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JP4098101B2 - 同期された油圧アクチュエータを備えるアクチュエータ組立体 - Google Patents

同期された油圧アクチュエータを備えるアクチュエータ組立体 Download PDF

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JP4098101B2
JP4098101B2 JP2003013125A JP2003013125A JP4098101B2 JP 4098101 B2 JP4098101 B2 JP 4098101B2 JP 2003013125 A JP2003013125 A JP 2003013125A JP 2003013125 A JP2003013125 A JP 2003013125A JP 4098101 B2 JP4098101 B2 JP 4098101B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期式油圧アクチュエータに関し、ターボジェットの可変排気断面ノズルの移動フラップを同時に駆動することに具体的な応用例を有する。しかし、本発明は、他の応用例に、例えば、ガスタービン圧縮機用のステータの可変角度ブレードを制御するための制御リングを駆動するために使用可能である。
【0002】
【従来の技術】
可変断面ノズルの知られている1つの実施形態では、これらの移動フラップを、制御を受けるフラップ(このフラップには従動フラップが伴う)に対して作用する1組の複数の油圧アクチュエータによって駆動する。これらの制御を受けるフラップを、アクチュエータのロッドにまたはこれらのアクチュエータが作用する共通制御リングに枢着したリンクによって駆動する。機械的な手段によって、同期していない従動フラップとは独立に、制御を受けるフラップを確実に同期させる。このように確実に自己同期しているように機械的に設計したノズルには、コストおよび大きさの点でかつ高温時に擦れ合いを起こす部品が存在するために欠点が生じる。
【0003】
別の解決策は、フラップ間の摩擦またはジャミングさえも回避するために、1組の複数のフラップを同期するように制御することからなり、この解決策では、より大きなアクチュエータの力が必要であり、かつフラップの寿命に影響する損傷に繋がるおそれがあり、同期機能はアクチュエータが全てを担う。
【0004】
都合の悪いことに、どうしても特性がばらつくので、これらのアクチュエータを共通の作動油マニホルドから制御するときでさえ、実際にアクチュエータロッドの同時変位を実現するのは不可能なことが知られている。
【0005】
この問題を解決するために、フランス特許文書FR96/14565号に提案がなされているが、それは、アクチュエータのピストン間の機械的な連結を、歯車と噛み合う歯付きリングを使用して実現するものであり、それぞれの歯車は、ピストンの並進運動を歯車の回転運動に変換するスクリューナットシステムによってアクチュエータのピストンに結合してある。
【0006】
実際に、このような同期装置は、確実にアクチュエータのピストンを同時に変位させることができるが、この装置には、ピストン間の変位差を克服するのに必要な力を伝達できる歯付きリングが必要であり、したがって相対的に重量がありかつ大型のリングが必要である。
【0007】
【特許文献1】
仏国特許出願公開第96/14565号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一目的は、このような欠点をもたらすことのない、同期された油圧アクチュエータを備えるアクチュエータ組立体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的の実現は、
油圧制御回路と、
シリンダとこのシリンダ内部の、油圧回路に接続する2つの小室を画定するピストンとを有する主アクチュエータと、
シリンダとこのシリンダ中の2つの小室を画定するピストンを有する少なくとも1つの従属アクチュエータであって、それらの小室の少なくとも第1の小室が、方向制御弁の出口に接続され、その制御弁が、油圧回路と、制御部材であって、その位置がこの従属アクチュエータの第1小室内の圧力を決定する制御部材とに接続されている少なくとも1つの従属アクチュエータと、
従属アクチュエータに設けた制御弁の制御部材の位置を制御することによって、主アクチュエータのピストンの変位に合わせて従属アクチュエータのピストンの変位をサーボ制御される様態で、主アクチュエータのピストンのその変位を、従属アクチュエータに設けた制御弁の制御部材に伝達するための機械式伝達装置とを備える組立体によってなされる。
【0010】
したがって、このまたは各従属アクチュエータでは、機械的に伝達される主アクチュエータのピストンに関する基準位置が、従属アクチュエータのピストンに直接適用されないで、従属アクチュエータに設けられかつ機械的な基準信号の油圧増幅装置として作用する制御弁に適用される。このように、主アクチュエータのピストンの変位を、重量が軽い手段によって機械的に伝達することができる。
【0011】
本アクチュエータ組立体の特徴によれば、この機械式伝達装置が、主アクチュエータのピストンの並進における変位を主歯車の回転運動に変換する装置と、主歯車の回転運動を従属歯車に伝達する装置と、従属歯車の回転運動をこのまたは各従属アクチュエータに設けた制御弁の制御ロッドの並進における変位に変換する装置とを備える。
【0012】
有利なことに、従属歯車の回転運動を制御ロッドの並進における変位に変換する装置が、第1スクリューナットシステムによって形成されており、そのシステムではこのスクリューが制御ロッドによって担持されている。次いで、このアクチュエータ組立体は、第2スクリューナットシステムであって、ナットとして動作する従属アクチュエータのピストンの並進における変位を、この第2スクリューナットシステムのスクリューの回転運動に変換するための第2スクリューナットシステムを含むように実施されており、制御ロッドと第2スクリューナットシステムのスクリューとが、制御ロッドの回転運動とこのスクリューの回転運動とが打ち消し合う様態で嵌め合い、さらに制御ロッドに伝達される主アクチュエータのピストンの変位と従属アクチュエータのピストンの変位とが同期されている限り、制御ロッドが、並進を停止したままである。
【0013】
回転運動を主歯車から従属歯車に伝達する装置が、例えば、これらの歯車と噛み合うラックを担持する可撓性の直線転がりベアリングによって構成されている。
【0014】
このまたは各従属アクチュエータは、前記従属アクチュエータに設けた制御弁に接続する第1小室と、主アクチュエータの小室と接続し合う第2小室とを有することができる。
【0015】
1つの変形形態では、このまたは各従属アクチュエータに、この従属アクチュエータの第1および第2小室に接続する2元出口制御弁を設けることができる。
【0016】
これらのアクチュエータのピストンが、共通の制御リングに連結されるとき、このアクチュエータ組立体が1つの主アクチュエータと2つの従属アクチュエータとを有することが好ましい。少なくとも1つの追加的なアクチュエータが必要ならば、この追加的なアクチュエータは、主アクチュエータと並列に油圧回路に接続される従動アクチュエータでよく、1つの主アクチュエータと2つの従属アクチュエータの存在が、所望の同期を確保するには十分である。
【0017】
非限定的な例として以下に行う説明を読みかつ添付の図面を参照すれば、本発明をさらに適正に理解されよう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下の説明では、可変式ガス排出断面を有するターボジェットのノズルフラップなどのフラップを駆動するためのアクチュエータ組立体を参照する。
【0019】
図1は、主アクチュエータ10、2つの従属アクチュエータ20、従動アクチュエータ30、主アクチュエータと従属アクチュエータの間の機械式伝達装置40、およびノズル制御用の油圧回路50を備える本発明によるアクチュエータ組立体を示す。
【0020】
図示の例では、アクチュエータ10、20および30が制御リング60に対して作用し、制御リング60を移動ノズルフラップ64に連結するリンク62が、この制御リングに枢着してある(1つのみのリンク62および1つのみのフラップ64を、アクチュエータ組立体および制御リングの平面展開図である図1に示す)。
【0021】
アクチュエータの合計数は、組立体を静的平衡状態に構成するために、3つ以上になるように選択することが好ましい。3つのアクチュエータを使用するとき、1つは主アクチュエータとして動作し、かつ他の2つは従属アクチュエータとして動作するが、これらの従属アクチュエータの変位を、主アクチュエータの変位に合わせてサーボ制御する。4つ以上のアクチュエータを備える場合は、これらのアクチュエータを望ましくない過大寸法にする必要なしでリングを変位させるのに必要な力を発生させるために、主アクチュエータおよび2つの従属アクチュエータによって望ましい同期を確実にすることができる限り、追加的な(1または複数の)アクチュエータ(単一の追加アクチュエータを図1の実施形態に示す)を、主アクチュエータと並行して油圧制御回路によって動力供給を受ける(1または複数の)従動アクチュエータとして実装することができる。
【0022】
本発明のアクチュエータ組立体を制御リングなしで使用し、これらのアクチュエータを、それぞれのリンクによって、フラップまたは同期して動かすべき他の移動部材に直接連結できることを理解されたい。
【0023】
図1および2にさらに詳細に示す実施形態では、主アクチュエータ10が、シリンダ100を備え、このシリンダは、その内部で軸方向に移動可能でありかつヒンジ106を介して制御リング60に連結する一端を有するロッド104に固着されているピストン102を有する。ロッド104およびピストン102を備えるこの組立体は、シリンダ100を密閉する漏れ止めベアリング101によって並進するように案内されている。シリンダ100に連結する本体105と、ロッド104の内腔104a内に取り付けたロッド107とを有する直線位置センサは、このアクチュエータの行程全体にわたるロッド104の位置を測定する役目を果たす。この位置センサが供給する信号が、移動フラップの実際の位置を表し、かつノズル構成を制御するための制御ユニットに伝達される。シリンダ100は、ロッド104が貫通して突出するその端部から遠隔のその後端を、ヒンジ110を介して壁部70に装着してある。
【0024】
ピストン102は、シリンダ100の内部容積を2つの小室112および114に再分割する。後部小室112を、配管120によってノズルを制御するための油圧回路50に接続すると共に、前部小室114を、配管122を介してこの回路50に接続する。
【0025】
スクリューナットシステム130が、ピストン102の直線並進運動を回転運動に変換する。このシステムでは、ナット132が、ピストンロッド104に固着してあるタブ134に取り付けた一端を有する円筒形ロッドの形態にある。このロッド132の他端には、盲軸穴136に対する開口部があり、この軸穴には、その長さの少なくとも一部にわたって内部ねじ山138が設けてある。ロッド132は、シリンダ100本体に固着してある(例えば、一体成形した)本体142内部に形成したハウジング140内で滑動することができる。
【0026】
スクリューナットシステム130のスクリュー144が、ナット132内部の穴136に噛み合うねじ山付き部分144aを有する。このスクリュー144は、ねじ切りしていないその他端144bが本体142中に取り付けたベアリング146によって受けてある。
【0027】
スクリュー144が、本体142外側の主歯車150を回転させる。この歯車150を、スクリュー144の端部に直接取り付けるか、または図2に示すように、スクリュー144と一緒に回転するように拘束されているが、それに対して相対的に軸方向へ自由に並進するロッド152の端部に装着できる。スクリュー144とロッド152の間の回転連結を、例えば、正方形のロッドによって、またはスクリュー144とロッド152の部分に形成されかつ相互に係合する相補的な形状を有する平坦部によって実現する。必ずしも正確に心合しているとは限らない2つの部分間で、ジャミング状態にならずに回転運動を伝達するものであれば、他の任意の機械的手段を使用することもできよう。ロッド152を、本体142に取り付けたキャップ中に収容したベアリング154によって受ける。このような配置によって、主歯車150の装着が容易になる。
【0028】
この主歯車150は、機械式伝達装置40(図3および4を参照)のラック部402と噛み合う。
【0029】
図2の実施形態では、ピストン102の動きを歯車150に伝達するシステム130が、シリンダ100の一方の側に配置してある。
【0030】
1つの変形形態では、少なくとも1つの従動アクチュエータを使用するとき、図1に図示したように、位置センサ105、106を従動アクチュエータ内部に軸方向に装着して、主アクチュエータ10を小型にできるように、シリンダ100に対して相対的に軸方向にシステム130を収容できる余地を残すことが可能である。
【0031】
伝達装置40は、例えば、フランスのIntertechnique社が「Teleflex Syneravia」という品名で販売しているタイプの可撓性の直線転がりベアリング400によって有利に形成可能である。それは、2つの条片406と408の間を滑動する可撓性の金属芯404を備え、かつボールまたはローラ410、412をその間に介在させて、その組立体全体を静止鞘部414内に収容する。
【0032】
主歯車150との連結部では、この鞘部414と条片406の一方を切断し、その条片406の切断両端部は、ボール410のためのハウジングを閉鎖するように折り曲げてある。ラック部402をこのように露出した芯404の一部に取り付けて(例えば、溶接して)、そのラック部が確実にこの芯と一緒に滑動するようになっている。防護ハウジング416が、ラック402、直線転がりベアリング400の残部との接続域、および主歯車150を閉じ込める。このハウジング416は、アクチュエータ10および鞘部414に取り付けてある。歯車150を受けるロッド152は、ハウジング416が保持するベアリング418を貫通する。図1と同様に図4において、この伝達装置40を平面展開した構成で示す。
【0033】
従属アクチュエータ20(図1、5および6)が、ピストン202を有するシリンダ200をそれぞれ備え、このピストンは、シリンダ内部で軸方向に移動可能であり、かつヒンジ206を介して制御リング60に連結するロッド204に固着してある。シリンダ200は、その前端がロッドベアリング201によって密閉されており、このベアリングは、それを漏れ止め様態で貫通するロッド204を有する。シリンダ200は、ロッド204が貫通して突出するその端部から見て対向するその後端が、ヒンジ210を介して壁部70に装着してある。
【0034】
このピストン202は、シリンダ200の内部容積を2つの小室212および214に再分割する。後部小室212を、配管220を介して回路50に接続すると共に、前部小室214が方向制御弁260を介して供給を受けるが、この制御弁の出口は、配管216を介してこの小室214に接続している。
【0035】
制御弁260は、シリンダ262を備え、このシリンダが、その内部で滑動可能に装着した制御ロッド264と、3つの小室270、272および274を画定するように支持肩部266および268を有する。この制御弁は、配管276を介して、その両端が回路50の低圧流体出口BPに接続すると共に、配管278を介して、その中間の小室が回路50からの高圧流体出口HPに接続し、主アクチュエータの小室114内に存在する圧力を反映する圧力を受け取り、その圧力が基準圧力の役目を果たす。制御ロッド264の軸方向位置に応じて、制御弁260が、アクチュエータの小室214を配管276または配管278と連通させる。
【0036】
アクチュエータ20の小室214はまた、頭尾接続する2つの過剰圧力放出弁280および282を介して、それ自体が回路50に接続する配管222に接続する。したがって、従属アクチュエータの小室214内の圧力は、基準圧力の役目を果たす小室114内の圧力から大幅にかけ離れることはあり得ず、そうでなかったならば、ノズルが「捻れた状態」になっている危険が存在することになろう。
【0037】
スクリューナットシステム230はまた、ピストン202の直線並進運動を回転運動に変換する。このシステムでは、ナット232が、ピストンロッド204に固着され、かつこのロッド204中に形成されかつその後端に対して開口している長手方向の盲穴234に係合している。このナット232は、その開口部近傍の穴234の長さの一部のみにわたって延在する。
【0038】
スクリューナットシステム230のスクリュー236は、ナット232にねじ込まれているねじ山部分236aを有し、穴234内に延長することができる。このスクリュー236は、そのねじ山を付けてない後端部236bを、シリンダ200の本体242に固着したベアリング支持体240に装着したベアリング238によって受けてある。
【0039】
主および従属アクチュエータのピストンの並進における所与の変位が、スクリュー144および236の回転において同じ変位をもたらすように、スクリューナットシステム230のスクリューピッチ232〜236は、スクリューナットシステム130のスクリューピッチ132〜144と同一でありかつ同じ方向にある。
【0040】
スクリュー236は、その端部236bにねじ山付きの盲軸穴244を有し、その中に制御弁260の制御ロッド264のねじ山付き端部がねじ込んであり、このロッド264およびスクリュー236が、スクリューナットシステム230のスクリュー236をナットとするもう1つのスクリューナットシステムを構成する。この別のスクリューナットシステム264〜236では、スクリューピッチが、システム230と同じ方向にある。
【0041】
制御ロッド264は、その他端をロッド246と一緒に回転するように拘束されているが、そのロッドに対して相対的に自由に並進運動する。制御ロッド264とロッド246の一端の間の連結を、正方形部分を介して、またはロッド264および246の相互に係合する相補形状部分として形成された平坦部を介して実現することができる。必ずしも正確に心合しているとは限らない2つの部分間でジャミング状態にならずに、回転運動の伝達が可能であれば、他の任意の機械的手段を使用することができよう。ロッド246が、その他端で従属歯車250を受ける。このロッド246は、本体252に取り付けたキャップ254中に収容したベアリング248によって受けてある。
【0042】
この従属歯車250は、機械式伝達装置のラック部420と噛み合う。ラック部420を配置する方式およびそれを従属歯車250と連結する方式は、主歯車150のラック部404を参照して上に説明したものと同じ方式である。
【0043】
従動アクチュエータ30(図1)が、ピストン302を有するシリンダ300を備え、このピストンは、シリンダ内で軸方向に移動可能であり、かつヒンジ306を介して制御リング60に連結するロッド304に固着してある。このシリンダ300は、ロッド304が貫通して突出する端部から遠隔のその端部を、ヒンジ(図示せず)を介して壁部70に装着してある。
【0044】
このピストン302は、シリンダ300の内部容積を2つの小室312および314に再分割する。後部小室312を、配管320を介して回路50に接続すると共に、前部小室314を、配管322を介して回路50に接続する。
【0045】
配管120、220および320を、回路50の出口Sに共通接続すると共に、配管122、222および322を、回路50の別の出口Sに共通接続する。
【0046】
したがって、主アクチュエータ10および従動アクチュエータ30は、並行して作動油の供給を受ける。従属アクチュエータ20は、アクチュエータ10および30の小室112および312と並行して供給を受ける小室212を有するが、その小室214は制御弁260によって供給を受ける。
【0047】
図7を参照して、本アクチュエータ組立体の動作を以下に説明するが、この図は、回路50の諸要素の幾つかと一緒に示す本組立体の(従動アクチュエータ30を省略した)回路図である。
【0048】
「ノズル」ポンプ502が、ノズルによってガス排出断面を拡大(開放)または縮小(閉鎖)する移動フラップに対して作用するために、アクチュエータ駆動用の高圧HPを生成する。この場合、高圧力水準を送出するために特別なポンプ502の使用を実施するが、それは必要な高圧の水準が、ターボジェット用の一般的な油圧回路の高圧ポンプ504によって供給する高圧hpよりも大幅に高いからである。
【0049】
入口512で圧力HPを受け取るサーボ弁500によって、出口SまたはSに圧力HPを印加する。サーボ弁500の出口514および516は、出口SおよびSにそれぞれ接続している。段弁500aおよび500bを備える2段サーボ弁を使用することができる。第1段弁500aの制御下で、第2段弁500bによって圧力HPを切り換える。この第1段弁500aは、一般的な油圧回路の低圧ポンプ522が供給する低圧BPと共に、回路50から圧力hpを受け取る入口518および520を有する。この第1段弁を、信号S、例えば、油圧制御弁を制御する電気信号によって制御する。
【0050】
回路50から送出されてくる圧力HPおよびBPは、配管276および278によって、従属アクチュエータの制御弁に印加される。
【0051】
信号Sの制御下で圧力HPを出口Sに伝達することによって、例えば、ノズルを開放し、次いで出口Sを圧力BPに接続する。アクチュエータ10、20および30の小室112、212および312に、並行して高圧HPを印加すると共に、小室114、214および314を圧力BPに接続する。次いでサーボ弁500によって(小室112および114、212、312および314対して)および制御弁260によって(小室214に対して)、ノズルによって伝達された力の関数として、圧力HPおよびBPを調整する。主アクチュエータと従属アクチュエータの間の位置差、すなわち、調整誤差によって、小室114、214に印加する低圧または高圧HPまたはBPを調整する。
【0052】
スクリューナットシステム130、主歯車150、直線転がりベアリング400、および従属アクチュエータ20のそれぞれの従属歯車250を介して、主アクチュエータのロッド104の変位を伝達する。
【0053】
従属歯車250の回転は、ロッド246を介して制御弁260の制御ロッド264に伝達される。このロッド264は、スクリュー236の軸穴244内のねじ山と一体になってスクリューナットシステムを形成し、低圧BPをアクチュエータの小室214に伝達するために、並進してロッド264の回転をその制御ロッドの直線変位に変換する。
【0054】
アクチュエータ20のピストン202が移動するとき、その並進運動がスクリュー236の回転運動に変換される。
【0055】
ピストン102および202の前に同期欠如があれば、制御ロッド264の軸方向への変位を引き起こし、次いでその変位が、この同期欠如を直ちに打ち消すように、小室214内に印加されている圧力を調整する。
【0056】
配管276および278内の圧力水準を考慮すれば、制御弁260の肩部268が配管216によって送出される圧力に対して作用する方向は、サーボコントロールフィードバックが適正な方向に作用するように、スクリューピッチ244および236の方向と協働するように選択される。
【0057】
ピストン102および202の変位が同期されるとき、フィードバックスクリューを形成するスクリュー236の回転が、ロッド264の回転を打ち消し、次いでこのロッドが、平衡状態では並進を停止したままになるように、ロッド264と穴244のねじ山との間のスクリューピッチが、スクリュー236とナット232のねじ山との間に存在するピッチを基準にして選択されている。
【0058】
ねじ山244のこのようなピッチを次のように決定することができる。
【0059】
従属アクチュエータと主アクチュエータの間の位置誤差が既定最大値に達するとき、制御弁260の最大の油圧利得が得られる必要があるが、この最大値は、特に、ノズルがジャミング状態にならずにかつその構成要素部品を恒久的に変形させずに「歪み」に対応する、そのノズルの機械的な許容力の関数であり、かつ航空機の軸外し推力に対応する能力に依存する。
【0060】
スクリューナットシステム130および230のピッチに、これらのピッチが変換する並進運動と回転運動の間の可逆性に対する必要性を求める場合は、制御弁260の最大利得値(例えば、約1ミリメートル(mm)に等しい、ロッド264の最大行程で表すことができる)に基づいて、かつアクチュエータ間の同期欠如に対応可能な範囲(ピストン行程のパーセンテージ、例えば、約2%で表すことができる)に基づいて、ねじ山244のピッチを決定することができる。
【0061】
さらに、機械式伝達装置40における弛みまたは曲がりの影響を低減するために、ラック402には相対的に長い行程、例えば、数センチメートル(cm)を選択するべきである。この行程が、歯車150および250の直径を決定するのに役立つ。
【0062】
信号Sの制御下で、高圧HPを出口Sに伝達することによって、ノズルを閉鎖させると共に、出口Sを低圧BPに接続する。
【0063】
次いで、アクチュエータ10および20のピストンの変位が、上記の様態と同様に同期される。
【0064】
図7では、矢印が、主アクチュエータのピストン104の引き込みによる部品および流体の変位を示すが、スクリューピッチはすべて「右回り」である。
【0065】
このようにして、本発明によるアクチュエータ組立体は、主アクチュエータの変位を伝達する機械式伝達装置自体が高水準の力に曝されない点が注目に値する。この伝達装置が、主アクチュエータの変位を制御弁の制御部材に伝達し、次いでこの制御弁が油圧増幅装置として動作する。従属歯車は、従属アクチュエータのピストンに固着したナットに直接係合していない、制御弁の制御ロッドと回転結合されている。
【0066】
したがって、この機械式伝達装置は、アクチュエータのピストンに機械的に係合する歯付きリングを使用する装置に比べて大幅に軽量化が可能である。
【0067】
さらに、この装置は、制御弁によって従属アクチュエータの小室の1室のみにおける圧力を制御するだけで十分である。主アクチュエータが制御するそれぞれの制御弁によって、従属アクチュエータの両方の小室における圧力を制御するシステムを考案することが可能であるが、そのようにする必要はない。
【0068】
可撓性の直線転がりベアリングを使用することは、軽量であり、誤差または熱膨張効果もまったくなく、効果的な機械的同期が可能であり、かつその寿命が長いので有利である。しかし、リング形のラックまたはウォームスクリュー付きの可撓性シャフトなど、歯車と噛み合う他の機械式伝達装置も使用可能であり、さらに同期させるために必要な力が低水準のために、これらの寸法を小さくすることができる。
【0069】
上記では、可変断面ノズルの移動フラップの制御に応用する本発明によるアクチュエータ組立体の1つの例を説明している。
【0070】
既に述べたように、本発明が、この応用例に限定されることはなく、フラップ以外の移動部材を同期させて駆動することが必要な場合に、これらの部材を駆動する油圧アクチュエータの制御用に本発明を使用することが可能であり、あるいは実際に、操縦可能な、すなわち「ベクトル」ノズルのフラップを制御することもできる。
【0071】
その場合、機械的に同期しかつ2つのオフセット装置を設けた少なくとも3つのアクチュエータによって、操縦可能なノズルのフラップを制御するが、これらのオフセット装置は、それ自体電気的にサーボ制御され、かつ2つの対応するアクチュエータの基準位置に対して作用し、これらのアクチュエータを、第3のアクチュエータの基準位置に対して相対的にオフセットさせ、それによってノズルの操縦を可能にする。
【0072】
1つの実施形態を図8に図式的に示す。図8と他の図1から7の間で共通な要素に同じ参照符号を付ける。
【0073】
図8のアクチュエータ組立体は、主アクチュエータ10および2つの従属アクチュエータ20を備え、この主アクチュエータと従属アクチュエータの間に機械式伝達装置40を有する。アクチュエータ10、20および伝達装置40は、上で説明した通りである。
【0074】
オフセット装置70が、伝達装置40と各従属アクチュエータ20の間に介在する。これらのオフセット装置の1つ70のみを図8に詳細に示す。
【0075】
このオフセット装置70は、対応する従属アクチュエータの制御弁260のロッド264と同じ軸を有する歯付きリング702を備える。リング702は、その外周上で伝達装置40のラック420と噛み合う。
【0076】
リング702は、その内周上で、リング702と、制御弁260のロッド264と同じ軸を有する太陽歯車708の歯付きハブ706との間に介在する遊星歯車704と噛み合う。
【0077】
この歯車704は、アーム712を介してロッド246に連結しかつそれと協働してクランクを形成するロッド710上を回転するように装着されており、ロッド710の軸は、ロッド246の軸に平行であるが、それから半径方向に偏心している。したがって、図6および7の実施形態とは異なり、ロッド246は、単一の従属歯車250を介さずに、歯車704およびリング702を介してラック420に係合する。
【0078】
歯車708は、ステップモータ716の出口軸714に結合されている。ベクトル制御コンピュータ80は、歯車708および歯車704を回転させることによって、ロッド246とラック420の間の角度オフセットを付与するようにモータ716に制御信号を供給する。この角度オフセットを、操縦装置によって与えられるノズル操縦基準値の関数として決定する。図示の例における、入口からモータ716までの非常に大きなステップダウン比によって、追加的なステップダウン伝動装置なしで、通常のステップモータが使用可能になることを理解されたい。
【0079】
フラップの位置に関する情報を主アクチュエータ10から受け取り、かつ主および従属アクチュエータを使用して同時にフラップに対して作用することによって、所望の排気断面を得るのに必要な制御信号を油圧回路50に供給するコンピュータ90によって実施されているように、排気断面に適用されている制御装置にベクトル制御器を重畳する。
【0080】
操縦および動力に関する設定点に応じてエンジン性能を最適にするために、対話接続82をコンピュータ80と90の間に設ける。
【0081】
その場合、本発明による同期装置を使用することによって2つの重要な利点が提供される、すなわち、
従属アクチュエータにおいて油圧増幅されるので、位置をオフセットするための電気的サーボ制御装置が従属アクチュエータに設けられており、したがってこの装置自体が、低水準の動力を送出することができること、および
ノズル制御システムにおいて電気的な故障が発生すると、この組立体は、機械的に同期されるアクチュエータ構成に戻り、それによってフェールセーフ位置(ノズルが角度をもってロックされない)を構成することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変断面ノズルのフラップを駆動する、本発明によるアクチュエータ組立体の一実施形態を示す展開図である。
【図2】本発明によるアクチュエータ組立体のための主アクチュエータの一実施形態を示す部分断面図である。
【図3】図2の細部を示す拡大図である。
【図4】図3の面IV−IVにおける断面を示す部分図である。
【図5】図1の組立体の従属アクチュエータを示す部分断面図である。
【図6】図5の一部を拡大して示す部分断面図である。
【図7】図1の組立体の動作原理を示す図である。
【図8】ベクトルノズルのフラップのための、本発明によるアクチュエータ組立体の一実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10 主アクチュエータ
20 従属アクチュエータ
30 従動アクチュエータ
40 機械式伝達装置
50 油圧制御回路
60 制御リング
62 フラップに連結するリンク
64 移動ノズルフラップ
70 オフセット装置
80、90 コンピュータ
82 対話接続
100 主アクチュエータのシリンダ
102 主アクチュエータのピストン
104 主アクチュエータのロッド
105 直線位置センサ本体
106、110、206、210、306 ヒンジ
107 直線位置センサ
112、114 主アクチュエータの小室
120、122、216、220、222、276、278、320、322配管
130 スクリューナットシステム
132、232 ナット
142 主アクチュエータの本体
144、236 スクリュー
150 主歯車
200 従属アクチュエータのシリンダ
202 従属アクチュエータのピストン
204 従属アクチュエータのロッド
212 従属アクチュエータの第2小室(後部小室)
214 従属アクチュエータの第1小室(前部小室)
230 スクリューナットシステム
242 従属アクチュエータのシリンダ本体
244 軸穴
250 従属歯車
260 制御弁
262 制御弁シリンダ
264 制御ロッド
266、268 制御弁シリンダの支持肩部
270、272、274 制御弁シリンダの小室
280、282 過剰圧力放出弁
300 従動アクチュエータのシリンダ
302 従動アクチュエータのピストン
304 従動アクチュエータのロッド
312、314 従動アクチュエータのシリンダの小室
400 可撓性の直線転がりベアリング
402、404、420 ラック部
500 2段サーボ弁
502 「ノズル」高圧ポンプ
504 高圧ポンプ
512、518、520 入口
514、516 出口
522 低圧ポンプ
702 歯付きリング
704 衛星歯車
706 歯付きハブ
708 太陽歯車
710 ロッドの軸
712 アーム
714 出口軸
716 ステップモータ
HP 高圧
BP 低圧
S 信号
、S 出口

Claims (8)

  1. ターボジェットの可変排気断面ノズルの移動フラップを同時に駆動するための同期された油圧アクチュエータを備えるアクチュエータ組立体であって、
    油圧制御回路(50)と、
    シリンダ(100)と前記シリンダ内部の、油圧回路に接続する2つの小室を画定するピストン(102)とを有する主アクチュエータ(10)と、
    シリンダ(200)と前記シリンダ中の2つの小室を画定するピストン(202)とを有する少なくとも1つの従属アクチュエータ(20)であって、それらの小室の少なくとも第1の小室が、方向制御弁(260)の出口に接続されており、該制御弁、前記油圧回路(50)と制御部材(264)とに接続されており、該制御部材の位置が前記従属アクチュエータの前記第1小室内の圧力を決定する、少なくとも1つの従属アクチュエータ(20)と、
    前記従属アクチュエータ(20)に設けた前記制御弁(260)の前記制御部材(264)の位置を制御することによって、前記主アクチュエータ(10)の前記ピストン(102)の変位に合わせて前記従属アクチュエータ(20)の前記ピストン(202)の変位をサーボ制御するように、前記主アクチュエータの前記ピストンの前記変位を、前記従属アクチュエータに設けた前記制御弁の前記制御部材に伝達するための機械式伝達装置(40)とを備えており、
    前記機械式伝達装置が、前記主アクチュエータ(10)の前記ピストン(102)の並進における変位を主歯車(150)の回転運動に変換する装置(130)と、前記主歯車の前記回転運動を従属歯車(250)に伝達する装置(400)と、前記従属歯車の回転運動を前記1つまたは各従属アクチュエータに設けた前記制御弁の制御ロッド(264)の並進における変位に変換する装置とを備えており、
    前記従属歯車(250)の回転運動を前記制御ロッド(264)の並進における変位に変換する装置が、第1スクリューナットシステムによって形成されており、該第1スクリューナットシステムではスクリューが前記制御ロッドによって担持されており、
    さらに、第2スクリューナットシステムであって、ナットとして動作する前記従属アクチュエータ(20)の前記ピストン(202)の並進における変位を、前記第2スクリューナットシステムのスクリュー(236)の回転運動に変換する第2スクリューナットシステムを含んでおり、前記制御ロッド(264)と前記第2スクリューナットシステムの前記スクリュー(236)とは、前記制御ロッド(264)の回転運動とスクリュー(236)の回転運動とが打ち消し合って、前記制御ロッドに伝達される前記主アクチュエータの前記ピストンの前記変位と前記従属アクチュエータの前記ピストンの前記変位とが同期されている限り、前記制御ロッドが並進を停止したままであるように嵌め合わされており、
    前記主アクチュエータのピストンの並進における変位を主歯車の回転運動に変換する装置(130)が、前記主アクチュエータ(10)に一体化されており、前記制御弁、前記第1スクリューナットシステムおよび前記第2スクリューナットシステムが、前記従属アクチュエータ(20)に一体化されていることを特徴とする組立体。
  2. 前記または各従属アクチュエータ(20)が、前記従属アクチュエータに設けた前記制御弁(260)に接続する第1小室(214)と、前記主アクチュエータ(10)の小室(112)と接続し合う第2小室(212)とを有することを特徴とする請求項1に記載の組立体。
  3. 前記または各従属アクチュエータに設けた前記制御弁が、前記従属アクチュエータの両方の小室に接続している2元出口弁であることを特徴とする請求項1に記載の組立体。
  4. 回転運動を前記主歯車(150)から前記従属歯車(250)に伝達する装置が、前記歯車と噛み合うラックを担持する可撓性の直線転がりベアリング(400)によって構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の組立体。
  5. アクチュエータのピストンが、制御リング(60)に共通に連結されている組立体において、前記組立体が、1つの主アクチュエータ(10)と2つの従属アクチュエータ(20)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の組立体。
  6. 前記主アクチュエータ(10)と並行して前記油圧回路(50)によって動力の供給を受ける少なくとも1つの追加的な従動アクチュエータ(30)をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の組立体。
  7. 前記機械式伝達装置と各従属アクチュエータ(20)の前記制御部材(264)の間に介在して、前記従属アクチュエータ(20)のサーボ制御位置と前記主アクチュエータ(10)の基準位置との間にオフセットを導入できるようする可変オフセット装置(70)を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の組立体。
  8. 前記オフセット装置(70)が、前記従属アクチュエータ(20)の前記制御部材(264)と前記主歯車(150)の回転運動を伝達する装置(400)と噛み合うリング(702)との間の角度オフセット装置であることを特徴とする請求項7に記載の組立体。
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