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JP4097542B2 - 流体容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は流体容器に関し、特に押出しにより液体を注出する流体容器に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来より表裏2枚の合成樹脂フィルムの周辺をシールしてなり、その周辺に突起状注出部を設け、突起状注出部を横切る方向に切断して開封し、液体を注出する流体容器が知られている。かかる流体容器は、袋体を押し出すことで内容物が排出されるが、そのとき液体は様々な方向に飛び出るので所望の場所に供給することが困難である。また、流体容器を一度開封すると、不使用時に内部に残留した液体が漏れ出る可能性も高い。
【0004】
かかる欠点を克服するために、図9に示されるように、表裏2枚の合成樹脂フィルム102、103の周辺をヒートシール104してなり、その周辺に突起状注出部106を設け、注出部106には表裏2枚の合成樹脂フィルム102、103の間にパイプPが埋設された流体容器であって、パイプPはその先端が小孔又は切り込みを設けた閉鎖部材で閉鎖されている流体容器101が知られている。袋本体を手で押圧し中味の液体を排出させるとき、この押圧によって閉鎖部材の孔や切り込み部が変形して開き、液体を排出しやすくし、押圧を開放すると、孔や切り込みが元に戻り閉鎖状態になり液の漏出を防止する。(例えば特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特開平11−49194号公報
【0006】
また他の公知例として、図10に示されるように、表裏2枚の合成樹脂フィルム202、203の周縁をシール204し、未シール部が注出口通路206を形成してなる包装袋であって、注出口通路206にくぼみ成形部Dを1個以上形成させた包装袋が知られている。このくぼみ部Dは、包装袋の内方に向けて合成樹脂フィルムを凸状と成している。またくぼみ成形部を包装袋の表裏両側に形成する場合には、図10(B)に示されるようにくぼみ部Dを互いに重ならないように配置する。開封線208を手掛かりにして注出口を露出させ、包装袋を押し絞るようにして内容物を注出するとき、内容物が排出される注出通路206には、くぼみ成形部が形成されているので、注出通路の内面同士が密着することが防止でき、注出通路の開口断面積が確保できて安定して液体を注出することができる。(例えば特許文献2参照)
【特許文献2】
特開平11−1249号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1による従来の流体容器101では、袋体とは別体でパイプPを必要とするため部品点数が増加するし、袋体の所定の箇所にパイプPを差し込み、袋体にパイプPを固定させるという工程上の手間を要する。また、特許文献2による従来の流体容器201では、くぼみ成形部Dの変形が容易に生じ、すると注出部206をなす表面と裏面とが互いに密着する可能性が避けられず、所望の開口断面積を得ることができなくなるという欠点がある。
【0008】
そこで本発明は、注出部への簡単な加工によって所望の量だけ所望の場所に飛散することなく筋状に液体を供給でき、また袋体自体を加圧しない限りは内部の液体の漏出がない流体容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂フィルム製の表面部と、該表面部と同形の合成樹脂フィルム製の裏面部と、底部と、該表面部と該裏面部と該底部との互いに対向する縁部間に熱融着により接合されて側部を構成し折曲げ部を有して液体封入前は断面V字形をなす一対のガセット部とにより構成され、該ガセット部の変形により該表面部と該裏面部とが互いに離間する方向に移動して液体が充填可能な容器本体を備え、該容器本体には突出部が設けられて注出部をなし、該突出部を横切る方向に切断することで液体注出口が提供される流体容器において、該容器本体内側の液体注出口付近には、該表面部と該表面部に面するガセット部、及び該裏面部と該裏面部に面するガセット部とをそれぞれ部分的に互いにシールするためのポイントシール部が、略切断方向に沿って少なくとも2個並んで形成されている流体容器を提供している。
【0010】
ここで該少なくとも2個のポイントシール部の開口部横断方向の長さの合計は、該液体注出口の開口部横断長さの5乃至70%であるのが好ましい。また、該開口部横断方向に並ぶ該ポイントシール部は、偶数個設けられるのが好ましい。また該ポイントシール部は、液体の注出方向にも並んで形成されているのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による流体容器について図1に基づき説明する。流体容器1は、合成樹脂製フィルムよりなる表面部2と、裏面部3と、表面部2と裏面部3とを繋ぎ容器の側部を構成する1対のガセット部5、5が設けられる。ガセット部5、5は、折曲げ部5a、5aにより断面V字形に内方に折り畳んで形成されており、ヒートシール(熱融着)等によって表面部2及び裏面部3に融着される。即ち、表面部2の左右の縁部とガセット部5、5のそれぞれの一方の縁部、及び裏面部3の左右の縁部とガセット部5、5のそれぞれの他方の縁部とがヒートシールにより融着され、ヒートシール部4が形成される。ガセット部5、5は、液体封入前は断面V字形をなし、液体封入後は変形して表面部と裏面部とが互いに離間する方向に移動して容器本体の容積アップを図っている。流体容器本体の上部は細幅の首部をなして注出部6が形成され、頂部も頂部ヒートシール部7が設けられている。頂部ヒートシール部7の直下には、開封線8がプリントされており、開封線8に沿って開封すると、開口部が注出口をなす。
【0013】
容器本体内側の液体注出口付近には、表面部2と表面部2に対向する面のガセット部5、及び裏面部3と裏面部3に対向する面のガセット部5を部分的に互いにヒートシールするためのポイントシール部9a、9b、及び9c、9dが切断方向に沿って2個並んで形成されている。また、ポイントシール部9a、9c及び9b、9dは、液体の注出方向に沿っても並んで配置される。
【0014】
合成樹脂製フィルムは厚さ20ミクロンの1軸延伸ポリプロピレンフィルムと、40ミクロンのポリエチレンフィルムとをラミネートすることで得られる。ここで、ポリプロピレンフィルムの少なくとも開封線8に対応する部位には、開封用粗面が形成されている。この開封用粗面は、ポリプロピレンフィルムとポリエチレンフィルムを押し出しラミネート処理するに先立って、砥粒面をポリプロピレンの面に圧接することで形成される。即ち砥粒面を圧接することでポリプロピレンの面に、貫通孔と凹部等による粗面が形成される。この粗面には押し出しラミネート処理の際に、ポリエチレン材料が入り込み、外観的には平滑面を呈する。また、砥粒面によって得られる粗面に代えてミシン目を形成させてもよい。
【0015】
以上の構成において、開封線8に沿って開封した後、容器本体側を加圧すると、液体注出口から液体が排出される。このとき、液体注出部6にはポイントシール部9a〜9dが形成されているので、あたかも水道の蛇口吐出端に設けられる整流キャップや整流網のような役割を果たし、液体注出口から排出される液体は液ダレや分流がなく、1本の筋状に整流状態で集中させることができ、所望のねらった場所に液体を排出することができる。また液体注出口の開口面積がポイントシール部の領域だけ狭くなり、液体注出口が閉じる傾向にあるので、液体の表面張力と相まって不使用時の液漏れが防止でき、不使用時に流体容器を傾けても液漏れ、液垂れが生じない。
【0016】
図2は、本発明の第2の実施の形態による流体容器11を示す。この流体容器11は、表面部12と裏面部13とが折り曲げ縁12aで画成され、背面シール部15で筒状に形成される。また上端シール部17Aと下端シール部17Bとにより密封される。開封線18が幅方向全体に延び、開封線の下側には上面部12と裏面部13とを部分的に繋ぐ複数のポイントシール部19がヒートシールにより形成されている。このポイントシール部19も、切断方向に沿って2個並んでかつ背面シール部15と重ならない位置に形成されている。また、ポイントシール部は、液体の注出方向に沿っても並んで配置される。
【0017】
図3は本発明の第3の実施の形態による流体容器21を示す。流体容器21は、表面部22と裏面部23とが同形の長方形をなし、4辺がヒートシールされてシール部24をなす。そして上部角部のシール部24は細幅の注出部26となるように対応する角部のヒートシール部の領域が拡大されている。そして注出部26先端部を横切る方向に開封線28が印刷されており、液体注出部26内であって開封線28よりも液体保持部側には、表面部22と裏面部23とを部分的に互いにヒートシールするためのポイントシール部29が切断方向に沿って2個並んでかつ液体の注出方向に沿っても並んで配置される。
【0018】
図4は本発明の第4の実施の形態による流体容器31を示す。流体容器31は、第3の実施の形態と同様に表面部32と裏面部33とが同形の長方形をなし、4辺がヒートシールされてシール部34をなす。これらヒートシール部34は全て、細幅のライン状をなす。そして上端の角部付近に略45度に傾斜する開封線38が印刷されており、開封線38よりも液体保持部側には、表面部32と裏面部33とを部分的に互いにヒートシールするためのポイントシール部39aが切断方向に沿って2個並んで形成されている。またポイントシール部39aの液体の注出方向上流側において、第2列目のポイントシール部39bが形成され、そのうちの中央の2個はポイントシール部39aと液体の注出方向において整合する位置にある。
【0019】
図5、図6は本発明の第5の実施の形態による流体容器41を示しており、表面部42と裏面部43とは細幅の注出部46が角部において突出する形状をなし、外縁輪郭が全てヒートシール部44をなす。開封線48、ポイントシール部49については、第1の実施の形態と同様であるが、本実施の形態では、液体注出方向において、ポイントシール部は3列となっている。
【0020】
図6(A)はポイントシール部49形成前の注出部46の断面を示しており、図6(B)はポイントシール部49形成後の注出部46の断面を示す。ここで、注出部の実質的な横断長さをLとしたとき、ポイントシール部49の横断長さL1とL2の合計は、Lの5%乃至70%の範囲にあるのが好ましい。この範囲を超えると容器本体を加圧したとき液体が四方に飛散したり、ボタ落ちが生じる。下限値である5%は粘性の高い流体を保持した場合であり、上限値70%は粘性の低い流体を保持した場合に適用される。なおポイントシール部をLの略中央部に1個のみ形成した場合には、ポイントシール部により液体が二股状に排出されるおそれがあるため適切でない。また、技術的な理由は不明であるが、開口部横断方向に並ぶポイントシール部の個数が偶数個であるとき、より良好な筋状の液体の排出がなされる。更に表面部及び裏面部を構成する合成樹脂製フィルムの柔軟性が低い場合には、液体注出方向に沿ってポイントシール部の個数を増加させることにより、流出の調整がより確実に行われることが判った。以上の事実は第1乃至 第4の実施の形態及び後述する実施の形態についても同様である。また図1、図3、図5のように、細幅の注出部を備えるものは、注出部の幅と包材の柔軟性に応じて、開封線に対するポイントシール部の位置を適宜選定することで、排出される流体を一本の筋に集中させることができる。
【0021】
図7は第6の実施の形態による流体容器51の注出部56付近を示す断面図である。本実施の形態による流体容器51は平面視で図1の第1の実施の形態と同様であるが、ポイントシール部の位置が第1の実施の形態とは異なっている。ガセット部Gの一縁部は表面部52の縁部とヒートシールされガセット部Gの他縁部は裏面部53の縁部とヒートシールされて、シール部54が提供される。ガセット部Gは、液体封入前は断面V字形をなし、液体封入後は変形して表面部と裏面部とが互いに離間する方向に移動して容器本体の容積アップを図っている。そして2個のポイントシール部59が、表面部52と裏面部53とを部分的に結合している。
【0022】
ここで表面部52及び裏面部53は、柔軟なプラスチック材料(樹脂フィルム)のラミネートシートにて構成されている。具体例としては、厚さ12ミクロンの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)と、厚さ15ミクロンの2軸延伸ナイロンフィルムと、厚さ20乃至80ミクロンの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムによる3層のラミネートフィルムが使用される。
【0023】
ここで、PETフィルムは耐熱性に優れ、型くずれが生じない素材であり、製袋工程における寸法安定性の確保のために使用される。又、この素材にはヒートシールによる成形時の加工が容易であるという利点もある。2軸延伸ナイロンフィルムは強靱性に優れ、流体容器1を嵩張らせずかつ輸送や取扱いに耐えうる所望の強度を得るために使用される。直鎖状低密度ポリエチレンフィルムは熱接着性を備え、ヒートシールにより流体容器1を成形するために使用される。又、この素材は、2軸延伸ナイロンフィルムほどではないが強靱性をも備える。なお、PETフィルムと2軸延伸ナイロンフィルムとは配向性があるので、強延伸方向と後述する引裂き軌跡とを合致させておくことで、引裂きが容易に行える。よって配向性のない直鎖状低密度ポリエチレンフィルムの厚さを、引裂きが実行できる程度の厚さとすればよい。直鎖状低密度ポリエチレンフィルムは、ある程度の強靭性を備えるので、伸び易く引裂きにくい素材であるが、延伸フィルムとラミネートすることで、開封線に沿った引裂きが容易になるという側面もある。又、ガセット部Gは表面部52や裏面部53よりも軟質の材料にて構成されるのが好ましい。具体的な材料として、厚さ15ミクロンの1軸又は2軸延伸ナイロンフィルムと厚さ120ミクロンの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムによる2層のラミネートフィルムが使用される。
【0024】
図8は第7の実施の形態による流体容器61の注出部66付近を示す断面図である。第7の実施の形態は第6の実施の形態と同様にガセットGを備えているが、ポイントシール部69は、表面部62と裏面部63とを結合するのではなく、表面部62と表面部に対向するガセット部Gの一部、及び裏面部63と裏面部に対向するガセット部Gの一部とを結合している。かかるポイントシール部の配置は、ガセットGの幅が大きい場合に有効であり、ポイントシール部の位置に関する限りは第1の実施の形態と同様である。
【0025】
本発明による流体容器は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、合成樹脂製フィルム材料は、上述の材料に限定されず、従来使用されている材料、例えば二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)、二軸延伸ポリアミドフィルム等の各種フィルムを基材フィルムとし、これらの基材フィルムに、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニール共重合体等のポリオレフィン系の熱接着性樹脂をシーラント層として積層した複合フィルムないし複合シートが使用できる。この場合、充填される内容物のガスバリア性を高めるために、基材フィルムには珪素、アルミニウム、チタンやこれらの酸化物等の無機蒸着層を設けた所謂蒸着フィルムを用いたり、上記フィルムを複数積層しても良く、さらにアルミニウム箔(Al)を使用しても良い。また、必要に応じて基材フィルムのシーラント層と接する方の面には印刷層が設けられる。より具体的には、PET/印刷層/Al/2軸延伸ナイロンフィルム(ONy)/線状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)の5層構造や、ONy/印刷層/OPP/Al/LLDPEの 5層構造、無機化合物蒸着PET/印刷層/ONy/LLDPEの4層構造、ONy/印刷層/LLDPEの3層構造などである。なお請求項の合成樹脂フィルムとは、複層構造内においてアルミニウム箔などの金属箔層が存在する場合も含む。
【0026】
また注出部にポイントシール部が複数形成されている限り、容器全体の形状は上述した実施の形態に限定されない。また、図8の構成において、同一のガセット部に形成された表面部側のポイントシール部と裏面部側のポイントシール部を互いに繋ぐように一体にポイントシールを行っても良い。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の流体容器によれば、ガセット部を有する流体容器を前提として、容器本体内側の液体注出口付近には、表面部と表面部に面するガセット部、及び裏面部と裏面部に面するガセット部とをそれぞれ部分的に互いにシールするためのポイントシール部が、略切断方向に沿って少なくとも2個並んで形成されているので、容器本体を指先で加圧したとき、ポイントシール部の整流効果により液体注出口から排出される液体を1本の筋に集中させることができ、液ダレや液流の分離が生じることなく所望のねらった場所に液体を排出することができる。また液体注出口の開口面積がポイントシール分だけ狭くなり、液体注出口が閉じる傾向にあるので、液体の表面張力と相まって液漏れが防止でき、不使用時に流体容器を傾けても液漏れ、液垂れが生じない。よって本発明による流体容器は、醤油、ソース、練りわさび、ケチャプ、マヨネーズなど中味の内容物を少量ずつ所望量注出する容器として極めて好適であるばかりか、ボディーソープ、シャンプー、軟仕上げ剤、台所洗剤、漂白剤、写真フィルム用現像液などの詰替えの場合に、空のボトルに容易に液体を供給できる。更に上述した流体容器は、液体容器として用いているが、注出量をコントロールする機能を備える限りにおいて、粉体にも適用できる。
【0028】
請求項2記載の流体容器によれば、少なくとも2個のポイントシール部の開口部横断方向の長さの合計は、液体注出口の開口部横断長さの5乃至70%であるので、液体の粘性の程度に応じて、この範囲内でポイントシール部を形成すると、上記の効果を確実に得ることができる。
【0029】
請求項3記載の流体容器によれば、開口部横断方向に並ぶポイントシール部は、偶数個設けられるので、液の枝分かれが生じることなく、1本の筋状に確実に液体を注出することができる。
【0030】
請求項4記載の流体容器によれば、ポイントシール部は、液体の注出方向にも並んで形成されているので、粘性の低い液体を対象としたときに、上述した効果が有効に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による流体容器を示す部分概略図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による流体容器を示す概略斜視図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による流体容器を示す概略図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による流体容器を示す概略図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による流体容器を示す概略図。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図であり(A)はポイントシール形成前、(B)はポイントシール形成後の状態を示す。
【図7】本発明の第6の実施の形態による流体容器を示す概略図。
【図8】本発明の第7の実施の形態による流体容器を示す概略図。
【図9】従来の流体容器を示す概略図。
【図10】従来の流体容器の他の例を示す図であり、(A)は全体図、(B)は(A)のX−X線に沿った断面図。
【符号の説明】
1、11、21、31、41、51 61 流体容器
2、12、22、32、42、52 62 表面部
3、13、23、33、43、53、63 裏面部
4、14、24、34、44、54、64 ヒートシール部
5 ガセット部
6、26、46、56、66 注出部
8、18、28、38、48 開封線
9、19、29、39、49、59、59 ポイントシール部

Claims (4)

  1. 合成樹脂フィルム製の表面部と、該表面部と同形の合成樹脂フィルム製の裏面部と、底部と、該表面部と該裏面部と該底部との互いに対向する縁部間に熱融着により接合されて側部を構成し折曲げ部を有して液体封入前は断面V字形をなす一対のガセット部とにより構成され、該ガセット部の変形により該表面部と該裏面部とが互いに離間する方向に移動して液体が充填可能な容器本体を備え、該容器本体には突出部が設けられて注出部をなし、該突出部を横切る方向に切断することで液体注出口が提供される流体容器において、
    該容器本体内側の液体注出口付近には、該表面部と該表面部に面するガセット部、及び該裏面部と該裏面部に面するガセット部とをそれぞれ部分的に互いにシールするためのポイントシール部が、略切断方向に沿って少なくとも2個並んで形成されていることを特徴とする流体容器。
  2. 該少なくとも2個のポイントシール部の開口部横断方向の長さの合計は、該液体注出口の開口部横断長さの5乃至70%であることを特徴とする請求項1記載の流体容器。
  3. 該開口部横断方向に並ぶ該ポイントシール部は、偶数個設けられることを特徴とする請求項1乃至2記載の流体容器。
  4. 該ポイントシール部は、液体の注出方向にも並んで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一記載の流体容器。
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