場合には、チップサイズを大きくし、センサチップ8と台座7との接触面積を大きくし、強度を上げることにより、高圧に耐えるものを作成することもできるが、チップサイズを大きくすることにより、コストの増大を招くことになる。
【0007】
そこで本発明は、高圧の圧力も検出することが可能な半導体圧力センサを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被測定媒体の圧力を導入する圧力導入孔を圧力導入部材に設け、半導体を備え、前記半導体を直接的あるいは間接的に備えたベース板を設け、前記圧力導入孔から導入される前記被測定媒体の圧力を受けて、前記半導体により前記被測定媒体の圧力を検出する半導体圧力センサであって、前記半導体と電気的に接続する導電体を直接的あるいは間接的に前記ベース板に設け、前記ベース板に前記半導体からの出力を伝える導電部材を設け、前記導電体と前記導電部材とを電気的に接続する導線を設け、少なくとも前記半導体,前記導電体,前記導線を覆う軟質部材を備え、前記ベース板に、前記ベース板とは別体の型体により前記軟質部材を収納する収納部を設け、少なくとも前記半導体を保護するプロテクタ部を前記圧力導入孔と前記半導体との間に位置するように前記型体に一体に設け、前記軟質部材を介して、前記半導体で、前記被測定媒体の圧力を受けるとともに、前記半導体が前記圧力導入孔に臨むように、前記ベース板を前記圧力導入部材に気密に接続するものである。
【0009】
また、前記ベース板と前記圧力導入部材を金属により形成し、前記型体を合成樹脂により形成したものである。
【0011】
また、前記プロテクタ部と前記型体とを脚部によって接続したものである。
【0012】
また、圧力を伝える連通部を前記プロテクタ部に設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の半導体圧力センサは、被測定媒体の圧力を導入する圧力導入孔2を圧力導入部材3に設け、半導体40を備え、半導体40を直接的あるいは間接的に備えたベース板6を設け、圧力導入孔2から導入される前記被測定媒体の圧力を受けて、半導体40により前記被測定媒体の圧力を検出する半導体圧力センサであって、半導体40と電気的に接続する導電体41を直接的あるいは間接的にベース板6に設け、ベース板6に半導体40からの出力を伝える導電部材であるリードピン23を設け、導電体41とリードピン23とを電気的に接続する導線24を設け、少なくとも半導体40,導電体41,導線24を覆う軟質部材21を備え、ベース板6に、ベース板6とは別体の型体である筒状部材20により軟質部材21を収納する収納部38を設け、少なくとも半導体40を保護するプロテクタ部36を圧力導入孔2と半導体40との間に位置するように筒状部材20に一体に設け、軟質部材21を介して、半導体40で、前記被測定媒体の圧力を受けるとともに、半導体40が圧力導入孔2に臨むように、ベース板6を圧力導入部材3に気密に接続した。以上の構成により、被測定媒体の高圧の圧力を検出することができるとともに、筒状部材20をベース板6に取り付ける前に、リードピン23に導線24を接続する作業を行うことができるので、作業性が向上する。加えて、少なくとも半導体40を保護するプロテクタ部36を圧力導入孔2と半導体40との間に位置するように筒状部材20に一体に設けたことにより、半導体40を保護することができる。
【0014】
ベース板6と圧力導入部材3を金属により形成し、筒状部材20を合成樹脂により形成したことにより、圧力導入部材3とベース板6とを電気溶接により接合する場合に、圧力導入部材3の近くに位置する筒状部材20に電流が流れることがないので、良好な溶接を行うことができる。
【0016】
また、プロテクタ部36と筒状部材20とを脚部37によって接続したことにより、筒状部材20が脱落した際に、プロテクタ部36が圧力導入孔2に接触しても、連通部44により圧力が伝わるように構成したものであり、圧力導入孔2をプロテクタ部36が塞いでしまい、圧力が伝わらなくなることを防止することができる。
【0017】
また、圧力を伝える連通部を前記プロテクタ部に設けたことにより、センサチップ8や導線24をより確実に保護することができるとともに、筒状部材20が脱落した際に、圧力導入孔2をプロテクタ部36が塞いでしまい、圧力が伝わらなくなることを防止することができる。
【0018】
【実施例】
以下本発明の第1実施例を添付図面に基づいて説明する。図1から図4は本発明の第1実施例を示すものである。本実施例における半導体圧力センサは水やオイルやガス等の流体である被測定媒体の圧力を検出するものであり、下部に取付用のネジ部1を有し圧力導入孔2を備えた金属製の圧力導入部材3と、この圧力導入部材3をインサート成形してなる合成樹脂製の収納体4を備えた下部ハウジング5と、圧力導入孔2の上端部に配設される金属製のベース板6と、ベース板6にガラス製の台座7を介して配設される半導体を備えたシリコンチップからなるセンサチップ8と、センサチップ8と電気的に接続されるガラスエポキシ樹脂からなる回路基板9と、この回路基板9を覆う金属からなる電磁波侵入防止用のシールドケース10と、回路基板9の端部に設けられ外部に出力信号を供給するリードピン11と、このリードピン11に接続されたコネクタ端子12と、このコネクタ端子12の一部が臨むコネクタ部13を備えた合成樹脂製の上部ハウジング14とから構成されるものである。
【0019】
センサチップ8は、被測定媒体の圧力を電気信号に変換するものであり、このセンサチップ8は、シリコンチップ39の表面に半導体歪みゲージ等の半導体40とこの半導体40に接続する導電体41が形成され薄肉のダイアフラム42を備えたものであり、ガラス製の台座7上に、陽極結合によって気密的に接合してなるものであり、センサチップ8の裏面には凹部22が形成されている。
【0020】
センサチップ8と台座7とは、真空中で接合されるので、凹部22によって形成される空間は真空である。この凹部22を真空にすることにより絶対圧の検出を可能としている。一方、台座7とベース板6の中心部に図示しない通気孔を設け、また、上部ハウジング14の任意の場所に通気孔を形成して外部とつなげることにより、容易に相対圧を検出することも可能となる。
【0021】
また、センサチップ8の台座7と接触している側ではなく、半導体40を設けた側で被測定媒体の圧力を受けることで、従来と同じサイズで、高圧に耐え得ることが可能な半導体圧力センサを安価に提供することができる。
【0022】
この台座7は、ベース板6との対向面にメタライズ層が形成され、後述するベース板6上に半田付けすることにより載置される。
【0023】
下部ハウジング5は、耐熱性及び耐クリープ性の合成樹脂材料である例えばポリファニレンサルファイド(PPS)からなる収納体4を、圧力導入部材3に一体にインサート成型するとともにセンサチップ8,台座7,ベース板6を収納する機能をなすものである。
【0024】
下部ハウジング5内にインサート成型された圧力導入部材3はその圧力導入孔2の入口側を開口し、被測定媒体の圧力を圧力導入孔2を介してセンサチップ8に伝達する役目をなす。下部ハウジング5の下部にはこの下部ハウジング5と一体にネジ部1が形成され、このネジ部1により車両などの測定対象に直接ねじ込まれて固定されるものである。
【0025】
本実施例では圧力導入部材3の収納体4との接触部に凹凸部14を設けることにより、この凹凸部14に収納体4となる樹脂が入り込み気密性及び強度が向上することになる。
【0026】
圧力導入部材3は、例えばステンレス鋼からなる金属材料によって筒状に形成されるものであり、圧力導入孔2の一端部を開放し圧力を導入する入口とし、他端部にはベース板6を配設するための載置部16を設けている。圧力導入孔2の載置部16を設けた側には、センサチップ8等が収納される収納凹部17が形成されている。
【0027】
ベース板6は、略円形部材からなり、台座7の熱膨張係数に近似した熱膨張係数を有するコバール等の金属材料からなり、このベース板6には、圧力導入部材3の載置部15に配設するためのフランジ部18と、台座7と接続する盛り上がった段差部19とを備えている。
【0028】
また、ベース板6には、ベース板6を貫通する導電部材であるリードピン23が設けられており、このリードピン23は、センサチップ8の導電体41と電気的に接続し、半導体40からの出力を伝える金などの導線24が接続されている。
【0029】
ベース板6は、フランジ部16と圧力導入部材3の載置部15とを溶接することによって、圧力導入部材3上に気密に接合される。ベース板6を圧力導入部材3に気密に接続したことにより、被測定媒体の高圧の圧力を漏らすことなく正確に検出することができる。
【0030】
このベース板6に台座7が設けられており、台座7と圧力導入部材3との間に介在して両者の熱膨張係数の違いによる変形量の違いを吸収する中間部材としての役割をなしている。
【0031】
また、ベース板6の段差部19の周囲には、合成樹脂からなる型体である筒状部材20が設けられており、この筒状部材20に段差部19が接合で取り付けられている。
【0032】
このベース板6と筒状部材20とで囲まれる収納部38に台座7とセンサチップ8とが収納されており、さらにこの空間は軟質部材21で満たされて封止されている。この軟質部材21の表面は、凹んでいる。なお、この軟質部材21はフロロシリコーンゲルであり、被測定媒体の圧力はこの軟質部材21を介してセンサチップ8に伝えられる。これにより、半導体40,導電体41,導線24を保護することができる。
【0033】
また、筒状部材20を別体にすることにより、筒状部材20をベース板6に取り付ける前に、リードピン23に導線24を接続する作業を行うことができるので、作業性がよい。
【0034】
収納部38を形成したことにより、この収納部38に軟質部材21を充填するときに、半導体チップ8や後述するリードピン23や導線24を覆うことができる。特に軟質部材21が低粘度の場合でも、半導体40,導電体41,導線24等を確実に覆い保護することができる。
【0035】
また、収納部38は、導線24の高さより高い位置まで、その壁が形成されていれば、半導体40,導電体41,導線24等を確実に覆い保護することができる。また、この収納部38に軟質部材21を充填したときに、軟質部材21内に気体が含まれているか否かを容易に目視などで判断することができ、軟質部材21内に気体が侵入したまま次の製造工程に行くことがなく、品質の安定した半導体圧力センサを提供することができる。
【0037】
なお、本実施例では、圧力導入部材3とベース板6とを電気溶接により接合するため、筒状部材20は合成樹脂により形成されている。合成樹脂により形成することで、電気溶接を行う際に、圧力導入部材3の近くに位置する筒状部材20に電流が流れることがないので、良好な溶接を行うことができる。
【0038】
回路基板9は、図3に示すように、下部ハウジング5の収納体4の開口部4aを覆うものであり、ベース板6を貫通する複数のリードピン23及び金などの導線24により、電気的に接続されるものである。この回路基板9には、センサチップ8からの電気信号を増幅する増幅回路を構成する電子部品43と、前記増幅回路により増幅された電気信号を外部に供給するためのリードピン11とを備えている。
【0039】
回路基板9を覆うように、シールドケース10が設けられている。このシールドケース10は下側に開口を備えており、下部ハウジング5の全周に設けた鍔部25に当接し、シールドケース10と下部ハウジング5とでベース板6,センサチップ8,回路基板9などを収納している。回路基板6に設けたリードピン11は貫通コンデンサ26を介して、このシールドケース10を貫通している。
【0040】
また、シールドケース10,回路基板9,ベース板6は、リードピン27によって電気的に接続されており、シールドケース10,回路基板9に生じたノイズは、ベース板6を介して、さらに、圧力導入部3を介して、図示しない車両に接地される。本実施例では、このリードピン27は、ベース板6に銀あるいは銅による蝋付けにより接続されているが、溶接などによって接続してもよい。このように、ベース板6を圧力導入部材3に溶接などの手段により接触させ、さらに、シールドケース10、回路基板9とを電気的に接続することにより、簡素な構成で、シールドケース10及び回路基板9で発生するノイズが前記車両に接地され、ノイズの影響を受けにくい半導体圧力センサを提供することができる。また、35は、孔部であり、リードピン23を回路基板9に半田付け作業を行えるように設けたものである。
【0041】
リードピン11は、回路基板9に設けられており、センサチップ8により検出され前記増幅回路によって増幅された信号を外部に供給するコネクタ端子12と半田付けされるものである。
【0042】
このコネクタ端子12は、下部ハウジング5と組み合わされてセンサチップ8や回路基板9や増幅回路部7を収納する上部ハウジング11のコネクタ部13により、弾性部材からなる支持部材28を介して案内支持され、上部ハウジング11の外部に導き出される。支持部材28は、シールドケース10に設けた図示しない貫通孔にその一部を挿入すると共に、上部ハウジング14に設けた凹部29に圧入状態ではめ込まれて固定されている。
【0043】
上部ハウジング11は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)からなる樹脂材料により形成され、上部には凹部30を備えたコネクタ部13が形成され、上部ハウジング11の内部からこのコネクタ部13に向けてコネクタ端子12が引き出されるようになっている。
【0044】
また、上部ハウジング11は、下部ハウジング5と組み合わされた時、上部ハウジング11の内面全周に設けた段差部31と下部ハウジング5の鍔部25とで、シールドケース10の開口全周に設けたフランジ32をはさみ付ける。また、下部ハウジング5の側面全周に溝部33を設け、この溝部33にOリング34を設け、上部ハウジング14を設けることにより、Oリング34を設けた部分で機密状態で取り付けることができる。さらに、上部ハウジング11の下側端部全周を内側に折り曲げるように熱加締めを行うことにより下部ハウジング5と固定される。
【0045】
図5,6は、本発明の第2実施例を示すものであり、筒状部材20にセンサチップ8を保護するプロテクタ部36が設けられており、このプロテクタ部36は3つの脚部37を備えている。
【0046】
このプロテクタ部36は、圧力導入孔2と半導体40を備えたセンサチップ8との間に位置しており、圧力導入孔2から侵入する異物によって、軟質部材21に突き刺さり、センサチップ8や導線24等が破損しないように保護するものである。
【0047】
なお、本実施例では、圧力導入孔2側からプロテクタ部36を見た場合に、センサチップ8を覆い隠し、一部導線24が露出する部分がある。この露出した部分は連通部44であり、例えば、図7で示すように、筒状部材20が脱落した際に、プロテクタ部36が圧力導入孔2に接触しても、連通部44により圧力が伝わるように構成したものであり、圧力導入孔2をプロテクタ部36が塞いでしまい、圧力が伝わらなくなることを防止するためである。
【0048】
また、例えば、圧力導入孔2側からプロテクタ部36を見た時に、センサチップ8のみならず導線24などすべてを覆うようにプロテクタ部36を形成したものでもよい。この場合には、プロテクタ部36の圧力導入孔2に向かう面に圧力を伝える連通部44として、切り欠き部を形成してもよい。このように構成することにより、センサチップ8や導線24をより確実に保護することができるとともに、筒状部材20が脱落した際に、圧力導入孔2をプロテクタ部36が塞いでしまい、圧力が伝わらなくなることを防止することができる。
【0049】
また、圧力導入孔2の入り口の径と、センサチップ8側の径との大きさが異なる場合は、入り口側の径ではなく、センサチップ8側の径より大きいものであればよい。
【0050】
また、このプロテクタ部36を筒状部材20と一体に形成したことにより、筒状部材20とは別体にプロテクタ部36を設けた場合に比べて、筒状部材20と一体に形成したプロテクタ部36が圧力導入孔2より脱落する虞がない。
【0051】
なお、前記各実施例では、センサチップ8はシリコンのピエゾ抵抗効果を利用したもので、シリコンチップ40上に半導体プレーナ技術によって拡散抵抗を作成し、その裏面をエッチングして圧力に感応する薄いダイアフラム42としたものであり、この半導体40,導電体41をシリコンチップ39、台座7を介して間接的にベース板6に設けたものであるが、前記実施例に限定されるものではなく、半導体,導電体を用いるものであれば、例えば、ベース板6上に図示しない絶縁層を介して直接半導体,導電体を蒸着により設け、さらにこのベース板6に薄いダイアフラムを設けたものを用いてよい。この場合、前記実施例に比べて、台座7及びシリコンチップが不要となる。
【0052】
なお、前記各実施例は、高圧の圧力を検出する半導体圧力センサであったが、低圧を検出する半導体圧力センサに本発明の構造を適用してもなんら問題はない。
【0053】
【発明の効果】
以上本発明によれば、所期の目的を達成することができる半導体圧力センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す上面図である。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】図1中のA−A線の断面図である。
【図4】同実施例の要部拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部を示す断面図である。
【図6】同実施例の圧力導入孔側から見た正面図である。
【図7】同実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ネジ部
2 圧力導入孔
3 圧力導入部材
4 収納体
4a 開口部
5 下部ハウジング
6 ベース板(金属板)
7 台座(ガラス)
8 センサチップ
9 回路基板
10 シールドケース
11 リードピン
12 コネクタ端子
13 コネクタ部
14 上部ハウジング
15 凹凸部
16 載置部
17 収納凹部
18 フランジ部
19 段差部
20 筒状部材(型体)
21 軟質部材
22 凹部
23 リードピン
24 導線
25 鍔部
26 貫通コンデンサ
27 リードピン
28 支持部材
29 凹部
30 凹部
31 段差部
32 フランジ
33 溝部
34 Oリング
35 孔部
36 プロテクタ
37 脚部
38 収納部
39 シリコンチップ
40 半導体
41 導電体
42 ダイヤフラム
43 電子部品
44 連通部
Claims (4)
- 被測定媒体の圧力を導入する圧力導入孔を圧力導入部材に設け、半導体を備え、前記半導体を直接的あるいは間接的に備えたベース板を設け、前記圧力導入孔から導入される前記被測定媒体の圧力を受けて、前記半導体により前記被測定媒体の圧力を検出する半導体圧力センサであって、前記半導体と電気的に接続する導電体を直接的あるいは間接的に前記ベース板に設け、前記ベース板に前記半導体からの出力を伝える導電部材を設け、前記導電体と前記導電部材とを電気的に接続する導線を設け、少なくとも前記半導体,前記導電体,前記導線を覆う軟質部材を備え、前記ベース板に、前記ベース板とは別体の型体により前記軟質部材を収納する収納部を設け、少なくとも前記半導体を保護するプロテクタ部を前記圧力導入孔と前記半導体との間に位置するように前記型体に一体に設け、前記軟質部材を介して、前記半導体で、前記被測定媒体の圧力を受けるとともに、前記半導体が前記圧力導入孔に臨むように、前記ベース板を前記圧力導入部材に気密に接続することを特徴とする半導体圧力センサ。
- 前記ベース板と前記圧力導入部材を金属により形成し、前記型体を合成樹脂により形成したことを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ。
- 前記プロテクタ部と前記型体とを脚部によって接続したことを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ。
- 圧力を伝える連通部を前記プロテクタ部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ。
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