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JP4101204B2 - 光ファイバ素線 - Google Patents

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JP4101204B2
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Description

本発明は、光ファイバ素線に関するものである。
光ファイバ素線は、光ファイバの強度劣化を防ぐために、線引き後のガラス光ファイバにすぐに被覆を施す方法により製造される。一般的には二層の被覆層が設けられ、ガラス光ファイバを直接被覆する一次被覆層(以下プライマリ層という)には外力の影響がガラスに伝わらないようにするためヤング率1〜10MPa程度の軟質の樹脂が使用され、プライマリ層上に施される二次被覆層(以下セカンダリ層という)には外力から保護するためにヤング率100〜1000MPa程度の硬質の樹脂が用いられている。
光ファイバの被覆材料としては、シリコン樹脂や紫外線硬化型樹脂が用いられている。中でも紫外線硬化型樹脂は高密度化しやすく、直径250μmの光ファイバ素線の製造に適していることから、最も多く使用されている。
また、紫外線硬化型樹脂としては、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系があるが、ウレタンアクリレート系樹脂は機械強度や架橋速度に優れているため、被覆材料として最もよく用いられている。
ウレタンアクリレート樹脂は、長鎖部を有するポリオール成分とイソシアネートと不飽和二重結合を有するヒドロキシアクリレートからなる反応性オリゴマーと、同じく不飽和二重結合を有する反応性多官能及び/又は反応性単官能アクリレートモノマーやビニルモノマー、及び光重合開始剤、そして種々の添加剤から構成されるものであり、紫外線照射により光重合開始剤がラジカル化し、オリゴマーやモノマーの不飽和二重結合部分が重合し架橋する。オリゴマーのポリオール成分としては、ポリプロポレングリコール、エチレンオキサイド-ブタジエンオキサイド共重合体やポリテトラメチレングリコール(以下PTMGという)が使用されている。中でもPTMGは、耐熱性が高く、また剛性を得られやすい等の特徴があり、特に硬質材料(セカンダリ材)として用いられることが多い。
しかし、PTMGは融点がおおよそ20℃付近であり、他のポリエーテルに比較して結晶性が高いため、低温下で固化する等の作業性に劣る面もある。PTMGそのものは光硬化反応には関与しないため、PTMGが被覆層中に未反応物として存在すると、紫外線照射によって硬化被覆層を形成した後もそのまま被覆層中に残留することになる。PTMGのような結晶性物質が被覆層中に一定量以上残存した状態で、低温環境下に長期間曝されると、結晶性物質が被覆層中で結晶化して析出し、光ファイバの伝送損失に悪影響を与える場合のあることが、例えば特開2002−362947や特開2003−2701に記載されている。
すなわち、被覆層内に結晶性物質が析出して成長すると、成長した結晶性物質にガラス光ファイバを押す力が発生し、光ファイバ伝送損失を増大させることが明らかとなっている。
また、特開2002−362947にあるように、二層被覆構造の光ファイバ素線において結晶性物質がセカンダリ層に含まれていても、セカンダリ層の架橋構造と結合せずに残り、そして、プライマリ層に移行して、やはり同様の現象を引き起こすことも明らかとなっている。
一方、特開2002−220261にあるように、側鎖の存在が物理的な障害となってポリエーテルポリウレタンの凝集・結晶化を防止することから、アルキル基を側鎖として有するポリオキシアルキレン構造(例えばポリプロピレングリコール)のポリエーテルポリウレタンを主成分とした紫外線硬化型樹脂も提案されている。
しかし、このような非晶性のポリエーテルポリウレタン系紫外線硬化型樹脂を最外層に用いた場合、表面摩擦係数が大きく増加し、ボビン巻き時のOTDR段差ロス発生が著しく増加し、作業性を損なう等の問題も抱えていることも明らかとなっている。
したがって、慣用のPTMGをポリオール成分とするウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂を用いて、長期間の使用においても結晶析出に由来する伝送損失を生じない光ファイバ素線を得ることが望まれていた。
なお、本発明における結晶性物質とは、約10℃の一定環境条件において、結晶化又は固化する物質を指す。
特開2002−362947 特開2003−2701 特開2002−220261
本発明は、上記課題を解決し、良好な作業性を維持しつつ、低温で長期間放置した場合であっても、被覆層内での析出物発生による伝送損失増加を十分に防止しうる良好な光ファイバ素線を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決するにあたり、鋭意検討した結果、光ファイバ素線における被覆層を、ポリテトラメチレングリコールをポリオール成分として含むポリエーテルポリウレタン系紫外線硬化型樹脂で構成し、ポリオール成分の数平均分子量を一定の範囲とすること及び/又は被覆層中の結晶性物質を一定量以下とすることによって、上記課題の解決を達成されることを見出したのである。
即ち、本発明の第1の態様は、層以上の紫外線硬化型樹脂からなる被覆層を備え、前記被覆層の最外層は、直鎖状ポリオキシアルキレン構造を骨格種とするポリエーテルポリウレタンを含み、前記直鎖状ポリオキシアルキレン構造を形成するポリオール成分が、数平均分子量500以上1300以下のポリテトラメチレングリコールのみからなることを特徴とする光ファイバ素線である。
本発明の第2の態様は、前記紫外線硬化型樹脂からなる被覆層は、最外層であることを特徴とする光ファイバ素線である。
本発明の第3の態様は、前記ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が500以上1300以下であることを特徴とする光ファイバ素線である。
本発明の第4の態様は、前記被覆層中の結晶性物質が0.3重量%以下であることを特徴とする光ファイバ素線である。
本発明の光ファイバ素線によれば、光ファイバ素線の取り扱い時の作業性を低下させることなく、かつ低温に長期間放置された場合であっても、被覆層内に伝送特性に影響を与えるような析出物の発生を十分に防止することができ、良好な伝送特性を確保できる。
以下、本発明の光ファイバ素線について詳しく説明する。
本発明の光ファイバ素線は、紫外線硬化型樹脂からなる1層以上の被覆層を備える。前記紫外線硬化型樹脂としては、直鎖状ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分と、その両末端にイソシアネートを介して結合させたエチレン性不飽和基を有するヒドロキシアクリレートからなるポリエーテルウレタン系オリゴマーと、反応希釈剤としての不飽和二重結合を有する反応性多官能及び/又は反応性単官能アクリレートモノマーやビニルモノマー、及び光重合開始剤、そして種々の添加剤から構成されるものである。
先ず、ポリエーテルウレタン系オリゴマーについて説明する。
ポリオキシアルキレン構造を有するポリオールとしては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリデカメチレングリコール、二種以上のイオン重合性環状化合物を開環共重合させて得られるポリエーテルジオール等を挙げられる。ここで、イオン重合性環状化合物としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオキシド、3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオキサン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネート、ブタジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビニルシクロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジルエステル等の環状エーテル類が挙げられる。これらは一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。上記二種以上のイオン重合性環状化合物の具体的な組合せとしては、テトラヒドロフランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエチレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオキシド等が挙げられる。さらに、ポリオキシアルキレン構造を有するポリオールは、例えばPTMG650(三菱化学(株))、1000(同)、1300(同)、2000(同)、PT3000(保土谷化学)、PPG1000(旭オーリン(株))、PPG2000(同)、EXCENOL2020(同)、EXCENOL1020(同)、PEG1000(日本油脂(株))、ユニセーフDC1100(同)、ユニセーフDC1800(同)、PPTG2000(保土ヶ谷化学)、PPTG1000(同)、PTG400(同)、PTGL2000(同)等の市販品として入手することも可能である。これらも一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。
これらのうち、本発明に必要なポリオキシアルキレン構造を有するポリオールは、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリデカメチレングリコール等の、メチル基やエチル基等の炭化水素鎖を側鎖として保持しない、いわゆる直鎖型のポリオキシアルキレン構造のジオールが好ましく、特にポリオキシアルキレンとして炭素数3−5が好ましい。
PTMGの分子量を決めるにあたって、その分子量分布は、末端基定量法、膜浸透圧法やゲル浸透クロマトグラフ(GPC)法などで測定することができる。
PTMGの分子量と結晶化の関係は次のように考えられる。
PTMGは結晶性物質である。一般に、高分子化合物の結晶化は、融点以下に冷却されたときに分子同士が規則正しく重なりあい配列する現象である。PTMGは、テトラメチレンオキサイドを繰り返し単位とした、長鎖構造を有する高分子化合物であり、この長鎖構造部分の長いほどすなわち分子量が大きいほど、結晶化の傾向が大きくなる。特に被覆層のような架橋構造内において、この分子量の大きさの影響が顕著となることが明らかとなった。従って、低温下における結晶性は数平均分子量によって大きく変わることが本発明における鋭意検討の結果明らかとなってきた。
また、数平均分子量が大きくなるほど結晶化しやすくなる傾向があることが明らかとなった。
すなわち、本発明に用いるポリテトラメチレングリコールの数平均分子量は500以上1300以下が好ましい。1300よりも大きいと、両末端にエチレン性不飽和基を有する状態のPTMGオリゴマーが硬化不足で残留した場合でも析出する懸念があり、また500よりも小さいと、剛性が高くなり、最外層としての物性が得られなくなる。
なおPTMGそのものは、光ファイバの被覆用途以外にもコーティング材、スパンデックス、各種エラストマー、人工・合成皮革、塗料、等各種用途としても使用されており、数平均分子量別のグレードが、保土谷化学、三菱化学、旭化成等から細かく市販されている。
前述したように、PTMGは、その結晶性から、低温下において被覆内に結晶として析出することがある。従って、本発明の光ファイバ素線が、光ケーブルとして用いられ、長期間低温環境に曝されても、被覆層中での結晶性物質が結晶化し、成長して伝送損失に悪影響を与えることを防止するためには、硬化・架橋反応によってその被覆層中に未反応で残存する結晶性物質量を減少させ、0.3重量%以下とすることが好ましい。
次に、イソシアネートとしては、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3′−ジメチルフェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等を挙げることができる。これらは一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。
エチレン性不飽和基を有するヒドロキシアクリレートとしては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
このうち、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを好ましいものとして挙げることができる。これらは一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。
ポリエーテルウレタン系オリゴマーは、上記成分を用いて、公知の製法、例えば、
製法1
ポリオールとイソシアネートとを反応させた中間生成物に、エチレン性不飽和基含有化合物を反応させる。
製法2
イソシアネートとエチレン性不飽和基含有化合物を反応させた中間生成物に、ポリオールを反応させる。
製法3
ポリオール、イソシアネート、エチレン性不飽和基含有化合物を同時に反応させる。
といった方法により製造されることができる。
この際、オリゴマー全体に対し、ポリオール成分は40重量%から80重量%の範囲、イソシアネートは10重量%から40重量%の範囲、エチレン性不飽和基含有化合物は5重量%から30重量%の範囲で反応させる。
本発明の光ファイバ素線を構成する紫外線硬化型樹脂は、上記ポリエーテルウレタン系オリゴマーに加え、さらに反応希釈剤としての不飽和二重結合を有する反応性多官能及び/又は反応性単官能アクリレートモノマーやビニルモノマー、及び光重合開始剤、そして種々の添加剤から構成される。
また反応希釈剤として用いられる不飽和二重結合を有する反応性多官能及び/又は反応性単官能アクリレートモノマーやビニルモノマーとしては以下が挙げられる。
単官能性化合物:2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フエノキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メチルトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、N−ビニルカプロラクタム、ビニルフエノール、アクリルアミド、酢酸ビニル、ビニルエーテルが挙げられる。
多官能性化合物:トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエンジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシプロピル(メタ)アクリレート、トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、およびトリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
これら反応性希釈剤としてのモノマーは、紫外線硬化性樹脂全体に対して、10重量%から65重量%の範囲で用いられる。これらは一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。
また、光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフエニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フエニルアセトフエノン、アセトフエノン、ベンゾフエノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフエニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフエノン、4−クロロベンゾフエノン、4,4′−ジメトキシベンゾフエノン、4,4′−ジアミノベンゾフエノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフエニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプロパン−1−オン、チオキサントン系化合物、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フエニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフエニルフオスフインオキサイド等が挙げられる。
これら光重合開始剤は、紫外線硬化性樹脂全体に対して、0.5重量%から5重量%の範囲で用いられる。これらは一種類で用いても、二種類以上組み合わせて用いてもよい。
更に上記以外の各種添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、保存安定剤、可そ剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を必要に応じて配合することも可能である。
最も一般的な2層被覆の光ファイバ素線を具体例とした場合、内層のプライマリ層は、ガラス光ファイバの外周表面に塗布され、紫外線により硬化されて、外径180μm〜200μmとなるように被覆されることが好ましく、緩衝層としての役割を有するため硬化時のヤング率は0.8MPa〜10MPaが好ましく、特に1MPa〜3MPaが好ましい。
また、プライマリ層に用いられる材料は、表面摩擦特性は関係なく、及び低ヤング率を確保することから、結晶性よりは、むしろ非晶性、例えばポリプロピレングリコールや、ブチレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体のようなアルキル基側鎖を有するポリオキシアルキレンジオールタイプの方が好ましい。
また外層のセカンダリ層は、外径240〜250μmとなるように被覆されることが好ましく、光ファイバの保護層としての役割を有するために、硬化時のヤング率は100〜1000MPaが好ましく、特に500〜900MPaが好ましい。また、表面摩擦係数が0.15〜0.45、好ましくは0.25〜0.4、より好ましくは0.25〜0.35であることが好ましい。
次に、本発明の内容を、実施例及び比較例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
各実施例、比較例に使用される紫外線硬化型樹脂は下記の通り調整した。
なお、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量は、その原料となるテトラヒドロフランを開環重合反応させる際の反応温度及び反応時間を調節することによって調整可能である。本発明においては各種市販グレードPTMGを用いることで実施例・比較例を調整した。
また、紫外線硬化型樹脂中のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーと反応性希釈剤及び光開始剤の構成比は、次の通りである。
混合比率:ポリエーテルポリウレタンアクリレート系オリゴマー(60重量%)、反応性希釈モノマー(37重量%)、光重合開始剤(3重量%)
プライマリ材:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量4000のポリプロピレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する単官能アクリレートモノマー(東亜合成(株)製M113)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をプライマリ材料として実施例及び比較例、共通に用いた。 上記プライマリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量150mJ/cmでの硬化条件で、1.4MPaである。
セカンダリ材A:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で670MPaである。
セカンダリ材B:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量1300のポリテトラメチレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で700MPaである。
セカンダリ材C:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量1000のポリテトラメチレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で720MPaである。
セカンダリ材D:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量650のポリテトラメチレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で800MPaである。
セカンダリ材E:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量400のポリテトラメチレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で1200MPaである。
セカンダリ材F:ポリオキシアルキレン構造のポリオール成分として数平均分子量1000のポリプロピレングリコールを骨格種とし、その両末端に2,4−トリレンジイソシアネートを介して2−ヒドロキシエチルアクリレートを有する構造のポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーに、不飽和二重結合を有する多官能アクリレートモノマー(1,6ヘキサンジオールジアクリレート)、単官能アクリレートモノマー(イソボルニルアクリレート)やビニルモノマー(N―ビニルピロリドン)を反応性希釈剤として加えて構成比を調整し、さらに光開始剤(BASF社製ルシリンTPO)を加えた材料をセカンダリ材料に用いた。上記セカンダリ材料の常温ヤング率は、製造条件と同じ照射量100mJ/cmの硬化条件で610MPaである。
上記のプライマリ材、もしくはセカンダリ材のいずれか一方に下記の結晶性物質を添加した。
結晶性物質a:数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコール
結晶性物質b:数平均分子量1300のポリテトラメチレングリコール
結晶性物質c:数平均分子量1000のポリテトラメチレングリコール
結晶性物質d:数平均分子量650のポリテトラメチレングリコール
結晶性物質e:数平均分子量400のポリテトラメチレングリコール
ここで、このように結晶性物質を樹脂に添加した理由は、露悪的に規定量の結晶を析出させることが難しいためであり、上記のように改めて用意した結晶性物質を添加することにより、規定量の結晶の析出を再現するためである。
次に、線引装置を用いて次のようにして光ファイバ素線を製造した。先ず光ファイバ母材の先端を加熱した線引炉に挿入し、溶融線引して、コア径が約10μm、外径が約125μmのガラス光ファイバを得た。これを、プライマリ層用紫外線硬化型樹脂を入れたダイスに通してその樹脂をガラス光ファイバに塗布し、続いてこれに紫外線照射装置にて紫外線を照射して硬化させ、外径約195μmとした。次に、一次被覆層を形成した光ファイバを、セカンダリ層用紫外線硬化型樹脂を入れたダイスに通してその樹脂を塗布し、続いてこれに紫外線照射装置にて紫外線を照射して硬化させ、外径約250μmの光ファイバ素線とした。
実施例、比較例の構成、及び評価結果を表1に示す。
Figure 0004101204
(1) 表面摩擦係数測定(特開2003-322775)
特開2003-322775に示される方法で素線表面の動摩擦係数を測定した。まず、水平なテーブル上に2本の光ファイバ素線を平行に固定した。さらに別の2本の光ファイバ素線を滑り片底面に水平に固定し、テーブル上に固定された光ファイバ素線の上に光ファイバ素線が直角に交差するように積載した。その後、滑り片はスプリング及び牽引糸を介してロードセルに固定され引張り速度300mm/minで引張り試験を行った。このときの滑り片重さは85gf、スプリングは基準荷重0.29N、バネ定数0.031N/mm若しくは基準荷重0.49N、バネ定数0.047N/mmとした。ロードセルは滑り片が移動した後、100mm移動した位置で停止させ、得られた摩擦力プロファイルから移動開始時の力を除いた移動中の摩擦力を平均したものを動摩擦力とし、更に、動摩擦力を滑り片重さで除した値を表面摩擦係数とした。
(2) OTDR段差ロス発生度
光ファイバ素線を25km毎に小型ボビンに巻き返した時の、OTDR段差ロス発生頻度を測定した。その減衰曲線おいて損失が階段状に大きくなる箇所のうち、前後100m区間の損失平均値の差が0.03dB以上となるものOTDR段差ロスとしてカウントし、カウント数が2回以下を○、2回よりも多い場合を×とした。なお、測定波長は1550nmとした。
(3) 低温における伝送損失測定
この光ファイバ素線1000mを束取り状態で、温度2℃で半年間放置し、放置後の波長1550nmにおける伝送損失を同温度で測定した。伝送損失が0.20dB/km以下を○とし、0.25以下を△、0.25dB/kmを越えるものを×とした。なお、測定波長は1550nmとした。
比較例1より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いると、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が2000という大きい値のとき、段差ロスも伝送損失の増加も生じないことがわかる。
比較例より、最外層にポリプロピレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いると、段差ロスが生じることがわかる。
実施例より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が1300であり、かつ層内の結晶量が0.3重量%であるという本発明の範囲内であると、段差ロスも伝送損失の増加も生じないことがわかる。
実施例より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が1000であり、かつ層内の結晶量が0.3重量%であるという本発明の範囲内であると、段差ロスも伝送損失の増加も生じないことがわかる。
比較例3より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が2000という大きい値のとき、層内の結晶量が0.3重量%であっても伝送損失の増加を生じることがわかる。
実施例より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が650であり、かつ層内の結晶量が0.3重量%であるという本発明の範囲内であると、段差ロスも伝送損失の増加も生じないことがわかる。
実施例より、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が650という小さい値であると、層内の結晶量が0.5重量%であっても、段差ロスも伝送損失の増加も生じないことがわかる。一方、実施例より、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が、1300という大きい値のとき、層内の結晶量が0.5重量%であると、伝送損失の増加を生じることがわかる。
比較例は、低温における伝送損失の増加は生じなかったが、光ファイバ素線を小型ボビンに巻き返した状態においても伝送損失が0.20dB/kmを越えていたため、低温下に放置後の伝送損失も0.20dB/kmを超えた。すなわち、最外層にポリテトラメチレングリコールを骨格種とするポリエーテルウレタンアクリレート系オリゴマーを含有する層を用いたとき、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が400という小さい値であると、初期状態において大きな伝送損失となる。それは、セカンダリ材の剛性が高くなり、セカンダリ材自身からの側圧が発生するためと考えられる。
なお、比較例以外の光ファイバ素線に関しては、巻き返し後の1550nmにおける伝送損失は全て0.20dB/km以下であった。

Claims (2)

  1. 層以上の紫外線硬化型樹脂からなる被覆層を備え、前記被覆層の最外層は、直鎖状ポリオキシアルキレン構造を骨格種とするポリエーテルポリウレタンを含み、前記直鎖状ポリオキシアルキレン構造を形成するポリオール成分が、数平均分子量500以上1300以下のポリテトラメチレングリコールのみからなることを特徴とする光ファイバ素線。
  2. 前記被覆層中の結晶性物質が0.3重量%以下であることを特徴とする請求項に記載の光ファイバ素線。
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